JPH1143025A - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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Publication number
JPH1143025A
JPH1143025A JP19982097A JP19982097A JPH1143025A JP H1143025 A JPH1143025 A JP H1143025A JP 19982097 A JP19982097 A JP 19982097A JP 19982097 A JP19982097 A JP 19982097A JP H1143025 A JPH1143025 A JP H1143025A
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JP
Japan
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car
cleaning brush
side cleaning
brush
car washer
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Application number
JP19982097A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Shinozaki
一明 篠崎
Mitsuru Danbara
満 檀原
Kenichi Kondou
憲偉智 近藤
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MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
MK Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by MK Seiko Co Ltd filed Critical MK Seiko Co Ltd
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗車時には側面洗浄ブラシの毛材を自動車の
下部まで充分に作用させ、非洗車時には毛材が洗車機の
設置面に接触しないようにして、毛材が汚れたり、寒冷
時に毛材が洗車機の設置面に凍り付いてしまうのを防
ぐ。 【構成】 門型に形成された洗車機本体内に、洗浄ブラ
シ,散水ノズル等の洗車処理装置を備え、洗車機本体ま
たは自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄等の処理を
行う洗車機において、略垂直な回転軸を持つ側面洗浄ブ
ラシと、側面洗浄ブラシを上下方向に昇降させる手段
と、予め定められた条件に応じて側面洗浄ブラシを上下
方向に昇降させる制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、門型に形成された洗車
機本体内に、洗浄ブラシ,散水ノズル等の洗車処理装置
を備え、洗車機本体または自動車の走行に伴い、自動車
車体に対して洗浄等の処理を順次施す洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の洗車機では、洗浄する自動車車
体に対して散水ノズルより洗浄水,洗剤,ワックス等を
散布しながら、洗浄ブラシを自動車車体に擦り付けて洗
車を行っている。この種の洗車機に用いられる洗浄ブラ
シの内、回転軸を略垂直にして備えられる側面洗浄ブラ
シは、車体の側面を上部から下部まで満遍なく洗浄でき
るように設けられ、側面洗浄ブラシを構成する毛材が洗
車機の設置面に接近している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】側面洗浄ブラシの毛材
が洗車機の設置面に接近していると、側面洗浄ブラシが
回転しているときは、その毛材が遠心力により広がっ
て、毛材と洗車機設置面との間があき、毛材が洗車機の
設置面に接触する恐れがないが、側面洗浄ブラシの回転
が停止しているときには、毛材が洗車機の設置面に接触
してしまい、汚れの原因となったり、寒冷時には毛材が
洗車機の設置面に残った洗浄水と一緒に凍り付いてしま
う恐れがある。
【0004】このような問題は、側面洗浄ブラシを、そ
の毛材と洗車機の設置面との間に充分な間隔が確保でき
るように、上方に設ければよいが、その場合は毛材が洗
車時に自動車の下部にまで充分に作用しなくなるという
問題が生じる。特に自動車の側面下部を洗浄するために
用いられる下部側面洗浄ブラシの場合、ブラシを上方に
設けたのでは、その意味が無くなってしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために本発明は、門型に形成された洗車機本体内に、
洗浄ブラシ,散水ノズル等の洗車処理装置を備え、洗車
機本体または自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄等
の処理を行う洗車機において、略垂直な回転軸を持つ側
面洗浄ブラシと、前記側面洗浄ブラシを上下方向に昇降
させる手段と、予め定められた条件に応じて前記側面洗
浄ブラシを上下方向に昇降させる制御手段とを備える。
【0006】また、本発明は、この洗車機において、洗
車時には前記側面洗浄ブラシを下方向に下降させ、非洗
車時には前記側面洗浄ブラシを上方向に上昇させる制御
手段を備える。
【0007】また、本発明は、この洗車機において、前
記側面洗浄ブラシの回転時には前記側面洗浄ブラシを下
方向に下降させ、前記側面洗浄ブラシの回転停止時に
は、前記側面洗浄ブラシを上方向に上昇させる制御手段
を備える。
【0008】また、本発明は、この洗車機において、気
温を測定する温度センサーを設け、前記温度センサーに
より所定の温度以下の温度を検出した時、前記側面洗浄
ブラシを上方向に上昇させる制御手段を備える。
【0009】また、本発明は、この洗車機において、前
記側面洗浄ブラシの昇降を操作する操作手段を備え、前
記操作手段により前記側面洗浄ブラシの上昇を操作した
とき、前記側面洗浄ブラシを上方向に上昇させ、前記操
作手段により前記側面洗浄ブラシの下降を操作したと
き、前記側面洗浄ブラシを下方向に下降させる制御手段
を備える。
【0010】また、本発明は、これらの洗車機におい
て、前記側面洗浄ブラシを昇降させる手段を、前記側面
洗浄ブラシの回転軸を伸縮させる手段とする。
【0011】また、本発明は、これらの洗車機におい
て、前記側面洗浄ブラシの回転軸を伸縮させる手段を、
前記側面洗浄ブラシの回転軸を、毛材を備えた部分とそ
の保持部とに分割し、シリンダーを用いて伸縮させる手
段とする。
【0012】
【作用】これにより、洗車時には側面洗浄ブラシの毛材
を自動車の下部まで充分に作用させて洗車を行い、非洗
車時には毛材が洗車機の設置面に接触しないようにし
て、毛材が汚れたり、寒冷時に毛材が洗車機の設置面に
凍り付いてしまうといった恐れが無くなる。
【0013】
【実施例】以下、図面を基に、本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例の斜視図である。1は
洗車機本体で、地面に敷設されたレール2・2上を、洗
車機本体1内に備えられた図示しない走行用電動機で車
輪を回転させて往復走行し、レール2・2間に停車され
た自動車の車体をブラッシング洗浄する。
【0014】3・3は、主に自動車の側面を洗浄するサ
イドブラシで、洗車機本体1上方に横架されたレール4
上を走行するキャリア5・5より吊り下げられ、キャリ
ア5・5の走行に伴い開閉動作すると共に、キャリア5
・5に支持された正逆回転可能なモータ6・6により回
転駆動される。7・7はサイドブラシ3・3を閉じる方
向に付勢するウェイト、8はループ9を介してサイドブ
ラシ3・3を開く方向に作動するエアーシリンダで、キ
ャリア5・5は止片10・10においてループ9と連動
し、エアーシリンダ8の作動によりサイドブラシ3・3
が開き、エアーシリンダ8の作動を解くとウェイト7・
7の付勢によりサイドブラシ3・3が閉じる。通常、サ
イドブラシ3・3はエアーシリンダ8の作動に伴い開い
た状態に保持されている。
【0015】キャリア5・5においてサイドブラシ3・
3は前後に揺動可能に支持され、サイドブラシ3・3が
車体に接して揺動すると、これに伴うマグネット11・
11の変位をリードスイッチ12・12が検出する。1
3・13はエアーシリンダ8のピストン位置を検出する
リードスイッチで、前記ピストンに内蔵されたマグネッ
トに応動しサイドブラシが所定の閉位置および開位置に
達したのを検出する。
【0016】14は、主に自動車の上面を洗浄するトッ
プブラシで、ブラシアーム15,15の一端にその両側
を支持され、ブラシアーム15,15の揺動に従って上
下動する。ブラシアーム15,15に一体に設けられた
支軸16,16は、洗車機本体1の内方両側に固定され
る軸受17,17により支持されている。支軸16の一
方には、エアシリンダ18が連結され、トップブラシ1
4は、エアシリンダ18の作動に伴い上昇する。エアシ
リンダ18の作動が解かれると、上面洗浄ブラシ14は
重力バランスにより下降し、この状態で自動車車体に接
触すると、ブラシアーム15,15が上方に揺動して、
トップブラシ14は自動車車体上面をなぞるように移動
する。
【0017】一方のブラシアーム15には、トップブラ
シ14を支持する側と支軸16に対して反対の側に、ト
ップブラシ14を駆動する正逆回転可能なモータ19が
取り付けられている。なお、図示しないが、このブラシ
アーム15内には、トップブラシ14およびモータ19
のそれぞれと連結するスプロケットと、この両スプロケ
ットに掛け渡されたチェーンとが備えられている。他方
のブラシアーム15には、やはりトップブラシ14を支
持する側と反対の側に、ウエイト20が取り付けられて
おり、トップブラシ14の揺動負荷を軽くしている。
【0018】56・56はエアーシリンダ18のピスト
ン位置を検出するリードスイッチで、前記ピストンに内
蔵されたマグネットに応動しトップブラシが所定の上昇
位置および下降位置に達したのを検出する。
【0019】21,21は洗車機本体1両側下半部に設
けられる左右一対のロッカーブラシで、スイングアーム
22,22に支持され主に車のタイヤ及び側面下半部の
洗浄を行うもので、正逆回転可能なモータ23,23に
より回転駆動される。スイングアーム22,22に一体
に設けられた支軸24,24は、洗車機本体1の内方両
側に固定される軸受25,25により支持されている。
支軸24,24の一方には、エアシリンダ26,26と
スプリング27,27が連結されている。ロッカーブラ
シ21,21は、通常エアシリンダ26,26を作動さ
せてスプリング27,27の附勢に抗して開かれ、洗車
時エアシリンダ26,26の作動を解いてスプリング2
7,27の附勢により自動車車体に向けて閉じられる。
【0020】57・57はエアーシリンダ26のピスト
ン位置を検出するリードスイッチで、前記ピストンに内
蔵されたマグネットに応動しロッカーブラシが所定の開
位置および閉位置に達したのを検出するもので、左右の
エアシリンダー26・26の両方に備えられている。
【0021】28,28,29,30,31は散水ノズ
ルで、水源から供給される水を適宜位置に設けられた噴
射口より自動車車体に向けて散布する。散水ノズル2
8,28は、ロッカーブラシ21,21の近傍に、散水
ノズル29はトップブラシ14の上方に、散水ノズル3
0,31はサイドブラシ3,3の近傍にそれぞれ備えら
れる。散水ノズルから散布される水は、水源から供給さ
れる水をボイラー等で加熱して温水としたものにするこ
ともできる。
【0022】32は洗車機本体1前面に設けられる操作
パネルで、洗車コースの選択や洗車方法の指定,洗車開
始などの洗車機の操作を行う。33は温度センサーで、
洗車機本体1前面に備えられ、外気温を測定して所定温
度以下の検出でスイッチングし、検出信号を出力する。
【0023】図2は本発明の実施例のロッカーブラシの
構成を示す説明図である。スイングアーム22には、ロ
ッカーブラシ21の回転軸34a,34bが回転自在に
保持されている。35はエアシリンダーで、一端を回転
軸34aに、他端を回転軸34bに固着し、ロッカーブ
ラシ21を上昇するときには、図2(a)に示すよう
に、エアシリンダー35のロッド部を収縮し、ロッカー
ブラシ21を下降するときには、図2(b)に示すよう
に、エアシリンダー35のロッド部を伸長する。また、
図2(c)に示すように、回転軸34aの外面には凹状
のガイドレールが設けられ、回転軸34bの内面には凸
状の突起が設けられており、回転軸34bの凸状の突起
が回転軸34aの凹状のガイドレールに沿って移動する
ようになっており、回転軸34a,34bがずれる個と
無く回転できるようにしている。
【0024】図3は本発明の実施例の洗浄ブラシの構成
を、ロッカーブラシ21を例に示した説明図である。毛
材とする布37は、図3(a)に示すように所定の幅に
カットされた長尺な布地に所定寸法毎に切り込み38が
入れられており、この各切り込み38の先端部には、切
り込みの拡張を防止するためのストップホール38hが
穿孔されている。この切り込み38の間毎に切り込み側
の縁を山折り(図3における点線部)と谷折り(図3に
おける一点鎖線部)とを交互に繰り返して折り重ね、そ
れぞれ扇状とした上で折り重ねた部分を図3(b)のよ
うにブラシの心材となる回転軸34bにリベット止めさ
れている。
【0025】布37は、回転軸34bを一周する間に9
0度おきに4カ所でリベット止めされており、またリベ
ット止め箇所は所定寸法づつ上下にずらして回転軸34
bに対し螺旋状に配され、この結果、連続した長尺の布
地が回転軸34bに対して螺旋状に巻き付けられ、図3
(c)のように完成される。このように、布37を螺旋
状にすることにより、ブラシが回転すると、布37の外
周を形成する端縁が車体に対し連続した軌跡を描いて接
することになり、洗い残しの無いブラッシングが可能に
なる。サイドブラシ3,トップブラシ14も、同様に構
成されている。
【0026】図4は、本発明の実施例の管路構成を示す
説明図である。65は水タンクで、水源より供給される
水を貯え、自動車車体の洗浄に必要な水を洗車機に供給
する。水タンク65に貯えられた水は、水中ポンプ66
により送水され、送水管67を経て洗車機本体1へ至
り、管路68,69および70に分岐される。管路68
に分岐された水は、電磁弁71を介して散水ノズル31
へ至る。管路69に分岐された水は、電磁弁72を介し
て散水ノズル30へ至る。管路70に分岐された水は、
管路87,88に分岐されて、管路87を経て散水ノズ
ル29へ至り、管路88を経て散水ノズル28,28に
至る。89は管路70に設けられる電磁弁である。
【0027】散水ノズル31へ至る管路68には、水垢
取り用洗浄剤タンク73と連通した洗剤管路74が混合
器75において接続され、管路68への通水に伴い水垢
取り用洗浄剤タンク73より洗浄剤を吸引して、洗剤水
溶液を散水ノズル31より放出させる。76は洗剤管路
74に設けられる電磁弁、77は同じく液量調節弁であ
る。散水ノズル30へ至る管路69には、洗浄剤の入っ
た洗剤タンク78と連通した洗剤管路79、およびワッ
クスタンク80と連通したワックス管路81が混合器8
2において接続され、管路69への通水に伴い洗浄剤タ
ンク78またはワックスタンク80より洗浄剤あるいは
ワックス液を吸引して、洗浄剤水溶液あるいはワックス
水溶液を散水ノズル30より放出させる。83は洗剤管
路79に設けられる電磁弁、84はワックス管路81に
設けられる電磁弁、85は洗剤管路79に設けられる液
量調節弁、86はワックス管路81に設けられる液量調
節弁である。
【0028】90はエアコンプレッサーと連通し圧縮空
気を貯えるエアタンク、91・92はそれぞれ該エアタ
ンクと接続し圧縮空気を各所へもたらす空圧管路であ
る。このうち空圧管路91では電磁弁93を介して送水
管67と接続し、主に凍結防止措置の際に給水管路内へ
圧縮空気を送り、この給水管路内の水を各散水ノズル2
8・28・29・30・31より強制排出させて水抜き
を行う。空圧管路92は電磁弁94を介して各液剤管路
74・79・81に接続し、凍結防止措置の際に圧縮空
気を送ってこの液剤管路内の液抜きを行う。
【0029】図5は、操作パネル32の説明図である。
操作パネル32には、洗車機の操作ガイドなどを表示す
るLCD表示器47、洗車コースを選択するコースキー
48、洗浄する自動車車体に取り付けられた突起物等の
回避動作を指定する突起物キー49、洗車中にブラシ,
ノズルの回避動作を手動で行う手動操作キー50、ロッ
カーブラシの上下方向への昇降を指定するブラシ上下キ
ー51、凍結防止動作を指定する凍結防止キー64、洗
車を開始するスタートキー52、洗車を中止するストッ
プキー53、各種データを入力するテンキー61、洗車
料金として公知のプリペイドカードを受け付けるカード
リーダーライター54、コインを投入するコインメック
55、電源の入切や管理モード,運転モードを切り換え
るキースイッチ62を備えている。
【0030】管理モードでは、作業者が洗車機にシステ
ムデータやカレンダーデータなどの各種データを入力し
たり、洗車機各部の動作を確認したり、洗車台数の集計
の表示を行ったりする。運転モードでは、洗車を希望す
る顧客が洗車の受け付け操作や洗車を行う。テンキー6
1は管理モードのみで受け付けるものとし、通常は運転
モードにして運用する。
【0031】図6は本発明の実施例の制御系を示すブロ
ック図である。40はマイクロコンピューターで、演算
処理を行うCPU41、プログラム及び各種データを記
憶するメモリ42、入出力インターフェース43,4
3、及びカレンダー機能部63から成る。入出力インタ
ーフェース43には、操作パネル32、温度センサー3
3、電磁弁71,72,76,83,84,89,9
3,94、エアシリンダー8,18,26,26,3
5、インバーター44,44,45,46,46、リー
ドスイッチ13,13,56,56,57,57,5
7,57が接続されている。カレンダー機能部63は、
年・月・日・時・分等を計時する。
【0032】インバーター44は、サイドブラシ3を回
転駆動するモーター6に供給する電源の周波数を変更し
て、モーター6の回転数を変え、サイドブラシの回転速
度を適宜変更する。インバーター45は、トップブラシ
14を回転駆動するモーター19に供給する電源の周波
数を変更して、モーター19の回転数を変え、トップブ
ラシの回転速度を適宜変更する。インバーター46は、
ロッカーブラシ21を回転駆動するモーター23に供給
する電源の周波数を変更して、モーター23の回転数を
変え、ロッカーブラシの回転速度を適宜変更する。
【0033】次に、本発明の実施例について説明する。
洗車機は、洗車が行われていないときには、エアシリン
ダー35のロッド部を収縮して、図7(a)に示すよう
に、ロッカーブラシ21の回転軸34a,34bを収縮
し、洗車機の設置面とロッカーブラシ21の毛材37の
接触を防いでいる。洗車が開始され、ロッカーブラシ2
1が回転されると、ロッカーブラシ21の毛材37は遠
心力によって膨らみ、洗車機は、エアシリンダー36の
ロット部を伸長して、図7(b)に示すように、毛材3
7が自動車Aの下部まで充分に作用できるようにする。
【0034】尚、ロッカーブラシ21の回転軸34a,
34bの伸縮は、ロッカーブラシの回転時と停止時だけ
でなく、種々の条件で行うことができる。
【0035】例えば、洗車機が、洗車の行われていない
待機状態にあるときに、エアシリンダー35のロッド部
を収縮してロッカーブラシ21の回転軸34a,34b
を収縮し、作業者が操作パネル32を操作することによ
り洗車の指示が行われて、洗車が開始されたとき、エア
シリンダー35のロッド部を伸長してロッカーブラシ2
1の回転軸34a,34bを伸長させるようにすること
もできる。
【0036】また、通常はエアシリンダー35のロッド
部を伸長してロッカーブラシ21の回転軸34a,34
bを伸長させておき、洗車機に備えられた温度センサー
33の検出により、気温が毛材や残留洗浄水の凍結の恐
れのある所定の設定温度以下になったとき、エアシリン
ダー35のロッド部を収縮してロッカーブラシ21の回
転軸34a,34bを収縮し、毛材37が洗車機の設置
面に接触したまま設置面に残留した洗浄水とともに凍り
付いてしまうのを防ぐこともできる。
【0037】また、操作パネル32のブラシ上下キー5
1が1回押されたときに、エアシリンダー35のロッド
部を収縮してロッカーブラシ21の回転軸34a,34
bを収縮し、再度ブラシ上下キー51が押されたとき
に、エアシリンダー35のロッド部を伸長してロッカー
ブラシ21の回転軸34a,34bを伸長させることも
できる。
【0038】尚、本発明は、上記実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲を逸脱することなく、種々の設
計変更を行うことができる。例えばロッカーブラシの回
転軸を伸縮させる手段は、エアシリンダーを用いること
なく、モーター等を用いてもよい。また、ブラシの回転
軸を分割しなくても、一体に構成されたブラシの回転軸
全体を昇降できるようにしてもよく、また、回転軸を昇
降させなくても、ブラシの機構全体を昇降できるように
構成してもよい。
【0039】また、実施例では、ロッカーブラシについ
て説明したが、サイドブラシについても同様に構成し、
同様の制御を行うことができる。
【0040】また、側面洗浄ブラシの昇降は、凍結防止
キーの入力や温度センサーの検出による洗車機の凍結防
止措置と連動させてもよい。
【0041】また、側面洗浄ブラシを昇降させる以外に
も、側面洗浄ブラシの回転軸を傾けることにより、側面
洗浄ブラシの下端部を上昇させ、洗車機の設置面と毛材
の間隔をあけるよう構成することもできる。
【0042】また、実施例では、門型状に形成された洗
車機本体が往復走行し洗車を行う門型洗車機について説
明したが、門型状に形成された洗車機本体が設置面に固
定され、コンベア等で自動車を移動させて洗車を行う連
続式洗車機についても同様である。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明は、洗車機に備えら
れた、ロッカーブラシ,サイドブラシといった略垂直の
回転軸を持つ側面洗浄ブラシを、洗車時と非洗車時、回
転時と非回転時、操作パネルからの操作入力時、温度セ
ンサーによる温度検出の結果といった種々の条件によ
り、側面洗浄ブラシを上下方向に昇降させので、洗車時
には側面洗浄ブラシの毛材を自動車の下部まで充分に作
用させて洗車を行い、非洗車時には側面洗浄ブラシの毛
材が洗車機の設置面に接触しないようにすることがで
き、側面洗浄ブラシの毛材が洗車機の設置面に接触して
泥や残留洗浄水等で汚れたり、寒冷時に洗車機の設置面
に接触した側面洗浄ブラシの毛材が、洗車機の設置面に
残留した洗浄水とともに凍り付いてしまうのを防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の斜視図である。
【図2】本発明の実施例のロッカーブラシの構成を示す
説明図である。
【図3】本発明の実施例の洗浄ブラシの構成を示す説明
図である。
【図4】本発明の実施例の管路構成の説明図である。
【図5】本発明の実施例の操作パネルの説明図である。
【図6】本発明の実施例の制御系を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 3 サイドブラシ 6,19,23 モータ 8,18,26,35 エアシリンダ 12,13,56,57 リードスイッチ 14 トップブラシ 21 ロッカーブラシ 28,29,30,31 散水ノズル 32 操作パネル 33 温度センサー 34a,34b 回転軸 40 マイクロコンピュータ 51 ブラシ上下キー 61 テンキー 62 キースイッチ 63 カレンダー機能部 64 凍結防止キー 65 水タンク 66 水中ポンプ 67 送水管 71,72,89,93,94 電磁弁 90 エアタンク 91,92 空圧管路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型に形成された洗車機本体内に、洗浄
    ブラシ,散水ノズル等の洗車処理装置を備え、洗車機本
    体または自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄等の処
    理を行う洗車機において、略垂直な回転軸を持つ側面洗
    浄ブラシと、前記側面洗浄ブラシを上下方向に昇降させ
    る手段と、予め定められた条件に応じて前記側面洗浄ブ
    ラシを上下方向に昇降させる制御手段とを備えたことを
    特徴とする洗車機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の洗車機において、洗車
    時には前記側面洗浄ブラシを下方向に下降させ、非洗車
    時には前記側面洗浄ブラシを上方向に上昇させる制御手
    段を備えたことを特徴とする洗車機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の洗車機において、前記
    側面洗浄ブラシの回転時に、前記側面洗浄ブラシを下方
    向に下降させ、前記側面洗浄ブラシの回転停止時に、前
    記側面洗浄ブラシを上方向に上昇させる制御手段を備え
    たことを特徴とする洗車機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の洗車機において、気温
    を測定する温度センサーを設け、前記温度センサーによ
    り所定の温度以下の温度を検出した時には、前記側面洗
    浄ブラシを上方向に上昇させる制御手段を備えたことを
    特徴とする洗車機。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の洗車機において、前記
    側面洗浄ブラシの昇降を操作する操作手段を備え、前記
    操作手段により前記側面洗浄ブラシの上昇を操作したと
    き、前記側面洗浄ブラシを上方向に上昇させ、前記操作
    手段により前記側面洗浄ブラシの下降を操作したとき、
    前記側面洗浄ブラシを下方向に下降させる制御手段を備
    えたことを特徴とする洗車機。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5に記載の洗車機におい
    て、前記側面洗浄ブラシを昇降させる手段は、前記側面
    洗浄ブラシの回転軸を伸縮させる手段であることを特徴
    とする洗車機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の洗車機において、前記
    側面洗浄ブラシの回転軸を伸縮させる手段は、前記側面
    洗浄ブラシの回転軸を、毛材を備えた部分とその保持部
    とに分割し、シリンダーを用いて伸縮させる手段である
    ことを特徴とする洗車機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011195019A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Okatsune Haguruma Seisakusho:Kk 洗車装置及び洗車システム
CN111391796A (zh) * 2020-05-19 2020-07-10 韦天益 一种洗车用联动式车身侧刷装置

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