JPH1147997A - 打抜き加工方法およびその装置 - Google Patents

打抜き加工方法およびその装置

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JPH1147997A
JPH1147997A JP20477797A JP20477797A JPH1147997A JP H1147997 A JPH1147997 A JP H1147997A JP 20477797 A JP20477797 A JP 20477797A JP 20477797 A JP20477797 A JP 20477797A JP H1147997 A JPH1147997 A JP H1147997A
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JP
Japan
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punching
pressure
tonnage
die
work
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JP20477797A
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Koji Kawaguchi
晃司 川口
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打抜きトン数が足らなくて製品を駄目にして
しまうことを防止するようにした打抜き加工方法および
その装置を提供することにある。 【解決手段】 油圧シリンダ9の作動でパンチPを打撃
しパンチPとダイDとの協働でワークに打抜き加工を行
う際、1枚目のワークWに予め金型登録された金型のサ
イズより求めた打抜きトン数でもって複数の穴加工を行
うと共に各穴の打抜き時の圧力を検出し、次いで2枚目
以降のワークWに打抜き加工を行う際、前記各穴の打抜
き時に検出された打抜き時の各圧力を基にして得られた
各穴の打抜きトン数を基準にしてワークに打抜き加工を
行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧シリンダの
作動でパンチを打撃しパンチとダイとの協働でワークに
打抜き加工を行う打抜き加工方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧シリンダの作動てパンチを打
撃し、パンチとダイとの協働でワークに打抜き加工を行
う打抜き加工方法において、トライアルカット時の学習
機能は、加工の1発目を打ち抜き、そのときの圧力によ
り打抜きトン数を計算し、その後、制御装置より最適パ
ターンを選び、高圧又は低圧を判断し、2発目以降を加
工するようなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の打抜き加工方法において、図3に示されているよう
に加工すべきスケッチ材等のワークWで、切欠きのある
場所WA を金型Kで1発目に加工すると、打抜きトン数
が小さくなり、その加工を低圧で打抜き可能と制御装置
が判断した場合には、ワークWの中央の例えば窓抜きW
B 等を同じ金型Kで加工する場合、打抜きトン数が足り
なくて打抜けなかったりして製品が駄目にしてしまうこ
とがある。
【0004】この発明の目的は、打抜きトン数が足らな
くて製品を駄目にしてしまうことを防止するようにした
打抜き加工方法およびその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の打抜き加工方法は、油圧シ
リンダの作動でパンチを打撃しパンチとダイとの協働で
ワークに打抜き加工を行う際、1枚目のワークに予め金
型登録された金型のサイズより求めた打抜きトン数でも
って複数の穴加工を高圧にて行うと共に各穴の打抜き時
の圧力を検出し、次いで2枚目以降のワークに打抜き加
工を行う際、前記各穴の打抜き時に検出された打抜き時
の各圧力を基にして得られた各穴の打抜きトン数を基準
にしてワークに打抜き加工を行うことを特徴とするもの
である。
【0006】したがって、油圧シリンダの作動でパンチ
を打撃しパンチとダイとの協働でワークに打抜き加工を
行う際、まず1枚目のワークに予め金型登録されている
金型のサイズより金型外周が求められる。この金型外周
やワークの板厚などに予め設定された係数を基にして打
抜きトン数が求められる。この求められた打抜きトン数
を基にして1枚目のワークに複数の穴などの打抜き加工
が行われる。このとき、各穴などの打抜き加工を行った
ときに、打抜き時の圧力を検出しておく。
【0007】次いで、2枚目以降のワークに打抜き加工
を行う際、1枚目の各穴の打抜き加工を行ったときに検
出された圧力を基にして得られた各打抜きトン数を基準
にして各穴の打抜き加工が行われる。
【0008】而して、従来の打抜きトン数が足らなくて
製品を駄目にすることが防止され、良好な製品が得られ
る。例えば、スケッチ材等の切欠きのあるワークでの中
央の窓枠加工時の半抜きがなくなる。
【0009】請求項2よるこの発明の打抜き加工装置
は、油圧シリンダの作動でパンチを打撃しパンチとダイ
との協働でワークに打抜き加工を行う打抜き加工装置で
あって、前記パンチ,ダイの金型におけるサイズ,金型
外周などの金型データを登録せしめておく金型データ・
ファイルと、この金型データ・ファイルにファイルされ
た金型外周や、加工するワークの板厚などを基にして打
抜きトン数を演算せしめる打抜きトン数・演算手段と、
前記油圧シリンダに供給される圧油を検出する圧力セン
サと、前記油圧シリンダに少なくとも2種類の圧力にて
圧油を供給するポンプと、を備えてなることを特徴とす
るものである。
【0010】したがって、油圧シリンダの作動でパンチ
を打撃しパンチとダイとの協働でワークに打抜き加工を
行う際、まず1枚目のワークに予め金型データ・ファイ
ルに登録されている金型におけるサイズより金型外周を
求めると、予め入力されたワークの板厚や係数とを基に
して打抜きトン数・演算手段で加工すべきワークの打抜
きトン数が求められる。
【0011】この打抜きトン数・演算手段で求められた
打抜きトン数を基にして前記油圧シリンダに圧油が送ら
れて1枚目のワークに複数の穴などの打抜き加工が得ら
れる。このときに油圧シリンダから流れる圧油の圧力を
圧力センサで検出しておく。
【0012】次いで、2枚目以降のワークに打抜き加工
を行う際、1枚目の各穴の打抜き加工を行ったときに圧
力センサで検出された圧力を基にして求められた各穴の
打抜きトン数でもって2枚目の各穴等の打抜き加工が行
われる。
【0013】而して、従来の打抜きトン数が足らなくて
製品を駄目にすることが防止され、良好な製品が得られ
る。例えば、スケッチ材等の切欠きのあるワークでの中
央の窓枠加工時の半抜きがなくなる。
【0014】請求項3によるこの発明の打抜き加工装置
は、請求項2記載の打抜き加工装置において、前記ポン
プとして低圧用,高圧用ポンプを備えると共に、前記油
圧シリンダとポンプとを接続せしめる配管の途中に、前
記圧力センサで求められた各穴などの圧力を基にして求
められた各打抜きトン数より前記低圧用ポンプ又は高圧
用ポンプに切換える切換バルブを備えてなることを特徴
とするものである。
【0015】したがって、1枚目の打抜き加工を行った
ときに各穴等の打抜き時の圧力を圧力センサで検出し、
検出された圧力を基にして求められた各打抜きトン数に
より、その各穴毎に低圧用ポンプ又は高圧用ポンプに切
換バルブで切換えて油圧シリンダを作動せしめることに
より、ポンプが有効的に使用されて耐久性が向上され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基いて詳細に説明する。
【0017】図1を参照するに、打抜き加工装置1は、
油圧式パンチプレス3、油圧回路5および制御装置7と
で構成されている。前記油圧式パンチプレス3は図示省
略のフレームに油圧シリンダ9が取付けられている。こ
の油圧シリンダ9にはピストンロッド11(ラム)が下
方へ向けて装着されていると共にこのピストンロッド1
1のピストンを境にして上部シリンダ室13,下部シリ
ンダ室15が形成されている。前記ピストンロッド11
の下方位置にはパンチPとダイDが上下方向へ相対向し
て設けられている。なお、パンチP,ダイDは例えば回
転可能な上,下部タレットの円周上に適宜な間隔で装着
されていると共に、ワークWはワーククランプにクラン
プされ、このワーククランプを備えたキャレッジがX軸
方向へ、キャレッジベースがY軸方向へ移動されるもの
である。
【0018】上記構成により、ダイD上に加工すべきワ
ークWを載置せしめて、油圧シリンダ9を作動せしめる
と、ピストンロッド11が上下動してパンチPが打撃さ
れてパンチPとダイDとの協働でワークWに穴などの打
抜き加工が行われることになる。
【0019】前記油圧回路5としてはタンク17が備え
られており、このタンク17には配管19,21の一端
が連通されていると共に配管19,21の他端はソレノ
イドSOL1を備えた第1切換バルブ23に接続されて
いる。前記配管19,21の途中には高圧用ポンプ2
5,低圧用ポンプ27が設けられており、これらポンプ
はモータ29で作動されるようになっている。
【0020】前記タンク17には配管31の一端が連通
されていると共に、前記第1切換バルブ23には配管3
3の一端が接続されている。前記配管31,33の他端
にはソレノイドSOL2を備えた第2切換バルブ(サー
ボバルブ)35に接続されている。この第2切換バルブ
35には配管37,39の一端が接続されていると共に
配管37,39の他端は前記下部シリンダ室15,上部
シリンダ室13に接続されている。また、前記油圧シリ
ンダ9の下部にはピストンロッド11の上下動時におけ
る位置(ストローク位置)を検出する位置センサ41が
設けられている。前記油圧シリンダ9の上部シリンダ室
13には配管43を介して圧力センサ45が接続されて
いる。
【0021】上記構成により、モータ29を駆動せしめ
ると、高圧用ポンプ25,低圧用ポンプ27が作動して
タンク17から圧油がそれぞれ配管19,21に吐出さ
れる。配管19,21に吐出された圧油は第1切換バル
ブ23のソレノイドSLO1のON,OFFにより、低
圧又は高圧の圧油が配管33へ流れ、さらに第2切換バ
ルブ35のソレノイドSLO2のON,OFFにより、
配管39へ圧油が流れると、油圧シリンダ9の上部シリ
ンダ室13に送られ、ピストンロッド11が下降しパン
チPを打撃して、パンチPとダイDとの協働でワークW
に打抜き加工が行われる。打抜き加工を行ったときの圧
油の圧力は圧力センサ45で検出されると共に、ピスト
ンロッド(ラム)11のストローク位置は位置検出セン
サ41で検出されることになる。
【0022】前記制御装置7としては、CPU47を備
えており、このCPU47にはキーボードなどの入力手
段49が接続されていて、ワークWの板厚や予め設定さ
れた係数(定数),並びプログラムデータが入力される
ようになっている。また、CPU47にはROM51,
RAM53が接続されていて、ROM51にはストロー
クと時間との関係における打抜き加工時の速度パターン
が収録されている。また、RAM53には速度パターン
を修正するデータが記憶されている。
【0023】前記CPU47には金型データ・ファイル
55が接続されていて、この金型データ・ファイル55
には金(パンチP,ダイD)のサイズ,金型外周など金
型に関するデータが予めファイルされている。また、前
記CPU47には打抜きトン数・演算手段57が接続さ
れていて、前記入力手段49より入力されたワークWの
板厚t,ワークWの材質毎の抗張力による定数α,材質
係数βが入力されると共に、金型外周Lが金型データ・
ファイル55より取り込まれて、打抜きトン数T=α,
L・t,βにより打抜きトン数Tが演算処理されるもの
である。
【0024】前記打抜きトン数・算手段57には高低圧
切換制御部59を介して、前記第1切換バルブ23のソ
レノイドSLO1に電気的に接続されている。したがっ
て、高低圧切換制御部59でソレノイドSOL1が制御
されるものである。また、前記CPU47にはサーボバ
ルブ制御部61が接続されており、このサーボバルブ制
御部61が第2切換えバルブ(サーボバルブ)35のS
OL2に接続されている。したがって、サーボバルブ制
御部61でソレノイドSOL2が制御されるものであ
る。
【0025】前記CPU47には、上,下部タレットを
回転せしめる回転用駆動モータ,キャリッジをX軸方向
へ移動せしめるX軸駆動モータ、あるいはキャリッジベ
ースをY軸方向へ移動せしめるY軸用駆動モータなどの
各駆動モータMがアンプ63を介して接続されている。
【0026】上記構成により、本実施の動作を図2に示
したフローチャートを基にして説明すると、複数枚のワ
ークWに複数の穴などの打抜き加工を行う場合には、ま
ずステップS1でワークWの板圧,係数(定数)α,β
および金型データなどを入力手段49からCPU47に
入力せしめる。ステップS2で打抜きトン数・演算手段
57で1枚目の打抜きトン数が上述した式で演算処理さ
れる。ステップS3でこの演算処理された打抜きトン数
を基にして1枚目のワークWに打抜き加工が開始され
る。高低圧切換制御部59でもって、第1切換バルブ2
3のソレノイドSLO1をオンせしめ例えば高圧用ポン
プ25から高圧の圧油がタンク17から吐出される。さ
らにステップS4でサーボバルブ制御部61の基で第2
切換バルブ35のSOL2がON,OFFされて、高圧
の圧油が油圧シリンダ9の上部シリンダ室13に供給さ
れてピストンロッド(ラム)11が下降し1枚目のワー
クWに例えば穴加工が行われる。さらに同様にして指定
された位置に複数の穴加工が行われる。ステップS5で
この穴加工を行ったときに各圧力を圧力センサ45で検
出してCPU47に取り込まれて各穴加工時の打抜きト
ン数が演算される。すなわち、圧力センサ45で検出さ
れた各穴の圧力と上部シリンダ室13の断面積とを乗じ
ることによって各打抜きトン数が演算される。
【0027】次に、ステップS6で2枚目のワークWに
複数の穴加工が開始される。すなわち、各穴加工を行う
ときには、2枚目のワークWにおける各穴加工時の打抜
きトン数を基にして第1切換バルブ23のSOL1をO
N,OFFせしめることにより、高圧用ポンプ25又は
低圧用ポンプ27が選択的に選択されて最適な打抜きト
ン数で穴加工が行われる。ステップS7で3枚目以降の
ワークWに対しても同様にして穴加工が行われて終了す
る。
【0028】而して、従来の打抜きトン数が足らなくて
製品を駄目にすることを防止することができ、良好な製
品を得ることができる。例えば、スケッチ材等の切欠き
のあるワークWでの中央の窓枠加工時の半抜きをなくす
ることができる。
【0029】しかも、ポンプとして高圧用ポンプ25,
低圧用ポンプ27を各穴の打抜きトン数に応じて有効的
に使用することができ、耐久性を向上せしめることがで
きる。
【0030】なお、この発明は、前述した発明実施の形
態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0031】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態により理
解されるように請求項1の発明によれば、油圧シリンダ
の作動でパンチを打撃しパンチとダイとの協働でワーク
に打抜き加工を行う際、まず1枚目のワークに予め金型
登録されている金型のサイズより金型外周が求められ
る。この金型外周やワークの板厚並びに予め設定された
係数を基にして打抜きトン数が求められる。この求めら
れた打抜きトン数を基にして1枚目のワークに複数の穴
などの打抜き加工が行われる。このとき、各穴などの打
抜き加工を行ったときに、打抜き時の圧力を検出してお
く。
【0032】次いで、2枚目以降のワークに打抜き加工
を行う際、1枚目の各穴の打抜き加工を行ったときに検
出された圧力を基にして得られた各打抜きトン数を基準
にして各穴の打抜き加工が行われる。
【0033】而して、従来の打抜きトン数が足らなくて
製品を駄目にすることを防止することができ、良好な製
品を得ることができる。例えば、スケッチ材等の切欠き
のあるワークでの中央の窓枠加工時の半抜きをなくする
ことができる。
【0034】請求項2の発明によれば、油圧シリンダの
作動でパンチを打撃しパンチとダイとの協働でワークに
打抜き加工を行う際、まず1枚目のワークに予め金型デ
ータ・ファイルに登録されている金型におけるサイズよ
り金型外周を求めると、予め入力されたワークの板厚や
係数とを基にして打抜きトン数,演算手段で加工すべき
ワークの打抜きトン数が求められる。
【0035】この打抜きトン数・演算手段で求められた
打抜きトン数を基にして前記油圧シリンダに圧油が送ら
れて1枚目のワークに複数の穴などの打抜き加工が得ら
れる。このときに油圧シリンダから流れる圧油の圧力を
圧力センサで検出しておく。
【0036】次いで、2枚目以降のワークに打抜き加工
を行う際、1枚目の各穴の打抜き加工を行ったときに圧
力センサで検出された圧力を基にして求められた各穴の
打抜きトン数でもって2枚目の各穴等の打抜き加工が行
われる。
【0037】而して、従来の打抜きトン数が足らなくて
製品を駄目にすることを防止することができ、良好な製
品が得られる。例えば、スケッチ材等の切欠きのあるワ
ークでの中央の窓枠加工時の半抜きをなくすることがで
きる。
【0038】請求項3の発明によれば、1枚目の打抜け
加工を行ったときに各穴等の打抜き時の圧力を圧力セン
サで検出し、検出された圧力を基にして求められた各打
抜きトン数を基にして、その各穴毎に低圧用ポンプ又は
高圧用ポンプに切換バルブで切換えて油圧シリンダを作
動せしめることにより、ポンプを有効的に使用すること
ができ耐久性を向上せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する打抜き加工装置の構成図で
ある。
【図2】この発明の動作を切断するフローチャートであ
る。
【図3】従来のワークに打抜き加工を行ったときの説明
図である。
【符号の説明】
1 打抜き加工装置 3 油圧式パンチプレス 5 油圧回路 9 油圧シリンダ 11 ピストンロッド(ラム) 13 上部シリンダ室 15 下部シリンダ室 23 第1切換ポンプ 25 高圧用ポンプ 27 低圧用ポンプ 35 第2切換バルブ 41 位置検出センサ 45 圧力センサ 55 金型データ・ファイル 57 打抜きトン数・演算手段 P パンチ D ダイ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダの作動でパンチを打撃しパ
    ンチとダイとの協働でワークに打抜き加工を行う際、1
    枚目のワークに予め金型登録された金型のサイズより求
    めた打抜きトン数でもって複数の穴加工を高圧にて行う
    と共に各穴の打抜き時の圧力を検出し、次いで2枚目以
    降のワークに打抜き加工を行う際、前記各穴の打抜き時
    に検出された打抜き時の各圧力を基にして得られた各穴
    の打抜きトン数を基準にしてワークに打抜き加工を行う
    ことを特徴とする打抜き加工方法。
  2. 【請求項2】 油圧シリンダの作動でパンチを打撃しパ
    ンチとダイとの協働でワークに打抜き加工を行う打抜き
    加工装置であって、前記パンチ,ダイの金型におけるサ
    イズ,金型外周などの金型データを登録せしめておく金
    型データ・ファイルと、この金型データ・ファイルにフ
    ァイルされた金型外周や,加工するワークの板厚などを
    基にして打抜きトン数を演算せしめる打抜きトン数・演
    算手段と、前記油圧シリンダに供給される圧油を検出す
    る圧力センサと、前記油圧シリンダに少なくとも2種類
    の圧力にて圧油を供給するポンプと、を備えてなること
    を特徴とする打抜き加工装置。
  3. 【請求項3】 前記ポンプとして低圧用,高圧用ポンプ
    とを備えると共に、前記油圧シリンダとポンプとを接続
    せしめる配管の途中に、前記圧力センサで求められた穴
    などの圧力を基にして求められた各打抜きトン数より前
    記低圧用ポンプ又は高圧用ポンプに切換える切換バルブ
    を備えてなることを特徴とする請求項2記載の打抜き加
    工装置。
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