JPH1142197A - 食器洗い乾燥機およびその乾燥制御方法 - Google Patents
食器洗い乾燥機およびその乾燥制御方法Info
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Abstract
い場合において乾燥時間が必要以上に長くなっていた。 【解決手段】 洗浄槽2内の水蒸気を排気口11を介し
て排出する排気ファン5と、この排気ファン5により送
風された風を加熱するシーズヒーター3とを備え、加熱
すすぎ後に排気ファン5とシーズヒーター3とを動作さ
せて乾燥を行う食器洗い乾燥機であって、加熱すすぎ後
の乾燥時には、乾燥工程初期の所定時間、排気ファン5
の風量を通常時の風量より低下させ、所定時間経過する
と前記排気ファン5の風量を通常の風量とする風量制御
を行う制御回路を備えた食器洗い乾燥機において、洗浄
槽2内の温度を検出する温度検出素子12を設け、制御
回路は該温度検出素子12にて検出された前記洗浄槽2
内の温度に基づいて風量制御を行うことを特徴とする。
Description
を行う食器洗い乾燥機およびその乾燥制御方法に関する
ものである。
を送風することによって、食器等の被洗浄物の乾燥を行
う食器洗い乾燥機において、乾燥開始直後に食器洗い乾
燥機の排気口から排出される急激な水蒸気によって火傷
や室内への結露を防止する目的で、乾燥開始後、一定時
間送風ファンモーターの回転を制御して水蒸気の排出量
を調節する食器洗い乾燥機が特許番号第2517026
号公報にて提案されている。
介して排出する排気ファンと、この排気ファンにより送
風された風を加熱する加熱手段とを備え、加熱すすぎ後
に排気ファンと加熱手段とを動作させて乾燥を行う食器
洗い乾燥機であって、加熱すすぎ後の乾燥時には、乾燥
工程初期の所定時間、前記排気ファンの風量を通常時の
風量より低下させ、所定時間経過すると前記排気ファン
の風量を通常の風量とするものである。
効率が向上し結果的に乾燥運転時間の短縮が図ることが
できると開示されている。
燥機の乾燥風は、被洗浄物を乾燥させつつ冷却する目的
で機体外から低温で乾燥した外気を取り込んで洗浄槽内
に送り込む構造になっている。
気口から排出される水蒸気の温度と量は洗浄槽内の温度
と密接な関係があり、洗浄槽内の温度が下がるにしたが
って水蒸気圧が低下して水蒸気の排出量も水蒸気温度も
低下する。
は外気を取り込んでいるため外気温度によって洗浄槽内
の温度低下が変化するため、乾燥開始直後に食器洗い乾
燥機の排気口から排出される急激な水蒸気によって火傷
や室内への結露を防止する目的で、乾燥開始後、一定時
間送風ファンモーターの回転を制御して水蒸気の排出量
を調整する場合、外気温度が高い最悪条件を想定して送
風ファンモーターの回転を制御する時間を決定する必要
があるため、外気温度が低い等の条件下でも必要以上の
時間の間、送風ファンモーターの回転を制御する結果と
なっており、特に外気温度が低い場合において乾燥時間
が必要以上に長くなっているという問題点があった。
の結露を防止できるとともに外気温度に応じた適正な乾
燥時間を実現できる食器洗い乾燥機およびその乾燥制御
方法の提供を目的とするものである。
に、本発明の請求項1記載の食器洗い乾燥機は、洗浄槽
内の水蒸気を排気口を介して排出する排気ファンと、こ
の排気ファンにより送風された風を加熱する加熱手段と
を備え、加熱すすぎ後に排気ファンと加熱手段とを動作
させて乾燥を行う食器洗い乾燥機であって、加熱すすぎ
後の乾燥時には、乾燥工程初期の所定時間、前記排気フ
ァンの風量を通常時の風量より低下させ、所定時間経過
すると前記排気ファンの風量を通常の風量とする風量制
御を行う制御手段を備えた食器洗い乾燥機において、前
記洗浄槽内の温度を検出する温度検出手段を設け、前記
制御手段は該温度検出手段にて検出された前記洗浄槽内
の温度に基づいて前記風量制御を行うことを特徴とする
ものである。
燥機は、請求項1記載の食器洗い乾燥機において、前記
制御手段は、前記温度検出手段にて検出された前記洗浄
槽内の温度が予め設定された設定温度となるまで前記排
気ファンの風量を低下させ、前記設定温度以下となると
前記排気ファンの風量を通常の風量とすることを特徴と
するものである。
乾燥機は、請求項1記載の食器洗い乾燥機において、前
記温度検出手段を前記洗浄槽の外壁に設けたことを特徴
とするものである。
乾燥機の乾燥制御方法は、洗浄槽内の水蒸気を排気口を
介して排出する排気ファンと、この排気ファンにより送
風された風を加熱する加熱手段とを備え、加熱すすぎ後
に排気ファンと加熱手段とを動作させて乾燥を行う食器
洗い乾燥機であって、加熱すすぎ後の乾燥時には、乾燥
工程初期の所定時間、前記排気ファンの風量を通常時の
風量より低下させ、所定時間経過すると前記排気ファン
の風量を通常の風量とする食器洗い乾燥機の乾燥制御方
法において、前記乾燥工程初期の所定時間を、洗浄槽内
の温度が予め設定された設定温度となるまでの時間とし
たことを特徴とするものである。
機は、洗浄槽内の温度を検出する温度検出手段を設け、
制御手段は該温度検出手段にて検出された前記洗浄槽内
の温度に基づいて風量制御を行う構成、具体的には、前
記制御手段は、前記温度検出手段にて検出された前記洗
浄槽内の温度が予め設定された設定温度となるまで排気
ファンの風量を低下させ、前記設定温度以下となると前
記排気ファンの風量を通常の風量とする構成なので、す
すぎ終了直後の高温な水蒸気が排気口より一気に噴出す
ることなく、徐々に排出されるものである。そして洗浄
槽内の温度が予め設定された設定温度以下となると、送
風量を増加させて、乾燥効率を高め、総合的にみて乾燥
時間を短縮させることができる。
度低下が遅い場合には、送風量を増加させる時期が遅く
なり火傷や室内への結露を防止することができるととも
に、外気温度が低く洗浄槽内の温度低下が早い場合に
は、送風量を増加させる時期が早くなり乾燥時間が必要
以上に長引くことを防止することができる。
燥機は、請求項1記載の食器洗い乾燥機において、前記
温度検出手段を前記洗浄槽の外壁に設けた構成なので、
前記洗浄槽内の水蒸気によって前記温度検出手段が劣化
することを確実に防止することができる。
乾燥機の乾燥制御方法は、乾燥工程初期の所定時間を、
洗浄槽内の温度が予め設定された設定温度となるまでの
時間とした構成なので、外気温度が高く洗浄槽内の温度
低下が遅い場合には、送風量を増加させる時期が遅くな
り火傷や室内への結露を防止することができるととも
に、外気温度が低く洗浄槽内の温度低下が早い場合に
は、送風量を増加させる時期が早くなり乾燥時間が必要
以上に長引くことを防止することができる。
る食器洗い乾燥機について、図面とともに説明する。
い乾燥機の断面図であり、図2は該食器洗い乾燥機にお
ける乾燥時間と送風ファン風量と洗浄槽内温度との相関
図である。
閉可能に構成された本体、2は洗浄槽、3は加熱手段で
あるシーズヒーター、4は外気を洗浄槽2内に導くダク
ト、5は外気を前記洗浄槽2内に送風する排気ファン、
6は食器篭、7はサーミスタ、8は前記食器篭6に載置
された食器、9はケース体、10はファンモーター、1
1は排気口、12は前記洗浄槽2内の温度を検出する温
度検出手段である温度検出素子である。
ように前記排気ファン5の風量を可変制御する制御回路
を備えてなる。
内に送風することにより、前記排気口11を介して前記
洗浄槽2内の水蒸気を排出するものである。また、前記
シーズヒーター3は前記送風ファン5により送風された
風を加熱するものである。
は、排気ファン5が何らかの異常で動作しなくなった場
合や、空焼きにてシーズヒーター3のみが運転を行って
しまった場合に、前記ダクト4内が異常に高温になるの
をいち速く検知し、未然に事故を防止するためのもので
ある。
る箱体の前後の面を開口91,92して形成され、使用
者が前記シーズヒーター3に直接触れて火傷を負うこと
を防止するためのもので、後の開口92が上記ダクト4
に連通するように洗浄槽2の底部に配設されてなる。
および加熱すすぎが終了し、洗浄水が排水された後、フ
ァンモーター10により排気ファン5を駆動し外気を洗
浄槽2内に送風し、シーズヒーター3で食器8および洗
浄槽2内の気体温度を上昇させ、洗浄槽2内および食器
8に付着している水滴の蒸発を促進させ、洗浄槽2内の
水蒸気(湿気)を排気口11より排出することにより乾
燥を行う。
燥機の乾燥制御方法について、特に図2を参照して説明
する。図2において、実線はファン風量を表し、一点破
線は洗浄槽内温度を表す。該乾燥制御は上述した制御回
路にて行われる。
ファン5を駆動するファンモーター10の回転数を低下
させる、あるいは断続的に回転させることにより、洗浄
槽2内への送風量を減少せしめ、前記送風ファン5にて
送風される風量を本来の通常時風量に比較して低いファ
ン制御時風量を発生させ、排気口11から排出する水蒸
気の量を低下させる。そして、温度検出素子12にて検
出された洗浄槽2内の温度が予め設定された設定温度T
0にまで低下後、直ちにファンモーター10に通常通電
することにより、本来の通常時風量を発生させる。
機においては、洗浄槽2内の温度を検出する温度検出素
子12を、洗浄槽2外壁のケース体9およびシーズヒー
ター3の下方に位置する部分に設け、ケース体9および
シーズヒーター3を介して洗浄槽2内の温度を検出する
構成としたが、以下に説明するような構成としても同様
の効果を得ることができる。
かかる食器洗い乾燥機の断面図である。
温度検出素子12を洗浄槽2内壁に設け、図4に示す食
器洗い乾燥機においては前記温度検出素子12を排気口
11内壁に設け、図5に示す食器洗い乾燥機においては
前記温度検出素子12を洗浄槽2外壁のケース体9およ
びシーズヒーター3の下方に位置する部分以外に設けた
構成からなる。
12は洗浄槽2外壁の温度を検出することにより洗浄槽
2内の温度を間接的に検出するものであり、図3に示す
温度検出素子12は洗浄槽2内の温度を直接的に検出す
るものであり、図4に示す温度検出素子12は排気口1
1より排出される水蒸気の温度を検出することにより洗
浄槽2内の温度を間接的に検出するものである。
乾燥機およびその乾燥制御方法によれば、外気温度が高
く洗浄槽内の温度低下が遅い場合には、送風量を増加さ
せる時期が遅くなり火傷や室内への結露を防止すること
ができるとともに、外気温度が低く洗浄槽内の温度低下
が早い場合には、送風量を増加させる時期が早くなり乾
燥時間が必要以上に長引くことを防止することができ
る。
の温度低下速度の差に応じた送風ファンの送風量の可変
制御を実現でき、火傷や室内への結露が生じることがな
く、外気温度に応じた適正な乾燥時間を実現することが
できる。
燥機によれば、洗浄槽内の水蒸気によって温度検出手段
が劣化して誤動作あるいは故障することを確実に防止で
きる。
断面図である。
おける乾燥時間と送風ファン風量と洗浄槽内温度との相
関図である。
機の断面図である。
い乾燥機の断面図である。
器洗い乾燥機の断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 洗浄槽内の水蒸気を排気口を介して排出
する排気ファンと、この排気ファンにより送風された風
を加熱する加熱手段とを備え、加熱すすぎ後に排気ファ
ンと加熱手段とを動作させて乾燥を行う食器洗い乾燥機
であって、加熱すすぎ後の乾燥時には、乾燥工程初期の
所定時間、前記排気ファンの風量を通常時の風量より低
下させ、所定時間経過すると前記排気ファンの風量を通
常の風量とする風量制御を行う制御手段を備えた食器洗
い乾燥機において、 前記洗浄槽内の温度を検出する温度検出手段を設け、前
記制御手段は該温度検出手段にて検出された前記洗浄槽
内の温度に基づいて前記風量制御を行うことを特徴とす
る食器洗い乾燥機。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記温度検出手段にて
検出された前記洗浄槽内の温度が予め設定された設定温
度となるまで前記排気ファンの風量を低下させ、前記設
定温度以下となると前記排気ファンの風量を通常の風量
とすることを特徴とする請求項1記載の食器洗い乾燥
機。 - 【請求項3】 前記温度検出手段を前記洗浄槽の外壁に
設けたことを特徴とする請求項1記載の食器洗い乾燥
機。 - 【請求項4】 洗浄槽内の水蒸気を排気口を介して排出
する排気ファンと、この排気ファンにより送風された風
を加熱する加熱手段とを備え、加熱すすぎ後に排気ファ
ンと加熱手段とを動作させて乾燥を行う食器洗い乾燥機
であって、加熱すすぎ後の乾燥時には、乾燥工程初期の
所定時間、前記排気ファンの風量を通常時の風量より低
下させ、所定時間経過すると前記排気ファンの風量を通
常の風量とする食器洗い乾燥機の乾燥制御方法におい
て、 前記乾燥工程初期の所定時間を、洗浄槽内の温度が予め
設定された設定温度となるまでの時間としたことを特徴
とする食器洗い乾燥機の乾燥制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20118797A JP3227409B2 (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 食器洗い乾燥機およびその乾燥制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JPH1142197A true JPH1142197A (ja) | 1999-02-16 |
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-
1997
- 1997-07-28 JP JP20118797A patent/JP3227409B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3227409B2 (ja) | 2001-11-12 |
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