JPH1146812A - スライドファスナー用チェン - Google Patents
スライドファスナー用チェンInfo
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- JPH1146812A JPH1146812A JP9206027A JP20602797A JPH1146812A JP H1146812 A JPH1146812 A JP H1146812A JP 9206027 A JP9206027 A JP 9206027A JP 20602797 A JP20602797 A JP 20602797A JP H1146812 A JPH1146812 A JP H1146812A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B19/00—Slide fasteners
- A44B19/24—Details
- A44B19/40—Connection of separate, or one-piece, interlocking members to stringer tapes; Reinforcing such connections, e.g. by stitching
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B19/00—Slide fasteners
- A44B19/10—Slide fasteners with a one-piece interlocking member on each stringer tape
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B19/00—Slide fasteners
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ファスナーエレメントを縫成する糸によって
カラフルな装飾部を形成したスライドファスナー用チェ
ンを提供する。 【構成】 コイル状ファスナーエレメント３内に芯紐５
を挿通し、このファスナーエレメント３をファスナーテ
ープ４の側縁上へ１本針２本糸による二重環縫で縫着し
たスライドファスナー用チェン１であり、二重環縫のル
ーパ糸に多色糸６、ニードル糸に任意色の縫着糸７を用
いて縫着し、多色糸６は異色の染料または顔料によって
任意の長さで数種の色彩、たとえばレインボーカラーの
ように適宜色変えした多色糸６を用いるため、ファスナ
ーエレメント３の表面に多彩で美麗な装飾部８が形成さ
れ、服飾上ワンポイントとして価値がある。
カラフルな装飾部を形成したスライドファスナー用チェ
ンを提供する。 【構成】 コイル状ファスナーエレメント３内に芯紐５
を挿通し、このファスナーエレメント３をファスナーテ
ープ４の側縁上へ１本針２本糸による二重環縫で縫着し
たスライドファスナー用チェン１であり、二重環縫のル
ーパ糸に多色糸６、ニードル糸に任意色の縫着糸７を用
いて縫着し、多色糸６は異色の染料または顔料によって
任意の長さで数種の色彩、たとえばレインボーカラーの
ように適宜色変えした多色糸６を用いるため、ファスナ
ーエレメント３の表面に多彩で美麗な装飾部８が形成さ
れ、服飾上ワンポイントとして価値がある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、スライドファス
ナーに用いるファスナーチェンであって、スライドファ
スナーを製品に取付けて使用するとき、外部に現出する
ファスナーテープの側縁に多色の色彩によって装飾部を
形成したスライドファスナー用チェンに関するものであ
る。
ナーに用いるファスナーチェンであって、スライドファ
スナーを製品に取付けて使用するとき、外部に現出する
ファスナーテープの側縁に多色の色彩によって装飾部を
形成したスライドファスナー用チェンに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、スライドファスナー用チェンの表
面に装飾部を配設する場合、見せるスライドファスナー
として、ファスナーエレメントを含むファスナーチェン
の表面全面にわたって模様を描出した装飾用のスライド
ファスナーが知られている。たとえば実開昭５２−４７
９０８号公報、または実開平６−９５１０号公報に開示
されている。
面に装飾部を配設する場合、見せるスライドファスナー
として、ファスナーエレメントを含むファスナーチェン
の表面全面にわたって模様を描出した装飾用のスライド
ファスナーが知られている。たとえば実開昭５２−４７
９０８号公報、または実開平６−９５１０号公報に開示
されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来スライドファスナ
ーを使用するとき、通常は使用製品における開口部の縁
部裏側にスライドファスナーのファスナーテープを縫着
する関係上、ファスナーテープの全面に模様付けしても
製品生地によって隠蔽され、ファスナーテープ全般を見
ることができないから全面に模様付けする必要がない。
ーを使用するとき、通常は使用製品における開口部の縁
部裏側にスライドファスナーのファスナーテープを縫着
する関係上、ファスナーテープの全面に模様付けしても
製品生地によって隠蔽され、ファスナーテープ全般を見
ることができないから全面に模様付けする必要がない。
【０００４】したがって前項で述べた公知のスライドフ
ァスナーは、ともに全面に模様を描出させたもので、使
用範囲が限定され、実際に隠蔽される形態で製品に取付
けられた場合、限られた範囲で露出する個所に繊細な模
様あるいは色彩を現出させることはきわめて困難であ
り、このような態様のスライドファスナーには不向きで
あり、またファスナーエレメントを含めて模様付けする
作業が面倒であるなど問題点がある。
ァスナーは、ともに全面に模様を描出させたもので、使
用範囲が限定され、実際に隠蔽される形態で製品に取付
けられた場合、限られた範囲で露出する個所に繊細な模
様あるいは色彩を現出させることはきわめて困難であ
り、このような態様のスライドファスナーには不向きで
あり、またファスナーエレメントを含めて模様付けする
作業が面倒であるなど問題点がある。
【０００５】この発明は、上述の問題点を考慮して発明
されたものであり、この発明のうち請求項１記載の発明
は、スライドファスナーを使用製品に取付け使用する
際、一番注目されるファスナーエレメントの露出部分に
鮮明で多彩な装飾部を簡単な構造で、しかも容易に作製
することができ、美麗な装飾部を備えたスライドファス
ナー用チェンを提供することが主な目的である。
されたものであり、この発明のうち請求項１記載の発明
は、スライドファスナーを使用製品に取付け使用する
際、一番注目されるファスナーエレメントの露出部分に
鮮明で多彩な装飾部を簡単な構造で、しかも容易に作製
することができ、美麗な装飾部を備えたスライドファス
ナー用チェンを提供することが主な目的である。
【０００６】請求項２、３および４記載の発明は、それ
ぞれ請求項１記載の発明の目的に加え、美麗な装飾部を
現出するための素材としての多色糸の形態を特定するこ
とによって、簡易に装飾部を形成することができるスラ
イドファスナー用チェンを提供することが目的である。
ぞれ請求項１記載の発明の目的に加え、美麗な装飾部を
現出するための素材としての多色糸の形態を特定するこ
とによって、簡易に装飾部を形成することができるスラ
イドファスナー用チェンを提供することが目的である。
【０００７】請求項５および６記載の発明は、それぞれ
請求項１、２、３または４記載の発明の目的に加え、そ
れぞれ装飾部を形成する多色糸の使用態様を特定するこ
とによって、装飾部を簡易に作製することができ、美麗
な装飾部を備えたスライドファスナー用チェンを提供す
ることが目的である。
請求項１、２、３または４記載の発明の目的に加え、そ
れぞれ装飾部を形成する多色糸の使用態様を特定するこ
とによって、装飾部を簡易に作製することができ、美麗
な装飾部を備えたスライドファスナー用チェンを提供す
ることが目的である。
【０００８】請求項７および８記載の発明は、それぞれ
請求項１、２、３、４、５または６記載の発明の目的に
加え、それぞれファスナーエレメントの形態を特定する
ことによって、多色糸による装飾部をファスナーエレメ
ント上に浮き出させ、美麗な装飾部を備えたスライドフ
ァスナー用チェンを提供することが目的である。
請求項１、２、３、４、５または６記載の発明の目的に
加え、それぞれファスナーエレメントの形態を特定する
ことによって、多色糸による装飾部をファスナーエレメ
ント上に浮き出させ、美麗な装飾部を備えたスライドフ
ァスナー用チェンを提供することが目的である。
【０００９】請求項９記載の発明は、請求項１、２、
３、４、５、６、７または８記載の発明の目的に加え、
任意のファスナーエレメントの表面にブレードを掩覆さ
せ、多色糸による装飾部を鮮明に浮き出させ、美麗な装
飾部を備えたスライドファスナー用チェンを提供するこ
とが目的である。
３、４、５、６、７または８記載の発明の目的に加え、
任意のファスナーエレメントの表面にブレードを掩覆さ
せ、多色糸による装飾部を鮮明に浮き出させ、美麗な装
飾部を備えたスライドファスナー用チェンを提供するこ
とが目的である。
【００１０】請求項１０記載の発明は、請求項９記載の
発明の目的に加え、ファスナーエレメントの表面に載置
するブレードの形態を特定することによって、多彩な装
着部を簡易に形成でき、美麗な装飾部を備えたスライド
ファスナー用チェンを提供することが目的である。
発明の目的に加え、ファスナーエレメントの表面に載置
するブレードの形態を特定することによって、多彩な装
着部を簡易に形成でき、美麗な装飾部を備えたスライド
ファスナー用チェンを提供することが目的である。
【００１１】請求項１１記載の発明は、請求項１乃至１
０のいずれか一項に記載の発明の目的に加え、左右のフ
ァスナーストリンガに配された装飾部が互いに調和がと
れる形態に形成し、美麗な装飾部を備えたスライドファ
スナー用チェンを提供することが目的である。
０のいずれか一項に記載の発明の目的に加え、左右のフ
ァスナーストリンガに配された装飾部が互いに調和がと
れる形態に形成し、美麗な装飾部を備えたスライドファ
スナー用チェンを提供することが目的である。
【００１２】請求項１２記載の発明は、請求項１乃至１
１のいずれか一項に記載の発明の目的に加え、多色糸に
よる装飾部をファスナーテープにも施し、装飾部の拡張
拡大化を図った、美麗な装飾部を備えたスライドファス
ナー用チェンを提供することが目的である。
１のいずれか一項に記載の発明の目的に加え、多色糸に
よる装飾部をファスナーテープにも施し、装飾部の拡張
拡大化を図った、美麗な装飾部を備えたスライドファス
ナー用チェンを提供することが目的である。
【００１３】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明のうち請求項１記載の発明は、スライドフ
ァスナーにおけるファスナーテープ４の側縁に、ファス
ナーエレメント３を縫着糸７によって縫着し、この縫着
糸７が多色糸６から構成され、しかも多色糸６による縫
着部分がファスナーエレメント３の上面に装飾部８を形
成したスライドファスナー用チェンを主な構成とするも
のである。
め、この発明のうち請求項１記載の発明は、スライドフ
ァスナーにおけるファスナーテープ４の側縁に、ファス
ナーエレメント３を縫着糸７によって縫着し、この縫着
糸７が多色糸６から構成され、しかも多色糸６による縫
着部分がファスナーエレメント３の上面に装飾部８を形
成したスライドファスナー用チェンを主な構成とするも
のである。
【００１４】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明の構成に加え、ファスナーエレメント３をファスナー
テープ４に縫着する多色糸６は、所定長さで一定のサイ
クルをもって数種の異色の染料または顔料によって、た
とえばレインボーカラーに着色するなどして多色糸６を
形成したスライドファスナー用チェンである。
明の構成に加え、ファスナーエレメント３をファスナー
テープ４に縫着する多色糸６は、所定長さで一定のサイ
クルをもって数種の異色の染料または顔料によって、た
とえばレインボーカラーに着色するなどして多色糸６を
形成したスライドファスナー用チェンである。
【００１５】請求項３記載の発明は、請求項１記載の発
明の構成に加え、多色糸６を異色の染料または顔料によ
って、任意の長さをもって数種の色彩に適宜色変えを行
い、カラフルな多色糸６を形成したスライドファスナー
用チェンである。
明の構成に加え、多色糸６を異色の染料または顔料によ
って、任意の長さをもって数種の色彩に適宜色変えを行
い、カラフルな多色糸６を形成したスライドファスナー
用チェンである。
【００１６】請求項４記載の発明は、請求項１記載の発
明の構成に加え、ファスナーエレメント３をファスナー
テープ４に縫着する多色糸６は、個々に異なる色彩に着
色された複数の単繊維を撚合せた糸、この単繊維を撚合
せた糸のうちには結束糸も含む糸から形成され、色調が
不一定な斑状模様の多色糸６を形成したスライドファス
ナー用チェンである。
明の構成に加え、ファスナーエレメント３をファスナー
テープ４に縫着する多色糸６は、個々に異なる色彩に着
色された複数の単繊維を撚合せた糸、この単繊維を撚合
せた糸のうちには結束糸も含む糸から形成され、色調が
不一定な斑状模様の多色糸６を形成したスライドファス
ナー用チェンである。
【００１７】請求項５記載の発明は、請求項１、２、３
または４記載の発明の構成に加え、ファスナーエレメン
ト３をファスナーテープ４に縫着する多色糸６を二重環
縫のルーパ糸として用い、しかもルーパ糸を１列に配し
て装飾部８を形成したスライドファスナー用チェンであ
る。
または４記載の発明の構成に加え、ファスナーエレメン
ト３をファスナーテープ４に縫着する多色糸６を二重環
縫のルーパ糸として用い、しかもルーパ糸を１列に配し
て装飾部８を形成したスライドファスナー用チェンであ
る。
【００１８】請求項６記載の発明は、請求項１、２、３
または４記載の発明の構成に加え、ファスナーエレメン
ト３をファスナーテープ４に縫着する多色糸６を二重環
縫のルーパ糸として用い、しかもルーパ糸を２列に配し
て装飾部８を形成したスライドファスナー用チェンであ
る。
または４記載の発明の構成に加え、ファスナーエレメン
ト３をファスナーテープ４に縫着する多色糸６を二重環
縫のルーパ糸として用い、しかもルーパ糸を２列に配し
て装飾部８を形成したスライドファスナー用チェンであ
る。
【００１９】請求項７記載の発明は、請求項１、２、
３、４、５または６記載の発明の構成に加え、多色糸６
によってファスナーテープ４の側縁に縫着するファスナ
ーエレメント３は、無色透明または淡色に着色された熱
可塑性合成繊維のモノフイラメントから形成されたスラ
イドファスナー用チェンである。
３、４、５または６記載の発明の構成に加え、多色糸６
によってファスナーテープ４の側縁に縫着するファスナ
ーエレメント３は、無色透明または淡色に着色された熱
可塑性合成繊維のモノフイラメントから形成されたスラ
イドファスナー用チェンである。
【００２０】請求項８記載の発明は、請求項１、２、
３、４、５または６記載の発明の構成に加え、多色糸６
によってファスナーテープ４の側縁に縫着するファスナ
ーエレメント３は、無色透明または淡色に着色された熱
可塑性樹脂を押出成形または射出成形で成形したスライ
ドファスナー用チェンである。
３、４、５または６記載の発明の構成に加え、多色糸６
によってファスナーテープ４の側縁に縫着するファスナ
ーエレメント３は、無色透明または淡色に着色された熱
可塑性樹脂を押出成形または射出成形で成形したスライ
ドファスナー用チェンである。
【００２１】請求項９記載の発明は、請求項１、２、
３、４、５、６、７または８記載の発明の構成に加え、
ファスナーテープ４の側縁に縫着するファスナーエレメ
ント３の上面にブレード９を掩覆し、このブレード９と
ともにファスナーエレメント３を多色糸６によって縫着
したスライドファスナー用チェンである。
３、４、５、６、７または８記載の発明の構成に加え、
ファスナーテープ４の側縁に縫着するファスナーエレメ
ント３の上面にブレード９を掩覆し、このブレード９と
ともにファスナーエレメント３を多色糸６によって縫着
したスライドファスナー用チェンである。
【００２２】請求項１０記載の発明は、請求項９記載の
発明の構成に加え、各種のファスナーエレメント３の上
面に載置するブレード９も多色に適宜着色して、カラフ
ルなブレード９に形成したスライドファスナー用チェン
である。
発明の構成に加え、各種のファスナーエレメント３の上
面に載置するブレード９も多色に適宜着色して、カラフ
ルなブレード９に形成したスライドファスナー用チェン
である。
【００２３】請求項１１記載の発明は、請求項１乃至１
０のいずれか一項に記載の発明の構成に加え、多色糸６
によってファスナーエレメント３の上面に形成する装飾
部８は、左右のファスナーストリンガ２において、互い
に対応して同一形態で略同一色に配置し、左右対称に形
成したスライドファスナー用チェンである。
０のいずれか一項に記載の発明の構成に加え、多色糸６
によってファスナーエレメント３の上面に形成する装飾
部８は、左右のファスナーストリンガ２において、互い
に対応して同一形態で略同一色に配置し、左右対称に形
成したスライドファスナー用チェンである。
【００２４】請求項１２記載の発明は、請求項１乃至１
１のいずれか一項に記載の発明の構成に加え、多色糸６
による装飾部８を形成したファスナーエレメント３の近
傍におけるファスナーテープ４にも多色糸６を配して装
飾部８を形成したスライドファスナー用チェンである。
１のいずれか一項に記載の発明の構成に加え、多色糸６
による装飾部８を形成したファスナーエレメント３の近
傍におけるファスナーテープ４にも多色糸６を配して装
飾部８を形成したスライドファスナー用チェンである。
【００２５】
【発明の実施の形態】以下、この発明のスライドファス
ナー用チェンの実施の形態について、図面を参照しなが
ら具体的に説明する。
ナー用チェンの実施の形態について、図面を参照しなが
ら具体的に説明する。
【００２６】この発明のスライドファスナー用チェン１
は、図１に示すようにポリアミド系、ポリエステル系な
どの熱可塑性合成繊維のモノフイラメントから形成され
た無色透明または淡色のコイル状ファスナーエレメント
３の内部に合成繊維の芯紐５を挿通して、無地のファス
ナーテープ４の側縁にコイル状ファスナーエレメント３
を１本針２本糸の二重環縫によって縫着し、ルーパ糸に
多色糸６、ニードル糸に縫着糸７を用い、多色糸６およ
び縫着糸７はともに合成繊維から形成され、このうち多
色糸６は所定長さで一定のサイクルで数種の異色の染料
または顔料によって着色し、たとえばレインボーカラー
のように赤色Ａ、橙色Ｂ、黄色Ｃ、緑色Ｄ、青色Ｅ、藍
色Ｆ・・・のように着色して多色糸６を形成する。
は、図１に示すようにポリアミド系、ポリエステル系な
どの熱可塑性合成繊維のモノフイラメントから形成され
た無色透明または淡色のコイル状ファスナーエレメント
３の内部に合成繊維の芯紐５を挿通して、無地のファス
ナーテープ４の側縁にコイル状ファスナーエレメント３
を１本針２本糸の二重環縫によって縫着し、ルーパ糸に
多色糸６、ニードル糸に縫着糸７を用い、多色糸６およ
び縫着糸７はともに合成繊維から形成され、このうち多
色糸６は所定長さで一定のサイクルで数種の異色の染料
または顔料によって着色し、たとえばレインボーカラー
のように赤色Ａ、橙色Ｂ、黄色Ｃ、緑色Ｄ、青色Ｅ、藍
色Ｆ・・・のように着色して多色糸６を形成する。
【００２７】多色糸６を異色の染料または顔料によっ
て、任意の長さで数種の色彩に順序不同で適宜色変えし
て着色し、カラフルな多色糸６に形成しても構わない。
また多色糸６はあらかじめ個々の異なる色彩に着色した
複数の単繊維を撚合せて糸とし、この糸の中には結束糸
も含むものであり、任意の部分にさまざまな色彩が入り
交じった斑状模様にした多色糸６に形成してもよい。な
お図中Ｓはスライダーを示す。
て、任意の長さで数種の色彩に順序不同で適宜色変えし
て着色し、カラフルな多色糸６に形成しても構わない。
また多色糸６はあらかじめ個々の異なる色彩に着色した
複数の単繊維を撚合せて糸とし、この糸の中には結束糸
も含むものであり、任意の部分にさまざまな色彩が入り
交じった斑状模様にした多色糸６に形成してもよい。な
お図中Ｓはスライダーを示す。
【００２８】図２、３に示すスライドファスナー用チェ
ン１は、１本針２本糸の二重環縫によって、内部に芯紐
５を挿通したコイル状ファスナーエレメント３をファス
ナーテープ４に縫着したものであり、ルーパ糸に多色の
多色糸６を用い、またニードル糸には、任意色の縫着糸
７を用いてコイル状ファスナーエレメント３をファスナ
ーテープ４の側縁上に載置して縫成する。その結果多色
糸６により無色透明または淡色のファスナーエレメント
３の上面に多彩なレインボーカラーの美しい１条の装飾
部８が現出される。なおファスナーエレメントの色調は
濃色であっても構わない。
ン１は、１本針２本糸の二重環縫によって、内部に芯紐
５を挿通したコイル状ファスナーエレメント３をファス
ナーテープ４に縫着したものであり、ルーパ糸に多色の
多色糸６を用い、またニードル糸には、任意色の縫着糸
７を用いてコイル状ファスナーエレメント３をファスナ
ーテープ４の側縁上に載置して縫成する。その結果多色
糸６により無色透明または淡色のファスナーエレメント
３の上面に多彩なレインボーカラーの美しい１条の装飾
部８が現出される。なおファスナーエレメントの色調は
濃色であっても構わない。
【００２９】図４に示すスライドファスナー用チェン１
は、芯紐５を挿通したコイル状ファスナーエレメント３
をファスナーテープ４の側縁に、ルーパ糸に多色糸６を
用いた１本針２本糸の二重環縫によって縫着し、ファス
ナーエレメント３上に多色糸６による装飾部８を形成す
るとともに、ファスナーテープ４におけるファスナーエ
レメント３の近傍に数本の多色糸６を経糸として配して
織成し、ファスナーテープ４上にも多彩な装飾部８を形
成し、ファスナーエレメント３上の装飾部８と相俟って
色彩効果を高める形態のスライドファスナー用チェン１
である。
は、芯紐５を挿通したコイル状ファスナーエレメント３
をファスナーテープ４の側縁に、ルーパ糸に多色糸６を
用いた１本針２本糸の二重環縫によって縫着し、ファス
ナーエレメント３上に多色糸６による装飾部８を形成す
るとともに、ファスナーテープ４におけるファスナーエ
レメント３の近傍に数本の多色糸６を経糸として配して
織成し、ファスナーテープ４上にも多彩な装飾部８を形
成し、ファスナーエレメント３上の装飾部８と相俟って
色彩効果を高める形態のスライドファスナー用チェン１
である。
【００３０】図５に示すスライドファスナー用チェン１
は、芯紐５を挿通したコイル状ファスナーエレメント３
をファスナーテープ４の側縁に２本針３本糸の二重環縫
によって縫着した形態であり、２本の縫着糸７と１本の
多色糸６によって縫成され、無色透明または淡色のファ
スナーエレメント３の上面に多色糸６による多彩なレイ
ンボーカラーの美しい１条の装飾部８が形成されてい
る。
は、芯紐５を挿通したコイル状ファスナーエレメント３
をファスナーテープ４の側縁に２本針３本糸の二重環縫
によって縫着した形態であり、２本の縫着糸７と１本の
多色糸６によって縫成され、無色透明または淡色のファ
スナーエレメント３の上面に多色糸６による多彩なレイ
ンボーカラーの美しい１条の装飾部８が形成されてい
る。
【００３１】図６に示すスライドファスナー用チェン１
は、内部に芯紐５を挿通したコイル状ファスナーエレメ
ント３をファスナーテープ４の側縁上に１本針２本糸に
よる二重環縫で並列状に縫着し、ルーパ糸に多色糸６、
ニードル糸に縫着糸７を用いて縫成したので、無色透明
または淡色のコイル状ファスナーエレメント３の上面に
多色糸６による２条の多彩なレインボーカラーの美しい
装飾部８が鮮明に形成され、大きなサイズのファスナー
エレメントに適する。なお２条の装飾部８の色調を同調
させても異ならしめてもよく、同調させた場合、幅広い
美しい装飾部８を現出させることができる。
は、内部に芯紐５を挿通したコイル状ファスナーエレメ
ント３をファスナーテープ４の側縁上に１本針２本糸に
よる二重環縫で並列状に縫着し、ルーパ糸に多色糸６、
ニードル糸に縫着糸７を用いて縫成したので、無色透明
または淡色のコイル状ファスナーエレメント３の上面に
多色糸６による２条の多彩なレインボーカラーの美しい
装飾部８が鮮明に形成され、大きなサイズのファスナー
エレメントに適する。なお２条の装飾部８の色調を同調
させても異ならしめてもよく、同調させた場合、幅広い
美しい装飾部８を現出させることができる。
【００３２】合成繊維のモノフイラメントから形成され
るファスナーエレメント３は、コイルタイプのみでなく
ジグザグタイプのファスナーエレメント３もある。図
６、７に示すスライドファスナー用チェン１は、ジグザ
グ状ファスナーエレメント３がファスナーテープ４の側
縁を挟持させた後、ルーパ糸に多色糸６、ニードル糸に
縫着糸７を用いて１本針２本糸の二重環縫によって縫着
したものであり、ジグザグ状ファスナーエレメント３の
表面には多彩なレインボーカラーの美しい装飾部８が現
出されている。
るファスナーエレメント３は、コイルタイプのみでなく
ジグザグタイプのファスナーエレメント３もある。図
６、７に示すスライドファスナー用チェン１は、ジグザ
グ状ファスナーエレメント３がファスナーテープ４の側
縁を挟持させた後、ルーパ糸に多色糸６、ニードル糸に
縫着糸７を用いて１本針２本糸の二重環縫によって縫着
したものであり、ジグザグ状ファスナーエレメント３の
表面には多彩なレインボーカラーの美しい装飾部８が現
出されている。
【００３３】図９に示すファスナー用ストリンガ２は、
ジグザグ状ファスナーエレメント３がファスナーテープ
４の側縁を挟持し、ファスナーエレメント３の表面へ細
幅状のブレード９をあてがい、ブレード９上にルーパ糸
の多色糸６が配される形態でで、１本針２本糸の二重環
縫を並列状に縫成したものであり、多色糸６によって白
色または淡色のブレード９上に多彩なレインボーカラー
の美しい装飾部８を現出させたものである。なお２条の
装飾部８の色調を異ならしめても同調させてもよい。
ジグザグ状ファスナーエレメント３がファスナーテープ
４の側縁を挟持し、ファスナーエレメント３の表面へ細
幅状のブレード９をあてがい、ブレード９上にルーパ糸
の多色糸６が配される形態でで、１本針２本糸の二重環
縫を並列状に縫成したものであり、多色糸６によって白
色または淡色のブレード９上に多彩なレインボーカラー
の美しい装飾部８を現出させたものである。なお２条の
装飾部８の色調を異ならしめても同調させてもよい。
【００３４】図１０に示すスライドファスナー用ストリ
ンガ２は、前例と同様にジグザグ状ファスナーエレメン
ト３をファスナーテープ４の側縁を挟持し、ファスナー
エレメント３の表面へ細幅状のブレード９をあてがい、
ルーパ糸に多色糸６を用いて１本針２本糸の二重環縫を
並列して縫着し、ブレード９上に多色糸６による装飾部
８を形成するとともに、ブレード９自体も多色に着色し
ファスナーエレメント３上に広幅状の装飾部８を形成し
たもである。なお多色糸６、ブレード９の配色は自由で
あり、また縫成手段も１本針２本糸二重環縫に限らず他
の縫成手段を用いることも自由である。
ンガ２は、前例と同様にジグザグ状ファスナーエレメン
ト３をファスナーテープ４の側縁を挟持し、ファスナー
エレメント３の表面へ細幅状のブレード９をあてがい、
ルーパ糸に多色糸６を用いて１本針２本糸の二重環縫を
並列して縫着し、ブレード９上に多色糸６による装飾部
８を形成するとともに、ブレード９自体も多色に着色し
ファスナーエレメント３上に広幅状の装飾部８を形成し
たもである。なお多色糸６、ブレード９の配色は自由で
あり、また縫成手段も１本針２本糸二重環縫に限らず他
の縫成手段を用いることも自由である。
【００３５】図１１に示すスライドファスナー用チェン
１は、ジグザグ状ファスナーエレメント３が芯紐５を挟
持挿通してファスナーテープ４の側縁上に載置し、ルー
パ糸に多色糸６、ニードル糸に縫着糸７を用いて１本針
２本糸による二重環縫によって縫着する。その結果無色
透明または淡色のジグザグ状ファスナーエレメント３の
上面に多彩なレインボーカラーの美しい装飾部８を現出
させたものである。
１は、ジグザグ状ファスナーエレメント３が芯紐５を挟
持挿通してファスナーテープ４の側縁上に載置し、ルー
パ糸に多色糸６、ニードル糸に縫着糸７を用いて１本針
２本糸による二重環縫によって縫着する。その結果無色
透明または淡色のジグザグ状ファスナーエレメント３の
上面に多彩なレインボーカラーの美しい装飾部８を現出
させたものである。
【００３６】ファスナーエレメント３を形成するのは合
成繊維のモノフイラメントのみでなく、ポリアミド、ポ
リテステル、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を用い
て、図１２、１３に示すように、合成繊維の連結糸１０
上に一定間隔でファスナーエレメント３を押出成形加工
によって成形し、中央部分で屈折してファスナーテープ
４の側縁を挟持し、ルーパ糸に多色糸６、ニードル糸に
縫着糸７を用いて１本針２本糸の二重環縫によって、フ
ァスナーエレメント３の脚部１１に凹設した凹溝１２部
分を縫着し、この凹溝１２に多色糸６を充填させファス
ナーエレメント３を保持し、ファスナーエレメント３上
に多色糸６による多彩なレインボーカラーの美しいを装
飾部８が現出する。したがってファスナーエレメント３
は好ましくは白色か淡色に成形するのが装飾部８を引き
立たせるので都合がよい。
成繊維のモノフイラメントのみでなく、ポリアミド、ポ
リテステル、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を用い
て、図１２、１３に示すように、合成繊維の連結糸１０
上に一定間隔でファスナーエレメント３を押出成形加工
によって成形し、中央部分で屈折してファスナーテープ
４の側縁を挟持し、ルーパ糸に多色糸６、ニードル糸に
縫着糸７を用いて１本針２本糸の二重環縫によって、フ
ァスナーエレメント３の脚部１１に凹設した凹溝１２部
分を縫着し、この凹溝１２に多色糸６を充填させファス
ナーエレメント３を保持し、ファスナーエレメント３上
に多色糸６による多彩なレインボーカラーの美しいを装
飾部８が現出する。したがってファスナーエレメント３
は好ましくは白色か淡色に成形するのが装飾部８を引き
立たせるので都合がよい。
【００３７】図１４、１５に示すスライドファスナー用
チェン１は、ファスナーテープ４の側縁へファスナーエ
レメント３を直接射出成形加工によって成形し、ファス
ナーエレメント３の脚部１１に凹設した凹溝１２を多色
糸６が押える形態で、ルーパ糸に多色糸６、ニードル糸
に縫着糸７を用いて１本針２本糸の二重環縫によって縫
成し、多色糸６による多彩なレインボーカラーの美しい
装飾部８をファスナーエレメント３上に形成することも
できる。
チェン１は、ファスナーテープ４の側縁へファスナーエ
レメント３を直接射出成形加工によって成形し、ファス
ナーエレメント３の脚部１１に凹設した凹溝１２を多色
糸６が押える形態で、ルーパ糸に多色糸６、ニードル糸
に縫着糸７を用いて１本針２本糸の二重環縫によって縫
成し、多色糸６による多彩なレインボーカラーの美しい
装飾部８をファスナーエレメント３上に形成することも
できる。
【００３８】以上説明したようにファスナーエレメント
３は各種の形態のものが適用することができ、ファスナ
ーエレメント３上に多色糸６による装飾部８を形成する
が、この際ルーパ糸のみに多色糸６を用いるのでなく、
ニードル糸にも多色糸６を使用してもよい。またファス
ナーエレメント３に添装する芯紐５を適宜着色して多色
に形成し、多色糸６と併用することにより色彩効果を高
めることもできる。
３は各種の形態のものが適用することができ、ファスナ
ーエレメント３上に多色糸６による装飾部８を形成する
が、この際ルーパ糸のみに多色糸６を用いるのでなく、
ニードル糸にも多色糸６を使用してもよい。またファス
ナーエレメント３に添装する芯紐５を適宜着色して多色
に形成し、多色糸６と併用することにより色彩効果を高
めることもできる。
【００３９】さらにファスナーエレメント３を蛍光染料
によって着色するかまたは蓄光顔料を含有させ昼夜兼用
で使用できる形態に形成することもできる。いずれのケ
ースであっても多色糸６による装飾部８をファスナーエ
レメント３などが浮き出させる形態に形成し、優雅な色
彩がファスナーエレメント３部分に現出させることが肝
要であり、また左右のファスナーストリンガ２に配設さ
れる装飾部８の色彩の位相を異ならしめ、すなわち配色
を異ならしめてもよいが、また左右互いに対応して同一
形態、略同一色に配し、左右対称に形成してもよい。
によって着色するかまたは蓄光顔料を含有させ昼夜兼用
で使用できる形態に形成することもできる。いずれのケ
ースであっても多色糸６による装飾部８をファスナーエ
レメント３などが浮き出させる形態に形成し、優雅な色
彩がファスナーエレメント３部分に現出させることが肝
要であり、また左右のファスナーストリンガ２に配設さ
れる装飾部８の色彩の位相を異ならしめ、すなわち配色
を異ならしめてもよいが、また左右互いに対応して同一
形態、略同一色に配し、左右対称に形成してもよい。
【００４０】スライドファスナーの使用態様を説明する
と、装飾部８を備えたファスナーチェン１を、たとえば
衣服などのウエアにおける前身頃の開口部裏面にファス
ナーテープ４を縫着し、少なくともファスナーエレメン
ト３と装飾部８が外部に現出するように取付けワンポイ
ントとして用いるものである。
と、装飾部８を備えたファスナーチェン１を、たとえば
衣服などのウエアにおける前身頃の開口部裏面にファス
ナーテープ４を縫着し、少なくともファスナーエレメン
ト３と装飾部８が外部に現出するように取付けワンポイ
ントとして用いるものである。
【００４１】
【発明の効果】この発明のスライドファスナー用チェン
は、以上説明したとおりの構成であり、この構成によっ
て下記の効果を奏する。
は、以上説明したとおりの構成であり、この構成によっ
て下記の効果を奏する。
【００４２】この発明のうち請求項１記載の発明は、フ
ァスナーテープの側縁にファスナーエレメントを多色糸
によって縫着し、この多色糸によりファスナーエレメン
ト部分に装飾部を形成したことによって、多彩で優雅な
装飾部を備えたスライドファスナー用チェンを簡単な加
工手段によって作製することができ、スライドファスナ
ーを使用製品に取付け使用するとき、多彩で優雅な装飾
部を現出することができ、ワンポイントとして服飾上き
わめて好ましいタイプのスライドファスナーが得られる
効果がある。
ァスナーテープの側縁にファスナーエレメントを多色糸
によって縫着し、この多色糸によりファスナーエレメン
ト部分に装飾部を形成したことによって、多彩で優雅な
装飾部を備えたスライドファスナー用チェンを簡単な加
工手段によって作製することができ、スライドファスナ
ーを使用製品に取付け使用するとき、多彩で優雅な装飾
部を現出することができ、ワンポイントとして服飾上き
わめて好ましいタイプのスライドファスナーが得られる
効果がある。
【００４３】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明の効果に加え、多色糸を所定長さで一定のサイクルを
もって数種の異色の染料または顔料で着色して形成した
ことによって、多彩な多色糸を簡単に作製することがで
き、しかも美麗な装飾部を簡単に作製することができる
効果がある。
明の効果に加え、多色糸を所定長さで一定のサイクルを
もって数種の異色の染料または顔料で着色して形成した
ことによって、多彩な多色糸を簡単に作製することがで
き、しかも美麗な装飾部を簡単に作製することができる
効果がある。
【００４４】請求項３記載の発明は、請求項１記載の発
明の効果に加え、多色糸は、異色の染料または顔料によ
って、任意の長さで数種の色彩に適宜色変えすることに
よって、多色糸の作製において配色を厳守する要はなく
無造作に着色できるから、多色糸を迅速に容易に作製す
ることができる効果がある。
明の効果に加え、多色糸は、異色の染料または顔料によ
って、任意の長さで数種の色彩に適宜色変えすることに
よって、多色糸の作製において配色を厳守する要はなく
無造作に着色できるから、多色糸を迅速に容易に作製す
ることができる効果がある。
【００４５】請求項４記載の発明は、請求項１記載の発
明の効果に加え、多色糸を個々に異なる色彩に着色した
複数の単繊維を撚合せた糸から形成したことにより、色
調が定まらない多色糸を簡易に作製することができるか
ら、美麗な装飾部を簡単に作製できる効果がある。
明の効果に加え、多色糸を個々に異なる色彩に着色した
複数の単繊維を撚合せた糸から形成したことにより、色
調が定まらない多色糸を簡易に作製することができるか
ら、美麗な装飾部を簡単に作製できる効果がある。
【００４６】請求項５記載の発明は、請求項１、２、３
または４記載の発明の効果に加え、多色糸を二重環縫の
ルーパ糸に用い、１列に配して装飾部を形成したことに
よって、簡単な縫成手段により多彩で美しい装飾部をき
わめて容易に作製することができる効果がある。
または４記載の発明の効果に加え、多色糸を二重環縫の
ルーパ糸に用い、１列に配して装飾部を形成したことに
よって、簡単な縫成手段により多彩で美しい装飾部をき
わめて容易に作製することができる効果がある。
【００４７】請求項６記載の発明は、請求項１、２、３
または４記載の発明の効果に加え、多色糸を二重環縫の
ルーパ糸に用い、２列に配して装飾部を形成したことに
よって、簡単な縫成手段によって多彩で美しく、かつ大
きな装飾部を容易に作製することができる効果がある。
または４記載の発明の効果に加え、多色糸を二重環縫の
ルーパ糸に用い、２列に配して装飾部を形成したことに
よって、簡単な縫成手段によって多彩で美しく、かつ大
きな装飾部を容易に作製することができる効果がある。
【００４８】請求項７記載の発明は、請求項１、２、
３、４、５または６記載の発明の効果に加え、ファスナ
ーエレメントは無色透明または淡色に着色された熱可塑
性合成繊維のモノフイラメントから形成したことによっ
て、多色糸による装飾部を線条ファスナーエレメント上
に浮き出させ、鮮明な美しい装飾部を現出させることが
できる効果がある。
３、４、５または６記載の発明の効果に加え、ファスナ
ーエレメントは無色透明または淡色に着色された熱可塑
性合成繊維のモノフイラメントから形成したことによっ
て、多色糸による装飾部を線条ファスナーエレメント上
に浮き出させ、鮮明な美しい装飾部を現出させることが
できる効果がある。
【００４９】請求項８記載の発明は、請求項１、２、
３、４、５または６記載の発明の効果に加え、ファスナ
ーエレメントは無色透明または淡色に着色された熱可塑
性樹脂を押出または射出成形で成形したことによって、
多色糸による装飾部を押出または射出タイプのファスナ
ーエレメント上に浮き出させ、鮮明な美しい装飾部を現
出させることができる効果がある。
３、４、５または６記載の発明の効果に加え、ファスナ
ーエレメントは無色透明または淡色に着色された熱可塑
性樹脂を押出または射出成形で成形したことによって、
多色糸による装飾部を押出または射出タイプのファスナ
ーエレメント上に浮き出させ、鮮明な美しい装飾部を現
出させることができる効果がある。
【００５０】請求項９記載の発明は、請求項１、２、
３、４、５、６、７または８記載の発明の効果に加え、
ファスナーエレメントの上面にブレードを掩覆し、この
ブレードを多色糸で縫着したことによって、多色糸によ
る装飾部をブレードによって引き立たせ、かつ簡単に作
製することができ、しかも鮮明で美しい装飾部を浮き出
させることができる効果がある。
３、４、５、６、７または８記載の発明の効果に加え、
ファスナーエレメントの上面にブレードを掩覆し、この
ブレードを多色糸で縫着したことによって、多色糸によ
る装飾部をブレードによって引き立たせ、かつ簡単に作
製することができ、しかも鮮明で美しい装飾部を浮き出
させることができる効果がある。
【００５１】請求項１０記載の発明は、請求項９記載の
発明の効果に加え、ファスナーエレメントの上面に載置
するブレードを多色に着色したことによって、ファスナ
ーエレメント上に広幅の装飾部を簡単に形成することが
できる効果がある。
発明の効果に加え、ファスナーエレメントの上面に載置
するブレードを多色に着色したことによって、ファスナ
ーエレメント上に広幅の装飾部を簡単に形成することが
できる効果がある。
【００５２】請求項１１記載の発明は、請求項１乃至１
０のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、多色糸に
よって形成される装飾部は、左右のファスナーストリン
ガにおいて、互いに対応して同一形態同一色に配置させ
たことによって、スライドファスナー用チェンにおける
左右の色彩が同調し、調和のとれた美しい装飾部を作製
することができる効果がある。
０のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、多色糸に
よって形成される装飾部は、左右のファスナーストリン
ガにおいて、互いに対応して同一形態同一色に配置させ
たことによって、スライドファスナー用チェンにおける
左右の色彩が同調し、調和のとれた美しい装飾部を作製
することができる効果がある。
【００５３】請求項１２記載の発明は、請求項１乃至１
１のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、装飾部を
形成するファスナーエレメントの近傍のファスナーテー
プに多色糸を配設したことによって、ファスナーエレメ
ント上の装飾部のみならずファスナーテープ上にも装飾
部を形成したので、双方の装飾部が相俟って装飾の色彩
効果を高めることができる効果があるなど、この発明が
奏する効果はきわめて顕著である。
１のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、装飾部を
形成するファスナーエレメントの近傍のファスナーテー
プに多色糸を配設したことによって、ファスナーエレメ
ント上の装飾部のみならずファスナーテープ上にも装飾
部を形成したので、双方の装飾部が相俟って装飾の色彩
効果を高めることができる効果があるなど、この発明が
奏する効果はきわめて顕著である。
【図１】装飾部を備えたスライドファスナーの正面図で
ある。
ある。
【図２】コイル状ファスナーエレメント上に１本針２本
糸の二重環縫による装飾部を備えたスライドファスナー
用チェンの正面図である。
糸の二重環縫による装飾部を備えたスライドファスナー
用チェンの正面図である。
【図３】同上スライドファスナー用チェンの横断面図で
ある。
ある。
【図４】コイル状ファスナーエレメント上に形成した１
本針２本糸の二重環縫による装飾部と、ファスナーテー
プにも装飾部を備えたスライドファスナー用チェンの正
面図である。
本針２本糸の二重環縫による装飾部と、ファスナーテー
プにも装飾部を備えたスライドファスナー用チェンの正
面図である。
【図５】コイル状ファスナーエレメント上に２本針３本
糸の二重環縫による装飾部を備えたスライドファスナー
用チェンの横断面図である。
糸の二重環縫による装飾部を備えたスライドファスナー
用チェンの横断面図である。
【図６】コイル状ファスナーエレメント上に１本針２本
糸並列の二重環縫による装飾部を備えたスライドファス
ナー用チェンの正面図である。
糸並列の二重環縫による装飾部を備えたスライドファス
ナー用チェンの正面図である。
【図７】ジグザグ状ファスナーエレメント上に１本針２
本糸の二重環縫による装飾部を備えたスライドファスナ
ー用チェンの正面図である。
本糸の二重環縫による装飾部を備えたスライドファスナ
ー用チェンの正面図である。
【図８】同上スライドファスナー用チェンの横断面図で
ある。
ある。
【図９】ジグザグ状ファスナーエレメント上にブレード
をあて１本針２本糸並列の二重環縫による装飾部を備え
たスライドファスナー用ストリンガの正面図である。
をあて１本針２本糸並列の二重環縫による装飾部を備え
たスライドファスナー用ストリンガの正面図である。
【図１０】ジグザグ状ファスナーエレメント上に多色の
ブレードをあて二重環縫による装飾部を備えたスライド
ファスナー用ストリンガの正面図である。
ブレードをあて二重環縫による装飾部を備えたスライド
ファスナー用ストリンガの正面図である。
【図１１】ジグザグ状ファスナーエレメント上に１本針
２本糸の二重環縫による装飾部を備えたスライドファス
ナー用チェンの横断面図である。
２本糸の二重環縫による装飾部を備えたスライドファス
ナー用チェンの横断面図である。
【図１２】押出ファスナーエレメント上に１本針２本糸
の二重環縫による装飾部を備えたスライドファスナー用
ストリンガの正面図である。
の二重環縫による装飾部を備えたスライドファスナー用
ストリンガの正面図である。
【図１３】同上スライドファスナー用ストリンガの横断
面図である。
面図である。
【図１４】射出ファスナーエレメント上に１本針２本糸
の二重環縫による装飾部を備えたスライドファスナー用
チェンの正面図である。
の二重環縫による装飾部を備えたスライドファスナー用
チェンの正面図である。
【図１５】同上スライドファスナー用チェンの横断面図
である。
である。
１ スライドファスナー用チェン ２ スライドファスナー用ストリンガ ３ ファスナーエレメント ４ ファスナーテープ ５ 芯紐 ６ 多色糸 ７ 縫着糸 ８ 装飾部 ９ ブレード
Claims (12)
- 【請求項１】 ファスナーテープ４の側縁にファスナー
エレメント３を多色糸６によって縫着し、該多色糸６に
よりファスナーエレメント３部分に装飾部８を形成した
ことを特徴とするスライドファスナー用チェン。 - 【請求項２】 多色糸６は、所定長さで一定のサイクル
をもって数種の異色の染料または顔料で着色して形成し
てなる請求項１記載のスライドファスナー用チェン。 - 【請求項３】 多色糸６は、異色の染料または顔料によ
って、任意の長さで数種の色彩に適宜色変えしてなる請
求項１記載のスライドファスナー用チェン。 - 【請求項４】 多色糸６は、個々に異なる色彩に着色さ
れた複数の単繊維を撚合せた糸からなる請求項１記載の
スライドファスナー用チェン。 - 【請求項５】 多色糸６を二重環縫のルーパ糸に用い、
１列に配して装飾部８を形成してなる請求項１、２、３
または４記載のスライドファスナー用チェン。 - 【請求項６】 多色糸６を二重環縫のルーパ糸に用い、
２列に配して装飾部８を形成してなる請求項１、２、３
または４記載のスライドファスナー用チェン。 - 【請求項７】 ファスナーエレメント３は無色透明また
は淡色に着色された熱可塑性合成繊維のモノフイラメン
トから形成してなる請求項１、２、３、４、５または６
記載のスライドファスナー用チェン。 - 【請求項８】 ファスナーエレメント３は無色透明また
は淡色に着色された熱可塑性樹脂を押出または射出成形
で成形してなる請求項１、２、３、４、５または６記載
のスライドファスナー用チェン。 - 【請求項９】 ファスナーエレメント３の上面にブレー
ド９を掩覆し、該ブレード９を多色糸６で縫着してなる
請求項１、２、３、４、５、６、７または８記載のスラ
イドファスナー用チェン。 - 【請求項１０】 ファスナーエレメント３の上面に載置
するブレード９を多色に着色してなる請求項９記載のス
ライドファスナー用チェン。 - 【請求項１１】 多色糸６によって形成される装飾部８
は、左右のファスナーストリンガ２において、互いに対
応して同一形態で略同一色に配置されてなる請求項１乃
至１０のいずれか一項に記載のスライドファスナー用チ
ェン。 - 【請求項１２】 装飾部８を形成するファスナーエレメ
ント３の近傍のファスナーテープ４に多色糸６を配設し
てなる請求項１乃至１１のいずれか一項に記載のスライ
ドファスナー用チェン。
Priority Applications (8)
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|---|---|---|---|
| JP9206027A JPH1146812A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | スライドファスナー用チェン |
| BR9804099-5A BR9804099A (pt) | 1997-07-31 | 1998-07-27 | Cadeia de fecho ecler. |
| FR9809675A FR2766674B1 (fr) | 1997-07-31 | 1998-07-29 | Chaine de fermeture a glissiere pourvue de parties ornementales |
| TW087112489A TW518211B (en) | 1997-07-31 | 1998-07-29 | Slide fastener chain |
| IT1998TO000664A IT1303096B1 (it) | 1997-07-31 | 1998-07-30 | Catena di cerniera lampo. |
| IDP981062A ID20638A (id) | 1997-07-31 | 1998-07-30 | Rangkaian pengencang geser |
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