JPH1147515A - 浴水の浄化装置 - Google Patents

浴水の浄化装置

Info

Publication number
JPH1147515A
JPH1147515A JP9208757A JP20875797A JPH1147515A JP H1147515 A JPH1147515 A JP H1147515A JP 9208757 A JP9208757 A JP 9208757A JP 20875797 A JP20875797 A JP 20875797A JP H1147515 A JPH1147515 A JP H1147515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bath water
purifying
water
purification
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9208757A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Nomura
健次 野村
Naoki Nakatsugawa
直樹 中津川
Masahiko Fukuda
正彦 福田
Rumi Okajima
るみ 岡島
Akira Morikawa
彰 守川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9208757A priority Critical patent/JPH1147515A/ja
Publication of JPH1147515A publication Critical patent/JPH1147515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴水中の有機物を捕捉し、かつ分解・除去す
る浄化フィルターを、定期的に自動洗浄する洗浄装置を
具備した浴水の浄化装置を得る。 【解決手段】 浄化槽1の上部に入水孔2を、浄化槽1
の下部に出水孔4をそれぞれ形成する。そして、浄化槽
1内にチップ状のスポンジフィルター9を収納し、スポ
ンジフィルター9の上部に押圧板10を、スポンジフィ
ルター9の下部に仕切板16をそれぞれ配置し、さらに
押圧板10の上部に駆動棒12を固着する。次に、駆動
棒12を往復運動させる往復駆動部をタイマー15の設
定時間に基づいて制御する往復駆動制御部を、浄化槽1
の外部側に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴水中の有機物
を捕捉し、かつ分解して除去する浄化用フィルターにつ
いて、定期的に自動洗浄する洗浄装置を具備した浴水の
浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば特開平7−299496
号公報に開示された従来の浴水の浄化装置の構成を示す
図である。図8において、40は糸巻きフィルター4
1、循環ポンプ42、多孔質の鉱物(石英など)に予め
微生物を固定化したものが充填される浄化モジュール4
3、殺菌装置44とを収納する浄化装置本体である。4
5は糸巻きフィルター41に接続される第1の導管、4
6は殺菌装置44に接続される第2の導管、47は浴水
を貯留する浴槽である。
【0003】次に、浴水の浄化装置の動作について説明
する。浴槽47内の浴水が循環ポンプ42によって汲み
上げられ、これにより第1の導管45から糸巻きフィル
ター41を介して浄化モジュール43に流入する。この
とき、糸巻きフィルター41は髪の毛などの比較的大き
いゴミを取り除き、浄化モジュール43は浴水に溶け込
んでいる有機物を捕捉し、分解して除去する。次に、浄
化された浴水は殺菌装置44に流れ込んで殺菌処理さ
れ、この後に第2の導管46を通じて浴槽47に戻され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の浴水の浄化装置
は、長期間の使用において浴水が循環浄化される過程で
プレフィルターとしての糸巻きフィルターには髪の毛な
どの固形物が付着し、かつ浄化モジュールには微生物の
繁殖により、微生物や微生物の分泌物が多量に付着す
る。このために、浴水の循環量が低下したり、かつ浴水
中に微生物や微生物の分泌物が流れ込むなどして不衛生
である。これを未然に防ぐために、定期的に使用者ある
いはサービスマンが糸巻きフィルターの場合には髪の毛
などの固形物の付着状況を肉眼でチェックした後に、容
易に取り外して洗浄している。しかし、浄化モジュール
については微生物などの付着状況を直接肉眼でチェック
することには難があり、かつ容易に取り外して洗浄する
ことが非常に困難であり、煩わしさを伴う問題点があっ
た。
【0005】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、浴水中の有機物を捕捉し、かつ
分解して除去する役目をもつフィルターに多量の微生物
や微生物の分泌物が付着しないよう、定期的にフィルタ
ーを自動洗浄する洗浄装置を備えた浴水の浄化装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる浴水の
浄化装置は、浴槽を設け、浴槽内の浴水を強制的に循環
させる流路を設け、流路の途中に浄化槽を設け、浄化槽
内に浴水中の有機物を除去する柔軟性を有した浄化用フ
ィルターを収納すると共に、浄化用フィルターを圧縮す
ることによって浄化用フィルターに付着している有機物
を離脱させる圧縮手段を設け、流路には離脱された有機
物を外部へ排出する排出手段を設けるようにしたもので
ある。
【0007】また、圧縮手段は浄化用フィルターの一側
に押圧板を設け、浄化用フィルターの他方に仕切板を設
け、押圧板の概中央部に駆動棒を固着し、駆動棒を往復
駆動させる往復駆動手段を設け、往復駆動手段をタイマ
ーの設定時間に基づいて制御する制御回路を設けるよう
にしたものである。
【0008】また、押圧板および仕切板に複数の通水孔
を形成したものである。
【0009】また、浴槽を設け、浴槽内の浴水を強制的
に循環させる流路を設け、流路の途中に浄化槽を設け、
浄化槽内に浴水中の有機物を除去する柔軟性を有した浄
化用フィルターを収納すると共に、浄化用フィルターを
捻ることによって浄化用フィルターに付着している有機
物を離脱させる捻り手段を設け、流路には離脱された有
機物を外部へ排出する排出手段を設けるようにしたもの
である。
【0010】また、捻り手段は浄化用フィルターの一方
に回転板を固着し、浄化用フィルターの他方に仕切板を
固着し、回転板の概中央部に駆動棒を固着し、駆動棒を
回転駆動させる回転駆動手段を設け、回転駆動手段をタ
イマーの設定時間に基づいて制御する制御回路を設ける
ようにしたものである。
【0011】また、回転駆動手段は駆動棒を一方向に所
定時間だけ回転させた後に、反対方向に所定時間だけ回
転させる動作を繰り返し行うようにしたものである。
【0012】また、回転板および仕切板に複数の通水孔
を形成したものである。
【0013】また、浴槽を設け、浴槽内の浴水を強制的
に循環させる流路を設け、流路の途中に浄化槽を設け、
浄化槽内に浴水中の有機物を除去する球状の多孔質プラ
スチックを収納すると共に、多孔質プラスチックを浴水
の流れの勢いで浮遊しながら回転させることによって多
孔質プラスチックに付着している有機物を離脱させる回
転手段を設け、流路には離脱された有機物を外部へ排出
する排出手段を設けるようにしたものである。
【0014】また、球状の多孔質プラスチックの孔部に
プラスチック繊維を充填するようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】 実施の形態1.図1および図2は、この発明による浴水
の浄化装置の構成を示す図である。図1と図2におい
て、1は従来装置と同様に浴槽内の浴水を強制循環させ
る流路の途中に配置した浄化槽、2は浄化槽1の上部に
形成される浴水の入水孔、3は入水孔2に連結する入水
管、4は浄化槽1の下部に形成される浴水の出水孔、5
は出水孔4に連結する出水管、6は出水管5の一端に接
続された電磁三方弁、7は電磁三方弁6の一方出口に接
続され浴槽への流路を形成する浴水導入管、8は電磁三
方弁6の他方出口に接続され浴水を流路外へ排出する排
水管、9は浄化槽1内に収納するチップ状のスポンジフ
ィルター、10はスポンジフィルター9の上部に配置す
る押圧板、11は押圧板10に形成された複数の押圧板
通水孔、12は一端が押圧板10の上部に固着され他端
が浄化槽1を貫通して外部に差し出した駆動棒、13は
駆動棒12を往復駆動させる往復駆動部、14は往復駆
動部13をタイマー15の設定時間に基づいて制御する
往復駆動制御部、16はスポンジフィルター9の下部に
配置する仕切板、17は仕切板16に形成する複数の仕
切板通水孔である。
【0016】次に、浴水の浄化装置の動作について説明
する。図1は、浴水の浄化行程時の図である。図1にお
いて、予め髪の毛などの大きなゴミが除去された浴水が
入水孔2から浄化槽1内に流入し、押圧板通水孔11を
通じて浄化槽1の下方に向かっていく。これにより、浴
水中の有機物がスポンジフィルター9の表面あるいは内
部に予め固定化している微生物、または浴水から自然に
固着した微生物により補捉され、かつ分解して除去され
る。このとき、往復駆動部13により押圧板10を浄化
槽1内の最上方に位置させておく。そして、浄化された
浴水は仕切板通水孔17を通過し、出水孔4から出水管
5を介して電磁三方弁6に向かっていく。このとき、電
磁三方弁6は循環流路が連通した状態であるので、電磁
三方弁6を通過した浴水が浴水導入管7を通じて浴槽
(図示なし)側に向かっていく。
【0017】しかし、長期間の使用においてスポンジフ
ィルター9の表面あるいは内部に、多量の微生物や微生
物の分泌物が付着していくので、浴水の流れが悪くな
り、かつスポンジフィルター9に付着している微生物な
どが徐々に離脱していく。これによって、浴水中に微生
物などが拡散していくので、浴水は汚れた状態となる。
これを未然に防ぐため、後述するスポンジフィルター9
の洗浄動作を行う。なお、洗浄動作を開始させるタイミ
ングとして、例えばタイマー15に予め所定時間を設定
し、この所定時間に至ると自動的に洗浄動作を開始させ
たり、あるいは流量センサの出力に基づいて洗浄動作を
自動的に開始させたりする。こうした方法は、実施の形
態2〜4についても同様である。
【0018】また、図2はスポンジフィルター9の洗浄
行程時の図である。図2において、往復駆動部13を動
作して駆動棒12を上下に往復動すると、押圧板10は
浄化槽1内の最上方から下方の所定位置に移動した後
に、下方から上方に移動するという往復動作を所定時間
だけ繰り返し行う。これにより、スポンジフィルター9
が断続的に収縮されるのでスポンジフィルター9の表面
あるいは内部に付着した微生物などが、浴水と一緒に仕
切板通水孔17を通過していく。そして、浴水と共に出
水孔4から出水管5を介して電磁三方弁6に向かってい
く。このとき、電磁三方弁6はON状態、即ち排水管8
を連通状にしておけば、微生物や微生物の分泌物を含ん
だ浴水は排水管8を通じて浄化装置の流路外に排出され
る。
【0019】ここで、参考的に長期間使用のスポンジフ
ィルター9を圧縮洗浄、即ち押し出し洗浄した場合の、
フィルターに付着している微生物(一般殺菌)の絶対量
および浴水の循環流量の各データについて、以下に記載
する。このような押し出し洗浄により、浄化性能が向上
していることが判明される。なお、スポンジフィルター
9はチップ状の他に、全体が一体状のものであっても良
い。一体状スポンジフィルターであっても、以下の実験
結果を示す。 ・長期間(約1年)使用後の各データ スポンジフィルター9に付着する一般細菌数−−−5×
107 個/cc 循環流量−−−−12L/min ・洗浄後の各データ スポンジフィルター9に付着する一般細菌数−−−1×
106 個/cc 循環流量−−−−15L/min(初期15L/mi
n) 但し、フィルターの充填容積:2000cc
【0020】以上の構成により、浴水中の有機物を捕捉
し、かつ分解して除去するスポンジフィルター9が定期
的に自動洗浄される。このために、長期間の使用におい
てスポンジフィルター9に付着する多量の微生物や微生
物の分泌物が殆ど除去されるので、浴水の循環流量が低
下することなく、かつ微生物などが浴水に流れ込むこと
がない。したがって、常に浴水の浄化性能を高く維持で
き、入浴者に対する衛生管理が十分に図れるものであ
る。
【0021】実施の形態2.図3および図4は、この発
明による浴水の浄化装置における他の実施の形態を説明
する構成図である。図3と図4において、実施の形態1
と同一の符号は、同一または相当部分を示す。18は浄
化槽1内に収納する一体状のスポンジフィルター、19
はスポンジフィルター18の上部に固着する回転板、2
0は回転板19に形成する複数の回転板通水孔、21は
回転板19の上部に固着する駆動棒12を浄化槽1の外
部から正逆回転させる回転駆動部、22は回転駆動部2
1をタイマー15の設定時間に基づいて制御する回転駆
動制御部である。なお、ここでは実施の形態1の仕切板
16がスポンジフィルター18の下部に固着される。
【0022】また、図3は浴水が浄化槽1を通過し、浴
水中の有機物がスポンジフィルター18により捕捉し、
かつ分解して除去される場合の浄化行程時の図である。
このとき、スポンジフィルター18の形状は捻れて収縮
することなく、即ち体積が最大の状態となるようにスポ
ンジフィルター18の上部に固着する回転板19を、所
定の位置で停止させる。なお、浄化動作の説明について
は実施の形態1と同様であるので、ここでは説明を省略
する。
【0023】また、図4は浴水を浄化槽1に通過させ
て、スポンジフィルター18を洗浄する場合の洗浄行程
時の図である。図4において、回転駆動部21を駆動す
ると、回転板19は駆動棒12の動きにより、例えば所
定時間だけ正回転し、この後に所定時間だけ逆回転す
る。こうした正逆回転動作を所定回数だけ繰り返し行
う。これにより、スポンジフィルター18が捻られて、
スポンジフィルター18の表面あるいは内部に付着する
多量の微生物や微生物の分泌物が強制的に離脱され、浴
水と一緒になって仕切板通水孔17を通過していく。こ
れ以降の動作は、実施の形態1と同様であるので、ここ
では説明を省略する。
【0024】以上の動作により、浴水中の有機物や微生
物の分泌物を含んだスポンジフィルター18が定期的に
自動洗浄される。したがって、実施の形態1と同様の効
果を得ることができる。
【0025】実施の形態3.図5および図6は、この発
明の浴水の浄化装置における、さらに他の実施の形態を
説明する構成図である。図5と図6において、実施の形
態1,2と同一の符号は同一または相当部分を示す。2
3は浄化槽1の入水孔2に連結する入水管3の一端に接
続された第1の電磁三方弁、24は第1の電磁三方弁2
3の一方出口に接続され浴槽への流路を形成する第1の
配管、25は第1の電磁三方弁23の他方出口に接続さ
れ浴水を流路外へ排出する第2の配管、26は第1の配
管24の一端に接続された第2の電磁三方弁、27は第
2の電磁三方弁26の入り口に接続され浴槽への流路を
形成する、あるいは浴水を流路外へ排出する第3の配
管、28は第3の配管27の一端に接続された水流ポン
プ、29は水流ポンプ28の吸水口に接続され浴槽への
流路を形成する、あるいは浴水を流路外へ排出する第4
の配管、30は第2の電磁三方弁26の一方出口に接続
され浴水を流路外へ排出する第5の配管、31は第5の
配管30の一端に接続する第3の電磁三方弁、32は第
3の電磁三方弁31の一方出口に接続され浴槽への流路
を形成する第6の配管である。第3の電磁三方弁31の
入り口には浄化槽1の出水孔4に連結する出水管5が接
続される。33は浄化槽1内に多数個収納した球状の多
孔質プラスチックである。
【0026】次に、浴水の浄化装置の動作について説明
する。図5は、浴水の浄化行程時の図である。図5にお
いて、予め髪の毛などの大きなゴミが除去された浴水が
水流ポンプ28の循環動作により、第4の配管29から
第3の配管27を通じて第2の電磁三方弁26に向かっ
ていく。このとき、第2の電磁三方弁26はOFF状
態、即ち第1の配管24を連通状にしておけば浴水が第
1の配管24を通じて第1の電磁三方弁23に向かって
いく。次に、第1の電磁三方弁23はOFF状態、即ち
入水管3を連通状にしておけば浴水が入水管3から入水
孔2を通じて浄化槽1内の下方へと流れ込む。そして、
浴水が出水孔4に至る過程で、浴水に含まれる有機物が
多孔質プラスチック23の表面あるいは内部に予め固定
化している微生物、または浴水から自然に固着した微生
物により捕捉され、分解して除去される。そして、浄化
された浴水は出水孔4から出水管5を通じて、第3の電
磁三方弁31に向かっていく。このとき、第3の電磁三
方弁31はOFF状態、即ち第6の配管32を連通状に
しておけば浴水が第6の配管32を通じて浴槽(図示な
し)側に戻る。なお、多孔質プラスチック33は形状が
球状であるので、浄化槽1への単位体積当たり充填密度
が高い。このために、浄化部品である多孔質プラスチッ
ク23の収納スペースを小さくして浄化性能を向上でき
るので、浄化槽1自体を小型化できるという利点があ
る。
【0027】次に、浴水の浄化部品である多孔質プラス
チック33の自動洗浄について説明する。図6は、多孔
質プラスチック33を洗浄する洗浄行程時の図である。
図6において、浄化行程時と同様に予め髪の毛などの大
きなゴミが除去された浴水が水流ポンプ28の循環動作
により、第4の配管29から第3の配管27を通じて第
2の電磁三方弁26に向かっていく。このとき、第2の
電磁三方弁26はON状態、即ち第5の配管30を連通
状にしておけば浴水が第5の配管30を通じて第3の電
磁三方弁31に向かっていく。次に、第3の電磁三方弁
31はON状態、即ち出水管5を連通状にしておけば浴
水が出水管5から出水孔4を通じて浄化槽1内の上方へ
と流れ込む。そして、浴水が入水孔2に至る過程で、多
孔質プラスチック33は浴水の流れの勢いで上方に浮遊
した状態で回転する。このとき、多孔質プラスチック3
3は形状が球状であるので、回転し易く、このために回
転力が高くなる。さらに、多孔質プラスチック33同志
が互いに勢い良く擦れ合う。したがって、多孔質プラス
チック33の表面あるいは内部に付着している多量の微
生物や微生物の分泌物が、前述の回転力あるいは擦れ力
により強制的に離脱される。そして、離脱された微生物
などが浴水と一緒に入水孔2から入水管3を通じて第1
の電磁三方弁23に向かっていく。このとき、電磁三方
弁23はON状態、即ち第2の配管25を連通状にして
おけば、微生物などを含んだ浴水が第2の配管25を通
じて浄化装置の流路外に排出される。なお、浴水の浄化
行程時および多孔質プラスチック33の洗浄行程時にお
ける、第1の電磁三方弁23、第2の電磁三方弁26、
第3の電磁三方弁31の一連の動作モード(ON/OF
F状態)を図7に示す。
【0028】以上の構成により、浴水中の有機物や微生
物の分泌物が多量に付着している多孔質プラスチック3
3が定期的に自動洗浄される。したがって、実施の形態
1,2と同様の効果を得ることができる。また、浄化部
品がプラスチックであるので、一般的に使用される活性
炭と比べて、洗浄行程時における機械的な磨耗量が非常
に少ないという効果を期待できる。
【0029】実施の形態4.実施の形態4においては、
実施の形態3の浄化部品である複数の孔が形成された多
孔質プラスチック33の孔部、即ち空洞部にプラスチッ
ク繊維を充填する。これにより、多孔質プラスチック3
3の複数の孔部における微生物や微生物の分泌物に対す
る接触表面積が増大して、微生物などが付着し易くなる
ので、浴水の浄化性能はさらに向上するという期待を得
る。なお、洗浄方法については実施の形態3と同様であ
るので、ここでは説明を省略する。
【0030】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるように効果を奏する。
【0031】この発明に係わる浴水の浄化装置は、浴槽
を設け、浴槽内の浴水を強制的に循環させる流路を設
け、流路の途中に浄化槽を設け、浄化槽内に浴水中の有
機物を除去する柔軟性を有した浄化用フィルターを収納
すると共に、浄化用フィルターを圧縮することによって
浄化用フィルターに付着している有機物を離脱させる圧
縮手段を設け、流路には離脱された有機物を外部へ排出
する排出手段を設けるようにしたので、浴水中の有機物
を捕捉し、かつ分解して除去するスポンジフィルターが
定期的に自動洗浄される。このために、長期間の使用に
おいてスポンジフィルターに付着する多量の微生物や微
生物の分泌物が殆ど除去されるので、浴水の循環流量が
低下することなく、かつ微生物などが浴水に流れ込むこ
とがない。したがって、常時浴水の浄化性能を向上さ
せ、入浴者に対する衛生管理を十分に図ることができる
浴水の浄化装置が得られる。
【0032】また、圧縮手段は浄化用フィルターの一方
に押圧板を設け、浄化用フィルターの他方に仕切板を設
け、押圧板の概中央部に駆動棒を固着し、駆動棒を往復
駆動させる往復駆動手段を設け、往復駆動手段をタイマ
ーの設定時間に基づいて制御する制御回路を設けるよう
にしたので、定期的にスポンジフィルターを圧縮作用、
即ち押し出し作用によって完璧に洗浄することができ
る。このために、常に浴水の浄化性能を向上させること
ができる浴水の浄化装置が得られる。
【0033】また、押圧板および仕切板に複数の通水孔
を形成したので、スポンジフィルターから押し出される
汚れ水が効率良く浄化槽より排出される。このために、
常に浴水の浄化性能を向上させることができる浴水の浄
化装置が得られる。
【0034】また、浴槽を設け、浴槽内の浴水を強制的
に循環させる流路を設け、流路の途中に浄化槽を設け、
浄化槽内に浴水中の有機物を除去する柔軟性を有した浄
化用フィルターを収納すると共に、浄化用フィルターを
捻ることによって浄化用フィルターに付着している有機
物を離脱させる捻り手段を設け、流路には離脱された有
機物を外部へ排出する排出手段を設けるようにしたの
で、浴水中の有機物を捕捉し、かつ分解して除去するス
ポンジフィルターが定期的に自動洗浄される。このため
に、長期間の使用においてスポンジフィルターに付着す
る多量の微生物や微生物の分泌物が殆ど除去されるの
で、浴水の循環流量が低下することなく、かつ微生物な
どが浴水に流れ込むことがない。したがって、常時浴水
の浄化性能を向上させ、入浴者に対する衛生管理を十分
に図ることができる浴水の浄化装置が得られる。
【0035】また、捻り手段は浄化用フィルターの一方
に回転板を固着し、浄化用フィルターの他方に仕切板を
固着し、回転板の概中央部に駆動棒を固着し、駆動棒を
回転駆動させる回転駆動手段を設け、回転駆動手段をタ
イマーの設定時間に基づいて制御する制御回路を設ける
ようにしたので、定期的にスポンジフィルターが捻られ
て、この捻り作用によりスポンジフィルターを完璧に洗
浄することができる。このために、常に浴水の浄化性能
を向上させることができる浴水の浄化装置が得られる。
【0036】また、回転駆動手段は駆動棒を一方向に所
定時間だけ回転させた後に、反対方向に所定時間だけ回
転させる動作を繰り返し行うようにしたので、スポンジ
フィルターの表面あるいは内部に付着している多量の微
生物や微生物の分泌物を、強制的に離脱させることがで
きる。このために、常に浴水の浄化性能をより一層向上
させることができる浴水の浄化装置が得られる。
【0037】また、回転板および仕切板に複数の通水孔
を形成したので、スポンジフィルターから捻り出される
汚れ水が効率良く浄化槽より排出される。このために、
常に浴水の浄化性能を向上させることができる浴水の浄
化装置が得られる。
【0038】また、浴槽を設け、浴槽内の浴水を強制的
に循環させる流路を設け、流路の途中に浄化槽を設け、
浄化槽内に浴水中の有機物を除去する球状の多孔質プラ
スチックを収納すると共に、多孔質プラスチックを浴水
の流れの勢いで浮遊しながら回転させることによって多
孔質プラスチックに付着している有機物を離脱させる回
転手段を設け、流路には離脱された有機物を外部へ排出
する排出手段を設けるようにしたので、浴水中の有機物
を捕捉し、かつ分解して除去する多孔質プラスチックが
定期的に自動洗浄される。このために、長期間の使用に
おいて多孔質プラスチックの表面あるいは内部に付着す
る多量の微生物や微生物の分泌物が殆ど除去されるの
で、浴水の循環流量が低下することなく、かつ微生物な
どが浴水に流れ込むことがない。したがって、常時浴水
の浄化性能を向上させ、入浴者に対する衛生管理を十分
に図ることができる浴水の浄化装置が得られる。さら
に、多孔質プラスチックは一般使用の活性炭と比べて機
械的な磨耗量が非常に少ないので、耐久性を向上できる
という効果を得る。
【0039】また、球状の多孔質プラスチックの孔部に
プラスチック繊維を充填するようにしたので、多孔質プ
ラスチックの孔部における微生物や微生物の分泌物に対
する接触表面積が増大して、微生物などが付着し易くな
る。これにより、常時浴水の浄化性能を向上させること
ができる浴水の浄化装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による浴水の浄化装置における、実
施の形態1の一動作行程を示す図である。
【図2】 実施の形態1の他の動作行程を示す構成図で
ある。
【図3】 実施の形態2の一動作行程を示す構成図であ
る。
【図4】 実施の形態2の他の動作行程を示す構成図で
ある。
【図5】 実施の形態3の一動作行程を示す構成図であ
る。
【図6】 実施の形態3の他の動作行程を示す構成図で
ある。
【図7】 実施の形態3の一構成部品の動作モードを示
す図である。
【図8】 従来における浴水の浄化装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 浄化槽、2 入水孔、3 入水管、4 出水孔、5
出水管、6 電磁弁、7 浴水導入管、8 排水管、
9 チップ状スポンジフィルター、10 押圧板、11
押圧板通水孔、12 駆動棒、13 往復駆動部、1
4 往復駆動制御部、15 タイマー、16 仕切板、
17 仕切板通水孔、18 一体状スポンジフィルタ
ー、19 回転板、20 回転板通水孔、21 回転駆
動部、22回転駆動制御部、23 第1の電磁三方弁、
24 第1の配管、25 第2の配管、26 第2の電
磁三方弁、27 第3の配管、28 水流ポンプ、29
第4の配管、30 第5の配管、31 第3の電磁三方
弁、32 第6の配管、33 球状の多孔質プラスチッ
ク、40 浄化装置、41 糸巻きフィルター、42
循環ポンプ、43 浄化モジュール、44 殺菌装置、
45 第1の導管、46 第2の導管、47 浴槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 39/16 B01D 29/08 520A C02F 3/06 ZAB 530D 3/10 540A 29/12 Z 29/38 580H 35/02 J (72)発明者 岡島 るみ 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 守川 彰 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽と、この浴槽内の浴水を強制的に循
    環させる流路と、この流路の途中に設けられた浄化槽と
    を備え、この浄化槽内に浴水中の有機物を除去する柔軟
    性を有した浄化用フィルターを収納すると共に、この浄
    化用フィルターを圧縮することによって浄化用フィルタ
    ーに付着している前記有機物を離脱させる圧縮手段を設
    け、前記流路には離脱された有機物を外部へ排出する排
    出手段を設けたことを特徴とする浴水の浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮手段は、前記浄化用フィルター
    の一方に配置する押圧板と、浄化用フィルターの他方に
    配置する仕切板と、前記押圧板の概中央部に固着する駆
    動棒とを含むと共に、この駆動棒を往復駆動させる往復
    駆動手段と、この往復駆動手段をタイマーの設定時間に
    基づいて制御する制御回路とを備えたことを特徴とする
    請求項1記載の浴水の浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧板および前記仕切板に複数の通
    水孔を形成したことを特徴とする請求項2記載の浴水の
    浄化装置。
  4. 【請求項4】 浴槽と、この浴槽内の浴水を強制的に循
    環させる流路と、この流路の途中に設けられた浄化槽と
    を備え、この浄化槽内に浴水中の有機物を除去する柔軟
    性を有した浄化用フィルターを収納すると共に、この浄
    化用フィルターを捻ることによって浄化用フィルターに
    付着している前記有機物を離脱させる捻り手段を設け、
    前記流路には離脱された有機物を外部へ排出する排出手
    段を設けたことを特徴とする浴水の浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記捻り手段は、前記浄化用フィルター
    の一方に固着する回転板と、浄化用フィルターの他方に
    固着する仕切板と、前記回転板の概中央部に固着する駆
    動棒とを含むと共に、この駆動棒を回転駆動させる回転
    駆動手段と、この回転駆動手段をタイマーの設定時間に
    基づいて制御する制御回路とを備えたことを特徴とする
    請求項4記載の浴水の浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記回転駆動手段は、前記駆動棒を一方
    向に所定時間だけ回転させた後に、反対方向に所定時間
    だけ回転させる動作を、繰り返し行うようにしたことを
    特徴とする請求項5記載の浴水の浄化装置。
  7. 【請求項7】 前記回転板および前記仕切板に複数の通
    水孔を形成したことを特徴とする請求項5記載の浴水の
    浄化装置。
  8. 【請求項8】 浴槽と、この浴槽内の浴水を強制的に循
    環させる流路と、この流路の途中に設けられた浄化槽と
    を備え、この浄化槽内に浴水中の有機物を除去する球状
    の多孔質プラスチックを収納すると共に、この多孔質プ
    ラスチックを浴水の流れの勢いで浮遊しながら回転させ
    ることによって多孔質プラスチックに付着している前記
    有機物を離脱させる回転手段を設け、前記流路には離脱
    された有機物を外部へ排出する排出手段を設けたことを
    特徴とする浴水の浄化装置。
  9. 【請求項9】 前記球状の多孔質プラスチックの孔部に
    プラスチック繊維を充填したことを特徴とする請求項8
    記載の浴水の浄化装置。
JP9208757A 1997-08-04 1997-08-04 浴水の浄化装置 Pending JPH1147515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9208757A JPH1147515A (ja) 1997-08-04 1997-08-04 浴水の浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9208757A JPH1147515A (ja) 1997-08-04 1997-08-04 浴水の浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1147515A true JPH1147515A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16561587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9208757A Pending JPH1147515A (ja) 1997-08-04 1997-08-04 浴水の浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1147515A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107243182A (zh) * 2017-07-26 2017-10-13 德清水方环保科技有限公司 污水处理设备
CN114470873A (zh) * 2022-03-10 2022-05-13 兖矿能源集团股份有限公司 一种用于井下下山掘进工作面的煤水分离装置及方法
JP7130166B1 (ja) * 2021-10-07 2022-09-02 三菱電機株式会社 異物除去装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107243182A (zh) * 2017-07-26 2017-10-13 德清水方环保科技有限公司 污水处理设备
JP7130166B1 (ja) * 2021-10-07 2022-09-02 三菱電機株式会社 異物除去装置
WO2023058180A1 (ja) * 2021-10-07 2023-04-13 三菱電機株式会社 異物除去装置
CN114470873A (zh) * 2022-03-10 2022-05-13 兖矿能源集团股份有限公司 一种用于井下下山掘进工作面的煤水分离装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1147515A (ja) 浴水の浄化装置
CN114853289B (zh) 一种生活垃圾渗滤液高效处理系统
JP2708086B2 (ja) 浄水装置
JPH11128098A (ja) 浴水の浄化装置
CN213012388U (zh) 一种改进型智能过滤器
JP2000246024A (ja) 浮遊物濾過処理装置
JPS6377513A (ja) フイルタ−ユニツト
JP3722383B2 (ja) 湯循環浄化方法及びこれに用いるカートリッジフィルター
CN216262520U (zh) 一种超纯水机的内部系统清洗消毒装置
JPH11267414A (ja) 浴槽水浄化装置
JP2000312882A (ja) 簡易浄水器
CN213555665U (zh) 一种具有智能清洁功能的净水器
JP4437925B2 (ja) 浴水循環装置及び浴水循環方法
CN212545460U (zh) 一种土豆加工用清洗水循环利用装置
JP3449849B2 (ja) 循環式浄化装置
JPH0451918Y2 (ja)
JP2004089782A (ja) 繊維状濾材の洗浄方法
JPH0737756Y2 (ja) 浴槽湯の清浄殺菌循環装置
RU2142430C1 (ru) Устройство для обеззараживания воды плавательных бассейнов с применением хлора и озона
JPH1052695A (ja) 水の浄化方法及び風呂用の循環式浄化装置
JP3010363U (ja) 潜水式湯・水浄化装置
JP3237184B2 (ja) 湯の浄化循環構造
JPH10276925A (ja) 浄化装置
JPH10277117A (ja) 洗顔装置
JP3189793U (ja) 浴槽水浄化装置