JPH1142666A - ポリアミド成形品 - Google Patents

ポリアミド成形品

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JPH1142666A
JPH1142666A JP14181198A JP14181198A JPH1142666A JP H1142666 A JPH1142666 A JP H1142666A JP 14181198 A JP14181198 A JP 14181198A JP 14181198 A JP14181198 A JP 14181198A JP H1142666 A JPH1142666 A JP H1142666A
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polyamide
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Takeshi Sakurai
剛 櫻井
Shigeru Okita
茂 沖田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円形構造部が優れた真円性を有し、特にその
円形構造部を接合・嵌合に使用する場合、接合・嵌合性
が良好であり、さらにきしみ音の発生のないポリアミド
成形品を提供する。 【解決手段】 ポリアミド樹脂組成物からなる、少なく
とも1個の円形構造部を有する成形品において、ポリア
ミド樹脂組成物が、 a)ポリアミド樹脂 100重量部に対し、 b)脂肪族アミド、脂肪酸及びその誘導体のうちから選
ばれる少なくとも一種の成形性改良剤 0.01〜5.
0重量部、及び、 c)高級脂肪酸金属塩 0.01〜0.5重量部 を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は円形構造部を有する
ポリアミド成形品に関するものである。詳しくは、機械
的強度、耐熱性、耐薬品性、さらには円形構造部の真円
性及びその嵌合性に優れたポリアミド成形品に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ポリアミドはエンジニアリングプラスチ
ックとしての優れた特性を利用して、自動車分野、電気
・電子分野などで幅広く使用されている。これら自動車
部品、電気部品にはその機能の必要上、それ自身が円筒
・円柱状であったり、円筒・円柱等の円形構造部を有す
る成形品の形で使用されるものが多い。こうした円形構
造部は他の部品との接合部に用いられることが多く、例
えば液体用タンクの円形注液口とそのキャップのように
プラスチック部品とプラスチック部品をはめ込むことに
より接合したり、また円形注液口とそのキャップがねじ
状になっていてねじ込むことによって接合をしたりする
必要があり、これらの接合部には高い円形の精度、すな
わち真円性を有することが要求される。特にねじ状とな
った接合部分の嵌合性は真円性に大きく左右される。こ
のような理由から、ポリアミドの成形品にも高い円形精
度、すなわち真円性が要求されることが多くなってき
た。特にねじ状となった嵌合部の嵌合性は真円度だけで
なく、成形品の嵌合部の表面状態にも左右される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般にポリア
ミドは成形時の収縮が大きく、このためいわゆる円形構
造部を持った成形品において、その円形構造部が高い真
円性を持つ成形品を得ることは困難であった。また、生
産性を向上させようとして成形サイクルを短くすると、
真円性のみならず表面状態まで悪化し、嵌合性が低下す
るという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の状況に鑑み、本発
明者らは上記課題を解決するためにポリアミドに対し優
れた特性を付与する添加剤について鋭意検討した結果、
ポリアミドに特定の成形性改良剤を含有させることによ
り、短い成形サイクルタイムで成形しても、円形構造部
を有する成形品の円形構造部の真円性及びその嵌合性が
向上することを見いだし、本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は「ポリアミド樹脂組成物
からなる、少なくとも1個の円形構造部を有する成形品
において、ポリアミド樹脂組成物が、 a)ポリアミド樹脂 100重量部に対し、 b)脂肪族アミド、脂肪酸及びその誘導体のうちから選
ばれる少なくとも一種の成形性改良剤 0.01〜5.
0重量部、及び、 c)高級脂肪酸金属塩 0.01〜0.5重量部 を含有するポリアミド成形品。」、「ポリアミド樹脂組
成物が、さらに、 d)充填材 0.1〜100重量部 を含有する前記のポリアミド成形品。」、「円形構造部
が接合または嵌合に利用されるものである前記のポリア
ミド成形品。」、「円形構造部に接合または嵌合するた
めのねじ状構造が施してある前記のポリアミド成形
品。」、 「a)ポリアミド樹脂がナイロン6またはナイロン66
のいずれかである前記のポリアミド成形品。」、 「b)成形性改良剤が脂肪族アミドである前記のポリア
ミド成形品。」、 「c)高級脂肪酸金属塩がステアリン酸金属塩である前
記のポリアミド成形品。」、 「d)充填材がガラス繊維、炭素繊維、天然又は合成無
機質充填材から選ばれる少なくとも1種以上である前記
のポリアミド成形品。」、
【0006】「少なくとも1個の円形構造部を有する成
形品用のポリアミド樹脂組成物であって、かつ、 a)ポリアミド樹脂 100重量部に対し、 b)脂肪族アミド、脂肪酸及びその誘導体のうちから選
ばれる少なくとも一種の成形性改良剤 0.01〜5.
0重量部、及び、 c)高級脂肪酸金属塩 0.01〜0.5重量部 を含有する成形品用ポリアミド樹脂組成物。」、「ポリ
アミド樹脂組成物が、さらに、d)充填材 0.1〜1
00重量部を含有する前記の成形品用ポリアミド樹脂組
成物。」、「円形構造部が接合または嵌合に利用される
ものである前記の成形品用ポリアミド樹脂組成物。」、
「成形品の円形構造部に接合または嵌合するためのねじ
状構造が施してある前記の成形品用ポリアミド樹脂組成
物。」、 「a)ポリアミド樹脂がナイロン6またはナイロン66
のいずれかである前記の成形品用ポリアミド樹脂組成
物。」、 「b)成形性改良剤が脂肪族アミドである前記の成形品
用ポリアミド樹脂組成物。」、 「c)高級脂肪酸金属塩がステアリン酸金属塩である前
記の成形品用ポリアミド樹脂組成物。」、 「d)充填材がガラス繊維、炭素繊維、天然又は合成無
機質充填材から選ばれる少なくとも1種以上である前記
の成形品用ポリアミド樹脂組成物。」、 からなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について説明する。
本発明において「重量」とは「質量」を意味する。本発
明の円形構造部を有する成形品は、機械的性質に優れ、
またポリアミドのもつ耐熱性、耐薬品性が維持されると
いう大きな特徴を有する。また、射出成形によって容易
に製造することができ、外観も良好である。
【0008】本発明で言う円形構造部とは、1個の成形
品の中にある円筒、円柱、円穴など形状を持った円形部
分を指す。さらに、この円形部分が他の部品と接合、嵌
合することによって部品としてのさらなる機能を発揮す
る構造であることが好ましく、とりわけその円形構造部
に嵌合のためのねじ状構造が施してあることが好まし
い。
【0009】本発明に用いるポリアミドとしては、ナイ
ロン6またはナイロン66が好ましく使用される。本発
明の効果が損なわれない限り、ナイロン46、ナイロン
612、ナイロン610、ナイロン11、ナイロン12
などの脂肪族ポリアミド、ポリ(メタキシリレンアジパ
ミド)、ポリ(ヘキサメチレンテレフタルアミド)、ポ
リ(ヘキサメチレンイソフタルアミド)などの脂肪族−
芳香族ポリアミドの構造単位を含有させることができ
る。
【0010】ポリアミドの重合度のついては特に限定さ
れないが、JIS K6810に従って98%硫酸中濃
度1%、25℃で測定する相対粘度(以下ηrと称
す。)が、1.8〜3.5、好ましくは2.0〜3.
3、より好ましくは2.3〜3.2である。ηrが1.
8未満であると靱性や剛性などの機械的特性が十分に得
られず、3.5以上になると流動性が低下し、成形加工
性が悪化する。
【0011】これらポリアミドは公知の方法で得られ
る。例えば重合方法としては溶融重合、界面重合、溶液
重合、塊状重合、固相重合などの方法が利用され、一般
的には溶融重合が最も適当である。さらに前記のポリア
ミドの低重合体を押出機又は射出成形機に投入し、完全
又は部分的に重合度を増大させ、好適な重合度のポリア
ミドを得ることができる。
【0012】本発明に用いられる成形性改良剤として
は、脂肪族アミド、脂肪酸およびその誘導体が単独また
はその組み合わせで用いることができる。
【0013】脂肪族アミドとしては下記の一般式のもの
が好ましく使用される。
【化1】 R2 CONH−R1 (1) R4 CONH−R3 −NHCOR5 (2) R7 NHCO−R6 −CONHR8 (3) R10CONH−R9 −CONHR11 (4) (式中、各Rは炭化水素基であり、好ましくはR1 は水
素もしくは炭素数1〜35の炭化水素基、R2 、R4
5 、R7 、R8 、R10、R11炭素数1〜35の炭化水
素基、R3 、R6 、R9 は炭素数1〜12の炭化水素基
である。)
【0014】R1 、R4 、R5 、R7 、R8 、R10、R
11の例としてはメチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデ
シル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル
基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル
基、ノナデシル基、エイコサニル基、ヘンエイコサニル
基、ドコサニル基、トリコサニル基、テトラコサニル
基、エチルヘキシル基などが挙げられる。
【0015】また、R3 、R6 、R9 の例としてはメチ
レン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン
基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチ
レン基、オクタメチレン基、ノナメチレン基、デカメチ
レン基、ウンデカメチレン基、ドデカメチレン基、イソ
プロピリデン基、フェニレン基、キシリレン基などが挙
げられる。
【0016】前記脂肪族アミドの例としては、例えばラ
ウリルアミド、ミリスチルアミド、パルミチルアミド、
ステアリルアミド、アイコシルアミド、ベヘニルアミ
ド、オレイルアミドなどのモノアミド、N−ステアリル
ステアリルアミド、N−オレイルオレイルアミド、N−
ステアリルオレイルアミド、N−オレイルステアリルア
ミド、N−オレイルパルミチルアミドなどの置換モノア
ミド、さらにメチレンビスステアリルアミド、メチレン
ビスオレイルアミド、エチレンビスステアリルアミド、
エチレンビスオレイルアミド、ヘキサメチレンステアリ
ルアミドなどのビスアミドが好適に使用される。特に、
脂肪族アミドとしては脂肪族ビスアミドが好適に用いら
れる。
【0017】脂肪酸及びその誘導体とは、脂肪族カルボ
ン酸及び脂肪族カルボン酸と脂肪族2価アルコールとか
ら得られるエステルやその部分ケン化物などであり、カ
ルボン酸の例としてはラウリン酸、ミリスチン酸、バル
ミチン酸、ステアリン酸ノナデカン酸、アラキジン酸、
ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコサン
酸、モンタン酸、メリシン酸、ラクセル酸、オレイン
酸、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジ
ン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、ステア
ロール酸などを挙げることができ、脂肪族2価アルコー
ルの例としてはエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1, 4−ブタンジオール、1, 6−ヘキサンジオ
ール、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。
【0018】前記脂肪酸の誘導体の例としては、ヘキス
トジャパン社のモンタン酸脂肪族2価アルコールエステ
ル“ヘキストワックスE”、ヘキストジャパン社のモン
タン酸脂肪族2価アルコールエステルの部分ケン化物
“ヘキストワックスOP”などのモンタン酸エステル及
びその誘導体、メリシン酸のエチレングリコールエステ
ルおよびその誘導体などが好適に用いられる。
【0019】これら成形性改良剤の配合量としてはポリ
アミド100重量部に対して0.01〜5.0重量部で
あり、好ましくは0.05〜1.0重量部である。0.
05重量部より少ないと良好な離型性が得られず、5.
0重量部より多いと組成物の溶融時における発生ガスが
多くなり、シルバー発生などによって成形品表面の平滑
性が悪化し嵌合性が悪くなる。
【0020】また、本発明においては高級脂肪酸金属塩
が配合される。高級脂肪酸金属塩としては炭素数10以
上25未満、特に12以上22未満の脂肪酸と、周期律
表第I〜III 族の金属とから得られる脂肪酸金属塩が好
ましく用いられる。脂肪酸の例としてはステアリン酸、
バルミチン酸、オレイン酸、アラギン酸、ベヘン酸など
を挙げることができ、金属の例としては亜鉛、カルシウ
ム、リチウム、アルミニウム、バリウム、カリウム、マ
グネシウムなどを挙げることができる。前記の脂肪酸金
属塩の例としては、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸リチウム、ステアリン
酸アルミニウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸
マグネシウムなどが好適に使用される。
【0021】脂肪酸金属塩の配合量としてはポリアミド
100重量部に対して0.01〜0.5重量部であり、
好ましくは0.01〜0.2重量部である。0.01重
量部より少ないと良好なスクリューかみ込み安定性が得
られず、0.5重量部より多いと組成物の溶融時におけ
る発生ガスが多くなり、シルバー発生などによって成形
品表面の平滑性が悪化し嵌合性が悪くなる。
【0022】ポリアミド樹脂では、特に強度を要求され
ることが多く、その場合には充填材を配合することが好
ましい。充填材の添加量としては、ポリアミド樹脂10
0重量部に対し、0.1〜100重量部、より好ましく
は0.1〜50重量部である。充填材をポリアミド樹脂
に添加する方法としては、ポリアミド樹脂を重合後押出
機によって溶融混練する又はドライブレンドして成形機
のホッパーに入れ成形機中で直接混練する方法の他、ポ
リアミド樹脂の重合前又は重合中に添加する方法等が挙
げられる。また、これら充填材の分散性を向上させた
り、樹脂との界面の相互作用を強化させたりする目的
で、充填材に表面処理や有機化処理を行ったり、カップ
リング剤等の添加剤を用いても良い。
【0023】充填材としてはグラファイト、硫酸バリウ
ム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、酸化アンチモン、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化亜鉛、酸化鉄、硫化亜鉛、亜鉛、鉛、ニッケ
ル、アルミニウム、銅、鉄、ステンレス、カオリン、ク
レー、タルク、ワラステナイト、モンモリロナイト、ガ
ラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維等の粒子状、繊維
状、針状、板状充填材が例として挙げられ、特にガラス
繊維、炭素繊維、天然または合成無機物充填材が好まし
い。
【0024】本発明における組成物中には本発明の効果
を損なわない範囲で他の成分、例えば酸化防止剤や耐熱
安定剤(ヒンダードフェノール系、ヒドロキノン系、ホ
スファイト系およびこれらの置換体、ハロゲン化銅、ヨ
ウ素化合物等)、耐候剤(レゾルシノール系、サリシレ
ート系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ヒ
ンダードアミン系等)、離型剤及び滑剤(脂肪族アルコ
ール、ビス尿素及びポリエチレンワックス等)、顔料
(硫化カドミウム、フタロシアニン、カーボンブラック
等)、染料(ニグロシン等)、結晶核剤(タルク、シリ
カ、カオリン、クレー等)、可塑剤(p−オキシ安息香
酸オクチル、N−ブチルベンゼンスルホンアミド等)、
帯電防止剤(アルキルサルフェート型アニオン系帯電防
止剤、4級アンモニウム塩型カチオン系帯電防止剤、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノステアレートのような
非イオン系帯電防止剤、ベタイン系両性帯電防止剤
等)、難燃剤(メラミンシアヌレート、水酸化マグネシ
ウム、水酸化アルミニウム等の水酸化物、ポリリン酸ア
ンモニウム、臭素化ポリスチレン、臭素化PPO、臭素
化PC、臭素化エポキシ樹脂あるいはこれらの臭素系難
燃剤と三酸化アンチモンとの組み合わせ等)、他の重合
体(他のポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィ
ド、液晶ポリマー、ポリエーテルスルフォン、ABS樹
脂、SAN樹脂、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン・α−オレフィン共
重合体、アイオノマー樹脂、SBS、SEBS等)を添
加することができる。
【0025】本発明の成形品は次の点からもその効果を
発揮する。本発明の成形品において接合・嵌合等のため
に使用される円形構造部は真円性が良好なため、接合性
・嵌合性が良い。特に円形構造部にねじ状構造が施して
ある2つの成形品をねじ込みにより嵌合する場合、その
真円性が良好なため、きしみ音がせず、削れ粉等の発生
も無い。
【0026】本発明の円形構造部を有する成形品の具体
的な用途例としては、キャニスター、フューエルストレ
ーナー、オイルリザーバータンク、ラジエタータンク、
フューエルフィルター、ヒーターコアタンク、クーリン
グファン、シリンダーヘッドカバー、ホイールキャッ
プ、バランスシャフトギヤ等のギヤ類、吸排気パイプ等
のパイプ類等の自動車関連部品、コイルボビン、ボビン
カバー、キャスター車輪のタイヤ、自転車用ホイール、
ボールベアリングのハウジング等の機械関連部品、サッ
シの戸車、床面調整用のアジャスター、床下支持具等の
建築資材等であって、円形構造部、特に接合または嵌合
のためのねじ状構造を有するものが挙げられる。
【0027】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を具体的に説明
する。なお、実施例及び比較例に記した試験片の物性測
定は次の方法によって行った。
【0028】(1) 真円度 図1に示す成形品を射出成形機により成形し、三次元測
定器(ミツトヨ製)により真円度を測定した。真円度は
ゲートのある端から10mmの位置の断面を真円度測定
部位4とし、その内円及び外円を測定することにより代
表し、測定点数は24点とした。すなわち、実測円上の
24点を真円で近似し、その真円からの外側への最大偏
差及び内側への最大偏差の和を真円度とした。真円度の
単位はmmであり、この値が小さいほど真円性が良好で
あることを示す。
【0029】(2)嵌合性、きしみ音 接合・嵌合性の評価として、図2に示すモデル的なオス
型、メス型のねじ状部を有する成形品を成形し、ねじ込
み時の嵌合性を良否で、またその時の音の発生の有無で
判断した。
【0030】以下に、実施例1〜11、比較例1〜5を
示すが、これらを与えるポリアミド組成物の組成、得ら
れた成形品の真円度を表1にまとめて示す。
【0031】[実施例1]ヘキサメチレンジアミン−ア
ジピン酸の等モル塩を常法により重合して、ナイロン6
6のペレットを得た。このポリアミドηrを測定したと
ころ2.75であった。このナイロン66ペレット10
0重量部に成形性改良剤としてエチレンビスステアリル
アミド0.4重量部、脂肪酸金属塩としてステアリン酸
アルミニウム0.03重量部を加え、下記条件により真
円度測定用成形品を成形し、真円度を測定した。測定の
結果、表1に示すとおり真円度は良好であった。
【0032】成形条件 射出成形機:東芝機械(株)IS100FA シリンダー温度:280−280−270−260℃ 射出圧力:250Kg/cm2 射出速度:50% 金型温度:80℃(コア側/キャビティ側=80/80
℃) 成形サイクル:射出時間 10秒 冷却時間 15秒
【0033】[実施例2]実施例1と同様のナイロン6
6を使用し、成形性改良剤を“ヘキストワックスOP”
0.4重量部とした以外は実施例1と同様にして成形、
真円度測定を行った。測定の結果、真円度は良好であっ
た。
【0034】[実施例3]実施例1と同様のナイロン6
6を使用し、成形性改良剤をエチレンビスオレイルアミ
ド0.4重量部とした以外は実施例1と同様にして成形
し、同様に真円度を測定したところ、真円度は良好であ
った。
【0035】[実施例4]実施例1と同様のナイロン6
6を使用し、成形性改良剤をエチレンビスステアリルア
ミド0.3重量部及び“ヘキストワックスOP”0.1
重量部とした以外は実施例1と同様にして成形、真円度
測定を行った。測定の結果、真円度は良好であった。
【0036】[実施例5]実施例1と同様のナイロン6
6を使用し、脂肪酸金属塩をステアリン酸カルシウム
0.03重量部とした以外は実施例1と同様にして成
形、真円度測定を行った。測定の結果、真円度は良好で
あった。
【0037】[実施例6]ε−カプロラクタムの水溶液
を常法により重合して、ナイロン6のペレットを得た。
このナイロン6のηrは2.7であった。このナイロン
6ペレットに成形性改良剤としてエチレンビスステアリ
ルアミド0.4重量部、脂肪酸金属塩としてステアリン
酸カルシウム0.03重量部を使用し、シリンダー温度
を250℃とした以外は実施例1と同様にして成形し、
同様に真円度を測定した。結果を表1に示す。測定の結
果、真円度は良好であった。
【0038】[実施例7]実施例6と同様のナイロン6
を使用し、成形性改良剤をエチレンビスステアリルアミ
ド0.3重量部及び“ヘキストワックスOP”0.1重
量部とした以外は実施例6と同様にして成形、真円度測
定を行った。測定の結果、真円度は良好であった。
【0039】[実施例8]実施例6と同様のナイロン6
を使用し、脂肪酸金属塩をステアリン酸バリウム0.0
3重量部とした以外は実施例6と同様にして成形、真円
度測定を行った。測定の結果、真円度は良好であった。
【0040】[実施例9]実施例1で使用したナイロン
66ペレット85重量部と繊維径13μm、ストランド
長1.5mmのガラス繊維15重量部とをドライブレン
ドしてシリンダー温度280℃、スクリュー回転数15
0rpmの条件で2軸押出機によって溶融混練を行い、
押出ガットを冷却後ペレタイズしてペレットを得た。こ
のペレット100重量部に成形性改良剤としてエチレン
ビスステアリルアミド0.4重量部、脂肪酸金属塩とし
てステアリン酸アルミニウム0.03重量部を加え、射
出圧力以外は実施例1と同様にして成形、さらに実施例
1と同様にして評価したところ、真円度は良好であっ
た。
【0041】[実施例10]実施例1で使用したナイロ
ン66ペレット85重量部と平均粒径0.8μmのカオ
リン15重量部とをシリンダー温度280℃、スクリュ
ー回転数150rpmの条件で2軸押出機によって溶融
混練を行い、押出ガットを冷却後ペレタイズしてペレッ
トを得た。このペレット100重量部に成形性改良剤と
してエチレンビスステアリルアミド0.4重量部、脂肪
酸金属塩としてステアリン酸アルミニウム0.03重量
部を加え、射出圧力以外は実施例1と同様にして成形、
さらに実施例1と同様にして評価したところ、真円度は
良好であった。
【0042】[実施例11]充填材として有機化したモ
ンモリロナイトを使用し、その製法としては以下のごと
く一般的なアミノ酸によるインターカレーションを用い
た。すなわち、モンモリロナイトを水中に分散させ、こ
れに12−アミノドデカン酸と濃塩酸を加え攪拌、水洗
した後吸引ろ過し、含水状態のモンモリロナイト複合体
を得た。次にヘキサメチレンジアミン−アジピン酸の等
モル塩100重量部と上記製法によって得られたモンモ
リロナイト複合体3重量部を重合缶に仕込み、常法によ
り重合し、モンモリロナイトを分散させた複合組成物を
得た。この樹脂組成物に実施例1と同量のエチレンビス
ステアリルアミド及びステアリン酸アルミニウムを添加
して、実施例1と同様にして成形し、評価したところ、
真円度は良好であった。
【0043】[比較例1〜2]実施例1で得られたナイ
ロン66、実施例6で得られたナイロン6のみを使用し
て、実施例1および6と同様の条件で成形し、同様に真
円度測定及び嵌合性評価してその結果を表1に示した。
実施例に比べ真円度が良いものは得られなかった。
【0044】[比較例3]実施例1と同様のナイロン6
6を使用し、成形性改良剤をエチレンビスステアリルア
ミド6.0重量部とした以外は実施例1と同様にして成
形し、同様に真円度を測定したところ、実施例に比べ真
円度が良いものは得られなかった。
【0045】[比較例4]実施例1と同様のナイロン6
6を使用し、成形性改良剤をエチレンビスステアリルア
ミド0.005重量部とした以外は実施例1と同様にし
て成形し、同様に真円度を測定したところ、実施例に比
べ真円度が良いものは得られなかった。
【0046】[比較例5]実施例1と同様のナイロン6
6を使用し、脂肪酸金属塩をステアリン酸アルミニウム
1.0重量部とした以外は実施例1と同様にして成形
し、同様に真円度を測定したところ、実施例に比べ真円
度が良いものは得られなかった。
【0047】
【表1】
【0048】以下に、実施例12〜22、比較例6〜1
0を示すが、これらを与えるポリアミド組成物の組成、
得られた成形品のねじ込み、きしみ音の評価結果を表2
にまとめて示す。
【0049】[実施例12]実施例1で使用したポリア
ミド組成物を用いて図2に示す嵌合性評価用成形品を成
形した。真円度は良好であり、嵌合性を評価したとこ
ろ、ねじ込みでの嵌合性は良好で、最後までねじ込むこ
とができ、その時にきしみ音の発生もなかった。
【0050】[実施例13〜22]実施例12と同様に
して、実施例2〜11で使用したポリアミド組成物を用
いて嵌合性評価を行った。結果を表2に示す。嵌合性は
良好で、きしみ音は無いかわずかであった。また真円度
も良好であった。
【0051】[比較例6〜10]比較例1〜5で使用し
たポリアミドもしくはポリアミド組成物を用いて、実施
例9〜14と同様に嵌合性の評価を行った。結果を表2
に示す。嵌合性は良くなく、最後までねじ込むことがで
きず、きしみ音の発生がみられた。
【0052】
【表2】
【0053】
【発明の効果】本発明のポリアミド組成物からなる円形
構造を有する成型品は、優れた機械特性、耐熱性、耐薬
品性を有する。また、円形構造部が優れた真円性を有
し、特にその円形構造部を接合・嵌合に使用する場合、
接合・嵌合性が良好で付加価値の高い成形品を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例および比較例における真円度測
定用成形品の形状および真円度測定位置を示す説明図で
ある。((A)は正面図、(B)は右正面図)
【図2】本発明の実施例および比較例における嵌合性評
価用成形品のオス型、メス型を示す図である。(6のメ
ス型は断面図である。)
【符号の説明】
1…スプル 2…ゲート 3…本体 4…真円度測定位置 5…オス型 6…メス型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 7/02 C08K 7/02 C08L 77/00 C08L 77/00 // B29K 77:00

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミド樹脂組成物からなる、少なく
    とも1個の円形構造部を有する成形品において、ポリア
    ミド樹脂組成物が、 a)ポリアミド樹脂 100重量部に対し、 b)脂肪族アミド、脂肪酸及びその誘導体のうちから選
    ばれる少なくとも一種の成形性改良剤 0.01〜5.
    0重量部、及び、 c)高級脂肪酸金属塩 0.01〜0.5重量部 を含有することを特徴とするポリアミド成形品。
  2. 【請求項2】 ポリアミド樹脂組成物が、さらに、 d)充填材 0.1〜100重量部を含有する請求項1
    記載のポリアミド成形品。
  3. 【請求項3】 円形構造部が接合または嵌合に利用され
    るものである請求項1又は2記載のポリアミド成形品。
  4. 【請求項4】 円形構造部に接合または嵌合するための
    ねじ状構造が施してある請求項3記載のポリアミド成形
    品。
  5. 【請求項5】 a)ポリアミド樹脂がナイロン6または
    ナイロン66のいずれかである請求項1〜4いずれかに
    記載のポリアミド成形品。
  6. 【請求項6】 b)成形性改良剤が脂肪族アミドである
    請求項1〜5いずれかに記載のポリアミド成形品。
  7. 【請求項7】 c)高級脂肪酸金属塩がステアリン酸金
    属塩である請求項1〜6いずれかに記載のポリアミド成
    形品。
  8. 【請求項8】 d)充填材がガラス繊維、炭素繊維、天
    然又は合成無機質充填材から選ばれる少なくとも1種以
    上である請求項2〜7いずれかに記載のポリアミド成形
    品。
  9. 【請求項9】 少なくとも1個の円形構造部を有する成
    形品用のポリアミド樹脂組成物であって、かつ、 a)ポリアミド樹脂 100重量部に対し、 b)脂肪族アミド、脂肪酸及びその誘導体のうちから選
    ばれる少なくとも一種の成形性改良剤 0.01〜5.
    0重量部、及び、 c)高級脂肪酸金属塩 0.01〜0.5重量部 を含有することを特徴とする成形品用ポリアミド樹脂組
    成物。
  10. 【請求項10】 ポリアミド樹脂組成物が、さらに、 d)充填材 0.1〜100重量部 を含有する請求項9記載の成形品用ポリアミド樹脂組成
    物。
  11. 【請求項11】 円形構造部が接合または嵌合に利用さ
    れるものである請求項9又は10記載の成形品用ポリア
    ミド樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 成形品の円形構造部に接合または嵌合
    するためのねじ状構造が施してある請求項9〜11のい
    ずれかに記載の成形品用ポリアミド樹脂組成物。
  13. 【請求項13】 a)ポリアミド樹脂がナイロン6また
    はナイロン66のいずれかである請求項9〜12いずれ
    かに記載の成形品用ポリアミド樹脂組成物。
  14. 【請求項14】 b)成形性改良剤が脂肪族アミドであ
    る請求項9〜13いずれかに記載の成形品用ポリアミド
    樹脂組成物。
  15. 【請求項15】 c)高級脂肪酸金属塩がステアリン酸
    金属塩である請求項9〜14いずれかに記載の成形品用
    ポリアミド樹脂組成物。
  16. 【請求項16】 d)充填材がガラス繊維、炭素繊維、
    天然又は合成無機質充填材から選ばれる少なくとも1種
    以上である請求項9〜15いずれかに記載の成形品用ポ
    リアミド樹脂組成物。
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