JPH1141394A - 凹凸情報読み取り装置及び画像読み取り装置 - Google Patents

凹凸情報読み取り装置及び画像読み取り装置

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JPH1141394A
JPH1141394A JP9189856A JP18985697A JPH1141394A JP H1141394 A JPH1141394 A JP H1141394A JP 9189856 A JP9189856 A JP 9189856A JP 18985697 A JP18985697 A JP 18985697A JP H1141394 A JPH1141394 A JP H1141394A
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JP9189856A
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Akihiro Usami
彰浩 宇佐美
Yoshinori Ito
嘉則 伊藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点字等の凹凸情報を読み取ることのできる凹
凸情報読み取り装置を得る。 【解決手段】 柔軟性を持つシート40上に多数の導体
41を平行に設けると共に、これと直交してローラ43
を間隙44を介して軸受け46に設け、このローラ43
の周面に8本の導体45を軸方向に設ける。また、軸受
け46を通して電線47及び端子48を設ける。シート
40を凹凸情報が記録された原稿上に載置すると、この
シート40は原稿の凹凸に応じて凹凸状に変形する。こ
の状態でローラ43を回転させながら導体41の延長方
向に移動させると、シート40の凸状に変形した部分の
導体の1本が導体45の1本に接触する。従って、端子
48より凹凸情報の座標に対応した信号を得ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は点字等の凹凸情報が
記録された原稿を読み取る凹凸情報読み取り装置及び通
常の画像が記録された原稿を読み取るスキャナ等の画像
読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿の画像を光学的なセンサ
を用いて読み取り、読み取った原稿の像に対して各種画
像処理を施した結果を、用紙などの記録媒体上に画像と
して記録する画像形成装置が広く普及している。
【0003】また従来のスキャナ等の画像読み取り装置
で、切り張りした原稿などを読み取るときに発生する原
稿照明方向に依存した影を消すために、原稿の上流側と
下流側の両側から光の強さが同じになるように(5:5
照明)、照明装置を設計していた。
【0004】図29はその原理を示す図であり、原稿2
01には切り張り原稿202が張り付けられている。こ
の原稿201はガラス台203上に載置され、その下方
から2つの照明部204、205により互いに逆方向か
ら照明されている。このため切り張り原稿202の図の
右側では、照明部205からの照明により影は生じない
が、照明部204からの照明により切り張り原稿202
の影206が原稿201上に生じることになる。このた
め従来では、画像処理等により画像のハイライト部分を
飛び気味に設定し、画像に影が出ないようにしていた。
あるいは複写装置では、画像形成処理により影が出ない
ようにハイライト部分を飛び気味に設定するようにして
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の画像形成装置では、原稿に記録されている情報
が光学的に読み取ることのできる色情報であり、単色で
媒体の表面上の凹凸によって表されている例えば点字な
どの凹凸情報が記録されている原稿を読み取ることはで
きなかった。
【0006】また、画像読み取り装置においては、近年
になり、ハイライトの再現性に対しユーザからの要求が
厳しくなり、ハイライトまで再現できることが望まれて
いる。ところがハイライトを出すように装置を設計して
おくと、切り張りした原稿などを読み取ったとき、影が
生じることになってしまう。即ち、従来技術では、ハイ
ライト再現と影消しとは両立しないという問題が生じて
いた。
【0007】従って、本発明の目的は、凹凸情報を読み
取ることのできる凹凸情報読み取り装置を提供すること
にある。
【0008】また、本発明の他の目的は、ハイライトの
再現と影消しとを両立させることのできる画像読み取り
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による凹凸情報読
み取り装置においては、凹凸情報が記録された原稿上に
載置されるシート部材と、上記シート部材の面に対して
構成され上記原稿の凹凸情報に応じた電気的な信号を発
生する信号発生手段とを設けている。
【0010】また、上記信号発生手段を、柔軟性を有す
る上記シート部材の表面上に平行に設けられた複数本の
線状の第1の導体と、上記第1の導体の上方にこの第1
の導体と所定の間隙を以ってかつその軸方向が上記第1
の導体と直交して配され回転可能にかつ上記第1の導体
の延長方向に移動可能に軸支された棒状のローラと、上
記ローラの周面に上記軸方向と平行に複数本設けられか
つそのうちの1本が上記原稿の凹凸情報に応じた上記シ
ート部材の変形により上記第1の導体のうちの1本に選
択的に接触するように成された線状の第2の導体と、上
記第1の導体のうちの1本に選択的に接触した第2の導
体の1本に接触するように成された端子手段とにより構
成してもよい。
【0011】上記信号発生手段を、弾力性を有する上記
シート部材の表面に設けられ、上記凹凸情報に応じた上
記シート部材の変形により動作される複数の圧力センサ
により構成してもよい。
【0012】また他の発明による凹凸情報読み取り装置
においては、凹凸情報が記録された原稿に接触する面に
設けられており上記原稿の凹凸情報に応じて動作される
複数のスイッチから成り、各スイッチの状態に応じた電
気的な信号を発生するスイッチ手段を設けている。
【0013】さらに他の発明による凹凸情報読み取り装
置においては、凹凸情報が記録された第1の原稿を照明
して上記凹凸情報の影が生じるように成す第1の照明手
段と、上記影を含む凹凸情報を光学的に読み取り、電気
的な信号に変換する読み取り手段とを設けている。
【0014】また、上記読み取り手段が上記第1の原稿
を読み取る第1のモードと画像が記録された通常の第2
の原稿を読み取る第2のモードとを切り換える切り換え
手段と、上記第2のモード時に、上記第1の照明手段を
上記第1のモード時における位置から上記読み取り手段
に近い位置に移動させる移動手段とを設けてもよい。
【0015】また、上記読み取り手段が上記第1の原稿
を読み取る第1のモードと画像が記録された通常の第2
の原稿を読み取る第2のモードとを切り換える切り換え
手段と、上記第1の照明手段の位置より上記読み取り手
段に近い位置に設けられ上記第2のモード時に上記第2
の原稿を照明する第2の照明手段とを設けてもよい。
【0016】また、上記電気的な信号から点字情報を認
識する認識手段を設けてもよい。
【0017】本発明による画像読み取り装置において
は、画像が記録された原稿を複数の方向から照明する照
明手段と、上記照明された原稿を光学的に読み取る読み
取り手段と、上記読み取り手段に上記原稿を複数回読み
取らせると共に、その読み取り回数に応じて上記照明手
段を制御する制御手段とを設けている。
【0018】また、上記制御手段が上記照明手段を、上
記読み取り手段のある回の読み取り時には上記原稿を1
方向から照明するように制御し、別の回の読み取り時に
は他の方向から照明するように制御してもよく、あるい
は上記読み取り手段のある回の読み取り時には上記原稿
を1方向から照明するように制御し、別の回の読み取り
時には上記1方向を含む複数方向から照明するように制
御してもよい。
【0019】さらに、上記読み取り手段の上記各回の読
み取りにより得られる各画像信号に基づいて上記原稿に
生じる影の部分を補正する補正手段を設けてもよい。
【0020】また、上記制御手段が、上記各回の読み取
りにより得られる各画像信号に基づいて上記原稿に生じ
る影の部分を示す情報を得、この情報に基づいてさらに
読み取りを行わせ、その際、上記原稿の影の部分に対す
る照明光量を増加させるように上記照明手段を制御して
もよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は本発明を適用した画像形成
装置の実施の形態を示すもので、点字原稿読み取り装置
を備えたデジタル複写機の外観斜視図である。このデジ
タル複写機10は大別して2つの要素から構成されてい
る。第1の大別要素として、複写機上方に、原稿を読み
取りデジタル画像データを出力するイメージスキャナ部
11(以下、「リーダ部」と略す)を備える。このリー
ダ部11内には、デジタル画像データの各種の画像処理
を行うと共に、リーダ部11および後述するプリンタ部
12の制御や外部装置とのインターフェース等の処理機
能を有するコントローラ部13が内蔵されている。この
リーダ部11は、原稿台ガラス17の上に原稿を押さえ
るための蓋として、原稿カバー14を備えている。ま
た、第2の大別要素として、リーダ部11の下方に位置
し、コントローラ部13より出力されるデジタル画像デ
ータに基づいて記録紙に記録を行うためのプリンタ部1
2を備えている。
【0022】原稿台ガラス17上には、原稿18が通常
の画像原稿である場合には、図1で下向きに置かれ、原
稿台ガラス17下部に内蔵の不図示の光学式センサによ
って画像データを読み取る機構を内蔵している。また、
原稿18が点字原稿である場合には、図1で上向きに置
かれ、原稿カバー14の原稿台ガラス17側の面に装備
された、凹凸情報読み取り装置15により原稿の凹凸デ
ータを読み取る機構を内蔵している。
【0023】また、リーダ部11の一方の側面には、コ
ントローラ部13に接続された操作部16が設けられて
いる。この操作部16は操作者が複写機に各種情報や動
作指令等を入力するためのものである。コントローラ部
13は、このような操作部16を介して入力された情報
に応じて、リーダ部11やプリンタ部12に対する動作
指令を行うように構成されている。記録媒体上の色情報
で構成される通常の画像原稿を読み取る通常モードか
ら、凹凸情報で構成される点字原稿を読み取る点字モー
ドへの切り替え指令も、この操作部16を介して操作者
がコントローラ部13に指令を与えることによって行わ
れる。
【0024】一方、プリンタ部12においては、例えば
インクジェット方式の記録ヘッドを使用したインクジェ
ットプリンタや、電子写真方式のレーザプリンタ等が用
いられ、コントローラ部13より与えられる画像データ
を用紙やOHPシート等の記録媒体上に印刷することが
できるようになっている。
【0025】この複写機10は、通常モードでは、図2
に示すように動作する。すなわちスキャナ部11に内蔵
の光学式スキャナより、原稿20の画像データを読み取
り(21)、読み取った画像データに対してコントロー
ラ部13で入力マスキングや黒文字処理などの画像処理
を行い(22)、処理結果の画像データをプリンタ部1
2に送り、印刷用紙上に画像形成して(23)、コピー
24を出力する。
【0026】これに対し、操作者が操作部16で点字モ
ードに切り替えると、図3に示すコピー動作となる。す
なわち、入力装置を光学式スキャナから凹凸情報読み取
り装置15へ切り替え、点字原稿30を画像データに変
換して2値画像として読み取る(31)。そして、点字
一文字ずつを切り出して(32)、パターンマッチング
により認識し(33)、フォントを用いて読み取った画
像の点字各一文字をほぼ同じ大きさの通常の文字と置き
換えた画像を形成する(34)。そして通常文字で構成
された画像をプリンタ部12へと送り、用紙上に画像形
成して(35)、翻訳した画像のコピー36を出力す
る。つまり点字が通常の画像原稿へと翻訳されて出力さ
れ、点字の知識の無い人でも読める原稿となるわけであ
る。
【0027】図4は本実施の形態の複写機で用いられる
凹凸情報読み取り装置15の構成を示す。まず図4
(a)に示すように、原稿を押さえる柔軟性のある材質
の押さえシート40があり、その四辺は原稿カバー14
の筺体で固定されている。この押さえシート40には多
数本の微細な線状の導体41(導体Aとする)が平行に
配置されている。これらの導体A41は一本ずつ端子4
2がついており、図1における奥の方から順にA1、A
2、A3、…とする。
【0028】また、図4(a)(b)のように、押さえ
シート40上部に棒状のローラ43がその軸が導体A4
1に対して垂直に配置されている。このローラ43は軸
受け46に回転可能に軸支されている。通常の状態では
ローラ43とシート40とは一定間隔の微小な隙間44
が生じるようになっている。ローラ43の周面には微細
な線状の導体45(導体Bとする)が8本、ローラ43
の軸に水平な方向に等間隔に配置されている。ローラ4
3の軸受け46には電線47が通してあり、その一端は
導体B45の内の一本に接触できるようになっており、
他端は1つの端子B48と接続されている。
【0029】次に動作について説明する。ローラ43
は、不図示のモータ等で構成される駆動機構により、左
右に移動するとともに、ローラ43の表面の導体A41
に近い側面が移動と同じ速度で移動方向と逆向きに動く
ように回転する。例えば図4で、ローラ43が右に移動
したとすると、回転は右回転(時計方向)である。点字
原稿読み取り開始時には、ローラ43は図4で左端の位
置にあり、導体B45の内の一本と端子B48とが接続
した状態となっている。読み取りを開始すると、ローラ
43は右方向へ移動するとともに右回転を開始し、2本
の導体B45の間隔49分だけ右に移動すると、端子B
48には次の導体B45が接触することになる。すなわ
ち、ローラ43が移動するにつれて一定間隔49ごとに
端子B48が導体B45と接触する座標があらわれるこ
とになる。この座標を図4の左端より順にB1、B2、
B3、…とする。
【0030】図5に示すように、点字原稿51がセット
されると、シート40上の導体A41は点字の突起によ
り持ち上げられる。シート40および導体41は十分に
柔軟で変形可能であるため、点字原稿で凸の部分のみ持
ち上げられ、凹の部分はそのままの状態となる。持ち上
げられた凸部分の導体A41は、ローラ43上の最下部
の導体B45と接触するようになる。このとき持ち上げ
られた導体A41に接続する端子A42と端子B48と
が導通することになり、導体B45と導体A42との交
点に位置する原稿の座標に、凸部分があることを検出で
きる。
【0031】このようにして、ローラ43を左端から右
へスキャンした結果、図6に黒点で示すように、原稿の
凸部分を特定することができる。ここで位置B1、B
2、B3、…をx座標、A1、A2、A3、…をy座標
とすれば、図6は黒点部分をオンの画素とした2値画像
に他ならない。上記のようにして点字原稿の読み取り、
2値画像化処理が行われる。以上のように本実施の形態
では、上記x、y各座標に実質的に多数のスイッチを配
置した構成となっている。
【0032】次に2値画像化された点字原稿データにお
いて、点字一文字ずつを切り出す処理を行う。図7の7
1は点字原稿を2値画像化したものである。本実施の形
態における点字原稿とは、点字タイプライタ等で作成さ
れた行列の並びが一文字ずつきっちりとそろって並んだ
ものを対象としている。まず2値画像化された点字原稿
71に対して、縦横それぞれの方向にヒストグラム7
2、73をとる。これは単純に横のヒストグラム72に
ついては原稿に対して水平に引いた直線下に存在する点
の数をy座標毎にカウントしたものであり、縦のヒスト
グラム73については原稿に対して垂直に引いた直線下
に存在する点の数をx座標毎にカウントしたものであ
る。
【0033】これらのヒストグラムは図7(a)に示す
ように、きっちりと何本かの柱に分かれた形状となる。
もしこのようにはっきりと分かれていない場合は、原稿
が斜めに置かれた状態でスキャンされた場合であり、こ
のときは歪み補正処理を前処理として行う必要がある。
【0034】ヒストグラムの抽出が完了したら、まず縦
のヒストグラム73を利用して一文字の幅を特定する。
これはヒストグラム73の柱2本ずつを組として分割線
を引く作業である。次に同様に横のヒストグラム72に
ついてもこれを行う。横については柱3本を一組として
分割する。結果として選られるのは図7(b)の74上
に示す分割線であり、斜線で示した一マス75毎に点字
一文字を表しているということが特定できる。
【0035】あとはこれら一マスずつに、コントローラ
部13にもたせたメモリ内の、図8に示すリファレンス
を用いて、単純にパターンマッチングをとれば、点字原
稿を通常の文字コードへと変換できる。このパターンマ
ッチングは、リファレンスを図7(b)の75で切り出
した点字一文字の大きさに合わせて拡大または縮小して
から、マッチした点の合計をとり、適当なしきい値で判
別するものである。
【0036】変換すべき文字コードが判明したら、次に
コントローラ部13内蔵のフォントを用いて、原稿71
の点字一文字を文字フォントに置き換えた画像を形成す
る。これは切り出した一マス75の大きさを参考にして
ちょうどよい大きさのフォントを選んで点字の部分と置
き換える作業である。このようにして作られた通常文字
により構成される画像をプリンタ部12に送り、用紙上
に画像形成して処理は終了である。翻訳処理結果の画像
の一例を図9(b)に示す。本実施の形態では、図9
(a)のような原稿の点字一文字に対して、同じ位置に
通常の文字がプリントされるようになっている。
【0037】本実施の形態および後述する第2〜5の実
施の形態における凹凸情報読み取り装置は、図16
(a)に示す断面162が半円状になった立体線161
で構成される図形を読み取ることも可能である。このよ
うな立体線161としては、実線、点実線、点線、破
線、点破線で盲人用の地図を示す際に用いられているも
のがある。本装置では、読み取った立体線は、図16
(b)に示すように画像化して紙上に印刷することがで
きる。これは凹凸原稿を2値画像として読み取った後
に、コントローラ部13においてそれが点字でないと判
別された時、点字を通常の文字フォントに置き換える処
理を行わずに、2値画像をそのままプリンタ部12に送
ることで実現できる。
【0038】(第2の実施の形態)本実施の形態は、凹
凸情報読み取り装置を図10に示すように構成したもの
である。すなわち、図1の原稿カバー14の下側に原稿
と接する面101に、多数の微小なスイッチ102をマ
トリクス状に配置したものである。
【0039】点字モードの場合には第1の実施の形態と
同様、点字原稿104を上向きに置くことにより、点字
の凸部分においてはスイッチ102がスプリング103
に抗して押され、導通したスイッチ102の座標がオン
である画素として、第1の実施の形態と同様に点字原稿
を2値画像化することができる。2値画像化後の処理は
第1の実施の形態と同様であり、最終的に出力として点
字を通常の文字に翻訳したコピーや、立体線を画像化し
たコピーを得ることができる。
【0040】通常の原稿を読み取る場合には、原稿を下
向きに置き、原稿台ガラス17下部の光学式スキャナに
画像情報を読み取らせる。この場合、スイッチ102の
スプリング103が原稿を押さえる役目をする。
【0041】上記第2の実施の形態によれば、第1の実
施の形態のようなローラのスキャン構成を省略でき、か
つ原稿全面を一度に読み取ることができるため、読み取
り速度が向上する。また、第1の実施の形態によれば、
第2の実施の形態における多数のスイッチ102を用い
ることによる大量の配線を省略できる。
【0042】(第3の実施の形態)本実施の形態は、凹
凸情報読み取り装置を図11に示すように構成したもの
である。すなわち、原稿カバー14の下面の原稿押さえ
シート112をある程度の厚みの弾力性のある素材と
し、その上部に圧力センサ111を第2の実施の形態の
スイッチ102と同様にマトリクス状に配置したもので
ある。点字原稿113は原稿台ガラス114上に上向き
に置き、原稿押さえシート112により固定される。
【0043】原稿の点字の凸部分においては、原稿押さ
えシート112は上にへこんだ変形状態となり、その上
部に位置する圧力センサ111には、周りの他のセンサ
よりも強い圧力がかかり、大きな出力が得られることに
なる。
【0044】この第3の実施の形態によれば、より凸の
高い部分には、より強い圧力がかかることになり,出力
に応じて点字原稿を多値の画像として変換して読み取る
ことが可能となる。多値の読み取りが可能であるため、
この読み取り装置の応用範囲は、高さの異なる数種類の
立体線で描かれた図形の原稿を読み取り画像化するな
ど、より広いものとすることができる。
【0045】点字の翻訳に関しては、図12に示すよう
に、多値画像として読み取った(121)原稿を、文字
切り出し処理を行う前に、あらかじめ画像データの2値
化(122)を行うだけで、その後の処理は第1の実施
の形態と同様である。
【0046】(第4の実施の形態)本実施の形態におけ
る凹凸情報読み取り装置は、通常原稿を読み取る光学式
の原稿画像読み取り装置を改良して図13に示す構成と
したものである。図13(a)において、画像読み取り
センサ131のキャリッジ132には、原稿に焦点を合
わすためのレンズ133と、原稿に光を当てるためのラ
ンプ136が搭載されている。センサ131はセンサ基
板134上に固定されており、センサ131で読み取っ
た信号は、ケーブル135を経てコントローラ部13に
送られる。このランプ136は不図示の機構によって、
レール137上をセンサ131に近い位置から遠い位置
へ矢印で示すように移動することができる。
【0047】画像原稿を読み取る通常モードにおいて
は、図13(a)に示すように、ランプ136は極力セ
ンサ131に近い位置にくるようにし、原稿上に紙を貼
り付けたとき等によってできる少々の段差では影ができ
にくいようにしてある。
【0048】点字モードに切り替えると、ランプ136
は図13(b)に示すように、センサ131から遠い位
置に移動する。このようにすると光源の方向が読み取り
位置から遠くなり、原稿と水平に近くなるため、少々の
段差でも影140ができやすくなる。原稿台ガラス17
上に点字原稿をおいた場合は、図13(b)に示すよう
にガラスと原稿との間に間隙139ができ、これによっ
て原稿が浮いた部分では、レンズ133の焦点が合わな
くなるため、読み取り画像はその部分で少々黒くなる。
しかし、点字程度の焦点のずれでは、それほど濃くはな
らない。光の当たらない影の部分140は浮いているが
光のあたっている部分よりもはるかに濃く黒がでる。
【0049】そこで、読み取った点字原稿の多値画像
を、コントローラ部13で単純にしきい値処理してやれ
ば、図14(b)に示す影部分のみ黒となる2値画像を
得ることができる。この画像を、影の形のパターンで構
成された、図8と同様の点字のリファレンスとマッチン
グしてやれば、図3と同様に原稿の翻訳を行うことがで
きる。
【0050】(第5の実施の形態)本実施の形態による
凹凸情報読み取り装置は、図13の構成を図15に示す
構成としたものである。すなわち、キャリッジ132に
固定した2つのランプ151、152を搭載し、通常モ
ードにおいては、センサ131に近いランプ151を点
灯して原稿を読み取り、点字モードにおいては、センサ
131に遠い方のランプ152を点灯して原稿を読み取
るものである。
【0051】本実施の形態によれば、ランプの移動機構
を省略でき、モード切り替えを速やかに行うことができ
るようになる。尚、点字読み取り、翻訳のしくみについ
ては、第4の実施の形態とまったく同様である。
【0052】(第6の実施の形態)図17は本実施の形
態による画像読み取り装置を示すもので、図29と同一
部分には同一番号を付して重複する説明を省略する。こ
こでは照明部204、205はハロゲンランプが使用さ
れる。206、207、208は走査ミラーで、図示し
ない光学走査ユニットに収容され、このユニットが往復
移動しながら原稿201からの反射光をCCDユニット
209に導く。
【0053】CCDユニット209には、撮像素子とし
てのCCD210と、CCDドライバ211と、走査ミ
ラー208からの反射光をCCD210に結像させるレ
ンズ212とが収容される。CCD210から出力され
る画像信号は8ビットのデジタルの画像データに変換さ
れた後、コントローラ部213に入力される。照明制御
部214はコントローラ部213の出力に応じて照明部
204、205を制御する。
【0054】図18はコントローラ部213の構成を示
す。215は全体の制御を行うCPUであり、装置本体
の制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専用
メモリ216(ROM)からプログラムを順次読み取
り、実行する。CPU215のアドレスバスおよびデー
タバスはバスドライバ、アドレスデコーダ回路217を
へて各負荷に接続されている。また、218は入力デー
タの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置で
あるところのランダムアクセスメモリ(RAM)であ
る。219はI/Oインターフェースであり、光学系の
駆動を行うモータ類220、照明制御部214、ソレノ
イド類221等の装置の各負荷に接続される。222は
画像処理部であり、CCDユニット209から出力され
た画像信号が入力され、後述する画像処理を行い、ホス
トコンピュータ223等へ出力される。
【0055】図19は本実施の形態の動作、処理を示す
フローチャート、図20は切り張り原稿202を有する
原稿201を読み取る動作を示す図、図21は図18の
画像処理部222の構成を示すブロック図である。先
ず、図19の処理224で1回目の原稿走査を行う。こ
のときは図20(a)のように照明部204のみにより
原稿201を照明する。この原稿走査においてCCD2
10に入った光は電気的な画像信号に変換される。この
画像信号は図21のA/Dコンバータ229で画像デー
タに変換され、さらにシェーディング補正部230で原
稿の照明むら等を補正された後、メモリ231に蓄えら
れる(処理225)。次に処理226で2回目の原稿走
査を行う。このときは図20(b)のように照明部20
5により原稿201が照明される。
【0056】図22は1回目と2回目の走査におけるC
CD210の出力の違いを示す。1回目の原稿走査で
は、照明部204のみが用いられるので、影の部分24
1でCCD出力が下っており、2回目の原稿走査では、
照明部205のみが用いられるので影は生じていない。
【0057】次に処理227でメモリ231に蓄えられ
た画像データを順次読み出して画像比較処理部232で
図23に示す処理が行われる。ここでは図18のCPU
215の処理を示している。処理233のI1(i,
j)は1回目の走査で得られた画像データであり、処理
234のI2(i,j)は2回目の走査で得られた画像
データである。例えば、原稿の白いところをI=25
5、黒いところをI=0とする。処理235で、あらか
じめ決めておいたしきい値S0(>0)よりもI1
(i,j)−I2(i,j)の差が大きいときは、出力
画像信号O(i,j)としてI1(i,j)となる(処
理236)。そうでなく(処理237)、しきい値S0
よりもI2(i,j)−I1(i,j)の差が大きいと
きは、出力画像信号O(i,j)としてI2(i,j)
となる(処理238)。さらに、そうでないときは、
{I1(i,j)+I2(i,j)}/2を出力画像信
号O(i,j)とする(処理239)。出力された後
は、パソコン、ネットワークやプリンタに送られる。
【0058】(第7の実施の形態)第6の実施の形態で
は、2回目の走査で図20(b)のように照明部205
のみで照明したが、本実施の形態では2回目の走査時に
2つの照明部204、205を同時に点灯するようにし
ている。その場合の処理は図23と同様に行われる。
【0059】しかしながら、片側照明のとき光量が両側
照明に比較し半分になり、その結果出力信号が半分にな
るので、S/Nが悪い場合がある(ただし原稿の白部分
は両側照明でも片側照明でもシェーディング補正される
ので、例えば8ビットでどちらも255の信号が出
る)。その場合は、図24に示すように両側点灯の画像
信号を使う方法も考えられる。処理240、241で1
回目、2回目の走査による画像データを得る。次に処理
242で各データの差をしきい値S1と比較している。
このしきい値S1はノイズを考慮してマイナスの値をと
ることもある。S1よりもI2(i,j)−I1(i,
j)の差が大きいときは出力画像信号O(i,j)とし
てI2(i,j)となる(処理243)。さらに、そう
でないときは、I1(i,j)を出力画像信号O(i,
j)とする(処理244)。
【0060】(第8の実施の形態)上記第6、7の実施
の形態では、画像処理により影消しを行っているが、本
実施の形態では原稿の照明光量を制御することにより影
消しを行う。これは3回目の走査を行い、このとき第
6、7の実施の形態で得られる影情報に基づいて影の位
置のところで影を発生させない側の照明部の光量を図1
7の照明制御部214により増加させることにより行わ
れる。
【0061】照明部としてハロゲンランプなどが考えら
れるが、図25のように蛍光灯245、246を用いて
もよいし、図26のように短焦点レンズアレイ249、
250と組み合わせたLEDアレイ247、248を用
いてもよい。蛍光灯やLEDアレイの場合、CCDの蓄
積時間と発光時間とを同期させることにより、図25で
は、蛍光灯245、246を交互に、また、図26では
LEDアレイ247、248を交互に点灯させることも
可能である。
【0062】その場合、画像処理部222の構成は図2
7のようになり、図示のように図21のメモリ231を
FIFO等のラインメモリ251に代えることができ、
コストダウンを図ることができる。また、カラー読み取
り装置に応用するときはRGB信号それぞれに対して、
同様の処理を行えばよい。
【0063】さらに、影消しの処理は、図28に示すよ
うにホストコンピュータ223に2枚の原稿照明の向き
の異なる画像データをスキャナ252から取り込み。ホ
ストコンピュータ側で図23や図24のような処理を行
うようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、凹凸情報が記録された原稿上にシート部材を載
置することにより、点字や立体線等の凹凸情報を読み取
り、凹凸情報に応じた信号を得ることができる。
【0065】また、請求項2の発明によれば、ローラが
回転しながら移動することにより、端子手段より凹凸情
報に応じた信号をシート部材上の位置に対応する信号と
して得ることができる。
【0066】また、請求項3の発明によれば、凹凸情報
の高さに応じて複数の圧力センサに加えられる圧力が異
なるので、各圧力センサより多値の信号を得ることがで
き、より多くの情報量を読み取ることができると共に、
複雑な機構等を必要としない。
【0067】さらに請求項4の発明によれば、凹凸情報
に応じて複数のスイッチが選択的にオン、オフされるの
で、各スイッチより凹凸情報を示す信号を得ることがで
きると共に、複雑な機構等を必要としない。
【0068】また、請求項5の発明によれば、凹凸情報
を照明することにより生じる影を、従来のスキャナで用
いられるセンサ等の光学的な読み取り手段で読み取るこ
とができると共に、複雑な機構や配線を必要としない。
【0069】請求項6の発明によれば、凹凸情報の原稿
と画像の原稿とを選択的に読み取ることができると共
に、画像の原稿の読み取り時に照明手段を適切な位置に
移動させることにより、切り張り原稿等にある段差等に
よる影をハイライト部分を損なうことなく除去すること
ができる。
【0070】請求項7の発明によれば、凹凸情報の原稿
と画像の原稿とを選択的に読み取ることができると共
に、読み取り手段に近い側の照明手段で原稿を照明する
ことにより、上記影をハイライト部分を損なうことなく
除去することができる。
【0071】請求項8の発明によれば、凹凸情報から点
字情報を認識して翻訳等を行うことができる。
【0072】請求項9〜11の発明によれば、原稿を複
数回読み取ることにより、上記段差等による影を補正す
るための画像データを得ることができる。そして請求項
12の発明により上記画像データを処理することによ
り、画像における上記影の部分を補正することができ
る。
【0073】請求項13の発明によれば、上記原稿上の
上記影の部分に対する照明光量を増加させることによ
り、この影を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】画像形成装置における通常の画像原稿を読み取
りコピー出力するまでを示した概略的な流れ図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による点字原稿読み
取りから翻訳結果をコピーして出力するまでを示した概
略的な流れ図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態による凹凸情報読み
取り装置の概略を示した構成図である。
【図5】第1の実施の形態による凹凸情報読み取り装置
の凸部分検出を示す構成図である。
【図6】第1の実施の形態による点字原稿読み取りの例
を示す構成図である。
【図7】点字の一文字切り出し処理を示す構成図であ
る。
【図8】点字変換用リファレンスを示す構成図である。
【図9】点字の翻訳の様子を示す構成図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態による凹凸情報読
み取り装置の構成図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態による凹凸情報読
み取り装置の構成図である。
【図12】第3の実施の形態おける点字を読み取り翻訳
結果を画像形成するまでを示した概略的な流れ図であ
る。
【図13】第4の実施の形態による凹凸情報読み取り装
置の構成図である。
【図14】第4の実施の形態における点字原稿を2値画
像として読み込んだ様子を示す構成図である。
【図15】第5の実施の形態による凹凸情報読み取り装
置の構成図である。
【図16】立体線で構成される図形を画像化する様子を
示す構成図である。
【図17】第6の実施の形態による画像読み取り装置を
示す構成図である。
【図18】コントローラ部の構成を示すブロック図であ
る。
【図19】画像読み取り動作を示すフローチャートであ
る。
【図20】切り張り原稿の読み取り動作を示す構成図で
ある。
【図21】画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図22】CCD出力を説明するための構成図である。
【図23】画像比較処理部の処理を示すフローチャート
である。
【図24】第7の実施の形態による画像比較処理部の処
理を示すフローチャートである。
【図25】第8の実施の形態による照明部を示す構成図
である。
【図26】第8の実施の形態による照明部を示す他の構
成図である。
【図27】画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図28】スキャナとホストコンピュータの接続を示す
構成図である。
【図29】従来の画像読み取り装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
10 デジタル複写機 11 リーダ部 13 コントローラ部 15 凹凸情報読み取り装置 40 押さえシート 41 導体A 43 ローラ 44 隙間 45 導体B 46 軸受け 47 電線 48 端子B 51 点字原稿 101 原稿カバーの原稿と接する面 102 スイッチ 104 点字原稿 111 圧力センサ 112 原稿押さえシート 113 点字原稿 131 画像読み取りセンサ 136 ランプ 137 レール 151、152 ランプ 201 原稿 202 切り張り原稿 204、205 照明部 210 CCD 213 コントローラ部 214 照明制御部 215 CPU 222 画像処理部 223 ホストコンピュータ 232 画像比較処理部 241 影の部分 245、246 蛍光灯 247、248 LEDアレイ 252 スキャナ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸情報が記録された原稿上に載置され
    るシート部材と、 上記シート部材の面に対して構成され上記原稿の凹凸情
    報に応じた電気的な信号を発生する信号発生手段とを備
    えた凹凸情報読み取り装置。
  2. 【請求項2】 上記信号発生手段は、 柔軟性を有する上記シート部材の表面上に平行に設けら
    れた複数本の線状の第1の導体と、 上記第1の導体の上方にこの第1の導体と所定の間隙を
    以ってかつその軸方向が上記第1の導体と直交して配さ
    れ回転可能にかつ上記第1の導体の延長方向に移動可能
    に軸支された棒状のローラと、 上記ローラの周面に上記軸方向と平行に複数本設けられ
    かつそのうちの1本が上記原稿の凹凸情報に応じた上記
    シート部材の変形により上記第1の導体のうちの1本に
    選択的に接触するように成された線状の第2の導体と、 上記第1の導体のうちの1本に選択的に接触した第2の
    導体の1本に接触するように成された端子手段とから構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の凹凸情報
    読み取り装置。
  3. 【請求項3】 上記信号発生手段は、弾力性を有する上
    記シート部材の表面に設けられ、上記凹凸情報に応じた
    上記シート部材の変形により動作される複数の圧力セン
    サから成ることを特徴とする請求項1記載の凹凸情報読
    み取り装置。
  4. 【請求項4】 凹凸情報が記録された原稿に接触する面
    に設けられており上記原稿の凹凸情報に応じて動作され
    る複数のスイッチから成り、各スイッチの状態に応じた
    電気的な信号を発生するスイッチ手段を設けたことを特
    徴とする凹凸情報読み取り装置。
  5. 【請求項5】 凹凸情報が記録された第1の原稿を照明
    して上記凹凸情報の影が生じるように成す第1の照明手
    段と、 上記影を含む凹凸情報を光学的に読み取り、電気的な信
    号に変換する読み取り手段とを備えた凹凸情報読み取り
    装置。
  6. 【請求項6】 上記読み取り手段が上記第1の原稿を読
    み取る第1のモードと画像が記録された通常の第2の原
    稿を読み取る第2のモードとを切り換える切り換え手段
    と、 上記第2のモード時に、上記第1の照明手段を上記第1
    のモード時における位置から上記読み取り手段に近い位
    置に移動させる移動手段とを設けたことを特徴とする請
    求項5記載の凹凸情報読み取り装置。
  7. 【請求項7】 上記読み取り手段が上記第1の原稿を読
    み取る第1のモードと画像が記録された通常の第2の原
    稿を読み取る第2のモードとを切り換える切り換え手段
    と、 上記第1の照明手段の位置より上記読み取り手段に近い
    位置に設けられ上記第2のモード時に上記第2の原稿を
    照明する第2の照明手段とを設けたことを特徴とする請
    求項5記載の凹凸情報読み取り装置。
  8. 【請求項8】 上記電気的な信号から点字情報を認識す
    る認識手段を設けたことを特徴とする請求項1、4又は
    5記載の凹凸情報読み取り装置。
  9. 【請求項9】 画像が記録された原稿を複数の方向から
    照明する照明手段と、 上記照明された原稿を光学的に読み取る読み取り手段
    と、 上記読み取り手段に上記原稿を複数回読み取らせると共
    に、その読み取り回数に応じて上記照明手段を制御する
    制御手段とを備えた画像読み取り装置。
  10. 【請求項10】 上記制御手段は上記照明手段を、上記
    読み取り手段のある回の読み取り時には上記原稿を1方
    向から照明するように制御し、別の回の読み取り時には
    他の方向から照明するように制御することを特徴とする
    請求項9記載の画像読み取り装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は上記照明手段を、上記
    読み取り手段のある回の読み取り時には上記原稿を1方
    向から照明するように制御し、別の回の読み取り時には
    上記1方向を含む複数方向から照明するように制御する
    ことを特徴とする請求項9記載の画像読み取り装置。
  12. 【請求項12】 上記読み取り手段の上記各回の読み取
    りにより得られる各画像信号に基づいて上記原稿に生じ
    る影の部分を補正する補正手段を設けたことを特徴とす
    る請求項10又は11記載の画像読み取り装置。
  13. 【請求項13】 上記制御手段は、上記各回の読み取り
    により得られる各画像信号に基づいて上記原稿に生じる
    影の部分を示す情報を得、この情報に基づいてさらに読
    み取りを行わせ、その際、上記原稿の影の部分に対する
    照明光量を増加させるように上記照明手段を制御するこ
    とを特徴とする請求項10又は11記載の画像読み取り
    装置。
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