JP3300007B2 - 油圧式パンチプレス装置 - Google Patents

油圧式パンチプレス装置

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JP3300007B2
JP3300007B2 JP00295192A JP295192A JP3300007B2 JP 3300007 B2 JP3300007 B2 JP 3300007B2 JP 00295192 A JP00295192 A JP 00295192A JP 295192 A JP295192 A JP 295192A JP 3300007 B2 JP3300007 B2 JP 3300007B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0076Noise or vibration isolation means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低振動、低騒音等を目
的として広く利用されている油圧式パンチプレスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、低振動、低騒音等を目的として油
圧式パンチプレス装置が広く利用されるようになってき
た。即ち、パンチプレスでは、板材の打抜時に相当大き
な圧力を要し、パンチプレス装置で板材を打抜くと、打
抜速度が比較的大であるので相当大きな振動ないし騒音
を発生する。そこで、近年打抜速度を自由に変化させる
ことができ、打抜き時の速度パターンを打抜条件に応じ
て自由に調整できるパンチプレス機が提案され、低振
動、低騒音にて軽快なプレス作業が行われている。今
や、パンチプレス機は油圧時の方が主流であるとも言わ
れる所以である。
【0003】ところで、上記の油圧式パンチプレス装置
では、ラムを駆動する油圧シリンダに、可変圧力・油量
ポンプから圧油を供給することが行われている。この可
変圧力・流量ポンプは、圧力及び流量を個別に指令する
ことができる。従って、油圧ユニットに所望の圧力、油
量を指令することにより、所望の低振動、低騒音特性に
て、打抜き加工を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き油圧式パンチプレス装置において、可変圧力・流量
ポンプを用いると、圧力P及び流量Qの積P・Qが一定
値E0 (エネルギー)に制限されているため、圧力及び
流量の両数値P、Qを思い通りには指定できず高ヒッ
ト、省エネ化を効率良く図ることができないという問題
点があった。即ち、パンチプレスでは、高ヒット化が求
められ、ラムを高速動作させるため流量を大きくしたい
場合がある。一方で、省カネ化のため、低ストロークの
場合には可能な限り圧力を小さくして流量をできるだけ
小さくするべきである。しかし、従来の可変圧力・流量
ポンプの制御では、プレス単位で異なるプレス条件を適
正に指示することが難しいという問題点があった。
【0005】そこで、本発明は、可変圧力・流量ポンプ
を用いた油圧式パンチプレス装置において、高ヒット
化、省カネ化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、特許請求の範囲に記載の通りの油圧式パンチ
プレス装置を構成した。
【0007】
【作用】本発明の油圧式パンチプレス機では、圧力P及
び流量Qの積の最大値E0 が定められている可変圧力・
流量ポンプにおいて、最大値E0 を所要圧力Pi で除し
て求めた最大流量Q0 の範囲で所要流量Qi を求めるの
で、Pi ,Qi を一義的に任意に定めることができ、ヒ
ット数を最大とすることができる。また、必要圧力を定
めて所要流量を最低に抑えることができるので省エネ化
を図ることができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明を実施することができるパンチ
プレスの構成例を示す側面図である。図において、タレ
ットパンチプレス機1はNC装置を主体とした制御装置
2と接続されている。タレットパンチプレス機1は、内
側に向けてコの字形に形成されたフレーム3内に上下の
タレット4,5を備えてなる。これらタレット4,5は
同期して水平面内で回転自在とされる。各タレットに
は、複数の金型装着ステーションを備え、各金型装着ス
テーションには、任意の金型(パンチまたはダイ)を装
着可能となっている。
【0009】前記フレーム3の上部にはストライカ(ラ
ム)6を備えたシリンダ装置7が設けられ、前記ストラ
イカ6は前記タレット4の回転により割出され、その直
下に位置するパンチ8の上部を下方に向けて打撃できる
ようになっている。
【0010】一方、前記フレーム3の他方には、前記タ
レット4,5に向かう方向(Y)に向けて移動自在のキ
ャレッジ9が設けられ、これには前記方向Yと直交する
方向(X)に移動自在のワーククランプ装置10が設け
られている。従って、このワーククランプ装置10でワ
ークWを把持し、キャレッジ9及びワーククランプ装置
10を各方向に駆動することにより、ワークWをテーブ
ル上で平面移動させることができる。
【0011】前記ワークWは前記タレット4,5の間に
介在されて平面移動されるようになっている。従って、
適宜位置決めされたワークWに対し、前記ストライカ6
を駆動することにより、割出し金型で打抜加工を行うこ
とができる。ヒットレート(回/分)は100以上とす
るのが普通である。ただし、低振動、低騒音を目的とし
て、適宜ヒットレートを低く抑えることができる。
【0012】図2は、前記シリンダ装置7に圧油を供給
するための油圧制御回路のブロック図である。油圧制御
回路は、可変圧力・流量ポンプを制御する可変ポンプコ
ントローラ11と、これに指令を与える演算装置12か
ら成り、可変ポンプコントローラ11で油圧ユニット1
3を制御するようになっている。演算装置12は、前記
制御装置2内に組込まれる。演算装置12はワークWの
板厚、材質、金型データが入力される。
【0013】図3は上記演算装置12の演算方式を示す
フローチャートである。ステップ301でNCプログラ
ムを読取り、ワークWの板厚、材質を抽出し、また金型
データを読取る。これらデータは、NCプログラムの付
属情報として記載されている。金型データは、別途のデ
ータ記憶部(金型管理データ)から読取るようにしても
良い。ステップ302では、ステップ301で求めたデ
ータに基いて打抜きトン数を求める。打抜きトン数T
は、板厚tと材料の剪断応力と、金型周長の積から容易
に求まる。次に、ステップ303では、シリンダ装置7
に供給すべき圧油の圧力Pi と流量Qi とを求める。
【0014】所要圧力Pi は、打抜きトン数Tをシリン
ダ上面面積Sで除して求める。流量はポンプの能力E0
を所要圧力Pi で除して求める。この値(流量)をQ0
とすると、これは流量の最大値である。従って、所要流
量Qi はこれ以下に定めれば良い。高ヒットを狙う場合
にはQi =Q0 となるが、低騒音、低振動の関係で少な
くともストライカ6のストローク動作を開始しての打抜
き作用時の打抜き速度を低下させるべく、より低い値と
されることもある。ステップ304では、求めたデータ
を可変ポンプコントローラ11に出力する。これによ
り、圧力Pi 、流量Qi の制御が行われる。
【0015】図4は一般的なポンプ(非可変ポンプ)の
圧力・流量特性を示す説明図、図5、図6は可変ポンプ
の流量特性を示す説明図である。図5は打抜きトン数が
大である場合、図6は打抜きトン数が小である場合を示
している。図5及び図6に示すように、本例では、打抜
きトン数に応じてまず圧力Pi (P1 ,P2 )が定めら
れ、次いで流量Qi (Q1 ,Q2 )が定められる。
【0016】ここに、本例では、図3で示した手順にて
圧力Pi 流量Qi が定められるので、ポンプの最大エネ
ルギーE0 が一定であり、非可変ポンプでは打抜くこと
ができない大きな負荷でも容易に対応できる。また、小
さな負荷であれば流量を大きくとれるので、1分間当り
のストローク数を大きく取ることができ、ヒットレート
を向上させることができる。さらに、小さな負荷でスト
ローク数が小の場合にはエネルギーを小さくすることが
でき(E0 >Ei )、省エネ化を図ることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の油圧式パンチプレス機では、圧
力P及び流量Qの積の最大値E0 が可変圧力・流量ポン
プにおいて、最大値E0 を所要圧力Pi で除して求めた
最大流量Q0 の範囲で所要流量Qi を求めるので、
i ,Qi を一義的に任意に定めることができ、ヒット
数を最大とすることができる。また、必要圧力を定めて
所要流量を最低に抑えることができるので省エネ化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施することができるタレットパンチ
プレスの側面図。
【図2】上記タレットパンチプレスのシリンダ装置に圧
油を供給するための油圧制御回路のブロック図。
【図3】上記油圧制御回路中の演算装置における演算方
式を示すフローチャート。
【図4】一般的な油圧ポンプの特性図。
【図5】打抜きトン数が大の場合の可変圧力・流量ポン
プの特性を示す説明図。
【図6】打抜きトン数が小の場合の可変圧力・流量ポン
プの特性を示す説明図。
【符号の説明】
12 演算装置 E0 ポンプの最大能力 Pi (P1 ,P2 ) 演算された圧力 Qi (Q1 ,Q2 ) 演算された流量

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチプレス機のラムを油圧シリンダで
    駆動するようにした油圧式パンチプレス装置において、 可変圧力・流量ポンプを有し、指令の圧力及び流量にて
    前記油圧シリンダに圧油を供給する油圧ユニットと、 被加工材料の板厚、材質と、金型データとを読込んで所
    要の打抜圧力を算出し、この算出値で前記油圧ユニット
    のエネルギー値を除して制御可能流量を算出し、算出さ
    れた制御可能流量内で打抜き速度に対応した流量を算出
    する演算装置と、 を備えたことを特徴とする油圧式パンチプレス装置。
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