JPH1147379A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH1147379A
JPH1147379A JP9214738A JP21473897A JPH1147379A JP H1147379 A JPH1147379 A JP H1147379A JP 9214738 A JP9214738 A JP 9214738A JP 21473897 A JP21473897 A JP 21473897A JP H1147379 A JPH1147379 A JP H1147379A
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ball
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Kazuhisa Shinozuka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊な技能による釘調整を必要とせず、且
つ、実際の遊技において遊技者の技量に大きく左右され
ず、予定の入賞率に沿った結果を生じさせ、且つ、遊技
を行っている時間に対する図柄変動時間の比較から入賞
率の大小を判断し難い弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 弾球遊技機1は、複数の図柄を変動表示
する図柄表示手段3と、遊技球が入賞すると図柄表示手
段3の図柄変動が開始される始動入賞口4と、遊技領域
に遊技球が発射される毎に入賞判定する発射球入賞判定
手段と、この発射球入賞判定手段が入賞と判定する毎に
加算動作を行い、始動入賞口4に遊技球が入賞する毎に
減算動作を行う計数手段とを具備する。計数手段による
計数値が一定値以上であると、始動入賞口4への遊技球
の入賞頻度が増大する。発射球入賞判定における入賞確
率は選択可能に複数設定され、いずれの入賞確率が選択
されても遊技時間当たりの図柄表示手段3の図柄変動時
間に差が生じないように調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機
や、コインを投入することによって所定数の封入された
パチンコ球を弾発して得点を競うコイン遊技機等の弾球
遊技機に関する。
【0002】詳しくは、特定の入賞口に遊技球が入賞す
ると図柄表示手段の図柄変動が開始される弾球遊技機に
関する。
【0003】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の弾球遊技機を設置し
て営業する遊技店においては、経営上常に、遊技者が弾
球遊技機で弾発した球数(発射球数)と賞球として遊技
者に支払われた球数(出玉数)とを考慮する必要があ
る。例えば、パチンコ遊技機の場合、遊技者が一のパチ
ンコ台に消費した発射球数が出玉数より少なければ、遊
技者の勝ちとなり、遊技店側にとってはマイナスとな
る。従って、遊技店にとっては、個々のパチンコ遊技機
について遊技者が消費する遊技球数に対する賞球数(発
射球数に対する出玉数)の比、いわゆる入賞率(割数)
が、遊技店の経営上適切な値になるように、実際のパチ
ンコ台を調整することが必要で、従来は、この調整を釘
師と呼ばれる特殊な技能を持つ者に任せていた。
【0004】最近では、通常の弾発遊技とは別に行う別
遊技として、遊技領域内に設けられた特定領域に発射球
が入賞した時に可変図柄表示部を変動させ、その可変表
示が特定態様となって停止した場合に「大当たり」とし
て可変入賞球装置を開成させることにより、遊技者が多
量の賞球を得られるようにした弾球遊技機が主流となっ
ている。このような遊技機においては、マイクロコンピ
ュータ等の制御装置により、予め定めた確率で可変表示
が特定態様となって停止するように制御するため、大当
たりの発生する確率は概予定の範囲内に収まるが、大当
たりを生じるきっかけとなる特定領域への入賞の確率
は、依然として特定領域へ向かう経路の釘調整に委ねら
れている。特に釘調整により、遊技領域に打ち込まれる
遊技球の多くが特定領域に向かうようにしたとき、特定
領域への入賞の確率が、そのパチンコ台全体の入賞率を
左右することになる。それ故、遊技店側でパチンコ台の
入賞率を高く設定するために、特定領域へ入賞し易いよ
うに釘調整を行った場合は、遊技者が遊技を行っている
時間に対し図柄変動時間の割合が大きくなる。
【0005】このような機種において、一般の遊技者の
関心は、変動する図柄が特定態様となって停止するか否
かに引きつけられるので、図柄変動中、遊技者は遊技球
の弾発操作を中止して図柄変動に見入ることが少なくな
い。このような遊技の中断は遊技店側にとって稼働率が
減少して売上の減少につながるため、その対策として、
図柄変動中に遊技球が特定領域に入賞した場合でも、所
定の個数を上限としてその特定入賞球の数だけ図柄変動
を保障するパチンコ遊技機が登場した。そして、このタ
イプの遊技機では図柄変動中、遊技球が特定領域に入賞
する毎にランプ等を点灯させ、遊技者に図柄変動の権利
回数を表示することにより、遊技者は、図柄変動中でも
遊技操作を中断せず、図柄変動の権利を得るために特定
領域を狙って球の弾発を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熟練し
た遊技者は、図柄の変動時間に目をつけ、遊技時間に対
する図柄変動時間の割合が大きいほど、上記のように遊
技店側で特定領域へ入賞し易いように釘調整を行ってい
るパチンコ台であることを見抜いて、図柄変動時間から
入賞率の高いパチンコ遊技機を選ぶことができる。この
結果、熟練者と通常の遊技者との間で、得られる利益の
差が大きくなり、遊技制御の目的に沿わなくなるという
問題が生じた。
【0007】従って、本発明の目的は、特殊な技能によ
る釘調整を必要とせず、且つ、実際の遊技において遊技
者の技量に大きく左右されず、予定の入賞率に沿った結
果を生じさせ、且つ、遊技を行っている時間に対する図
柄変動時間の比較から入賞率の大小を判断し難い弾球遊
技機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様は、複
数の図柄を変動表示する図柄表示手段と、遊技球が入賞
すると前記図柄表示手段の図柄変動が開始される始動入
賞口と、遊技領域に遊技球が発射される毎に入賞判定す
る発射球入賞判定手段とを具備する弾球遊技機におい
て、前記発射球入賞判定手段が入賞と判定する毎に加算
動作を行い、前記始動入賞口に遊技球が入賞する毎に減
算動作を行う計数手段を備え、該計数手段による計数値
が一定値以上であると前記始動入賞口への遊技球の入賞
頻度が増大し、前記発射球入賞判定における入賞確率は
選択可能に複数設定され、いずれの入賞確率が選択され
ても遊技時間当たりの前記図柄表示手段の図柄変動時間
に差が生じないように調整されることを特徴とする。
【0009】第2の態様は、第1の態様の弾球遊技機に
おいて、前記始動入賞口に遊技球が入賞する度に計時を
開始する計時手段が設けられ、前記図柄表示手段の図柄
変動時間を予め設定された時間から前記計時手段の計時
した時間を差し引いた時間とすることを特徴としてい
る。
【0010】第3の態様は、第1の態様の弾球遊技機に
おいて、前記発射球入賞判定における複数設定された入
賞確率に対応して前記図柄表示手段の図柄変動時間は複
数設定され、前記入賞確率が高いほど前記図柄変動時間
は短く設定されていることを特徴としている。
【0011】第4の態様は、第1の態様の弾球遊技機に
おいて、前記発射球入賞判定における入賞確率の選択と
同時に前記図柄表示手段の図柄変動時間も選択されるこ
とを特徴としている。
【0012】第5の態様は、第3の態様の弾球遊技機に
おいて、前記始動入賞口に遊技球が入賞する毎に計数動
作を行う第2の計数手段を備え、該第2の計数手段は前
記図柄変動中も上限として定められた値に計数値が達す
るまで計数動作を繰り返し、前記図柄変動開始時におけ
る前記計数値が大きいほど前記複数に設定された図柄変
動時間のうちの短いものが選択されることを特徴として
いる。
【0013】本発明の第6の態様において、複数の図柄
を変動表示する図柄表示手段と、遊技球が入賞すると前
記図柄表示手段の図柄変動が開始される始動入賞口とを
具備する弾球遊技機において、前記始動入賞口に遊技球
が入賞する度に計時を開始する計時手段が設けられ、前
記図柄表示手段の図柄変動時間を予め設定された時間か
ら前記計時手段の計時した時間を差し引いた時間とする
ことを特徴としている。
【0014】本発明の第7の態様において、複数の図柄
を変動表示する図柄表示手段と、遊技球が入賞すると前
記図柄表示手段の図柄変動が開始される始動入賞口とを
具備する弾球遊技機において、前記始動入賞口に遊技球
が入賞する毎に計数動作を行う計数手段を備え、該計数
手段は前記図柄変動中も上限として定められた値に計数
値が達するまで計数動作を繰り返し、前記図柄変動開始
時における前記計数値が大きいほど予め複数設定された
図柄変動時間のうちの短いものが選択されることを特徴
としている。
【0015】
【作用及び効果】発射球入賞判定手段は発射球が発射さ
れる毎に入賞判定を行う。計数手段は、この判定結果が
入賞であると、加算動作を行う一方、始動入賞口に遊技
球が入賞する度に減算動作を行う。従って、計数手段の
計数した計数値は、前記入賞判定の入賞確率が高いと増
大しやすく、入賞確率が低いとなかなか増えない。ま
た、始動入賞口に遊技球が入賞すると計数値は減少し、
前記入賞判定で判定結果が入賞でないのに、始動入賞口
に遊技球が入賞すると、計数値は初期値を下回ることも
ある。このように、上記計数値は、上下するから、1つ
の数値を定めておけば、計数値はその数値(一定値)を
上下することになる。この計数値が一定値以上である
と、始動入賞口への入賞頻度は増加するように構成され
ている。
【0016】始動入賞口に遊技球が入賞すると図柄表示
手段の図柄変動が開始される。
【0017】前記発射球入賞判定における入賞確率は、
複数設定されており、そのいずれかの入賞確率を選択し
て設定することができる。
【0018】選択された入賞確率が高くても低くても、
遊技時間当たりの図柄表示手段の図柄変動時間がほぼ同
じになるように調整される。即ち、入賞確率が高くなる
と前記計数値は一定値以上になりやすく、遊技球の始動
入賞口への入賞頻度は増加するのであるから、図柄変動
回数は増加し、図柄変動時間を一律にしてあれば、遊技
時間当たりの図柄変動時間は増大するが、選択した入賞
確率が高いほど1回当たりの図柄変動時間を短くした
り、遊技球の始動入賞口への入賞が度重なると、その回
の図柄変動時間を短くする等して、遊技時間当たりの図
柄変動時間をほぼ同じになるように調整することによ
り、遊技者が図柄変動時間を目安にして遊技台を選ぶこ
とができないようにすることができる。
【0019】図柄変動時間の調整の方法として、始動入
賞口に遊技球が入賞する度に計時を開始する計時手段を
設け、予め定められた図柄変動時間から図柄変動開始ま
でに計時した時間を差し引いた時間、図柄変動するよう
にした。前記入賞確率が高く、始動入賞口への入賞頻度
が大きくなると、図柄変動中に始動入賞口への遊技球の
入賞が生ずるが、図柄変動が終了するまで次の図柄変動
は開始されない。次の図柄変動に際して、この待ち時間
を予め定められた図柄変動時間から差し引くことによ
り、遊技時間当たりの図柄変動時間を調整することがで
きる。
【0020】1回の図柄変動時間中に複数の遊技球が始
動入賞口へ入賞した場合には、各待ち時間が差し引かれ
るので、入賞タイミングが図柄変動時間に影響し、図柄
変動時間が各図柄変動毎に変化し、入賞率の高低を遊技
者が推測することが困難になると共に、パチンコ遊技の
熟練者が特定領域に多くの遊技球を続けて入賞させて
も、図柄変動時間は短くなるので、図柄変動中に遊技者
が弾発を止めても影響は少なくなる。
【0021】上記のような図柄変動時間の調整は、実際
の弾球遊技機の遊技状況において、図柄変動中に始動入
賞口に数多くの遊技球が入賞し、図柄変動の待ち回数が
数多く発生した場合、1回当たりの図柄変動時間をぞれ
ぞれ変化させることで、全遊技時間当たりの図柄変動時
間を適正なぼぼ平均した時間に制御するもので、如何な
る種類の弾球遊技機にでも応用できる。
【0022】図柄変動時間の調整は、複数設定された前
記入賞確率に対応して図柄変動時間を複数設定し、入賞
確率が高いほど、図柄変動時間を短くすることによって
も行うことができる。
【0023】前記入賞確率の選択と同時に複数設定され
た図柄変動時間の中から対応する図柄変動時間も選択さ
れるようにすれば、設定の誤りも生じない上、個々に選
択、設定する手間を省くことができる。
【0024】図柄変動時間の調整のために、始動入賞口
に遊技球が入賞する度に計数動作を行う第2の計数手段
を設け、この第2の計数手段の計数値(第2計数値)が
大きいほど、複数設定された図柄変動時間の内の短い時
間が選択されるようにすることで、個々の図柄変動時間
を変化させることができる。図柄変動中に始動入賞口に
遊技球が入賞すると、第2の計数手段は加算動作を行
い、第2計数値は増大する。変動中の図柄が停止し、再
び図柄変動を開始する際、第2計数値に対応する図柄変
動時間が選択される。計数値が大きければ、図柄変動時
間は短いものが選択されるので、開始された図柄変動は
すぐに終了する。第2計数値に上限を設定することで、
計数値の数と、図柄変動時間の設定時間の数を対応させ
ることができる。
【0025】上記のような図柄変動時間の調整は、実際
の弾球遊技機の遊技状況において、図柄変動中に始動入
賞口に数多くの遊技球が入賞し、図柄変動の待ち回数が
数多く発生した場合、1回当たりの図柄変動時間をぞれ
ぞれ変化させることで、全遊技時間当たりの図柄変動時
間を適正なぼぼ平均した時間に制御するもので、如何な
る種類の弾球遊技機にでも応用できる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る弾球遊技機
の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面を示す正面図であ
る。
【0027】遊技者は、図示しない遊技球発射用ハンド
ルを操作することによって図4に示す遊技球発射装置2
0を駆動し、遊技球(パチンコ球)を遊技盤1上に形成
された遊技領域10に打ち込むことによって遊技を行
う。
【0028】遊技領域10内には、複数の図柄(数字及
び記号を含む)を変動表示可能な図柄表示手段としての
普通図柄表示装置2及び特別図柄表示装置3が設けられ
ている。
【0029】普通図柄表示装置2は、一桁の7セグメン
トLED表示器で構成されている。特別図柄表示装置3
は、液晶表示器で構成されており、その表示画面にスロ
ットマシンにおける3列の機械式リールの回転を電気的
に疑似表示するものである。これら普通図柄表示装置2
と特別図柄表示装置3は共に、スロットマシンに使用さ
れる機械式のリール装置を使用できるが、液晶,LE
D,CRT,プラズマディスプレイ等の電気的表示器も
用いられる。その場合、例えば、普通図柄表示装置2を
液晶表示器で構成し、或いは特別図柄表示装置3を7セ
グメントLED表示器で構成することができる。また、
普通図柄表示装置2に複数桁の識別情報を表示し、特別
図柄表示装置3に一桁の識別情報を表示してもよい。
【0030】特別図柄表示装置3の下側の左右には、普
通図柄表示装置2を可変表示させることができる特定領
域としての普通図柄作動用ゲート6a,6bが設けられ
ており、各ゲートを通過した遊技球(特定入賞球)を検
出するための特定入賞球検出手段として、普通図柄作動
用スイッチ7a,7bを備えている。
【0031】更に、特別図柄表示装置3の下方には、遊
技者にとって不利な第1状態と遊技者にとって有利な第
2状態とに変換可能で、入賞球があると5個の賞球を払
い出す始動入賞口4と、入賞球があると15個の賞球を
払い出す大入賞口(いわゆるアタッカ)5とが設けられ
ている。上記普通図柄表示装置2と始動入賞口4と大入
賞口5とは、可変入賞球装置9として一体にユニット化
され、遊技領域の下部に設置されている。尚、始動入賞
口4は、上記の第1状態であっても遊技球が1個程度入
賞可能な入賞空間を維持する可変入賞球装置で構成され
ている。
【0032】遊技盤面上には、裏側に発光部を備えたラ
ンプ風車11a,11bと、通常の風車12a,12b
と、入賞球がある毎に15個の賞球を遊技者に払い出す
一般入賞口13a〜13gと、盤面サイドランプ14
a,14bとが設けられている。
【0033】図2に示すように、可変入賞球装置9は、
基盤91と入賞球装置の左右に設けられた爪部92とに
よって遊技盤1を挟み込むことで、遊技盤1に固定され
る構造となっている。その基盤91の表面側の最上部に
は一般入賞口13eが設けられ、一般入賞口13eの下
部には始動入賞口4が設けられている。始動入賞口4
は、可動翼片の開閉によって遊技球の入賞をし易くした
り難しくする可変型の入賞装置である。また、始動入賞
口4の下部には大入賞口5が設けられている。大入賞口
5は、可動腕が左右にスライドすることによって遊技球
を入賞し易くしたり難しくしたりする構成の変動入賞装
置から成る。
【0034】普通図柄表示装置2は、遊技領域10の最
下部に設けられており、その周辺には、普通図柄記憶ラ
ンプ14が4個設けられている。この普通図柄記憶ラン
プ14は、上記普通図柄作動用ゲート6a,6bに遊技
球が入賞することによって点灯し、普通図柄表示装置2
の可変表示可能回数を示す。すなわち、4個のランプ
は、普通図柄表示装置2が可変表示している最中に普通
図柄作動用ゲート6a,6bに遊技球が入賞すると2回
目以降5回目まで順次点灯し、現時点での普通図柄表示
装置2の可変表示可能な回数(5回が上限)を遊技者に
知らせるものである。6回目以降の入賞はカウントされ
ず、無駄になる。
【0035】また、特別図柄表示装置3においても、そ
の図柄が変動している時に遊技球が始動入賞口4に入賞
すると点灯する特別図柄記憶ランプ15が4個設けられ
ている。4個のランプは、始動入賞口4に遊技球が2回
目以降5回目まで順次点灯し、現時点での特別図柄表示
装置3の変動可能回数(5回が上限)を遊技者に知らせ
るものである。6回目以降の入賞はカウントされず、無
駄になる。
【0036】基盤91の裏面側には、始動入賞口4を変
換駆動する始動入賞口ソレノイド30と、始動入賞口4
へ入賞した遊技球(始動入賞球)を検出する始動入賞球
検出手段としての始動入賞口スイッチ31と、大入賞口
5を変換駆動する大入賞口ソレノイド32と、大入賞口
5へ入賞した遊技球を計数し且つ大入賞口5を再度開成
するか否かの判定を行うために必要な検出信号を発生す
る大入賞口スイッチ33とが設けられている。
【0037】図3は、普通図柄作動用ゲート6の構成を
示す。このゲート6は、爪部62と基盤61とが遊技盤
1を挟み込み、ゲート内部に設けられた普通図柄作動用
スイッチ7が遊技盤表面に突出するように取り付けられ
る構造となっている。
【0038】図1の遊技機においては、普通図柄作動用
ゲート6a,6bを通過した特定入賞球は、遊技盤面を
流下するが、この特定入賞球がある毎に一定数の賞球を
遊技者に払い出すようにしてもよい。
【0039】図4は、遊技球発射装置から発射された遊
技球(発射球)と戻り球の検出を行う検出スイッチの設
置位置を示す。図において、遊技球発射装置20は、プ
ランジャ式ソレノイドを励磁して遊技球を発射させる構
造であるが、駆動源としてロータリーソレノイドやモー
タを使用する構造でもよい。
【0040】上記遊技球発射装置20から発射された遊
技球を検出する発射球検出手段として、発射球検出右ス
イッチ21a,発射球検出左スイッチ21bが設けられ
ている。2つの発射球検出スイッチは、遊技球が確実に
発射されたかどうかを判別するためのもので、遊技球発
射装置20に駆動信号が出力され且つ発射球検出右スイ
ッチ21aが検出信号を出力した後、発射球検出左スイ
ッチ21bが検出出力を検出して初めて遊技球が発射さ
れたと判別する。従って、初めに発射球検出左スイッチ
21bが検出信号を出力し、その後、発射球検出右スイ
ッチ21aが検出信号を出力したような場合にはエラー
となり、遊技球が発射されたものとしない。
【0041】また、遊技球が発射球検出右スイッチ21
a,発射球検出左スイッチ21bを順番どおり通過して
も、弾発力が弱く遊技領域に達しなかった戻り球を検出
するために戻り球検出スイッチ22が設けられている。
【0042】次に、以上のようなパチンコ遊技機の遊技
制御について説明する。この種のパチンコ遊技機は、制
御手段としてマイクロコンピュータを備え、これによっ
て遊技全般を制御する。上記実施例の制御手段も、図5
のブロック図で示されるように、マイクロコンピュータ
を中心に構成されている。
【0043】マイクロコンピュータ50は、CPU50
A,RAM50B,ROM50C及び入出力(I/O)
ポート用IC50Dで構成され、入力回路51から入力
される各入力信号をROM50C内に書き込まれたプロ
グラムに従って処理し、必要に応じて出力回路52から
各駆動手段へ出力信号を送出する。また、各遊技の進行
過程で使用する乱数を発生する乱数発生器53が、CP
U50Aに接続されている。尚、乱数発生手段として
は、CPUがプログラム上で所定の信号に応じて数値を
更新することによって乱数を発生するようにしてもよ
い。
【0044】入力回路51には、後述のように設定切替
装置60(図15)を構成する設定キースイッチ62と
設定切替スイッチ64、発射球検出スイッチ21a及び
21b、戻り球検出スイッチ22、普通図柄作動用スイ
ッチ7、始動入賞口スイッチ31、大入賞口スイッチ3
3等が接続される一方、出力回路52には、普通図柄表
示装置2、特別図柄表示装置3、普通図柄記憶ランプ1
4、特別図柄記憶ランプ15、始動入賞口ソレノイド3
0、大入賞口ソレノイド32等が接続されている。
【0045】上記マイクロコンピュータは、電源スイッ
チがオンするとメモリやレジスタの初期化処理を行った
後、割込信号(リセットパルス)が発生すると、遊技制
御で使用する乱数の更新処理等の割込処理を順次実行す
る。
【0046】図6及び図7は、上記マイコンによる遊技
処理手順を示すフローチャートである。
【0047】遊技機の始動に際して、発射球に応じて発
生する第1の乱数の値が入賞(当たり)となる確率を複
数設定された入賞確率の中から設定キー操作により選択
して設定する設定処理を行う(ST11)。この設定処
理については、後に詳細に説明する。
【0048】次に、発射球があるか否かを判定する(S
T12)。ここで、遊技者の操作で発射装置20から発
射された遊技球に応じて、発射球検出右スイッチ21a
と発射球検出左スイッチ21bの両方から検出出力があ
る時、発射球ありと判定される。このとき、第1の乱数
抽出を行う(ST13)。すなわち、乱数発生手段から
所定のタイミングで1つの乱数値を抽出する。この乱数
抽出のタイミングは、上記2つの発射球検出スイッチか
らの検出出力があった時、或いは一定時間経過後でもよ
い。そして、抽出した乱数値が所定値(入賞、即ち当た
り)であるか否かを判定し(ST14)、“YES”
(当たり)のとき、前述の計数手段としての入賞条件カ
ウンタを「+1」加算し(ST15)、“NO”(外
れ)であれば、入賞条件カウンタは変化しない。この遊
技機において、入賞条件カウンタの初期値として128
が設定されている。
【0049】ここで、入賞条件カウンタの機能について
説明する。図1のパチンコ遊技機において、遊技者の技
量に左右されない入賞確率の調整を行うためには、遊技
球の発射タイミングによる乱数抽出の結果、当たりの場
合に、例えば始動入賞口を開成するという特典を与える
ことが考えられる。しかしながら、パチンコ遊技機に限
らず、弾球遊技機においては、弾発された遊技球が遊技
領域に設けられた何らかの部材に接触して初めて実際に
遊技が行われたといえるものであるから、上記のような
特典の与え方は、遊技者の技量に応じて利益が得られる
という遊技の基本に照らして奇異なものとなり、結果的
に遊技者に不信感を与えることになりかねない。
【0050】そこで、乱数判定の結果が当たりならば、
その結果をカウンタに蓄積しておき、実際に遊技球が遊
技領域10内に設けられた普通図柄作動用ゲート6に入
賞したことを条件として、始動入賞口を開成するための
条件となる第2の乱数の入賞判定における入賞確率を上
記カウンタの計数値に応じて変化させたり、始動入賞口
4が開いてから閉じるまでの時間又は開成の解除条件と
なる遊技球の始動入賞口への入賞個数などの開成処理条
件を上記カウンタの計数値に応じて変化させたり、或
は、始動入賞口4を開成させる条件として設けられた普
通図柄表示装置2の図柄変動時間を上記カウンタの計数
値に応じて変化させて、普通図柄の当たり判定(上記の
第2の乱数の入賞判定)を行う回数を制御することによ
り、始動入賞口4の開成を制御すれば、遊技者に上記の
ような不信感を抱かせることはなくなる。
【0051】このような理由から、発射球による第1の
乱数抽選の結果が当たりである場合、それを記憶させる
(例えば、乱数抽選が1回当たる毎に入賞条件カウンタ
の値を+1加算)構成としている。
【0052】次に、発射球の中には、上記2つのスイッ
チは通過したが、弾発力が弱い等の理由により、遊技領
域10に達しないまま戻って来るものがあり、この戻り
球は戻り球検出スイッチ22で検出される。従って、図
6の処理で、戻り球の有無を判定し(ST16)、戻り
球があった時は、次回発射する遊技球について乱数抽出
を行うと重複することになるので、次回発射時の乱数抽
出を中止する(ST17)。
【0053】遊技領域10に打ち出された遊技球が普通
図柄作動用ゲート6に入賞して、普通図柄作動用スイッ
チ7で検出される(ST18)と、第2の乱数を抽出す
る(ST19)と共に、普通図柄表示装置2を作動させ
普通図柄変動を開始する(ST20)。
【0054】なお、上記第2の乱数抽出は、普通図柄表
示装置2の作動開始後に行ってもよい。
【0055】次に、上記入賞条件カウンタの値が所定値
より大きいか否かを判定する(ST21)。この所定値
は、例えば、初期値が128の場合、129以上とする
ように、使用するカウンタの初期値より大きい値とす
る。上記判定の結果、所定値より大きければ、第2の乱
数の入賞判定における入賞確率を2種類設けられた確率
の中から高確率を選び(ST22)、一方、所定値より
小さければ低確率を選択して(ST23)、第2の乱数
の入賞判定を行う(ST24)。従って、第2の乱数の
入賞判定は、入賞条件カウンタの値が所定値以上のとき
有利になる。
【0056】上記入賞条件カウンタの計数値に基づく第
2の乱数の入賞判定における入賞確率の設定処理(ST
22,ST23)に変えて、図8に示すように、入賞条
件カウンタの計数値に基づいて、普通図柄変動時間の設
定処理を行ってもよい。
【0057】即ち、入賞条件カウンタが所定値より大き
い場合は、短時間の図柄変動時間データを設定し(ST
22’)、小さい場合は、長時間の図柄変動時間データ
を設定する(ST23’)。この時間調整により、普通
図柄表示装置2が可変表示している最中に普通図柄作動
用ゲート6a,6bに遊技球が6個以上入賞して無駄に
なる入賞回数が減り、普通図柄の変動回数が増え、第2
の乱数の入賞判定の回数が増えるので、入賞の機会が増
大する。
【0058】ST19で抽出された第2の乱数の入賞判
定を行い(ST24)、その結果が当たりであれば、普
通図柄表示装置2に入賞図柄を停止表示させて(ST2
5)、始動入賞口4を開成処理する(ST27)。外れ
の場合には、外れ図柄を停止表示させ(ST26)、始
動入賞口4を開成しない。
【0059】以上のように、発射球による乱数値が所定
値となる確率と、始動入賞口を第2状態にさせる第2の
乱数の入賞判定における入賞確率(普通図柄入賞確率)
又は普通図柄の変動時間とを、所定の条件に基づいて選
択することによって変化させ、始動入賞口4の開成する
条件を変えることで始動入賞始口4への遊技球の入賞の
確率を調整する。
【0060】始動入賞口4に遊技球が入賞して始動入賞
口スイッチ31が検出信号を出力すると(ST28)、
前記入賞条件カウンタを「1」減算する(ST29)。
この減算は、計算処理上「−1」を加算することと同じ
である。ここで、上記のように「+1」(加算)するこ
とは、結果的に始動入賞口4を開成する条件が整ってく
ることになるが、逆に「1」減算することは、始動入賞
口4を開成する条件の達成から遠ざかることになる。な
お、上記では、始動入賞口4に遊技球が1個入賞すると
入賞条件カウンタを「1」減算しているが、遊技球が2
個入賞して「1」減算、或いは1個入賞して「2」減算
としてもよい。
【0061】なお、始動入賞口4の開成処理(ST2
7)において、始動入賞口4は所定の条件、例えば、一
定時間経過後または始動入賞口4に所定数の入賞球があ
ったとき閉成される。
【0062】この開成処理の条件を前記入賞条件カウン
タの計数値によって変化させることによって始動入賞口
4への遊技球の入賞を調整することもできる。
【0063】例えば、図9に示すように、普通図柄の変
動開始(ST20)後、第2の乱数の入賞判定を行い
(ST41)、当たりの場合は入賞図柄を停止表示する
(ST42)と共に、入賞条件カウンタが所定値以上で
あるかを判定し(ST44)、所定値以上の場合は、始
動入賞口4が開いてから閉じるまでの時間を長く設定す
る長時間開成処理することで、始動入賞口4への遊技球
の入賞可能性を増大し、所定値未満の場合は、始動入賞
口4が開いてから閉じるまでの時間を短く設定するを短
時間開成処理する(ST46)ことで、始動入賞口4へ
の入賞可能性を減少させる。
【0064】なお、始動入賞口4の開いている時間を変
化させるばかりでなく、閉じる条件として遊技球の入賞
個数を2種類の設定し、入賞条件カウンタが所定値以上
であれば高い個数を選択し、所定値未満であれば低い個
数を選択するようにして、始動入賞口4の開閉を調節す
ることにより、始動入賞始口4への遊技球の入賞の確率
を調整することもできる。
【0065】なお、ST41の第2の乱数の入賞判定
で、外れの場合は、普通図柄を外れ表示し(ST4
3)、始動入賞口は開成されない。
【0066】始動入賞口4に遊技球が入賞すると、前述
のように、入賞条件カウンタを減算する(ST29)と
共に、第3の乱数を抽出し、特別図柄表示装置3を作動
させ、特別図柄変動処理を行い(ST31)遊技処理は
終了する。
【0067】特別図柄変動処理は、ST11の第1の乱
数の入賞確率の設定において、如何なる入賞確率が選択
されて設定されても、遊技時間当たりの特別図柄変動時
間がほぼ同じになるように行われるが、この特別図柄変
動処理について、後に詳細に説明する。
【0068】以上のような始動入賞口4の変換その他の
動作を含む遊技制御処理において、上記の確率を決定す
るための乱数抽選は、抽出した乱数の値がある特定値に
当たるか否かということであるが、乱数抽選を常に同じ
範囲或いは同じ特定値で行っていると、遊技者に抽選の
結果を予測され、上記のような確率に基づく遊技制御の
目的が達成できなくなる。そこで、例えば、割込信号の
発生毎に前回の特定値(例えば「当たり」となる乱数
値)に一定値(例えば+1)を加算した値に変える(す
なわち更新する)ことで、乱数抽選をより効果的なもの
とすることができる。
【0069】図10は、前述のパチンコ遊技機におい
て、上記のような考えに基づいて行われる乱数更新処理
を示している。
【0070】初めに、特別図柄表示装置3の可変表示を
特定態様(大当たり)で停止させるか否かを決定する大
当たり判定用の乱数を、一定の範囲内で更新する(ST
101)。この乱数は、始動入賞口4に遊技球が入賞し
た時に抽出される。
【0071】次に、現在の遊技状態が高確率状態か否か
を判定する(ST102)。この判定は、前述のマイク
ロコンピュータのRAMにおいて指定された番地に特定
条件(高確率状態)を示すフラグが立っている(セット
されている)か否かで判断される。
【0072】上記判定(ST102)で低確率状態(フ
ラグセット解除)の場合には、各種入賞の発生確率を記
憶させた入賞確率テーブルに設定されている6種類の発
射球に応じて抽出した乱数が所定値となる確率データの
中から、設定切替装置60がどのものを指定しているか
の確認を行う(ST103)。
【0073】その確認後、指定された低確率用の乱数範
囲のデータを選択する(ST104)。この低確率用の
乱数範囲のデータとは、発射球に応じて抽出された乱数
が所定値となる確率を、乱数の更新の範囲を広くとるこ
とによって低くするように設定されたデータで、前記6
種類設定されている確率値毎に相違する。
【0074】一方、上記ST102の判定で高確率状態
(フラグセット)の場合には、発射球の当たり確率を、
乱数更新の範囲を狭くすることによって高くするように
設定されたデータを選択する(ST105)。以上のよ
うにして乱数更新範囲内で、乱数更新が続けられる(S
T106)。
【0075】上記のように乱数更新範囲を変化させるこ
とにより、確率を調整させることができる。更に、入賞
確率テーブルに設定されている確率値は「当たり乱数の
数/乱数の更新範囲」で表され、通常分母に比べて分子
が小さいので分母の乱数の更新範囲を変化させることに
よって、より緻密な確率の調整が可能となる。
【0076】次に、普通図柄を特定態様で停止させるか
否かを決定するための判定用乱数の更新を行う。すなわ
ち、普通図柄作動用ゲート6に遊技球が入賞した時に発
生する乱数の定められた範囲内で乱数の更新が行われる
(ST107)。
【0077】また、「大当たり」の場合の特別図柄が停
止するまでの演出効果として、通常時における特別図柄
の停止過程と異なる停止過程を生じさせる乱数の定めら
れた範囲内で乱数の更新が行われ(ST108)、大当
たりの場合の停止時に表示される特別図柄に対応する乱
数の定められた範囲内での乱数の更新を行う(ST10
9)。
【0078】更に、当たりの場合の停止時に表示される
普通図柄に対応する乱数の定められた範囲内での乱数の
更新を行い(ST110)、はずれの場合の停止時に表
示される普通図柄に対応する乱数の定められた範囲内で
の乱数の更新を行う(ST111)。
【0079】以上で一回の乱数更新処理が終了し、以上
の手順を繰り返す。その間に、所定の検出信号の発生に
より対応する乱数更新処理から乱数が抽出される。
【0080】上記図7に示すように、始動入賞口4の動
作を制御して入賞率を調整するが、この中で入賞条件カ
ウンタと普通図柄が当たり図柄で停止し、始動入賞口4
が開成する確率、即ち第2の乱数の入賞判定のために設
定した2種類の入賞確率又は2種類の普通図柄変動時間
との関係について、図11に基づいて説明する。
【0081】図11は、入賞条件カウンタ値の推移に対
応する第2の乱数の入賞判定のために設定した2種類の
入賞確率(図において、普通図柄入賞確率と称する)又
は2種類の普通図柄変動時間データ(カッコ書きした)
の切り換えの推移を示している。
【0082】前記入賞条件カウンタは8ビットのカウン
タで、「0〜255」の領域を取りうるもので、電源投
入時または大当たり発生時に、初期値として「128」
が設定されるものとする。
【0083】ここで、図6のST14において当たりと
なった場合には、入賞条件カウンタの値は、初期値「1
28」から「1」加算されて「129」となる。このと
き、前記入賞確率データは低確率から高確率のものに切
り替わる(普通図柄変動時間データは長時間から短時間
のものに切り替わる)。入賞条件カウンタの値が「12
8」以下になると再度、低確率に切り替わる(長時間に
切り替わる)。
【0084】また、入賞条件カウンタの値で、始動入賞
口4の開成条件を変化させる場合も同様で、入賞条件カ
ウンタが「129」以上であれば、長時間(又は、多数
の入賞個数)の開成処理に切り替わり、「128」以下
であれば短時間(又は、少数の入賞個数)の開成処理に
切り替わる。
【0085】図11に示すように、入賞条件カウンタ
は、始動入賞口4に遊技球が入賞する度に減算されるか
ら、始動入賞口4への遊技球の入賞頻度が高いと、入賞
条件カウンタの値はどんどん減少し初期値を大きく下回
る場合(図におけるカウンタ値126の場合)も生ず
る。もし、カウンタ値が126になったら、その後発射
球毎の第1の入賞判定で、3度入賞しないと、入賞条件
カウンタの値は、所定値である129にならず、その
間、不利な条件を強いられる。
【0086】このように、入賞条件カウンタの減算を、
上記の各判定(ST21,ST44)の後ではなく、始
動入賞口4に遊技球が入賞する度に行うようにしたこと
で、発射球の入賞確率で始動入賞口4への入賞を調整す
るばかりでなく、実際の始動入賞口4への入賞状況に合
わせた調整が可能となる。すなわち、確率による調整だ
けでは、運が良かったり、技量が秀でたりして始動入賞
口4への遊技球の入賞が度重なる場合も生ずるが、上記
の調整により、このような場合は、始動入賞口4への遊
技球の入賞が困難になるようにすることができる。
【0087】一方、発射球がある度に行われる第1の乱
数の入賞判定における入賞確率(発射球当たり確率と称
する)は、選択可能に複数設定されている。図12及び
図13に示す確率テーブルは、6種類の設定値1〜6に
対する確率データとして、発射球の当たり確率が前記図
5のブロック図に示したROM50Cに格納したもので
ある。この複数の入賞確率の中から、遊技機の始動に際
して、目的に合わせて所定の入賞確率が設定される。
【0088】図12又は図13において、設定値が3な
らば、設定値の欄71の「3」に対応する発射球当たり
確率を設定した値「7/111」が、発射球の当たり確
率になる。そして、この確率の分母である「111」が
前記乱数更新範囲となり、分子の「7」が当たりの乱数
値の数となる。
【0089】この確率を示す値からわかるように、分子
に比べて分母が極端に大きいので、分母を変化させるこ
とによって詳細な発射球入賞確率が得られる利点があ
る。従って、発射球の当たる確率については、設定値に
対応する確率は全て分母を変化させている。このように
低確率と高確率の差を、乱数の発生領域を広く設定する
か狭く設定するかで生じさせている。
【0090】更に、図12のテーブルに示した普通図柄
入賞確率は、図7の遊技処理動作のフローチャートのS
T21の判定で用いられ、入賞条件カウンタが所定値以
上のとき高確率(250/256)を選択し(ST2
2)、入賞条件カウンタが所定値未満のとき低確率(2
5/256)を選択する(ST23)。
【0091】図13のテーブルに示した普通図柄変動時
間は、図8のフローチャートに示すように、図7のフロ
ーチャートのST21の判定で使用され、入賞条件カウ
ンタが所定値以上のとき短時間(5秒))を選択し(S
T22’)、入賞条件カウンタが所定値未満のとき長時
間(10秒)を選択する(ST23’)。
【0092】図12及び図13のテーブルには、特別図
柄表示装置3の特別図柄変動時間のデータも設定されて
いる。特別図柄変動時間は、発射球当たり確率が高くな
るほど変動時間(34,32,30,28,26,24
秒)が短くなるように設定されている。即ち、発射球の
入賞確率が高くなると前記計数値は一定値以上になりや
すく、遊技球の始動入賞口への入賞頻度は増加するので
あるから、特別図柄変動回数は増加し、図柄変動時間を
一律にしてあれば、遊技時間当たりの図柄変動時間は増
大するが、このように、入賞確率が高いほど図柄変動時
間を短く調整することにより、遊技時間当たりの図柄変
動時間を増大させないようにし、遊技者が遊技台を選ぶ
目安を与えないようにすることができる。
【0093】以上のような入賞確率テーブルは、図15
に示す設定切替装置60によって使用する確率データが
設定される。この設定は、前述のST11における第1
の乱数の入賞確率設定処理として行われる。その手順
を、図14に示す。
【0094】初めに、遊技機の電源が投入されると(S
T201)、マイクロコンピュータ50は、設定キーが
「ON」状態であるかチェックを行う(ST202)。
このチェックは、正しい設定キーが設定切替装置60の
キー穴に挿入されているか否かを判定するもので、詳細
な判定方法及び構造については後述する(図15)。
【0095】挿入された設定キーが正しいものであるな
らば、その設定キーを決められた方向に回転することに
よって、前記マイクロコンピュータ50に信号が送ら
れ、ROM50C内部に設けられている入賞確率テーブ
ルが切り替わる(ST203)。
【0096】入賞確率が所望のものに切り替え終わる
と、設定キーを引き抜くことによって入賞確率テーブル
が固定される(ST204)。尚、電源が投入されて現
在設定されている入賞確率テーブルが所望のものである
ならば、設定キーをキー穴に挿入する等の操作は不要で
ある。以上のようにして、所望の入賞確率テーブルが設
定される。
【0097】図15は、上記設定処理に必要な設定キー
及び設定切替装置の詳細を示している。設定キー61の
キー部は、凸部61a,61cと凹部61bとからなる
形状で形成されている。他方、設定切替装置60内部に
は、キー部がキー穴65から挿入された場合に、凹凸部
61a,61b,61cにそれぞれ対応する位置にその
形状を検出する設定キースイッチ62a,62b,62
cの3個をユニットとした設定キースイッチユニット6
2が設置されている。
【0098】従って、キー穴65に設定キー61が挿入
されると、設定キースイッチユニット62が凸凹凸の形
状であることを認識した場合に、設定キーはONである
と判断する(図14のST202で“YES”)。すな
わち、挿入されたキーが正規なものであるか否かを、予
め決められた設定キースイッチユニット62のON/O
FF信号の組み合わせで判断する構成になっている。
【0099】このようにして、設定キースイッチユニッ
ト62の出力信号の組み合わせが正しいとされた場合に
は、設定切替装置60に挿入されたキーは正しいものと
され、入賞確率テーブルを所望の確率なものに設定する
ことができる。この仕組みは、設定キースイッチ62の
奥にロータリースイッチである設定切替スイッチ64が
設けられ、設定キー61のキー先端内部がスプライン加
工されている部分に、設定切替スイッチ64の回転軸が
係合してスイッチが切り替わる構成となっている。
【0100】設定キー操作により、入賞確率テーブルの
設定値1乃至6のいずれかを選択し設定することで、1
回のキー操作で、発射球当たり確率に対応した特別図柄
変動時間が設定され、本発明の目的を達成することがで
きる。
【0101】発射球当たり確率が高いほど、特別図柄変
動時間を短くすることで、始動入賞口4への入賞率が増
えて特別図柄の変動回数が増えても、遊技時間当たりの
特別図柄の変動時間を増加させないようにすることがで
き、図柄変動時間をほぼ一定に調整するという本発明の
目的を達成できる。
【0102】遊技時間当たりの特別図柄の変動時間を調
整した第2及び第3の実施例について、順次説明する。
【0103】第2の実施例において、図5のブロック図
のマイコン50には、特別図柄変動中に始動入賞口4に
入賞した遊技球を計数する第2の計数手段である保留球
カウンタが設けられる。保留球カウンタは、上限値5ま
で加算する。留球カウンタの1から5までの計数値と対
応する特別図柄変動時間の設定値が前記ROM50Cに
格納されている。図16に示した保留球カウンタの計数
値に対応して設定された特別図柄変動時間テーブルで
は、計数値が大きくなるほど、特別図柄変動時間は短く
なっている。
【0104】図17及び図18のフローチャートに従っ
て、特別図柄変動処理について説明する。
【0105】図7の遊技の処理手順のST28におい
て、始動入賞口4への遊技球の入賞があると、保留球カ
ウンタの計数値が上限値(例えば5)になっているか否
かを判定し(ST301)、“NO”と判定すると、第
3の乱数を抽出する(ST302)と共に保留球カウン
タを1加算(+1)する(ST303)。ST301の
判定で“YES”と判定すると、第3の乱数の抽出(S
T302)及び保留球カウンタの加算(ST303)を
行わない。従って、保留球カウンタの計数値は5を越え
ない。
【0106】次に、特別図柄が変動中であるか(ST3
04)、アッタカが開成中であるか(ST305)、保
留球カウンタが0であるか(ST306)を判定し、全
てが“NO”であると、特別図柄の変動を開始する(S
T307)。いずれかが“YES”であると、これらの
判定が繰り返され、その間に始動入賞口4への入賞があ
ると、保留球カウンタの計数値は順次増大するが、計数
値が5になると、それ以上の加算は行わなず、同時に乱
数の抽出も行わない。
【0107】特別図柄の変動が開始されると、保留球カ
ウンタの値が「1」か否かを判定する(ST308)。
保留球カウンタの値は「1」で上記判定が“YES”で
あれば、カウンタ値「1」に対応する図柄変動時間(3
0秒)を選択する(ST309)。上記ST308の判
定で“NO”(保留球カウンタの値が「2」以上)の場
合には、保留球カウンタが「2」か否かを判定し(ST
310)、“YES”であれば、そのカウンタ値「2」
に対応する図柄変動時間(15秒)を選択する(ST3
11)。また、上記ST310の判定で“NO”(保留
球カウンタの値が「3」以上)の場合には、保留球カウ
ンタが「3」か否かを判定し(ST312)、“YE
S”であれば、そのカウンタ値「3」に対応する図柄変
動時間(10秒)を選択する(ST313)。
【0108】また、上記ST312の判定で“NO”
(保留球カウンタの値が「4」以上)の場合には、保留
球カウンタが「4」か否かを判定し(ST314)、
“YES”であれば、そのカウンタ値「4」に対応する
図柄変動時間(7.5秒)を選択する(ST315)。
【0109】また、上記ST314の判定で“NO”
(保留球カウンタの値が「5」)の場合には、カウンタ
値「5」に対応する図柄変動時間(6秒)を選択する
(ST315)。
【0110】保留球カウンタの値が「1」であれば30
秒、「2」であれば15秒、「3」であれば10秒、
「4」であれば7.5秒、「5」であれば6秒夫々図柄
変動する。上記の通り、保留球カウンタの値は、その回
を含めた特別図柄の変動可能回数であるから、常に、こ
のような状態が続いた場合、特別図柄の変動時間は、夫
々、30秒×1,15秒×2,10秒×3,7.5秒×
4,6秒×5で、ほぼ同一となる。
【0111】図柄変動中に、ST302で抽出した乱数
の入賞判定を行い(ST317)、“YES”(当た
り)と判定したときは、当たり図柄表示で停止し(ST
318)、アタッカを開成処理し(ST319)、“N
O”(外れ)と判定したときは、外れ図柄表示で停止し
(ST320)、保留球カウンタを1減算し(ST32
1)、特別図柄変動処理は終了する。
【0112】上記の実施例においては、発射球入賞判定
の入賞確率が高いほど、始動入賞口への遊技球の入賞可
能性は高く、始動入賞口への遊技球の入賞が多いほど保
留球カウンタの計数値は増加し、保留球カウンタの値が
高いほど、特別図柄の変動時間は短く調整されているの
で、遊技時間当たりの特別図柄の変動時間は、始動入賞
口への遊技球の入賞頻度に関わりなく、ぼぼ一定に保つ
ことができる。
【0113】次に、第3の実施例について説明する。
【0114】始動入賞口へ遊技球が入賞し、特別図柄の
変動が開始され、特別図柄の変動中に、始動入賞口への
遊技球の入賞が生ずると計時を開始する計時手段を設
け、予め定められた図柄変動時間から計時手段の計時し
た時間を差し引いた時間を次の図柄変動時間とすること
により、始動入賞口に多数の遊技球の入賞があっても、
遊技時間当たりの図柄変動時間をほぼ同じに調整するこ
とができる。
【0115】この実施例においては、図5のブロック図
におけるCPU50Aが始動入賞口スイッチ31からの
信号により計時を開始するタイマ動作を実行する。CP
U50Aは、タイマ動作を始動入賞口スイッチ31から
の信号がある度に開始し、所定時間(例えば30秒)計
時すると、リセットされる。また、上限として設定され
た回数(例えば5回)以上の信号が発生しても、それ以
上のタイマ動作を行わず、且つ、上限の回数を越える入
賞に対して第3の乱数の発生及び特別図柄の変動も行わ
ないためのタイマカウンタを含んでいる。このタイマカ
ウンタとして、前記第2の実施例の保留球カウンタを用
いてもよい。
【0116】図19及び図20は、タイマの作動を伴う
特別図柄変動処理の手順を示すフローチャートである。
【0117】図7の遊技の処理手順のST28におい
て、始動入賞口4への遊技球の入賞があると、タイマカ
ウンタの計数値が上限値(例えば5)になっているか否
かを判定し(ST401)、“NO”と判定すると、タ
イマカウンタを1加算する(ST401)と共に、タイ
マの計時を開始し(ST403)、第3の乱数を抽出す
る(ST404)。ST401の判定で“YES”と判
定すると、タイマカウンタの加算(ST402)、タイ
マの計時開始(ST403)及び第3の乱数の抽出(S
T404)を行わない。従って、タイマカウンタの計数
値は上限値5を越えない。
【0118】次に、特別図柄が変動中であるか(ST4
05)、アッタカが開成中であるか(ST406)、タ
イマカウンタが0であるか(ST407)を判定し、全
てが“NO”であると、特別図柄の変動を開始する(S
T407)。いずれかが“YES”であると、これらの
判定が繰り返され、その間にタイマの計時時間は増大
し、また、始動入賞口4への入賞があると、タイマカウ
ンタの計数値は順次増大するが、計数値が5になると、
それ以上の加算は行わなず、同時にタイマの計時も開始
されない。
【0119】特別図柄の変動が開始されると、所定時間
(例えば30秒)からタイマの計時した時間を差し引い
た時間、特別図柄を図柄変動する(ST409)。
【0120】図柄変動中に、ST404で抽出した乱数
の入賞判定を行い(ST410)、“YES”(当た
り)と判定したときは、当たり図柄表示で停止し(ST
411)、アタッカを開成処理し(ST412)、“N
O”(外れ)と判定したときは、外れ図柄表示で停止し
(ST413)、タイマカウンタを1減算し(ST41
4)、特別図柄変動処理は終了する。
【0121】図21は、上記第3の実施例の特別図柄の
変動の時間を示している。最上段には、始動入賞口4に
遊技球が入賞すると信号を出す始動入賞口スイッチ31
がONとなったタイミング例をa〜fで示し、その下段
には、始動入賞口スイッチ31がONになったタイミン
グa〜fに応じて、マイコンのプログラム上で設定され
た、図柄変動時間を計時するタイマの出力状態を示し、
最下段には、特別図柄の変動/停止の時間変化を示して
いる。
【0122】初めに、タイミングaで入賞球が発生する
と、その検出信号に応じて、図柄変動制御手段としての
マイコン50のCPUは、第1タイマを始動する。この
タイマは、設定された時間(例えば30秒)を計時し、
その後リセットされる。第1タイマの始動と共に特別図
柄の変動が開始され、(a)で示す設定時間後に第1タ
イマの作動が停止し、図柄変動も停止する。これが入賞
球に対応して行われる1回の図柄変動であるが、その図
柄変動中に新たな入賞球が発生した場合には、図柄変動
時間は次のように変化する。
【0123】すなわち、最初の入賞球に対応した図柄変
動中(第1タイマの計時時間内)に、入賞球がタイミン
グb,c,d,eで4個発生したならば、それらのタイ
ミングで第2〜第5タイマが順次作動を開始する。
【0124】その後、第1タイマが設定時間(30秒)
を計時した時点で、第2タイマは作動中、つまりタイミ
ングbで発生した第2の入賞球に対応する図柄変動は終
了していないので、図柄変動は一旦停止した後、再び開
始される。そして、第2タイマが設定時間を計時した時
点で図柄変動が停止するが、第3のタイマが作動中であ
れば、図柄変動が再開される。以下、第5タイマまで同
様に図柄変動が行われる。従って、図柄変動中に入賞球
が発生した場合には、図20の最下段に示すように、先
の入賞球の発生から次の入賞球の発生までの経過時間の
長さに応じて図柄の変動時間も変化する。
【0125】なお、タイミングfで示すように図柄変動
終了後に入賞球が発生したときは、最初のタイミングa
で発生した特定入賞球と同様に、所定の設定時間で図柄
変動が実行される。
【0126】上記の実施例においては、発射球入賞判定
の入賞確率が高いほど、始動入賞口への遊技球の入賞可
能性は高く、始動入賞口への遊技球の入賞が多いほど、
その入賞球に対応する特別図柄の変動の開始が遅れるこ
とを利用し、遅れる時間を計時し、所定の時間から計時
した時間を差し引いた時間、その入賞球に対応する特別
図柄を変動させることで、特別図柄変動時間を短し、始
動入賞口への遊技球の入賞が数多く発生しても遊技時間
当たりの特別図柄の変動時間をほぼ一定に保つことがで
きるようにした。
【0127】以上、図示のパチンコ遊技機について説明
したが、本発明は他の構成のパチンコ遊技機にも適用さ
れるのは勿論、パチンコ遊技機に限らず、所定の確率に
基づいて遊技状態を制御する各種遊技機に同様に適用さ
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技
機の遊技盤面を示す正面図。
【図2】可変入賞球装置の詳細を示す斜視図。
【図3】普通図柄作動用ゲートの詳細を示す斜視図。
【図4】遊技球発射装置と検出スイッチとの設置位置の
関係を示した簡略図。
【図5】パチンコ遊技機の制御装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図6】制御装置による遊技処理手順を示すフローチャ
ート。
【図7】制御装置による遊技処理手順を示すフローチャ
ート。
【図8】制御装置による遊技処理手順を示すフローチャ
ート。
【図9】制御装置による遊技処理手順を示すフローチャ
ート。
【図10】乱数更新処理を示すフローチャート。
【図11】入賞条件カウンタ値に対応する普通入賞確率
(又は普通図柄変動時間)の選択の推移を示すグラフ。
【図12】発射球当たり確率と特別図柄の変動時間テー
ブルの概念図。
【図13】発射球当たり確率と特別図柄変動時間テーブ
ルの概念図。
【図14】入賞確率設定処理を示すフローチャート。
【図15】設定切替装置の詳細を示す斜視図。
【図16】保留球カウンタの計数値に対応する特別図柄
変動時間テーブルの概念図。
【図17】特別図柄変動処理手順を示すフローチャー
ト。
【図18】特別図柄変動処理手順を示すフローチャー
ト。
【図19】特別図柄変動処理手順を示すフローチャー
ト。
【図20】特別図柄変動処理手順を示すフローチャー
ト。
【図21】始動入賞口への入賞球の発生に対応したタイ
マと特別図柄表示装置の動作タイミングを示すタイムチ
ャート。
【符号の説明】
1…遊技盤、2…普通図柄表示装置、3…特別図柄表示
装置、4…始動入賞口、5…大入賞口、6…普通図柄作
動用ゲート、7…普通図柄作動用スイッチ、9…可変入
賞球装置、20…遊技球発射装置、21…発射球検知ス
イッチ、22…戻り球検知スイッチ、30…始動入賞口
ソレノイド、31…始動入賞口スイッチ、32…大入賞
口ソレノイド、50…マイクロコンピュータ、53…乱
数発生器、60…設定切替装置、61…設定キー、62
…設定キースイッチ、64…設定切替スイッチ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の図柄を変動表示する図柄表示手段
    と、遊技球が入賞すると前記図柄表示手段の図柄変動が
    開始される始動入賞口と、遊技領域に遊技球が発射され
    る毎に入賞判定する発射球入賞判定手段とを具備する弾
    球遊技機において、 前記発射球入賞判定手段が入賞と判定する毎に加算動作
    を行い、前記始動入賞口に遊技球が入賞する毎に減算動
    作を行う計数手段を備え、該計数手段による計数値が一
    定値以上であると前記始動入賞口への遊技球の入賞頻度
    が増大し、 前記発射球入賞判定における入賞確率は選択可能に複数
    設定され、いずれの入賞確率が選択されても遊技時間当
    たりの前記図柄表示手段の図柄変動時間に差が生じない
    ように調整されることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】請求項1の弾球遊技機において、前記始動
    入賞口に遊技球が入賞する度に計時を開始する計時手段
    が設けられ、前記図柄表示手段の図柄変動時間を予め設
    定された時間から前記計時手段の計時した時間を差し引
    いた時間とすることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】請求項1の弾球遊技機において、前記発射
    球入賞判定における複数設定された入賞確率に対応して
    前記図柄表示手段の図柄変動時間は複数設定され、前記
    入賞確率が高いほど前記図柄変動時間は短く設定されて
    いることを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】請求項1の弾球遊技機において、前記発射
    球入賞判定における入賞確率の選択と同時に前記図柄表
    示手段の図柄変動時間も選択されることを特徴とする弾
    球遊技機。
  5. 【請求項5】請求項3の弾球遊技機において、前記始動
    入賞口に遊技球が入賞する毎に計数動作を行う第2の計
    数手段を備え、該第2の計数手段は前記図柄変動中も上
    限として定められた値に計数値が達するまで計数動作を
    繰り返し、前記図柄変動開始時における前記計数値が大
    きいほど前記複数設定された図柄変動時間のうちの短い
    ものが選択されることを特徴とする弾球遊技機。
  6. 【請求項6】複数の図柄を変動表示する図柄表示手段
    と、遊技球が入賞すると前記図柄表示手段の図柄変動が
    開始される始動入賞口とを具備する弾球遊技機におい
    て、 前記始動入賞口に遊技球が入賞する度に計時を開始する
    計時手段が設けられ、前記図柄表示手段の図柄変動時間
    を予め設定された時間から前記計時手段の計時した時間
    を差し引いた時間とすることを特徴とする弾球遊技機。
  7. 【請求項7】複数の図柄を変動表示する図柄表示手段
    と、遊技球が入賞すると前記図柄表示手段の図柄変動が
    開始される始動入賞口とを具備する弾球遊技機におい
    て、 前記始動入賞口に遊技球が入賞する毎に計数動作を行う
    計数手段を備え、該計数手段は前記図柄変動中も上限と
    して定められた値に計数値が達するまで計数動作を繰り
    返し、前記図柄変動開始時における前記計数値が大きい
    ほど予め複数設定された図柄変動時間のうちの短いもの
    が選択されることを特徴とする弾球遊技機。
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