JP3034146B2 - 圧縮成形装置 - Google Patents

圧縮成形装置

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JP3034146B2
JP3034146B2 JP9505793A JP9505793A JP3034146B2 JP 3034146 B2 JP3034146 B2 JP 3034146B2 JP 9505793 A JP9505793 A JP 9505793A JP 9505793 A JP9505793 A JP 9505793A JP 3034146 B2 JP3034146 B2 JP 3034146B2
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coating material
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善雄 木津
照雄 饗場
信行 沢田
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YAMATOKAKO CO., LTD.
Nippon Carbide Industries Co Inc
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YAMATOKAKO CO., LTD.
Nippon Carbide Industries Co Inc
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、模様を有し、艶だし用
のコーティングが施された成形品を形成するための圧縮
成形装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】実開昭57−65809号公
報、特開昭62−32014号等に開示されているとお
り、いわゆる三重成形装置として、成形材料をプレス装
置に供給し、第1の成形を行い、予備成形品を形成し、
この予備成形品上の模様を形成するためのフォイルを配
置し、第2の成形を行い、模様を有する予備成形品を形
成し、この予備成形品上に艶だし用のコーティング材を
配置に、第3の成形を行い完成品である成形品を形成す
る成形装置が知られている。また、予備成形品にフオイ
ルを付着せしめて装飾する等の技術は、例えば、特公昭
44−22609号、特公昭44−20232号、特公
昭47−13864号等に開示されている。
【0003】従来、模様を形成するフォイルとしては、
シート状のフォイルを用い、1枚づつフォイルをプレス
装置に供給し、予備成形品を形成していた。しかしなが
ら、例えば、底の深く高さの高い食器(例えば、カッ
プ、どんぶり等)の外面に模様を形成する場合に、シー
ト状のフォイルを用いると、しわが生じる等の問題が生
じた。そこで、円錐台形状(即ち、上円の半径と下円の
半径とが異なる略円筒形状)のフォイルを用いることが
提案された。円錐台形状のフォイルは積み重ねることが
でき、高さの高い食器等に適切に模様を形成することが
できる。
【0004】しかしながら、円錐台形状のフォイルを積
み重ねると、プレス装置にフォイルを供給する際に、2
枚以上のフォイルを供給してしまう危険性がある。シー
ト状のフォイルを用いる場合には、2枚以上のフォイル
を供給しないようにするための、種々の技術が提案され
ているが、形状が特殊である円錐台形状のフォイルを1
枚づつ供給するためには、シート状のフォイルを1枚づ
つ供給するたの技術を適切に適用することができない。
【0005】また、艶だし用のコーティングは、均一の
厚さで施す必要がある。即ち、コーティングが薄く施さ
れると、艶だしが十分でなく、厚く施されると、ひび割
れ等の問題が生じる。
【0006】コーティングをプレス装置によって成形す
る際に、コーティング材にある程度流動性が生じて、均
一に分布する傾向がある。従って、例えば、皿の上面に
不均一にコーティング材を配置しても、プレス装置によ
って成形する際に、その流動性によって、皿の上面に実
質上同じ厚さにコーティングが形成される。
【0007】しかしながら、例えば食器の底部にコーテ
ィング材を施す場合には、コーティング材を均一に配置
しないと、形成されるコーティングの厚さが不均一にな
るという新たな問題が生じた。その原因は、糸尻による
ことが明らかになった。即ち、食器の底部には、一般
に、輪状の突き出した部分である糸尻を形成する。コー
ティング材を予備成形品上に配置し、プレス装置によっ
て、圧縮加熱すると、コーティング材には流動性が生じ
て、均一な厚さになるように流れるが、糸尻の部分は突
出しているため、糸尻を越えてコーティング材が十分に
流れることができない。従って、例えば、糸尻の内側に
コーティング材が多量に配置されると、糸尻の内側に厚
いコーティングが形成され、外側に薄いコーティングが
形成されることになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に従うと、上記の
とおりの課題が、成形材料供給装置と、フォイル供給装
置と、製品取出装置と、プレス装置とを具備する圧縮成
形装置において、フォイル供給装置が、複数枚の円錐台
形状のフォイルを重ねた状態で保持するフォイルストッ
カーと、フォイルストッカーの重ねられたフォイルの最
も上のフォイルに吸着して、引き上げる吸盤とを備えて
おり、フォイルストッカーが、吸盤によって引き上げら
れたフォイルに引っ掛かり2枚目のフォイルを落とす爪
を備えていることを特徴とする圧縮成形装置を提供する
ことによって、解決される。
【0009】更に、本発明に従うと、上記のとおりの課
題が、成形材料供給装置と、コーティング材料供給装置
と、製品取出装置と、プレス装置とを具備する圧縮成形
装置において、コーティング材料供給装置が、予備成形
品の糸尻の内側と外側とに所定量のコーティング材を分
布せしめるガイド部材を備えていることを特徴とする圧
縮成形装置を提供することによって、解決される。
【0010】
【実施例】
(概要)まず、図1を参照して、本発明の好適実施例に
従う圧縮成形装置10の概要を説明する。
【0011】この圧縮成形装置10は、成形材料供給装
置12と、フォイル供給装置14と、コーティング材供
給装置16と、製品取出装置18と、プレス装置20と
を具備する。
【0012】本発明は、この実施例のとおりにフォイル
供給装置及びコーティング材供給装置の双方を具備し、
模様付け及びコーティングによる艶だしの双方を行う圧
縮成形装置に限らず、フォイル供給装置及びコーティン
グ材供給装置のどちらか一方を具備し、模様付け及びコ
ーティングによる艶だしのどちから一方を行う圧縮成形
装置にも適用することができる。
【0013】また、この実施例においては、2つの成形
品を同時に成形するように構成されているが、これは本
発明の必須事項ではなく、一度に1つの成形品を成形す
るように、あるいは、一度に3つ以上の成形品を成形す
るように構成することもできる。
【0014】成形材料供給装置12は、例えば、タブレ
ット形状の成形材料を保持する貯蔵部22と、貯蔵部2
2に保持されたタブレット形状の成形材料Aを挟みプレ
ス装置20に供給する搬入部24とを備えている。この
成形材料供給装置12には、迅速に成形加工をすること
ができるように、成形材料をプレス装置20に供給する
前に加熱する手段を備えているのが好ましい。成形材料
としては、タブレット形状の成形材料に限らず、粒状の
成形材料等も用いることができる。プレス装置20は、
供給された成形材料を、圧縮加熱して、所望の形状の予
備成形品Bを形成する。
【0015】フォイル供給装置14は、下記に詳述する
とおりに、吸着装置26と、フォイル保持装置28とを
備えており、模様付用の円錐台形状のフォイルFをプレ
ス装置20の予備成形品B上に供給する。プレス装置2
0は、フォイルF及び予備成形品Bを圧縮加熱して、予
備成形品Bの表面に模様を形成する。
【0016】コーティング材供給装置16は、下記に詳
述するとおりに、光沢を高めるためのコーティング材C
を、上記のとおりに模様が形成された予備成形品B上に
供給する。プレス装置20は、コーティング材及び予備
成形品Bを圧縮加熱して、模様を有し、光沢のある表面
を有する成形品を形成せしめる。
【0017】製品取出装置18は、上記のとおりに形成
された成形品をプレス装置20から搬出する搬出部30
と、ベルトコンベア32とを備えている。搬出部30
は、例えば、成形品に吸着する吸着キャップ(図示せ
ず)を有し、プレス装置20からベルトコンベア32に
成形品を移動せしめる。
【0018】(フォイル供給装置)次に、図2乃至図3
を参照して、上記フォイル供給装置14を更に詳細に説
明する。
【0019】このフォイル供給装置14は、上記のとお
りに、吸着装置26と、フォイル保持装置28とを備え
ている。
【0020】吸着装置26は、図2に示したとおりに、
支持台34に固定されたシリンダ本体36及び駆動ロッ
ド38を有する流体圧力鉛直シリンダ40と、鉛直シリ
ンダ40のシリンダ本体36に固定された下方支持板4
2と、駆動ロッド38に固定された上方支持板44と、
上方支持板44に固定された、鉛直方向下方に延びてい
る4本のガイドロッド46と、上方支持板44に固定さ
れた支持ブロック48と、支持ブロック48に固定され
たシリンダ本体50及び駆動ロッド52を有する流体圧
力水平シリンダ54と、水平シリンダ54の駆動ロッド
52の先端に固定された2つの吸着部56を備えている
(図1参照)。
【0021】鉛直シリンダ40は、上方支持板44及び
これに支持された部材を上下に移動せしめ、これによっ
て、吸着部56を、図3の左に示した吸着部56がフォ
イル保持装置28に接触する下方位置と、図2及び図3
の右に示した上方位置との間を移動せしめる。
【0022】ガイドロッド46は、下方支持板42に設
けられたガイド孔を貫通して延びており、上方支持板4
4が鉛直シリンダ40によって上下に移動せしめられる
ときに、上方支持板44を下方支持板42に平行に維持
し、これによって、水平シリンダ54を水平に維持す
る。
【0023】水平シリンダ54は、吸着部56を、図1
に示した引っ込んだ位置、図2に示したフォイル保持装
置28上に位置する位置、及び吸着部56が図1のプレ
ス装置20内に位置する突出する位置の間を移動せしめ
る。
【0024】吸着部56は、図2乃至図4に示したとお
りに、下向きのカップ形状の吸着部本体58と、吸着部
本体58に固定された検出器60と、吸着部本体58に
固定された3つのエアシリンダ62と、エアシリンダ6
2の駆動ロッド64に固定された吸盤作動レバー66
と、吸盤作動レバー66に取り付けられた吸盤68とを
備えており、吸盤68は、エアホース70(図4)によ
って吸引ポンプ(図示せず)に連結されている。
【0025】この検出器60は空気流式検出器であり、
排出空気流の抵抗の大きさによって、フォイルFが検出
器60の前に存在するか否かを検出する。この検出器6
0を、これ以外の種々の形式の検出器、例えば光電気式
検出器で構成することもできる。検出器60は、図3に
示したとおりに、検出器60の前面にフォイルFが位置
したとき、検出信号を制御部(図示せず)に送る。
【0026】エアシリンダ62の駆動ロッド64は、通
常は、図3に示したとおりに突出した位置にあり、制御
部から作動信号に従って、引っ込んだ位置に移動する。
駆動ロッド64が突出した位置にあるとき、吸盤68
は、フォイルFから離間した位置にあり、駆動ロッド6
4が引っ込んだ位置にあるとき、吸盤68は、フォイル
Fに接触する位置にある。
【0027】吸盤68は、所定のタイミングで、吸引ポ
ンプによって外部空気を引き込み、フォイルFに吸着す
る。
【0028】フォイル保持装置28は、図2乃至図4に
示したとおりに、支持台34上の上部支持台72上に固
定されたスペーサロッド78と、スペーサロッド78の
上に固定された上方支持板80と、上部支持台72に固
定されたガイドロッド82と、ガイドロッドの82の下
方において上部支持台72上に配置された下方バネ保持
リング84と、ガイドロッド82の回りの、下方バネ保
持リング84上に配置されたコイルバネ86と、コイル
バネ86上に配置された上方バネ保持リング88と、上
方保持リング88上に配置されたフランジ部90を有す
るブッシュ92と、ブッシュ92のフランジ部90に固
定された略円筒状のフォイルストッカー94と、フォイ
ルストッカー94上に設置された複個数のブラシ96
と、フォイルストッカー94の回りの、上方支持板80
に設けられた複数個の噴出口98を有するエアホース1
00とを備えている。
【0029】スペーサロッド78は、上部支持台72と
上方支持板80とを固定的に連結する。
【0030】ブッシュ92は、ガイドロッド82上を上
下に移動可能に設置されている。従って、ブッシュ92
に固定されたフォイルストッカー94も同様に移動可能
に設置されている。
【0031】コイルバネ86は、カイドロッド82の回
りの、下方バネ保持リング84と上方バネ保持リング8
8との間に配置されており、通常は、伸びた状態にあ
る。下記のとおりに吸着部56の吸着部本体58が、フ
ォイルストッカー94の上端に接触して、フォイルスト
ッカー94を押し下げるときに、コイルバネ86が圧縮
せしめられ、上方支持板80の上面を基準とするフォイ
ルストッカー94の高さが低くなる。
【0032】フォイルストッカー94は、縦溝95を有
する。縦溝95は、吸着部56の吸着部本体58が、フ
ォイルストッカー94の上端に接触した状態において、
吸着部56の検出器60の前方に位置し、この縦溝95
は、フォイルストッカー94が検出器60からの空気の
流れを妨げないようにする。
【0033】フォイルストッカー94の上端に設けられ
たブラシ96は、例えば、プラスチック製の毛を備えて
おり、図示したとおりに、1対のブラシ96が設けられ
ている場合には、それらの先端の間の間隔が、フォイル
Fの最小内径よりも若干大きくなるように配置され、3
個以上のブラシ96が設けられている場合には、それら
の先端が規定する円が、フォイルFの最小内径よりも若
干大きいくなるよう配置される。ブラシ96は、下記の
とおりに、フォイルFが2枚吸着されることを防止し、
1枚のみ吸着されるよにする。
【0034】エアホース100は、複数個の噴出口98
を有する。エアーホース100は、図4に部分的に示さ
れているとおりに、全体として略環状形状であり、噴出
口98は、その内側下向きに空気流を噴出して、重ねら
れたフォイルFの下方に空気を送り、フォイルFが相互
に密着することを防止する。
【0035】次に、上記のとおりのフォイル供給装置の
作動を説明する。
【0036】図1に示した成形材料供給装置12から成
形材料Aがプレス装置20に供給され、プレス装置20
が、成形材料Aを圧縮加熱して、所望の形状の予備成形
品Bを形成している。
【0037】まず、鉛直シリンダ40が作動して、吸着
部56を、図2に示したとおりの、フォイル保持装置2
8の上方の位置から下方に移動せしめる。吸着部56が
降下するに従って、検出器60がフォイルストッカー9
4に保持されたフォイルFの最上のフォイルFの上方縁
を検出して、検出信号を制御部に送る。フォイルストッ
カー94に多数のフォイルFが保持されている場合に
は、吸着部56は、フォイルストッカー94に接触する
前に、検出器60が、フォイルFを検出する。
【0038】フォイルストッカー94に少数のフォイル
Fのみが保持されている場合には、検出部60は、フォ
イルFを次のとおりに検出する。
【0039】フォイルストッカー94の上部には上記の
とおりの縦溝95が形成されているので、吸着部56
が、上方の位置から吸着部56がフォイルストッカー9
4にかぶさる位置に移動するまで、検出器60から排出
されている空気流の抵抗は変わらない。吸着部56が更
に降下すると、吸着部56の吸着部本体58の内面が、
フォイルストッカー94の頂部に接触し、フォイルスト
ッカー94を、コイルバネ86に抗して押し下げる。最
も下のフォイルFの下端は、上方支持板80によって支
持されているので、フォイルストッカー94が押し下げ
られても、フォイルFの位置は変わらない。検出器60
及びフォイルストッカー94が降下して、検出器60と
フォイルストッカー94の縦溝95との間にフォイルF
が位置するようになり、検出器60の空気流の抵抗が大
きくなり、これによって、フォイルFを検出し、検出信
号を生成する。
【0040】上記のとおりに検出信号が生成されると、
吸着部56の3つのエアシリンダ62が作動せしめられ
て、吸盤68が内側に移動せしめられ、これと同時に、
図示しない弁が開いて、吸引ポンプ(図示せず)の作用
によって、吸盤68が空気を吸引する。これによって、
吸盤68が、フォイルストッカー94の最も上のフォイ
ルFに接触し、吸着する。 しかる後、鉛直シリンダ4
0(図2)が作動して、吸着部56をフォイルFと共に
上昇せしめる。重ねられたフォイルFには下方からエア
ホース100の噴出口98から空気流が向けられてお
り、フォイルFが相互に密着することを防止しておし、
吸着部56によってフォイルFが上昇せしめられると
き、2枚以上のフォイルFが引き上げられることを防止
している。
【0041】吸着部56が更に上昇すると、上昇せしめ
られたフォイルFの上縁がブラシ96の先端に接触す
る。吸盤68に吸着せしめられたフォイルFは、ブラシ
96が接触しても、吸盤68の吸引力によって、吸盤6
8から外れることがない。しかし、2枚以上のフォイル
Fが引き上げられたときには、2枚目のフォイルFは単
に1枚目のフォイルFに密着しているのみであるので、
2枚目のフォイルFの上縁にブラシ96が接触すると、
2枚目のフォイルFは1枚目のフォイルから離れ、落下
することになる。
【0042】上記のとおりの1枚のフォイルFを確実に
保持した吸着部56が、鉛直シリンダ40によって更に
上昇せしめられて、図2に示したとおりの位置に移動せ
しめられ、次いで、水平シリンダ54の駆動ロッド52
が突出して、吸着部56が、プレス装置20内の予備成
形品Bの上方に移動し、しかる後、鉛直シリンダ40に
よって、吸着部56が降下せしめられ、吸着部56が、
プレス装置20内の予備成形品Bの僅か上方に位置付ら
れる。この位置において、吸引ポンプ(図示せず)の作
動が終了して、吸盤68による空気の吸引が終了し、吸
盤68からフォイルFが離され、フォイルFはプレス装
置20内の予備成形品B上に配置される。吸盤68から
フォイルFが離されることを確実にするために、吸盤6
8による空気の吸引が終了の後に、吸盤68から加圧空
気が噴出せしめるように構成することもできる。
【0043】上記のとおりの予備成形品B上にフォイル
Fが配置された後、プレス装置20が作動して、予備成
形品B及びフォイルFを圧縮加熱して、フォイルFによ
って予備成形品Bの表面に模様を形成する。
【0044】他方、吸着部56は、上記のとおりのフォ
イルFをプレス装置20内の予備成形品B上に配置した
後、水平シリンダ54及び鉛直シリンダ40によって、
図2に示した位置に戻される。
【0045】この実施例においては、上記のとおり、フ
ォイル供給装置14の吸着部本体58は、下向きのカッ
プ形状を有し、吸着部本体58がフォイルストッカー9
4の上端に接触して、フォイルストッカー94を押し下
げる。この代わりに、吸着部本体58を底を有さない円
筒状形状とし、検出器60がフォイルFを検出したとき
に、吸盤68が作動し、フォイルFを吸着するように構
成することもできる。この場合には、フォイルストッカ
ー94が降下するように構成する必要はない。 (コーティング材供給装置)次に、図1、図5及び図6
を参照して、コーティング材料供給装置16を説明す
る。
【0046】コーティング材料供給装置16は、図1に
示したとおり、支持ブロック102と、支持ブロック1
02に固定された流体圧力水平シリンダ104と、水平
シリンダ104の駆動ロッド(図示せず)に固定された
供給部106と、供給部106に所定量のコーティング
材Cをガイドパイプ108(図5及び図6)を介して供
給する計量装置110とを具備する。
【0047】水平シリンダ104は、供給部106を、
図1に示したとおりに引っ込んだ位置と、供給部106
がプレス装置20内に位置する突出した位置との間を移
動せしめる。
【0048】供給部106は、図5及び図6に示したと
おり、水平シリンダ104(図1)の駆動ロッドに固定
された上方支持板112と、上方支持板112の上側に
固定された供給マス114と、上方支持板112に固定
された流体圧力横シリンダ116と、横シリンダ116
の駆動ロッド118に固定されたシャッタ・プレート1
20と、シャッタ・プレート120の下に位置する、上
方支持板112に固定された下方支持板121と、下方
支持板121に固定された供給パイプ122と、下方支
持板121の下側に固定された流体圧力縦シリンダ12
4と、縦シリンダ124の駆動ロッド126に固定され
た可動支持板128と、可動支持板128に固定された
略円筒状シュラウド130と、シュラウド130の上部
の固定された上板132と、上板132の下面に固定さ
れた3本の懸下ロッド134と、3本の懸下ロッド13
4によって懸下されているカイドブロック136と、可
動支持板128の下側に固定されたカイドライナ138
とを備えている。
【0049】上方支持板112は、供給マス114の供
給孔140と整合している供給孔142を備えている。
【0050】下方支持板121は、上方支持板112に
固定されており、上方支持板112から、シャッタ・プ
レート120の厚さと供給パイプ122のフランジ13
9又は(縦シリンダ124のフランジ141)の厚さと
の合計分だけ離間した位置にある。
【0051】横シリンダ116は、シャッタ・プレート
120の供給孔144が、図6の左側に示したとおりに
上方支持板112の供給孔142と整合した位置と、図
6の右側に示したとおりにこれらの供給孔142及び1
44がずれた位置とに、シャッタ・プレート120を移
動せしめる。シャッタ・プレート120の供給孔144
が、図6の左側に示したとおりに供給孔142と整合し
た位置にあるとき、供給マス114に保持されたコーテ
ィング材Cが、シャッタ・プレート120の供給孔14
4及び供給バイプ122を介してシュラウド130内に
落下することを可能にする。
【0052】縦シリンダ124は、可動支持板128、
並びに可動支持板128に設置されたシュラウド13
0、上板132、懸下ロッド134、ガイド部材136
及びカイドライナ138を、図6の右に示した上方位置
と、図6の左に示した下方位置との間を移動せしめる。
【0053】ガイド部材136は、上記のとおりに3本
の懸下ロッド134によって、上板132から懸下され
ている。ガイド部材136は、略円錐形であり、その中
心軸線上に延びている中心孔146を有する。従って、
供給パイプ122を介して、ガイド部材136上に供給
されたコーティング材Cの一部は、ガイド部材136の
中心孔146を介して落下し、残りは、ガイド部材13
6の側面に沿って落下する。中心孔146を介して落下
するコーティング材Cの量は、中心孔146の内径を変
えることによって、調整することができる。中心孔14
6を介して落下するコーティング材の量と残りの量との
比率は、図6に示したとおりに金型に配置された予備成
形品Bの上面に位置する糸尻148の内側の面積と予備
成形品Bの上面の糸尻148の外側の面積との比率、コ
ーティング材を塗布する面の傾斜角度等に従って、適宜
決められる。
【0054】ガイドライナ138は、図6の左に示した
とおりに、下方位置において、内壁の下方端150のみ
が予備成形品Bに接触する形状を有する。
【0055】次に、上記のとおりのコーティング材料供
給装置16の作動を説明する。
【0056】まず、コーティング材料供給装置16の供
給部106は、図1及び図6の右側に示したとおりの、
引っ込んだ位置にある。この位置において、供給部10
6は、計量装置110の下に位置し、計量装置110に
よって計量された所定量のコーティング材Cがガイドパ
イプ108を介して、供給部106の供給マス114内
に供給される。この位置においては、上方支持板112
の供給孔142と、シャッタ・プレート120の供給孔
144とがずれており、供給されたコーティング材Cは
供給マス114内に保持される。
【0057】次に、水平シリンダ104(図1)が作動
して、供給部106を、図1に示した引っ込んだ位置か
ら、供給部106がプレス装置20内に位置する突出位
置に移動せしめる。
【0058】しかる後、縦シリンダ124が作動して、
可動支持板128等を図6の右側の上方位置から、図6
の左側の下方位置に移動せしめる。この位置において、
可動支持板128に固定されたガイドライナ138の内
壁の下方端150が、予備成形品Bに接触する。
【0059】そして、横シリンダ116が作動して、シ
ャッタ・プレート120を、図6の右側に示した供給孔
142と供給孔144とがずれた位置から、図6の左側
に示したこれらの供給孔142及び144とが整合した
位置に移動せしめる。これによって、供給マス114に
保持されたコーティング材Cが、供給パイプ122を介
して、ガイド部材136上に降下する。そして、コーテ
ィング材Cは、ガイド部材136の中心孔146及び側
面に沿って降下し、予備成形品B上に配置される。この
とき、予備成形品Bは高温であるので、コーティング材
Cは、予備成形品Bの表面に付着する。予備成形品Bの
上面の糸尻148の内側及び外側に配置されるコーティ
ング材Cの量の比率は、ガイド部材136の中心孔14
6の寸法に従って、予備成形品Bの上面の糸尻148の
内側及び外側に好適の量のコーティング材Cが配置され
る。
【0060】しかる後、シャッタ・プレート120が、
図6の右側に示した供給孔142と供給孔144とがず
れた位置に戻り、縦シリンダ124が作動して、可動支
持板128等を図6の右側に示した上方位置に戻す。そ
して、水平シリンダ104が作動して、供給部110を
図1及び図6の右側に示したとおりの、引っ込んだ位置
に戻す。
【0061】
【発明の効果】本発明によると、円錐台形状のフォイル
を1枚づつ確実にプレス装置に供給することができる。
【0062】更に、本発明に従うと、糸尻を有する成形
品に適切な厚さのコーティングを形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例に従う圧縮成形装置の概略
図。
【図2】図1の圧縮成形装置の一部であるフォイル供給
装置の側面図。
【図3】図2のフォイル供給装置の要部断面図。
【図4】図2のフォイル供給装置の要部分解斜視図。
【図5】図1の圧縮成形装置の一部であるコーティング
材供給装置の要部分解斜視図。
【図6】図5のコーティング材供給装置の要部断面図。
【符号の説明】
10 圧縮成形装置 12 成形材料供給装置 14 フォイル供給装置 16 コーティング材料供給装置 18 製品取出装置 20 プレス装置 26 吸着装置 28 フォイル保持装置 94 フォイルストッカー 96 ブラシ 120 シャッタ・プレート 136 ガイド部材 138 ガイドライナ 148 糸尻
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 9:00 (72)発明者 沢田 信行 富山県魚津市本江1359−9 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 43/18 B29C 43/32 - 43/34 B29C 43/50,31/08 B65H 3/08 B05C 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形材料供給装置と、フォイル供給装置
    と、製品取出装置と、プレス装置とを具備し、 該成形材料供給装置が、該プレス装置に成形材料を供給
    し、 該プレス装置が、該成形材料供給装置から供給された成
    形材料を圧縮加熱して予備成形品を形成し、 該フォイル供給装置が、該プレス装置内において形成さ
    れた予備成形品上にフォイルを供給し、 該プレス装置が、予備成形品とフォイルとを圧縮加熱し
    て一体化した製品を形成し、 該製品取出装置が、形成された製品を該プレス装置から
    取出す 圧縮成形装置において、 フォイル供給装置が、複数枚の円錐台形状のフォイルを
    重ねた状態で保持するフォイルストッカーと、フォイル
    ストッカーの重ねられたフォイルの最も上のフォイルに
    吸着して、引き上げる吸盤とを備えており、 フォイルストッカーが、吸盤によって引き上げられたフ
    ォイルに引っ掛かり2枚目のフォイルを落とす爪を備え
    ていることを特徴とする圧縮成形装置。
  2. 【請求項2】 成形材料供給装置と、コーティング材料
    供給装置と、製品取出装置と、プレス装置とを具備し、該成形材料供給装置が、該プレス装置に成形材料を供給
    し、 該プレス装置が、該成形材料供給装置から供給された成
    形材料を圧縮加熱して予備成形品を形成し、 該コーティング材料供給装置が、該プレス装置内におい
    て形成された予備成形品上にコーティング材料を供給
    し、 該プレス装置が、予備成形品とコーティング材料とを圧
    縮加熱して一体化した製品を形成し、 該製品取出装置が、形成された製品を該プレス装置から
    取出す 圧縮成形装置において、 コーティング材料供給装置が、予備成形品の糸尻の内側
    と外側とに所定量のコーティング材を分布せしめるガイ
    ド部材を備えていることを特徴とする圧縮成形装置。
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