JPH1142825A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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Publication number
JPH1142825A
JPH1142825A JP9203099A JP20309997A JPH1142825A JP H1142825 A JPH1142825 A JP H1142825A JP 9203099 A JP9203099 A JP 9203099A JP 20309997 A JP20309997 A JP 20309997A JP H1142825 A JPH1142825 A JP H1142825A
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JP
Japan
Prior art keywords
frame
head
stopper
head bracket
thermal
Prior art date
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Pending
Application number
JP9203099A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kuramitsu
慎二 倉光
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Publication of JPH1142825A publication Critical patent/JPH1142825A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具を用いることなくサーマルヘッドの着脱
が可能であって、サーマルヘッドの着脱の度に取り付け
位置を調節する必要がないサーマルプリンタを得る。 【解決手段】 サーマルヘッド12が固定されるヘッド
ブラケット13を設け、ヘッドブラケット13に固定用
ピン18と孔21とを形成し、ヘッドブラケット13を
取り付けるフレーム11に固定用ピン18が差し込まれ
る溝部15と孔21に嵌合する位置決め用ピン17とを
形成する。さらに、固定用ピン18にフレーム11に対
向するストッパ20を設け、ストッパ20をフレーム1
1から離反する方向に付勢する付勢部材16を溝部15
の周囲に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドに
より印字を行うサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタが備える従来のサーマ
ルヘッドの取付構造の一例について、図4に基づいて説
明する。図4(a)はサーマルヘッドが固定されたフレ
ームの平面図、図4(b)はその正面図、図4(c)は
その右側面図である。ここで、このサーマルヘッドは、
発熱抵抗体が用紙の搬送方向と直交する方向に配列され
たラインサーマルヘッドである。
【0003】同図に示されるように、サーマルヘッド1
は、ネジ2によってフレーム3に直接固定されている。
フレーム3は耳部4においてサーマルプリンタ本体内部
(図示せず)で回動自在に支持されており、フレーム3
の回動に従って、サーマルヘッド1はプラテン(図示せ
ず)に接離する。
【0004】このようなサーマルヘッド1を備えるサー
マルプリンタでは、サーマルヘッド1が消耗品であるた
め、寿命が近づいたらサーマルヘッド1を交換しなけれ
ばならない。
【0005】サーマルヘッド1の交換は、ドライバーな
ど工具を用いてネジ2を取り外して行う。サーマルヘッ
ド1はプラテンに対して正確に位置決めされていなけれ
ばならないので、サーマルヘッド1の着脱の際には取り
付け位置の調節が不可欠である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示されるような従来のサーマルプリンタでは、サーマル
ヘッド1の着脱に工具が必要であり、また、サーマルヘ
ッド1の着脱の度に取り付け位置を調節しなければなら
ないという不都合がある。
【0007】そこで、本発明は、工具を用いることなく
サーマルヘッドの着脱が可能であって、サーマルヘッド
の着脱の度に取り付け位置を調節する必要がないサーマ
ルプリンタを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のサ
ーマルプリンタは、サーマルヘッドが固定されたヘッド
ブラケットと、サーマルプリンタ本体内部に支持された
板状のフレームと、前記フレームに外周から内側に向か
って形成された溝部と、前記ヘッドブラケットの前記サ
ーマルヘッドが固定された面の裏面に突設されるととも
に先端にストッパが設けられ前記フレームの一方の面側
には前記ストッパが位置し前記フレームの他方の面側に
は前記ヘッドブラケットが位置するように前記溝部に差
し込まれる固定用ピンと、前記フレームの前記ヘッドブ
ラケットが取り付けられる面の裏面における前記溝部の
縁部分に設けられ前記固定用ピンが前記溝部に差し込ま
れた際に前記ストッパと係合して前記ヘッドブラケット
が前記フレームに引き付けられる方向に前記ストッパを
付勢する付勢部材と、前記フレームの前記ヘッドブラケ
ットが取り付けられる面に突設された位置決め用ピン
と、前記ヘッドブラケットに形成され前記位置決め用ピ
ンに嵌合する孔とを有する。
【0009】したがって、ヘッドブラケットは、位置決
め用ピンと孔との嵌合によってフレームに位置決めさ
れ、固定用ピンが溝部に差し込まれてストッパを付勢部
材が押圧することによって固定される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のサーマルプリンタの実施
の一形態について、図1ないし図3に基づいて説明す
る。まず、図1は本実施の形態のサーマルプリンタが備
える印字部の構造を示す右側面図である。印字部100
は、ヘッド部101と、ヘッド部101を支持する上支
持部材102と、プラテン103と、プラテン103を
支持する下支持部材104とを有するものである。上支
持部材102は、回動軸105によって一端を下支持部
材104に回動自在に取り付けられている。
【0011】ヘッド部101の一端を貫通するシャフト
106の両端は、上フレーム102に形成された穴(図
示せず)にかけられており、シャフト106は上支持部
材102に対して回動自在である。上支持部材102に
形成された穴(図示せず)の内径は、シャフト106の
外径よりも大きい。
【0012】下支持部材104には、略U字型の溝10
7が形成されている。そして、シャフト106の一端に
は、溝107に嵌合する形状の位置決め部108が設け
られている。溝107に位置決め部108が嵌合するこ
とによって、ヘッド部101がプラテン103に対して
位置固定される。
【0013】ヘッド部101と上支持部材102との対
向する面の間には、バネ109が設けられている。この
バネ109は、ヘッド部101を図1における反時計回
り方向に付勢して、プラテン103に圧接させている。
【0014】次に、図2(a)は印字部100が有する
ヘッド部101の構造を示す平面図、図2(b)はその
正面図、図2(c)はその右側面図、図2(d)はその
斜視図である。
【0015】フレーム11は、図示しないサーマルプリ
ンタ本体の内部に備えられ、サーマルヘッド12が固定
されたヘッドブラケット13が、フレーム11に取り付
けられる。フレーム11は略長方形の板状の部材であっ
て、一方の長辺11aの両端からフレーム11の面に直
交する方向に突出してシャフト106(図1参照)が貫
通する耳部14が設けられている。
【0016】両端に耳部14が形成された長辺11aに
対向する長辺11bの中央部に、略U字型の溝15が形
成されている。U字型は、半円弧の部分と、半円弧の両
端から半円弧の接線方向に延長された二本の平行な直線
部分とを有するが、溝部15は、U字型の直線部分が長
辺11bに直交するように形成されている。
【0017】フレーム11のヘッドブラケット13が取
り付けられる面の裏面には、溝部15の略U字型の縁に
沿って、略U字型の付勢部材である板バネ16が設けら
れている(図2(a)参照)。板バネ16はフレーム1
1に接離するように起伏する波形に形成され、U字型の
半円弧から直線に変わるところにフレーム11から離れ
て高くなる隆起部16aを有している(図2(c)参
照)。また、フレーム11のヘッドブラケット13が取
り付けられる面におけるそれぞれの耳部14の近傍に
は、ヘッドブラケット13を位置決めするための位置決
め用ピン17が突設されている。
【0018】ヘッドブラケット13は、フレーム11に
着脱自在であってフレーム11よりも小さめの略長方形
の板状の部材である。ヘッドブラケット13は、フレー
ム11の溝部15が形成された長辺11bに一方の長辺
13aが沿うように取り付けられ、サーマルヘッド12
は、ヘッドブラケット13の一方の長辺13aに寄った
所定位置に固定されている。ヘッドブラケット13のサ
ーマルヘッド12が固定された面の反対側の面には、溝
部15に差し込まれる固定用ピン18が立設されてい
る。固定用ピン18の先端には、溝部15に差し込まれ
た状態でフレーム11に対向するストッパ面19を有す
るストッパ20が設けられている。固定用ピン18の長
さは、フレーム11の厚さとヘッドブラケット13の厚
さとを足した値よりも長く、板バネ16によりストッパ
20が付勢されてフレーム11にヘッドブラケット13
が適当な力で押し付けられる程度の長さである。適当な
力とは、後述する手順に従って作業者が板バネ16に力
を与えれば取り外すことができるが、通常の印字動作で
はヘッドブラケット13がフレーム11に対して動くこ
とがない程度の力である。また、ヘッドブラケット13
がフレーム11に取り付けられたとき位置決め用ピン1
7が嵌合する孔21(図3参照)がヘッドブラケット1
3に形成されている。
【0019】サーマルヘッド12は図示しないプラテン
との間に図示しないシートとリボンを挾持し、サーマル
ヘッド12が有する図示しない発熱体を発熱させること
によってシートに印字が行われる。
【0020】ヘッドブラケット13の取り付けは、図3
に示される手順に従って行う。図3(a)に示されてい
るのは、サーマルヘッド12が固定されたヘッドブラケ
ット13がフレーム11から外されている状態である。
まず、図3(b)に示されるように、溝部15に固定用
ピン18を差し込む。すると、ヘッドブラケット13の
端部が位置決め用ピン17に当接する。その位置で板バ
ネ16をつぶすようにストッパ20を押し下げ、そのま
ま固定用ピン18を溝部15の更に奥へ差し込むように
する。その状態を図3(c)に示す。そして、ストッパ
20を押圧していた手を離すと、図3(d)に示される
状態となる。このとき、ヘッドブラケット13は、位置
決め用ピン17と孔21とが嵌合することによりフレー
ム11の所定位置に位置決めされて、固定用ピン18が
溝部15に差し込まれてストッパ面19が板バネ16で
押し上げられることによりフレーム11に固定されてい
る。
【0021】本実施の形態のサーマルプリンタはこのよ
うなヘッド部101を有する印字部100を備えている
ので、図3に示される手順によれば、工具を用いること
なくサーマルヘッド12を着脱することができ、しか
も、位置決めが正確であり、確実に固定される。したが
って、サーマルヘッド12を着脱する度に工具を用いる
煩わしさをなくし、取り付け位置を調節する手間を省く
ことができる。
【0022】なお、本実施の形態では、フレーム11や
ヘッドブラケット13の形状を略長方形の板状部材であ
るとしたが、実施にあたっては、この形状に限らない。
【0023】また、本実施の形態では、板バネ16を略
U字型としたが、実施にあたっては、例えば、溝15の
U字型の直線部分に沿って二本の波形の板バネを設ける
など、他の形状であっても、固定用ピン18の先端のス
トッパ20をフレーム11から離反する方向に付勢する
付勢部材が設けられていれば良い。
【0024】さらに、本実施の形態では、溝15を略U
字型としたが、実施にあたっては、例えば略コ字型など
他の形状であっても良い。
【0025】また、本実施の形態では、位置決め用ピン
17をフレーム11の二つの角に設けているが、実施に
あたっては、二箇所でなくても、或いは他の形状であっ
ても、位置決め用ピン17とヘッドブラケット13に設
けた孔21との位置及び形状が対応し、嵌合するもので
あれば良い。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明のサーマルプリンタ
は、固定用ピンと孔とをヘッドブラケットに形成し、固
定用ピンを差し込む溝部と孔に嵌合する位置決め用ピン
とを形成するので、ヘッドブラケットは、位置決め用ピ
ンと孔との嵌合によってフレームに位置決めされ、固定
用ピンが溝部に差し込まれてストッパを付勢部材が押圧
することによって固定されるため、工具を用いることな
くサーマルヘッドを着脱することができ、サーマルヘッ
ドの着脱の度に取り付け位置を調節する手間を省くこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルプリンタの実施の一形態にお
ける印字部の構造を示す右側面図である。
【図2】(a)は印字部が有するヘッド部の構造を示す
平面図、(b)はその正面図、(c)はその右側面図、
(d)はその斜視図である。
【図3】ヘッドブラケットをフレームに取り付ける手順
を示す説明図である。
【図4】(a)は従来の一例を示す平面図、(b)はそ
の正面図、(c)はその右側面図である。
【符号の説明】
11 フレーム 12 サーマルヘッド 13 ヘッドブラケット 15 溝部 16 付勢部材 17 位置決め用ピン 18 固定用ピン 20 ストッパ 21 孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される用紙に印字を行うサーマルヘ
    ッドが固定されたヘッドブラケットと、 サーマルプリンタ本体内部に支持された板状のフレーム
    と、 前記フレームに外周から内側に向かって形成された溝部
    と、 前記ヘッドブラケットの前記サーマルヘッドが固定され
    た面の裏面に突設されるとともに先端にストッパが設け
    られ、前記フレームの一方の面側には前記ストッパが位
    置し前記フレームの他方の面側には前記ヘッドブラケッ
    トが位置するように前記溝部に差し込まれる固定用ピン
    と、 前記フレームの前記ストッパが位置する側の面における
    前記溝部の縁部分に設けられ、前記固定用ピンが前記溝
    部に差し込まれた際に前記ストッパと係合して前記ヘッ
    ドブラケットが前記フレームに引き付けられる方向に前
    記ストッパを付勢する付勢部材と、 前記フレームの前記ヘッドブラケットが取り付けられる
    面に突設された位置決め用ピンと、 前記ヘッドブラケットに形成され前記位置決め用ピンに
    嵌合する孔と、を有することを特徴とするサーマルプリ
    ンタ。
JP9203099A 1997-07-29 1997-07-29 サーマルプリンタ Pending JPH1142825A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009143100A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Fujitsu Component Ltd プリンタ装置
JP2011161815A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Citizen Holdings Co Ltd サーマルプリンタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009143100A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Fujitsu Component Ltd プリンタ装置
US8449207B2 (en) 2007-12-13 2013-05-28 Fujitsu Component Limited Thermal printer device with linearly displaceable thermal head
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