JPH1140515A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH1140515A
JPH1140515A JP19577497A JP19577497A JPH1140515A JP H1140515 A JPH1140515 A JP H1140515A JP 19577497 A JP19577497 A JP 19577497A JP 19577497 A JP19577497 A JP 19577497A JP H1140515 A JPH1140515 A JP H1140515A
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titanium silicide
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属シリサイド膜を含んでなる配線,電極にお
いて、微細化に優れ、耐熱性と耐酸化性とを兼ね備えた
配線,電極構造とその製造方法とを提供する。 【解決手段】N+ 型多結晶シリコン膜104を形成し、
スパッタによりチタンシリサイド膜105を形成し、窒
素ガスを含んだプラズマ化されたガスによるスパッタに
より(複合窒化物膜である)Ti−Si−N膜107を
形成する。850℃程度での熱処理を施してチタンシリ
サイド膜105をC54結晶構造のチタンシリサイド膜
106に相転移させる。その後、配線109形成のため
のパターニングを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特にチタンシリサイド膜ないしはチ
タンポリサイド膜からなる配線,電極を有した半導体装
置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の微細化に対応して半導体装
置を構成する配線,電極の低抵抗化が要求されており、
これら配線,電極が金属シリサイド膜ないしは金属ポリ
サイト膜により形成されつつある。
【0003】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図7を参照して、チタンポリサイド膜からなるゲート電
極を有した従来のNチャネルMOSトランジスタの構成
と製造方法とを説明する。
【0004】まず、P型シリコン基板201の表面の素
子分離領域にはフィールド酸化膜202が形成され、素
子形成領域には膜厚8nm程度のゲート酸化膜203が
形成される。ゲート酸化膜203の表面を直接に覆う膜
厚80nm程度の(不純物として燐(P)を含んだ)N
+ 型多結晶シリコン膜204が形成される。このN+
多結晶シリコン膜204は、成膜段階(in−sit
u)でN+ 型でもよく、ノンドープの多結晶シリコン膜
を堆積しておき,これをPOCl3 を含んだ酸化雰囲気
で加熱処理(熱拡散)することにより形成してもよい。
次に、アルゴン(Ar)ガスによりチタンシリサイド・
ターゲットがスパッタされて、N+ 型多結晶シリコン膜
204の表面を直接に覆う膜厚100nm程度のチタン
シリサイド膜205が形成される〔図7(a)〕。フォ
トレジスト膜(図示せず)をマスクにして、チタンシリ
サイド膜205,N+ 型多結晶シリコン膜204が順次
異方性エッチングによりパターニングされて、チタンシ
リサイド膜205a,N+ 型多結晶シリコン膜204a
が残置形成される〔図7(b)〕。
【0005】上記フォトレジスト膜の除去に前後して、
チタンシリサイド膜205aおよびN+ 型多結晶シリコ
ン膜204aからなる積層導電体膜をマスクにして燐の
イオン注入が行なわれ、0.1μm程度の接合の深さを
有したN- 型拡散層211が形成される。続いて、減圧
気相成長法(LPCVD)により、全面に例えば10n
m程度の膜厚の(HTO膜からなる)酸化シリコン膜2
12が形成される〔図7(c)〕。
【0006】酸化シリコン膜212が異方性エッチング
によりエッチバックされて、酸化シリコン膜サペーサ2
13が形成される。チタンシリサイド膜205a(およ
びN+ 型多結シリコン膜204a)および酸化シリコン
膜スペーサ213をマスクにした砒素(As)のイオン
注入が行なわれ、さらに、活性化熱処理を兼て850
℃,10病患程度の急速加熱処理(RTA)が行なわれ
る。これにより、0.15μm程度の接合の深さを有し
たN+ 型拡散層214が形成されて、上記N- 型拡散層
211とこのN+ 型拡散層214とからなるLDD構造
のN型ソース・ドレイン領域215が形成され、同時
に、N+型多結晶シリコン膜204aにC54結晶構造
のチタンシリサイド206が載置してなるゲート電極2
09か形成される〔図7(d)〕。その後(図示は省略
するが)、層間絶縁膜,コンタクト孔および(上層)配
線等が形成され、従来構造のチタンポリサイド膜からな
るゲート電極を有したNチャネルMOSトランジスタを
含んでなる半導体装置が完成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の半導体装置
に採用したチタンポリサイド膜からなる配線の(設計上
の)配線幅に対する層抵抗の依存性を示すグラフである
図8を参照して、上記従来の半導体装置の問題点(これ
の製造方法に関わる問題点を含めて)を説明する。
【0008】図8におけるチタンポリサイド膜からなる
配線の形成は、上記半導体装置の製造方法に準じて、次
のとおりに行なった。シリコン基板の表面に設けられた
絶縁膜の表面にLPCVD等により膜厚80nm程度の
+ 型多結晶シリコン膜を形成する。さらにチタンシリ
サイド・ターゲットをアルゴンガスでスパッタして、N
+ 型多結晶シリコン膜の表面に、膜厚100nm程度の
チタンシリサイド膜(この段階でのチタンシリサイド膜
の結晶構造は非晶質ないしはC49結晶構造である)を
形成する。これらチタンシリサイド膜およびN+ 型多結
晶シリコン膜からなる積層導電体膜のパターニングを行
なって各種配線幅を有するチタンポリサイド配線を形成
する。その後、(N- 型拡散層の形成は省略して)チタ
ンシリサイド膜をC54結晶構造にするための850
℃,30分程度の熱処理を行なう。800℃程度のLP
CVDによりHTO膜を形成する。このHTO膜からな
る酸化シリコン膜スペーサ用のHTO膜の形成とN+
拡散層の形成とを省略し、層間絶縁膜,それぞれのチタ
ンポリサイド配線に達するコンタクト孔を形成し、これ
らのコンタクト孔を介してそれぞれにチタンポリサイト
配線に接続される上層配線を形成する。これらの上層配
線を利用して、それぞれにチタンポリサイド配線の層抵
抗を測定する。
【0009】図8から明らかなように、チタンポリサイ
ド膜からなる配線の層抵抗の値はに大きなばらつきが存
在し、配線幅(設計値)の縮小に伴なってチタンポリサ
イド膜の層抵抗の値自体が上昇し,これのばらつきも顕
著になる。チタンポリサイド膜からなる配線におけるこ
のような現象は、これを構成するチタンシリサイド(T
iSi2 )膜が(非晶質ないしは高抵抗相であるC49
結晶構造から)低抵抗相であるC54に相転移する際に
結晶粒の凝集が生じることに大きく依存している。その
結果、クォータミクロン程度の設計基準のMOSトラン
ジスタに対しては、チタンポリサイド構造のゲート電極
の採用は好ましくないことになる。
【0010】金属シリサイド膜の表面の酸化を抑制する
方法として、(金属シリコン膜が酸化しにくい)400
℃〜500℃の低温で形成した酸化シリコン膜により金
属シリコン膜を覆う方法が提案されている。しかしなが
ら、このような低温成長の酸化シリコン膜と金属シリサ
イド膜との密着性は低く、金属シリサイド膜をパターニ
ングして配線を形成する際の加工性に支障をきたすこと
になる。この密着性に係わる問題点と上記耐酸化性の確
保とを目的として、2つの方法が提示されている。第1
の方法は特開平1−205468号公報に開示されいる
ように、金属シリサイド膜の表面に多結晶シリコン膜も
しくは非晶質シリコン膜を形成しておき、これらによる
積層導電体膜のパターニングを行なっている。第2の方
法は特開平6−124951号公報に開示されているよ
うに、金属シリサイド膜(具体的にはタングステンシリ
サイド膜)の表面にチタン膜と窒化チタン膜もしくは酸
化チタン膜とを順次堆積し、これらによる積層導電体膜
のパターニングを行なっている。
【0011】しかしながら上記特開平1−205468
号公報記載の方法では、金属シリサイド膜がチタンシリ
サイド膜からなる場合、800℃程度の熱処理を加える
ごとに、チアンシリサイド膜の層抵抗が上昇するという
問題が生じる。また、上記特開平6−124951号公
報記載の方法をタングステンシリサイド膜の代りにチタ
ンシリサイド膜に適用する場合、チタン・ターゲットと
チタンシリサイド・ターゲットとの2種類のターゲット
が必要になり、積層導電体膜形成のための製造工程自体
が煩雑かつ長くなり、さらに積層導電体膜の膜厚自体も
厚くなることから配線のアスペット比が増大し(配線そ
のものを含めて)配線以降の加工性に負担を負わせるこ
とになる。
【0012】したがって本発明の目的は、チタンシリサ
イド膜あるいはチタンポリサイド膜を含んでなる配線,
電極を有した半導体装置において、微細化に適した配
線,電極の構造とその製造方法を提供することにある。
さらに本発明の目的は、チタンシリサイド膜あるいはチ
タンポリサイド膜から配線,電極を構成するとき、耐熱
性および耐酸化性に優れた構造の配線,電極を提供し、
製造工程に負担を負わせない製造方法を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の特
徴は、チタンシリサイド膜を下層とし,チタンとシリコ
ンとの複合窒化物膜(Ti−Si−N膜と記す)を上層
とした積層導電体膜を少なくとも含んでなる配線を有す
るこのになる。このとき、上記積層導電体膜が上記チタ
ンシリサイド膜を最下層とし,チタンシリサイド膜と上
記Ti−Si−N膜とを交互に積層し,Ti−Si−N
膜を最上層としてなることもあり、所要導電型の多結晶
シリコン膜の表面に上記積層導電体膜が載置された複合
導電体膜から前記配線が形成されていることもある。ま
た、上記半導体装置がMOSトランジスタを含んで構成
され、MOSトランジスタのゲート電極が上記複合導電
体膜からなる上記配線により構成され、ゲート電極の側
面が酸化シリコン膜スペーサにより覆われていることも
ある。このとき、上記ゲート電極を構成する上記チタン
シリサイド膜の側面には、窒化チタン膜が設けられてい
てもよい。
【0014】本発明の半導体装置の製造方法の特徴は、
シリコン基板の表面に設けられた絶縁膜の表面に、不活
性ガスを用いてチタンシリサイド・ターゲットをスパッ
タするによりチタンシリサイド膜を堆積し、さらに窒素
ガスと不活性ガスとの混合ガスをプラズマ化してチタン
シリサイド・ターゲットをスパッタすることによりチタ
ンとシリコンとの複合窒化物膜(Ti−Si−N膜)を
形成してチタンシリサイド膜の表面を直接に覆い,チタ
ンシリサイド膜とTi−Si−N膜とからなる積層導電
体膜を形成する工程と、熱処理により、上記チタンシリ
サイド膜を低抵抗相であるC54結晶構造に相転移させ
る工程と、上記積層導電体膜をパターニングして配線を
形成する工程とを有することにある。このとき、上記積
層導電体膜の形成に先だって、上記絶縁膜の表面を直接
に覆う所要導電型の非晶質シリコン膜ないしは所要導電
型の多結晶シリコン膜を形成する工程を有し、さらに、
上記配線を形成した後、窒素雰囲気による処理により、
この配線を構成する上記金属シリサイド膜の側面に金属
窒化膜を形成する工程を有していてもよい。好ましく
は、上記混合ガスにおける上記窒素ガスの流量比が高々
20%である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0016】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態よるNチ
ャネルMOSトランジスタを含んでなる半導体装置は、
以下のとおりに形成されている。
【0017】まず、P型シリコン基板101の表面の素
子分離領域にはフィールド酸化膜102が形成され、素
子形成領域には膜厚8nm程度のゲート酸化膜103が
形成される。ゲート酸化膜103の表面を直接に覆う
(第1の導電体膜である)膜厚80nm程度の(不純物
として燐(P)を含んだ)N+ 型多結晶シリコン膜10
4が形成される。このN+ 型多結晶シリコン膜104
は、in−situでN+型でもよく、ノンドープの多
結晶シリコン膜もしくは非晶質シリコン膜を堆積してお
き,これをPCl3 を含んだ酸雰囲気で加熱処理(熱拡
散)することにより形成してもよい。次に、P型シリコ
ン基板101がスパッタ装置に挿入され、アルゴン(A
r)ガスによりチタンシリサイド・ターゲット(このチ
タンシリサイド・ターゲットの組成は例えばTiSi
2.4 のように、シリコン・リッチになっている)がスパ
ッタされて、N+ 型多結晶シリコン膜104の表面を直
接に覆う膜厚100nm程度のチタンシリサイド膜10
5が形成される。このチタンシリサイド膜105の組成
もTiSi2 よりシリコン・リッチ(TiSi2+X ;0
〈X〈1)になっており、これの結晶構造は非晶質もし
くはC49結晶構造になっている。引き続いて(同一の
スパッタ装置内において)、窒素(N2 )ガスとアルゴ
ンガスとの混合ガスをプラズマ化して上記チタンシリサ
イド・ターゲットをスパッタすることにより、チタンシ
リサイド膜105の表面を覆う膜厚10nm程度の(チ
タンとシリコンとの複合窒化物膜からなる)Ti−Si
−N膜107が形成される。このとき、この混合ガスに
対する窒素ガスの流量比は例えば9%である。この流量
比としては(詳細は後述する)、高々20%であること
が好ましい。これにより、チタンシリサイド膜105に
Ti−Si−N膜107が載置した積層導電体膜が形成
され、N+ 型多結晶シリコン膜104にこの積層導電体
膜が載置されてなる複合導電体膜が形成される〔図1
(a)〕。
【0018】次に、850℃,10秒間のRATが施さ
れて、上記積層導電体膜を構成するTi−Si−N膜1
07,チタンシリサイド膜105はそれぞれTi−Si
−N膜108,チタンシリサイド膜106に変換され
る。チタンシリサイド膜106は、チタンシリサイド膜
105が低抵抗相であるC54結晶構造に相転移された
ものである〔図1(b)〕。
【0019】フォトレジスト膜(図示せず)をマスクに
して、臭化水素(HBr)ガスと塩素(Cl2 )ガスと
の混合ガスをエッチングガスに用いたRIEにより、上
記複合導電体膜がパターニングされて、N+ 型多結晶シ
リコン膜104a,チタンシリサイド膜106aおよび
Ti−Si−N膜108aから構成された複合導電体膜
からなるゲート電極109が形成される。本第1の実施
の形態では、従来のチタンポリサイド膜をパターニング
してから相転移のためのRTAを行なう製造方法と相違
して、上記RTAにより積層導電体膜を相転移させた後
にゲート電極形成のためのパターニングを行なってい
る。上記フォトレジスト膜の除去と前後して、燐のイオ
ン注入が行なわれて、0.1μm程度の接合の深さを有
したN- 型拡散層111が、ゲート電極109に自己整
合的に、P型シリコン基板101の表面に形成される
〔図1(c)〕。
【0020】次に、モノシラン(SiH4 )ガスを原料
ガスとし,亜酸化窒素(N2 O)ガスを酸化ガスに用い
た800℃程度のLPCVDにより、全面に例えば10
nm程度の膜厚の酸化シリコン膜(HTO膜)が形成さ
れる(図に明示せず)。この酸化シリコン膜が異方性エ
ッチングによりエッチバックされて、ゲート電極109
の側面を覆う酸化シリコン膜サペーサ113が形成され
る。ゲート電極109および酸化シリコン膜スペーサ1
13をマスクにした砒素のイオン注入等が行なわれ、
0.15μm程度の接合の深さを有したN+ 型拡散層1
14が、酸化シリコン膜スペーサ113に自己整合的
に、P型シリコン基板101の表面に形成される。これ
により、上記N- 型拡散層111とこのN+ 型拡散層1
14とからなるLDD構造のN型ソース・ドレイン領域
115が形成される〔図1(d)〕。その後(図示は省
略するが)、層間絶縁膜,コンタクト孔および上層配線
が形成され、本第1の実施の形態による(チタンポリサ
イド膜からなるゲート電極を有したNチャネルMOSト
ランジスタを含んでなる)半導体装置が完成する。本第
1の実施の形態では、ゲート電極109の上面にTi−
Si−N膜108aが存在するまめに、ゲート電極10
9と層間絶縁膜との密着性に問題は生じない。
【0021】上記N+ 型多結晶シリコン膜104(膜厚
80nm程度),チタンシリサイド膜106(膜厚10
0nm程度)およびTi−Si−N膜108(膜厚10
nm程度)から構成された複合導電体膜をパターニング
して形成した配線の(設計上の)配線幅に対する層抵抗
の依存性を示すグラフである図2と、Ti−Si−N膜
105(膜厚100nm程度)およびTi−Si−N膜
106(膜厚100nm程度)の単層膜の層抵抗の窒素
ガス流量比依存性を示すグラフである図3とを参照し
て、本第1の実施の形態の本第1の実施例による効果を
説明する。
【0022】なお、図2における配線の実際の配線幅は
設計値の線幅より広くなって形成されており、この配線
はシリコン基板を覆う絶縁膜の表面に形成されている。
ここでの測定試料の作成の概要は次のとおりである。こ
れらの配線が形成された後、HTO膜が形成され、さら
に層間絶縁膜,コンタクト孔およびこれらの配線に接続
される上層配線が形成される。N- 型拡散層,N+ 型拡
散層および酸化シリコン膜スペーサの形成は省略してあ
る。これらの配線の層抵抗の測定は上層配線を介して行
なわれる。また、図3におけるTi−Si−N膜106
は、シリコン基板を覆う絶縁膜の表面に直接に形成され
たTi−Si−N膜105に上記相転移のための熱処理
を施して形成したものである。図3における測定は通常
の4端針法である。
【0023】図2は、以下のことを示している。本第1
の実施の形態の本第1の実施例による上記複合導電体膜
からなる上記配線の層抵抗の値は、従来構造の配線と相
違して、配線幅の縮小に伴なう上昇もなく(配線幅依存
性もほとんどなく)、概ね3Ω/□程度になる。さら
に、これらの配線の層抵抗の値のばらつき自体が少なく
なる。なお見掛け上、配線幅の低下とともに層抵抗の値
が減少しているが、これは、これらの配線の配線幅は設
計値よりそれぞれ多少広めに形成されているためであ
る。これらの結果から、次の2点が明らかになる。まず
第1に、従来のC54結晶構造への相転移の際に観測さ
れたチタンシリサイドの凝集現象が大幅に抑制されてい
る。第2に、800℃程度での酸化雰囲気による層抵抗
の上昇は、(配線幅依存性からも明らかなように)概ね
無視できる程度である。したがって、本第1の実施の形
態の本第1の実施例を採用してチタンポリサイド膜(チ
タンシリサイド膜)を含んでなる配線,電極を形成する
ならば、半導体装置の微細化に適し配線,電極を得るこ
とが容易になり、耐熱性と耐酸化性とにすぐれた配線,
電極を得ることが容易になる。
【0024】図3から、以下のことを示している。Ti
−Si−N膜106は、(少なくとも窒素ガスの流量比
が20%以下では)導電体膜である。窒素ガスの流量比
が9%より低いときにはTi−Si−N膜105の層抵
抗の方がTi−Si−N膜106の層抵抗より概ね高
く、窒素ガスの流量比が9%より高いときにはTi−S
i−N膜105の層抵抗の方がTi−Si−N膜106
の層抵抗より概ね低い。窒素ガスの流量比が0%でのT
i−Si−N膜106は、C54結晶構造のチタンシリ
サイド膜である。Ti−Si−N膜105の層抵抗の値
は窒素ガスの流量比に対して指数関数的に単調に増加し
て変化する。一方、Ti−Si−N膜106では、これ
の層抵抗も窒素ガスの流量比に対して指数関数的に変化
するが、流量比10%を境にして、2段階に別れて変化
している。図示はしていないが、窒素ガスの流量比が2
0%より高くなると、窒素ガスの流量比の増加に対する
Ti−Si−N膜105の層抵抗の増加も急激になる。
窒素ガスの流量比が20%より高くなると、Ti−Si
−N膜105中に窒化チタン(TiN),窒化シリコン
(Si34 )が顕在化しだすためと考えられる。した
がって、窒素ガスの流量比が20%より高い条件で形成
したTi−Si−N膜は配線の構成材料に供することは
好ましくない。なお、図2の測定値と図3の測定値との
ずれは、測定試料の形状および測定方法の相違を配慮す
るならば、測定誤差の範囲に留まっている。
【0025】上記N+ 型多結晶シリコン膜104a,チ
タンシリサイド膜106aおよびTi−Si−N膜10
8aから構成された複合導電体膜からなるゲート電極1
09が上述した(相転移に際しての)耐熱性を有するの
は、チタンシリサイド膜105の表面にTi−Si−N
膜を載置した状態で相転移のための熱処理が行われるこ
とから、チタンシリサイド膜105における(結晶粒径
(グレインサイズ)の異常に大きな)C54結晶構造の
結晶粒への成長(グレイン成長)がTi−Si−N膜の
存在により抑制されるためであると考えられる。従来の
ようにパターニング前にチタンシリサイド膜をC54結
晶構造に相転移させておいた場合、グレイン成長の異常
の発生のため微細な配線,電極の形成は困難であった。
これに相違して、本第1の実施の形態の本第1の実施例
による製造方法によれば、チタンシリサイド膜をC54
結晶構造に相転移させれからゲート電極等のパターニン
グを行なうことが容易である。
【0026】上記第1の実施の形態は、N+ 型多結晶シ
リコン膜とチタンシリサイド膜とを含んだ複合導電体膜
によるゲート電極を有したNチャネルMOSトランジス
タに関するものであるが、本第1の実施の形態はこれに
限定されるものではない。本第1の実施の形態における
ゲート電極は、配線として用いることもできる。本第1
の実施の形態は、PチャネルMOSトランジスタ,CM
OSトランジスタあるいはBiCMOSトランジスタ等
にも適用できる。N+ 型多結晶(非晶質)シリコン膜の
代りにP+ 型多結晶(非晶質)シリコン膜を採用しても
よい。さらに、本第1の実施の形態における各種膜の膜
厚,各種拡散層の接合の深さ等は上記記載の数値に限定
されるものではない。また、フィールド酸化膜,ゲート
酸化膜,酸化シリコン膜スペーサ等は、酸化シリコン膜
以外の他の絶縁膜を用いてもよい。
【0027】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図4を参照すると、本発明の第2の実施の形態による半
導体装置は、次のとおりになっている。
【0028】まず、上記第1の実施の形態と同様に、ゲ
ート電極109,N- 型拡散層111までが形成される
〔図4(a)〕。
【0029】次に、ゲート電極109を構成する(C5
4結晶構造の)チタンシリサイド膜106aの側面に、
窒化チタン(TiN)膜118が選択的に形成される
〔図4(b)〕。この窒化チタン膜118の形成は、8
50℃〜950℃程度での窒素雰囲気での急速加熱処理
(RTA)あるいは窒素プラズマ処理により行なわれ
る。この窒化チタン膜118の形成に際して窒化シリコ
ン等が形成されないのは、チタンシリサイド膜106a
を構成しているシリコンとチタンとでは、チタンの方が
窒素に対する反応性が高いためである。
【0030】続いて、上記第1の実施の形態と同様に、
HTO膜の形成,HTO膜からなる酸化シリコン膜スペ
ーサ113の形成,N+ 型拡散層114(およびN型ソ
ース・ドレイン領域115)の形成等が行なわれる〔図
4(c)〕。
【0031】本第1の実施の形態の本第2の実施例は、
本第1の実施の形態の上記第1の実施例に比べて、ゲー
ト電極を形成した後における耐酸化性が優れており、さ
らに(クォータ・ミクロンより)微細な配線幅を有する
配線,電極の形成に適している。
【0032】上記第2の実施の形態も、N+ 型多結晶シ
リコン膜とチタンシリサイド膜とを含んだ複合導電体膜
によるゲート電極を有したNチャネルMOSトランジス
タに関するものであるが、本第2の実施の形態はこれに
限定されるものではない。本第2の実施の形態における
ゲート電極も、配線として用いることもできる。本第2
の実施の形態も、PチャネルMOSトランジスタ,CM
OSトランジスタあるいはBiCMOSトランジスタ等
にも適用できる。N+ 型多結晶(非晶質)シリコン膜の
代りにP+ 型多結晶(非晶質)シリコン膜を採用しても
よい。さらに、また、フィールド酸化膜,ゲート酸化
膜,酸化シリコン膜スペーサ等は、酸化シリコン膜以外
の他の絶縁膜を用いてもよい。
【0033】本発明の第3の実施の形態は、チタンシリ
サイド膜を下層とし,Ti−Si−N膜を上層とした積
層導電体膜からなる配線を有する半導体装置に関するも
のである。
【0034】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図5を参照すると、本発明の第3の実施の形態による半
導体装置の配線は、以下のとおりに形成されている。
【0035】まず、P型シリコン基板101の表面の素
子分離領域にはフィールド酸化膜102が形成され、素
子形成領域にはゲート酸化膜103が形成される。さら
にN+ 型拡散層114等を含んでなる半導体素子(図に
明示せず)が形成され、全面を覆う層間絶縁膜122が
形成される。N+ 型拡散層114等に達するコンタクト
孔123が層間絶縁膜に形成された後、P型シリコン基
板101がスパッタ装置に挿入され、アルゴンガスによ
りチタンシリサイド・ターゲットがスパッタされて、膜
厚90nm程度のチタンシリサイド膜125が形成され
る。このチタンシリサイド膜125の組成もTiSi2
よりシリコン・リッチ(TiSi2+X ;0〈X〈1)に
なっており、これの結晶構造は非晶質もしくはC49結
晶構造になっている。引き続いて(同一のスパッタ装置
内において)、窒素ガスとアルゴンガスとの混合ガスを
プラズマ化して上記タングステンシリサイド・ターゲッ
トをスパッタすることにより、チタンシリサイド膜12
5の表面を覆う膜厚15nm程度のTi−Si−N膜1
27が形成される。このとき、この混合ガスに対する窒
素ガスの流量比は例えば9%程度である。これにより、
チタンシリサイド膜125にTi−Si−N膜127が
載置した積層導電体膜が形成される〔図5(a)〕。
【0036】なお必要に応じて、チタンシリサイド膜1
25の形成に先だって、少なくとも上記コンタクト孔1
23を充填するような姿態を有して、in−situで
+型の多結晶もしくは非晶質のシリコン膜を形成して
おいてもよい。
【0037】次に、例えば850℃,10秒間程度のR
TAが施される。これにより、チタンシリサイド膜12
5はC54結晶構造のチタンシリサイド膜126に相転
移し、Ti−Si−N膜127はTi−Si−N膜12
8に変換される〔図5(b)〕。
【0038】続いて、例えばHBr+Cl2 をエッチン
グガスに用いたRIEにより上記積層導電体膜がパター
ニングされ、チタンシリサイド膜126aにTi−Si
−N膜128aが載置さた積層導電体膜からなる配線1
29が形成される〔図5(c)〕。さらに(図示は省略
するが)、第2の層間絶縁膜等の形成が行なわれ、本第
3の実施の形態による半導体装置が形成される。本第3
の実施の形態においても、配線129の第2の層間絶縁
膜との間の密着性に問題は生じない。
【0039】本第3の実施の形態においても、チタンシ
リサイド膜のC54結晶構造への相転移に際して、Ti
−Si−N膜の存在により、タングステンシリサイド膜
127の正方晶系への(大きなグレインサイズになるよ
うな)グレイン成長が抑制される。これらのこと等か
ら、配線129も、上記第1の実施の形態により得られ
た配線,電極と同様に、半導体装置の微細化に寄与し,
耐熱性および耐酸化性に優れた配線となる。
【0040】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図6を参照すると、本第4の実施の形態は、次のとおり
になっている。
【0041】まず、上記第3の実施の形態と同様に、層
間絶縁膜122,コンタクト孔(図示せず)等までが形
成される。続いて、上記第3の実施の形態と同様に、チ
タンシリサイド膜125A,Ti−Si−N膜127
A,チタンシリサイド膜125B,Ti−Si−N膜1
27B,チタンシリサイド膜125CおよびTi−Si
−N膜127Cが順次形成される。タングズテンシリサ
イド膜125A,125B,125Cの膜厚はそれぞれ
30nm程度であり、Ti−Si−N膜127A,12
7B,127Cの膜厚はそれぞれ5nm程度である〔図
6(a)〕。
【0042】次に、本第3の実施の形態と同様に、例え
ば850℃,10秒間程度のRTAが施される。これに
より、チタンシリサイド膜125A,Ti−Si−N膜
127A,チタンシリサイド膜125B,Ti−Si−
N膜127B,チタンシリサイド膜125CおよびTi
−Si−N膜127Cは、それぞれチタンシリサイド膜
126A,Ti−Si−N膜128A,チタンシリサイ
ド膜126B,Ti−Si−N膜128B,チタンシリ
サイド膜126CおよびTi−Si−N膜128に変換
されて、C54結晶構造のチタンシリサイド膜とTi−
Si−N膜とが交互に積層されてなる積層導電体膜が形
成される〔図6(b)〕。
【0043】続いて、本第3の実施の形態と同様に、上
記積層導電体膜がパターニングされて、チタンシリサイ
ド膜126Aa,Ti−Si−N膜128Aa,チタン
シリサイド膜126Ba,Ti−Si−N膜128B
a,チタンシリサイド膜126CaおよびTi−Si−
N膜128Caから構成された積層導電体膜からなる配
線129aが形成される〔図6(c)〕。さらに(図示
は省略するが)、第2の層間絶縁膜等の形成が行なわ
れ、本第4の実施の形態による半導体装置が形成され
る。本第3の実施の形態においても、配線129aの第
2の層間絶縁膜との間の密着性に問題は生じない。
【0044】本第2の実施の形態の本第2の実施例で
は、タングズテンシリサイド膜125A,125B,1
25Cの膜厚は本第2の実施の形態の上記第1の実施例
におけるチタンシリサイド膜125を膜厚より薄く、さ
らに、チタンシリサイド膜125B,125Cの上面並
びに底面はそれぞれTi−Si−N膜に直接に接続され
ている。このため、本第4の実施の形態の配線129a
を構成するチタンシリサイド膜126Aa,126B
a,126Caのグレインサイズは、上記第3の実施の
形態の配線129を構成するチタンシリサイド膜126
aのグレインサイズよりさらに小さくすることが容易に
なり、配線129aの耐熱性(および加工性)は配線1
29の耐熱性(および加工性)より優れたものになる。
【0045】上記第4の実施の形態におけるチタンシリ
サイド膜とTi−Si−N膜とを交互に積層する手法
は、上記第1,第2,第3の実施の形態にも適用でき
る。これとは逆に上記第1の実施の形態を本第4の実施
の形態に組み入れて、チタンシリサイド膜とTi−Si
−N膜とからなる積層導電体膜の下に所要導電型の(最
終的には)多結晶のシリコン膜を設けることも可能であ
る。さらには上記第2の実施の形態を組み入れて、上記
積層導電体膜からなる上記配線において,チタンシリサ
イド膜の側面に選択的に窒化チタン膜を設けることも可
能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、チ
タンシリサイド膜を下層とし,Ti−Si−N膜を上層
とした積層導電体膜を含んでなる配線,電極の形成が、
上記チタンシリサイド膜の相転移の後に行なわれてい
る。このため上記配線,電極の上面はTi−Si−N膜
からなり、これら配線,電極と(これら配線,電極を覆
う)層間絶縁膜との間の密着性が改善される。さらに、
配線,電極を構成する上記チタンシリサイド膜がグレイ
ンサイズの小さな低抵抗相の結晶構造からなることにな
り、微細化に適し、かつ、耐熱性と耐酸化性とのを兼ね
備えた配線,電極を得ることが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の製造工程の断面模
式図である。
【図2】上記第1の実施の形態の効果を説明するための
図であり、チタンシリサイド膜を含んでなる配線の層抵
抗の配線幅依存性を示すグラフである。
【図3】上記第1の実施の形態の効果を説明するための
図であり、Ti−Si−N膜の層抵抗の窒素ガス流量比
依存性を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の製造工程の断面模
式図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の製造工程の断面模
式図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の製造工程の断面模
式図である。
【図7】従来の半導体装置の製造工程の断面模式図であ
る。
【図8】上記従来の半導体装置の問題点を説明するため
の図であり、チタンポリサイド膜からなる配線の層抵抗
の配線幅依存性を示すグラフである。
【符号の説明】
101,201 P型シリコン基板 102,202 フィールド酸化膜 103,203 ゲート酸化膜 104,104a,204,204a N+ 型多結晶
シリコン膜 105,106,106a,125,125A〜125
C,126,126A,126Aa,126B,126
Ba,126Ca,126a,205,205a,20
6 チタンシリサイド膜 107,108,108a,127,127A〜127
C,128,128A,128Aa,128B,128
Ba,128Ca,128a Ti−Si−N膜 109,109a,209 ゲート電極 111,211 N- 型拡散層 113,213 酸化シリコン膜スペーサ 114,214 N+ 型拡散層 115,215 N型ソース・ドレイン領域 118 窒化チタン膜 122 層間絶縁膜 123 コンタクト孔 129,129a 配線 212 酸化シリコン膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタンシリサイド膜を下層とし,チタン
    とシリコンとの複合窒化物膜(Ti−Si−N膜と記
    す)を上層とした積層導電体膜を少なくとも含んでなる
    配線を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記積層導電体膜が、前記チタンシリサ
    イド膜を最下層とし,該チタンシリサイド膜と前記Ti
    −Si−N膜とを交互に積層し,該Ti−Si−N膜を
    最上層としてなることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 所要導電型の多結晶シリコン膜の表面に
    前記積層導電体膜が載置された複合導電体膜から前記配
    線が形成されていることを特徴とする請求項1あるいは
    請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体装置がMOSトランジスタを
    含んで構成され、該MOSトランジスタのゲート電極が
    前記複合導電体膜からなる前記配線により構成され、該
    ゲート電極の側面が酸化シリコン膜スペーサにより覆わ
    れていることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記ゲート電極を構成する前記チタンシ
    リサイド膜の側面には、窒化チタン膜が設けられている
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 シリコン基板の表面に設けられた絶縁膜
    の表面に、不活性ガスを用いてチタンシリサイド・ター
    ゲットをスパッタするによりチタンシリサイド膜を堆積
    し、さらに窒素ガスと該不活性ガスとの混合ガスをプラ
    ズマ化して該チタンシリサイド・ターゲットをスパッタ
    することによりチタンとシリコンとの複合窒化物膜(T
    i−Si−N膜)を形成して該チタンシリサイド膜の表
    面を直接に覆い,該チタンシリサイド膜とTi−Si−
    N膜とからなる積層導電体膜を形成する工程と、 熱処理により、前記チタンシリサイド膜を低抵抗相であ
    るC54結晶構造に相転移させる工程と、 前記積層導電体膜をパターニングして配線を形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記混合ガスにおける前記窒素ガスの流
    量比が高々20%であることを特徴とする請求項6記載
    の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記積層導電体膜の形成に先だって、前
    記絶縁膜の表面を直接に覆う所要導電型の非晶質シリコ
    ン膜ないしは所要導電型の多結晶シリコン膜を形成する
    工程を有することを特徴とする請求項6もしくは請求項
    7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記配線を形成した後、窒素雰囲気によ
    る処理により、該配線を構成する前記チタンシリサイド
    膜の側面に窒化チタン膜を形成する工程を有することを
    特徴とする請求項8記載の半導体装置の製造方法。
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