JPH11347144A - 消火栓装置 - Google Patents

消火栓装置

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JPH11347144A
JPH11347144A JP15740798A JP15740798A JPH11347144A JP H11347144 A JPH11347144 A JP H11347144A JP 15740798 A JP15740798 A JP 15740798A JP 15740798 A JP15740798 A JP 15740798A JP H11347144 A JPH11347144 A JP H11347144A
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JP
Japan
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reel
hose
pair
guide
weights
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JP15740798A
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English (en)
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Kiyoshi Watanabe
洌 渡辺
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Hochiki Corp
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Hochiki Corp
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な機構構造により消火時に軽い力でホース
を引き出せるようにする。 【解決手段】リール5の側面の直径上に中心を挟んで一
対のガイドレール27a,27b と27c,27d を分離配置し、各
々に一対のウェイト28a,28b と28c,28d を移動自在に装
着する。リール側面に相対してガイドプレート30を固
定配置する。カイドプレート30には、中心からリール
回転方向に位置するリール周縁に沿って略扇状にガイド
溝32を形成し、リール5の回転に伴って一対のウェイ
ト28a,28b と28c,28d をガイド溝32に沿ってリール中
心に対し180°異なる位置を保持したまま周回移動さ
せ、リール5に回転モーメントを加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル等に設置
されて車両火災の消火に使用される消火栓装置に関し、
特に、火災時に扉を開きリールに巻かれたホースを引き
出して消火する消火栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速道路や自動車専用道路等のト
ンネルに設置された消火線装置としては、例えば実公平
3−37646号のものが知られている。このような消
火栓装置にあっては、トンネル壁面に設置されたキャビ
ネットケースの扉内に、30メートル以上のノズル付き
のホースをリールに巻いた状態で収納している。火災時
には、扉を開くことで扉内側に設置しているリールがキ
ャビネットの前に露出し、ノズル付きホースを引き出す
ことができる。
【0003】この種の消火栓装置にあっては、消火栓の
一人操作を想定しており、このため扉内に設置している
放水レバーを開位置に操作してノズルから加圧消火用水
を放水させ、ノズルから放水しながらホースを引き出し
て消火する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の消火栓装置にあっては、消火用水を放水しな
がら一人でリールからホースを引き出す必要があるた
め、かなり力を入れて勢いよく引き出す必要があり、ホ
ースの引出し長さが長くなると放水中のホースの重量も
加わって更に大きな力を必要とし、例えば、女子、老
人、ハンディキャップを負った人々等が使用することは
相当困難になることが予想され、ホースを十分に引き出
せずに消火活動に支障を来たす恐れがあった。
【0005】また消火が済んだ後は、係員が引き出した
ホースをリールに巻き戻す復旧作業を必要とするが、比
較的剛性の高いゴム製のホースをリールに巻き取らなけ
ればならないため、ホースを持ってリールに押し込むよ
うにして巻き取らなければならない。このためホースを
リールに巻き取る復旧作業が大変で時間がかかるという
問題があった。
【0006】この問題を改善するため、消火に使用する
消火水を利用してホースドラムを巻き出すに要する力を
補助する装置、例えばベルトン水車のような羽根車を装
着して水流動力に依って補助する装置も考えられてい
る。しかし、水車を利用した水流動力でホースリールを
巻き出す力を補助する装置は、構造が複雑であり、また
補助力を得るために必ず消火用水が加圧供給されていな
ければならず、更に、水車を確実に動作させるためには
定期的なメンテナンスと放水を伴う試験動作を必要とす
る等の問題がある。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、簡単な機構構造により消火時に軽い
力でホースを引き出せるようにして消火活動が容易且つ
迅速にできる消火栓装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、開閉自在
な扉を備えた筐体内にノズル付きのホースをリールに巻
き回した立て置き状態で収納し、消火時に前記扉を開い
てノズル付きホースを引き出して消火する消火栓装置を
対象とする。
【0009】このような消火栓装置につき本発明は、リ
ール側面の直径上に中心を挟んで分離配置された一対の
ガイドレールと、一対のガイドレールの各々に装着され
てレール方向に移動自在な一対のウェイトと、リール側
面に相対して固定配置され、中心中心の外側位置から外
周に向かう直線溝とリール回転方向に位置するリール周
縁に沿った縁故溝とを繋げた略扇状に形成されたガイド
溝を有し、リールの回転に伴って一対のガイドレールに
設けた一対のウェイトを、リール中心に対し180°異
なる位置を保持したままガイド溝に沿って周回移動させ
てリールに回転モーメントを加えるガイドプレートとを
設けたことを特徴とする。
【0010】このような消火栓装置の機構構造は、リー
ル回転に伴って回転側でウェイトが回転中心から遠の
き、反対側でウェイトが回転中心に近づくウェイト移動
型の回転リンク機構を構成し、このためリールの回転中
心に対し両側のウェイトまでの距離の差にウェイトの重
量を掛け合わせた回転モーメントが補助力として加わ
り、大人一人程度の軽い力で軽く引き出すことができ
る。
【0011】またリース側面のガイドレールにウェイト
を移動自在に設け、これにガイド溝を形成したガイドプ
レートを固定配置するという比較的簡単な構造で済む。
更にリールの回転に伴ってウェイトの重みで補助力が得
られ、動作確認のための点検も容易にできる。引き出し
たホースを巻き取るためにリールを逆回転する際には、
ガイドプレートを180°回転した位置に移動して固定
配置するだけで、ホース引き出し時と同様にして補助力
が得られる。
【0012】また一対のガイドレール及び一対のウェイ
トをリール側面の直交する位置に二組設け、リールの回
転に伴って一対のガイドレールに設けた各組の一対のウ
ェイトの各々を、リール中心に対し180°異なる位置
を保持したままガイド溝に沿って周回移動させてリール
に回転モーメントを加えることで、更にリール回転の補
助力を大きくしてホースを軽く引き出すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明による消火栓装置の
実施形態であり、扉を開いた状態で表している。図1に
おいて、本発明の消火栓装置は高速道路や自動車専用道
路等のトンネル内の壁面等に埋設設置されるキャビネッ
トケース1を有し、キャビネットケース1の前面に下部
を中心に上下に開閉自在な扉2を備えている。扉2は図
示のように下側に開放され、ショックアブソーバ3によ
り支持されて開放位置を保つ。扉2の内部にはホース収
納室4を形成している。
【0014】ホース収納室4の中にはホースリール5が
立て置きで配置されている。縦置き配置されたホースリ
ール5は回転軸が水平となり、ホースリール5が縦回り
に回転できる。ホース収納室4に縦置き配置されたホー
スリール5は、加圧消火用水をホースリール5に供給す
る配管を使用した旋回配管機構により扉開口部から水平
回りに回動して外部に露出可能に支持されている。この
旋回配管機構はホース収納室4の下側より立ち上げられ
た固定配管8の先端にスイベルジョイント等を用いた回
転ジョイント9を介してほぼコの字型に立ち上がった後
に水平部分を経て立ち下がる第1旋回配管10の一端を
連結している。
【0015】第1旋回配管10のホースリール5側の立
ち下がり部分には、同じくスイベルジョイント等を用い
た回転ジョイント11を介して第2旋回配管12が回転
自在に連結される。第2旋回配管12の先端は水平方向
に屈曲され、ホースリール5のドラム回転軸部5aを連
結している。また第1旋回配管10の水平部分には水抜
き用の大気開放弁13が装着されている。
【0016】このような固定配管8、回転ジョイント
9、第1旋回配管10、回転ジョイント11及び第2旋
回配管12でなるホースリール5の旋回配管機構を持つ
ことにより、扉2を図示のように開放した状態でホース
リール5を固定配管8を中心に第1旋回配管10の水平
方向の半径で外側に矢印Aのように回動し、ホースリー
ルをキャビネットケースの外に露出することができる。
【0017】更に第1旋回配管10に対し回転ジョイン
ト11を介して第2旋回配管12側即ちホースリール5
側を矢印Bのように旋回可能としている。この結果、ホ
ースリール5は固定配管8に対し2段階に水平回りの首
振り動作を行うことができる。固定配管8の上部に回転
ジョイント9を介して連結した第1旋回配管10の水平
部分は、矢印Aのように外側に旋回した際に、ホース収
納室4の内部側面に装着しているストッパ20に係合
し、第1旋回配管10の外側への回動位置を保持するよ
うにしている。
【0018】一方、キャビネットケース1のホース収納
室4の右側の外部から見えない位置には、透視状態で示
すように消火ポンプ設備からの給水配管14が立ち上げ
られており、給水配管14は放水弁15の1次側及び給
水栓17の1次側にT字継手を用いて接続されている。
放水弁15に続いてはノズル7からの放水圧力を所定値
に調整するための調圧弁16が設けられ、調圧弁16の
2次側が配管8aとして引き出され、キャビネットケー
ス1の下部を破線のように通って固定配管8の立ち上げ
部分に接続されている。調圧弁16には配管内の水抜き
に使用する自動排水弁25が付属される。
【0019】放水弁15は扉2の内側に設けている放水
レバー18により開閉することができる。即ち、放水レ
バー18の動きはワイヤー19によって放水弁15のレ
バー15aに伝えられ、レバー15aを回動することで
放水弁15の開閉ができる。またキャビネットケース1
の左側には消火器収納部21が形成され、消火器扉22
が開閉自在に設けられている。消火器扉22の上部には
分離した別の扉が設けられ、この扉に破線で示すように
発信機23及び火災灯24更にはインターホンジャック
等が設けられている。
【0020】図2は、図1のホース収納室4に収納され
たホースリール5を取り出してホース引出し時に補助力
を付与するアシスト機構を示している。即ち、図2
(A)はホースリール5の側面図、図2(B)は図1の
キャビネットケース1の内側に位置する裏面側の説明図
である。図2(A)において、第2旋回配管12のドラ
ム回転軸部5aを介して連結されたホースリール5は、
ホースを巻き回すドラム5cの内部に回転軸26を備
え、裏面側に位置するリール側板5bに相対してガイド
プレート30を固定配置している。ガイドプレート30
は第2旋回配管12の先端に設けたドラム回転軸部5a
の固定側に装着されている。
【0021】図3は図2(A)のホースリール5を取り
出してリール側板5b側を示している。ホースリール5
のリール側板5bには、回転軸26の直径方向に中心を
挟んで一対のガイドレール27a,27bと27c,2
7dを装着している。ここでガイドレール27a,27
bの組とガイドレール27c,27dの組は、90°異
なる直交配置となっている。
【0022】この図3のリール側板5bに相対する位置
には、図2(A),(B)のようにガイドプレート30
が固定配置されている。図2(B)から明らかなよう
に、ガイドプレート30には、ホースを引き出す際のリ
ール回転方向が矢印Aの左回りであったとすると、回転
軸26に近接した外側位置から外側両方向に直線溝32
a,32cを形成し、リール周縁部分で円周方向に形成
した円弧溝32bで繋がれたほぼ扇型のガイド溝32が
形成されている。
【0023】このガイド溝32及びホースリール5のリ
ール側板5bのガイドレール27a〜27dに対して
は、ウェイト28a,28b,28c,28dがそれぞ
れガイドレール27a〜27d及びガイド溝32に沿っ
て移動自在に装着されている。図4は図2(B)のウェ
イト28aのガイドプレート30及びリール側板5bの
ガイドレール27aに対する取付状態の断面図である。
図4において、リール側板5bにはガイドレール27a
が溶接等により固着されており、ガイドレール27aの
中にはレール方向に転動自在なローラ33が収納されて
いる。
【0024】ローラ33はガイドレール27aの外側の
溝を通して外部にネジシャフト34を取り出しており、
ネジシャフト34はガイドプレート30に形成したガイ
ド溝32を通過している。ガイド溝32を通過したロー
ラ33のネジシャフト34の先端には、ストッパ35及
びナット36によりウェイト28aが取り付けられてい
る。このリール側板5bのガイドレール及びガイドプレ
ート30のガイド溝32に対するウェイト28aの取付
配置は、他のウェイト28b〜28dについても同じで
ある。
【0025】ホースリール5からホースを引き出すこと
により図2(B)の矢印Aのようにホースリール5が左
回りに回転すると、この回転に伴って固定配置されてい
るガイドプレート30のガイド溝32に沿ってウェイト
28a〜28dが左回りにガイド溝32を周回する。こ
のガイド溝32を周回するウェイト28a〜28dの動
きをリール側板5bに装着しているガイドレール27a
〜27dから相対的に見ると、ウェイト28a〜28d
はガイドレール27a〜27dを左右に往復移動する相
対的な動きを起こしている。
【0026】図5は図2(B)における一対のウェイト
28a,28bについて、ホースリール5の矢印Aの左
回転におけるウェイト位置を、初期位置28a−1から
135°回転した位置28a−4までの状態を45°単
位に表している。まずウェイトの初期位置28a−1,
28b−1は、回転中心37に対し上下の垂直方向に並
んで配置された位置である。この位置からホースリール
5が左回りに45°回転すると、位置28a−2,28
b−2となる。更に45°回転して、水平となる位置2
8a−3,28b−3となる。更に45°回転して、最
初から135°回転した位置28a−4,28b−4と
なる。
【0027】この図5のウェイト28a,28bの45
°ずつの回転位置でのガイド溝30に沿った動きをリン
ク機構で表すと図6のようになる。まず初期位置28a
−1,28b−1にあっては、それぞれのウェイトの重
量はリンク方向に加わって回転中心37に直接作用する
ため、回転モーメントは生じない。次に45°回転した
位置28a−2,28b−2の位置では回転中心37か
ら遠い位置にウェイト28a−2があり、近い位置にウ
ェイト28b−2がある。このため回転中心37には、
回転中心37に対するウェイト位置28a−2,28b
−2までの距離に応じた回転モーメントが補助力として
加わる。この点は90°回転した位置28a−3,28
b−3の水平状態、更に45°回転した位置28a−
4,28b−4についても同様である。
【0028】ここで回転中心37に加わる回転モーメン
トMは、初期位置からの回転角をθ、回転中心37から
左側のウェイトまでの距離をL1、右側のウェイトまで
の距離をL2、2つのウェイトの重量を各々Wとする
と、次式で与えられる。 M=W(L1−L2)sinθ ・・・・・・(1) 但し、0°≦θ≦180° この(1)式から、図6のウェイト位置28a−1,2
8b−1の場合にはθ=90°であることから、回転モ
ーメントMはM=0である。次のθ=45°となるウェ
イト位置28a−2,28b−2にあっては、回転モー
メントM=W(L1−L2)/√2である。更に水平と
なるウェイト位置28a−3,28b−3にあっては、
θ=90°であることから、回転モーメントMはM=W
(L1−L2)と最大になる。
【0029】更にθ=135°回転したウェイト位置2
8a−4,28b−4にあっては、ウェイト位置28a
−2,28b−2の場合と同様、回転モーメントM=W
(L1−L2)/√2となる。即ちホースリール5に加
わる回転モーメントは、ウェイト位置28a−1,28
b−1を開始位置とすると、回転角θの増加に対しθ=
0°〜180°の範囲でサインカーブの変化を繰り返
す。
【0030】再び図2(B)を参照するに、この実施形
態にあっては一対のウェイト28a,28bに直交する
方向にもう一組、一対のウェイト28c,28dを配置
している。このウェイト28c,28dについても、図
5に示したウェイト28a,28bに対し45°の位相
差をもってホースリール5の回転に伴って同様にガイド
溝32に沿って移動し、回転中心37に前記(1)式に
従った回転モーメントMを加える。
【0031】このため回転軸37には、ウェイト28
a,28bの組による回転モーメントと、ウェイト28
c,28dの組による回転モーメントの合成回転モーメ
ントが補助力として加わる。このため、ホースリール5
からホースを引き出すに必要な回転力に見合う十分な重
量Wのウェイト28a〜28bを装着しておくことで、
ホースリール5からのホースの引出しに伴うリール回転
に伴ったガイド溝32に沿ったウェイト28a〜28d
の動きによって補助力が十分に得られ、かなり軽い力で
ホースを引き出すことができる。
【0032】図2(C)は、図2(B)のような矢印A
の左方向のホースリール5の回転で引き出したホース
を、矢印Bのように逆回転して巻き戻す際のガイドプレ
ート30の位置である。即ち、ホースリール5を矢印B
方向に回転してホースを巻き戻す際には、図2(B)の
位置にあるガイドプレート30を、180°回転して図
2(C)の位置に配置固定する。このため、図2(A)
の回転軸26の固定側に対するガイドプレート30の固
定構造は、180°の範囲で回転してロックできる機構
構造を備えている。
【0033】図2(C)のようにガイドプレート30を
180°回転してガイド溝32を矢印Bとなる回転側に
位置させることで、右回り方向となる矢印B方向のホー
スリール5の逆回転に伴うガイド溝32に沿ったウェイ
ト28a〜28dの動きによって、回転軸26に対し左
回りの回転モーメントを補助力として加えることがで
き、巻き出したホースを軽い力でホースリール5に巻き
戻すことができる。
【0034】尚、上記の実施形態にあっては、ガイドプ
レート30のガイド溝32に対しリード側板5bに直交
して分離配置した二組のガイドレール27a〜27dを
設けているが、本発明のホースリールの回転力の補助は
一組のガイドレール27a,27bにそれぞれウェイト
28a,28bを設けるだけで最低限実現できる。また
上記の実施形態にあっては、ガイドレール及びウェイト
の組を二組、直交配置した場合を例にとっているが、ガ
イドレールとウェイトの組を更に三組、四組というよう
に増加させることで、ホースリール回転時の補助力を更
に増加させることができる。またガイドレールとウェイ
トの組の数を増やすことで、ホースリールに加わる補助
力の変動を低減して滑らかに回転させることができる。
【0035】また本発明のホールリール5は縦置き配置
されていればよく、図1のキャビネット収納構造に限定
されない。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、リール回転に伴って、回転中心に対し両側に位置す
るウェイトが、固定配置されたガイドプレートのガイド
溝に沿って、回転側で回転中心からウェイトが遠のき、
反対側でウェイトが回転中心に近付く動きを起こし、こ
のため回転中心から両側のウェイトまでの距離の差にウ
ェイトの重量を掛け合わせた値に対応した回転モーメン
トが補助力として加わり、使用するウェイトの重量を適
切に決めることで、十分軽い力でホースをリールから引
き出したりリールに巻き戻すことができる。
【0037】またホースリールに補助力を加える機構構
造は、リール側面に装着したガイドレールにウェイトを
移動自在に設け且つウェイトをリール側面に対し相対し
て固定配置したガイドプレートのガイド溝に沿って移動
させるという比較的簡単な構造で済み、またリールの回
転に伴うウェイトの移動で補助力が得られるため、水流
動力を利用した水車に比べると動作確認のための点検が
簡単且つ容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の扉を開いた状態での説明図
【図2】図1のリールアシスト構造の説明図
【図3】図2のリール側板の説明図
【図4】図2のガイドレールに対するウェイト移動構造
の断面図
【図5】リール回転に伴うウェイトの移動位置の説明図
【図6】図5をウェイト移動型の回転リンク機構として
示した説明図
【符号の説明】
1:キャビネットケース 2:扉 3:ショックアブソーバ 4:ホース収納室 5:ホースリール 5b:リール側板 6:ホース 7:ノズル 8:固定配管 9,11:回転ジョイント(スイベルジョイント) 10:第1旋回配管 12:第2旋回配管 13:大気開放弁 14:給水配管 15:放水弁 16:調圧弁 17:給水栓 18:放水レバー 19:ワイヤー 20:ストッパ 21:消火器収納部 22:消火器扉 23:発信機 24:火災灯 25:自動排水弁 26:回転軸 27a〜27d:ガイドレール 28a〜28b:ウェイト 30:ガイドプレート 32:ガイド溝 32a,32c:直線溝 32b:円弧溝 33:ローラ 34:ネジシャフト 35:ストッパ 36:ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉自在な扉を備えた筐体内にノズル付き
    のホースをリールに巻き回した立て置き状態で収納し、
    消火時に前記扉を開いてノズル付きホースを引き出して
    消火する消火栓装置に於いて、 前記リール側面の直径上に中心を挟んで分離配置された
    一対のガイドレールと、 前記一対のガイドレールの各々に装着されてレール方向
    に移動自在な一対のウェイトと、 前記リール側面に相対して固定配置され、回転中心の外
    側位置から外周に向かう直線溝とリール回転方向に位置
    するリール周縁に沿った円弧溝を繋げて略扇状に形成さ
    れたガイド溝を有し、前記リールの回転に伴って前記一
    対のガイドレールに設けた一対のウェイトを、リール中
    心に対し180°異なる位置を保持したまま前記ガイド
    溝に沿って周回移動させて前記リールに回転モーメント
    を加えるガイドプレートと、を備えたことを特徴とする
    消火栓装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記
    リールを逆回転する際に、前記ガイドプレートを180
    °回転した位置に移動して固定配置することを特徴とす
    る消火栓装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の消火栓装置に於い
    て、前記一対のガイドレール及び前記一対のウェイトを
    前記リール側面の直交する位置に二組設け、前記リール
    の回転に伴って前記一対のガイドレールに設けた各組の
    一対のウェイトの各々を、リール中心に対し180°異
    なる位置を保持したまま前記ガイド溝に沿って周回移動
    させて前記リールに回転モーメントを加えることを特徴
    とする消火栓装置。
JP15740798A 1998-06-05 1998-06-05 消火栓装置 Pending JPH11347144A (ja)

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JP15740798A JPH11347144A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 消火栓装置

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JP (1) JPH11347144A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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