JP3474983B2 - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JP3474983B2
JP3474983B2 JP29175095A JP29175095A JP3474983B2 JP 3474983 B2 JP3474983 B2 JP 3474983B2 JP 29175095 A JP29175095 A JP 29175095A JP 29175095 A JP29175095 A JP 29175095A JP 3474983 B2 JP3474983 B2 JP 3474983B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、門型に形成された洗車
機本体内に、洗浄ブラシ,散水ノズル等の洗車処理装置
を備え、洗車機本体または自動車の走行に伴い、自動車
車体に対して洗浄等の処理を順次施す洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の洗車機では、洗浄する自動車車
体に対して散水ノズルより洗浄水を散布しながら、洗浄
ブラシを自動車車体に擦り付けて洗車を行っている。こ
の種の洗車機を寒冷地に設置した場合、厳冬期には、洗
車終了後の待機状態において、洗浄ブラシに付着した洗
浄水が凍結し、洗浄ブラシが凍り付く恐れがある。
【0003】洗浄ブラシが凍り付いた状態で洗車を行う
と、凍り付いて硬くなった洗浄ブラシを自動車車体に擦
り付けることになり、自動車車体を傷つける恐れがあ
る。このためこの種の洗車機では、洗車終了後の待機状
態において、洗浄ブラシを回転させる等の動作を行い、
洗浄ブラシの水切りをして、洗浄ブラシが凍結するのを
防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな凍結防止処理を行った場合でも、洗浄ブラシに付着
した洗浄水を完全に取り除くことができない恐れがあ
る。特に、自動車車体への軟らかな接触を目的として用
いられる布製のブラシでは、ブラシが水を含んだり、布
表面に水が付着したりし、その状態で凍結すると、ブラ
シが板状となり、洗車に支障をきたす。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために本発明は、門型に形成された洗車機本体内に、
洗浄ブラシ,散水ノズル等の洗車処理装置を備え、洗車
機本体または自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄等
の処理を行う洗車機において、気温が所定以下で洗車終
了後の待機状態にあるとき、一定周期毎に洗浄ブラシに
散水するとともに洗浄ブラシを回転させる解氷動作を行
う。
【0006】上記の洗車機において、その解氷動作を自
動的に行うか否かを設定する手段、解氷動作の動作間隔
を設定する手段、解氷動作の動作時間を設定する手段を
備え、それぞれの設定手段による設定に従って、解氷動
作を行う。また、解氷動作を自動的に行うか否かを設定
する手段を備え、解氷動作を自動的に行う設定がなされ
たとき、解氷動作を行う。
【0007】さらに、本発明は、上記の洗車機におい
て、洗浄ブラシの回転速度を変更する手段を備え、解氷
動作の洗浄ブラシの回転時に、洗浄ブラシの回転速度を
遅くしたり速くしたりする。また、解氷動作の後に散水
ノズルからの排水を行う。
【0008】また、本発明は、上記の洗車機において、
解氷動作の洗浄ブラシの回転時に、ブラシを移動させて
ブラシ同士を接触させる。また、解氷動作の洗浄ブラシ
の回転時に、洗浄ブラシを正転させたり逆転させたりす
る。
【0009】上記問題を解決するため本発明は、門型に
形成された洗車機本体内に、洗浄ブラシ,散水ノズル等
の洗車処理装置を備え、洗車機本体または自動車の走行
に伴い、自動車車体の洗浄等の処理を行う洗車機におい
て、気温が所定以下で洗車終了後の待機状態にあると
き、一定周期毎に洗浄ブラシを回転させる凍結防止動作
を行う。
【0010】上記の洗車機において、凍結防止動作を自
動的に行うか否かを設定する手段、凍結防止動作の動作
間隔を設定する手段、凍結防止動作の動作時間を設定す
る手段を備え、それぞれの設定手段による設定に従っ
て、凍結防止動作を行う。また、凍結防止動作を自動的
に行うか否かを設定する手段を備え、凍結防止動作を自
動的に行う設定がなされたとき、凍結防止動作を行う。
【0011】さらに、本発明は、上記の洗車機におい
て、凍結防止動作の前に散水ノズルからの排水を行う。
また、凍結防止動作の洗浄ブラシの回転時に、ブラシを
移動させてブラシ同士を接触させる。さらに、回転する
洗浄ブラシと接触する接触部材を供え、洗車待機中の凍
結防止動作時に、洗浄ブラシを回転させながら接触部材
と接触させる。
【0012】
【0013】上記問題を解決するため本発明は、門型に
形成された洗車機本体内に、洗浄ブラシ,散水ノズル等
の洗車処理装置を備え、洗車機本体または自動車の走行
に伴い、自動車車体の洗浄等の処理を行う洗車機におい
て、洗車終了からの経過時間を計測する手段を備え、気
温が所定以下で洗車終了後の待機状態にあるとき、洗車
終了後の所定時間内は一定周期毎に洗浄ブラシに散水す
るとともに洗浄ブラシを回転させる解氷動作を行い、所
定時間経過後は一定周期毎に洗浄ブラシを回転させる凍
結防止動作を行う。
【0014】上記問題を解決するため本発明は、門型に
形成された洗車機本体内に、洗浄ブラシ,散水ノズル等
の洗車処理装置を備え、洗車機本体または自動車の走行
に伴い、自動車車体の洗浄等の処理を行う洗車機におい
て、気温が所定以下で洗車終了後の待機状態にあると
き、一定周期毎に洗浄ブラシを回転させる凍結防止動作
を行うとともに、洗車開始時に、洗浄ブラシに散水する
とともに洗浄ブラシを回転させる解氷動作を行う。
【0015】
【作用】これにより、洗車待機中に、解氷動作や凍結防
止動作を種々の設定条件に応じて行うことができる。ま
た、洗浄ブラシの開閉や昇降、回転を適宜組み合わせ
て、効果的な解氷動作および凍結防止動作が行える。さ
らに、所定時間の解氷動作の後に凍結防止動作を行うこ
とにより、洗車が連続する場合は次の洗車がすぐに行え
るように準備でき、洗車の間隔があく場合は凍結防止が
確実に行えるようにできる。また、凍結防止動作の後、
次の洗車の開始時に解氷動作を行うことにより、洗浄ブ
ラシの凍り付きを確実に解消できる。従って、凍り付い
た洗浄ブラシを自動車車体に擦り付けて洗車を行って自
動車車体を傷つけてしまう恐れを無くすことができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を基に、本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例の要部斜視図である。
1は洗車機本体で、地面に敷設されたレール2・2上
を、洗車機本体1内に備えられた図示しない走行用電動
機で車輪を回転させて往復走行し、レール2・2間に停
車された自動車の車体をブラッシング洗浄する。
【0017】3・3はサイドブラシで、洗車機本体1上
方に横架されたレール4上を走行するキャリア5・5よ
り吊り下げられ、キャリア5・5の走行に伴い開閉動作
すると共に、キャリア5・5に支持された正逆回転可能
なモータ6・6により回転駆動される。7・7はサイド
ブラシ3・3を閉じる方向に付勢するウェイト、8はル
ープ9を介してサイドブラシ3・3を開く方向に作動す
るエアーシリンダで、キャリア5・5は止片10・10
においてループ9と連動し、エアーシリンダ8の作動に
よりサイドブラシ3・3が開き、エアーシリンダ8の作
動を解くとウェイト7・7の付勢によりサイドブラシ3
・3が閉じる。通常、サイドブラシ3・3はエアーシリ
ンダ8の作動に伴い開いた状態に保持されている。
【0018】キャリア5・5においてサイドブラシ3・
3は前後に揺動可能に支持され、サイドブラシ3・3が
車体に接して揺動すると、これに伴うマグネット11・
11の変位をリードスイッチ12・12が検出する。1
3・13はエアーシリンダ8のピストン位置を検出する
リードスイッチで、前記ピストンに内蔵されたマグネッ
トに応動しサイドブラシが所定の閉位置および開位置に
達したのを検出する。
【0019】14はトップブラシで、ブラシアーム1
5,15の一端にその両側を支持され、ブラシアーム1
5,15の揺動に従って上下動する。ブラシアーム1
5,15に一体に設けられた支軸16,16は、洗車機
本体1の内方両側に固定される軸受17,17により支
持されている。支軸16の一方には、エアシリンダ18
が連結され、トップブラシ14は、エアシリンダ18の
作動に伴い上昇する。エアシリンダ18の作動が解かれ
ると、上面洗浄ブラシ14は重力バランスにより下降
し、この状態で自動車車体に接触すると、ブラシアーム
15,15が上方に揺動して、トップブラシ14は自動
車車体上面をなぞるように移動する。
【0020】一方のブラシアーム15には、トップブラ
シ14を支持する側と支軸16に対して反対の側に、ト
ップブラシ14を駆動する正逆回転可能なモータ19が
取り付けられている。なお、図示しないが、このブラシ
アーム15内には、トップブラシ14およびモータ19
のそれぞれと連結するスプロケットと、この両スプロケ
ットに掛け渡されたチェーンとが備えられている。他方
のブラシアーム15には、やはりトップブラシ14を支
持する側と反対の側に、ウエイト20が取り付けられて
おり、トップブラシ14の揺動負荷を軽くしている。
【0021】56・56はエアーシリンダ18のピスト
ン位置を検出するリードスイッチで、前記ピストンに内
蔵されたマグネットに応動しトップブラシが所定の上昇
位置および下降位置に達したのを検出する。
【0022】21,21は洗車機本体1両側下半部に設
けられる左右一対のロッカーブラシで、スイングアーム
22,22に支持され主に車のタイヤ及び側面下半部の
洗浄を行うもので、正逆回転可能なモータ23,23に
より回転駆動される。スイングアーム22,22に一体
に設けられた支軸24,24は、洗車機本体1の内方両
側に固定される軸受25,25により支持されている。
支軸24,24の一方には、エアシリンダ26,26と
スプリング27,27が連結されている。ロッカーブラ
シ21,21は、通常エアシリンダ26,26を作動さ
せてスプリング27,27の附勢に抗して開かれ、洗車
時エアシリンダ26,26の作動を解いてスプリング2
7,27の附勢により自動車車体に向けて閉じられる。
【0023】57・57はエアーシリンダ26のピスト
ン位置を検出するリードスイッチで、前記ピストンに内
蔵されたマグネットに応動しロッカーブラシが所定の開
位置および閉位置に達したのを検出するもので、左右の
エアシリンダー26・26の両方に備えられている。
【0024】28,28,29,30,31は散水ノズ
ルで、水源から供給される水を適宜位置に設けられた噴
射口より自動車車体に向けて散布する。散水ノズル2
8,28は、ロッカーブラシ21,21の近傍に、散水
ノズル29はトップブラシ14の上方に、散水ノズル3
0,31はサイドブラシ3,3の近傍にそれぞれ備えら
れる。散水ノズルから散布される水は、水源から供給さ
れる水をボイラー等で加熱して温水としたものにするこ
ともできる。
【0025】32は洗車機本体1前面に設けられる操作
パネルで、洗車コースの選択や洗車方法の指定,洗車開
始などの洗車機の操作を行う。33は温度センサーで、
洗車機本体1前面に備えられ、外気温を測定して所定温
度以下の検出でスイッチングし、検出信号を出力する。
【0026】34,34はサイドブラシ3,3を回転駆
動するモーター6,6に設けられる電流検出器で、モー
ター6,6の負荷により変動する電流を検出し、過負荷
を検出して検出信号を出力する。35はトップブラシ1
4を回転駆動するモーター19に設けられる電流検出器
で、モーター19の負荷により変動する電流を検出し、
過負荷を検出して検出信号を出力する。36,36はロ
ッカーブラシ21,21を回転駆動するモーター22,
22に設けられる電流検出器で、モーター22,22の
負荷により変動する電流を検出し、過負荷を検出して検
出信号を出力する。
【0027】58はゴム製の接触部材で、サイドブラシ
3が開位置にあるときに、サイドブラシ3が洗車機本体
1に接触する辺りの、洗車機本体1側に設けられてい
る。接触部材58は、左右のサイドブラシ3・3の両方
の、洗車機本体1側に設けられている。59はゴム製の
接触部材で、トップブラシ14が上昇位置にあるとき
に、トップブラシ14が洗車機本体1に接触する辺りの
洗車機本体1側に設けられている。60はゴム製の接触
部材で、ロッカーブラシ21・21が開位置にあるとき
に、ロッカーブラシ21・21が洗車機本体1に接触す
る辺りの洗車機本体1側に設けられている。接触部材6
0は、左右のロッカーブラシ21・21の両方の、洗車
機本体1側に設けられている。
【0028】図2は本発明の実施例の洗浄ブラシの構成
を、サイドブラシ3を例に示した説明図である。毛材と
する布37は、図2(a)に示すように所定の幅にカッ
トされた長尺な布地に所定寸法毎に切り込み38が入れ
られており、この各切り込み38の先端部には、切り込
みの拡張を防止するためのストップホール38hが穿孔
されている。この切り込み38の間毎に切り込み側の縁
を山折り(図2における点線部)と谷折り(図2におけ
る一点鎖線部)とを交互に繰り返して折り重ね、それぞ
れ扇状とした上で折り重ねた部分を図2(b)のように
ブラシの心材となるパイプ39にリベット止めされてい
る。
【0029】布37は、パイプ39を一周する間に90
度おきに4カ所でリベット止めされており、またリベッ
ト止め箇所は所定寸法づつ上下にずらしてパイプ39に
対し螺旋状に配され、この結果、連続した長尺の布地が
パイプ39に対して螺旋状に巻き付けられ、図2(c)
のように完成される。このように、布37を螺旋状にす
ることにより、ブラシが回転すると、布37の外周を形
成する端縁が車体に対し連続した軌跡を描いて接するこ
とになり、洗い残しの無いブラッシングが可能になる。
トップブラシ14,ロッカーブラシ21も、同様に構成
されている。
【0030】図3は、本発明の実施例の管路構成を示す
説明図である。65は水タンクで、水源より供給される
水を貯え、自動車車体の洗浄に必要な水を洗車機に供給
する。水タンク65に貯えられた水は、水中ポンプ66
により送水され、送水管67を経て洗車機本体1へ至
り、管路68,69および70に分岐される。管路68
に分岐された水は、電磁弁71を介して散水ノズル31
へ至る。管路69に分岐された水は、電磁弁72を介し
て散水ノズル30へ至る。管路70に分岐された水は、
管路87,88に分岐されて、管路87を経て散水ノズ
ル29へ至り、管路88を経て散水ノズル28,28に
至る。89は管路70に設けられる電磁弁である。
【0031】散水ノズル31へ至る管路68には、水垢
取り用洗浄剤タンク73と連通した洗剤管路74が混合
器75において接続され、管路68への通水に伴い水垢
取り用洗浄剤タンク73より洗浄剤を吸引して、洗剤水
溶液を散水ノズル31より放出させる。76は洗剤管路
74に設けられる電磁弁、77は同じく液量調節弁であ
る。散水ノズル30へ至る管路69には、洗浄剤の入っ
た洗剤タンク78と連通した洗剤管路79、およびワッ
クスタンク80と連通したワックス管路81が混合器8
2において接続され、管路69への通水に伴い洗浄剤タ
ンク78またはワックスタンク80より洗浄剤あるいは
ワックス液を吸引して、洗浄剤水溶液あるいはワックス
水溶液を散水ノズル30より放出させる。83は洗剤管
路79に設けられる電磁弁、84はワックス管路81に
設けられる電磁弁、85は洗剤管路79に設けられる液
量調節弁、86はワックス管路81に設けられる液量調
節弁である。
【0032】90はエアコンプレッサーと連通し圧縮空
気を貯えるエアタンク、91・92はそれぞれ該エアタ
ンクと接続し圧縮空気を各所へもたらす空圧管路であ
る。このうち空圧管路91では電磁弁93を介して送水
管67と接続し、主に凍結防止措置の際に給水管路内へ
圧縮空気を送り、この給水管路内の水を各散水ノズル2
8・28・29・30・31より強制排出させて水抜き
を行う。空圧管路92は電磁弁94を介して各液剤管路
74・79・81に接続し、凍結防止措置の際に圧縮空
気を送ってこの液剤管路内の液抜きを行う。
【0033】図4は、操作パネル32の説明図である。
操作パネル32には、洗車機の操作ガイドなどを表示す
るLCD表示器47、洗車コースを選択するコースキー
48、洗浄する自動車車体に取り付けられた突起物等の
回避動作を指定する突起物キー49、洗車中にブラシ,
ノズルの回避動作を手動で行う手動操作キー50、ブラ
シの解氷動作を指定する解氷キー51、ブラシの凍結防
止動作を指定する凍結防止キー64、洗車を開始するス
タートキー52、洗車を中止するストップキー53、各
種データを入力するテンキー61、洗車料金として公知
のプリペイドカードを受け付けるカードリーダーライタ
ー54、コインを投入するコインメック55、電源の入
切や管理モード,運転モードを切り換えるキースイッチ
62を備えている。
【0034】管理モードでは、作業者が洗車機にシステ
ムデータやカレンダーデータなどの各種データを入力し
たり、洗車機各部の動作を確認したり、洗車台数の集計
の表示を行ったりする。運転モードでは、洗車を希望す
る顧客が洗車の受け付け操作や洗車を行う。テンキー6
1は管理モードのみで受け付けるものとし、通常は運転
モードにして運用する。
【0035】図5は本発明の実施例の制御系を示すブロ
ック図である。40はマイクロコンピューターで、演算
処理を行うCPU41、プログラム及び各種データを記
憶するメモリ42、及び入出力インターフェース43,
43、カレンダー機能部63から成る。入出力インター
フェース43には、操作パネル32、温度センサー3
3、電流検出器34,34,35,36,36、電磁弁
71,72,76,83,84,89,93,94、イ
ンバーター44,44,45,46,46、リードスイ
ッチ13,13,56,56,57,57,57,57
が接続されている。
【0036】インバーター44は、サイドブラシ3を回
転駆動するモーター6に供給する電源の周波数を変更し
て、モーター6の回転数を変え、サイドブラシの回転速
度を適宜変更する。インバーター45は、トップブラシ
14を回転駆動するモーター19に供給する電源の周波
数を変更して、モーター19の回転数を変え、トップブ
ラシの回転速度を適宜変更する。インバーター46は、
ロッカーブラシ21を回転駆動するモーター23に供給
する電源の周波数を変更して、モーター23の回転数を
変え、ロッカーブラシの回転速度を適宜変更する。
【0037】カレンダー機能部63は、年・月・日・時
・分等を計時し、CPU41,メモリ42とともに、本
発明の実施例の時間を計測する手段を構成する。
【0038】次に、本発明の実施例について説明する。
図6は本発明の実施例の動作説明図、図7は本発明の実
施例のフローチャート図である。待機状態において、作
業者は操作パネル32のキースイッチ62を「管理」に
切り替える。LCD表示器47には、図6(a)に示す
管理モードメニューが表示され、作業者はテンキー61
の「0」キーを押して、「0」のメニューである「解氷
登録」を選択する。「解氷登録」が選択されると、図6
(b)に示す解氷登録メニューが表示され、作業者はテ
ンキー61を操作して、解氷動作間隔を何分にするか、
解氷動作時間を何分にするかを入力し、「登録」キーで
確定し登録する。洗車機は、解氷動作の間隔と時間をメ
モリ42に登録する。
【0039】続いて、作業者は操作パネル32のキース
イッチ62を「運転」に切り替えて待機状態に戻し、テ
ンキー61を操作して、予め設定された暗証番号、例え
ば「1」「9」「9」「5」を入力し、「解凍」キー5
1を押すことにより、自動的に解氷動作を行う設定をす
る(図7…1)。洗車機は入力された暗証番号が正しい
かを確認し(図7…2)、正しいときには自動解氷動作
の設定を行う(図7…3)。この自動解氷動作の設定を
解除するには、作業者が操作パネル32のストップキー
53を押し(図7…4)、洗車機が自動解氷動作の設定
を解除する(図7…5)。この自動解氷動作が設定され
ているか否かは、操作パネル32のLCD47上に表示
するなどして確認できるようにする。自動解氷動作の設
定は管理モードのメニューでの設定にしても良いが、待
機状態でのキー操作によって行うことで、管理モードに
切り替えることなしに、適切な時期に設定および解除の
操作ができる。待機中に、洗車機は自動解氷動作の設定
がなされているか確認し(図7…6)、設定がされてい
るときは、先に管理モードで登録した解氷動作間隔が経
過したかを確認する(図7…7)。解氷動作間隔が経過
したとき、洗車機は解氷動作を行う(図7…8)。解氷
動作が終了した後、洗車の受付があるかを確認し(図7
…9)、洗車の受付がないときは上記の動作を繰り返
す。
【0040】図8,図9は、実施例の解氷動作の動作説
明図、図10は実施例の解氷動作のフローチャート図で
ある。洗車機は図8(a)に示す待機状態から凍結防止
動作を開始し、図8(b)に示すように、エアシリンダ
8を作動させてサイドブラシ3,3を閉じ、エアシリン
ダ18を作動させてトップブラシ14を下降させ、エア
シリンダ26,26の作動を解いてロッカーブラシ2
1,21を閉じる(図10…1)。ここで、エアシリン
ダー8に設けられたリードスイッチ13,13の検出状
態をチェックし、サイドブラシ3,3が閉じられたかを
チェックする。同様に、エアシリンダ18に備えられた
リードスイッチ56,56の検出状態をチェックしてト
ップブラシが下降したかを、また、エアシリンダ26,
26に備えられたリードスイッチ57,57,57,5
7の検出状態を確認してロッカーブラシが閉じられたか
を確認する。サイドブラシの閉じ、トップブラシの下
降、ロッカーブラシの閉じの各状態を確認した後、水中
ポンプ66を起動し、電磁弁71,72,84を開いて
散水ノズル28,28,29,30,31から水を噴射
し(図10…2)、ブラシに水を掛ける。このときの水
は、水源から供給される水を用いても良いが、水源から
供給される水をボイラー等で加熱した温水を用いること
が望ましい。
【0041】次いで、図8(d)に示すように、モータ
ー6,6を正転駆動してサイドブラシ3,3を回転さ
せ、モーター19を正転駆動してトップブラシ14を回
転させ、モーター36,36を正転駆動させてロッカー
ブラシ21,21を回転させる(図10…3)。ブラシ
を回転させている間は、各モーターの電流検出器34,
34,35,36,36により各モーターの電流値を検
出し、モーターの電流値が所定値より大きかった場合、
ブラシを回転させたときに想定以上の負荷がかかってい
るものと判断し、各モーターの回転を止めて、モーター
の焼き付きを防ぐ。
【0042】続いて、エアシリンダ18の作動を解いて
トップブラシ14を上昇させるる動作と、エアシリンダ
18を作動させてトップブラシ14を下降させる動作を
繰り返しながら(図10…4)、図9(a),(b),
(c)に示すように、閉じられたサイドブラシと、トッ
プブラシと、ロッカーブラシを互いに接触させ叩きあわ
せてブラシに付着した氷を落とし、凍結防止の効果が高
められるようにする。図9(a)はサイドブラシを閉じ
てサイドブラシ同士を接触させた状態を上面より見た
図、図9(b)はトップブラシを下降させてサイドブラ
シとトップブラシを接触させた状態を側面より見た図、
図9(c)はトップブラシを更に下降させてロッカーブ
ラシとサイドブラシを接触させた状態を側面より見た図
をそれぞれ示している。
【0043】ところで、サイドブラシを駆動するモータ
ー6,6はインバーター44,44により回転速度を任
意に変更できるので、解凍動作時には洗車時よりも回転
を速くしてブラシを強く叩きあわせたり、回転を遅くし
たり速くしたりを繰り返して強弱をつけたりして解氷効
果を高めることができる。トップブラシを駆動するモー
ター19はインバーター45により、また、ロッカーブ
ラシを駆動するモーター23,23はインバーター4
6,46により回転速度を変更できるので、サイドブラ
シと同様の制御が行える。
【0044】所定時間の経過を待って(図10…6)、
サイドブラシ、トップブラシ、ロッカーブラシの回転を
停止させる(図10…7)。この間に、管理モードで登
録した解氷動作時間の経過をチェックし(図10…
5)、解氷動作時間が経過したら、図8(e)に示すよ
うに、散水を停止し(図10…15)、サイドブラシ、
ロッカーブラシを開き、トップブラシを上昇させ(図1
0…16)、図8(f)に示すように、サイドブラシ、
トップブラシ、ロッカーブラシの回転を停止させて(図
10…17)、待機状態に戻る。
【0045】サイドブラシ、トップブラシ、ロッカーブ
ラシの回転を停止させた後、所定時間の経過を待って
(図10…8)、図8(d)に示すように、サイドブラ
シ、トップブラシ、ロッカーブラシを逆転駆動させる
(図10…9)。以降、解氷動作の動作時間が経過する
までこの解氷動作を繰り返す。
【0046】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図11は、本発明の他の実施例のフローチャート図
である。待機状態において、温度センサー33で気温を
測定し(図11…1)、所定温度以下が検出されていな
いときは、洗車受付のチェックを行う。温度センサー3
3が所定温度以下を検出していると、洗車機は自動解氷
動作の設定がなされているか確認し(図11…2)、設
定がされているときは、管理モードで登録した解氷動作
間隔が経過したかを確認する(図11…3)。解氷動作
間隔が経過したとき、洗車機は先の実施例と同様の解氷
動作を行う(図11…4)。解氷動作が終了した後、洗
車機は排水動作を行う(図11…5)。この排水動作
は、まず電磁弁71,72,84を開き、次いで電磁弁
93,93を開いてエアコンプレッサーに接続されたエ
アタンク90からエアーを供給し、管路67,68,6
9,70,87,88内に残っている水を散水ノズル2
8,28,29,30,31より吹き飛ばし排出するも
のである。排水動作の終了後、洗車の受付があるかを確
認し(図11…6)、洗車の受付がないときは上記の動
作を繰り返す。
【0047】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図12は本発明の他の実施例の動作説明図、図13
は本発明の他の実施例のフローチャート図である。待機
状態において、作業者は操作パネル32のキースイッチ
62を「管理」に切り替える。LCD表示器47には、
図12(a)に示す管理モードメニューが表示され、作
業者はテンキー61の「0」キーを押して、「0」のメ
ニューである「凍結防止登録」を選択する。「凍結防止
登録」が選択されると、図12(b)に示す凍結防止登
録メニューが表示され、作業者はテンキー61を操作し
て、凍結防止動作間隔を何分にするか、凍結防止動作時
間を何分にするかを入力し、「登録」キーで確定し登録
する。洗車機は、凍結防止動作の間隔と時間をメモリ4
2に登録する。
【0048】続いて、作業者は操作パネル32のキース
イッチ62を「運転」に切り替えて待機状態に戻し、テ
ンキー61を操作して、予め設定された暗証番号、例え
ば「1」「9」「9」「5」を入力し、「凍結防止」キ
ー64を押すことにより、自動的に凍結防止動作を行う
設定をする(図13…1)。洗車機は入力された暗証番
号が正しいかを確認し(図13…2)、正しいときには
自動凍結防止動作の設定を行う(図13…3)。この自
動凍結防止動作の設定を解除するには、作業者が操作パ
ネル32のストップキー53を押し(図13…4)、洗
車機が自動凍結防止動作の設定を解除する(図13…
5)。自動凍結防止動作が設定されているか否かは、操
作パネル32のLCD47上に表示するなどして確認で
きるようにする。自動凍結防止動作の設定は管理モード
のメニューでの設定にしても良いが、待機状態でのキー
操作によって行うことで、管理モードに切り替えること
なしに、適切な時期に設定および解除の操作ができる。
待機中に、洗車機は自動凍結防止動作の設定がなされて
いるか確認し(図13…6)、設定がされているとき
は、先に管理モードで登録した凍結防止動作間隔が経過
したかを確認する(図13…7)。凍結防止動作間隔が
経過したとき、洗車機は凍結防止動作を行う(図13…
8)。凍結防止動作が終了した後、洗車の受付があるか
を確認し(図13…9)、洗車の受付がないときは上記
の動作を繰り返す。
【0049】図14は、実施例の凍結防止動作の動作説
明図、図15は実施例の凍結防止動作のフローチャート
図である。洗車機は図14(a)に示す待機状態から凍
結防止動作を開始し、図14(b)に示すように、エア
シリンダ8を作動させてサイドブラシ3,3を閉じ、エ
アシリンダ18を作動させてトップブラシ14を下降さ
せ、エアシリンダ26,26の作動を解いてロッカーブ
ラシ21,21を閉じる(図15…1)。ここで、エア
シリンダー8に設けられたリードスイッチ13,13の
検出状態をチェックし、サイドブラシ3,3が閉じられ
たかをチェックする。同様に、エアシリンダ18に備え
られたリードスイッチ56,56の検出状態をチェック
してトップブラシが下降したかを、また、エアシリンダ
26,26に備えられたリードスイッチ57,57,5
7,57の検出状態を確認してロッカーブラシが閉じら
れたかを確認する。
【0050】次いで、図14(d)に示すように、モー
ター6,6を正転駆動してサイドブラシ3,3を回転さ
せ、モーター19を正転駆動してトップブラシ14を回
転させ、モーター36,36を正転駆動させてロッカー
ブラシ21,21を回転させる(図15…2)。ブラシ
を回転させている間は、各モーターの電流検出器34,
34,35,36,36により各モーターの電流値を検
出し、モーターの電流値が所定値より大きかった場合、
ブラシを回転させたときに想定以上の負荷がかかってい
るものと判断し、各モーターの回転を止めて、モーター
の焼き付きを防ぐ。
【0051】続いて、エアシリンダ18の作動を解いて
トップブラシ14を上昇させるる動作と、エアシリンダ
18を作動させてトップブラシ14を下降させる動作を
繰り返しながら(図15…3)、閉じられたサイドブラ
シと、トップブラシと、ロッカーブラシを互いに接触さ
せ叩きあわせてブラシに付着した氷を落とし、凍結防止
の効果が高められるようにする。また、サイドブラシを
駆動するモーター6,6はインバーター44,44によ
り回転速度を任意に変更できるので、解凍動作時には洗
車時よりも回転を速くしてブラシを強く叩きあわせた
り、回転を遅くしたり速くしたりを繰り返して強弱をつ
けたりして解氷効果を高めることができる。トップブラ
シを駆動するモーター19はインバーター45により、
ロッカーブラシを駆動するモーター23,23はインバ
ーター46,46により回転速度を変更できるので、サ
イドブラシと同様の制御が行える。
【0052】所定時間の経過を待って(図15…5)、
サイドブラシ、トップブラシ、ロッカーブラシの回転を
停止させる(図15…6)。この間に、管理モードで登
録した凍結防止動作の継続時間の経過をチェックし(図
15…4)、継続時間が経過したら、図14(e)に示
すように、サイドブラシ、ロッカーブラシを開き、トッ
プブラシを上昇させ(図15…14)、図14(f)に
示すように、サイドブラシ、トップブラシ、ロッカーブ
ラシの回転を停止させて(図15…15)、待機状態に
戻る。
【0053】サイドブラシ、トップブラシ、ロッカーブ
ラシの回転を停止させた後、所定時間の経過を待って
(図15…7)、図14(d)に示すように、サイドブ
ラシ、トップブラシ、ロッカーブラシを逆転駆動させる
(図15…8)。以降、解氷動作の継続時間が経過する
までこの解氷動作を繰り返す。
【0054】次に、本発明の他の凍結防止動作の実施例
について説明する。図16は、実施例の凍結防止動作の
動作説明図、図17は実施例の凍結防止動作のフローチ
ャート図である。洗車機は図16(a)に示す待機状態
から凍結防止動作を開始し、図16(b)に示すよう
に、モーター6,6を正転駆動してサイドブラシ3,3
を回転させ、モーター19を正転駆動してトップブラシ
14を回転させ、モーター36,36を正転駆動させて
ロッカーブラシ21,21を回転させる(図17…
1)。ブラシを回転させている間は、各モーターの電流
検出器34,34,35,36,36により各モーター
の電流値を検出し、モーターの電流値が所定値より大き
かった場合、ブラシを回転させたときに想定以上の負荷
がかかっているものと判断し、各モーターの回転を止め
て、モーターの焼き付きを防ぐ。
【0055】サイドブラシ、トップブラシ、ロッカーブ
ラシは、ゴム製の接触部材58、58、59、60、6
0と接触し、摩擦によりブラシの水切り効果を高めるこ
とができる。図16(e)に、例としてサイドブラシ3
と接触部材58とを接触させた状態を上面から見た図を
示す。また、サイドブラシを駆動するモーター6,6は
インバーター44,44により回転速度を任意に変更で
きるので、凍結防止動作時には洗車時よりも回転を速く
してブラシを接触部材に強く擦り付けたり、回転を遅く
したり速くしたりを繰り返して強弱をつけたりして水切
り効果を高めることができる。トップブラシを駆動する
モーター19はインバーター45により、ロッカーブラ
シを駆動するモーター23,23はインバーター46,
46により回転速度を変更できるので、サイドブラシと
同様の制御が行える。
【0056】所定時間の経過を待って(図17…3)、
サイドブラシ、トップブラシ、ロッカーブラシの回転を
停止させる(図17…4)。この間に、管理モードで登
録した凍結防止動作の動作時間の経過をチェックし(図
17…2)、動作時間が経過したら、図16(d)に示
すように、サイドブラシ、トップブラシ、ロッカーブラ
シの回転を停止させて(図17…11)、待機状態に戻
る。
【0057】サイドブラシ、トップブラシ、ロッカーブ
ラシの回転を停止させた後、所定時間の経過を待って
(図17…5)、図16(c)に示すように、サイドブ
ラシ、トップブラシ、ロッカーブラシを逆転駆動させる
(図17…6)。以降、凍結防止動作の継続時間が経過
するまでこの凍結防止動作を繰り返す。
【0058】図18は、本発明の他の実施例のフローチ
ャート図である。待機状態において、温度センサー33
で気温を測定し(図18…1)、所定温度以下が検出さ
れていないときは、洗車受付のチェックを行う。温度セ
ンサー33が所定温度以下を検出していると、洗車機は
自動凍結防止動作の設定がなされているか確認し(図1
8…2)、設定がされているときは、管理モードで登録
した凍結防止動作間隔が経過したかを確認する(図18
…3)。凍結防止動作間隔が経過したとき、洗車機は先
の実施例と同様の凍結防止動作を行う(図18…4)。
凍結防止動作が終了した後、洗車機は排水動作を行う
(図18…5)。この排水動作は前記実施例と同様にし
て、散水ノズル28,28,29,30,31より、管
路内に残っている水を吹き飛ばし排出するものである。
排水動作の終了後、洗車の受付があるかを確認し(図1
8…6)、洗車の受付がないときは上記の動作を繰り返
す。
【0059】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図19は本発明の他の実施例の動作説明図、図20
は本発明の他の実施例のフローチャート図である。待機
状態において、作業者は操作パネル32のキースイッチ
62を「管理」に切り替える。LCD表示器47には、
図19(a)に示す管理モードメニューが表示され、作
業者はテンキー61の「0」キーを押して、「0」のメ
ニューである「解氷・凍防登録」を選択する。「解氷・
凍防登録」が選択されると、図19(b)に示す解氷・
凍防登録メニューが表示され、作業者はテンキー61を
操作して、解氷動作間隔を何分にするか、解氷動作時間
を何分にするか、凍結防止動作間隔を何分にするか、凍
結防止動作時間を何分にするか、および解氷動作と凍結
防止動作の切り換えを行う時間を何分にするかを入力
し、「登録」キーで確定し登録する。洗車機は、解氷動
作の間隔と時間、凍結防止動作の間隔と時間、および解
氷動作と凍結防止動作の切り換えを行う時間をメモリ4
2に登録する。続いて、作業者は操作パネル32のキー
スイッチ62を「運転」に切り替えて待機状態に戻す。
【0060】運転モードに切り替えた後、あるいは洗車
が終了した後、待機状態に入る。待機中に、洗車機は、
管理モードで登録した解氷動作間隔が経過したかを確認
する(図20…1)。解氷動作間隔が経過したとき、洗
車機は管理モードで登録した解氷動作時間の間、解氷動
作を行う(図20…2)。解氷動作が終了した後、洗車
の受付があるかを確認し(図20…3)、洗車の受付が
ないときは、管理モードで登録した解氷動作と凍結防止
動作の切り換え時間が経過したかを確認する(図20…
4)。切り換え時間が経過していないときは、洗車機は
上記の解氷動作を繰り返す。
【0061】切り換え時間が経過したとき、洗車機は、
管理モードで登録した凍結防止動作間隔が経過したかを
確認する(図20…5)。凍結防止動作間隔が経過した
とき、洗車機は管理モードで登録した凍結防止動作時間
の間、凍結防止動作を行う(図20…6)。凍結防止動
作が終了した後、洗車の受付があるかを確認し(図20
…7)、洗車の受付がないときは、上記の凍結防止動作
を繰り返す。
【0062】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図21は本発明の他の実施例のフローチャート図で
ある。運転モードに切り替えた後、あるいは洗車が終了
した後、待機状態に入る。待機中に、洗車機は、管理モ
ードで登録した凍結防止動作間隔が経過したかを確認す
る(図21…1)。凍結防止動作間隔が経過したとき、
洗車機は管理モードで登録した凍結防止動作時間の間、
凍結防止動作を行う(図21…2)。凍結防止動作が終
了した後、洗車の受付があるかを確認し(図21…
3)、洗車の受付がないときは、上記の凍結防止動作を
繰り返す。洗車の受付があったとき、洗車機は管理モー
ドで登録した解氷時間の間、解氷動作を行い(図21…
4)、その後、洗車動作に入る。なお、管理モードでの
解氷動作、凍結防止動作関係の登録は、これまでに説明
した実施例のように行うものとする。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明は、洗車待機中に所
定周期毎に、洗浄ブラシに散水するとともに洗浄ブラシ
を回転させる解氷動作を行うもので、洗車待機中に解氷
動作を行うことができ、洗車を行うときに凍り付いた洗
浄ブラシを自動車車体に擦り付けて自動車車体を傷つけ
てしまう恐れを無くすことができる。
【0064】また、その解氷動作を自動的に行うか否か
を設定する手段、解氷動作の間隔を設定する手段、解氷
動作の継続時間を設定する手段を備え、それぞれの設定
手段による設定に従って、解氷動作を行なうので、解氷
動作を種々の設定条件や周囲の条件に応じて行うことが
できる。
【0065】また、洗浄ブラシ同士を接触させたり、解
氷動作の洗浄ブラシの回転時に、洗浄ブラシを正転・逆
転させたり、洗浄ブラシの回転を遅くしたり速くしたり
するので、効果的な解氷動作が行える。
【0066】また、解氷動作の後に散水ノズルの排水を
行うことにより、洗浄ブラシの解氷動作と散水ノズルの
凍結防止を組み合わせて行うことができ、洗浄水の凍結
による洗車の障害を防ぐことができる。
【0067】また、本発明は、洗車待機中に所定周期毎
に、洗浄ブラシを回転させる凍結防止動作を行うもの
で、洗車待機中に凍結防止動作を行うことができ、洗車
を行うときに凍り付いた洗浄ブラシを自動車車体に擦り
付けて自動車車体を傷つけてしまう恐れを無くすことが
できる。
【0068】また、その凍結防止動作を自動的に行うか
否かを設定する手段、凍結防止動作の間隔を設定する手
段、凍結防止動作の継続時間を設定する手段を備え、そ
れぞれの設定手段による設定に従って、凍結防止動作を
行なうので、凍結防止動作を種々の設定条件や周囲の条
件に応じて行うことができる。
【0069】また、洗浄ブラシ同士を接触させたり、凍
結防止動作の洗浄ブラシの回転時に、洗浄ブラシを正転
・逆転させたり、洗浄ブラシの回転を遅くしたり速くし
たりするので、効果的な凍結防止動作が行える。また、
回転する洗浄ブラシと接触する接触部材を供え、洗車待
機中の凍結防止動作時に、洗浄ブラシを回転させながら
接触部材と接触させることにより水切りを行うこともで
きる。
【0070】また、凍結防止動作の後に散水ノズルの排
水を行うことにより、洗浄ブラシの凍結防止動作と散水
ノズルの凍結防止を組み合わせて行うことができ、洗浄
水の凍結による洗車の障害を防ぐことができる。
【0071】また、本発明は、洗車待機中に、洗車終了
後の所定時間内は一定周期毎に解氷動作を行い、所定時
間経過後は一定周期毎に凍結防止動作を行うので、洗車
が連続する場合は次の洗車がすぐに行えるように準備で
き、洗車の間隔があく場合は凍結防止が確実に行えるよ
うにできる。
【0072】また、本発明は、洗車待機中に一定周期毎
に、洗浄ブラシを回転させる凍結防止動作を行うととも
に、洗車開始時に、洗浄ブラシに散水するとともに洗浄
ブラシを回転させる解氷動作を行うので、洗浄ブラシの
凍り付きを確実に解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部斜視図である。
【図2】本発明の実施例の洗浄ブラシの構成の説明図で
ある。
【図3】本発明の実施例の管路構成の説明図である。
【図4】本発明の実施例の操作パネルの説明図である。
【図5】本発明の実施例の制御系を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の実施例の動作説明図である。
【図7】本発明の実施例のフローチャート図である。
【図8】本発明の実施例の解氷動作の動作説明図であ
る。
【図9】本発明の実施例の解氷動作の動作説明図であ
る。
【図10】本発明の実施例の解氷動作のフローチャート
図である。
【図11】本発明の他の実施例のフローチャート図であ
る。
【図12】本発明の他の実施例の動作説明図である。
【図13】本発明の他の実施例のフローチャート図であ
る。
【図14】本発明の実施例の凍結防止動作の動作説明図
である。
【図15】本発明の実施例の凍結防止動作のフローチャ
ート図である。
【図16】本発明の他の実施例の動作説明図である。
【図17】本発明の他の実施例のフローチャート図であ
る。
【図18】本発明の他の実施例のフローチャート図であ
る。
【図19】本発明の他の実施例の動作説明図である。
【図20】本発明の他の実施例のフローチャート図であ
る。
【図21】本発明の他の実施例のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 洗車機本体 3 サイドブラシ 6,19,23 モータ 8,18,26 エアシリンダ 12,13,56,57 リードスイッチ 14 トップブラシ 21 ロッカーブラシ 28,29,30,31 散水ノズル 32 操作パネル 33 温度センサー 34,35,36 電流検出器 40 マイクロコンピュータ 51 解氷キー 58,59,60 接触部材 61 テンキー 62 キースイッチ 63 カレンダー機能部 64 凍結防止キー 65 水タンク 66 水中ポンプ 67 送水管 71,72,89,93,94 電磁弁 90 エアタンク 91,92 空圧管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 3/00 - 3/06

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型に形成された洗車機本体内に、洗浄
    ブラシ,散水ノズル等の洗車処理装置を備え、洗車機本
    体または自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄等の処
    理を行う洗車機において、気温が所定以下で洗車終了後
    の待機状態にあるとき、一定周期毎に洗浄ブラシに散水
    するとともに洗浄ブラシを回転させる解氷動作を行うこ
    とを特徴とする洗車機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗車機において、解氷動
    作の動作間隔を設定する手段と、解氷動作の動作時間を
    設定する手段を備え、洗車待機中に、設定された間隔ご
    とに設定された時間、解氷動作を行うことを特徴とする
    洗車機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の洗車機に
    おいて、解氷動作を自動的に行うか否かを設定する手段
    を備え、解氷動作を自動的に行う設定がなされたとき、
    解氷動作を行うことを特徴とする洗車機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載の洗車機にお
    いて、洗浄ブラシの回転速度を変更する手段を備え、解
    氷動作の洗浄ブラシの回転時に、洗浄ブラシの回転速度
    を遅くしたり速くしたりすることを特徴とする洗車機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載の洗車機にお
    いて、解氷動作の後に散水ノズルからの排水を行うこと
    を特徴とする洗車機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載の洗車機にお
    いて、解氷動作の洗浄ブラシの回転時に、ブラシを移動
    させてブラシ同士を接触させることを特徴とする洗車
    機。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれか記載の洗車機にお
    いて、解氷動作の洗浄ブラシの回転時に、洗浄ブラシを
    正転させたり逆転させたりすることを特徴とする洗車
    機。
  8. 【請求項8】 門型に形成された洗車機本体内に、洗浄
    ブラシ,散水ノズル等の洗車処理装置を備え、洗車機本
    体または自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄等の処
    理を行う洗車機において、気温が所定以下で洗車終了後
    の待機状態にあるとき、一定周期毎に洗浄ブラシを回転
    させる凍結防止動作を行うことを特徴とする洗車機。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の洗車機において、凍結防
    止動作の動作間隔を設定する手段と、凍結防止動作の動
    作時間を設定する手段を備え、洗車待機中に、設定され
    た間隔ごとに設定された時間、凍結防止動作を行うこと
    を特徴とする洗車機。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9記載の洗車機
    において、凍結防止動作を自動的に行うか否かを設定す
    る手段を備え、凍結防止動作を自動的に行う設定がなさ
    れたとき、凍結防止動作を行うことを特徴とする洗車
    機。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10いずれか記載の洗車機
    において、凍結防止動作の前に散水ノズルからの排水を
    行うことを特徴とする洗車機。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11いずれか記載の洗車機
    において、凍結防止動作の洗浄ブラシの回転時に、ブラ
    シを移動させてブラシ同士を接触させることを特徴とす
    る洗車機。
  13. 【請求項13】 請求項8〜12いずれか記載の洗車機
    において、回転する洗浄ブラシと接触する接触部材を供
    え、洗車待機中の凍結防止動作時に、洗浄ブラシを回転
    させながら接触部材と接触させることを特徴とする洗車
    機。
  14. 【請求項14】 門型に形成された洗車機本体内に、洗
    浄ブラシ,散水ノズル等の洗車処理装置を備え、洗車機
    本体または自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄等の
    処理を行う洗車機において、洗車終了からの経過時間を
    計測する手段を備え、気温が所定以下で洗車終了後の待
    機状態にあるとき、洗車終了後の所定時間内は一定周期
    毎に洗浄ブラシに散水するとともに洗浄ブラシを回転さ
    せる解氷動作を行い、所定時間経過後は一定周期毎に洗
    浄ブラシを回転させる凍結防止動作を行うことを特徴と
    する洗車機。
  15. 【請求項15】 門型に形成された洗車機本体内に、洗
    浄ブラシ,散水ノズル等の洗車処理装置を備え、洗車機
    本体または自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄等の
    処理を行う洗車機において、気温が所定以下で洗車終了
    後の待機状態にあるとき、一定周期毎に洗浄ブラシを回
    転させる凍結防止動作を行うとともに、洗車開始時に、
    洗浄ブラシに散水するとともに洗浄ブラシを回転させる
    解氷動作を行うことを特徴とする洗車機。
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