JP3057358B2 - コイン研磨装置 - Google Patents

コイン研磨装置

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JP3057358B2
JP3057358B2 JP9173302A JP17330297A JP3057358B2 JP 3057358 B2 JP3057358 B2 JP 3057358B2 JP 9173302 A JP9173302 A JP 9173302A JP 17330297 A JP17330297 A JP 17330297A JP 3057358 B2 JP3057358 B2 JP 3057358B2
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coin
brush bristles
rotating disk
bristles
implanted
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高敏 大宅
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技用コイン・メ
ダル・硬貨(本明細書中コインと総称する。)の表面を
研磨して油・脂・ゴミ・汚れを除去するコイン研磨装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来コイン研磨装置は、中央に投入口と
なる開口部を開口した上方円盤と下方回転円盤とを上下
に対向させ、上方円盤の下面に上方ブラシ毛を植毛し、
下方回転円盤の上面に上方ブラシ毛と同じ長さで且つ同
じかたさの下方ブラシ毛を植毛し、下方回転円盤の回転
により上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間にコインを通
過させてコインを研磨していた。しかし、上方ブラシ毛
と下方ブラシ毛との長さ及びかたさが同じであるので、
上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間隔をコ
インが導入し易くなる広い間隔に保持するとブラシ毛と
コインの接触が弱くなってコインの研磨力が低下する。
又、コインの研磨力を高めるために上方ブラシ毛の下端
と下方ブラシ毛の上端との間隔を狭くすると、コインの
導入が悪くなり、研磨スピードが遅く研磨作業効率が悪
くなるという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は従来のこれらの問題点を解消し、高い研磨力
でコインを研磨出来、且つコイン研磨の処理量能力及び
処理スピードが向上したコイン研磨装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) コイン投入口の下方に回転円盤を設け、同回転円
盤の外周上面にコイン下面研磨用の下方ブラシ毛を環状
に植毛し、しかも同下方ブラシ毛を植毛した回転円盤の
外周上面を下方ブラシ毛を植毛しない上面中央部より低
くして下方ブラシ毛の上端を回転円盤の上面中央部と略
同一レベルとし、前記回転円盤の外側に筒体を設け、前
記下方ブラシ毛と対向する上面に上方ブラシ毛を環状に
設けると共に該上方ブラシ毛の一部の外周辺から内周辺
付近までを非植毛部又は上方ブラシ毛の下端と下方ブラ
シ毛の上端とを離してコイン排出部を形成し、同コイン
排出部から回転円盤の回転方向の上方ブラシ毛の途中の
内周領域の上方ブラシ毛の下端を下方ブラシ毛の上端よ
り離してコイン導入部を形成し、前記コイン排出部と対
向する前記筒体の位置にコインの排出口を設け、コイン
投入口より投入されたコインを回転円盤の回転による遠
心力でコイン導入部から上下のブラシ毛間に移動させる
と共に、回転円盤の回転でコインを上下のブラシ毛間に
挟んだままコイン排出部まで移動させて研磨し、研磨し
たコインを筒体の排出口より外へ排出していくことを特
徴とするコイン研磨装置 2) コイン投入口の下方に回転円盤を設け、同回転円
盤の外周上面にコイン下面研磨用の下方ブラシ毛を植毛
し、しかも同下方ブラシ毛を植毛した回転円盤の外周上
面を下方ブラシ毛を植毛しない上面中央部より低くして
下方ブラシ毛の上端を回転円盤の上面中央部と略同一レ
ベルとし、前記回転円盤の外側に筒体を設け、前記下方
ブラシ毛と対向する上面に上方ブラシ毛を環状に設ける
と共に該上方ブラシ毛の外周辺の一部から内周辺付近ま
でを非植毛部又は上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の
上端とを離してコイン排出部を形成し、同コイン排出部
から回転円盤の回転方向の上方ブラシ毛の途中の内周領
域を非植毛部としてコイン導入部を形成し、前記コイン
排出部と対向する前記筒体の位置にコインの排出口を設
け、コイン投入口より投入されたコインを回転円盤の回
転による遠心力でコイン導入部から下上のブラシ毛間に
移動させると共に、回転円盤の回転でコインをブラシ毛
間に挟んだままコイン排出部まで移動させて研磨し、研
磨したコインを排出口より外へ排出していくことを特徴
とするコイン研磨装置 3) コイン投入口の下方に回転円盤を設け、同回転円
盤の外周上面にコイン下面研磨用の下方ブラシ毛を植毛
し、しかも同下方ブラシ毛を植毛した回転円盤の外周上
面を下方ブラシ毛を植毛しない上面中央部より低くして
下方ブラシ毛の上端を回転円盤の上面中央部と略同一レ
ベルとし、前記回転円盤の外側に筒体を設け、前記下方
ブラシ毛と対向する上面に上方ブラシ毛を環状に設ける
と共に該上方ブラシ毛の一部の外周辺から内周辺付近ま
でを非植毛部又は上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の
上端とを離してコイン排出部を形成し、同コイン排出部
から回転円盤の回転方向の上方ブラシ毛の途中の内周領
域の上方ブラシ毛の下端を内周辺に近づくに従って下方
ブラシ毛の上端から徐々に離し、上方ブラシ毛の下端と
下方ブラシ毛の上端との間の間隔を内周辺に近づくに従
って徐々に広い幅となるコイン導入部を形成し、前記コ
イン排出部と対向する前記筒体の位置にコインの排出口
を設け、コイン投入口より投入されたコインを回転円盤
の回転による遠心力でコイン導入部から下上のブラシ毛
間に移動させると共に、回転円盤の回転でコインを上下
のブラシ毛間に挟んだままコイン排出部まで移動させて
研磨し、研磨したコインを排出口より外へ排出していく
ことを特徴とするコイン研磨装置 4) 中央部が投入口となる環状のプレートの下面に上
方ブラシ毛を植毛し、回転円盤のコイン導入部の領域に
近づくに従って全体の上方ブラシ毛を徐々に短くし、前
記コイン導入部の領域に近づくに従って上方ブラシ毛の
下端と下方ブラシ毛の下端との間の間隙を広く離してコ
イン導入部を形成した前記1)記載のコイン研磨装置 5) 中央部が投入口となる環状のプレートのコイン導
入部の下面に上方ブラシ毛を植毛し、回転円盤のコイン
導入部の回転方向の前記プレートの一部の領域が最も高
くなるように前記プレートを傾けて上方ブラシ毛の下端
と下方ブラシ毛の上端とを広く離したコイン導入部を形
成した前記1)記載のコイン研磨装置 6) コイン導入部となる部分の上方ブラシ毛の内周辺
の最前列を非植毛部としてコインを導入し易くした前記
1),3),4),5)いずれか記載のコイン研磨装置 7) 回転円盤上方に投入口方向に向けて下り勾配の投
入シュートを設け、同投入シュートの中央部を開口して
投入口とした前記1)〜6)いずれか記載のコイン研磨
装置 8) 投入口と回転円盤との間にコイン投入ガイド筒を
設けるとともに、同コイン投入ガイド筒の下縁を半径方
向にスカート状に拡げ、しかも同スカート部の下縁と回
転円盤の上面との間の間隔を狭くしてコインを水平状態
で移動させるようにした前記1)〜7)いずれか記載の
コイン研磨装置 にある。
【0005】
【作用】本発明では、コインが投入口から落下すると、
コインは回転円盤の上面中央部にのり、回転円盤の回転
による遠心力で外側の方へ移動する。移動したコイン
は、上方ブラシ毛の長さを短くしたり、上方ブラシ毛を
植毛したプレートを傾けて上方ブラシ毛の下端を下方ブ
ラシ毛の上端より離して形成したコイン導入部若しくは
コイン排出部とは別に非植毛部を設けて形成したコイン
導入部を介し、上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間に移
動する。遠心力でコインが外側方向に動く間、上下のブ
ラシ毛によってコインの上下面は研磨されていく。上方
の固定した上方ブラシ毛と下方ブラシ毛とは相対運動と
なり、上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間に挟まれたコ
インは上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間に挟まれたま
ま筒体の内面に沿ってコイン排出部まで移動し、移動中
に上方ブラシ毛と下方ブラシ毛とで研磨されていく。コ
イン排出部では、コインは上方ブラシ毛と下方ブラシ毛
とからの強い押圧を受けないので、回転円盤の回転によ
る遠心力で外側へ強く移動し、筒体のコイン排出部より
外へ排出される。コインは、回転円盤の回転による遠心
力で回転円盤の上面中央部から外側へ移動する際、上下
のブラシ毛との摩擦力によって移動速度が抑えられるの
で、コインが筒体に強く衝突することはない。又コイン
が筒体の内面に沿って移動する際も上下のブラシ毛との
摩擦により、コインは1列となる程度にゆっくりと送ら
れていく。即ち、筒体のコイン排出部から排出されるコ
インの排出処理速度と筒体の内面に沿って送り出す速度
とが略同じように出来、コインが筒体の内面で重なった
り、複数列になることがないように円滑に移動できるよ
うになる。これにより、コイン同士及び筒体の内面との
接触が少なくなり、コインの損傷を小さく出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の回転円盤上面に植設され
る下方ブラシ毛の上端と、上方ブラシ毛の下端との間隔
はコイン1枚の厚みよりやや短かくし、ブラシ毛がある
程度確実にコイン表面に接触するようにすることが好ま
しい。投入口の下方にコイン投入ガイド筒を設けること
が、コインのブラシ毛への移動を円滑にし、投入口下方
でコインが詰らないようにできる。コイン導入部として
は、上方ブラシ毛の長さを短くしたり、上方ブラシ毛を
植毛したプレートを傾けたりして上方ブラシ毛の下端を
下方ブラシ毛の上端から所定距離離して形成する場合
や、上方ブラシ毛を植毛せず非植毛部とした箇所に形成
する場合が一般的である。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜9に示す実施例1は上方ブラシ盤を傾斜させ
て設置し、最高部分の上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ
毛の上端との間の広くなった間隙をコイン導入部とした
例である。図10,11に示す実施例2は上方ブラシ盤
を水平に設置し、上方ブラシ毛の下端を内周辺に近づく
に従って短くし、上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の
上端との間隔を内周辺に近づくにつれ徐々に広くした例
である。図12,13に示す実施例3は上方ブラシ盤の
下面にコイン排出部とは別に上方ブラシ毛の非植毛部を
設けてコイン導入部を形成した例である。図14に示す
実施例4は上方ブラシ盤を水平状態に設置しており、コ
イン導入部の上方ブラシ毛に近づくに従って全体の上方
ブラシ毛を徐々に短くし、コイン導入部の上方ブラシ毛
の下端と下方ブラシ毛の上端との間隙を外周辺に近づく
に従って徐々に広くした例である。
【0008】図1は図2でのA−A断面図、図2は実施
例1の斜視図、図3は実施例1の分解斜視図、図4は実
施例1での上方ブラシ毛の植毛状態を示す上方ブラシ盤
の底面図、図5は図4でのB−B端面図、図6は実施例
1での上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間
隙を示す説明図、図7は実施例1での回転円盤の斜視
図、図8は実施例1でのコインの研磨状態を示す説明
図、図9は実施例1の使用状態を示す説明図、図10は
実施例2でのコイン導入部の中央から切断した縦断面
図、図11は実施例2でのコインの研磨状態を示す説明
図、図12は実施例3でのコイン導入部の中央から切断
した縦断面図、図13は実施例3でのコインの研磨状態
を示す説明図、図14は実施例4でのコイン導入部の中
央から切断した縦断面図である。
【0009】;実施例1(図1〜図9参照) 図1〜9中1はコインCを投入する中央に向けて下り勾
配の投入シュート、1aは同投入シュート1の中央部に
設けた投入口、2は回転円盤、2aは同回転円盤2の中
央部、2bは回転円盤2の外側上面に下方ブラシ毛2c
が植毛され且つ植毛された下方ブラシ毛2cの上端を非
植毛部13となる中央部2aの上面と同一レベルとした
ブラシ毛植毛面、2cは同ブラシ毛植毛面2bに植毛し
た下方ブラシ毛、2dは回転円盤2の裏面に設けた回転
動力伝達ピン8bの挿入孔、3は回転円盤2の上方に固
設された上方ブラシ盤、3aは上方ブラシ盤3の裏面に
植毛された上方ブラシ毛、3bは上方ブラシ盤3の中央
に開口したコイン通過口、3cは投入シュート1の中央
開口部に設けられ下部が末広がりとなるスカート状で又
この下端と下方の回転円盤2の中央上面との間隙をコイ
ン3枚は通過可能で且つコイン4枚は通過出来ない間隙
としたコイン導入ガイド筒、4は回転円盤2の外側に設
けた環状の筒体、4aは同筒体4の周面に開口したコイ
ンCを通過させる排出口、5はコイン排出部、5aはコ
イン排出路5のコイン吐出口、6はコイン検出器、6a
はコイン検出器6の一部を構成するものであってコイン
排出路5の路面に排出方向と交差するように一列に埋設
した複数のLED、6bはコイン検出器6の一部を構成
するものであってLED6aの上方向に対向状態に設け
た受光器、7はコイン検出器6の検出信号を入力してコ
インの通過枚数をカウントするコインカウンター、7a
は同コインカウンター7のコイン通過枚数表示器、8は
回転円盤2の駆動機構、8aは回転円盤2を回動させる
回転軸、8bは同回転軸8aの軸端に立設した回転動力
伝達ピン、8cは軸受、8dは回転軸8aの下端に取付
けたベルト車、8eはモータ、8fは同モータ8eの回
転軸に取付けたベルト車、8gはベルト車8d,8fと
を連動するタイミングベルト、8hは支持板、9は装置
ケーシング、10は上方ブラシ盤3を傾けて高く上がっ
た上方ブラシ毛3aと下方ブラシ毛2cとの間の間隔d
1,d2を広くして形成したコイン導入部、12は上方
ブラシ毛3aを設けていない上方ブラシ盤3の非植毛部
により形成されるコイン排出部、13はコイン導入部1
0の内周辺側の最前列を非植毛部として形成した取込
口、Cはコインである。
【0010】実施例1では、まずモータ8eを作動させ
ることで、ベルト車8d,8fとタイミングベルト車8
gを介して回転軸8aを回転させる。同回転軸8aの回
転によって回転動力伝達ピン8bを介して回転円盤2が
回転する。この回転円盤2を回転状態にしてコインCを
投入する。コインCが投入シュート1ヘ投入されると、
コインCは下り勾配に沿って中央の投入口1aへ移動
し、投入口1aを介してコイン導入ガイド筒3cを落下
して回転円盤2の中央部2aの上面に落下する。回転円
盤2の中央部2aに落下したコインCは回転円盤2が回
転することで遠心力が発生して半径方向(外側方向)へ
移動しようとする。このときコインCはコイン導入ガイ
ド筒3cによって規制され、水平状態で外方向へ移動す
る。外方向へ移動したコインCは、上方ブラシ毛3aの
内周辺に当るが、コイン導入部10となる上方ブラシ毛
3aと下方ブラシ毛2cとの間隙内を遠心力の力でコイ
ンCが通過して上方ブラシ毛3aと下方ブラシ毛2cと
の間に進入する。コイン導入部10は長さが15mm程
の均一な上方ブラシ毛3aを植毛した上方ブラシ盤3を
(θ度)傾斜させて設置し、上方ブラシ盤3の最高部分
の上方ブラシ毛3aの下端と下方ブラシ毛2cの上端と
の間の広くなった間隙をコイン導入部10としているの
で、コインCはこのコイン導入部10を介して上方ブラ
シ毛3aと下方ブラシ毛2cとの間に進入していく。尚
下方ブラシ毛2cは長さが5mm程の均一としている。
更に、コイン導入部10の最前列の上方ブラシ毛3aを
植毛せずに非植毛部として形成した取込口13を形成し
ているので、コイン導入部10部分の上方ブラシ毛3a
の内周辺を他の上方ブラシ毛3aの内周辺に比べて陥凹
させた状態となり、この陥凹による段差に当ったコイン
Cはコイン導入部10に導入され易くなっている。上方
ブラシ毛3aはやや硬いものを用いており、コインCは
コイン導入部10以外から進入しにくくしている。上方
ブラシ毛3aと下方ブラシ毛2cとの間に挟まれたコイ
ンCは、下方の回転する下方ブラシ毛2cと上方の固定
された上方ブラシ毛3aとの間に挟まれて移動する。上
方ブラシ毛3aはコインCを動かないようにし、下方ブ
ラシ毛2cは円周方向に動かそうとし、更に遠心力はコ
インCを半径方向に移動させようとするがその拮抗で、
コインCは上方ブラシ毛3aと下方ブラシ毛2cとで上
下面が摩擦されて、研磨されながらあまり速くならない
程度の速度で螺旋状に動いて筒体4の内面に当り、この
筒体4の内面に沿って転がりながら移動し、そのうち開
口4aに入り込んでコイン排出路5へ移動し、コイン吐
出口5aから排出される。そのうち、コインCがコイン
排出部12となる上方ブラシ盤3の非植毛部分に達して
筒体4の排出口4aに入り込み、コイン排出路5へ移動
してコイン吐出口5aから排出される。このコイン吐出
口5a近くにあるコイン検出器6によってコインCの通
過を検出し、コインカウンター7で通過枚数を加算し
て、その通過枚数をコイン通過枚数表示器7aに出力し
て表示する。コイン検出器6はコインCがコイン排出路
5を通過することで、LED6aの光を遮断し、この光
の遮断を受光器6bで感知してコインカウンター7に信
号を送り、通過したコインの数を計測していく。
【0011】以上の実施例1では、複数のコインCが同
時に投入され、回転円盤2の上面に分散して上方ブラシ
毛3aと下方ブラシ毛2cとで同時に研磨され、且つコ
イン排出路5を介して同時にコインCを排出出来るの
で、研磨・計数処理速度がきわめて速くできる。
【0012】;実施例2(図10,11参照) 図中14はコイン導入部10となる上方ブラシ毛3aの
下端と下方ブラシ毛2cの上端との間隔を内周辺側に近
づくに従って徐々に(φ角度)広げた間隙である。図1
0,11に示す実施例2では、上方ブラシ盤3を水平に
設置し、コイン導入部10となる上方ブラシ毛3aの長
さを内周辺に近づくに従って徐々に短くし、上方ブラシ
毛3aの下端と下方ブラシ毛2cの下端との間の間隙を
内周辺に近づくに従って徐々に広くした間隙14を設け
てコイン導入部10を形成している。このため、回転円
盤2の回転による遠心力で外側へ移動してきたコインC
が、上方ブラシ毛3aと下方ブラシ毛2cとの間の間隙
14を介してコイン導入部10を通過し易くなり、研磨
作業がスムーズに行われる。その他の符号・構成や作用
・効果は前記実施例1と同じである。
【0013】;実施例3(図12,13参照) 図12,13中15は上方ブラシ盤3の上方ブラシ毛3
aを設けていない非植毛部により形成されたコイン導入
部である。図12,13に示す実施例3はコイン排出部
12の非植毛部とは別に上方ブラシ盤3の下面に上方ブ
ラシ毛3aの非植毛部を設け、この非植毛部をコイン導
入部15とし、コインを導入し易くした例である。上方
ブラシ盤3は水平に設置し、しかも上方ブラシ毛3aの
長さは均一の長さである。その他の符号・構成や作用・
効果は前記実施例1と同じである。
【0014】;実施例4(図14参照) 図14に示す実施例4は、上方ブラシ盤3は水平に設置
しており、コイン導入部10部分の上方ブラシ毛3aが
最も短くなるように全体の上方ブラシ毛3aをコイン導
入部10の上方ブラシ毛3aに近づくに従って徐々に
(ψ角度)短くし、コイン導入部10の上方ブラシ毛3
aの下端と下方ブラシ毛2cの上端との間の間隔14を
広くしてコインCを導入し易くした例である。その他の
符号・構成や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、複数のコインは相対運
動する上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間を通過する過
程で確実に研磨出来、且つ上下のブラシ毛間への移動及
び排出がスムーズに行えるので、研磨作業の作業性に大
変優れたものとなった。このため、研磨作業時間の大幅
な短縮及びコインの処理量能力の大幅な向上が行えた。
又、コインの重なり、コイン同士又は筒体との接触を少
なくして整然と送るので、コイン及び筒体内面の損傷を
少なく出来る。回転円盤の上面中央部と下方ブラシ毛の
上端とのレベルを略同レベルとしているので、上下のブ
ラシ毛間にコインを移動し易く出来、作業性の向上を図
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2でのA−A断面図である。
【図2】実施例1の斜視図である。
【図3】実施例1の分解斜視図である。
【図4】実施例1での上方ブラシ毛の植毛状態を示す上
方ブラシ盤の底面図である。
【図5】図4でのB−B端面図である。
【図6】実施例1での上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ
毛の上端との間隙を示す説明図である。
【図7】実施例1での回転円盤の斜視図である。
【図8】実施例1でのコインの研磨状態を示す説明図で
ある。
【図9】実施例1の使用状態を示す説明図である。
【図10】実施例2でのコイン導入部の中央から切断し
た縦断面図である。
【図11】実施例2でのコインの研磨状態を示す説明図
である。
【図12】実施例3でのコイン導入部の中央から切断し
た縦断面図である。
【図13】実施例3でのコインの研磨状態を示す説明図
である。
【図14】実施例4でのコイン導入部の中央から切断し
た縦断面図である。
【符号の説明】
1 投入シュート 1a 投入口 2 回転円盤 2a 中央部 2b ブラシ毛植毛面 2c 下方ブラシ毛 2d 挿入孔 3 上方ブラシ盤 3a 上方ブラシ毛 3b コイン通過口 3c コイン導入ガイド筒 4 筒体 4a 排出口 5 コイン排出路 5a コイン吐出口 6 コイン検出器 6a LED 6b 受光器 7 コインカウンター 7a コイン通過枚数表示器 8 駆動機構 8a 回転軸 8b 回転動力伝達ピン 8c 軸受 8d ベルト車 8e モータ 8f ベルト車 8g タイミングベルト 8h 支持板 9 装置ケーシング 10 コイン導入部 11 欠番 12 コイン排出部 13 取込口 14 間隙 15 コイン導入部 C コイン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 A63F 5/04 B24B 29/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイン投入口の下方に回転円盤を設け、
    同回転円盤の外周上面にコイン下面研磨用の下方ブラシ
    毛を環状に植毛し、しかも同下方ブラシ毛を植毛した回
    転円盤の外周上面を下方ブラシ毛を植毛しない上面中央
    部より低くして下方ブラシ毛の上端を回転円盤の上面中
    央部と略同一レベルとし、前記回転円盤の外側に筒体を
    設け、前記下方ブラシ毛と対向する上面に上方ブラシ毛
    を環状に設けると共に該上方ブラシ毛の一部の外周辺か
    ら内周辺付近までを非植毛部又は上方ブラシ毛の下端と
    下方ブラシ毛の上端とを離してコイン排出部を形成し、
    同コイン排出部から回転円盤の回転方向の上方ブラシ毛
    の途中の内周領域の上方ブラシ毛の下端を下方ブラシ毛
    の上端より離してコイン導入部を形成し、前記コイン排
    出部と対向する前記筒体の位置にコインの排出口を設
    け、コイン投入口より投入されたコインを回転円盤の回
    転による遠心力でコイン導入部から上下のブラシ毛間に
    移動させると共に、回転円盤の回転でコインを上下のブ
    ラシ毛間に挟んだままコイン排出部まで移動させて研磨
    し、研磨したコインを筒体の排出口より外へ排出してい
    くことを特徴とするコイン研磨装置。
  2. 【請求項2】 コイン投入口の下方に回転円盤を設け、
    同回転円盤の外周上面にコイン下面研磨用の下方ブラシ
    毛を植毛し、しかも同下方ブラシ毛を植毛した回転円盤
    の外周上面を下方ブラシ毛を植毛しない上面中央部より
    低くして下方ブラシ毛の上端を回転円盤の上面中央部と
    略同一レベルとし、前記回転円盤の外側に筒体を設け、
    前記下方ブラシ毛と対向する上面に上方ブラシ毛を環状
    に設けると共に該上方ブラシ毛の外周辺の一部から内周
    辺付近までを非植毛部又は上方ブラシ毛の下端と下方ブ
    ラシ毛の上端とを離してコイン排出部を形成し、同コイ
    ン排出部から回転円盤の回転方向の上方ブラシ毛の途中
    の内周領域を非植毛部としてコイン導入部を形成し、前
    記コイン排出部と対向する前記筒体の位置にコインの排
    出口を設け、コイン投入口より投入されたコインを回転
    円盤の回転による遠心力でコイン導入部から下上のブラ
    シ毛間に移動させると共に、回転円盤の回転でコインを
    ブラシ毛間に挟んだままコイン排出部まで移動させて研
    磨し、研磨したコインを排出口より外へ排出していくこ
    とを特徴とするコイン研磨装置。
  3. 【請求項3】 コイン投入口の下方に回転円盤を設け、
    同回転円盤の外周上面にコイン下面研磨用の下方ブラシ
    毛を植毛し、しかも同下方ブラシ毛を植毛した回転円盤
    の外周上面を下方ブラシ毛を植毛しない上面中央部より
    低くして下方ブラシ毛の上端を回転円盤の上面中央部と
    略同一レベルとし、前記回転円盤の外側に筒体を設け、
    前記下方ブラシ毛と対向する上面に上方ブラシ毛を環状
    に設けると共に該上方ブラシ毛の一部の外周辺から内周
    辺付近までを非植毛部又は上方ブラシ毛の下端と下方ブ
    ラシ毛の上端とを離してコイン排出部を形成し、同コイ
    ン排出部から回転円盤の回転方向の上方ブラシ毛の途中
    の内周領域の上方ブラシ毛の下端を内周辺に近づくに従
    って下方ブラシ毛の上端から徐々に離し、上方ブラシ毛
    の下端と下方ブラシ毛の上端との間の間隔を内周辺に近
    づくに従って徐々に広い幅となるコイン導入部を形成
    し、前記コイン排出部と対向する前記筒体の位置にコイ
    ンの排出口を設け、コイン投入口より投入されたコイン
    を回転円盤の回転による遠心力でコイン導入部から下上
    のブラシ毛間に移動させると共に、回転円盤の回転でコ
    インを上下のブラシ毛間に挟んだままコイン排出部まで
    移動させて研磨し、研磨したコインを排出口より外へ排
    出していくことを特徴とするコイン研磨装置。
  4. 【請求項4】 中央部が投入口となる環状のプレートの
    下面に上方ブラシ毛を植毛し、回転円盤のコイン導入部
    の領域に近づくに従って全体の上方ブラシ毛を徐々に短
    くし、前記コイン導入部の領域に近づくに従って上方ブ
    ラシ毛の下端と下方ブラシ毛の下端との間の間隙を広く
    離してコイン導入部を形成した請求項1記載のコイン研
    磨装置。
  5. 【請求項5】 中央部が投入口となる環状のプレートの
    コイン導入部の下面に上方ブラシ毛を植毛し、回転円盤
    のコイン導入部の回転方向の前記プレートの一部の領域
    が最も高くなるように前記プレートを傾けて上方ブラシ
    毛の下端と下方ブラシ毛の上端とを広く離したコイン導
    入部を形成した請求項1記載のコイン研磨装置。
  6. 【請求項6】 コイン導入部となる部分の上方ブラシ毛
    の内周辺の最前列を非植毛部としてコインを導入し易く
    した請求項1,3,4,5いずれか記載のコイン研磨装
    置。
  7. 【請求項7】 回転円盤上方に投入口方向に向けて下り
    勾配の投入シュートを設け、同投入シュートの中央部を
    開口して投入口とした請求項1〜6いずれか記載のコイ
    ン研磨装置。
  8. 【請求項8】 投入口と回転円盤との間にコイン投入ガ
    イド筒を設けるとともに、同コイン投入ガイド筒の下縁
    を半径方向にスカート状に拡げ、しかも同スカート部の
    下縁と回転円盤の上面との間の間隔を狭くしてコインを
    水平状態で移動させるようにした請求項1〜7いずれか
    記載のコイン研磨装置。
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