JPH1143396A - シリコン単結晶およびその製造方法ならびに製造装置 - Google Patents

シリコン単結晶およびその製造方法ならびに製造装置

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JPH1143396A
JPH1143396A JP19754797A JP19754797A JPH1143396A JP H1143396 A JPH1143396 A JP H1143396A JP 19754797 A JP19754797 A JP 19754797A JP 19754797 A JP19754797 A JP 19754797A JP H1143396 A JPH1143396 A JP H1143396A
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silicon single
single crystal
cooling
temperature
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JP19754797A
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English (en)
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Wataru Ohashi
渡 大橋
Tatsunori Sunakawa
辰則 砂川
Masaki Okajima
正樹 岡島
Masami Hasebe
政美 長谷部
Masamichi Okubo
正道 大久保
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Nippon Steel Corp
Siltronic Japan Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
NSC Electron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 COP欠陥の著しく少ない酸化膜耐圧特性に
優れた、あるいは転位欠陥の著しく少ないPN接合リー
ク電流特性などのデバイス特性に優れたCZシリコン単
結晶を製造する。 【解決手段】 チョクラルスキー法による直径100m
m以上のシリコン単結晶の製造において、融液M面近傍
においてシリコン単結晶Sを取り囲むように配置した冷
却部(40)と、この冷却部の融液面側および外周側面
側に設けた断熱部(41、42)と、前記冷却部の上方
にシリコン単結晶を取り囲むように配置された結晶成長
方向に200mm以上の長さを有する加熱部(50)と
を有する製造装置を用い、結晶凝固温度から結晶温度1
300℃までを冷却勾配2℃/mm以上とし、その後結
晶温度が1200℃以上凝固温度以下での保持領域が2
00mm以上となる条件で結晶引上成長を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョクラルスキー
法(以下、CZ法)により製造されたデバイス特性に優
れたシリコン単結晶およびその製造方法ならびに製造装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】CZシリコン単結晶は、電気的特性のみ
ならず機械的特性にも優れた特徴を有しているため、従
来よりLSI用の材料として広く用いられている。とこ
ろが、シリコン単結晶の酸化膜耐圧に代表されるデバイ
ス特性は、製造方法の違いにより大きく異なることが知
られており、例えばCZシリコン単結晶の酸化膜耐圧は
浮遊帯溶融法(FZ法)により製造されたシリコン単結
晶や、CZシリコンウェハーにシリコン薄膜をエピタキ
シャル成長させたウェハーのそれに比べて著しく低い。
一方、近年のデバイス集積度の微細化に伴ない、ゲート
酸化膜の信頼性向上が強く望まれるところとなり、酸化
膜耐圧はデバイス信頼性を決定する重要な材料特性の1
つであるため、酸化膜耐圧特性の優れたCZシリコン単
結晶の製造技術開発が重要視されている。
【0003】このCZシリコン単結晶において、酸化膜
耐圧を劣化させる主原因は、シリコン単結晶育成時に結
晶中に導入される点欠陥によって形成され、結晶冷却中
にも消滅しない結晶欠陥によることが判明している。結
晶欠陥を評価する方法として、COP(Crystal
Originated Particle)評価が近
年広く用いられている。これは、有機物とパーテクル除
去用の洗浄液であるアンモニア水と過酸化水素水の混合
液(アンモニア:過酸化水素:水=1:1:5、容量
比)で研磨後のシリコンウェハー表面を洗浄して、ウェ
ハー表面に結晶欠陥に対応して形成されるピットを、パ
ーテイクルカウンターで検出するものである。本来のウ
ェハー表面に付着しているパーテイクルと区別するため
に、洗浄を繰り返して行ない、エッチングされた厚みと
の関係から結晶欠陥の体積密度を計算することができ
る。COP個数と酸化膜耐圧にはよい相関があることが
知られている。
【0004】COPを減少させたデバイス特性に優れた
シリコン単結晶を製造するために、特開平8−2993
号公報では、融点から1200℃までの高温域を通過す
る時間が200分以上でかつ、1200℃から1000
℃までの低温域を通過する時間が150分以下となるよ
うに行なう方法が示されている。
【0005】凝固界面からの高温域を徐冷して、結晶品
質を改善する従来の方法としては、特開平7−1573
91号公報では、1250℃以上の高温領域で温度勾配
2.5℃/mm以下にすること、あるいは特開平8−1
2493号公報では融液から1300℃までの温度範囲
における温度勾配G(℃/mm)を結晶成長速度Vに対
してV/G>0.25mm2 /℃・分で(これは例えば
V=1.0mm/分とすると、G<4℃/mmとな
る)、1150℃から1000℃までの温度範囲を冷却
速度2.0℃/分以下で結晶成長を行なうこと、さらに
特開平6−279188号公報では1420℃から12
00℃の温度領域で1時間以上シリコン単結晶を保持す
る方法が示されている。
【0006】特定温度域を徐冷する方法としては、特公
平7−29878号公報では、エッチピットの少ない電
気特性に優れた単結晶ウェハーの製造方法として120
0℃から800℃までの冷却速度を0.4℃/分以下に
する方法が示されている。
【0007】COPを減少させたデバイス特性に優れた
シリコン単結晶を製造するために、特開平8−1572
93号公報では、融点から1200℃までの高温域を通
過する時間が200分未満であり、1200℃から10
00℃までの低温域を通過する時間が130分以下とな
る方法、あるいは1200℃から1000℃までの低温
域を通過する時間が130分以下となる方法が示されて
いる。また特開平3−275598号公報では、凝固界
面から900℃までの冷却速度を1.2℃/分以上とし
たアンモニア系洗浄でできる0.2μm以上のピットを
発生させない方法が示されている。
【0008】結晶温度履歴制御ではなく、引上速度を低
速化して酸化膜耐圧の優れたCZシリコン単結晶を製造
する方法としては、特開平2−267195号公報にC
Z法により直径100mm以上のシリコン単結晶を製造
する方法において、成長速度を0.8mm/分以下とす
ることを特徴とする方法が開示されている。しかし、こ
の方法では酸化膜耐圧特性は優れたものであったが、高
集積度化デバイス特性のもう一つの重要な項目であるP
N接合リーク電流特性が悪く実用的ではなかった。
【0009】単結晶引上げ装置として、特開平8−11
9786号公報に、単結晶部の下端を取り囲む第1の冷
却部と、この下端部の上側の単結晶部の中間部を取り囲
む加熱部と、この中間部を取り囲む第2の冷却部とを備
えた装置が示されている。その目的は加熱用温度ヒータ
ーで結晶熱履歴制御を行なった場合の、界面近傍の冷却
による引上速度をコントロールすることである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したような先行技
術において、結晶引上中の結晶熱履歴制御として、例え
ば融点から1200℃までの高温域の徐冷後1200℃
から1000℃域の急冷方法を始めとした凝固温度から
の高温域を徐冷する方法では、凝固界面から導入される
大量の点欠陥を十分に消滅させるに至らず、酸化膜耐圧
を向上できるCOP個数削減に満足のできる効果が得ら
れていなかった。また、例えば特定温度域である120
0℃から800℃を徐冷する方法は、点欠陥そのものの
絶対量は減少しておらず、特にデバイスパターン幅が狭
くなる(0.35μm以下)のデザインルールにおいて
はほとんど効果が得られなかった。あるいは、高温域か
ら低温域への急冷却も酸化膜耐圧を改善するに至る効果
は得られていなかった。さらに、結晶引上速度を著しく
低下させて、酸化膜耐圧を向上させたものは、低速材特
有の転位欠陥が多くPN接合リーク電流特性が悪く実用
化には至らなかった。
【0011】本発明は、上述の課題であるCOP欠陥の
著しく少ない酸化膜耐圧特性に優れた、あるいは転位欠
陥の著しく少ないPN接合リーク電流特性などのデバイ
ス特性に優れたCZシリコン単結晶を製造する方法およ
びCZシリコン単結晶ならびにCZシリコン単結晶製造
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、(1)CZ法によって製造された
直径100mm以上のシリコン単結晶ウェハーを製造す
る過程において、結晶温度履歴制御機能を設置すること
により結晶製造炉内で結晶凝固温度から結晶温度130
0℃までを冷却勾配2℃/mm以上とし、その後結晶温
度が1200℃以上凝固温度以下での保持領域が200
mm以上の条件で結晶引上成長を行なう。さらに結晶欠
陥を低減しデバイス特性に優れたシリコン単結晶を製造
するために、(2)前述のシリコン単結晶製造法(1)
において、1200℃以上凝固温度以下での保持領域前
の結晶温度を1150℃以下にしないことを付加し、引
上成長を行なう。あるいは、(3)前述のシリコン単結
晶製造法(1)において、別の結晶温度履歴制御機能を
設置することにより、1200℃以上凝固温度以下での
保持領域後の結晶温度を1150℃から900℃までの
温度域を冷却勾配1℃/mm以上で冷却することを付加
し、引上成長する。さらに大幅に結晶欠陥を低減しデバ
イス特性に優れたシリコン単結晶を製造するために、
(4)前述のシリコン単結晶製造法(1)において、1
200℃以上凝固温度以下での保持領域前の結晶温度を
1150℃以下にしないことに加えて、1200℃以上
凝固温度以下での保持領域後の結晶温度を1150℃か
ら900℃までの温度域を冷却勾配1℃/mm以上で冷
却することを付加し、引上成長する。
【0013】また本発明は、(5)上記(1)〜(4)
の方法で製造されたCOP体積密度が1E5個/cm3
以下であるシリコン単結晶であり優れた酸化膜耐圧特性
を有する。あるいは、(6)上記(1)〜(4)の方法
で製造された転位欠陥体積密度が1E2個/cm3 以下
であるシリコン単結晶であり優れたPN接合リーク電流
特性を有する。
【0014】なお、上記転位欠陥体積密度はインゴット
から切り出したウェハーをK2 Cr2 7 と沸酸と水と
の混合液であるSecco液(F.Secco D´A
ragona,J.Electrochem.Soc.
119,p948,1972)を用いて30分間エッチ
ングを行なった後のエッチピットから転位欠陥密度を算
出した。
【0015】また本発明は、(7)融液面近傍にシリコ
ン単結晶を取り囲むように配置した冷却部と、この冷却
部の融液面側および外周側面側に設けた断熱部と、前記
冷却部の上方にシリコン単結晶を取り囲むように配置さ
れた結晶成長方向に200mm以上の加熱部とを有する
ことを特徴とするシリコン単結晶の製造装置である。
【0016】加えて(7)のシリコン単結晶の製造装置
において融液近傍に配置された冷却部の安全性をより高
めるために、(8)融液面より100mm以上上部にシ
リコン単結晶を取り囲むように配置した冷却部と、この
冷却部から融液面に向かってシリコン単結晶を取り囲む
ように熱伝導の良い材料を配置して所定の冷却速度を得
るように鑑みられた冷却装置と、シリコン単結晶を取り
囲むように200mm以上の長さを有する加熱部とを有
することを特徴とするシリコン単結晶の製造装置であ
る。さらに結晶欠陥を低減しデバイス特性に優れたシリ
コン単結晶を製造するために、(9)前述のシリコン単
結晶製造装置(7)または(8)において、前記加熱部
の上方にシリコン単結晶を取り囲むように配置されたさ
らなる冷却部を配置したことを特徴とするシリコン単結
晶の製造装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明者らは、シリコン単結晶育
成中の結晶温度履歴と酸化膜耐圧、PN接合リーク電流
の原因となる結晶欠陥COPあるいは転位との関係を詳
細に調査した結果、冷却条件とデバイス特性を決定する
微細結晶欠陥との間につぎの関係があることを発見し
た。すなわち、CZ法におけるシリコン単結晶の育成過
程において、まず結晶凝固界面からは大量の点欠陥が導
入される。つぎにこの過飽和度の高くなる1150℃か
ら900℃の温度域において凝集成長する。ここでの凝
集後の結晶欠陥は、点欠陥が原子空孔である場合にはC
OP欠陥となり酸化膜耐圧特性を低下させる、一方低速
引上に見られる点欠陥種が格子間原子である場合には転
位欠陥となりPN接合リーク電流を増大させる。
【0018】本発明(1)では、結晶温度履歴制御機能
を設置することにより、多量に導入された過飽和点欠陥
総量を点欠陥凝集開始温度までに最小化させるもので、
結晶製造炉内で結晶凝固温度から結晶温度1300℃ま
でを冷却勾配2℃/mm以上とすることで導入直後の点
欠陥を凝固界面の側へ拡散消滅させ、その後結晶温度が
1200℃以上凝固温度以下での保持領域が200mm
以上の条件で結晶引上成長を行なうことにより残留した
点欠陥を結晶周辺の側へ拡散消滅させる。この場合、結
晶凝固温度から結晶温度1300℃までを冷却勾配2℃
/mm以上確保できない場合には凝固界面への拡散は点
欠陥の拡散速度が高くならず効果が十分でなく、結晶引
上と共に点欠陥は低温側へ持ち越されてしまい、結晶温
度が1300℃を下回ると結晶凝固界面への拡散消滅効
果は減少する。冷却勾配は高いほど効果的にであるが、
極度に高くなると結晶半径方向に大きく温度分布がつ
き、熱応力により結晶が破壊する可能性があるので注意
を要する。また結晶凝固界面に拡散消滅できなかった点
欠陥を、直ちに1200℃以上凝固温度以下での保持領
域が200mm以上の条件で点欠陥を結晶周辺側へ拡散
消滅させる場合、当該温度域での長さが200mm未満
であれば結晶内部に依然として点欠陥は相当量残留しデ
バイス特性の改善は認められない。保持領域の長さは長
いほど効果的であるが、長すぎる場合には結晶製造装置
高さが高くなり、製造装置設備費用が高額になる。
【0019】本発明(2)では、(1)の点欠陥総量減
少作用を確実にして、点欠陥総量減少の途中段階で点欠
陥に凝集を開始させないために、1200℃以上凝固温
度以下での保持領域前の結晶温度を1150℃以下にし
ないように引上成長を行なう。結晶温度が1150℃以
下になった場合には直ちに点欠陥は凝集を開始するた
め、点欠陥の結晶周辺側への拡散による消滅効果がなく
なる。
【0020】本発明(3)では、(1)の作用に加え
て、別の結晶温度履歴制御機能を設置することにより、
1200℃以上凝固温度以下での保持領域後の結晶温度
を1150℃から900℃までの温度域を冷却勾配1℃
/mm以上で冷却することで、点欠陥の凝集成長を防止
する。冷却勾配が冷却勾配1℃/mm未満の場合には点
欠陥は成長しない有害な欠陥となる欠陥寸法に到達する
ため優れたデバイス特性は得られない。
【0021】本発明(4)では、前(1)の作用に加え
て、1200℃以上凝固温度以下での保持領域前の結晶
温度を1150℃以下にしないことで点欠陥凝集前総量
減少効果を確実なものとし、1200℃以上凝固温度以
下での保持領域後の結晶温度1150℃から900℃ま
での温度域を冷却勾配1℃/mm以上で冷却すること
で、点欠陥の凝集成長を防止するものである。
【0022】上記発明方法(1)から(4)によって、
(5)COP体積密度が1E5個/cm3 以下であるこ
とを特徴とする酸化膜耐圧を主とするデバイス特性が著
しく向上したシリコン単結晶、あるいは、(6)転位欠
陥体積密度が1E2個/cm3 以下であることを特徴と
するPN接合リーク電流特性が著しく向上したシリコン
単結晶が製造できる。これは(1)から(4)において
凝集前の点欠陥総量が十分に減少しかつ凝集時の成長が
抑制された効果によって、点欠陥の種類が空孔である場
合(引上温度が速い場合)はCOP体積密度の著しく減
少したシリコン単結晶が製造でき、点欠陥の種類が格子
間原子である場合(引上速度が遅い場合)には転位欠陥
体積密度の著しく減少したシリコン単結晶が製造でき
る。COPは空孔が凝集成長してできるものであり、転
位欠陥は格子間原子が凝集成長して形成されるものであ
る。
【0023】本発明の上記発明方法(1)から(4)に
おいて用いられるシリコン単結晶製造装置としては、上
記したような所定の結晶温度履歴制御を行うことができ
る限りにおいては特に制限されるものではなく、通常C
Z法によるシリコン単結晶製造に用いられるものに必要
に応じて若干の改良を加えることで使用することが可能
であり、以下の実施例では図3および図4に示す製造装
置を用いた。
【0024】しかしながら、好ましくは、上記発明方法
(1)および(2)を実施するための単結晶製造装置と
しては、(7)融液面近傍にシリコン単結晶を取り囲む
ように配置した冷却部と、この冷却部の融液面側および
外周側面側に設けた断熱部と、前記冷却部の上方にシリ
コン単結晶を取り囲むように配置された結晶成長方向に
200mm以上の加熱部とを有するものとすることが望
ましい。図5は、この本発明に係る単結晶製造装置
(7)の構成例を模式的に示す図面である。
【0025】また、上記発明方法(3)および(4)を
実施するための好ましいシリコン単結晶製造装置として
は、(9)前述のシリコン単結晶製造装置(7)におい
て、前記加熱部の上方にシリコン単結晶を取り囲むよう
に配置されたさらなる冷却部を配置してなるものであ
る。図6は、この本発明に係る単結晶製造装置(7)の
構成例を模式的に示す図面である。
【0026】(7)のシリコン単結晶の製造装置には十
分な安全対策が実施されているが、万が一融液を収納し
ている坩堝が暴走して融液近傍の冷却部が融液に侵浸し
た場合、水蒸気爆発を起こし大事故につながる可能性が
ある。そうした危険を避けるために(8)融液面より1
00mm以上上部にシリコン単結晶を取り囲むように配
置した冷却部と、この冷却部から融液面に向かってシリ
コン単結晶を取り囲むように熱伝導性の良い材料を配置
して所定の冷却速度が得られるように考案された冷却装
置と、上述の冷却装置にシリコン単結晶を取り囲むよう
に200mm以上の長さを有する加熱部とその上部に冷
却部を配置したシリコン単結晶製造装置を図7に示す。
【0027】図3〜7に示されるCZ法シリコン単結晶
装置はいずれも、シリコン融液Mを収容する石英坩堝6
aおよびこれを保護する黒鉛坩堝6bから構成された坩
堝6と、育成されたシリコン単結晶インゴットSとを収
容する結晶引上炉1を有する。坩堝6の側面部には、坩
堝6の外周を全周にわたり一定間隔離間して取り囲むよ
うに配置された加熱ヒーター(サイドヒーター)4があ
り、さらにこの加熱ヒーター4の外周側にはとこの加熱
ヒーター4からの熱が結晶引上炉外部に逃げるのを防止
するための断熱材3が同様に坩堝6および加熱ヒーター
4を取り囲むように設置されている。またこの坩堝6
は、図示されていない駆動装置と回転治具5によって接
続され、この駆動装置によって所定の速度で回転される
と共に、坩堝6内のシリコン融液Mの減少に伴ないシリ
コン融液表面が相対的に低下するのを補償するために昇
降されるようになっている。引上炉1内には、炉外部上
方より垂下された引上ワイヤ7が配置され、このワイヤ
の下端には種結晶8を保持するチャック9が設けられて
いる。この引上ワイヤ7の上端側は炉外部上方に配置さ
れたワイヤ巻き上げ機2に巻き取られ、種結晶8下部に
成長するシリコン単結晶Sが引上げられるようになって
おり、引上装置を構成している。そして、引上炉1内に
は、引上炉に形成されたガス導入口10からArガスが
導入され、引上炉内を流通してガス流出口11から排出
される。このようにArガスを流通させるのは、シリコ
ンの溶融にともなって引上炉1内に発生するSiOをシ
リコン結晶表面に付着させないようにするためである。
【0028】図3に示されるCZ法シリコン単結晶装置
においては、上記したような基本構成に加えて、さらに
結晶熱履歴制御装置20を有している。結晶熱履歴制御
装置20としては、育成されるシリコン単結晶Sの成長
軸に沿ってこのシリコン単結晶Sを取り囲むように配置
された水冷配管あるいはガス冷却配管と誘導加熱あるい
は黒鉛加熱ヒーターの組み合わせなどが有効である。そ
の場合融液界面温度を水冷配管により低下させない方策
が必要である。このような結晶熱履歴制御装置20を有
することで、結晶凝固温度から結晶温度1300℃まで
を冷却勾配2℃/mm以上とし、かつその後結晶温度が
1200℃以上凝固温度以下での保持領域が200mm
以上の条件で結晶引上成長を容易に実施可能とし、さら
に1200℃以上凝固温度以下での保持領域前の結晶温
度を1150℃以下にしないように制御可能とできる。
【0029】図4に示されるCZ法シリコン単結晶装置
においては、上記したような基本構成に加えて、図3に
示したと同様の結晶熱履歴制御装置20、および、この
結晶熱履歴制御装置20の上方に設置された冷却制御装
置30を有している。この冷却制御装置30としては育
成されるシリコン単結晶Sの成長軸に沿ってシリコン単
結晶Sを取り囲むように配置された水冷配管、ガス冷却
配管、冷却板などで構成されることが適当である。上記
したような結晶熱履歴制御装置20に加えて、冷却制御
装置30を有することで、1200℃以上凝固温度以下
での保持領域後の結晶温度を1150℃から900℃ま
での温度域を冷却勾配1℃/mm以上で冷却することを
容易となすものである。
【0030】ここで、図3および図4に示されるような
装置構成において、結晶熱履歴制御装置20として組み
込まれる水冷配管等の冷却装置が引上炉1内においてむ
き出しの状態であると、融液界面が冷却されてしまい界
面が凝固する危険性があるかまたは凝固しないだけの加
熱入熱量の上昇が必要であり、また坩堝6側面部に配さ
れたサイドヒーター4の熱も奪うためこのヒーター加熱
入熱量の上昇も必要となり、消費電力の増大を招く虞れ
が高い。一方、冷却装置によるシリコン単結晶Sに対す
る冷却効果という観点からしても、冷却装置による抜熱
能力がシリコン単結晶S以外の部位にも向けられること
となるため、シリコン単結晶Sに対する冷却効果は低下
してしまうという問題がある。
【0031】本発明に係る上記(7)および(9)の構
成を有するシリコン単結晶製造装置は、このような問題
の改善を図ったものであり、融液面近傍に配置される冷
却部の融液面側および外周側面側(サイドヒーター)側
に断熱部を設け、融液面側およびサイドヒーター側へ向
かう冷却部の抜熱作用を極力低減し、消費電力の増大を
防止すると共に、シリコン単結晶Sに対する冷却効果を
向上させるものである。
【0032】すなわち、図5に示されるCZ法シリコン
単結晶装置においては、上記したような基本構成に加え
て、融液M表面近傍にシリコン単結晶Sを取り囲むよう
に配置した冷却部40と、前記冷却部40の上方にシリ
コン単結晶を取り囲むように配置された加熱部50とを
有し、上記したような結晶凝固温度から結晶温度130
0℃までを冷却勾配2℃/mm以上とし、かつその後結
晶温度が1200℃以上凝固温度以下での保持領域が2
00mm以上の条件での結晶引上げを可能となしている
が、この冷却部40の融液面側には断熱部41が、また
外周側面側には断熱部42が、それぞれ冷却部40の下
面および外周面を所定間隔離間した位置で囲繞するよう
に配置されており、これら断熱部41、42の存在によ
って冷却部40の抜熱作用が融液M界面およびサイドヒ
ーター4へと向かわないものとされている。断熱部4
1、42の構成としては特に限定されるものではない
が、熱伝導度が10W/m・K以下、より好ましくは2
W/m・K以下程度とするのが望ましく、また冷却部4
0の下面と融液M界面との距離、若しくは冷却部40と
サイドヒーター4との距離等によっても左右されるが、
上記のごとき所望の熱伝導度とした場合において、融液
面側に配される断熱部41の厚さは10〜120mm程
度、またサイドヒーター4側に配される断熱部42の厚
さは10〜150mm程度とすることが望ましい。さら
に、図5に示される単結晶製造装置においては配設され
てはいないが、冷却部40とその上方の加熱部50との
間にも同様の断熱部を形成することが望ましい。
【0033】また図5に示される単結晶製造装置におけ
る加熱部50は、結晶成長方向に200mm以上、より
好ましくは400〜1200mm程度の長さを有するも
のである。この加熱部50は、例えば、誘導加熱あるい
は黒鉛加熱ヒーターなどで構成され得るが、この加熱部
50の外周面側は適当な断熱材によって断熱されている
ことが、前記冷却部40に対して断熱部41、42を配
置したのと同様の理由、すなわち当該加熱部50による
加熱作用をシリコン単結晶Sのみに向かわせ、引上炉1
内の他の部位へ向かわないようにする上で望ましい。な
お、前記冷却部40は、例えば水冷配管、ガス冷却配
管、冷却板などで構成される得る。
【0034】また、図6に示されるCZ法シリコン単結
晶装置は、図5に示されるシリコン単結晶製造装置の構
成に加えて、さらに加熱部50の上方にシリコン単結晶
を取り囲むように配置された第二の冷却部60を有する
ものであって、1200℃以上凝固温度以下での保持領
域後の結晶温度を1150℃から900℃までの温度域
を冷却勾配1℃/mm以上で冷却する操作を容易となす
ものである。なお、この冷却部60以外の構成は、前記
図5に示される装置におけるものと共通するものであっ
て、これらの共通する構成によってもたらされる作用と
しても上記に説明したものと同様のものであるため、説
明を省略する。
【0035】さらに図7は、より安全性を高めるために
融液近傍の冷却部40を融液から100mm以上離して
設置し、その結果生じる結晶冷却速度の低下を補償する
ために熱伝導率の良く、且つ熱吸収性の高い材料43、
例えばカーボンを融液近傍までシリコン単結晶を取り囲
むように配置するように工夫した冷却装置を提案する。
【0036】安全面から言えば、融液近傍の冷却部40
を融液から離せば離すほど安全であるが所定の冷却速度
を確保するために融液近傍の冷却部40を融液から10
0mm以上600mm以下で、望ましくは100mmか
ら300mmの位置に冷却部を配置する。なお、上述の
熱伝導体43は冷却速度を一層高めるためには融液面か
ら上部に向かって拡がっている構造がのぞましい。
【0037】熱伝導体43は冷却効果を一層高めるため
にはサイドヒーター4との間に断熱材44を加熱部50
との間に断熱材45を配置することが好ましいが、絶対
条件ではない。
【0038】なお冷却部40とそれに付随する断熱材4
1、42、44、45以外は前記図5、図6に示される
装置と共通するものであって、説明を省略する。
【0039】なお、本発明に係るCZシリコン単結晶製
造装置について実施態様に基づき説明したが、本発明の
CZシリコン単結晶製造装置は、これら例示した実施態
様の構成に何ら限定されるものではなく、前記した冷却
部40、加熱部50、断熱部41、42、および冷却部
60などといった本発明での改良部分以外の、単結晶製
造装置の基本構成としてはCZシリコン単結晶製造装置
において従来知られる種々の技術に基づき、多くの変更
態様を取ることができる。一例を挙げると、例えば、坩
堝、引上げ機構等の各種態様、シリコン融液原料の連続
供給、回転磁場の印加、V型ボード等の断熱ボードの配
置、系内に導入されるArガス等の不活性ガスの導入な
いし整流方法などである。
【0040】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれらの実施例の記載によって制限されるもの
ではない。
【0041】実施例1 図3のシリコン単結晶引上炉1内で、結晶凝固温度から
結晶温度1300℃までの冷却勾配2℃/mm以上と
し、その後結晶温度が1200℃以上保持領域が200
mm以上の条件で結晶引上成長を行なえるように結晶熱
履歴制御装置20を設置した。
【0042】この装置を使用して、以下の条件でシリコ
ン単結晶を育成した。単結晶育成速度は1.0mm/分
で、結晶熱履歴制御曲線が図1中の曲線Aで示される結
晶引上条件、すなわち、結晶凝固温度から結晶温度13
00℃までを冷却勾配3.1℃/mmとし、その後結晶
温度が1200℃以上保持領域が570mmの条件でシ
リコン単結晶の引上成長を行なった。1200℃以上保
持領域前の結晶最低温度は1050℃まで低下してい
る。
【0043】この条件で育成されたシリコン単結晶の特
性は以下のものである。伝導型:p型(ボロンドー
プ)、結晶径:8インチ用(200mm)、抵抗率10
Ω・cm、酸素濃度:7.5〜8.5E17atoms
/cc(日本電子工業振興協会による酸化濃度換算係数
を用いて算出)、炭素濃度:<1.0E16atoms
/cc(日本電子工業振興協会による酸素濃度換算係数
を用いて算出)。
【0044】このインゴットから切り出したウェハーの
繰り返し洗浄によるCOP体積密度を測定し表1に示し
た。結晶欠陥であるCOP体積密度は平均6.3E4個
/cm3 であり、当該ウェハーから作製したMOSダイ
オードは良好な酸化膜耐圧特性を示した。
【0045】ここでの酸化膜耐圧は鏡面加工を施したシ
リコンウェハー試料上にMOSダイオードを形成し、1
000℃乾燥雰囲気中で形成された25.0mmの二酸
化珪素膜であるゲート酸化膜(絶縁酸化膜)の電気特性
を測定した。特に、その平均電界が8.0MV/cm以
上である場合には、真性絶縁破壊領域と呼ばれ(Cモー
ド領域とも呼ばれる)酸化膜耐圧劣化を誘起する結晶欠
陥が存在しない領域である。したがって、耐圧特性評価
において平均電界が8.0MV/cm以上で破壊する
(Cモード領域にある)MOSダイオードの個数の総数
に対する割合が多いシリコンウェハーが耐圧特性の優れ
た結晶であるといえる。
【0046】実施例2 図3の装置を用いて、冷却制御系を複雑化することによ
り、以下の条件でシリコン単結晶を育成した。単結晶育
成速度は1.0mm/分で、結晶熱履歴制御曲線が図1
中の曲線Bで示される結晶引上条件、すなわち、結晶凝
固温度から結晶温度1300℃までを冷却勾配3.1℃
/mmとし、その後結晶温度が1200℃以上保持領域
が650mmの条件であり、さらに1200℃以上保持
領域前の結晶最低温度が1150℃の条件でシリコン単
結晶を育成した。
【0047】この条件で育成されたシリコン単結晶の特
性は以下のものである。伝導型:p型(ボロンドー
プ)、結晶径:8インチ用(200mm)、抵抗率10
Ω・cm、酸素濃度:8.0〜9.0E17atoms
/cc(日本電子工業振興協会による酸化濃度換算係数
を用いて算出)、炭素濃度:<1.0E16atoms
/cc(日本電子工業振興協会による酸素濃度換算係数
を用いて算出)。
【0048】このインゴットから切り出したウェハーの
繰り返し洗浄によるCOP体積密度を測定し表1に示し
た。結晶欠陥であるCOP体積密度は平均4.2E4個
/cm3 であり、当該ウェハーから作製したMOSダイ
オードは良好な酸化膜耐圧特性を示した。
【0049】実施例3 図3の装置の上方に新たに冷却制御装置を設置した、す
なわち、図4に示す構成の装置により、以下の条件でシ
リコン単結晶を育成した。単結晶育成速度は1.1mm
/分で、結晶熱履歴制御曲線が図1中の曲線Cで示され
る結晶引上条件、すなわち、結晶凝固温度から結晶温度
1300℃までを冷却勾配3.1℃/mmとし、その後
結晶温度が1200℃以上保持領域が570mmの条件
であり(結晶最低温度は曲線Aと同じ1050℃)、さ
らに1200℃以上保持領域前の結晶最低温度1150
℃から900℃までの温度域を冷却勾配2.6℃/mm
で冷却する条件でシリコン単結晶の引上成長を行なっ
た。
【0050】この条件で育成されたシリコン単結晶の特
性は以下のものである。伝導型:p型(ボロンドー
プ)、結晶径:8インチ用(200mm)、抵抗率10
Ω・cm、酸素濃度:9.0〜10.0E17atom
s/cc(日本電子工業振興協会による酸化濃度換算係
数を用いて算出)、炭素濃度:<1.0E16atom
s/cc(日本電子工業振興協会による酸素濃度換算係
数を用いて算出)。
【0051】このインゴットから切り出したウェハーの
繰り返し洗浄によるCOP体積密度を測定し表1に示し
た。結晶欠陥であるCOP体積密度は平均4.8E4個
/cm3 であり、当該ウェハーから作製したMOSダイ
オードは良好な酸化膜耐圧特性を示した。
【0052】実施例4 図4の装置により、以下の条件でシリコン単結晶を育成
した。単結晶育成速度は1.2mm/分で、結晶熱履歴
制御曲線が図1中の曲線Dで示される結晶引上条件、す
なわち、結晶凝固温度から結晶温度1300℃までを冷
却勾配3.1℃/mmとし、その後結晶温度が1200
℃以上保持領域が720mmの条件であり、さらに結晶
最低温度を1200℃とし、1200℃以上保持領域後
の結晶温度1150℃から900℃までの温度域を冷却
勾配2.6℃/mmで冷却する条件でシリコン単結晶の
引上成長を行なった。
【0053】この条件で育成されたシリコン単結晶の特
性は以下のものである。伝導型:p型(ボロンドー
プ)、結晶径:8インチ用(200mm)、抵抗率10
Ω・cm、酸素濃度:8.5〜9.0E17atoms
/cc(日本電子工業振興協会による酸化濃度換算係数
を用いて算出)、炭素濃度:<1.0E16atoms
/cc(日本電子工業振興協会による酸素濃度換算係数
を用いて算出)。
【0054】このインゴットから切り出したウェハーの
繰り返し洗浄によるCOP体積密度を測定し表1に示し
た。結晶欠陥であるCOP体積密度は平均3.0E4個
/cm3 であり、当該ウェハーから作製したMOSダイ
オードは良好な酸化膜耐圧特性を示した。
【0055】実施例5 図4の装置により、以下の条件でシリコン単結晶を育成
した。結晶引上速度は0.4mm/分で、結晶熱履歴制
御曲線が図1(あるいは図2)中の曲線Dで示される結
晶引上条件、すなわち、結晶凝固温度から結晶温度13
00℃までを冷却勾配3.1℃/mmとし、その後結晶
温度が1200℃以上保持領域が720mmの条件であ
り、さらに結晶最低温度を1200℃とし、1200℃
以上保持領域後の結晶温度1150℃から900℃まで
の温度域を冷却勾配2.6℃/mmで冷却する条件でシ
リコン単結晶の引上成長を行なった。
【0056】この条件で育成されたシリコン単結晶の特
性は以下のものである。伝導型:p型(ボロンドー
プ)、結晶径:8インチ用(200mm)、抵抗率10
Ω・cm、酸素濃度:9.5〜10.0E17atom
s/cc(日本電子工業振興協会による酸化濃度換算係
数を用いて算出)、炭素濃度:<1.0E16atom
s/cc(日本電子工業振興協会による酸素濃度換算係
数を用いて算出)。
【0057】この引上速度が低速度であるインゴット引
上条件は、結晶欠陥種が格子間原子であり、従来はPN
接合リークがデバイス特性上の問題となっていたが、こ
のインゴットから切り出したウェハーは、X線トポグラ
フによる転位の個数は従来の3000個/cm3 のレベ
ルから、20個/cm3 に改善され、当該ウェハーから
作製したMOSダイオードは良好なPN接合リーク特性
を示した。
【0058】比較例1 図3の装置を用い、以下の条件でシリコン単結晶を育成
した。単結晶育成速度は1.0mm/分で、結晶熱履歴
制御曲線が図2中の曲線Eで示される結晶引上条件、す
なわち、結晶凝固温度から結晶温度1300℃までを冷
却勾配0.55℃/mmあるが、結晶凝固温度からの結
晶温度が1200℃までの温度領域が260mmの条件
で引上成長を行なった。
【0059】この条件で育成されたシリコン単結晶の特
性は以下のものである。伝導型:p型(ボロンドー
プ)、結晶径:8インチ用(200mm)、抵抗率10
Ω・cm、酸素濃度:9.0〜10.0E17atom
s/cc(日本電子工業振興協会による酸化濃度換算係
数を用いて算出)、炭素濃度:<1.0E16atom
s/cc(日本電子工業振興協会による酸素濃度換算係
数を用いて算出)。
【0060】このインゴットから切り出したウェハーの
繰り返し洗浄によるCOP体積密度を測定し表1に示し
た。結晶欠陥であるCOP体積密度は平均75E4個/
cm3 であり、当該ウェハーから作製したMOSダイオ
ードは酸化膜耐圧特性において低いCモード合格率を示
した。
【0061】比較例2 図3の装置を使用して、従来型の急冷結晶熱履歴制御パ
ターンで、以下の条件でシリコン単結晶を育成した。単
結晶育成速度は1.2mm/分で、結晶熱履歴制御曲線
が図2中の曲線Fで示される引上条件、すなわち、結晶
凝固温度から結晶温度1300℃までを冷却勾配2℃/
mmで、結晶凝固温度からの結晶温度が1200℃まで
の温度領域が100mmの条件で結晶引上成長を行なっ
た。
【0062】この条件で育成されたシリコン単結晶の特
性は以下のものである。伝導型:p型(ボロンドー
プ)、結晶径:8インチ用(200mm)、抵抗率10
Ω・cm、酸素濃度:7.5〜8.5E17atoms
/cc(日本電子工業振興協会による酸化濃度換算係数
を用いて算出)、炭素濃度:<1.0E16atoms
/cc(日本電子工業振興協会による酸素濃度換算係数
を用いて算出)。
【0063】このインゴットから切り出したウェハーの
繰り返し洗浄によるCOP体積密度を測定し表1に示し
た。結晶欠陥であるCOP体積密度は平均210E4個
/cm3 であり、当該ウェハーから作製したMOSダイ
オードは酸化膜耐圧特性において低いCモード合格率を
示した。
【0064】比較例3 図3の装置を使用して、従来型の急冷後徐冷の結晶熱履
歴制御パターンで、以下の条件でシリコン単結晶を育成
した。単結晶育成速度は1.0mm/分で、結晶熱履歴
制御曲線が図2中の曲線Gで示される引上条件、すなわ
ち、結晶凝固温度から結晶温度1350℃までを冷却勾
配1.5℃/mmで、結晶凝固温度からの結晶温度が1
200℃までの温度領域が260mmの条件で結晶引上
成長を行なった。
【0065】この条件で育成されたシリコン単結晶のス
ペックは以下のものである。伝導型:p型(ボロンドー
プ)、結晶径:8インチ用(200mm)、抵抗率10
Ω・cm、酸素濃度:9.5〜10.5E17atom
s/cc(日本電子工業振興協会による酸化濃度換算係
数を用いて算出)、炭素濃度:<1.0E16atom
s/cc(日本電子工業振興協会による酸素濃度換算係
数を用いて算出)。
【0066】このインゴットから切り出したウェハーの
繰り返し洗浄によるCOP体積密度を測定し表1に示し
た。結晶欠陥であるCOP体積密度は平均55E4個/
cm3 であり、当該ウェハーから作製したMOSダイオ
ードは酸化膜耐圧特性において低いCモード合格率を示
した。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】本発明のシリコン単結晶あるいは本発明
の製造方法によるシリコン単結晶は、COPおよび転位
欠陥に代表される結晶欠陥の極めて少ない、優れた酸化
膜耐圧、PN接合リーク等のデバイス特性を有するた
め、高集積度の高い信頼性を要求されるMOSデバイス
用ウェハーに最も適するものである。
【0069】本発明のシリコン単結晶および製造方法
は、要求されるデバイス特性とシリコン単結晶の製造コ
ストから以下のように使い分けられるものを提供するも
のである。すなわち、本発明法(1)は結晶熱履歴制御
装置の制御系が最も簡便で製造コストが安価である。つ
ぎに、本発明法(2)は制御系が複雑になること、本発
明法(3)は結晶冷却装置が必要なことから製造コスト
は高くなるが、結晶欠陥低減効果がさらに得られるため
に、より優れたデバイス特性の要求されるウェハーに適
する。本発明法(4)は、製造コストは最も高くなる
が、最も結晶欠陥低減効果の著しい方法でありCZ法に
おける最良のウェハーを提供するものである。本発明に
よるシリコンの単結晶および製造方法は、直ちに既存単
結晶製造装置で実現可能なものであり産業界での利用価
値は高い。
【0070】さらに本発明のシリコン単結晶製造装置
は、上記したような本発明の製造方法を実施するに際し
てのシリコン融液界面の凝固の虞れを排除すると共に、
消費電力の削減を図り、併せてシリコン単結晶の育成時
における所望の温度制御を効率的になし得るものであっ
て、上記したような優れた特性を有するシリコン単結晶
を製造するにおいてその製造上の有利性をさらに付加す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例群のシリコン単結晶引上中の
結晶熱履歴曲線を示すグラフである。
【図2】 本発明の実施例と比較例群のシリコン単結晶
引上中の結晶熱履歴曲線を示すグラフである。
【図3】 本発明の実施例において用いられた結晶熱履
歴制御装置を有するCZ法シリコン単結晶製造装置の構
成を模式的に示す図である。
【図4】 図3の装置に結晶冷却装置を付加した本発明
の実施例において用いられたCZシリコン単結晶製造装
置の構成を模式的に示す図である。
【図5】 結晶履歴制御のための冷却部に対して融液界
面側およびサイドヒーター側に断熱部を設けてなる本発
明に係るCZシリコン単結晶製造装置の構成を模式的に
示す図である。
【図6】 図5の装置に結晶冷却装置を付加した本発明
に係るCZシリコン単結晶製造装置の構成を模式的に示
す図である。
【図7】 図5、図6の装置の融液近傍のシリコン単結
晶冷却装置を上部に配置し、熱伝導率のよい材料をこの
冷却装置より融液近傍まで延長して配置した本発明に係
るCZシリコン単結晶製造装置の構成を模式的に示す図
である。
【符号の説明】
1…CZ法シリコン単結晶引上炉、 2…ワイヤ巻き上げ機、 3…断熱材、 4…加熱ヒータ、 5…回転治具、 6…坩堝、 6a…石英坩堝、 6b…黒鉛坩堝、 7…ワイヤ、 8…種結晶、 9…チャック、 10…ガス導入口、 11…ガス排出口、 20…結晶熱履歴制御装置、 30…冷却制御装置、 40…冷却部、 41…断熱部、 42…断熱部、 43…熱伝導体、 44…断熱部、 45…断熱部、 50…加熱部、 60…冷却部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡島 正樹 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 長谷部 政美 神奈川県川崎市中原区井田3丁目35番1号 新日本製鐵株式会社技術開発本部内 (72)発明者 大久保 正道 山口県光市大字島田3434番地 ニッテツ電 子株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チョクラルスキー法による直径100m
    m以上のシリコン単結晶の製造において、結晶凝固温度
    から結晶温度1300℃までを冷却勾配2℃/mm以上
    とし、その後結晶温度が1200℃以上凝固温度以下で
    の保持領域が200mm以上となる条件で結晶引上成長
    を行なうことを特徴とするシリコン単結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】 1200℃以上凝固温度以下での保持領
    域前の結晶温度を1150℃以下にしないことを特徴と
    する請求項1に記載のシリコン単結晶の製造方法。
  3. 【請求項3】 1200℃以上凝固温度以下での保持領
    域後の結晶温度を1150〜900℃までの温度域を冷
    却勾配1℃/mm以上で冷却することを特徴とする請求
    項1に記載のシリコン単結晶の製造方法。
  4. 【請求項4】 1200℃以上凝固温度以下での保持領
    域前の結晶温度を1150℃以下にしないことに加え
    て、1200℃以上保持領域後の結晶温度を1150〜
    900℃までの温度域を冷却勾配1℃/mm以上で冷却
    することを特徴とする請求項1に記載のシリコン単結晶
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の方法で
    製造されたシリコン単結晶であって、COP体積密度が
    1E5個/cm3 以下であることを特徴とするデバイス
    特性に優れたシリコン単結晶。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の方法で
    製造されたシリコン単結晶であって、転位欠陥体積密度
    が1E2個/cm3 以下であることを特徴とするデバイ
    ス特性に優れたシリコン単結晶。
  7. 【請求項7】 融液面近傍においてシリコン単結晶を取
    り囲むように配置した冷却部と、この冷却部の融液面側
    および外周側面側に設けた断熱部と、前記冷却部の上方
    にシリコン単結晶を取り囲むように配置された結晶成長
    方向に200mm以上の長さを有する加熱部とを有する
    ことを特徴とするシリコン単結晶の製造装置。
  8. 【請求項8】 融液面より100mm以上上部にシリコ
    ン単結晶を取り囲むように配置した冷却部と、この冷却
    部から融液面に向かってシリコン単結晶を取り囲むよう
    に熱伝導の良い材料を配置し、シリコン単結晶を取り囲
    むように200mm以上の長さを有する加熱部とを有す
    ることを特徴とするシリコン単結晶の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記加熱部の上方に、シリコン単結晶を
    取り囲むように配置されたさらなる冷却部を有すること
    を特徴とする請求項7または8に記載のシリコン単結晶
    の製造装置。
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