JPH11461A - コイン研磨装置 - Google Patents

コイン研磨装置

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JPH11461A
JPH11461A JP9173301A JP17330197A JPH11461A JP H11461 A JPH11461 A JP H11461A JP 9173301 A JP9173301 A JP 9173301A JP 17330197 A JP17330197 A JP 17330197A JP H11461 A JPH11461 A JP H11461A
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coin
brush
bristles
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brush bristles
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い研磨力でコインを研磨出来、且つコイン
研磨の処理能力及び処理スピードが向上したコイン研磨
装置を提供する。 【解決手段】 排出口4aを有する筒体4内に外周上面
に下方ブラシ毛2cを植毛した回転円盤2を設け、上方
ブラシ毛3aを下面に植毛し且つ中央にコインの投入口
を有する上方ブラシ盤3を回転円盤2の上方に近接して
設け、筒体4の排出口4aと対向する部分の上方ブラシ
盤3を非植毛部としてコイン排出部12を設け、コイン
排出部12付近の部分のみに柔らかい上方ブラシ毛11
を植毛してコイン導入部10を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技用コイン・メ
ダル・硬貨(本明細書中コインと総称する。)の表面を
研磨して油・脂・ゴミ・汚れを除去するコイン研磨装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来コイン研磨装置は、中央に投入口と
なる開口部を開口した上方円盤と下方回転円盤とを上下
に対向させ、上方円盤の下面に上方ブラシ毛を植毛し、
下方回転円盤の上面に上方ブラシ毛と同じ長さで且つ同
じかたさの下方ブラシ毛を植毛し、下方回転円盤の回転
により上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間にコインを通
過させてコインを研磨していた。しかし、上方ブラシ毛
と下方ブラシ毛との長さ及びかたさが同じであるので、
上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間隔をコ
インが導入し易くなる広い間隔に保持するとブラシ毛と
コインの接触が弱くなってコインの研磨力が低下する。
又、コインの研磨力を高めるために上方ブラシ毛の下端
と下方ブラシ毛の上端との間隔を狭くすると、コインの
導入が悪くなり、研磨スピードが遅く研磨作業効率が悪
くなるという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は従来のこれらの問題点を解消し、高い研磨力
でコインを研磨出来、且つコイン研磨の処理量能力及び
処理スピードが向上したコイン研磨装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) コイン投入口の下方に回転円盤を設け、同回転円
盤の外周上面にコイン下面研磨用の下方ブラシ毛を環状
に植毛し、しかも同下方ブラシ毛を植毛した外周上面を
下方ブラシ毛を植毛しない上面中央部より低くして下方
ブラシ毛の上端を回転円盤の上面中央部と略同一レベル
とし、前記回転円盤の外側に筒体を設け、前記下方ブラ
シ毛と対向する上面に上方ブラシ毛を環状に設けると共
に該上方ブラシ毛の一部の外周辺から内周辺付近までを
非植毛部又は上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端
とを離してコイン排出部を形成し、同コイン排出部から
回転円盤の回転方向の上方ブラシ毛の一部の外周辺付近
から内周辺までの領域内の上方ブラシ毛として柔い上方
ブラシ毛を用いてこの領域にコイン導入部を形成し、前
記コイン排出部と対向する前記筒体の位置にコインの排
出口を設け、コイン投入口より投入されたコインを回転
円盤の回転による遠心力でコイン導入部から下上のブラ
シ毛間に移動させると共に、回転円盤の回転でコインを
ブラシ毛間に挟んだままコイン排出部まで移動させて研
磨し、研磨したコインを筒体の排出口より外へ排出して
いくことを特徴とするコイン研磨装置 2) コイン導入部の上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ
毛の上端とを離してコインを導入し易くした前記1)記
載のコイン研磨装置 3) 中央部が投入口となる環状プレートの下面に上方
ブラシ毛を植毛し、コイン導入部となる柔い上方ブラシ
毛が最も短くなるように全体の上方ブラシ毛の長さを導
入口の柔い上方ブラシ毛に近づくに従って徐々に短くし
た前記2)記載のコイン研磨装置 4) 中央部が投入口となる環状プレートの下面に上方
ブラシ毛を植毛し、コイン導入部の柔い上方ブラシ毛が
高くなるように前記プレートを傾けて柔い上方ブラシ毛
の下端と下方ブラシ毛の上端とを離した前記1)又は
2)記載のコイン研磨装置 5) 上方ブラシ毛の下端を内周辺に近づくに従って下
方ブラシ毛の上端から徐々に離し、上方ブラシ毛の下端
と下方ブラシ毛の上端との間の間隔を内周辺に近づくに
従って徐々に広い幅となるコイン導入部を形成した前記
1)又は2)記載のコイン研磨装置 6) コイン導入部となる部分の上方ブラシ毛の内周辺
の最前列を非植毛部としてコインを導入し易くした前記
1)〜5)いずれか記載のコイン研磨装置 7) 回転円盤上方に投入口方向に向けて下り勾配の投
入シュートを設け、同投入シュートの中央部を開口して
投入口とした前記1)〜6)いずれか記載のコイン研磨
装置 8) 投入口と回転円盤との間にコイン投入ガイド筒を
設けるとともに、同コイン投入ガイド筒の下縁を半径方
向にスカート状に拡げ、しかも同スカート部の下縁と回
転円盤の上面との間の間隔を狭くしてコインを水平状態
で移動させるようにした前記1)〜7)いずれか記載の
コイン研磨装置 にある。
【0005】
【作用】本発明では、コインが投入口から落下すると、
コインは回転円盤の上面中央部にのり、回転円盤の回転
による遠心力で外側の方へ移動する。移動したコイン
は、柔い上方ブラシ毛を用いて形成したコイン導入部
や、上方ブラシ毛を植毛したプレートを傾けて設置した
り若しくは柔い上方ブラシ毛の長さを短くして上方ブラ
シ毛の下端を下方ブラシ毛の上端から離して形成したコ
イン導入部を介し、上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間
に移動する。遠心力でコインが外側方向に動く間、上下
のブラシ毛によってコインの上下面は研磨されていく。
上方の固定した上方ブラシ毛と下方ブラシ毛とは相対運
動となり、上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間に挟まれ
たコインは上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間に挟まれ
たまま筒体の内面に沿ってコイン排出部まで移動し、移
動中に上方ブラシ毛と下方ブラシ毛とで研磨されてい
く。コイン排出部では、コインは上方ブラシ毛と下方ブ
ラシ毛とからの強い押圧を受けないので、回転円盤の回
転による遠心力で外側へ強く移動し、筒体の排出口より
外へ排出される。コインは、回転円盤の回転による遠心
力で回転円盤の上面中央部から外側へ移動する際、上下
のブラシ毛との摩擦力によって移動速度が抑えられるの
で、コインが筒体に強く衝突することはない。又コイン
が筒体の内面に沿って移動する際も上下のブラシ毛との
摩擦により、コインは1列となる程度にゆっくりと送ら
れていく。即ち、筒体のコイン排出口から排出されるコ
インの排出処理速度と筒体の内面に沿って送り出す速度
とが略同じように出来、コインが筒体の内面で重なった
り、複数列になることがないように円滑に移動できるよ
うになる。これにより、コイン同士及び筒体の内面との
接触が少なくなり、コインの損傷を小さく出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明ではコイン導入部とコイン
排出部以外での回転円盤上面に植設される下方ブラシ毛
の上端と、上方ブラシ毛の下端との間隔はコイン1枚の
厚みよりやや短かくし、ブラシ毛がある程度確実にコイ
ン表面に接触するようにすることが好ましい。投入口の
下方にコイン投入ガイド筒を設けることが、コインのブ
ラシ毛への移動を円滑にし、投入口下方でコインが詰ら
ないようにできる。上方ブラシ毛は下方の回転円盤の下
方ブラシ毛に対し、固定又は相対運動があるように回転
させることもできるが、固定する方法の方が構造・機構
が簡単で好ましい。コイン導入部としては、柔い上方ブ
ラシ毛を用いて、その用いた部分を導入口とする場合
と、この柔い上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端
との間隔をコイン1枚の厚さ幅より大きくしてコイン導
入部とする場合とがある。コイン排出部は上方ブラシ毛
を設けない場合と、上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛
の上端との間隔をコイン1枚の厚さ以上となるように設
ける場合とがある。上方ブラシ毛は円盤の下面外周に植
毛されることが一般的であり、この円盤を傾けた状態で
下方の回転円盤に対向させ、上方ブラシ毛の下端と下方
ブラシ毛の上端との間隔をコインの厚さより広くし、コ
イン導入部としてもよい。コイン排出部の領域の内周辺
部分を上方ブラシ毛に代えてプラスチック等を素材とす
る仕切板を設ける場合もある。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜8に示す実施例1は、上方ブラシ盤を下方の
回転円盤と水平状態に対向させ、且つコイン導入部を周
りの上方ブラシ毛に比べて柔い上方ブラシ毛を用いてコ
インを導入し易くした例である。図9,10に示す実施
例2はコインの導入口の柔い上方ブラシ毛の下端を内周
辺に近づくに従って徐々に短くし、上方ブラシ毛の下端
と下方ブラシ毛の上端との間隔を内側に近づくほど徐々
に広くした例である。図11,12に示す実施例3はコ
イン導入部を高くするように上方ブラシ盤をやや傾けて
設け、コイン導入部に植毛した柔い上方ブラシ毛の下端
と下方ブラシ毛の上端との間隔をやや広くしてコイン導
入部を形成した例である。図13に示す実施例4は上方
ブラシ盤を水平状態に設置しており、コイン導入部の柔
い上方ブラシ毛に近づくに従って全体の上方ブラシ毛を
徐々に短くし、コイン導入部の柔い上方ブラシ毛の下端
と下方ブラシ毛の上端との間隙を広くした例である。
【0008】図1は実施例1の縦断面図、図2は実施例
1の斜視図、図3は実施例1の分解斜視図、図4は実施
例1での上方ブラシ毛の植毛状態を示す上方ブラシ盤の
底面図、図5は図4でのA−A端面図、図6は実施例1
での回転円盤の斜視図、図7は実施例1でのコインの研
磨状態を示す説明図、図8は実施例1の使用状態を示す
説明図、図9は実施例2でのコイン導入部の中央から切
断した縦断面図、図10は実施例2でのコインの研磨状
態を示す説明図、図11は実施例3でのコイン導入部の
中央から切断した縦断面図、図12は実施例3でのコイ
ンの研磨状態を示す説明図、図13は実施例4でのコイ
ン導入部の中央から切断した縦断面図である。
【0009】;実施例1(図1〜図8参照) 図1〜8中1はコインCを投入する中央に向けて下り勾
配の投入シュート、1aは同投入シュート1の中央部に
設けた投入口、2は回転円盤、2aは同回転円盤2の中
央部、2bは回転円盤2の外側上面に下方ブラシ毛2c
が植毛され且つ植毛された下方ブラシ毛2cの上端を植
毛しない中央部2aの上面と同一レベルとしたブラシ毛
植毛面、2cは同ブラシ毛植毛面2bに植毛した下方ブ
ラシ毛、2dは回転円盤2の裏面に設けた回転動力伝達
ピン8bの挿入孔、3は回転円盤2の上方に固設された
上方ブラシ盤、3aは上方ブラシ盤3の裏面に植毛され
た上方ブラシ毛、3bは上方ブラシ盤3の中央に開口し
たコイン通過口、3cは投入シュート1の中央開口部に
設けられ下部が末広がりとなるスカート状で又この下端
と下方の回転円盤2の中央上面との間隙をコイン3枚は
通過可能で且つコイン4枚は通過出来ない間隙としたコ
イン導入ガイド筒、4は回転円盤2の外側に設けた環状
の筒体、4aは同筒体4の周面に開口したコインCを通
過させる排出口、5はコイン排出路、5aはコイン排出
路5のコイン吐出口、6はコイン検出器、6aはコイン
検出器6の一部を構成するものであってコイン排出路5
の路面に排出方向と交差するように一列に埋設した複数
のLED、6bはコイン検出器6の一部を構成するもの
であってLED6aの上方向に対向状態に設けた受光
器、7はコイン検出器6の検出信号を入力してコインの
通過枚数をカウントするコインカウンター、7aは同コ
インカウンター7のコイン通過枚数表示器、8は回転円
盤2の駆動機構、8aは回転円盤2を回動させる回転
軸、8bは同回転軸8aの軸端に立設した回転動力伝達
ピン、8cは軸受、8dは回転軸8aの下端に取付けた
ベルト車、8eはモータ、8fは同モータ8eの回転軸
に取付けたベルト車、8gはベルト車8d,8fを連動
するタイミングベルト、8hは支持板、9は装置ケーシ
ング、10は柔い上方ブラシ毛を用いて形成したコイン
導入部、11は同コイン導入部10の柔い上方ブラシ
毛、12は上方ブラシ毛3aを設けていない上方ブラシ
盤3の非植毛部により形成されるコイン排出部、13は
コイン導入部10の内周辺側の最前列を非植毛部として
形成した取込口、Cはコインである。
【0010】実施例1では、まず、モータ8eを作動さ
せることで、ベルト車8d,8fとタイミングベルト車
8gを介して回転軸8aを回転させる。同回転軸8aの
回転によって回転動力伝達ピン8bを介して回転円盤2
が回転する。この回転円盤2を回転状態にしてコインC
を投入する。コインCが投入シュート1ヘ投入される
と、コインCは下り勾配に沿って中央の投入口1aへ移
動し、投入口1aを介してコイン導入ガイド筒3cを落
下して回転円盤2の中央部2aの上面に落下する。回転
円盤2の中央部2aに落下したコインCは回転円盤2が
回転することで遠心力が発生して半径方向(外側方向)
へ移動しようとする。このときコインCはコイン導入ガ
イド筒3cによって規制され、水平状態で外方向へ移動
する。外方向へ移動したコインCは、上方ブラシ毛3a
の内周辺に当るが、コインCはコイン導入部10に用い
た柔い上方ブラシ毛11の下方を通過して、上方ブラシ
毛11と下方ブラシ毛2cとの間に進入する。コイン導
入部10以外の上方ブラシ毛3aはやや硬いものを用い
ており、コインCはコイン導入部10以外から進入しに
くくしている。更に、コイン導入部10の最前列の柔い
上方ブラシ毛11を植毛せずに非植毛部として形成した
取込口13を形成しているので、柔い上方ブラシ毛11
の内周辺を他の上方ブラシ毛3aの内周辺に比べて陥凹
させた状態となり、この陥凹による段差に当ったコイン
Cはコイン導入部10に導入され易くなっている。柔い
上方ブラシ毛11とその他の上方ブラシ毛3aの長さは
全て15mm程の均一の長さであり、又、上方ブラシ毛
3a及び柔い上方ブラシ毛11の下端と下方ブラシ毛2
cの上端との間の間隔幅はコインの厚さより狭い1.0
mm程と均一に保持している。又下方ブラシ毛の長さは
5mm程としている。
【0011】上方ブラシ毛3aと下方ブラシ毛2cとの
間に挟まれたコインCは、下方の回転する下方ブラシ毛
2cと上方の固定された上方ブラシ毛3aとの間に挟ま
れて移動する。上方ブラシ毛3aはコインCを動かない
ようにし、下方ブラシ毛2cは円周方向に動かそうと
し、更に遠心力はコインCを半径方向に移動させようと
するがその拮抗で、コインCは上方ブラシ毛3aと下方
ブラシ毛2cとで上下面が摩擦されて、研磨されながら
あまり速くならない程度の速度で螺旋状に動いて筒体4
の内面に当り、そのうち、コインCがコイン排出部12
となる上方ブラシ盤3の非植毛部分に達して筒体4の排
出口4aに入り込み、コイン排出路5へ移動してコイン
吐出口5aから排出される。コイン吐出口5a近くにあ
るコイン検出器6によってコインCの通過を検出し、コ
インカウンター7で通過枚数を加算していき、その通過
枚数をコイン通過枚数表示器7aに出力して表示する。
コイン検出器6はコインCがコイン排出路5を通過する
ことで、LED6aの光を遮断し、この光の遮断を受光
器6bで感知してコインカウンター7に信号を送り、通
過したコインの数を計測していく。
【0012】以上の実施例1では、複数のコインCが同
時に投入され、回転円盤2の上面に分散して上方ブラシ
毛3aと下方ブラシ毛2cとで同時に研磨され、且つコ
イン排出路5を介してコインCを排出出来るので、研磨
・計数処理速度がきわめて速くできる。
【0013】;実施例2(図9,10参照) 図中14はコイン導入部10となる柔い上方ブラシ毛1
1の下端と下方ブラシ毛2cの上端との間の間隙であ
る。図9,10に示す実施例2では、コイン導入部10
となる柔い上方ブラシ毛11の長さを内周辺に近づくに
従って徐々に短くし、上方ブラシ毛11の下端と下方ブ
ラシ毛2cの上端との間の間隙を内周辺に近づくに従っ
て徐々に(φ角度)広くしている。このため、回転円盤
2の回転による遠心力で外側へ移動してきたコインCが
コイン導入部10を通過し易くなり、研磨作業がスムー
ズに行われる。その他の符号・構成や作用・効果は前記
実施例1と同じである。
【0014】;実施例3(図11,12参照) 図11,12に示す実施例3は、上方ブラシ盤3をθ度
傾けて設け、上方へ持ち上がった上方ブラシ毛11の下
端と下方ブラシ毛2cの上端との間隙14を広くしてコ
インCを導入し易いコイン導入部10を設けた例であ
る。その他の符号・構成や作用・効果は前記実施例1と
同じである。
【0015】;実施例4(図13参照) 図13に示す実施例4は、上方ブラシ盤3は水平に設置
しており、コイン導入部の柔い上方ブラシ毛11が最も
短くなるように全体の上方ブラシ毛3cをコイン導入部
の柔い上方ブラシ毛11に近づくに従って徐々に(ψ角
度)短くし、コイン導入部の柔い上方ブラシ毛11の下
端と下方ブラシ毛2cの上端との間の間隔を広くしてコ
インCを導入し易くした例である。その他の符号・構成
や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、複数のコインは相対運
動する上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間を通過する過
程で確実に研磨出来、しかも研磨力を大幅に向上出来、
且つ上下のブラシ毛間への移動及び排出がスムーズに行
えるので、研磨作業の作業性に大変優れたものとなっ
た。このため、研磨作業時間の大幅な短縮及びコインの
処理量能力の大幅な向上が行えた。又、コインの重な
り、コイン同士又は筒体との接触を少なくして整然と送
るので、コイン及び筒体内面の損傷を少なく出来る。回
転円盤の上面中央部と下方ブラシ毛の上端とのレベルを
略同レベルとしているので、上下のブラシ毛間にコイン
を移動し易く出来、作業性の向上を図っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の縦断面図である。
【図2】実施例1の斜視図である。
【図3】実施例1の分解斜視図である。
【図4】実施例1での上方ブラシ毛の植毛状態を示す上
方ブラシ盤の底面図である。
【図5】図4でのA−A端面図である。
【図6】実施例1での回転円盤の斜視図である。
【図7】実施例1でのコインの研磨状態を示す説明図で
ある。
【図8】実施例1の使用状態を示す説明図である。
【図9】実施例2でのコイン導入部の中央から切断した
縦断面図である。
【図10】実施例2でのコインの研磨状態を示す説明図
である。
【図11】実施例3でのコイン導入部の中央から切断し
た縦断面図である。
【図12】実施例3でのコインの研磨状態を示す説明図
である。
【図13】実施例4でのコイン導入部の中央から切断し
た縦断面図である。
【符号の説明】
1 投入シュート 1a 投入口 2 回転円盤 2a 中央部 2b ブラシ毛植毛面 2c 下方ブラシ毛 2d 挿入孔 3 上方ブラシ盤 3a 上方ブラシ毛 3b コイン通過口 3c コイン導入ガイド筒 4 筒体 4a 排出口 5 コイン排出路 5a コイン吐出口 6 コイン検出器 6a LED 6b 受光器 7 コインカウンター 7a コイン通過枚数表示器 8 駆動機構 8a 回転軸 8b 回転動力伝達ピン 8c 軸受 8d ベルト車 8e モータ 8f ベルト車 8g タイミングベルト 8h 支持板 9 装置ケーシング 10 コイン導入部 11 柔い上方ブラシ毛 12 コイン排出部 13 取込口 14 間隙 C コイン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイン投入口の下方に回転円盤を設け、
    同回転円盤の外周上面にコイン下面研磨用の下方ブラシ
    毛を環状に植毛し、しかも同下方ブラシ毛を植毛した外
    周上面を下方ブラシ毛を植毛しない上面中央部より低く
    して下方ブラシ毛の上端を回転円盤の上面中央部と略同
    一レベルとし、前記回転円盤の外側に筒体を設け、前記
    下方ブラシ毛と対向する上面に上方ブラシ毛を環状に設
    けると共に該上方ブラシ毛の一部の外周辺から内周辺付
    近までを非植毛部又は上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ
    毛の上端とを離してコイン排出部を形成し、同コイン排
    出部から回転円盤の回転方向の上方ブラシ毛の一部の外
    周辺付近から内周辺までの領域内の上方ブラシ毛として
    柔い上方ブラシ毛を用いてこの領域にコイン導入部を形
    成し、前記コイン排出部と対向する前記筒体の位置にコ
    インの排出口を設け、コイン投入口より投入されたコイ
    ンを回転円盤の回転による遠心力でコイン導入部から下
    上のブラシ毛間に移動させると共に、回転円盤の回転で
    コインをブラシ毛間に挟んだままコイン排出部まで移動
    させて研磨し、研磨したコインを筒体の排出口より外へ
    排出していくことを特徴とするコイン研磨装置。
  2. 【請求項2】 コイン導入部の上方ブラシ毛の下端と下
    方ブラシ毛の上端とを離してコインを導入し易くした請
    求項1記載のコイン研磨装置。
  3. 【請求項3】 中央部が投入口となる環状プレートの下
    面に上方ブラシ毛を植毛し、コイン導入部となる柔い上
    方ブラシ毛が最も短くなるように全体の上方ブラシ毛の
    長さを導入口の柔い上方ブラシ毛に近づくに従って徐々
    に短くした請求項2記載のコイン研磨装置。
  4. 【請求項4】 中央部が投入口となる環状プレートの下
    面に上方ブラシ毛を植毛し、コイン導入部の柔い上方ブ
    ラシ毛が高くなるように前記プレートを傾けて柔い上方
    ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端とを離した請求項
    1又は2記載のコイン研磨装置。
  5. 【請求項5】 上方ブラシ毛の下端を内周辺に近づくに
    従って下方ブラシ毛の上端から徐々に離し、上方ブラシ
    毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間の間隔を内周辺に
    近づくに従って徐々に広い幅となるコイン導入部を形成
    した請求項1又は2記載のコイン研磨装置。
  6. 【請求項6】 コイン導入部となる部分の上方ブラシ毛
    の内周辺の最前列を非植毛部としてコインを導入し易く
    した請求項1〜5いずれか記載のコイン研磨装置。
  7. 【請求項7】 回転円盤上方に投入口方向に向けて下り
    勾配の投入シュートを設け、同投入シュートの中央部を
    開口して投入口とした請求項1〜6いずれか記載のコイ
    ン研磨装置。
  8. 【請求項8】 投入口と回転円盤との間にコイン投入ガ
    イド筒を設けるとともに、同コイン投入ガイド筒の下縁
    を半径方向にスカート状に拡げ、しかも同スカート部の
    下縁と回転円盤の上面との間の間隔を狭くしてコインを
    水平状態で移動させるようにした請求項1〜7いずれか
    記載のコイン研磨装置。
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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6609396B2 (en) 2000-03-30 2003-08-26 Shima Seiki Mfg., Ltd. Weft knitting machine with transferring mechanism and transferring method
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CN103273048A (zh) * 2013-04-27 2013-09-04 吴江市液铸液压件铸造有限公司 一种高效且便于回收的铸件清砂机

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