JPH1141414A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH1141414A
JPH1141414A JP9190116A JP19011697A JPH1141414A JP H1141414 A JPH1141414 A JP H1141414A JP 9190116 A JP9190116 A JP 9190116A JP 19011697 A JP19011697 A JP 19011697A JP H1141414 A JPH1141414 A JP H1141414A
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Masayuki Mizuno
雅之 水野
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
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Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿台と光学系との位置関係又は原稿台と光
電変換素子群との位置関係に応じて調整を自動的に行
う。 【解決手段】 制御部11は、基準原稿をコンタクトガ
ラスの基準位置に合わせて載置して補正値設定キー34
が押されると画像読取部8からの画像データをRAM1
3に格納する。そして、RAM13に格納された画像デ
ータから第1基準画像及び第2基準画像を判別して補正
値ΔL,ΔDを求め、得られた補正値ΔL,ΔDをEE
PROM14に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の載置位置を
自動的に精度良く判定する画像読取装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル普通紙複写機は、照
明された原稿からの反射光を光学系により光電変換素子
群に導き、光電変換素子による受光データに基づいてレ
ーザ光などによって感光体を露光することにより静電潜
像を形成している。
【0003】このようなディジタル普通紙複写機では、
原稿からの反射光を光電変換素子群に導く光学系や光電
変換素子群は、装置組立ての作業性を考慮してユニット
化されており、これらのユニットの取付けと原稿台の取
付けとは、別々に行われている。従って、個々の装置に
よって、原稿台と光学系との位置関係又は原稿台と光電
変換素子群との位置関係がずれる虞れがある。
【0004】そこで、従来、普通紙複写機の工場出荷時
には、所定位置に基準画像が印刷された基準原稿を原稿
台の基準位置に合わせて載置して複写し、得られた複写
紙上の画像位置と基準原稿の基準画像の位置とのずれ量
に応じて個々に調整を行っていた。この調整は、例えば
光電変換素子群の内で原稿の画像データとして取込みを
開始する光電変換素子をずれ量に応じて変更するもので
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の調整
は、上述したように1台毎に手動で行っていたため、比
較的長時間を要していた。その上、調整を非熟練者が行
う場合には、調整結果にばらつきが発生する虞れが大き
かった。
【0006】本発明は、上記問題を解決するもので、原
稿台と光学系との位置関係又は原稿台と光電変換素子群
との位置関係に応じて調整を自動的に行うことが可能な
画像読取装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿の主走査
方向の端部を合わせて載置するための第1基端及び原稿
の上記主走査方向に直交する副走査方向の端部を合わせ
て載置するための第2基端を有する原稿台と、上記第1
基端から上記主走査方向に第1距離だけ離れた位置に第
1基準画像を有するとともに、上記第2基端から上記副
走査方向に第2距離だけ離れた位置に第2基準画像を有
する基準物に向けて照明光を照射して上記第1及び第2
基準画像の少なくとも一方を含む照明範囲を照明する照
明手段と、上記照明手段により照明された上記照明範囲
からの反射光を所定位置に導く光学系と、上記所定位置
に配設され、上記照明範囲の画像に対応する電気信号を
出力する光電変換素子群と、上記光電変換素子群が上記
第1基準画像又は上記第2基準画像を受光したか否かを
判別する基準画像判別手段と、上記第1基準画像を受光
した光電変換素子から上記第1基端に向けて上記第1距
離だけ進んだ位置を上記原稿台の上記第1基端に対応す
る位置であると判定する第1位置判定手段と、上記第2
基準画像を受光した光電変換素子から上記第2基端に向
けて上記第2距離だけ進んだ位置を上記原稿台の上記第
2基端に対応する位置であると判定する第2位置判定手
段とを備えたものである(請求項1)。
【0008】この構成によれば、原稿台の第1基端から
主走査方向に第1距離だけ離れた位置に第1基準画像を
有するとともに、原稿台の第2基端から副走査方向に第
2距離だけ離れた位置に第2基準画像を有する基準物に
向けて照明光が照射され、第1及び第2基準画像の少な
くとも一方を含む照明範囲が照明され、その反射光が所
定位置に導かれて、この所定位置に配設された光電変換
素子群の各光電変換素子から照明範囲の画像に対応する
電気信号が出力され、第1基準画像又は第2基準画像を
受光したか否かが判別される。そして、第1基準画像を
受光した光電変換素子から第1基端に向けて第1距離だ
け進んだ位置が原稿台の第1基端に対応する位置である
と判定され、第2基準画像を受光した光電変換素子から
第2基端に向けて第2距離だけ進んだ位置が原稿台の第
2基端に対応する位置であると判定されることにより、
原稿台の第1基端及び第2基端と光電変換素子群の光電
変換素子との位置関係の調整が自動的に行われ、これに
よって原稿台の第1基端及び第2基端に合わせて載置し
た原稿に対応する電気信号が精度良く出力されることと
なる。
【0009】また、請求項1記載の画像読取装置におい
て、上記照明手段を上記副走査方向に移動させる移動手
段と、上記光電変換素子群が上記第2基準画像を受光し
たときの上記照明手段の位置を検出する位置検出手段と
を備え、上記照明手段は、上記主走査方向に細長いスリ
ット形状の範囲を照明するもので、上記光電変換素子群
は、光電変換素子が上記主走査方向に直線状に配列され
て構成されたもので、上記第2位置判定手段は、検出さ
れた上記照明手段の位置から上記第2基端に向けて上記
第2距離だけ進んだ位置を上記原稿台の上記第2基端に
対応する位置であると判定するものである(請求項
2)。
【0010】この構成によれば、主走査方向に細長いス
リット形状の範囲を照明する照明手段が副走査方向に移
動することにより上記照明範囲が照明され、光電変換素
子群が第2基準画像を受光したときの照明手段の位置が
検出される。そして、光電変換素子が主走査方向に直線
状に配列されて構成された光電変換素子群が、第2基準
画像を受光したときの照明手段の位置から第2基端に向
けて第2距離だけ進んだ位置が、原稿台の第2基端に対
応する位置であると判定されることにより、原稿台の第
2基端と照明手段との位置関係の調整が自動的に行わ
れ、これによって原稿台の第2基端に合わせて載置され
た原稿に対応する電気信号が精度良く出力されることと
なる。
【0011】また、請求項1又は2記載の画像読取装置
において、受光データ記憶手段と、上記光電変換素子群
の各光電変換素子から出力される電気信号を上記反射光
の反射位置に対応付けて上記受光データ記憶手段に記憶
させる記憶制御手段とを備えたものである(請求項
3)。
【0012】この構成によれば、光電変換素子群の各光
電変換素子から出力される電気信号が、照明手段により
照明された第1及び第2基準画像の少なくとも一方を含
む照明範囲からの反射光の反射位置に対応付けて受光デ
ータ記憶手段に記憶されることにより、受光データ記憶
手段に記憶されている第1基準画像を受光した光電変換
素子に対応する反射位置から第1基端に向けて第1距離
だけ進んだ位置が原稿台の第1基端に対応する位置であ
ると判定され、第2基準画像を受光した光電変換素子に
対応する反射位置から第2基端に向けて第2距離だけ進
んだ位置が原稿台の第2基端に対応する位置であると判
定されることとなる。
【0013】また、請求項1〜3のいずれかに記載の画
像読取装置において、上記基準物は、上記副走査方向に
平行な第1辺及び上記主走査方向に平行な第2辺を有す
る矩形形状であって、上記第1辺から上記第1距離を空
けて内側に上記第1辺に平行に記載された上記第1基準
画像を有するとともに、上記第2辺から上記第2距離を
空けて内側に上記第2辺に平行に記載された上記第2基
準画像を有する基準原稿であり、上記照明手段は、上記
第1辺を上記第1基端に合わせるとともに上記第2辺を
上記第2基端に合わせて上記基準原稿を上記原稿台に載
置した状態で上記照明範囲を照明するものである(請求
項4)。
【0014】この構成によれば、上記基準物は、副走査
方向に平行な第1辺及び主走査方向に平行な第2辺を有
する矩形形状であって、第1辺から第1距離を空けて内
側に第1辺に平行に記載された第1基準画像を有すると
ともに、第2辺から第2距離を空けて内側に第2辺に平
行に記載された第2基準画像を有する基準原稿であり、
第1辺を第1基端に合わせるとともに第2辺を第2基端
に合わせて基準原稿を原稿台に載置した状態で照明範囲
が照明手段により照明されることにより、原稿台の第1
基端及び第2基端と光電変換素子群の光電変換素子との
位置関係の調整が自動的に行われ、これによって原稿台
の第1基端及び第2基端に合わせて載置された原稿に対
応する電気信号が精度良く出力されることとなる。
【0015】また、請求項1〜3のいずれかに記載の画
像読取装置において、上記原稿台に隣接して配設され、
上記原稿台に載置される原稿の上記主走査方向の端部を
上記第1基端に規制する第1規制部と、上記原稿の上記
副走査方向の端部を上記第2基端に規制する第2規制部
とを有する規制部材を備え、上記基準物は、上記第1規
制部から上記第1距離を空けて上記第1規制部に平行に
記載された上記第1基準画像を有するとともに、上記第
2規制部から上記第2距離を空けて上記第2規制部に平
行に記載された上記第2基準画像を有する上記規制部材
である(請求項5)。
【0016】この構成によれば、原稿台に隣接して配設
された規制部材が、原稿台に載置される原稿の主走査方
向の端部を第1基端に規制する第1規制部と、原稿の副
走査方向の端部を第2基端に規制する第2規制部とを有
し、上記基準物は、第1規制部から第1距離を空けて第
1規制部に平行に記載された第1基準画像を有するとと
もに、第2規制部から第2距離を空けて第2規制部に平
行に記載された第2基準画像を有する規制部材であるこ
とにより、原稿台の第1基端及び第2基端と光電変換素
子群の光電変換素子との位置関係の調整が自動的に行わ
れ、これによって原稿台の第1基端及び第2基端に合わ
せて載置された原稿に対応する電気信号が精度良く出力
されることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】図4は本発明に係る画像読取装置
が適用されるディジタル普通紙複写機の一実施形態の内
部構成を示す正面図である。このディジタル普通紙複写
機1は、上面に配設され、原稿を載置する原稿台として
のコンタクトガラス2と、このコンタクトガラス2上に
載置された原稿の原稿押えを兼用する原稿搬送装置3
と、右端に配設された給紙部4と、上部に配設された原
稿走査部5と、その下方に配設された像形成部6と、下
部に配設された用紙搬送部7とを備えるとともに、原稿
走査部5の直ぐ右方に配設された画像読取部8及び画像
処理部9と、直ぐ下方に配設されたレーザ光出力部10
とを備えている。
【0018】給紙部4は、手差し給紙部41及び給紙カ
セット挿入部42,43を備えており、この給紙カセッ
ト挿入部42,43には、転写紙が収納された給紙カセ
ットが挿入されるように構成されている。
【0019】原稿走査部5は、ランプ51、反射板5
2、反射鏡53a,53b,53c及びレンズ部54を
備え、コンタクトガラス2に載置された原稿を光学的に
走査するものである。画像読取部8は、光電変換部81
等を備え、走査された原稿に基づいて画像データを得る
ものである。画像処理部9は、得られた画像データに所
定のデータ処理を施して出力するものである。なお、原
稿走査部5、画像読取部8及び画像処理部9については
後述する。
【0020】レーザ光出力部10は、レーザ発光器11
と、ポリゴンミラー12と、反射鏡13とを備え、画像
処理部9から出力される画像データに基づきレーザ光を
出力することによって、像形成部6の感光体ドラム61
上に静電潜像を形成するものである。
【0021】レーザ発光器11は、画像処理部9から出
力される画像データにより変調されたレーザ光を出力す
るものである。ポリゴンミラー12は、この出力された
レーザ光を主走査方向(レーザ光が感光体ドラム61の
周面をドラム軸と平行に走査する方向)に走査させるも
のである。反射鏡13は、レーザ光を感光体ドラム61
の露光領域に導くものである。
【0022】像形成部6は、回転可能に支持された感光
体ドラム61を備えるとともに、この感光体ドラム61
の周囲に回転方向上流側から、感光体ドラム61表面を
所定電位に均一帯電させる主帯電部62と、静電潜像に
トナーを付着させてトナー像を形成する現像部64と、
感光体ドラム61表面のトナー像を転写紙に転写すると
ともに、転写後の転写紙を感光体ドラム61から分離さ
せる転写分離部65と、転写後の感光体ドラム61の表
面に残留しているトナーを清掃するクリーニング部66
と、感光体ドラム61表面の残留電荷を消去する除電部
67とを備えている。
【0023】そして、感光体ドラム61上の主帯電部6
2の直ぐ下流側にレーザ光出力部10から出力されるレ
ーザ光によって原稿の光像を露光する領域が設けられ、
この光像により感光体ドラム61表面に静電潜像が形成
されるようになっている。
【0024】用紙搬送部7は、搬送方向上流側から、給
紙部4から給紙された転写紙をレーザ光出力部10から
のレーザ光出力に同期して感光体ドラム61に向けて2
次給紙するレジストローラ対71、感光体ドラム61か
ら分離された転写紙を搬送する搬送ベルト72、転写紙
上に転写されたトナー像を転写紙に定着しつつ搬送する
定着装置73及び定着後の転写紙を搬送する搬送ローラ
対等を備えている。
【0025】次に、図4、図5、図6、図7を用いて、
コンタクトガラス2に載置される原稿22を走査する原
稿走査部5について説明する。図5はコンタクトガラス
2に設けられている原稿を載置する際の基準位置を説明
するための部分斜視図、図6は原稿22及び原稿走査部
5を示す斜視図、図7はCCDラインセンサ81による
主走査及び副走査を説明する図である。
【0026】このディジタル複写機1のコンタクトガラ
ス2は、本実施形態ではA3判より多少大きいサイズ
で、その周囲には、図4、図5に示すように、装置カバ
ー21が配設されて、この装置カバー21によって装置
本体が覆われている。コンタクトガラス2は、図5に示
すように、原稿の主走査方向の端部を合わせて載置する
ための第1基端2a及び原稿の副走査方向の端部を合わ
せて載置するための第2基端2bを有している。
【0027】装置カバー21の上面は、図5に示すよう
に、例えば1〜2mm程度コンタクトガラス2の表面よ
り高く突出しており、これによって、装置カバー21
は、原稿をコンタクトガラス2に載置する際に、原稿の
主走査方向の端部を第1基端2aに規制する第1規制部
21aと、原稿の副走査方向の端部を第2基端2bに規
制する第2規制部21bとを有する規制部材として機能
する。そして、図5に示すように、第1基端2a及び第
2基端2bの交点である左端の隅が、原稿を載置する際
の基準位置になっている。
【0028】原稿走査部5のランプ51は、図6に示す
ように、コンタクトガラスに載置されている原稿22の
主走査方向(図中、矢印A方向)に細長いスリット形状
の範囲を照明する照明手段で、ハロゲンランプや蛍光灯
が用いられる。反射板52(図4)は、ランプ51の光
を原稿22に向けるものである。反射鏡53a,53
b,53c及びレンズ部54は、原稿22からの反射光
を光電変換部81に導く光学系を構成しており、レンズ
部54は、反射光を光電変換部81の受光面に結像させ
るものである。
【0029】後述する図1において、原稿走査部5の光
学系駆動部55は、ランプ51、反射板52及び反射鏡
53aと、反射鏡53b,53cとを、それぞれ所定速
度V,V/2で副走査方向(図6中、矢印B方向)に往
復移動させるパルスモータ等を備えた移動手段である。
また、発光回路56は、ランプ51を発光させるもので
ある。
【0030】図4に戻って、光電変換部(以下「CCD
ラインセンサ」という。)81は、多数のCCD等の光
電変換素子が直線状に配列されてなる光電変換素子群で
構成され、受光面に入射する光強度に比例したアナログ
電圧信号を出力するものである。このCCDラインセン
サ81は、本実施形態では、例えば解像度400dpiで、A
3判の短辺より多少長い寸法分の光電変換素子を配列し
て構成されている。
【0031】このような構成において、原稿を読み取る
際は、図6に示すように、ランプ51によりスリット照
明された原稿22からの反射光がCCDラインセンサ8
1の受光面に結像して、CCDラインセンサ81の各光
電変換素子から受光した光強度に応じた電気信号が順番
に出力されることにより主走査が行われる。そして、図
7に示すように、ランプ51が副走査方向に移動しつ
つ、主走査が繰り返し行われることによって、原稿22
の全面が走査される。
【0032】ここで、装置の組立てにおいては、装置カ
バー21に当接して嵌め込まれるコンタクトガラス2
と、ランプ51などからなる原稿走査部5とは、作業性
を考慮してそれぞれ別々に取り付けられる。
【0033】従って、主走査方向におけるCCDライン
センサ81の光電変換素子と、図5に示すコンタクトガ
ラス2上の基準位置との位置関係、及び、副走査方向に
おける図4に示す原稿走査部5のランプ51のホームポ
ジションと、図5に示すコンタクトガラス2上の基準位
置との位置関係が、個々の装置によって異なる虞れがあ
る。
【0034】そこで、本実施形態では、原稿として図8
に示す基準原稿20を用いて、上記各位置関係に関する
補正値を求めている。図8は基準画像が記載された基準
原稿を示す図、図3は同基準原稿を裏面から見た図であ
る。
【0035】基準原稿20は、A3判サイズの硬質紙で
形成されており、表面が汚れたり端部が傷付かないよう
に管理されている。この基準原稿20には、表面に幅L
1で右辺から距離L2だけ離れて右辺に平行な黒べたの第
1基準画像20aと、幅D1で上辺から距離D2だけ離れ
て上辺に平行な黒べたの第2基準画像20bとが記載さ
れている。各幅寸法は、例えば、L1=5mm,L2=10m
m,D1=5mm,D2=10mmとすればよい。
【0036】そして、図3に示すように基準原稿20を
下向きにして、その上辺及び左辺を図5に示す装置カバ
ー21に当接させることにより、図5に示す基準位置に
基準原稿の左上隅X(図3)が一致するようにコンタク
トガラス2上に載置した状態で、後述する手順に従って
上記補正値を求める。
【0037】このように、基準原稿20を硬質紙で形成
し、表面が汚れたり端部が傷付かないように管理するこ
とにより、安定して精度良く補正値を求めることができ
る。
【0038】図1は本実施形態の電気的構成を示すブロ
ック図である。本実施形態のディジタル普通紙複写機
は、図4に示した構成に加えて、制御部11と、EEP
ROM(Electrically Erasable and Programmable Read
Only Memory)14と、操作表示部30とを備えてい
る。
【0039】画像読取部8は、CCDラインセンサ81
に加えて、A/D変換部82と、シェーディング補正部
83とを備えている。また、画像処理部9は、入力処理
部91と、FIFO(First In First Out)メモリ92
と、データ処理部93と、出力制御部94とを備えてい
る。
【0040】画像読取部8のA/D変換部82は、CC
Dラインセンサ81からのアナログ電圧信号を所定ビッ
ト(例えば8ビット)のディジタル値の画像データに変
換するものである。
【0041】シェーディング補正部83は、装置カバー
21の裏面に設けられた標準白色板23(後述する図1
0参照)を照明したときの反射光を受光して得られる白
基準データを用いて、画像データにシェーディング補正
を施すものである。
【0042】画像処理部9の入力処理部91は、画像デ
ータを伝送する際の基準クロック周波数の周波数変換な
どの処理を施すもので、これによって画像読取部8にお
ける基準クロック周波数と画像処理部9における基準ク
ロック周波数との差を吸収している。また、入力処理部
91は、上記処理を施した後、画像データをFIFOメ
モリ92に格納するものである。
【0043】データ処理部93は、CCDラインセンサ
81の数ライン分(例えば5ライン分)の画像データを
格納するだけの容量を有する画像メモリ95と、例えば
2ドット/mm程度でA3判サイズの原稿全面の画像デー
タを粗く格納するだけの容量を有する処理用メモリ96
とを備え、設定倍率に応じた拡大又は縮小処理、エッジ
強調処理や平滑処理等の公知のフィルタ処理、ディザ処
理や多値ディザ処理等の公知の階調処理その他の所定の
処理を画像データに施すものである。
【0044】また、データ処理部93は、上記所定の処
理が施された画像データが格納された画像メモリ95と
所定データが格納された処理用メモリ96とのAND処
理を行うことにより画像の一部を出力しないマスク処理
を行ったり、OR処理を行うことにより文字を重ねて出
力する文字出力処理を行うなどの特殊処理を行うもので
ある。
【0045】出力制御部94は、データ処理部93から
送出される画像データに応じて、レーザ光出力部10の
レーザ発光器11の発光制御を行うものである。
【0046】操作表示部30は、この複写機本体の上面
適所に配設され、使用者が操作するもので、複写倍率を
設定する倍率設定キー31、複写部数を設定するための
テンキー32、複写動作の開始を指示するプリントキー
33や、補正値設定キー34等の操作スイッチ群を備え
るとともに、複写条件等を表示するための液晶表示パネ
ル(図略)を備えている。そして、各操作スイッチが押
されると、その旨の信号が制御部11に送出される。
【0047】EEPROM14は、例えばフラッシュメ
モリで、主走査方向におけるCCDラインセンサ81の
光電変換素子と、図5に示すコンタクトガラス2上の基
準位置との位置関係に関する補正値ΔL、及び、副走査
方向における図4に示す原稿走査部5のランプ51のホ
ームポジションと、図5に示すコンタクトガラス2上の
基準位置との位置関係に関する補正値ΔDを格納するた
めのものである。
【0048】制御部11は、CPU等からなり、ROM
12及びRAM13を備え、上記各部の動作を制御して
複写動作を行わせるものである。ROM12には、誤差
無く正確に原稿走査部5及びコンタクトガラス2が組み
立てられた標準の場合の、主走査方向におけるコンタク
トガラス2上の基準位置(図5)、すなわちコンタクト
ガラス2の左端位置に対応するCCDラインセンサ81
の内の光電変換素子が予め格納されている。これは、例
えば、m番目の光電変換素子等のような形式で格納され
ている。
【0049】また、ROM12には、誤差無く正確に原
稿走査部5及びコンタクトガラス2が組み立てられた標
準の場合の、副走査方向における原稿走査部5のランプ
51のホームポジションからコンタクトガラス2上の基
準位置(図5)までの距離に関するデータが予め格納さ
れている。これは、例えば、光学系駆動部55のパルス
モータに供給される駆動パルス数がランプ51のホーム
ポジションからnパルスのような形式で格納されてい
る。
【0050】RAM13は、データを一時的に保管する
もので、基準原稿20(図8)を読み取ったときの画像
データを記憶する受光データ記憶手段としての機能を有
している。
【0051】また、制御部11は、次の〜の各機能
を有している。 発光回路56を介してランプ51の発光を制御して基
準原稿20の第1基準画像20a及び第2基準画像20
b(図8)の少なくとも一方を含む照明範囲を照明させ
る機能。光学系駆動部55のパルスモータに供給する
駆動パルス数に基づいてランプ51の位置を検出する位
置検出手段としての機能。
【0052】基準原稿20(図8)をコンタクトガラ
ス2(図5)の基準位置に合わせて載置して、補正値設
定キー34が押されると、画像読取部8からの画像デー
タをRAM13に格納する記憶制御手段としての機能。 RAM13に格納された画像データから第1基準画像
20a及び第2基準画像20b(図8)を判別する基準
画像判別手段としての機能。
【0053】後述する手順に従って、補正値ΔL,Δ
Dを求める第1位置判定手段及び第2位置判定手段とし
ての機能。 得られた補正値ΔL,ΔDをEEPROM14に格納
する機能。
【0054】補正値ΔLに基づいて、ROM12に格
納されている主走査方向におけるコンタクトガラス2の
基準位置(図5)に対応するCCDラインセンサ81の
内の光電変換素子を、例えば、左端の光電変換素子から
m’番目のように補正して原稿の読取制御を行う機能。
【0055】補正値ΔDに基づいて、ROM12に格
納されている副走査方向におけるランプ51のホームポ
ジションからコンタクトガラス2上の基準位置(図5)
までの距離に関するデータを、例えば、光学系駆動部5
5のパルスモータに供給される駆動パルス数をランプ5
1のホームポジションからn’パルスのように補正して
原稿の読取制御を行う機能。
【0056】次に、図3を参照しつつ、図2に従って、
主走査方向におけるCCDラインセンサ81の光電変換
素子と、コンタクトガラス2上の基準位置(図5)との
位置関係に関する補正値ΔL、及び、副走査方向におけ
る原稿走査部5のランプ51のホームポジション(図
4)と、コンタクトガラス2上の基準位置(図5)との
位置関係に関する補正値ΔDを求める手順について説明
する。図2は同手順のフローチャートである。
【0057】まず、基準原稿20が走査され、CCDラ
インセンサ81による原稿全体の画像データがRAM1
3に格納される(ステップS100)。補正値を求める
際には、基準原稿20は、白黒の2値で、2画素/mm程
度に粗く走査すればよい。その場合には、A3判の基準
原稿20は297mm×420mmであるので、A3短辺で、 2×297=594画素=594ビット これが、A3長辺に亘って行われると、 594×2×420=498,960ビット となる。従って、RAM13は512kビット程度のメモリ
容量を要する。
【0058】次いで、標準であれば原稿の上端となるラ
イン上で、原稿の左端から距離xの点P(図3)が設定さ
れ(ステップS110)、点Pから副走査方向に画像デ
ータの白黒が判別される(ステップS120)。
【0059】そして、画像データが白から黒に変化する
位置Q(図3)が検出され、その位置がRAM13に格納
され(ステップS130)、次いで、画像データが黒か
ら白に変化する位置R(図3)が検出され、その位置がR
AM13に格納される(ステップS140)。
【0060】そして、寸法QRがD1±ε1(例えばε1
=1mm)以内でなければ(ステップS150でNO)、
判別した黒画素は、第2基準画像20bの点Q〜点Rで
はなかったことになるので、ステップS130に戻って
点Qの検出が継続される。
【0061】一方、寸法QRがD1±ε1以内であれば
(ステップS150でYES)、補正値ΔD=PQ−D
2が算出される(ステップS160)。
【0062】次いで、標準であれば原稿の左端となるラ
イン上で、原稿の上端から距離yの点S(図3)が設定さ
れ(ステップS170)、点Sから主走査方向に画像デ
ータの白黒が判別される(ステップS180)。
【0063】そして、画像データが白から黒に変化する
位置T(図3)が検出され、その位置がRAM13に格納
され(ステップS190)、次いで、画像データが黒か
ら白に変化する位置U(図3)が検出され、その位置がR
AM13に格納される(ステップS200)。
【0064】そして、寸法TUがL1±ε2(例えばε2
=1mm)以内でなければ(ステップS210でNO)、
判別した黒画素は、第1基準画像20aの点T〜点Uで
はなかったことになるので、ステップS190に戻って
点Tの検出が継続される。
【0065】一方、寸法TUがL1±ε2以内であれば
(ステップS210でYES)、補正値ΔL=ST−L
2が算出される(ステップS220)。
【0066】そして、ステップS110において異なる
距離xの点Pと、ステップS170において異なる距離
yの点Sとを設定して、補正値ΔD,ΔLの算出がそれ
ぞれ8回繰り返され、その平均値が補正値ΔD,ΔLと
してEEPROM14に格納される(ステップS23
0)。
【0067】このように、本実施形態によれば、補正値
ΔD,ΔLを自動的に求めるようにしたので、コンタク
トガラス2と原稿走査部5との位置関係に関する調整を
実施する人の熟練度に関わりなく、短時間で正確に調整
を行うことができる。
【0068】なお、本発明は、上記実施形態に限られ
ず、以下の変形形態(1)〜(5)を採用することがで
きる。 (1)補正値設定キー34として専用の設定キーを設け
るのに代えて、例えばプリントキー33を押した状態で
電源が投入されたときに、補正値設定キー34が押され
たものと制御部11により判定するようにしてもよい。
【0069】(2)得られた補正値ΔD,ΔLをEEP
ROM14に格納するのに代えて、通常のRAMに格納
するとともに電池や大容量コンデンサ等のバックアップ
電源を付加するようにしてもよい。また、ハードディス
クを備え、このハードディスクに格納するようにしても
よい。
【0070】(3)第1基準画像及び第2基準画像が記
載された基準原稿を用いるのに代えて、図9、図10に
示すように、第1基準画像20a及び第2基準画像20
bを装置カバー21に記載するようにしても、同様の効
果が得られる。
【0071】図9は本形態における装置カバー21の正
面図である。図10は図4の部分拡大図で、(a)は原
稿走査部5がホームポジションに配置された状態を示
し、(b)はコンタクトガラス2の基端からの反射光を
受光している状態を示している。なお、図9、図10に
おいて、図6、図8と同一構成要素には同一符号を付し
ている。
【0072】この形態の装置カバー21には、図9に示
すように、装置カバー21とコンタクトガラス2の境界
と標準白色板23との間に、幅D1の黒べたの第2基準
画像20bが記載されるとともに幅D2の白べた領域が
設けられている。また、コンタクトガラス2の右端から
幅L2の白べた領域を空けて幅L1の第1基準画像20a
が記載されている。
【0073】この形態の動作について説明する。図10
(a)に示すホームポジションから原稿走査部5が駆動
され、幅D1の第2基準画像20bが読み取られる。そ
して、第2基準画像20bの終端から副走査方向に距離
2の位置、すなわち図10(b)に示す位置が、副走
査方向におけるコンタクトガラス2の基準位置であると
判定する。
【0074】また、幅L1の第1基準画像20aが読み
取られる。そして、第1基準画像20aの図9中、右端
に対応する光電変換素子から主走査方向に距離L2の位
置に対応する光電変換素子が、主走査方向におけるコン
タクトガラス2の基準位置に対応すると判定する。
【0075】(4)上記実施形態では、基準原稿20を
走査したときの画像データを一旦RAM13に格納する
ようにしているが、これに代えて、メモリに格納するこ
となく基準原稿20の画像データを順次判定して第1基
準画像20a及び第2基準画像20bの判別を行うよう
にしてもよい。これによって、RAM13の容量を低減
することができる。
【0076】(5)基準原稿20を走査したときの画像
データをRAM13に代えて、データ処理部93内の処
理用メモリ96に格納するようにしてもよい。この処理
用メモリ96は、A3判サイズの原稿全面の画像データ
を例えば2ドット/mm程度で粗く記憶するだけの容量を
有しているので、粗く走査した基準原稿20の画像デー
タを記憶することができる。このように処理用メモリ9
6を共用することによって、RAM13の容量を低減す
ることができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿台の第1基端から主走査方向に第1距離だけ離れた
位置に第1基準画像を有するとともに、原稿台の第2基
端から副走査方向に第2距離だけ離れた位置に第2基準
画像を有する基準物に向けて照明光を照射し、第1及び
第2基準画像の少なくとも一方を含む照明範囲を照明
し、その反射光を所定位置に導いて、この所定位置に配
設された光電変換素子群の各光電変換素子から照明範囲
の画像に対応する電気信号を出力させ、第1基準画像又
は第2基準画像を受光したか否かを判別して、第1基準
画像を受光した光電変換素子から第1基端に向けて第1
距離だけ進んだ位置が原稿台の第1基端に対応する位置
であると判定され、第2基準画像を受光した光電変換素
子から第2基端に向けて第2距離だけ進んだ位置が原稿
台の第2基端に対応する位置であると判定するようにし
たので、原稿台の第1基端及び第2基端と光電変換素子
群の光電変換素子との位置関係の調整を自動的に行うこ
とができ、これによって原稿台の第1基端及び第2基端
に合わせて載置した原稿に対応する電気信号を精度良く
出力することができる。
【0078】また、主走査方向に細長いスリット形状の
範囲を照明する照明手段を副走査方向に移動させて上記
照明範囲を照明し、光電変換素子群が第2基準画像を受
光したときの照明手段の位置を検出して、光電変換素子
が主走査方向に直線状に配列されて構成された光電変換
素子群が、第2基準画像を受光したときの照明手段の位
置から第2基端に向けて第2距離だけ進んだ位置を、原
稿台の第2基端に対応する位置であると判定することに
より、原稿台の第2基端と照明手段との位置関係の調整
を自動的に行うことができ、これによって原稿台の第2
基端に合わせて載置した原稿に対応する電気信号を精度
良く出力することができる。
【0079】また、光電変換素子群の各光電変換素子か
ら出力される電気信号を照明範囲からの反射光の反射位
置に対応付けて受光データ記憶手段に記憶させることに
より、受光データ記憶手段に記憶されている第1基準画
像を受光した光電変換素子に対応する反射位置から第1
基端に向けて第1距離だけ進んだ位置を原稿台の第1基
端に対応する位置であると判定し、第2基準画像を受光
した光電変換素子に対応する反射位置から第2基端に向
けて第2距離だけ進んだ位置を原稿台の第2基端に対応
する位置であると判定することによって、原稿台の第1
基端及び第2基端と光電変換素子群の光電変換素子との
位置関係の調整を自動的に行うことができ、これによっ
て原稿台の第1基端及び第2基端に合わせて載置した原
稿に対応する電気信号を精度良く出力することができ
る。
【0080】また、基準物は、副走査方向に平行な第1
辺及び主走査方向に平行な第2辺を有する矩形形状であ
って、第1辺から第1距離を空けて内側に第1辺に平行
に記載された第1基準画像を有するとともに、第2辺か
ら第2距離を空けて内側に第2辺に平行に記載された第
2基準画像を有する基準原稿であり、第1辺を第1基端
に合わせるとともに第2辺を第2基端に合わせて基準原
稿を原稿台に載置した状態で照明範囲を照明手段により
照明することにより、原稿台の第1基端及び第2基端と
光電変換素子群の光電変換素子との位置関係の調整を自
動的に、かつ容易に行うことができ、これによって原稿
台の第1基端及び第2基端に合わせて載置した原稿に対
応する電気信号を精度良く出力することができる。
【0081】また、原稿台に隣接して配設された規制部
材が、原稿台に載置される原稿の主走査方向の端部を第
1基端に規制する第1規制部と、原稿の副走査方向の端
部を第2基端に規制する第2規制部とを有し、基準物
は、第1規制部から第1距離を空けて第1規制部に平行
に記載された第1基準画像を有するとともに、第2規制
部から第2距離を空けて第2規制部に平行に記載された
第2基準画像を有する規制部材であることにより、基準
原稿等を原稿台に載置することなく、原稿台の第1基端
及び第2基端と光電変換素子群の光電変換素子との位置
関係の調整を自動的に、かつ簡易に行うことができ、こ
れによって原稿台の第1基端及び第2基端に合わせて載
置した原稿に対応する電気信号を精度良く出力すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置が適用されるディジ
タル普通紙複写機の一実施形態の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図2】補正値を求める手順のフローチャートである。
【図3】基準画像が記載された基準原稿を裏面から見た
図である。
【図4】本発明に係る画像読取装置が適用されるディジ
タル普通紙複写機の一実施形態の内部構成を示す正面図
である。
【図5】コンタクトガラス2に設けられている原稿を載
置する際の基準位置を説明するための部分斜視図であ
る。
【図6】原稿22及び原稿走査部5を示す斜視図であ
る。
【図7】CCDラインセンサ81による主走査及び副走
査を説明する図である。
【図8】基準画像が記載された基準原稿を示す図であ
る。
【図9】本形態における装置カバー21の正面図であ
る。
【図10】図4の部分拡大図で、(a)は原稿走査部5
がホームポジションに配置された状態を示し、(b)は
コンタクトガラス2の基端からの反射光を受光している
状態を示している。
【符号の説明】
2 コンタクトガラス 5 原稿走査部 8 画像読取部 9 画像処理部 11 制御部 12 ROM 13 RAM 14 EEPROM 20 基準原稿 20a 第1基準画像 20b 第2基準画像 21 装置カバー 21a 第1規制部 21b 第2規制部 34 補正値設定キー 55 光学系駆動部 81 光電変換部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の主走査方向の端部を合わせて載置
    するための第1基端及び原稿の上記主走査方向に直交す
    る副走査方向の端部を合わせて載置するための第2基端
    を有する原稿台と、上記第1基端から上記主走査方向に
    第1距離だけ離れた位置に第1基準画像を有するととも
    に、上記第2基端から上記副走査方向に第2距離だけ離
    れた位置に第2基準画像を有する基準物に向けて照明光
    を照射して上記第1及び第2基準画像の少なくとも一方
    を含む照明範囲を照明する照明手段と、上記照明手段に
    より照明された上記照明範囲からの反射光を所定位置に
    導く光学系と、上記所定位置に配設され、上記照明範囲
    の画像に対応する電気信号を出力する光電変換素子群
    と、上記光電変換素子群が上記第1基準画像又は上記第
    2基準画像を受光したか否かを判別する基準画像判別手
    段と、上記第1基準画像を受光した光電変換素子から上
    記第1基端に向けて上記第1距離だけ進んだ位置を上記
    原稿台の上記第1基端に対応する位置であると判定する
    第1位置判定手段と、上記第2基準画像を受光した光電
    変換素子から上記第2基端に向けて上記第2距離だけ進
    んだ位置を上記原稿台の上記第2基端に対応する位置で
    あると判定する第2位置判定手段とを備えたことを特徴
    とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像読取装置において、
    上記照明手段を上記副走査方向に移動させる移動手段
    と、上記光電変換素子群が上記第2基準画像を受光した
    ときの上記照明手段の位置を検出する位置検出手段とを
    備え、上記照明手段は、上記主走査方向に細長いスリッ
    ト形状の範囲を照明するもので、上記光電変換素子群
    は、光電変換素子が上記主走査方向に直線状に配列され
    て構成されたもので、上記第2位置判定手段は、検出さ
    れた上記照明手段の位置から上記第2基端に向けて上記
    第2距離だけ進んだ位置を上記原稿台の上記第2基端に
    対応する位置であると判定するものであることを特徴と
    する画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像読取装置にお
    いて、受光データ記憶手段と、上記光電変換素子群の各
    光電変換素子から出力される電気信号を上記反射光の反
    射位置に対応付けて上記受光データ記憶手段に記憶させ
    る記憶制御手段とを備えたことを特徴とする画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像読
    取装置において、上記基準物は、上記副走査方向に平行
    な第1辺及び上記主走査方向に平行な第2辺を有する矩
    形形状であって、上記第1辺から上記第1距離を空けて
    内側に上記第1辺に平行に記載された上記第1基準画像
    を有するとともに、上記第2辺から上記第2距離を空け
    て内側に上記第2辺に平行に記載された上記第2基準画
    像を有する基準原稿であり、上記照明手段は、上記第1
    辺を上記第1基端に合わせるとともに上記第2辺を上記
    第2基端に合わせて上記基準原稿を上記原稿台に載置し
    た状態で上記照明範囲を照明するものであることを特徴
    とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像読
    取装置において、上記原稿台に隣接して配設され、上記
    原稿台に載置される原稿の上記主走査方向の端部を上記
    第1基端に規制する第1規制部と、上記原稿の上記副走
    査方向の端部を上記第2基端に規制する第2規制部とを
    有する規制部材を備え、上記基準物は、上記第1規制部
    から上記第1距離を空けて上記第1規制部に平行に記載
    された上記第1基準画像を有するとともに、上記第2規
    制部から上記第2距離を空けて上記第2規制部に平行に
    記載された上記第2基準画像を有する上記規制部材であ
    ることを特徴とする画像読取装置。
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WO2004105378A1 (ja) * 2003-05-21 2004-12-02 Sharp Kabushiki Kaisha 画像位置補正方法、画像位置補正用治具、及び、画像形成装置
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