JPH1149406A - シートの移送方法、移送装置、持ち上げ装置、位置決め装置、及び吸着装置 - Google Patents

シートの移送方法、移送装置、持ち上げ装置、位置決め装置、及び吸着装置

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JPH1149406A
JPH1149406A JP20315897A JP20315897A JPH1149406A JP H1149406 A JPH1149406 A JP H1149406A JP 20315897 A JP20315897 A JP 20315897A JP 20315897 A JP20315897 A JP 20315897A JP H1149406 A JPH1149406 A JP H1149406A
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JP
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JP20315897A
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Inventor
Hideaki Takezaki
秀昭 竹崎
Masuhisa Ootani
益央 大谷
Kazushi Urabe
壹司 浦部
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートを所定の場所に精度よく載置すること
のできるシート移送方法、装置、このシート移送装置に
使用する持ち上げ装置及び位置決め装置、並びに、シー
トの吸着装置を提供する。 【解決手段】 積載載置されたシートを1枚ずつ積載場
所から剥離して持ち上げ、所定の場所に移送し、所定の
場所に載置するシート移送方法であって、積載載置され
たシート12を1枚ずつ積載場所Aから剥離して持ち上
げる持ち上げ工程と、積載場所Aからシート12を仮置
き場所Bに移送する工程と、仮置き場所Bにおいてシー
トを位置決めする位置決め工程と、仮置き場所Bからシ
ートを所定の場所に移送し、載置する工程とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙等のシートの移送
方法、移送装置、シートの移送装置に使用するシートの
持ち上げ装置、及びシートの位置決め装置、並びに、シ
ート移送装置に使用して好適なシートの吸着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平5−97315号
公報、特開平4−187419号公報等に記載されてい
るように、積載載置されたシートを吸盤により1枚ずつ
積載場所から剥離して持ち上げ、所定の場所に移送し、
所定の場所に載置するシート移送方法、装置が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシートの移送方法、移送装置においては、積載載置
されたシートを吸盤により1枚ずつ積載場所から剥離し
て持ち上げ、単に所定の場所に移送し、所定の場所に載
置するものであるから、シートを所定の場所に載置する
位置の精度がよくない問題があった。
【0004】本発明は、従来のシートの移送方法、移送
装置における、このような問題点に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは、上記の問題を解決
し、シートを所定の場所に精度よく載置することのでき
るシートの移送方法、移送装置、このシート移送装置に
使用するシートの持ち上げ装置及びシートの位置決め装
置、並びに、シートの吸着装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明のシート移送方法は、積載載
置されたシートを1枚ずつ積載場所から剥離して持ち上
げ、所定の場所に移送し、所定の場所に載置するシート
移送方法であって、積載載置されたシートを1枚ずつ積
載場所から剥離して持ち上げる持ち上げ工程と、積載場
所からシートを仮置き場所に移送する工程と、仮置き場
所においてシートを位置決めする位置決め工程と、仮置
き場所からシートを所定の場所に移送し、載置する工程
とを備えることを特徴とするものである。
【0006】又、請求項2記載の本発明のシートの移送
装置は、積載載置されたシートを1枚ずつ積載場所から
剥離して持ち上げ、所定の場所に移送し、所定の場所に
載置するシート移送装置であって、積載載置されたシー
トを1枚ずつ積載場所から剥離して持ち上げる持ち上げ
装置と、積載場所からシートを仮置き場所に移送する装
置と、仮置き場所においてシートを位置決めする位置決
め装置と、仮置き場所からシートを所定の場所に移送
し、載置する装置とが設けられていることを特徴とする
ものである。
【0007】又、請求項3記載の本発明のシートの持ち
上げ装置は、請求項1記載のシートの移送装置に使用す
る持ち上げ装置であって、シートの積層載置台の一側部
に、積載されたシートの一側部を抑止する抑止爪が設け
られ、昇降可能な吸盤が設けられていることを特徴とす
るものである。
【0008】又、請求項4記載の本発明のシートの位置
決め装置は、請求項1記載のシートの移送装置に使用す
るシートの位置決め装置であって、位置決め台の四周か
ら位置決めピンが中心部に向かって進退移動可能に設け
られていることを特徴とするものである。
【0009】又、請求項5記載の本発明のシートの吸着
装置は、シートを複数個の吸盤により吸着するシートの
吸着装置であって、フレームに複数個の昇降装置が設け
られ、昇降装置の昇降杆の先端に吸盤が設けられ、昇降
杆の先端と吸盤とのいずれか一方に設けられた球面が他
方に設けられた球面軸受け内に嵌合されていることを特
徴とするものである。
【0010】請求項1〜5における本発明のシートの材
質としては、特に限定されるものではなく、例えば、塩
化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成
樹脂や紙、木材、金属、不織布、織布、ガラスマット等
の単独のもの、もしくは、これらを適宜組み合わせたも
のが挙げられる。
【0011】請求項1〜2記載の本発明において、所定
の場所としては、特に限定されるものではなく、例え
ば、後述の実施の形態のように金型により成形される場
所、或いは、次工程のために一時的に保管する場所等で
ある。
【0012】
【作用】請求項1記載の本発明シート移送方法において
は、積載載置されたシートを1枚ずつ積載場所から剥離
して持ち上げる持ち上げ工程と、積載場所からシートを
仮置き場所に移送する工程と、仮置き場所においてシー
トを位置決めする位置決め工程と、仮置き場所からシー
トを所定の場所に移送し、載置する工程とを備えるもの
であるから、仮置き場所においてシートを位置決めする
ことにより、所定の場所に移送し、載置されたシートの
位置の精度は高いものとなる。
【0013】請求項2記載の本発明シート移送装置にお
いては、積載載置されたシートを1枚ずつ積載場所から
剥離して持ち上げる持ち上げ装置と、積載場所からシー
トを仮置き場所に移送する装置と、仮置き場所において
シートを位置決めする位置決め装置と、仮置き場所から
シートを所定の場所に移送し、載置する装置とが設けら
れているので、位置決め装置により仮置き場所において
シートを位置決めすることにより所定の場所に移送し、
載置されたシートの位置の精度は高いものとなる。
【0014】又、請求項3記載の本発明持ち上げ装置に
おいては、シートの積層載置台の一側部に、積載された
シートの一側部を抑止する抑止爪が設けられ、昇降可能
な吸盤が設けられているので、積載されたシートの一側
部を抑止爪により抑止すると共に昇降可能な吸盤により
シートを吸着し、持ち上げることによりシートを1枚ず
つ剥離して持ち上げることができる。
【0015】又、請求項4記載の本発明位置決め装置に
おいては、位置決め台の周囲から位置決めピンが中心部
に向かって進退移動可能に設けられているので、位置決
めピンを中心部に向かって進退移動させることにより位
置決め台上のシートを位置決め台上において位置決めす
ることができる。
【0016】又、請求項5記載の本発明のシートの吸着
装置においては、フレームに複数個の昇降装置が設けら
れ、昇降装置の昇降杆の先端に吸盤が設けられ、昇降杆
の先端と吸盤とのいずれか一方に設けられた球面が他方
に設けられた球面軸受け内に嵌合されているので、シー
トに曲面があり、シートの曲面に若干の高低差が存在し
ても、吸盤がシートの曲面に対応して密接することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本発明のシート移送方
法の一実施態様を示す説明図である。図1において、1
は基台11の左端の上の積載場所Aに設けられた積層載
置台であり、積層載置台1の上には多数のシート、即ち
化粧が施された紙12が積載されている。積層載置台1
の一側部に、積載された紙12の一側部を抑止する抑止
爪13が設けられている。
【0018】抑止爪13については、図2に示すよう
に、2個の抑止爪13、13を二股状の支持腕131に
より支持し、二股状の支持腕131を1本の支持腕13
2により支持し、1本の支持腕132を図示しない油圧
シリンダーにより昇降することにより2個の抑止爪1
3、13を昇降させるようにしてもよく、図3に示すよ
うに、1個の抑止爪13を1本の支持腕133により支
持し、1本の支持腕133を図示しない油圧シリンダー
により昇降することにより1個の抑止爪13を昇降させ
るようにしてもよい。
【0019】図1において、2は持ち上げ装置であり、
持ち上げ装置2は吸盤21、パンタグラフ22、及び、
油圧シリンダー23から構成され、吸盤21は伸縮自在
なパンタグラフ22の下端に設けられ、パンタグラフ2
2は油圧シリンダー23に取付けられ、油圧シリンダー
23はアーム14に取付けられ、アーム14は基台11
に立設された支柱15に支持されている。
【0020】3は基台11の右端の上の仮置き場所Bに
設けられた位置決め兼移送装置であり、位置決め兼移送
装置3には位置決め台31が設けられ、図4に示すよう
に、位置決め台31の周囲には複数個の切欠部32が設
けられ、各切欠部32は位置決め台31の周囲から位置
決め台31のほぼ中心部に向けて設けられている。
【0021】各切欠部32には位置決めピン33が各切
欠部32に沿って往復移動可能に設けられている。33
1は位置決めピン33に設けられた位置決め微調整ねじ
であり、微調整ねじ331は位置決めピン33に設けら
れた長孔332に挿通されている。
【0022】位置決めピン33は図1に矢印で示すよう
に、昇降できる油圧シリンダー34の曲折杆341の上
端に取付けられ、位置決めピン33は油圧シリンダー3
4の作動により図4、5に示すように、位置決め台31
の中心部に向かって進退移動させ、位置決め台31の上
の紙12の位置決めができるようになっている。
【0023】位置決め台31には、図7に示すように、
複数個の透孔312が設けられ、複数個の透孔312か
ら圧縮空気を噴出したり、或いは、吸引することにより
位置決め台31上の紙12を剥離させたり、吸着できる
ようになっている。
【0024】図6に示すように、紙12aの片側に凹入
部121が存在するときは、凹入部121に対応する位
置に大型の位置決めピン33aを使用し、大型の位置決
めピン33aと通常の位置決めピン33とを併用しても
よい。
【0025】4はシート吸着装置であり、シート吸着装
置4は図8にも示すように、フレーム41に昇降装置と
して油圧シリンダー42が設けられ、油圧シリンダー4
2の昇降杆421の下方には吸盤43が設けられてい
る。フレーム41の上方にはパンタグラフ44が設けら
れ、パンタグラフ44はアーム14に沿って矢印で示す
ように仮置き場所Bと金型5が設けられた成形場所Cと
の間を往復移動できるようになっている。
【0026】図8に示すように、昇降杆421の下端に
球面422が設けられ、球面422は吸盤43に設けら
れた球面軸受け431に挿入嵌合されている。図8、9
に示すように、各吸盤43同士間にはゴム板432が貼
り付けられ、各吸盤43同士はゴム板432により連結
されている。423は送気管であり、送気管423の一
端は各油圧シリンダー42に接続され、送気管423の
他端は424を介して図示しない圧縮空気ポンプに接続
されている。432は各吸盤43に設けられた吸引孔で
ある。
【0027】434は送気管であり、送気管434の一
端は各吸盤43の吸引孔432に連通され、送気管43
4の他端は切替え弁435に接続され、切替え弁435
を操作することにより吸引孔432から吸引したり、逆
に吸引孔432から圧縮空気を噴出するようになってい
る。
【0028】次に、図1〜9に示す装置を使用して本発
明のシート移送方法の実施態様について説明する。図1
に示すように、積層載置台1の上に多数の化粧紙12が
積層されている状態において、持ち上げ装置2の吸盤2
1を下降させ、図2に示すように、紙12の抑止爪13
により抑止されている端縁から紙12の全体幅wの1/
3wまでの範囲内の紙面に吸盤21を密接させて吸盤2
1に紙12を吸着させ、吸盤21を上昇させると共に位
置決め台31を二点鎖線で示すように積載場所Aに移動
させ、位置決め台31の側縁に設けられた転子311を
紙12の裏面を転動させることにより1枚の紙12を剥
がし、位置決め台31の上に載置する。
【0029】次いで、位置決め台31を仮置き場所Bに
移動させ、油圧シリンダー34を上昇させることにより
位置決めピン33を上昇させて位置決め台31の切欠部
32に挿通させ、図4に示すように、油圧シリンダー3
4の作動により位置決めピン33を位置決め台31の中
心部に向けて進行させることにより位置決め台31の紙
12を位置決めする。位置決め台31の上で紙12を位
置決めした後は、透孔312から吸引させることにより
紙12を位置決め台31に吸着させて紙12が妄動しな
いようにする。
【0030】このようにして、仮置き場所Bにおいて、
紙12を位置決め台31の上で位置決めした後、シート
吸着装置4をパンタグラフ44により下降させ、シート
吸着装置4の吸盤43を紙12に密接させ吸着させる。
吸盤43に紙12を吸着させる際には、位置決め台31
の透孔312から空気を噴出させる。
【0031】次いで、このように吸盤43に紙12を吸
着させた後、パンタグラフ44によりシート吸着装置4
を上昇させ、シート吸着装置4を仮置き場所Bから成形
場所Cに移動させる。
【0032】成形場所Cにおいては、シート吸着装置4
を下降させ、図8に示す切替え弁435を操作して吸盤
43の吸引孔432から圧縮空気を噴出させることによ
り吸盤43に吸着されていた紙12を吸盤43から剥離
させ、紙12を金型5の型面に落下させる。
【0033】金型5内においては、紙12の上にFRP
が投入されて紙12により加飾されたFRP成形品が成
形される。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 〔実施例1〕図1に示す装置を使用し、シートとして秤
量80g/m2 のチタン紙にクラビア印刷機により絵柄
模様を印刷し、ジアリルフタレート樹脂を80g/m2
程度含浸、乾燥して得たものを本発明方法により金型5
に移送した。
【0035】〔比較例1〕実施例1と同様なシートを使
用し、図1に示す装置の積載場所Aから仮置き場所Bを
経由することなく直接に成形場所Cに移送した。
【0036】〔評価〕実施例1及び比較例1について、
シートの位置精度について評価した結果、表1に示す通
りとなった。
【0037】
【表1】
【0038】〔実施例2〕図1に示す装置を使用し、シ
ートとして1m角のものであって、秤量80g/m2
チタン紙にクラビア印刷機により絵柄模様を印刷し、ジ
アリルフタレート樹脂を80g/m2 程度含浸、乾燥し
て得たものを本発明方法により金型5に移送した。
【0039】シートを位置決め台31の上では、シート
の移動時に位置決め台31の透孔312から空気を噴出
してシートを移動し易くし、シートを位置決め台31の
上で位置決めした後、シートの妄動を防止するために透
孔312から吸引した。
【0040】〔評価〕本発明方法により金型5にシート
を20回移送して評価した結果、表2に示す通りとな
り、実施例2は位置決め後のシートの外観において優れ
ていた。
【0041】
【表2】
【0042】〔実施例3〕図1に示す装置を使用し、シ
ートとして1m角のものであって、秤量80g/m2
チタン紙にクラビア印刷機により絵柄模様を印刷し、ジ
アリルフタレート樹脂を80g/m2 程度含浸、乾燥し
て得たものを100枚積層し、口径30mmの吸盤21
により1枚ずつ取り出した。
【0043】抑止爪13は図3に示すように、1個のも
のを使用し、吸盤21のシートへの密接位置は、図2に
示すように、シートの抑止爪13に抑止されている端縁
から全体幅の1/4の箇所であって、吸盤21による真
空圧は400mmHgであった。
【0044】〔実施例4〕抑止爪13は図2に示すよう
に、2個のものを使用した。その他の点については実施
例3と同様である。
【0045】〔評価〕100枚のシートを積層し、口径
30mmの吸盤21により1枚ずつ取り出した際の破
れ、折れ、しわ、2枚取り、から取り回数を測定した結
果、表3に示す通りとなった。表3に示すように、実施
例3、4が優れていた。
【0046】
【表3】
【0047】以上、本発明の実施の形態を図により説明
したが、本発明の具体的な設計変更は図示の本発明の実
施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない設計変更は本発明に含まれる。
【0048】例えば、図8に示すように、球面を昇降杆
に設け、球面軸受けを吸盤に設ける代わりに、球面を吸
盤に設け、球面軸受けを昇降杆に設けてもよい。又、昇
降装置として、図8に示すように、油圧シリンダーを使
用する代わりに空気圧シリンダーやパンタグラフ等を使
用してもよい。
【0049】又、実施例2のように、位置決め台31の
透孔312からの吸引及び噴出を必ずしも行わなくても
よいが、実施例2のように透孔312からの吸引及び噴
出を行なうことが、位置決め後のシートの外観が優れた
ものが得られ易いので最も好ましい。
【0050】又、実施例4において、吸盤21による真
空圧を200mmHg程度としてもよい。しかし、吸盤
21による真空圧を実施例4のように、400mmHg
程度とするのが、良品が得られ易いので最も好ましい。
【0051】又、実施例4において、吸盤21のシート
への密接位置を、シートの抑止爪13に抑止されている
端縁から全体幅の2/5の箇所としてもよいが、実施例
4のように、全体幅の1/4の箇所とするのが、良品が
得られ易いので最も好ましい。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の本発明のシート移送方法
においては、積載載置されたシートを1枚ずつ積載場所
から剥離して持ち上げる持ち上げ工程と、積載場所から
シートを仮置き場所に移送する工程と、仮置き場所にお
いてシートを位置決めする位置決め工程と、仮置き場所
からシートを所定の場所に移送し、載置する工程とを備
えるものであるから、仮置き場所においてシートを位置
決めすることにより、所定の場所に移送し、載置された
シートの位置の精度は高いものとなる。
【0053】請求項2記載の本発明シート移送装置にお
いては、積載載置されたシートを1枚ずつ積載場所から
剥離して持ち上げる持ち上げ装置と、積載場所からシー
トを仮置き場所に移送する装置と、仮置き場所において
シートを位置決めする位置決め装置と、仮置き場所から
シートを所定の場所に移送し、載置する装置とが設けら
れているので、位置決め装置により仮置き場所において
シートを位置決めすることにより所定の場所に移送し、
載置されたシートの位置の精度は高いものとなる。
【0054】又、請求項3記載の本発明持ち上げ装置に
おいては、シートの積層載置台の一側部に、積載された
シートの一側部を抑止する抑止爪が設けられ、昇降可能
な吸盤が設けられているので、積載されたシートの一側
部を抑止爪により抑止すると共に昇降可能な吸盤により
シートを吸着し、持ち上げることによりシートを1枚ず
つ剥離して持ち上げることができる。
【0055】又、請求項4記載の本発明位置決め装置に
おいては、位置決め台の周囲から位置決めピンが中心部
に向かって進退移動可能に設けられているので、位置決
めピンを中心部に向かって進退移動させることにより位
置決め台上のシートを位置決め台上において位置決めす
ることができる。
【0056】又、請求項5記載の本発明のシートの吸着
装置においては、フレームに複数個の昇降装置が設けら
れ、昇降装置の昇降杆の先端に吸盤が設けられ、昇降杆
の先端と吸盤とのいずれか一方に設けられた球面が他方
に設けられた球面軸受け内に嵌合されているので、シー
トに曲面があり、シートの曲面に若干の高低差が存在し
ても、吸盤がシートの曲面に対応して密接することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート移送方法の一実施態様を示す説
明図。
【図2】積載シートへの抑止爪の抑止状態を示す斜視
図。
【図3】積載シートへの抑止爪の抑止状態の他の態様を
示す斜視図。
【図4】位置決め台を示す平面図。
【図5】図4の長円Vの部分を拡大して示す平面図。
【図6】位置決め台の他の例を示す平面図。
【図7】図4に示す位置決め台からシートを取り去った
状態を示す平面図。
【図8】シート吸着装置の一例を示す説明図。
【図9】図8に示すシート吸着装置の吸盤を並設した状
態を示す平面図。
【符号の説明】
1 積層載置台 11 基台 12、12a シート(紙) 13 抑止爪 14 アーム 15 支柱 2 持ち上げ装置 21 吸盤 22 パンタグラフ 23 油圧シリンダー 3 位置決め兼移送装置 31 位置決め台 32 切欠部 33、33a 位置決めピン 34 油圧シリンダー 4 シート吸着装置 41 フレーム 42 昇降装置(油圧シリンダー) 421 昇降杆 422 球面 43 吸盤 431 球面軸受け 432 ゴム板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載載置されたシートを1枚ずつ積載場
    所から剥離して持ち上げ、所定の場所に移送し、所定の
    場所に載置するシート移送方法であって、積載載置され
    たシートを1枚ずつ積載場所から剥離して持ち上げる持
    ち上げ工程と、積載場所からシートを仮置き場所に移送
    する工程と、仮置き場所においてシートを位置決めする
    位置決め工程と、仮置き場所からシートを所定の場所に
    移送し、載置する工程とを備えることを特徴とするシー
    トの移送方法。
  2. 【請求項2】 積載載置されたシートを1枚ずつ積載場
    所から剥離して持ち上げ、所定の場所に移送し、所定の
    場所に載置するシート移送装置であって、積載載置され
    たシートを1枚ずつ積載場所から剥離して持ち上げる持
    ち上げ装置と、積載場所からシートを仮置き場所に移送
    する装置と、仮置き場所においてシートを位置決めする
    位置決め装置と、仮置き場所からシートを所定の場所に
    移送し、載置する装置とが設けられていることを特徴と
    するシートの移送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシートの移送装置に使用
    するシートの持ち上げ装置であって、シートの積層載置
    台の一側部に、積載されたシートの一側部を抑止する抑
    止爪が設けられ、昇降可能な吸盤が設けられていること
    を特徴とするシートの持ち上げ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のシートの移送装置に使用
    するシートの位置決め装置であって、位置決め台の周囲
    から位置決めピンが中心部に向かって進退移動可能に設
    けられていることを特徴とするシートの位置決め装置。
  5. 【請求項5】 シートを複数個の吸盤により吸着するシ
    ートの吸着装置であって、フレームに複数個の昇降装置
    が設けられ、昇降装置の昇降杆の先端に吸盤が設けら
    れ、昇降杆の先端と吸盤とのいずれか一方に設けられた
    球面が他方に設けられた球面軸受け内に嵌合されている
    ことを特徴とするシートの吸着装置。
JP20315897A 1997-07-29 1997-07-29 シートの移送方法、移送装置、持ち上げ装置、位置決め装置、及び吸着装置 Pending JPH1149406A (ja)

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