JPH1143656A - ウェハ貼着用粘着シート - Google Patents
ウェハ貼着用粘着シートInfo
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- JPH1143656A JPH1143656A JP20312997A JP20312997A JPH1143656A JP H1143656 A JPH1143656 A JP H1143656A JP 20312997 A JP20312997 A JP 20312997A JP 20312997 A JP20312997 A JP 20312997A JP H1143656 A JPH1143656 A JP H1143656A
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Abstract
的に有利で、かつダイシング時に発生する糸状の切削屑
の発生を低減できるようなウェハ貼着用粘着シートを提
供すること。 【解決手段】 基材構成層として、無延伸ポリプロピレ
ン層を採用し、該無延伸ポリプロピレン層上に粘着剤層
を形成したウェハ貼着用粘着シートを用いてウェハダイ
シングを行う。
Description
関し、さらに詳しくは、半導体ウェハを小片に切断分離
する際に発生する糸状のダイシング屑によるチップの汚
染、損壊を低減することができるウェハ貼着用粘着シー
トに関する。
導体ウェハは大径の状態で製造され、このウェハは素子
小片に切断分離(ダイシング)された後に次の工程であ
るマウント工程に移されている。この際、半導体ウェハ
は予め粘着シート(ダイシングシート)に貼着された状
態でダイシング、洗浄、乾燥、エキスパンディング、ピ
ックアップ、マウンティングの各工程が加えられてい
る。
アップ工程に至る工程では、基材上に粘着剤が塗布され
てなる粘着シートが用いられてきた。このような粘着シ
ートにおいて、エキスパンド性を考慮して、比較的軟質
な樹脂からなる基材が用いられており、たとえばポリエ
チレン系フィルムが用いられることがある。
基材の表面までも切込み、ときには糸状の切断屑を生じ
ることがある。このような糸状の切断屑は、約300μ
m以上の長さになりやすく、また粘着シートの粘着剤を
同伴している。このため、糸状の屑はチップに付着しや
すく、チップの信頼性、歩留り低下の原因となる。
公報において、軟質なポリエチレン系フィルムに電子線
を照射して架橋させれば、上記のような糸状の切削屑の
発生を低減できることを報告している。
必要とするため、工程数が多くなり、コスト面でも不利
になる。
う問題点を解決しようとするものであり、電子線照射等
の工程を経ることなく、コスト的に有利で、かつダイシ
ング時に発生する糸状の切削屑の発生を低減できるよう
なウェハ貼着用粘着シートを提供することを目的として
いる。
は、基材と、その上に形成された粘着剤層とからなり、
該基材が、少なくとも無延伸ポリプロピレンフィルム層
を有してなることを特徴としている。
以上の樹脂層を積層してなる多層基材であってもよく、
この場合には、基材の最上層が無延伸ポリプロピレン層
からなり、該無延伸ポリプロピレン層上に粘着剤層が形
成されてなる。
延伸ポリプロピレン層と伸張可能なフィルム層からなる
多層基材、あるいは無延伸ポリプロピレン層と伸張可能
なフィルム層と背面フィルム層とがこの順に積層されて
なる多層基材を挙げることができる。
は、上記のように無延伸ポリプロピレン層上に粘着剤層
が形成されている。したがって、フルカットダイシング
を行い、ダイシングブレードが粘着剤層を突き抜けた後
には、ブレードは無延伸ポリプロピレン層を切削するこ
とになる。従来の電子線未照射のポリエチレン系フィル
ムでは糸状の切削屑が多量に発生するが、この無延伸ポ
リプロピレン層では電子線照射を行わなくても糸状の切
削屑は発生せず、チップの信頼性、歩留りを向上するこ
とができる。
ウェハ貼着用粘着シート10は、基材1上に粘着剤層2
が形成されてなる。基材1は、無延伸ポリプロピレン層
1a単独であってもよく、また、2種以上の樹脂層を積
層してなる多層基材であってもよい。ただし、多層基材
の場合には、基材1の最上層が無延伸ポリプロピレン層
1aからなり、該無延伸ポリプロピレン層1a上に粘着
剤層2が形成されてなる。このような多層基材は、図2
に示すように、無延伸ポリプロピレンフィルム1aと伸
張可能なフィルム1bとの積層フィルムであってもよ
く、さらに、無延伸ポリプロピレンフィルム1aと伸張
可能なフィルム1bと背面フィルム1cとの積層フィル
ムであってもよい。粘着シート10の使用前にはこの粘
着剤層2を保護するため、図4に示すように粘着剤層2
の上面に剥離性シート3を仮粘着しておくことが好まし
い。
ープ状、ラベル状などあらゆる形状をとりうる。無延伸
ポリプロピレンフィルム1aは、ポリプロピレン樹脂
を、押出成形(Tダイ、インフレーション)などにより
フィルム状に成形することにより得られる。ポリプロピ
レン樹脂としては、種々の汎用品が特に制限されること
なく用いられ、プロピレンの単独重合体であってもよ
く、プロピレンと少量の他のオレフィンとを共重合して
なるプロピレン系共重合体であってもよい。なお、延伸
タイプのポリプロピレンフィルムでは、エキスパンドの
際の応力が強過ぎ、ダイシングテープの基材としては不
適当である。
る無延伸ポリプロピレンフィルムの弾性率は、好ましく
は1×107 〜1×1010Pa、特に好ましくは1×1
08〜1×109 Paである。1×107 Pa未満で
は、フィルムの腰が弱く、貼付適性、チップ保持適性に
劣ることになり、一方1×1010Paを超えると、フィ
ルムが硬すぎて、ダイシングテープ用基材として使用で
きないという問題を生じることがある。
ム単独で、基材1を構成する場合には、その厚さは好ま
しくは20〜500μm、特に好ましくは50〜200
μmである。なお、基材1が前記したような無延伸ポリ
プロピレンフィルム単独で、あるいは後述するような2
種以上の多層基材のいずれで構成されている場合でも、
基材表面上にコロナ放電処理などを行った後に粘着層を
基材上に設けることができる。このような処理を施すこ
とによって、基材と粘着層との密着性が強固になり、被
着体などに粘着層を形成する粘着剤が残ることがない。
基材1が、2種以上の樹脂層を積層してなる多層基材で
あってもよい。この場合には、基材1の最上層が無延伸
ポリプロピレン層1aからなり、該無延伸ポリプロピレ
ン層1a上に粘着剤層2が形成されてなる。特に好まし
い多層基材の構成としては、図2に示す無延伸ポリプロ
ピレン層1aと伸張可能なフィルム層1bからなる多層
基材、あるいは図3に示す無延伸ポリプロピレン層1a
と伸張可能なフィルム層1bと背面フィルム層1cとが
この順に積層されてなる多層基材などを挙げることがで
きる。
れないが、耐水性および耐熱性に優れているものが適
し、特に合成樹脂フィルムが適する。伸張可能なフィル
ム1bを介在させると、エキスパンドを容易に行えるよ
うになる。
は、具体的には、低密度ポリエチレン(LDPE)、直
鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン・プロ
ピレン共重合体、プロピレン共重合体、エチレン・プロ
ピレン・ジエン共重合体加硫物、ポリブテン、ポリブタ
ジエン、ポリメチルペンテン、エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、エチ
レン・(メタ)アクリル酸メチル共重合体、エチレン・
(メタ)アクリル酸エチル共重合体、ポリ塩化ビニル、
エチレン・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン・塩化ビニル・酢酸ビニル共重合
体、ポリウレタン、ポリアミド、アイオノマー、ニトリ
ルゴム、ブチルゴム、スチレン・イソプレンゴム、スチ
レン・ブタジエンゴム、天然ゴムおよびその水添加物ま
たは変性物等からなるフィルムなどが用いられる。ま
た、これら伸張可能なフィルム1bは、2種以上を配合
または積層して組み合わせて用いることもできる。さら
に、重合体構成単位としてカルボキシル基を有する化合
物を含む重合体フィルムあるいはこれと汎用重合体フィ
ルムとの積層体を用いることもできる。
しくは1×109Pa未満、さらに好ましくは1×107
〜1×109Paの範囲にある。また伸張可能なフィル
ム1bの他層と接する面には密着性を向上するために、
コロナ処理を施したりプライマー等の他の層を設けても
よい。
伸ポリプロピレンフィルム、フィルム1bなどので例示
したフィルムが用いられるが、フィルム1cの弾性率は
フィルム1bのものよりも大きいことが好ましい。背面
フィルム1cを介在させると、エキスパンド時のチップ
の整列性が良くなり、またブロッキング防止、カール防
止等の効果も得られる。
1×1010Pa未満、さらに好ましくは1×108 〜5
×109 Paの範囲にある。また背面フィルム1cの伸
張可能なフィルム1bと接する面には密着性を向上する
ために、コロナ処理を施したりプライマー等の他の層を
設けてもよい。
て、粘着剤層2が紫外線硬化型粘着剤からなる場合に
は、ダイシング工程の前または後に、粘着剤層2に紫外
線を照射することがあるが、この場合には、無延伸ポリ
プロピレン層1a、伸張可能なフィルム1bおよび背面
フィルム1cは透明である必要がある。
張可能なフィルム層1bからなる場合、無延伸ポリプロ
ピレン層1aの厚みは好ましくは2〜100μm、特に
好ましくは5〜50μmであり、伸張可能なフィルム層
1bの厚みは好ましくは5〜400μm、特に好ましく
は10〜200μmであり、基材1の全厚は好ましくは
20〜500μm、特に好ましくは40〜400μmで
ある。
aと伸張可能なフィルム層1bと背面フィルム層1cと
からなる場合、無延伸ポリプロピレン層1aの厚みは好
ましくは2〜100μm、特に好ましくは5〜50μm
であり、伸張可能なフィルム層1bの厚みは好ましくは
5〜400μm、特に好ましくは10〜200μmであ
り、背面フィルム層1cの厚みは好ましくは2〜400
μm、特に好ましくは5〜200μmであり、基材1の
全厚は好ましくは20〜500μm、特に好ましくは4
0〜300μmである。
ィルムを別個に製造した後、貼り合わせたり、あるいは
各層を構成する樹脂を共押出成形することで得られる。
粘着剤層2は、従来より公知の種々の粘着剤により形成
され得る。このような粘着剤としては、何ら限定される
ものではないが、たとえばゴム系、アクリル系、シリコ
ーン系、ポリビニルエーテル系等の粘着剤が用いられ
る。また、放射線硬化型や加熱発泡型の粘着剤も用いる
ことができる。さらに、ダイシング・ダインボンディン
グ兼用可能な接着剤であってもよい。放射線硬化(光硬
化、紫外線硬化、電子線硬化)型粘着剤としては、たと
えば、特公平1−56112号公報、特開平7−135
189号公報等に記載のものが好ましく使用されるがこ
れらに限定されることはない。しかしながら、本発明に
おいては、特に紫外線硬化型粘着剤を用いることが好ま
しい。
が、通常は3〜100μm程度であり、好ましくは10
〜50μm程度である。また上記の粘着剤中に、イソシ
アネート系硬化剤を混合することにより、初期の接着力
を任意の値に設定することができる。このような硬化剤
としては、具体的には多価イソシアネート化合物、たと
えば2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリ
レンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシア
ネート、1,4−キシレンジイソシアネート、ジフェニ
ルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ジフェニルメ
タン−2,4’−ジイソシアネート、3−メチルジフェ
ニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキ
シルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ジシクロヘ
キシルメタン−2,4’−ジイソシアネート、リジンイ
ソシアネートなどが用いられる。
に光重合開始剤を混入することにより、紫外線照射によ
る重合硬化時間ならびに紫外線照射量を少なくなること
ができる。
には、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾ
インエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテ
ル、ベンジルジフェニルサルファイド、テトラメチルチ
ウラムモノサルファイド、アゾビスイソブチロニトリ
ル、ジベンジル、ジアセチル、β−クロールアンスラキ
ノンなどが挙げられる。
トを用いたウェハダイシング方法の手順を説明する。な
お、図4〜図8は、基材1が単層の場合を示すが、前述
したように、基材1は多層基材であってもよい。
設けられている場合(図4)には、該シート3を除去
し、次いで粘着シート10の粘着剤層2を上向きにして
載置し、図5に示すようにして、この粘着剤層2の上面
にダイシング加工すべき半導体ウェハAを貼着する。こ
の貼着状態でウェハAにダイシング、洗浄、乾燥の諸工
程が加えられる(図6)。この際、粘着剤層2によりウ
ェハチップは粘着シート10に充分に接着保持されてい
るので、上記各工程の間にウェハチップが脱落すること
はない。また、本発明のウェハ貼着用粘着シートにおい
ては、前述したように、粘着剤層2が無延伸ポリプロピ
レン層上に形成されてなるので、ダイシングブレードが
粘着剤層2を突き抜けた後には、このブレードによって
無延伸ポリプロピレン層が切削されることになる。そし
て、該無延伸ポリプロピレン層は、糸状の切削屑は発生
せず、球状の屑のみが発生する。このような球状の屑
は、糸状の切削屑に比べて小さく(通常は粒径30μm
以下)、多くの場合は、ダイシングによって形成された
溝の中に残留し、ウェハ(チップ)上に付着することは
ない。また仮にチップ上に付着したとしても、同伴する
粘着剤量が少なく粘着力も小さいので、水洗によって容
易に除去することができる。
ックアップして所定の基台上にマウンティングするが、
この際、粘着剤層2が放射線硬化型粘着剤あるいは電子
線硬化型粘着剤からなる場合には、ピックアップに先立
ってあるいはピックアップ時に、図6に示すように、紫
外線(UV)あるいは電子線(EB)などの電離性放射
線Bを粘着シート10の粘着剤層2に照射し、粘着剤層
2中に含まれる放射線重合性化合物を重合硬化せしめ
る。このように粘着剤層2に放射線を照射して放射線重
合性化合物を重合硬化せしめると、粘着剤の有する接着
力は大きく低下し、わずかの接着力が残存するのみとな
る。
ィルム1の粘着剤層2が設けられていない面から行なう
ことが好ましい。したがって前述のように、放射線とし
てUVを用いる場合には基材フィルム1は光透過性であ
ることが必要であるが、放射線としてEBを用いる場合
には基材フィルム1は必ずしも光透過性である必要はな
い。
けられた部分の粘着剤層2に放射線を照射して、粘着剤
層2の接着力を低下せしめた後、この粘着シート10を
ピックアップステーション(図示せず)に移送し、図7
に示すように、ここで常法に従って基材フィルム1の下
面から突き上げ針扞4によりピックアップすべきチップ
A1……を突き上げ、このチップA1……をたとえば吸引
コレット5によりピックアップし、これを所定の基台上
にマウンディングする。このようにしてウェハチップA
1,A2……のピックアップを行なうと、ウェハチップ面
上には粘着剤が全く付着せずに簡単にピックアップする
ことができ、汚染のない良好な品質のチップが得られ
る。なお放射線照射は、ピックアップステーションにお
いて行なうこともできる。
わたって1度に照射する必要は必ずしもなく、部分的に
何回にも分けて照射するようにしてもよく、たとえば、
ピックアップすべきウェハチップA1,A2……の1個ご
とに、これに対応する裏面にのみ照射する放射線照射管
により照射しその部分の粘着剤のみの接着力を低下させ
た後、突き上げ針扞4によりウェハチップA1,A2……
を突き上げて順次ピックアップを行なうこともできる。
ウェハ貼着用粘着シートでは、無延伸ポリプロピレン層
上に粘着剤層が形成されている。したがって、フルカッ
トダイシングを行い、ダイシングブレードが粘着剤層を
突き抜けた後には、ブレードは無延伸ポリプロピレン層
を切削することになる。従来の電子線未照射のポリエチ
レン系フィルムでは糸状の切削屑が多量に発生するが、
この無延伸ポリプロピレン層では電子線照射を行わなく
ても糸状の切削屑は発生せず、チップの信頼性、歩留り
を向上することができる。
明はこれら実施例に限定されるものではない。
剤、基材構成樹脂は以下のとおりである。 〔粘着剤〕アクリル系粘着剤(n−ブチルアクリレート
とアクリル酸との共重合体)100重量部と分子量80
00のウレタンアクリレート系オリゴマー100重量部
と、硬化剤(ジイソシアネート系)10重量部と、紫外
線硬化反応開始剤(ベンゾフェノン系)5重量部とを混
合した粘着剤組成物 〔基材構成樹脂〕 ポリプロピレン(PP):融点=160℃、弾性率=
6.0×108 Pa エチレン・メチルメタクリレート共重合体(EMM
A):メチルメタクリレート含量=10重量% 融点=100℃、弾性率=5.0×107 Pa エチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA):メタク
リル酸含量=9重量% 融点=99℃、弾性率=2.0×108 Pa 低密度ポリエチレン(LDPE):融点=105℃、弾
性率=1.0×108 Pa
押出成形して得た厚さ100μmの無延伸フィルム(単
独層)を基材とし、片面にコロナ放電処理を施した後、
同面上に上述した粘着剤組成物を厚さ10μmとなるよ
うに塗布し、粘着シートを作成した。
粘着シートの粘着剤層上に5インチのシリコンウェハを
貼着してウェハのダイシングを行なった。この際のダイ
シング条件は下記のとおりである。
30μm ブレード厚: 50μm ダイシングサイズ: 5mm×5mm カットモード: ダウンカット ダイシング後、ウェハ(チップ)上の異物を拡大鏡(1
00倍率)で観察し、異物(ダイシング屑)の個数を大
きさ毎にカウントした。この際、糸状の異物はその長さ
により、球状の異物はその径により、大きさを区分し
た。
ロピレン、エチレン・メチルメタクリレート共重合体、
低密度ポリエチレンをそれぞれ20μm、60μmおよ
び20μmの厚さとなるようにTダイで共押出成形した
全厚100μmの無延伸フィルムを用いた以外は実施例
1と同様にして粘着シートを作成した。なおコロナ放電
処理を、ポリプロピレン樹脂層(上層)表面に施した。
施例1同様にダイシングを行った。結果を表2に示す。
ロピレンをTダイにより押出成形して得た厚さ20μm
の無延伸フィルムと、低密度ポリエチレンをTダイによ
り押出成形して得た厚さ80μmの無延伸フィルムとを
ドライラミネートして得られた貼り合わせフィルムを用
いた以外は実施例1と同様にして粘着シートを作成し
た。なおコロナ放電処理を、ポリプロピレン樹脂層(上
層)表面に施した。
施例1同様にダイシングを行った。結果を表2に示す。
ポリエチレン(LDPE)をTダイにより押出成形して
得た厚さ100μmの無延伸フィルムを用いた以外は実
施例1と同様にして粘着シートを作成した。なおコロナ
放電処理を、LDPE表面に施した。
施例1同様にダイシングを行った。結果を表2に示す。
ポリエチレン(LDPE)、エチレン・メチルメタクリ
レート共重合体およびポリプロピレンをそれぞれ20μ
m、60μm、20μmの厚さとなるように、Tダイを
用いて共押出成形した全厚100μmの無延伸フィルム
を用いた以外は実施例1と同様にして粘着シートを作成
した。なおコロナ放電処理を、LDPE樹脂層表面に施
した。
施例1同様にダイシングを行った。結果を表2に示す。
ン・メタクリル酸共重合体(EMAA)をTダイにより
押出成形して得た厚さ80μmの無延伸フィルムと、低
密度ポリエチレンをTダイにより押出成形して得た厚さ
30μmの無延伸フィルムとをドライラミネートして得
た貼り合わせフィルムを用いた以外は実施例1と同様に
して粘着シートを作成した。なおコロナ放電処理を、E
MAA樹脂層表面に施した。
施例1同様にダイシングを行った。結果を表2に示す。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
ウェハダイシング方法の説明図である。
ウェハダイシング方法の説明図である。
ウェハダイシング方法の説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 基材と、その上に形成された粘着剤層と
からなるウェハ貼着用粘着シートにおいて、 該基材が、少なくとも無延伸ポリプロピレン層を有し、
該無延伸ポリプロピレン層上に粘着剤層が形成されてな
ることを特徴とするウェハ貼着用粘着シート。 - 【請求項2】 前記基材が、無延伸ポリプロピレン層と
伸張可能なフィルム層からなり、 該無延伸ポリプロピレン層上に粘着剤層が形成されてな
ることを特徴とする請求項1に記載のウェハ貼着用粘着
シート。 - 【請求項3】 前記基材が、無延伸ポリプロピレン層と
伸張可能なフィルム層と背面フィルム層とがこの順に積
層されてなり、 該無延伸ポリプロピレン層上に粘着剤層が形成されてな
ることを特徴とする請求項1に記載のウェハ貼着用粘着
シート。 - 【請求項4】 半導体ウェハのダイシングに用いられる
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のウェハ
貼着用粘着シート。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP20312997A JP3889859B2 (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | ウェハ貼着用粘着シート |
EP98114105A EP0895421A3 (en) | 1997-07-29 | 1998-07-28 | Camera control system controlling different types of cameras |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20312997A JP3889859B2 (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | ウェハ貼着用粘着シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1143656A true JPH1143656A (ja) | 1999-02-16 |
JP3889859B2 JP3889859B2 (ja) | 2007-03-07 |
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ID=16468898
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JP20312997A Expired - Lifetime JP3889859B2 (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | ウェハ貼着用粘着シート |
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Country | Link |
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