JPH114136A - 厚み縦圧電共振子 - Google Patents

厚み縦圧電共振子

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JPH114136A
JPH114136A JP15712497A JP15712497A JPH114136A JP H114136 A JPH114136 A JP H114136A JP 15712497 A JP15712497 A JP 15712497A JP 15712497 A JP15712497 A JP 15712497A JP H114136 A JPH114136 A JP H114136A
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piezoelectric
piezoelectric resonator
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resonator
piezoelectric body
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JP15712497A
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Hiroaki Kaida
弘明 開田
Mitsuhiro Yamada
光洋 山田
Jiro Inoue
二郎 井上
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚み縦振動モードの3倍波を利用した厚み縦
圧電共振子であって、小型化を進めることができ、所望
でない不要スプリアスの発生を効果的に抑圧し得る、厚
み縦圧電共振子を提供する。 【解決手段】 ストリップ型の矩形板状の圧電体2と、
圧電体2の両面に形成されており、圧電体2を介して表
裏対向された第1,第2の励振電極3,4とを備え、圧
電体2が圧電定数d31が|d31|≦20×10-12 C/
N以下の圧電材料により構成されている、厚み縦振動の
3倍波を利用した圧電共振子1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の共振子や発
振子等に用いられる圧電共振子に関し、より詳細には、
厚み縦振動モードの3倍波を利用した厚み縦圧電共振子
に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電共振子は、圧電発振子や圧電フィル
タなどの種々の圧電共振部品に用いられており、この種
の圧電共振子としては、使用周波数に応じて種々の圧電
振動モードを利用したものが知られている。
【0003】従来の厚み縦振動モードの3倍波を利用し
たエネルギー閉じ込め型圧電共振子の一例を、図11及
び図12を参照して説明する。図11に示すように、こ
の圧電共振子は矩形の圧電セラミック板51の上面中央
に、円形の励振電極52を形成し、下面中央に励振電極
52と表裏対向するように円形の励振電極53を形成し
た構造を有する。励振電極52,53は、それぞれ、引
き出し電極54,55により圧電セラミック板51の端
縁に引き出されている。圧電セラミック板51は、図1
2に矢印Pで示すように、厚み方向に一様に分極処理さ
れている。
【0004】駆動に際しては、励振電極52,53間に
交流電圧を印加することにより、圧電共振子を共振させ
ることができ、この場合、振動エネルギーは、励振電極
52,53が重なり合っている領域、すなわち共振部A
に閉じ込められる。
【0005】従来の厚み縦振動モードの3倍波を利用し
た上記圧電共振子は、エネルギー閉じ込め型圧電共振子
として構成されており、従って、共振部Aの周囲に振動
を減衰させるための大きな面積の振動減衰部を必要とし
ていた。すなわち、共振部の面積に比べて大きな振動減
衰部を必要としていたので、小型化を進めることが困難
であった。
【0006】他方、特開平2−235422号公報に
は、共振部の周囲に余分な圧電基板部分をあまり必要と
しない、ストリップ型の圧電セラミックスを用いたエネ
ルギー閉じ込め型圧電共振子が開示されている。
【0007】ここでは、図13に示すように、細長い圧
電基板71の上面に励振電極72aが、下面に励振電極
72bが形成されている。励振電極72a,72bは、
それぞれ、圧電基板71の一対の長辺に至るように、す
なわち全幅に至るように形成されており、かつ圧電基板
71の長さ方向中央において表裏対向されて共振部を構
成している。また、これらの励振電極72a,72b
は、それぞれ、圧電基板71の長さ方向端部71a,7
1bに至るように延ばされている。
【0008】圧電共振子70では、厚み縦振動モードを
励振した場合、圧電基板71の幅Wと厚みTの寸法関係
に起因する不要振動が発生する。そこで、特開平2−2
35422号公報では、基本波を利用する場合には、共
振周波数16MHzにおいてW/T=5.33付近とす
ればよいこと、3倍波を利用する場合には、共振周波数
約16MHzにおいてW/T=2.87付近とすれば、
共振周波数−反共振周波数間における不要スプリアスを
低減し得るとされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、厚み縦
振動モードの3倍波を利用した図11及び図12に示し
たエネルギー閉じ込め型圧電共振子では、共振部の周囲
に大きな振動減衰部を構成する必要があるため、小型化
が困難であるという問題があった。
【0010】また、特開平2−235422号公報に開
示されているエネルギー閉じ込め型圧電共振子では、共
振部の側方に振動減衰部を必要としないため、小型化を
果たし得るものの、実際に厚み縦振動モードの高調波を
利用しようとした場合には、共振周波数−反共振周波数
間のスプリアス以外に、様々な不要スプリアスが現れ、
有効な共振特性を得られないという問題があった。
【0011】よって、本発明の目的は、厚み縦振動モー
ドの3倍波を利用した厚み縦圧電共振子であって、小型
化を進めることができ、かつ所望でない不要スプリアス
の発生を効果的に抑制し得る良好な共振特性を有する厚
み縦圧電共振子を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、厚み縦振動モードの3倍波を利用した厚み縦圧電共
振子であって、矩形板状の圧電体と、前記圧電体の両面
に形成されており、圧電体を介して対向された第1,第
2の励振電極とを備え、前記圧電板が、圧電定数d31
|d31|≦20×10-12 C/Nの範囲にある圧電材料
により構成されていることを特徴とする。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、エネルギ
ー閉じ込め型圧電共振子であって、一方向のみに振動減
衰部を有し、前記方向と直交する方向において、圧電板
の端部または端部近傍まで第1,第2の励振電極が至る
ように第1,第2の励振電極が形成されている請求項1
に記載の厚み縦圧電共振子である。
【0014】また、好ましくは、請求項3に記載のよう
に、上記圧電体は細長いストリップ型の圧電体により構
成されている。請求項4に記載の発明は、前記第1また
は第2の励振電極が形成されている面に、圧電共振子の
振動を妨げないための空間を隔てて貼り合わされたコン
デンサをさらに備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
非限定的な実施例につき説明する。 (第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例に係る
厚み縦圧電共振子を示す斜視図であり、図2はその断面
図である。
【0016】厚み縦圧電共振子1は、細長いストリップ
状の圧電体2を用いて構成されている。圧電体2は、チ
タン酸鉛系やチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスのよ
うな圧電セラミックスで構成されており、その圧電定数
31が|d31|≦20×10 -12 C/Nの範囲である圧
電材料により構成されている。
【0017】圧電体2は、図示の矢印Pで示すように、
厚み方向に一様に分極処理されている。他方、圧電体2
の上面には、第1の励振電極3が形成されており、下面
には第2の励振電極4が形成されている。励振電極3
は、圧電体2の一方端面2a側から圧電体2の上面にお
いて他方端面2b側に向かって、但し端面2bには至ら
ないように延ばされている。励振電極4は、圧電体2の
下面において、端面2b側から端面2a側に向かって、
但し端面2aには至らないように延ばされている。
【0018】従って、圧電体2の長さ方向中央部分にお
いて、励振電極3と励振電極4とが圧電体2を介して表
裏対向されている。なお、励振電極3は、圧電体2の端
面2aから下面に至る端子電極5に接続されている。
【0019】駆動に際しては、第1,第2の励振電極
3,4間に交流電圧を印加することにより、厚み縦振動
モードの3倍波が強く励振され、該3倍波を利用した圧
電共振子として動作させることができる。
【0020】なお、本実施例では、第1,第2の励振電
極3,4が圧電体2の長さ方向中央部分において圧電体
層を介して重なり合うように形成されている。従って、
第1,第2の励振電極3,4が重なり合っている部分に
おいて、エネルギー閉じ込め型の共振部が構成され、こ
の共振部が振動した場合のエネルギーは、共振部と端面
2a,2bとの間の圧電体部分で減衰される。
【0021】言い換えれば、上記共振部を中心として考
えると、圧電体2の長さ方向のみに振動減衰部が両側に
設けられており、第1,第2の励振電極は、長さ方向と
直交する方向において、圧電板の端部、すなわち長手方
向に延びる端縁に至るように形成されている。
【0022】この場合、第1,第2の励振電極3,4
は、共振部においてのみ、圧電体2の全幅に至るように
形成されておればよく、共振部外では、同じ幅に形成さ
れている必要は必ずしもない。例えば、励振電極3を例
にとると、共振部においてのみ、励振電極3は圧電体2
の全幅に至るように形成されておればよく、励振電極3
の共振部より端面2a側の部分は、単に励振電極を端子
電極5に電気的に接続する部分であるため、細い幅で形
成されていてもよい。
【0023】本実施例の厚み縦圧電共振子1では、従来
のストリップ型厚み縦圧電共振子と異なり、幅モード振
動に起因する不要スプリアスを効果的に抑制することが
できる。これを、図3〜図7を参照して説明する。
【0024】図13に示した従来のストリップ型圧電共
振子70では、圧電基板71の幅Wで決定される幅モー
ドによる共振が強く発生する。この従来の圧電共振子7
0のインピーダンス周波数特性を図5に示す。図5にお
いて、矢印TE3 で示す振動モードが、厚み縦振動モー
ドの3倍波であり、WEで示す応答が幅モードに起因す
るスプリアス振動である。図5に示すインピーダンス周
波数特性は、共振周波数(3倍波の共振周波数)が16
MHzであるように構成された圧電共振子70の特性で
あるが、図5から明らかなように、WEで示す幅モード
スプリアスが5〜6MHz付近に強く現れていることが
わかる。
【0025】上記幅モードスプリアスWEにおける圧電
共振子の変位状態を有限要素法で分析したところ、図4
に示す結果が得られた。なお、図4は、図3に示す半断
面、すなわち、ストリップ型厚み縦圧電共振子の横断面
(長さ方向と直交する方向であり、かつ厚み方向にスト
リップ型圧電共振子を切断した面)の変位状態を模式的
に示す図である。
【0026】そこで、本願発明者は、上記幅モードWE
に起因するスプリアスを抑制すべく種々実験を繰り返し
たところ、図1に示した厚み縦圧電共振子1において、
圧電体2として、ある特定の材料を用いれば、幅モード
WEの応答を小さくすることができ、厚み縦振動モード
の3倍波TE3 のみを大きく励振させ得ることを見出し
た。このようにして得られた圧電共振子1のインピーダ
ンス周波数特性を図6に示す。なお、図6に示すインピ
ーダンス周波数特性は、圧電体2として、−d 31=9×
10-12 C/Nのチタン酸鉛系圧電セラミックスを用い
た場合の特性である。図6から明らかなように、本実施
例の圧電共振子1では、矢印TE3 で示す厚み縦振動モ
ードの3倍波が強く励振されており、幅モードスプリア
スWEの大きさが非常に小さくなっていることがわか
る。
【0027】他方、図5に示した特性は、圧電体2をd
31=−42×10-12 C/Nであるチタン酸ジルコン酸
鉛系セラミックスで構成した場合の特性である。そこ
で、上記チタン酸鉛系圧電セラミックスからなる圧電体
2を用いた場合に、図6に示したように、良好な特性が
得られたことに鑑み、圧電体2を構成する圧電材料の圧
電定数d31を変化させた場合の圧電共振子の比帯域幅を
有限要素法により確かめたところ、図7に示す結果が得
られた。図7において、●が3倍波TE3 の比帯域幅
を、○が幅モードWEの比帯域幅を示す。なお、比帯域
幅とは、共振周波数をfr、反共振周波数をfaとした
とき、(fa−fr)×100/fa(%)で得られる
値である。
【0028】図7から明らかなように、圧電定数d31
変化させると、比帯域幅が変化し、特に、20×10
-12 C/Nより大きくすると、幅モードWEが大きくな
ることがわかる。従って、圧電定数d31を20×10
-12 以下とすることにより、3倍波TE3 の応答を小さ
くすることなく、幅モードWEのレスポンスを効果的に
抑圧し得ることがわかる。
【0029】本実施例の厚み縦圧電共振子1では、上記
のように、圧電定数d31の絶対値が20×10-12 C/
N以下の圧電材料を用いているので、厚み縦振動モード
の3倍波TE3 を用いた圧電共振子を構成した場合、幅
モードWEによる不要スプリアスを効果的に抑制するこ
とができ、良好な共振特性の得られることがわかる。
【0030】(第2の実施例)図8は、本発明の第2の
実施例に係る厚み縦圧電共振子を説明するための斜視図
であり、図9はその等価回路を示す図である。図8に示
す圧電共振子11は、第1の実施例に係る厚み縦圧電共
振子1にコンデンサ12を結合した構造を有する。すな
わち、厚み縦圧電共振子1の下面に、導電性接着剤1
3,14を介してコンデンサ12が接合されている。
【0031】コンデンサ12では、誘電体基板12aの
上面において、所定のギャップを隔てて容量電極12
b,12cが形成されている。また、誘電体基板12a
の下面には、容量電極12b,12cと誘電体基板12
aを介して表裏対向するように共通電極12dが形成さ
れている。
【0032】他方、導電性接着剤13は、上記容量電極
12bと端子電極5とを接合しており、導電性接着剤1
4は、容量電極12cと励振電極4とを共振部外の部分
で接合している。
【0033】従って、圧電共振子11は、図9に示すよ
うに、共振子に2個のコンデンサユニットを組み合わせ
た容量内蔵型圧電発振子として用いることができるもの
である。
【0034】よって、厚み縦圧電共振子1が厚み縦振動
の3倍波を利用した圧電共振子であって、幅モードWE
に起因するスプリアスを効果的に抑制することが可能と
されているので、良好な周波数特性を有する圧電発振子
を提供することが可能となる。
【0035】(他の変形例)図10は、本発明の厚み縦
圧電共振子のさらに他の変形例を示す斜視図である。
【0036】本発明に係る厚み縦圧電共振子は、厚み縦
振動の3倍波を利用した圧電共振子において、圧電体を
構成する材料の圧電定数d31の絶対値を20×-12 C/
N以下としたことより、幅モードに起因するスプリアス
を抑制したことに特徴を有するものである。すなわち、
エネルギー閉じ込め型の圧電共振子に限定されるもので
はなく、図10に示すように、エネルギー閉じ込め型で
はない厚み縦圧電共振子にも本発明を適用することがで
きる。
【0037】図10に示す厚み縦圧電共振子21は、矩
形板状の細長いストリップ型の圧電体22を用いて構成
されており、該圧電体22は、圧電定数d31の絶対値が
20×10-12 C/N以下の圧電材料により構成されて
いる。そして、圧電体22の上面及び下面の全面に、そ
れぞれ、第1,第2の励振電極23,24が形成されて
いる。また、圧電体22は、厚み方向に一様に分極処理
されている。
【0038】厚み縦圧電共振子21においても、圧電体
が上記特定の圧電定数の圧電材料により構成されている
ため、第1の実施例の厚み縦圧電共振子1と同様に、幅
モードに起因する不要スプリアスを効果的に抑制するこ
とができ、良好な共振特性を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、矩形板
状の圧電体と、圧電体の両面に形成された第1,第2の
励振電極とを備える厚み縦圧電共振子において、圧電定
数d31の絶対値が20×10-12 C/N以下の圧電材料
により圧電体が構成されているので、幅モードや利用す
る3倍波以外の他の高調波に起因する不要スプリアスを
効果的に抑制することができる。よって、共振特性の良
好な厚み縦振動の3倍波を利用した圧電共振子を提供す
ることができる。
【0040】請求項2に記載の発明よれば、さらに、エ
ネルギー閉じ込め型圧電共振子として構成されており、
一方向のみに振動減衰量を有し、該方向と直交する方向
において、圧電板の端部または端部近傍まで第1,第2
の励振電極が至るように第1,第2の励振電極が形成さ
れているので、共振部の側方に振動減衰部を設ける必要
はない。従って、厚み縦振動の3倍波を用いた圧電共振
子の小型化を促進することができる。
【0041】また、請求項3に記載のように、圧電体と
して、細長いストリップ型の圧電体を用いた場合には、
厚み縦圧電共振子の小型化を進めることができ、さらに
細長いストリップ型の圧電体を用い、請求項2に記載の
発明に従ってエネルギー閉じ込め型圧電共振子を構成し
た場合には、より一層小型の厚み縦圧電共振子を提供す
ることができる。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3の何れに記載の厚み縦圧電共振子に、さらに共振子
の振動を妨げないための空間を隔ててコンデンサが貼り
合わされているので、不要スプリアスが少ない共振特性
の良好な圧電共振子を用いて、容量内蔵型の圧電発振子
を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る厚み縦圧電共振子
を示す斜視図。
【図2】第1の実施例に係る厚み縦圧電共振子の断面
図。
【図3】図4に示す変位分布が現れている厚み縦圧電共
振子部分を模式的に示す圧電共振子の半断面横断面図。
【図4】幅モードWEにおける圧電体の有限要素法によ
り解析された変位分布を示す図。
【図5】従来の厚み縦圧電共振子においてスプリアスと
して現れている幅モードWEを説明するためのインピー
ダンス−周波数特性を示す図。
【図6】本発明の第1の実施例に係る厚み縦圧電共振子
のインピーダンス−周波数特性を示す図。
【図7】圧電定数d31の絶対値と比帯域幅との関係を示
す図。
【図8】本発明の第2の実施例に係る圧電共振子であっ
て、コンデンサ内蔵型圧電共振子を示す斜視図。
【図9】図8に示した圧電共振子の回路構成を示す図。
【図10】本発明の厚み縦圧電共振子のさらに他の変形
例を説明するための斜視図。
【図11】厚み縦振動の3倍波を利用した従来の厚み縦
圧電共振子の一例を説明するための分解斜視図。
【図12】図11に示した厚み縦圧電共振子の断面図。
【図13】従来の厚み縦圧電共振子の他の例を説明する
ための斜視図。
【符号の説明】
1…厚み縦圧電共振子 2…圧電体 3,4…第1,第2の励振電極 11…圧電共振子 12…コンデンサ 21…厚み縦圧電共振子 22…圧電体 23,24…第1,第2の励振電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚み縦振動モードの3倍波を利用した厚
    み縦圧電共振子であって、 矩形板状の圧電体と、 前記圧電体の両面に形成されており、圧電体を介して対
    向された第1,第2の励振電極とを備え、 前記圧電体が、圧電定数d31が|d31|≦20×10
    -12 C/Nの範囲にある圧電材料により構成されている
    ことを特徴とする、厚み縦圧電共振子。
  2. 【請求項2】 エネルギー閉じ込め型圧電共振子であっ
    て、一方向のみに振動減衰部を有し、前記方向と直交す
    る方向において、圧電板の端部または端部近傍まで第
    1,第2の励振電極が至るように第1,第2の励振電極
    が形成されている、請求項1に記載の厚み縦圧電共振
    子。
  3. 【請求項3】 前記圧電体が細長いストリップ型の圧電
    体により構成されている、請求項1または2に記載の厚
    み縦圧電共振子。
  4. 【請求項4】 前記第1または第2の励振電極が形成さ
    れている面に、圧電共振子の振動を妨げないための空間
    を隔てて貼り合わされたコンデンサをさらに備えること
    を特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の厚み縦圧
    電共振子。
JP15712497A 1997-04-14 1997-06-13 厚み縦圧電共振子 Pending JPH114136A (ja)

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