JPH1142292A - 消火栓装置 - Google Patents
消火栓装置Info
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- JPH1142292A JPH1142292A JP19820097A JP19820097A JPH1142292A JP H1142292 A JPH1142292 A JP H1142292A JP 19820097 A JP19820097 A JP 19820097A JP 19820097 A JP19820097 A JP 19820097A JP H1142292 A JPH1142292 A JP H1142292A
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Abstract
て消火活動が容易且つ迅速にできる。 【解決手段】ノズル5付きのホース6の引出し時に、ホ
ースリール3にホース巻出し方向の回転力を付与してホ
ース引出し力を低減させる巻出アシスト機構を設ける。
巻出アシスト機構は、加圧消火用水をノズル付きホース
6に供給することにより駆動される水車機構とする。ノ
ズル付きホース6を引き出した際のホースに加わる張力
を張力検出ピン7で検出して巻出アシスト機構を作動さ
せる。
Description
されて車両火災の消火に使用される消火栓装置に関し、
特に、火災時に扉を開きノズルから放水しながらリール
に巻かれたホースを引き出して消火する消火栓装置に関
する。
ンネルに設置された消火線装置としては、例えば実公平
3−37646号のものが知られている。このような消
火栓装置にあっては、トンネル壁面に設置されたキャビ
ネットケースの扉内に、ノズル付きのホースをリールに
巻いた状態で収納している。火災時には、扉を開くこと
で扉内側に設置しているリールがキャビネットの前に露
出し、ノズル付きホースを引き出すことができる。この
種の消火栓装置にあっては、消火栓の一人操作を想定し
ており、このため扉内に設置している放水レバーを開位
置に操作してノズルから加圧消火用水を放水させ、ノズ
ルから放水しながらホースを引き出して消火する。
うな従来の消火栓装置にあっては、消火用水を放水しな
がら一人でリールからホースを引き出す必要があるた
め、かなり力を入れて勢いよく引き出す必要があり、ホ
ースの引出し長さが長くなると放水中のホースの重量も
加わって更に大きな力を必要とし、ホースを十分に引き
出せずに消火活動に支障を来たす恐れがあった。
ホースをリールに巻き戻す復旧作業を必要とするが、比
較的剛性の高いゴム製のホースをリールに巻き取らなけ
ればならないため、ホースを持ってリールに押し込むよ
うにして巻き取らなければならない。またリールに巻き
取る際には、次に使用する際にホースが引き出しにくく
なることを避けるため、リール上にホースが順序良く整
列するように巻き取らなければならない。このためホー
スをリールに巻き取る復旧作業が大変で時間がかかると
いう問題があった。
てなされたもので、消火時に軽い力でホースを引き出せ
るようにして消火活動が容易且つ迅速にできる消火栓装
置を提供することを目的とする。更に本発明は、引き出
したホースをリールに巻き取る復旧作業が容易且つ迅速
にできるようにした消火栓装置を提供することを目的と
する。
本発明は次のように構成する。まず本発明は、開閉自在
な扉を備えた筐体内にノズル付きのホースをリールに巻
き回した状態で収納し、消火時に扉を開いてノズル付き
ホースを引き出して消火するトンネル等に設置された消
火栓装置を対象とする。
ては、ノズル付きホースの引き出し時に、リールにホー
ス巻出し方向の回転力を付与してホース引出し力を低減
させる巻出アシスト機構を設けたことを特徴とする。こ
のような巻出アシスト機構が設けられたことで、例えば
40Kg程度を必要としたホース引出し力が、巻出アシ
スト機構で例えば10Kgの補助動力を加えることで、
30Kg程度に低減でき、この程度の力であれば大人一
人の力でノズルから放水しながら比較的簡単に火災車両
の近くまで引き出すことができ、ホースの引出し距離が
長くなって引出し力が増加しても十分に対応できる。
ル付きホースに供給することにより駆動される水車機構
とする。この水車機構によれば、加圧消火用水を駆動源
に利用でき、またリールに水車機構が一体化できるため
に小型化できる。更に、ノズル付きホースを引き出した
際のホースに加わる張力を検出して巻出アシスト機構を
作動させるコントローラを設ける。これにより人為的に
特別な操作を必要とすることなく、ホースを引き出すだ
けで巻出アシスト機構が作動してホース引き出しを助け
ることができる。
ルに巻き取る際に、リールにホース巻取り方向に回転力
を加えてホース巻取り力を低減させる巻取アシスト機構
を設けたことを特徴とする。このような巻取アシスト機
構が設けられることで、ホースを軽く送り込むだけでリ
ールに巻き取ることができ、重量と剛性のあるゴム製の
ホースであっても容易にリールに巻き取ることができ、
復旧が短時間で済む。
とする回転駆動機構とする。この場合、装置に固定設置
しておくことは、構造が複雑化し設置スペースも必要に
なることから、電動モータを駆動源とした可搬自在なユ
ニットとして構成された回転駆動機構として巻取アシス
ト機構を設け、ホース巻取時にリールの回転軸に装着し
て駆動することによりホース巻取り力を低減させる。
排水系統に流すことにより駆動される水車機構であって
もよい。更に、巻取アシスト機構は、リールによるホー
ス巻取りに連動してリール上のホース位置を整列させる
ホース整列機構を備える。このホース整列機構を設けた
ことで、係員はリース上でのホースの位置を気にするこ
となく単にホースをリールに軽く送り込むだけでよく、
ホース巻取りが容易で且つ次のホース引出しに支障を来
たさないようにホースを順序よく巻き取ることができ
る。
形態であり、キャビネットケースの扉を開いた状態で表
わしている。図1において本発明の消火栓装置は、キャ
ビネットケース1を例えばトンネル壁面に埋め込み状態
で設置しており、キャビネットケース1の前部に下部を
支点として上下に開閉自在な扉2を備えている。扉2の
内部にはホースリール3が回転自在に設けられ、ホース
リール3には例えば25メートルの長さをもったホース
4が巻き込まれり、ホース4の先端にはノズル5が装着
されている。
分にはガイドゲート6が設けられる。ガイドゲート6は
一対のガイドローラ6aを扉2の裏面に起立し、その上
部をガイドアーム6dで連結しており、ガイドゲート6
を通してホース4を引き出すことにより、ホース4をホ
ースリール3に対し左右いずれの方向に引き出してもガ
イドローラ6aによって滑らかに引き出せるようにして
いる。
8が設けられる。ホース整列機構8は、ホースリール3
にホース4を巻き取る際にホースリール3のドラム上に
順番にホースが整列されるように、後の説明で明らかに
されるホース4の引き込みに連動した上下駆動でホース
リール3に対するホース4の巻込み位置を案内する。更
にホース整列機構8の背後には張力検出ピン7が突出し
ている。張力検出ピン7は扉2の内部に収納されている
ホース4の張力検出機構のレバーから突出しており、ホ
ース4を引き出す際のホースの引っ張りで張力検出ピン
7を動かし、これによって、内蔵したリミットスイッチ
によりホース4の引出しを検出するようにしている。
しが検出されると、例えば放水レバー70aを開にする
と、ホースリール3の下部に設置している例えば水車ユ
ニットを用いた巻出アシスト機構が作動してホースリー
ル3をホース4の巻出方向、この場合にはホースリール
3を上から見て反時計回り方向に回転するように補助的
な駆動力を付与する。
側にはコネクタ10とスイッチ11が設置されている。
このコネクタ10は、電動モータを用いた可搬自在な巻
出アシストユニットのコネクタケーブルの接続による電
源供給に使用され、コネクタ10に巻出アシストユニッ
トのコネクタケーブルを接続した状態でスイッチ11を
オンすることで電源供給ができる。
火器収納扉12が設けられ、消火器収納扉12の上部に
は、発信機14及び火災灯15等を備えた火災報知盤1
3が形成されている。図2は図1のホースリール3の下
部に一体に設置された巻出アシスト機構として動作する
巻出水車ユニットの実施形態をホースリールと共に示し
ている。
板19a,19bを中央のドラム部18の両側に固定し
ており、このドラム部18にはホース4が破線のように
巻き込まれている。ホースリール3は、円周方向に複数
配置した支持アーム17で固定した上下の固定フレーム
16a,16bでなる収納部の中に、上側の軸受部20
及び下側の軸受部22をもって回転自在に装着されてい
る。下側の軸受部22の下部には巻出水車ユニット21
が設けられる。巻出水車ユニット21は、図3の下側か
ら見て一部破断した説明図から明らかなように、カバー
27をリング状のケーシング28にねじ止め固定してお
り、その中に複数枚のインペラ29aを備えた水車29
を回転軸管31に対する固着で、固定側となるインレッ
ト固定軸管30に対し回転自在に装着している。
21及びホースリール3を備えた軸受部22の内部は、
ホース側に対し加圧消火用水を供給する配管路となって
おり、この軸受部22内の配管路に対し電磁弁25A,
25Bを配管23a,23b,23cによって接続して
いる。また電磁弁25Aから分岐した配管23dは、巻
出水車ユニット21の水車ノズル部24に連結されてい
る。水車ノズル部24は図3のノズル穴24aに示すよ
うに、水車29のインペラ29aに対し配管により供給
された加圧消火用水を供給するようにしている。
で閉じており、図1において、ホース4を引き出して張
力検出ピン7の動きによりホース引出しが検出される
と、後の説明で明らかにするコントローラによる通電を
受けて開放し、配管23aに供給されている加圧消火用
水を電磁弁25Aを介して巻出水車ユニット21に供給
すると同時に、電磁弁25Bを介してホースリール3の
ホース4に供給する。
ト21に供給された加圧消火用水は、図3のように、ノ
ズル穴24aから水車29のインペラ29aに当たって
回転力を付与した後、中央に設けている回転軸管31の
外側部分を通って図2の配管23dの部分に流出され、
電磁弁25B側から流入した消火用水と合流してホース
接続部26よりホース4に供給されるようになる。
る軸受部22を取り出して軸方向の半断面で表わしてい
る。巻出水車ユニット21の軸受部22は、下側からイ
ンレット固定軸管30、中央の回転軸管31及び上部の
アウトレット軸管32で構成される。中央の回転軸管3
1の水車軸部31aには、ロックピン38により水車2
9が固定されている。
7とケーシング28が位置し、カバー27及びケーシン
グ28は固定側となり、この固定側となるカバー27及
びケーシング28に対し、水車29を固定した回転軸管
31を下側のベアリング33と上側のベアリング39に
より回転自在に支持している。下側のベアリング33
は、ベアリングケースを水車ユニット21のカバー27
に固着しており、ベアリング33のケース外側のねじ部
に対しては下側より固定リング34がねじ込まれ、固定
リング34の内側にシール35を介在させて水漏れを防
いでいる。
ング34の中に嵌め入れており、この嵌込み部分には、
ねじ込み固定されたスペーサ37により位置決めされる
Oリング36を介在させている。インレット固定軸管3
0の位置は、図2のように、配管23a〜23c側を扉
内に固定設置した状態でその位置が決まり、図4のよう
に固定設置状態でインレット固定軸管30の上部を、O
リング36を介して回転軸管31を回転自在に支持して
いる固定リング34の開口部に嵌め込むようにしてい
る。
ベアリング39は、ケーシング28の中央部の円筒状の
軸部28aに対し、アウトレット軸管32を嵌め込むこ
とで配置され、ベアリング39の内側にはシール40が
設けられて水漏れを防いでいる。アウトレット軸管32
の下端部は、そのフランジによりホースリール3の下側
の面板19bに対し、ボルト41とナット42により締
め付け固定されている。
ペーサ44を間に介してボルト43を回転軸管31の側
面にねじ込むことで回転軸管31に固定され、回転軸管
31と一体となってアウトレット軸管32は回転する。
このアウトレット軸管32は先端にネジ部32bをもっ
ており、ネジ部32bに対しては、図2のように配管2
3dとなるエルボがねじ込まれ、ホース接続部26によ
ってホース4を接続することになる。
ように、消火用水の加圧供給を受けた水車29の回転は
回転軸管31に伝えられ、回転軸管31と一体にアウト
レット軸管32を介してホースリール3の面板19bを
回転することで、水車29の駆動力をホースリール3に
伝えてホース引出し力をアシストする。図5は図1の張
力検出ピン7を突出した扉2内に組み込まれる張力検出
機構の説明図である。図5(A)はホース4の収納状態
における張力検出機構45であり、レバー46を支点軸
47に対し回動自在に装着しており、レバー46の先端
に張力検出ピン7を起立している。レバー46の支点軸
47の反対側にはバネ48が設けられ、レバー46の張
力検出ピン7側の途中に設けたブレーキパッド49をホ
ースリール3の面板の側面に押圧して制動停止を掛けて
いる。
チ50が設けられ、リミットスイッチ50のスイッチ作
動片は図示のホース収納状態でレバー46による押圧を
受けてスイッチオフの状態となっている。このホース引
き込み状態にあっては、先端にノズル5を備えたホース
4はちよう力が加わっていないことから、バネ48の力
によるレバー46の張力検出ピン7の押圧を受けて図示
のように屈曲し、ブレーキパッド49をホースリール3
の側面に押圧して制動停止を掛けると同時に、リミット
スイッチ50をオフ状態としている。
図5(B)のように引き出すと、ホース4に張力が加わ
ることで張力検出ピン7がバネ48に抗してレバー46
を外回りに回動させ、ブレーキパッド49をホースリー
ル3の周面から離すことで制動を解除し、同時にリミッ
トスイッチ50のスイッチ作動片を離すことで、スイッ
チオンによりホース4の引出し検出ができる。
出し検出が行われると、図2に示した電磁弁25A,2
5Bの両方にコントローラから通電されて開き、巻出水
車ユニット21に対する加圧消火用水の供給でホースリ
ール3のアシスト駆動が行われる。図6は図4の消火栓
装置に適用される巻取アシスト機構の実施形態であり、
可搬自在な携帯型の巻取アシストユニットを使用したこ
とを特徴とする。
えたホースリール3の上部の固定フレーム16aの中央
部には開口穴65が設けられており、この開口穴65の
中にホースリール3の上部の軸受部20から延在した連
結軸部66を配置している。連結軸部66に対しては、
ホースリールの巻取駆動のアシストを行うための巻取ア
シストユニット61を装着することができる。
のモータ62の出力の先端に連結軸部66の端面に付属
して駆動力を伝達するカップリング64を備えている。
またカップリング64の周囲には円板状のリング基部を
モータ62に対し支持した支持フレーム63が装着され
ており、支持フレーム63をホースリール3側の固定フ
レーム16aに乗せた状態でカップリング64をホース
リール3の連結軸部66に装着できるようにしている。
らはコネクタケーブル68が引き出されており、巻取ア
シストユニット61を使用する際には、このコネクタケ
ーブル68のコネクタを図1のキャビネットケース1の
扉2を開いた内側に設けているコネクタ10に接続し、
スイッチ11をオンすることでモータ62に対する電源
供給が行われる。
2の側面にはスイッチ67が設けられており、スイッチ
67のオン操作でモータ62を回転して、カップリング
64により連結軸部66を介してホースリール3の巻取
回転のアシストを行うようにしている。尚、図6の巻取
アシストユニット61にあっては、人為的に固定フレー
ム63によってホースリール3の固定フレーム16a上
に装着するようにしているが、固定フレーム16a側に
巻取アシストユニット61を支持固定するためのネジ付
き蝶ナット等を予め設けておくことで、巻取アシストユ
ニット61を簡単にホースリール3側に取付け固定して
ホースリールの巻取を行うこともできる。
61の装着によるホース巻取時のホースリールの回転に
連動して作動するホース整列機構8の説明図である。ホ
ース整列機構8は扉裏板2aに対しネジシャフト51を
回転自在に装着しており、ネジシャフト51にはナット
状のネジ穴を備えたリフタ56がねじ込まれている。ネ
ジシャフト51の下部にはプーリ52が装着され、プー
リ52に対してはベルト55を介してモータ53のプー
リ54と連結されている。
にガイドシャフト57を起立しており、ガイドシャフト
57にはガイドリフタ58が上下方向に摺動自在に組み
込まれている。ネジシャフトのリフタ56とガイドシャ
フト57のガイドリフタ58に対しては、支持アーム5
9によってホースリング60が装着されており、このホ
ースリング60を通して図1のように、先端にノズル5
を備えたホース4を引き出している。
ユニット61によりホースリール3を巻取方向に回転さ
せた際に連動して回転駆動され、ネジシャフト51の一
方向の回転でリフタ56を例えば上昇させ、リフタ56
が最上部にくると逆転して下降させる上下方向の往復移
動を行わせる。このようなホース整列機構8におけるリ
フタ56によるホースリング60の上下方向の動きで、
図6のホースリール3のようにドラム18の外側に順番
に並べて整列した状態でホース4を巻き取ることができ
る。またモータ53の回転駆動はステップ的でよく、例
えばリール1回転を検出するごとにホース直径分だけリ
フタ56を移動するように断続的に駆動すればよい。
明の消火栓装置における加圧消火用水の配管系統とコン
トローラによる制御系統の説明図である。まず配管系統
にあっては、加圧消火用水が供給される配管23は放水
弁70に接続される。この放水弁70は放水レバー70
aを有し、放水レバー70aを開位置に操作することで
加圧消火用水を二次側に供給する。放水レバー70aは
図1のように、キャビネットケース1から手前に開いた
扉2の手前側の操作し易い位置に設けられており、図示
の閉鎖位置から手前に倒すことで開放位置に作動でき
る。
が設けられ、二次側を規定の放水圧力となるように調整
する。調圧弁69の二次側は2系統に分岐され、電磁弁
25Aを介して巻出水車ユニット21に接続され、巻出
水車ユニット21からの流出側の管路は電磁弁25Bの
二次側に連結して合流した後、先端にノズル5を備えた
ホース4に接続されている。
出機構45のリミットスイッチ50からのホース引出し
検出信号E1が入力され、このホース引出し検出信号E
1がオンするとコントローラ72は電磁弁25A,25
Bに駆動信号E2を出力して通電することにより開放動
作させる。またコントローラ72は、図6に示したコネ
クタケーブル68により接続される巻取アシストユニッ
ト61のモータ62に対する駆動信号E3、及び図7に
示したホース整列機構8に設けているモータ53に対す
る駆動信号E4を出力する機能も備える。
ネットケース1から扉2を開いて且つ放水レバー70a
を引くと動作状態となり、この状態でホース4を引き出
したときの張力検出に伴うリミットスイッチ50のオン
によるホース引出し検出信号E1を受けて、電磁弁25
A,25Bに対する駆動信号E2の出力で加圧消火用水
を巻出水車ユニット21に供給してホースリールの駆動
力を補助するアシスト駆動を行い、同時にホース4に加
圧消火用水を供給してノズル5から放出させるようにな
る。
61を接続したホース巻取作業の際には、巻取アシスト
ユニット61に設けているスイッチ67の操作によるモ
ータ62の回転による駆動信号E3をコントローラ72
で検出して、図7に示したホース整列機構8に設けてい
るモータ53の駆動でホースの巻込みを順番にするよう
に整列させる。
であり、図2の巻出水車ユニット21に加えて、ホース
リールの巻取りに使用する巻取水車ユニットを新たに設
けたことを特徴とする。図9において、ホースリール3
及び巻出水車ユニット21は図2の実施形態と同じであ
り、これに加えて巻出水車ユニット21の下部に巻取水
車ユニット71を配置している。巻取水車ユニット71
は、巻出水車ユニット21に対し水車の回転方向が逆方
向となるように、例えば巻出水車ユニット21と同じも
のを上下を逆にして配置している。
は、図2と同じであるが、これに加えて巻取水車ユニッ
ト71に対しては、加圧消火用水が供給される配管23
fに続いて電磁弁25Cを設け、続いて配管23gによ
って巻取水車ユニット71の水車ノズル部74に接続し
ている。更に巻出水車ユニット21に加圧消火用水を供
給してアシスト回転させたときの加圧消火用水は、ノズ
ルではなく排水系統に流す必要があることから、巻出水
車ユニット21及び巻取水車ユニット71の軸受部に対
する配管23cの反対側に排水用の配管23hを接続
し、続いて排水用の電磁弁25Dを設け、配管23によ
って排水系統に接続する。
ユニット21と巻取水車ユニット71を設けた場合の配
管系統とコントローラの制御系統の説明図である。まず
配管系統については、図8の巻出水車ユニット21に対
する配管系に加え、調圧弁69の二次側を更に分岐し、
電磁弁25Cを介して巻取水車ユニット71に加圧消火
用水を供給している。また巻取水車ユニット71からの
配管を電磁弁25Dを介して配管系に接続している。
し検出用のリミットスイッチ50からのホース引出し検
出信号E1とホース整列機構8のモータ53を駆動する
ための駆動信号E4が出力されているが、ホース巻取り
のアシストは図6の巻取アシストユニット61の代わり
に巻取水車ユニット71を設けていることから、電磁弁
25C,25Dに対する駆動信号E5となる。またコン
トローラ72に対しては巻取動作を知らせるための巻取
スイッチ74が設けられる。
1のようにキャビネットケース1から扉2を開いた状態
で動作状態となり、放水レバー70aを手前の開位置に
操作してノズル5より消火用水を放水しながらホース4
を引き出したときのリミットスイッチ50のオンによる
ホース引出し検出信号E1を受けて、駆動信号E2によ
り電磁弁25A,25Bをオンし、ホース4に対する消
火用水の供給及び巻出水車ユニット21に対する消火用
水の供給によるアシストを行わせる。このとき電磁弁2
5C,25Dに対する駆動信号E5はオフであり、電磁
弁25C,25Dは共に閉じている。
取る際には、放水レバー70aを手前の開位置に操作し
たままでコントローラ72に対して設けている巻取スイ
ッチ74をオンする。このためコントローラ72は、駆
動信号E5をオンとし、電磁弁25C,25Dに通電し
てそれぞれ開く。加圧消火用水は、電磁弁25Cを通っ
て巻取水車ユニット71に流れ込み、巻取水車ユニット
71を通った消火用水は電磁弁25Dから排水されるこ
とになる。
た巻取水車ユニット71の駆動力でホースリールのアシ
スト回転が行われ、軽くホースをリールに押し込むだけ
で簡単に巻き取ることができる。またホース巻取りと同
時にコントローラ72は、モータ53を駆動して図7の
ホース整列機構8を動作させており、ホース巻取りに伴
うホース整列により、ホースリール3のドラム部18に
順番にホースが整列される。
として巻出水車ユニットを設けた場合を例にとっている
が、水車ユニットの代わりに電動モータを使用してもよ
いことはもちろんである。更に上記の実施形態は、ホー
スリールに巻出アシスト機構と巻取アシスト機構の両方
を設けた場合を例にとっているが、本発明の消火栓装置
にあっては、少なくとも巻出アシスト機構のみを設けた
ものであってもよい。この点は、逆にホース巻取アシス
ト機構のみを設けたものであってもよい。
ば、ホースリールに対する巻出アシスト機構を設けたこ
とで、従来、ホースの巻出しにかなりの力を必要として
いたものが、巻出アシストによる駆動力の付与で人為的
に引き出す力を低減でき、大人一人の力でノズルから放
水しながら比較的簡単に火災現場の近くまでホースをリ
ールから引き出すことができ、ホースの引出し距離が長
くなっても十分に対応することができる。
スをホースリールに巻き取る際に、ホースリールにホー
ス巻取方向に回転力を加えて人為的なホース巻取力を低
減させる巻取アシスト機構を設けたことで、ホースを軽
くホースリールに送り込むだけで巻き取ることができ、
重量と剛性のあるホースであっても容易にリールに巻き
取ることができ、消火栓装置の復旧作業が容易で且つ短
時間にできる。
スリールのドラムに対するホースの巻取位置を順番に並
べるホース位置を整列させるホース整列機構を設けたこ
とで、リール上におけるホースの巻取位置を気にするこ
となくホースをホースリールに軽く送り込むだけでよ
く、次のホース引出しに支障をきたさないようにホース
を順序よく簡単に巻き取ることができる。
明図
リールの説明図
構の説明図
の説明図
明図
本発明の実施形態の説明図
ーラの制御系統の説明図
Claims (8)
- 【請求項1】開閉自在な扉を備えた筐体内にノズル付き
のホースをリールに巻き回した状態で収納し、消火時に
前記扉を開いてノズル付きホースを引き出して消火する
消火栓装置に於いて、 前記ノズル付きホースの引出し時に、前記リールにホー
ス巻出し方向の回転力を付与してホース引出し力を低減
させる巻出アシスト機構を設けたことを特徴とする消火
栓装置。 - 【請求項2】請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記
巻出アシスト機構は、加圧消火用水を前記ノズル付きホ
ースに供給することにより駆動される水車機構であるこ
とを特徴とする消火栓装置。 - 【請求項3】請求項1記載の消火栓装置に於いて、更
に、前記ノズル付きホースを引き出した際のホースに加
わる張力を検出して前記巻出アシスト機構を作動させる
コントローラを設けたことによって駆動される水車機構
であることを特徴とする消火栓装置。 - 【請求項4】請求項1記載の消火栓装置に於いて、更
に、前記ノズル付きホースを前記リールに巻き取る際
に、前記リールにホース巻取り方向に回転力を加えてホ
ース巻取り力を低減させる巻取アシスト機構を備えたこ
とを特徴とする消火栓装置。 - 【請求項5】請求項4記載の消火栓装置に於いて、前記
巻取アシスト機構は、電動モータを駆動源とする回転駆
動機構であることを特徴とする消火栓装置。 - 【請求項6】請求項5記載の消火栓装置に於いて、前記
巻取アシスト機構は、電動モータを駆動源とした可搬自
在なユニットとして構成された回転駆動機構であり、ホ
ース巻取時に前記リールの回転軸に装着して駆動するこ
とによりホース巻取り力を低減させることを特徴とする
消火栓装置。 - 【請求項7】請求項3記載の消火栓装置に於いて、前記
巻取アシスト機構は、加圧消火用水を排水系統に流すこ
とにより駆動される水車機構であることを特徴とする消
火栓装置。 - 【請求項8】請求項4乃至7のいずれかに記載の消火栓
装置に於いて、前記巻取アシスト機構は、前記リールに
よるホース巻取りに連動してリール上のホース位置を整
列させるホース整列機構を備えたことを特徴とする消火
栓装置。
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