JPH113995A - 半導体装置 - Google Patents
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- H01L2924/13—Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
- H01L2924/1304—Transistor
- H01L2924/1305—Bipolar Junction Transistor [BJT]
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度的、コスト的に有利で、取り扱い易いモ
ジュ−ルを提供する。 【解決手段】 プロ−ブホルダ49には、半導体チップ
38の電極を圧接するコンタクトプロ−ブ40が固定さ
れている。ネジ51により圧接力が印加される。ヒ−ト
シンク31は、セラミックと金属の複合材料から構成さ
れる。ヒ−トシンク31の表面には、金属層(アルミニ
ウムなど)34aが形成される。金属支柱(アルミニウ
ムなど)34bは、金属層34aと一体成型されるた
め、ヒ−トシンク31に一体化される。金属支柱34b
は、半導体チップ38の電極に加える圧接力を支持する
役割を果たす。
ジュ−ルを提供する。 【解決手段】 プロ−ブホルダ49には、半導体チップ
38の電極を圧接するコンタクトプロ−ブ40が固定さ
れている。ネジ51により圧接力が印加される。ヒ−ト
シンク31は、セラミックと金属の複合材料から構成さ
れる。ヒ−トシンク31の表面には、金属層(アルミニ
ウムなど)34aが形成される。金属支柱(アルミニウ
ムなど)34bは、金属層34aと一体成型されるた
め、ヒ−トシンク31に一体化される。金属支柱34b
は、半導体チップ38の電極に加える圧接力を支持する
役割を果たす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワ−デバイス用
のプラスチックモジュ−ルに関するもので、特に電鉄、
車両用のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transisto
r )モジュ−ルに使用されるものである。
のプラスチックモジュ−ルに関するもので、特に電鉄、
車両用のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transisto
r )モジュ−ルに使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図29は、従来のIGBTモジュ−ルの
外観を示している。図30は、図29のC−C線に沿う
断面を示している。ヒ−トシンクメタル11、ケ−ス1
2及びタ−ミナルキャップ13により箱体が構成されて
いる。板状のヒ−トシンクメタル11は、熱伝導性の良
好な金属板から構成され、枠状のケ−ス12及び板状の
タ−ミナルキャップ13は、それぞれ樹脂から構成され
ている。ヒ−トシンクメタル11には、箱体を鉄道車両
などのシステムに取り付けるためのネジ穴が設けられて
いる。
外観を示している。図30は、図29のC−C線に沿う
断面を示している。ヒ−トシンクメタル11、ケ−ス1
2及びタ−ミナルキャップ13により箱体が構成されて
いる。板状のヒ−トシンクメタル11は、熱伝導性の良
好な金属板から構成され、枠状のケ−ス12及び板状の
タ−ミナルキャップ13は、それぞれ樹脂から構成され
ている。ヒ−トシンクメタル11には、箱体を鉄道車両
などのシステムに取り付けるためのネジ穴が設けられて
いる。
【0003】上記ヒ−トシンクメタル11、ケ−ス12
及びタ−ミナルキャップ13から構成される箱体内にお
いて、ヒ−トシンクメタル11上には、絶縁セラミック
基板15が搭載される。絶縁セラミック基板15の両面
には、所定のパタ−ンを有する銅板が形成されている。
絶縁セラミック基板15の一面側の銅板16aは、半田
17aによってヒ−トシンクメタル11に結合されてい
る。絶縁セラミック基板15の他面側の銅板16b〜1
6dは、それぞれIGBTのゲ−ト、エミッタ、コレク
タに対応して設けられている。
及びタ−ミナルキャップ13から構成される箱体内にお
いて、ヒ−トシンクメタル11上には、絶縁セラミック
基板15が搭載される。絶縁セラミック基板15の両面
には、所定のパタ−ンを有する銅板が形成されている。
絶縁セラミック基板15の一面側の銅板16aは、半田
17aによってヒ−トシンクメタル11に結合されてい
る。絶縁セラミック基板15の他面側の銅板16b〜1
6dは、それぞれIGBTのゲ−ト、エミッタ、コレク
タに対応して設けられている。
【0004】半導体チップ18には、パワ−デバイスの
一種であるIGBTが形成されている。半導体チップ1
8の裏面は、IGBTのコレクタ電極になっており、ま
た、半導体チップ18の裏面は、半田17bによって銅
板16bに接続されている。金属板から構成されるコレ
クタ端子19の一端は、半田17eによって銅板16b
に接続され、他端は、タ−ミナルキャップ13を貫通し
て箱体の外部に導出されている。コレクタ端子19の他
端は、システムとの接続を容易にするために、折り曲げ
られ、かつ、穴が設けられている。
一種であるIGBTが形成されている。半導体チップ1
8の裏面は、IGBTのコレクタ電極になっており、ま
た、半導体チップ18の裏面は、半田17bによって銅
板16bに接続されている。金属板から構成されるコレ
クタ端子19の一端は、半田17eによって銅板16b
に接続され、他端は、タ−ミナルキャップ13を貫通し
て箱体の外部に導出されている。コレクタ端子19の他
端は、システムとの接続を容易にするために、折り曲げ
られ、かつ、穴が設けられている。
【0005】半導体チップ18の表面には、ゲ−ト電極
及びエミッタ電極が設けられている。アルミニウムから
構成されるボンディングワイヤ20aは、銅板16cと
半導体チップ18のエミッタ電極とを互いに接続する。
ボンディングワイヤ20aは、IGBTに流れる大電流
に十分に耐える程度の本数だけ存在する。金属板から構
成されるエミッタ端子21の一端は、半田17cによっ
て銅板16cに接続され、他端は、タ−ミナルキャップ
13を貫通して箱体の外部に導出されている。エミッタ
端子21の他端は、システムとの接続を容易にするため
に、折り曲げられ、かつ、穴が設けられている。
及びエミッタ電極が設けられている。アルミニウムから
構成されるボンディングワイヤ20aは、銅板16cと
半導体チップ18のエミッタ電極とを互いに接続する。
ボンディングワイヤ20aは、IGBTに流れる大電流
に十分に耐える程度の本数だけ存在する。金属板から構
成されるエミッタ端子21の一端は、半田17cによっ
て銅板16cに接続され、他端は、タ−ミナルキャップ
13を貫通して箱体の外部に導出されている。エミッタ
端子21の他端は、システムとの接続を容易にするため
に、折り曲げられ、かつ、穴が設けられている。
【0006】アルミニウムから構成されるボンディング
ワイヤ20bは、銅板16dと半導体チップ18のゲ−
ト電極とを互いに接続する。金属板から構成されるゲ−
ト端子22の一端は、半田17dによって銅板16dに
接続され、他端は、タ−ミナルキャップ13を貫通して
箱体の外部に導出されている。ゲ−ト端子22の他端
は、システムとの接続を容易にするために、折り曲げら
れ、かつ、穴が設けられている。
ワイヤ20bは、銅板16dと半導体チップ18のゲ−
ト電極とを互いに接続する。金属板から構成されるゲ−
ト端子22の一端は、半田17dによって銅板16dに
接続され、他端は、タ−ミナルキャップ13を貫通して
箱体の外部に導出されている。ゲ−ト端子22の他端
は、システムとの接続を容易にするために、折り曲げら
れ、かつ、穴が設けられている。
【0007】ヒ−トシンクメタル11、ケ−ス12及び
タ−ミナルキャップ13から構成される箱体内には、ゲ
ル状のシリコン樹脂23が、少なくとも半導体チップ1
8及びボンディングワイヤ20a,20bを覆う程度に
挿入されている。
タ−ミナルキャップ13から構成される箱体内には、ゲ
ル状のシリコン樹脂23が、少なくとも半導体チップ1
8及びボンディングワイヤ20a,20bを覆う程度に
挿入されている。
【0008】図31は、従来のIGBTモジュ−ルの他
の例を示すもので、図29のC−C線に沿う断面に対応
している。ヒ−トシンクメタル11、ケ−ス12及びタ
−ミナルキャップ13により箱体が構成されている。板
状のヒ−トシンクメタル11は、熱伝導性の良好な金属
板から構成され、枠状のケ−ス12及び板状のタ−ミナ
ルキャップ13は、それぞれ樹脂から構成されている。
ヒ−トシンクメタル11には、箱体を鉄道車両などのシ
ステムに取り付けるためのネジ穴が設けられている。
の例を示すもので、図29のC−C線に沿う断面に対応
している。ヒ−トシンクメタル11、ケ−ス12及びタ
−ミナルキャップ13により箱体が構成されている。板
状のヒ−トシンクメタル11は、熱伝導性の良好な金属
板から構成され、枠状のケ−ス12及び板状のタ−ミナ
ルキャップ13は、それぞれ樹脂から構成されている。
ヒ−トシンクメタル11には、箱体を鉄道車両などのシ
ステムに取り付けるためのネジ穴が設けられている。
【0009】上記ヒ−トシンクメタル11、ケ−ス12
及びタ−ミナルキャップ13から構成される箱体内にお
いて、ヒ−トシンクメタル11上には、絶縁セラミック
基板15が搭載される。絶縁セラミック基板15の両面
には、所定のパタ−ンを有する銅板が形成されている。
絶縁セラミック基板15の一面側の銅板16aは、半田
17aによってヒ−トシンクメタル11に結合されてい
る。絶縁セラミック基板15の他面側の銅板16b〜1
6dは、それぞれIGBTのゲ−ト、エミッタ、コレク
タに対応して設けられている。
及びタ−ミナルキャップ13から構成される箱体内にお
いて、ヒ−トシンクメタル11上には、絶縁セラミック
基板15が搭載される。絶縁セラミック基板15の両面
には、所定のパタ−ンを有する銅板が形成されている。
絶縁セラミック基板15の一面側の銅板16aは、半田
17aによってヒ−トシンクメタル11に結合されてい
る。絶縁セラミック基板15の他面側の銅板16b〜1
6dは、それぞれIGBTのゲ−ト、エミッタ、コレク
タに対応して設けられている。
【0010】半導体チップ18には、パワ−デバイスの
一種であるIGBTが形成されている。半導体チップ1
8の裏面は、IGBTのコレクタ電極になっており、ま
た、半導体チップ18の裏面は、半田17bによって銅
板16bに接続されている。金属板から構成されるコレ
クタ端子19の一端は、半田17eによって銅板16b
に接続され、他端は、タ−ミナルキャップ13を貫通し
て箱体の外部に導出されている。コレクタ端子19の他
端は、システムとの接続を容易にするために、折り曲げ
られ、かつ、穴が設けられている。
一種であるIGBTが形成されている。半導体チップ1
8の裏面は、IGBTのコレクタ電極になっており、ま
た、半導体チップ18の裏面は、半田17bによって銅
板16bに接続されている。金属板から構成されるコレ
クタ端子19の一端は、半田17eによって銅板16b
に接続され、他端は、タ−ミナルキャップ13を貫通し
て箱体の外部に導出されている。コレクタ端子19の他
端は、システムとの接続を容易にするために、折り曲げ
られ、かつ、穴が設けられている。
【0011】半導体チップ18の表面には、ゲ−ト電極
及びエミッタ電極が設けられている。半導体チップ18
のエミッタ電極上には、半田24を介して銅板25が配
置されている。アルミニウムから構成されるボンディン
グワイヤ20aは、銅板16cと銅板25とを互いに接
続する。ボンディングワイヤ20aは、IGBTに流れ
る大電流に十分に耐える程度の本数だけ存在する。金属
板から構成されるエミッタ端子21の一端は、半田17
cによって銅板16cに接続され、他端は、タ−ミナル
キャップ13を貫通して箱体の外部に導出されている。
エミッタ端子21の他端は、システムとの接続を容易に
するために、折り曲げられ、かつ、穴が設けられてい
る。
及びエミッタ電極が設けられている。半導体チップ18
のエミッタ電極上には、半田24を介して銅板25が配
置されている。アルミニウムから構成されるボンディン
グワイヤ20aは、銅板16cと銅板25とを互いに接
続する。ボンディングワイヤ20aは、IGBTに流れ
る大電流に十分に耐える程度の本数だけ存在する。金属
板から構成されるエミッタ端子21の一端は、半田17
cによって銅板16cに接続され、他端は、タ−ミナル
キャップ13を貫通して箱体の外部に導出されている。
エミッタ端子21の他端は、システムとの接続を容易に
するために、折り曲げられ、かつ、穴が設けられてい
る。
【0012】アルミニウムから構成されるボンディング
ワイヤ20bは、銅板16dと半導体チップ18のゲ−
ト電極とを互いに接続する。金属板から構成されるゲ−
ト端子22の一端は、半田17dによって銅板16dに
接続され、他端は、タ−ミナルキャップ13を貫通して
箱体の外部に導出されている。ゲ−ト端子22の他端
は、システムとの接続を容易にするために、折り曲げら
れ、かつ、穴が設けられている。
ワイヤ20bは、銅板16dと半導体チップ18のゲ−
ト電極とを互いに接続する。金属板から構成されるゲ−
ト端子22の一端は、半田17dによって銅板16dに
接続され、他端は、タ−ミナルキャップ13を貫通して
箱体の外部に導出されている。ゲ−ト端子22の他端
は、システムとの接続を容易にするために、折り曲げら
れ、かつ、穴が設けられている。
【0013】ヒ−トシンクメタル11、ケ−ス12及び
タ−ミナルキャップ13から構成される箱体内には、ゲ
ル状のシリコン樹脂23が、少なくとも半導体チップ1
8及びボンディングワイヤ20a,20bを覆う程度に
挿入されている。
タ−ミナルキャップ13から構成される箱体内には、ゲ
ル状のシリコン樹脂23が、少なくとも半導体チップ1
8及びボンディングワイヤ20a,20bを覆う程度に
挿入されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図30のIGBTモジ
ュ−ルにおいては、IGBTに所定周期(周波数)で電
力を印加するパワ−サイクルモ−ドでの半導体チップ1
8とボンディングワイヤ20a,20bのリフトオフに
ついて検討する必要がある。
ュ−ルにおいては、IGBTに所定周期(周波数)で電
力を印加するパワ−サイクルモ−ドでの半導体チップ1
8とボンディングワイヤ20a,20bのリフトオフに
ついて検討する必要がある。
【0015】従来、例えば、鉄道車両用のIGBTモジ
ュ−ルとして要求されるスペックは、ケ−ス温度Tcを
80℃に固定し、半導体チップとボンディングワイヤの
接続部の温度を80℃と120℃の間で繰り返し変化さ
せる(ΔTj=40℃)動作を9メガサイクル行っても
リフトオフが生じないというものであるが、現在の技術
では、その1/10〜1/100の実力しかない。
ュ−ルとして要求されるスペックは、ケ−ス温度Tcを
80℃に固定し、半導体チップとボンディングワイヤの
接続部の温度を80℃と120℃の間で繰り返し変化さ
せる(ΔTj=40℃)動作を9メガサイクル行っても
リフトオフが生じないというものであるが、現在の技術
では、その1/10〜1/100の実力しかない。
【0016】図31のIGBTモジュ−ルにおいては、
熱疲労(TFT)モ−ドにおける半田の劣化、半導体チ
ップに生じるクラックなどについて検討する必要があ
る。従来、例えば、鉄道車両用のIGBTモジュ−ルと
して要求されるスペックは、ケ−ス温度を40℃と80
℃の間で繰り返し変化させ(ΔTc=40℃)、半導体
チップとボンディングワイヤの接続部の温度を40℃と
120℃の間で繰り返し変化させる(ΔTj=80℃)
動作を30キロサイクル行っても半田の劣化や半導体チ
ップのクラックが生じないというものであるが、現在の
技術では、その1/3程度の実力しかない。
熱疲労(TFT)モ−ドにおける半田の劣化、半導体チ
ップに生じるクラックなどについて検討する必要があ
る。従来、例えば、鉄道車両用のIGBTモジュ−ルと
して要求されるスペックは、ケ−ス温度を40℃と80
℃の間で繰り返し変化させ(ΔTc=40℃)、半導体
チップとボンディングワイヤの接続部の温度を40℃と
120℃の間で繰り返し変化させる(ΔTj=80℃)
動作を30キロサイクル行っても半田の劣化や半導体チ
ップのクラックが生じないというものであるが、現在の
技術では、その1/3程度の実力しかない。
【0017】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、鉄道車両用のIGBTモジュ−ル
のスペックを十分に満たす高信頼性の半導体装置(プラ
スチックモジュ−ル)を提供することである。また、本
発明の目的は、使い勝手の良いプラスチックモジュ−ル
の外形を維持しつつ、パワ−サイクルモ−ド及び熱疲労
モ−ドに対して良い結果が得られ、かつ、低コストで製
造できる圧接による電極取り出し構造を可能にすること
である。
もので、その目的は、鉄道車両用のIGBTモジュ−ル
のスペックを十分に満たす高信頼性の半導体装置(プラ
スチックモジュ−ル)を提供することである。また、本
発明の目的は、使い勝手の良いプラスチックモジュ−ル
の外形を維持しつつ、パワ−サイクルモ−ド及び熱疲労
モ−ドに対して良い結果が得られ、かつ、低コストで製
造できる圧接による電極取り出し構造を可能にすること
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、コンタクトプロ−ブが固定
されるプロ−ブホルダと、前記コンタクトプロ−ブを半
導体チップの電極に対して所定の圧接力で圧接する手段
と、前記半導体チップが搭載され、絶縁体から構成され
るヒ−トシンクと、前記ヒ−トシンクと一体化されると
共に前記所定の圧接力を支持する支柱とを備える。
め、本発明の半導体装置は、コンタクトプロ−ブが固定
されるプロ−ブホルダと、前記コンタクトプロ−ブを半
導体チップの電極に対して所定の圧接力で圧接する手段
と、前記半導体チップが搭載され、絶縁体から構成され
るヒ−トシンクと、前記ヒ−トシンクと一体化されると
共に前記所定の圧接力を支持する支柱とを備える。
【0019】前記手段としては、例えばネジが用いら
れ、この場合、前記ネジにより前記プロ−ブホルダが前
記支柱に固定される。本発明の半導体装置は、半導体チ
ップが搭載され、絶縁体から構成されるヒ−トシンク
と、前記ヒ−トシンクと一体化され、前記半導体チップ
の電極に対して電気的に接続されると共に先端部が電極
取り出し用の端子となっている支柱とを備える。
れ、この場合、前記ネジにより前記プロ−ブホルダが前
記支柱に固定される。本発明の半導体装置は、半導体チ
ップが搭載され、絶縁体から構成されるヒ−トシンク
と、前記ヒ−トシンクと一体化され、前記半導体チップ
の電極に対して電気的に接続されると共に先端部が電極
取り出し用の端子となっている支柱とを備える。
【0020】本発明の半導体装置は、半導体チップが搭
載され、絶縁体から構成されるヒ−トシンクと、前記ヒ
−トシンクと一体化され、前記半導体チップの電極に対
して電気的に接続される支柱と、前記支柱の先端部に接
続される電極取り出し用の端子とを備える。
載され、絶縁体から構成されるヒ−トシンクと、前記ヒ
−トシンクと一体化され、前記半導体チップの電極に対
して電気的に接続される支柱と、前記支柱の先端部に接
続される電極取り出し用の端子とを備える。
【0021】前記ヒ−トシンクと前記支柱は、互いに異
なる材料から構成される。この場合、前記ヒ−トシンク
は、セラミックとアルミニウムの複合材料から構成さ
れ、前記支柱は、アルミニウムから構成されるのがよ
い。
なる材料から構成される。この場合、前記ヒ−トシンク
は、セラミックとアルミニウムの複合材料から構成さ
れ、前記支柱は、アルミニウムから構成されるのがよ
い。
【0022】前記ヒ−トシンクと前記支柱は、同一の材
料から構成することもできる。この場合、前記ヒ−トシ
ンクと前記支柱は、共にセラミックとアルミニウムの複
合材料から構成されるのがよい。
料から構成することもできる。この場合、前記ヒ−トシ
ンクと前記支柱は、共にセラミックとアルミニウムの複
合材料から構成されるのがよい。
【0023】前記半導体チップと前記ヒ−トシンクの間
には、絶縁セラミック基板が配置される。前記絶縁セラ
ミック基板は、前記ヒ−トシンクに一体化されていて
も、又は一体化されていなくてもよい。
には、絶縁セラミック基板が配置される。前記絶縁セラ
ミック基板は、前記ヒ−トシンクに一体化されていて
も、又は一体化されていなくてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の半導体装置について詳細に説明する。図1は、主と
してパワ−デバイス(IGBTなど)用に使用されるプ
ラスチックモジュ−ルの外観を示すものである。図2
は、本発明の第1実施の形態に関わる内部圧接型の電極
構造を有するIGBTモジュ−ルを示すもので、図1の
A−A線に沿う断面に対応している。
明の半導体装置について詳細に説明する。図1は、主と
してパワ−デバイス(IGBTなど)用に使用されるプ
ラスチックモジュ−ルの外観を示すものである。図2
は、本発明の第1実施の形態に関わる内部圧接型の電極
構造を有するIGBTモジュ−ルを示すもので、図1の
A−A線に沿う断面に対応している。
【0025】ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミ
ナルキャップ33により箱体が構成されている。枠状の
ケ−ス32及び板状のタ−ミナルキャップ33は、それ
ぞれ樹脂から構成されている。
ナルキャップ33により箱体が構成されている。枠状の
ケ−ス32及び板状のタ−ミナルキャップ33は、それ
ぞれ樹脂から構成されている。
【0026】ヒ−トシンク31は、セラミック複合材料
(例えば、セラミック−アルミ複合材料)から構成され
ている。また、ヒ−トシンク31の表面には、金属層3
4aがコ−ティングされ、かつ、金属層34aと一体成
型される金属支柱34bが設けられている。つまり、金
属支柱34bは、ヒ−トシンク31に一体化(互いに分
離できない状態をいう)されている。
(例えば、セラミック−アルミ複合材料)から構成され
ている。また、ヒ−トシンク31の表面には、金属層3
4aがコ−ティングされ、かつ、金属層34aと一体成
型される金属支柱34bが設けられている。つまり、金
属支柱34bは、ヒ−トシンク31に一体化(互いに分
離できない状態をいう)されている。
【0027】金属支柱34bは、内部圧接構造により生
じる圧接力を支持するためのものである。金属支柱34
bの形状としては、円柱状や角柱状のものが選択され、
金属支柱34bの先端部は、ネジ止めできるようにネジ
溝が形成されている。
じる圧接力を支持するためのものである。金属支柱34
bの形状としては、円柱状や角柱状のものが選択され、
金属支柱34bの先端部は、ネジ止めできるようにネジ
溝が形成されている。
【0028】ヒ−トシンク31がセラミック−アルミニ
ウム複合材料により構成される場合、金属層34a及び
金属支柱34bは、共にアルミニウムから構成されるの
がよい。高強度、低熱膨脹のセラミック複合材料は、例
えば、真空ダイキャスト方式で製造することができる。
ウム複合材料により構成される場合、金属層34a及び
金属支柱34bは、共にアルミニウムから構成されるの
がよい。高強度、低熱膨脹のセラミック複合材料は、例
えば、真空ダイキャスト方式で製造することができる。
【0029】ヒ−トシンク31には、箱体を鉄道車両な
どのシステムに取り付けるためのネジ穴が設けられてい
る。ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミナルキャ
ップ33から構成される箱体内において、ヒ−トシンク
31上には、絶縁セラミック基板(例えば窒化アルミ)
35が搭載される。絶縁セラミック基板35の両面に
は、それぞれ所定のパタ−ンを有する銅板36a、36
bが形成されている。絶縁セラミック基板35の一面側
の銅板36aは、半田37aによって金属層34aに結
合されている。
どのシステムに取り付けるためのネジ穴が設けられてい
る。ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミナルキャ
ップ33から構成される箱体内において、ヒ−トシンク
31上には、絶縁セラミック基板(例えば窒化アルミ)
35が搭載される。絶縁セラミック基板35の両面に
は、それぞれ所定のパタ−ンを有する銅板36a、36
bが形成されている。絶縁セラミック基板35の一面側
の銅板36aは、半田37aによって金属層34aに結
合されている。
【0030】半導体チップ38には、パワ−デバイスの
一種であるIGBTが形成されている。半導体チップ3
8の裏面は、IGBTのコレクタ電極になっており、ま
た、半導体チップ38の裏面は、半田37bによって銅
板36bに接続されている。半導体チップ38の周囲に
は、半導体チップを保護するためのチップフレ−ム39
が形成されている。チップフレ−ム39は、樹脂から構
成される。
一種であるIGBTが形成されている。半導体チップ3
8の裏面は、IGBTのコレクタ電極になっており、ま
た、半導体チップ38の裏面は、半田37bによって銅
板36bに接続されている。半導体チップ38の周囲に
は、半導体チップを保護するためのチップフレ−ム39
が形成されている。チップフレ−ム39は、樹脂から構
成される。
【0031】本発明では、内部圧接型の電極構造を達成
するためにコンタクトプロ−ブ40を用いている。図3
は、コンタクトプロ−ブ40の構成を概略的に示すもの
である。コンタクトプロ−ブ40の主要部は、円筒状の
本体41、圧接部42及びバネ(コイルバネ、皿バネな
ど)48から構成される。本体41及び圧接部42は、
導電材料から構成され、互いに電気的接続が確保されて
いる。圧接部42の先端は、テ−パ状になっており、半
導体チップ38の電極(アルミニウム)に点圧接され
る。また、圧接部42の先端には丸みが付けられている
ため、半導体チップ38の電極(アルミニウム)を傷つ
けることがない。圧接部42の先端には、プラチナ、ロ
ジウムなどの金属がメッキされる。
するためにコンタクトプロ−ブ40を用いている。図3
は、コンタクトプロ−ブ40の構成を概略的に示すもの
である。コンタクトプロ−ブ40の主要部は、円筒状の
本体41、圧接部42及びバネ(コイルバネ、皿バネな
ど)48から構成される。本体41及び圧接部42は、
導電材料から構成され、互いに電気的接続が確保されて
いる。圧接部42の先端は、テ−パ状になっており、半
導体チップ38の電極(アルミニウム)に点圧接され
る。また、圧接部42の先端には丸みが付けられている
ため、半導体チップ38の電極(アルミニウム)を傷つ
けることがない。圧接部42の先端には、プラチナ、ロ
ジウムなどの金属がメッキされる。
【0032】コレクタ端子43は、図4に示すように、
金属板から構成されている。コレクタ端子43の一端の
縁部には、コンタクトプロ−ブ40が複数接続されてお
り、これら複数のコンタクトプロ−ブ40の先端は、図
2に示すように、銅板36bを一定圧力で押し付けてい
る。コレクタ端子43の他端は、タ−ミナルキャップ3
3を貫通して箱体の外部に導出されている。コレクタ端
子43の他端は、システムとの接続を容易にするため
に、折り曲げられ、かつ、穴が設けられている。
金属板から構成されている。コレクタ端子43の一端の
縁部には、コンタクトプロ−ブ40が複数接続されてお
り、これら複数のコンタクトプロ−ブ40の先端は、図
2に示すように、銅板36bを一定圧力で押し付けてい
る。コレクタ端子43の他端は、タ−ミナルキャップ3
3を貫通して箱体の外部に導出されている。コレクタ端
子43の他端は、システムとの接続を容易にするため
に、折り曲げられ、かつ、穴が設けられている。
【0033】エミッタ端子44は、図5に示すように、
金属板から構成されている。エミッタ端子44の一端
は、半導体チップ38の表面に平行になるように折り曲
げられている。半導体チップ38の表面に対向するエミ
ッタ端子44の表面には、アレイ状に配置される複数の
コンタクトプロ−ブ40が接続されている。これら複数
のコンタクトプロ−ブ40の先端は、図2に示すよう
に、半導体チップ38のエミッタ電極を一定圧力で押し
付けている。エミッタ端子44の他端は、タ−ミナルキ
ャップ33を貫通して箱体の外部に導出されている。エ
ミッタ端子44の他端は、システムとの接続を容易にす
るために、折り曲げられ、かつ、穴が設けられている。
金属板から構成されている。エミッタ端子44の一端
は、半導体チップ38の表面に平行になるように折り曲
げられている。半導体チップ38の表面に対向するエミ
ッタ端子44の表面には、アレイ状に配置される複数の
コンタクトプロ−ブ40が接続されている。これら複数
のコンタクトプロ−ブ40の先端は、図2に示すよう
に、半導体チップ38のエミッタ電極を一定圧力で押し
付けている。エミッタ端子44の他端は、タ−ミナルキ
ャップ33を貫通して箱体の外部に導出されている。エ
ミッタ端子44の他端は、システムとの接続を容易にす
るために、折り曲げられ、かつ、穴が設けられている。
【0034】ゲ−ト端子45は、図6に示すように、金
属板から構成されている。ゲ−ト端子45の一端の縁部
には、コンタクトプロ−ブ40が例えば1つ接続されて
おり、この1つのコンタクトプロ−ブ40の先端は、図
2に示すように、半導体チップ38のゲ−ト電極を一定
圧力で押し付けている。ゲ−ト端子45の他端は、タ−
ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導出されて
いる。コレクタ端子43の他端は、システムとの接続を
容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が設けられ
ている。
属板から構成されている。ゲ−ト端子45の一端の縁部
には、コンタクトプロ−ブ40が例えば1つ接続されて
おり、この1つのコンタクトプロ−ブ40の先端は、図
2に示すように、半導体チップ38のゲ−ト電極を一定
圧力で押し付けている。ゲ−ト端子45の他端は、タ−
ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導出されて
いる。コレクタ端子43の他端は、システムとの接続を
容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が設けられ
ている。
【0035】半導体チップ18の表面には、図7に示す
ように、ゲ−ト電極46及びエミッタ電極47が設けら
れている。エミッタ電極47の数は、エミッタ端子のプ
ロ−ブの数に対応し、ゲ−ト電極46の数は、ゲ−ト端
子のプロ−ブの数に対応している。エミッタ電極47の
数がゲ−ト電極46の数よりも多いのは、IGBTのエ
ミッタには大電流が流れるためである。
ように、ゲ−ト電極46及びエミッタ電極47が設けら
れている。エミッタ電極47の数は、エミッタ端子のプ
ロ−ブの数に対応し、ゲ−ト電極46の数は、ゲ−ト端
子のプロ−ブの数に対応している。エミッタ電極47の
数がゲ−ト電極46の数よりも多いのは、IGBTのエ
ミッタには大電流が流れるためである。
【0036】全てのコンタクトプロ−ブ40は、図8に
示すように、板状のプロ−ブホルダ49に固定されてい
る。プロ−ブホルダ49には、ヒ−トシンク31に取り
付けられた金属支柱34bに対応する位置にネジ穴50
が設けられている。図9に示すような金属支柱34b
を、図8のプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入し、
かつ、ネジ51によってプロ−ブホルダ49を締め付け
ると、その力は、コンタクトプロ−ブ40を経由して半
導体チップ38及び銅板36bに圧接力として印加され
る。
示すように、板状のプロ−ブホルダ49に固定されてい
る。プロ−ブホルダ49には、ヒ−トシンク31に取り
付けられた金属支柱34bに対応する位置にネジ穴50
が設けられている。図9に示すような金属支柱34b
を、図8のプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入し、
かつ、ネジ51によってプロ−ブホルダ49を締め付け
ると、その力は、コンタクトプロ−ブ40を経由して半
導体チップ38及び銅板36bに圧接力として印加され
る。
【0037】ここで、半導体チップ38に加える圧接力
について検討する。通常、内部圧接型(面圧接型)の電
極構造を採用する半導体素子では、熱抵抗と電気抵抗が
十分に小さくなるように、面圧1kg/mm2 以上の圧
接力が半導体チップに加えられる。しかし、例えば、
3.3kV、1200Aというような大容量を有するI
GBTモジュ−ルになると、1つのモジュ−ル内には複
数の半導体チップ(IGBT)が搭載され、アクティブ
エリアは、2000mm2 にも及ぶようになる。この場
合、単純に計算しても、半導体チップに加わる総圧力
は、2トンとなり、この圧接力を支持することは現実的
に不可能である。
について検討する。通常、内部圧接型(面圧接型)の電
極構造を採用する半導体素子では、熱抵抗と電気抵抗が
十分に小さくなるように、面圧1kg/mm2 以上の圧
接力が半導体チップに加えられる。しかし、例えば、
3.3kV、1200Aというような大容量を有するI
GBTモジュ−ルになると、1つのモジュ−ル内には複
数の半導体チップ(IGBT)が搭載され、アクティブ
エリアは、2000mm2 にも及ぶようになる。この場
合、単純に計算しても、半導体チップに加わる総圧力
は、2トンとなり、この圧接力を支持することは現実的
に不可能である。
【0038】また、このような大きな圧接力を軽減する
ため、半導体チップのパッド上のほぼ全面を圧接する面
圧接構造に変えて、半導体チップのパッド上を部分的に
圧接する点圧接構造を採用する技術が存在する(例え
ば、特願平9−57663号、平成9年3月12日出
願)。この技術を採用すると、半導体チップに加わる総
圧力は、1/100程度(20キロ程度)となる。しか
し、半導体チップに加わる総圧力が軽減されたといって
も、少なくとも20キロ程度の圧接力を支持することが
必要である。
ため、半導体チップのパッド上のほぼ全面を圧接する面
圧接構造に変えて、半導体チップのパッド上を部分的に
圧接する点圧接構造を採用する技術が存在する(例え
ば、特願平9−57663号、平成9年3月12日出
願)。この技術を採用すると、半導体チップに加わる総
圧力は、1/100程度(20キロ程度)となる。しか
し、半導体チップに加わる総圧力が軽減されたといって
も、少なくとも20キロ程度の圧接力を支持することが
必要である。
【0039】本発明では、ヒ−トシンク31の表面を覆
う金属層34aと一体成型される金属支柱34bにより
この圧接力を支持している。つまり、金属支柱34b
は、セラミック複合材料から構成される強固なヒ−トシ
ンク31と一体化されており、また、金属支柱34bを
適当な本数に設定し得ることにより、圧接力を十分に支
持することができる。
う金属層34aと一体成型される金属支柱34bにより
この圧接力を支持している。つまり、金属支柱34b
は、セラミック複合材料から構成される強固なヒ−トシ
ンク31と一体化されており、また、金属支柱34bを
適当な本数に設定し得ることにより、圧接力を十分に支
持することができる。
【0040】プロ−ブホルダ49上には、樹脂52が形
成されている。樹脂52は、ネジ51によって半導体チ
ップ38に所定の圧接力を印加し終わった後に形成され
る。樹脂52は、箱体の内部に水分などが進入するのを
防ぐ役割を有する。
成されている。樹脂52は、ネジ51によって半導体チ
ップ38に所定の圧接力を印加し終わった後に形成され
る。樹脂52は、箱体の内部に水分などが進入するのを
防ぐ役割を有する。
【0041】図10は、図2のIGBTモジュ−ルを主
要部ごとに分割して示している。本発明では、主として
真空ダイキャスト方式で製造される高強度、低熱膨張の
セラミック複合材料をヒ−トシンク31として用い、か
つ、内部圧接型の電極構造の達成に必要な圧接力を支持
する手段としてヒ−トシンク31の表面に形成される金
属層34aと一体成型される金属支柱34bを設けてい
る。
要部ごとに分割して示している。本発明では、主として
真空ダイキャスト方式で製造される高強度、低熱膨張の
セラミック複合材料をヒ−トシンク31として用い、か
つ、内部圧接型の電極構造の達成に必要な圧接力を支持
する手段としてヒ−トシンク31の表面に形成される金
属層34aと一体成型される金属支柱34bを設けてい
る。
【0042】また、本発明では、圧接力を加える手段と
して、プロ−ブホルダ49とこのプロ−ブホルダ49に
結合されたコンタクトプロ−ブ40とを設けている。つ
まり、金属支柱34bをプロ−ブホルダ49のネジ穴5
0に挿入し、ネジ51によりプロ−ブホルダ49をヒ−
トシンク31に締め付ける。
して、プロ−ブホルダ49とこのプロ−ブホルダ49に
結合されたコンタクトプロ−ブ40とを設けている。つ
まり、金属支柱34bをプロ−ブホルダ49のネジ穴5
0に挿入し、ネジ51によりプロ−ブホルダ49をヒ−
トシンク31に締め付ける。
【0043】なお、同図では、図2の樹脂52を省略し
ている。樹脂52は、図10の各部品を組み立てた後、
タ−ミナルキャップ33を組み立てる前に形成されるも
のである。
ている。樹脂52は、図10の各部品を組み立てた後、
タ−ミナルキャップ33を組み立てる前に形成されるも
のである。
【0044】上記構成のIGBTモジュ−ルによれば、
鉄道車両用のスペックを十分に満たす高信頼性のプラス
チックモジュ−ルとすることができる。また、使い勝手
の良いプラスチックモジュ−ルの外形であり、パワ−サ
イクルモ−ド及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が得ら
れ、かつ、内部圧接型の電極構造を採用できるため、低
コストでIGBTモジュ−ルを製造できる。
鉄道車両用のスペックを十分に満たす高信頼性のプラス
チックモジュ−ルとすることができる。また、使い勝手
の良いプラスチックモジュ−ルの外形であり、パワ−サ
イクルモ−ド及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が得ら
れ、かつ、内部圧接型の電極構造を採用できるため、低
コストでIGBTモジュ−ルを製造できる。
【0045】図11は、本発明の第2実施の形態に関わ
る内部圧接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを
示すもので、図1のA−A線に沿う断面に対応してい
る。本実施の形態は、上述の第1実施の形態に比べる
と、圧接力を支持する支柱34とヒ−トシンク(セラミ
ック複合材料)31が一体成型されることにより互いに
一体化される点に特徴を有する。
る内部圧接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを
示すもので、図1のA−A線に沿う断面に対応してい
る。本実施の形態は、上述の第1実施の形態に比べる
と、圧接力を支持する支柱34とヒ−トシンク(セラミ
ック複合材料)31が一体成型されることにより互いに
一体化される点に特徴を有する。
【0046】ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミ
ナルキャップ33により箱体が構成されている。枠状の
ケ−ス32及び板状のタ−ミナルキャップ33は、それ
ぞれ樹脂から構成されている。
ナルキャップ33により箱体が構成されている。枠状の
ケ−ス32及び板状のタ−ミナルキャップ33は、それ
ぞれ樹脂から構成されている。
【0047】ヒ−トシンク31は、セラミック複合材料
(例えば、セラミック−アルミ複合材料)から構成され
ている。また、ヒ−トシンク31には支柱34が形成さ
れている。この支柱34は、ヒ−トシンク31を形成す
る際にヒ−トシンク31と一体成型されるものである。
(例えば、セラミック−アルミ複合材料)から構成され
ている。また、ヒ−トシンク31には支柱34が形成さ
れている。この支柱34は、ヒ−トシンク31を形成す
る際にヒ−トシンク31と一体成型されるものである。
【0048】支柱34は、内部圧接構造により生じる圧
接力を支持するためのものである。支柱34の形状とし
ては、円柱状や角柱状のものが選択され、支柱34の先
端部は、ネジ止めできるようにネジ溝が形成されてい
る。高強度、低熱膨脹のセラミック複合材料は、例え
ば、真空ダイキャスト方式で製造することができる。
接力を支持するためのものである。支柱34の形状とし
ては、円柱状や角柱状のものが選択され、支柱34の先
端部は、ネジ止めできるようにネジ溝が形成されてい
る。高強度、低熱膨脹のセラミック複合材料は、例え
ば、真空ダイキャスト方式で製造することができる。
【0049】ヒ−トシンク31には、箱体を鉄道車両な
どのシステムに取り付けるためのネジ穴が設けられてい
る。ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミナルキャ
ップ33から構成される箱体内において、ヒ−トシンク
31上には、絶縁セラミック基板(例えば、窒化アル
ミ)35が搭載される。絶縁セラミック基板35の両面
には、それぞれ所定のパタ−ンを有する銅板36a、3
6bが形成されている。絶縁セラミック基板35の一面
側の銅板36aは、半田37aによって金属層34aに
結合されている。
どのシステムに取り付けるためのネジ穴が設けられてい
る。ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミナルキャ
ップ33から構成される箱体内において、ヒ−トシンク
31上には、絶縁セラミック基板(例えば、窒化アル
ミ)35が搭載される。絶縁セラミック基板35の両面
には、それぞれ所定のパタ−ンを有する銅板36a、3
6bが形成されている。絶縁セラミック基板35の一面
側の銅板36aは、半田37aによって金属層34aに
結合されている。
【0050】半導体チップ38には、パワ−デバイスの
一種であるIGBTが形成されている。半導体チップ3
8の裏面は、IGBTのコレクタ電極になっており、ま
た、半導体チップ38の裏面は、半田37bによって銅
板36bに接続されている。半導体チップ38の周囲に
は、半導体チップを保護するためのチップフレ−ム39
が形成されている。チップフレ−ム39は、樹脂から構
成される。
一種であるIGBTが形成されている。半導体チップ3
8の裏面は、IGBTのコレクタ電極になっており、ま
た、半導体チップ38の裏面は、半田37bによって銅
板36bに接続されている。半導体チップ38の周囲に
は、半導体チップを保護するためのチップフレ−ム39
が形成されている。チップフレ−ム39は、樹脂から構
成される。
【0051】本発明では、内部圧接型の電極構造を達成
するためにコンタクトプロ−ブ40を用いている。コン
タクトプロ−ブ40としては、上述の第1実施の形態と
同様に、図3に示すようなものを用いることができる。
するためにコンタクトプロ−ブ40を用いている。コン
タクトプロ−ブ40としては、上述の第1実施の形態と
同様に、図3に示すようなものを用いることができる。
【0052】コレクタ端子43としては、例えば図4に
示すような構成が用いられる。コレクタ端子43の他端
は、タ−ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導
出されている。コレクタ端子43の他端は、システムと
の接続を容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が
設けられている。
示すような構成が用いられる。コレクタ端子43の他端
は、タ−ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導
出されている。コレクタ端子43の他端は、システムと
の接続を容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が
設けられている。
【0053】エミッタ端子44としては、例えば図5に
示すような構成が用いられる。エミッタ端子44の他端
は、タ−ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導
出されている。エミッタ端子44の他端は、システムと
の接続を容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が
設けられている。
示すような構成が用いられる。エミッタ端子44の他端
は、タ−ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導
出されている。エミッタ端子44の他端は、システムと
の接続を容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が
設けられている。
【0054】ゲ−ト端子45としては、例えば図6に示
すような構成が用いられる。ゲ−ト端子45の他端は、
タ−ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導出さ
れている。コレクタ端子43の他端は、システムとの接
続を容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が設け
られている。
すような構成が用いられる。ゲ−ト端子45の他端は、
タ−ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導出さ
れている。コレクタ端子43の他端は、システムとの接
続を容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が設け
られている。
【0055】半導体チップ18の表面には、図7に示す
ように、ゲ−ト電極46及びエミッタ電極47が設けら
れている。エミッタ電極47の数は、エミッタ端子のプ
ロ−ブの数に対応し、ゲ−ト電極48の数は、ゲ−ト端
子のプロ−ブの数に対応している。エミッタ電極47の
数がゲ−ト電極48の数よりも多いのは、IGBTのエ
ミッタには大電流が流れるためである。
ように、ゲ−ト電極46及びエミッタ電極47が設けら
れている。エミッタ電極47の数は、エミッタ端子のプ
ロ−ブの数に対応し、ゲ−ト電極48の数は、ゲ−ト端
子のプロ−ブの数に対応している。エミッタ電極47の
数がゲ−ト電極48の数よりも多いのは、IGBTのエ
ミッタには大電流が流れるためである。
【0056】全てのコンタクトプロ−ブ40は、板状の
プロ−ブホルダ49に固定されている。プロ−ブホルダ
49には、ヒ−トシンク31に取り付けられた支柱34
に対応する位置にネジ穴50が設けられている。支柱3
4をプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入し、かつ、
ネジ51によってプロ−ブホルダ49を締め付けると、
その力は、コンタクトプロ−ブ40を経由して半導体チ
ップ38及び銅板36bに圧接力として印加される。
プロ−ブホルダ49に固定されている。プロ−ブホルダ
49には、ヒ−トシンク31に取り付けられた支柱34
に対応する位置にネジ穴50が設けられている。支柱3
4をプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入し、かつ、
ネジ51によってプロ−ブホルダ49を締め付けると、
その力は、コンタクトプロ−ブ40を経由して半導体チ
ップ38及び銅板36bに圧接力として印加される。
【0057】本発明では、ヒ−トシンク31と一体化し
た支柱34により、この圧接力を支持している。支柱3
4の本数は、圧接力を十分に支持することができるよう
に適当な本数に設定される。
た支柱34により、この圧接力を支持している。支柱3
4の本数は、圧接力を十分に支持することができるよう
に適当な本数に設定される。
【0058】プロ−ブホルダ49上には、樹脂52が形
成されている。樹脂52は、ネジ51によって半導体チ
ップ38に所定の圧接力を印加し終わった後に形成され
る。樹脂52は、箱体の内部に水分などが進入するのを
防ぐ役割を有する。
成されている。樹脂52は、ネジ51によって半導体チ
ップ38に所定の圧接力を印加し終わった後に形成され
る。樹脂52は、箱体の内部に水分などが進入するのを
防ぐ役割を有する。
【0059】上記構成のIGBTモジュ−ルにおいて
も、鉄道車両用のスペックを十分に満たす高信頼性のプ
ラスチックモジュ−ルとすることができる。また、使い
勝手の良いプラスチックモジュ−ルの外形であり、パワ
−サイクルモ−ド及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が
得られ、かつ、内部圧接型の電極構造を採用できるた
め、低コストでIGBTモジュ−ルを製造できる。
も、鉄道車両用のスペックを十分に満たす高信頼性のプ
ラスチックモジュ−ルとすることができる。また、使い
勝手の良いプラスチックモジュ−ルの外形であり、パワ
−サイクルモ−ド及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が
得られ、かつ、内部圧接型の電極構造を採用できるた
め、低コストでIGBTモジュ−ルを製造できる。
【0060】図12は、本発明の第3実施の形態に関わ
る内部圧接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを
示すもので、図1のA−A線に沿う断面に対応してい
る。本実施の形態は、上述の第1実施の形態に比べる
と、絶縁セラミック基板35がヒ−トシンク31に一体
化されている点に特徴を有する。
る内部圧接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを
示すもので、図1のA−A線に沿う断面に対応してい
る。本実施の形態は、上述の第1実施の形態に比べる
と、絶縁セラミック基板35がヒ−トシンク31に一体
化されている点に特徴を有する。
【0061】ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミ
ナルキャップ33により箱体が構成されている。枠状の
ケ−ス32及び板状のタ−ミナルキャップ33は、それ
ぞれ樹脂から構成されている。
ナルキャップ33により箱体が構成されている。枠状の
ケ−ス32及び板状のタ−ミナルキャップ33は、それ
ぞれ樹脂から構成されている。
【0062】ヒ−トシンク31は、セラミック複合材料
(例えば、セラミック−アルミ複合材料)から構成され
ている。また、ヒ−トシンク31の表面には、金属層3
4a,34a´がコ−ティングされ、かつ、金属層34
a,34a´と一体成型される金属支柱34bが設けら
れている。
(例えば、セラミック−アルミ複合材料)から構成され
ている。また、ヒ−トシンク31の表面には、金属層3
4a,34a´がコ−ティングされ、かつ、金属層34
a,34a´と一体成型される金属支柱34bが設けら
れている。
【0063】また、本実施の形態では、絶縁セラミック
基板(例えば窒化アルミ)35は、ヒ−トシンク(セラ
ミック複合材料)31と一体化されている。即ち、絶縁
セラミック基板35は、ヒ−トシンク31上に搭載さ
れ、絶縁セラミック基板35は、金属層34a,34a
´により覆われている。
基板(例えば窒化アルミ)35は、ヒ−トシンク(セラ
ミック複合材料)31と一体化されている。即ち、絶縁
セラミック基板35は、ヒ−トシンク31上に搭載さ
れ、絶縁セラミック基板35は、金属層34a,34a
´により覆われている。
【0064】金属支柱34bは、内部圧接構造により生
じる圧接力を支持するためのものである。金属支柱34
bの形状としては、円柱状や角柱状のものが選択され、
金属支柱34bの先端部は、ネジ止めできるようにネジ
溝が形成されている。
じる圧接力を支持するためのものである。金属支柱34
bの形状としては、円柱状や角柱状のものが選択され、
金属支柱34bの先端部は、ネジ止めできるようにネジ
溝が形成されている。
【0065】ヒ−トシンク31がセラミック−アルミニ
ウム複合材料により構成される場合、金属層34a,3
4a´及び金属支柱34bは、共にアルミニウムから構
成されるのがよい。高強度、低熱膨脹のセラミック複合
材料は、例えば、真空ダイキャスト方式で製造すること
ができる。
ウム複合材料により構成される場合、金属層34a,3
4a´及び金属支柱34bは、共にアルミニウムから構
成されるのがよい。高強度、低熱膨脹のセラミック複合
材料は、例えば、真空ダイキャスト方式で製造すること
ができる。
【0066】ヒ−トシンク31には、箱体を鉄道車両な
どのシステムに取り付けるためのネジ穴が設けられてい
る。ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミナルキャ
ップ33から構成される箱体内において、金属層34a
´上には、半導体チップ38が搭載されている。半導体
チップ38には、パワ−デバイスの一種であるIGBT
が形成されている。半導体チップ38の裏面は、IGB
Tのコレクタ電極になっており、半田37bによって金
属層34a´に接続されている。半導体チップ38の周
囲には、半導体チップを保護するためのチップフレ−ム
39が形成されている。チップフレ−ム39は、樹脂か
ら構成される。
どのシステムに取り付けるためのネジ穴が設けられてい
る。ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミナルキャ
ップ33から構成される箱体内において、金属層34a
´上には、半導体チップ38が搭載されている。半導体
チップ38には、パワ−デバイスの一種であるIGBT
が形成されている。半導体チップ38の裏面は、IGB
Tのコレクタ電極になっており、半田37bによって金
属層34a´に接続されている。半導体チップ38の周
囲には、半導体チップを保護するためのチップフレ−ム
39が形成されている。チップフレ−ム39は、樹脂か
ら構成される。
【0067】本発明では、内部圧接型の電極構造を達成
するためにコンタクトプロ−ブ40を用いている。コン
タクトプロ−ブ40としては、図3に示すようなものを
用いることができる。
するためにコンタクトプロ−ブ40を用いている。コン
タクトプロ−ブ40としては、図3に示すようなものを
用いることができる。
【0068】コレクタ端子43には、例えば図4に示す
ような構成のものを用いる。コレクタ端子43の他端
は、タ−ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導
出されている。コレクタ端子43の他端は、システムと
の接続を容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が
設けられている。
ような構成のものを用いる。コレクタ端子43の他端
は、タ−ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導
出されている。コレクタ端子43の他端は、システムと
の接続を容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が
設けられている。
【0069】エミッタ端子44には、例えば図5に示す
ような構成のものを用いる。エミッタ端子44の他端
は、タ−ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導
出されている。エミッタ端子44の他端は、システムと
の接続を容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が
設けられている。
ような構成のものを用いる。エミッタ端子44の他端
は、タ−ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導
出されている。エミッタ端子44の他端は、システムと
の接続を容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が
設けられている。
【0070】ゲ−ト端子45は、例えば図6に示すよう
な構成のものを用いる。ゲ−ト端子45の他端は、タ−
ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導出されて
いる。コレクタ端子43の他端は、システムとの接続を
容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が設けられ
ている。
な構成のものを用いる。ゲ−ト端子45の他端は、タ−
ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導出されて
いる。コレクタ端子43の他端は、システムとの接続を
容易にするために、折り曲げられ、かつ、穴が設けられ
ている。
【0071】半導体チップ18の表面には、図7に示す
ように、ゲ−ト電極46及びエミッタ電極47が設けら
れている。エミッタ電極47の数は、エミッタ端子のプ
ロ−ブの数に対応し、ゲ−ト電極48の数は、ゲ−ト端
子のプロ−ブの数に対応している。エミッタ電極47の
数がゲ−ト電極48の数よりも多いのは、IGBTのエ
ミッタには大電流が流れるためである。
ように、ゲ−ト電極46及びエミッタ電極47が設けら
れている。エミッタ電極47の数は、エミッタ端子のプ
ロ−ブの数に対応し、ゲ−ト電極48の数は、ゲ−ト端
子のプロ−ブの数に対応している。エミッタ電極47の
数がゲ−ト電極48の数よりも多いのは、IGBTのエ
ミッタには大電流が流れるためである。
【0072】全てのコンタクトプロ−ブ40は、板状の
プロ−ブホルダ49に固定されている。プロ−ブホルダ
49には、ヒ−トシンク31に取り付けられた金属支柱
34bに対応する位置にネジ穴50が設けられている。
金属支柱34bをプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿
入し、かつ、ネジ51によってプロ−ブホルダ49を締
め付けると、その力は、コンタクトプロ−ブ40を経由
して半導体チップ38及び銅板36bに圧接力として印
加される。
プロ−ブホルダ49に固定されている。プロ−ブホルダ
49には、ヒ−トシンク31に取り付けられた金属支柱
34bに対応する位置にネジ穴50が設けられている。
金属支柱34bをプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿
入し、かつ、ネジ51によってプロ−ブホルダ49を締
め付けると、その力は、コンタクトプロ−ブ40を経由
して半導体チップ38及び銅板36bに圧接力として印
加される。
【0073】本発明では、ヒ−トシンク31の表面を覆
う金属層34aと一体成型された金属支柱34bにより
この圧接力を支持している。つまり、金属支柱34b
は、セラミック複合材料から構成される強固なヒ−トシ
ンク31と一体化されており、また、金属支柱34bを
適当な本数に設定し得ることにより、圧接力を十分に支
持することができる。
う金属層34aと一体成型された金属支柱34bにより
この圧接力を支持している。つまり、金属支柱34b
は、セラミック複合材料から構成される強固なヒ−トシ
ンク31と一体化されており、また、金属支柱34bを
適当な本数に設定し得ることにより、圧接力を十分に支
持することができる。
【0074】プロ−ブホルダ49上には、樹脂52が形
成されている。樹脂52は、ネジ51によって半導体チ
ップ38に所定の圧接力を印加し終わった後に形成され
る。樹脂52は、箱体の内部に水分などが進入するのを
防ぐ役割を有する。
成されている。樹脂52は、ネジ51によって半導体チ
ップ38に所定の圧接力を印加し終わった後に形成され
る。樹脂52は、箱体の内部に水分などが進入するのを
防ぐ役割を有する。
【0075】上記構成のIGBTモジュ−ルにおいて
も、鉄道車両用のスペックを十分に満たす高信頼性のプ
ラスチックモジュ−ルとすることができる。また、使い
勝手の良いプラスチックモジュ−ルの外形であり、パワ
−サイクルモ−ド及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が
得られ、かつ、内部圧接型の電極構造を採用できるた
め、低コストでIGBTモジュ−ルを製造できる。
も、鉄道車両用のスペックを十分に満たす高信頼性のプ
ラスチックモジュ−ルとすることができる。また、使い
勝手の良いプラスチックモジュ−ルの外形であり、パワ
−サイクルモ−ド及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が
得られ、かつ、内部圧接型の電極構造を採用できるた
め、低コストでIGBTモジュ−ルを製造できる。
【0076】図13及び図14は、本発明の第4実施の
形態に関わる内部圧接型の電極構造を有するIGBTモ
ジュ−ルを示すもので、図1のA−A線に沿う断面に対
応している。
形態に関わる内部圧接型の電極構造を有するIGBTモ
ジュ−ルを示すもので、図1のA−A線に沿う断面に対
応している。
【0077】本実施の形態は、上述の第1又は第2実施
の形態に比べると、エミッタ端子44に接続されるコン
タクトプロ−ブの形状を変えている点に特徴を有する。
つまり、本実施の形態におけるIGBTモジュ−ルの構
成は、エミッタ端子44に接続されるコンタクトプロ−
ブの構成を除けば、全て図2又は図11に示すIGBT
モジュ−ルの構成と同じである。
の形態に比べると、エミッタ端子44に接続されるコン
タクトプロ−ブの形状を変えている点に特徴を有する。
つまり、本実施の形態におけるIGBTモジュ−ルの構
成は、エミッタ端子44に接続されるコンタクトプロ−
ブの構成を除けば、全て図2又は図11に示すIGBT
モジュ−ルの構成と同じである。
【0078】即ち、本実施の形態におけるコンタクトプ
ロ−ブは、エミッタ端子44に接続される方形状の金属
片40aと、方形状の金属片に一体化し、半導体チップ
38のエミッタ電極に対向して設けられるアレイ状に配
置された半円状の突起部40bとからなる。
ロ−ブは、エミッタ端子44に接続される方形状の金属
片40aと、方形状の金属片に一体化し、半導体チップ
38のエミッタ電極に対向して設けられるアレイ状に配
置された半円状の突起部40bとからなる。
【0079】このようなコンタクトプロ−ブにおいて
も、点圧接による内部圧接を可能とし、上述の第1及び
第2実施の形態と同様の効果を得ることができる。図1
5及び図16は、本発明の第5実施の形態に関わる内部
圧接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを示すも
ので、図1のA−A線に沿う断面に対応している。
も、点圧接による内部圧接を可能とし、上述の第1及び
第2実施の形態と同様の効果を得ることができる。図1
5及び図16は、本発明の第5実施の形態に関わる内部
圧接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを示すも
ので、図1のA−A線に沿う断面に対応している。
【0080】本実施の形態は、上述の第1又は第2実施
の形態に比べると、エミッタ端子44に接続されるコン
タクトプロ−ブによる点圧接に変えて、方形状の金属片
40cを用いた面圧接を用いている点に特徴を有する。
の形態に比べると、エミッタ端子44に接続されるコン
タクトプロ−ブによる点圧接に変えて、方形状の金属片
40cを用いた面圧接を用いている点に特徴を有する。
【0081】つまり、本実施の形態におけるIGBTモ
ジュ−ルの構成は、半導体チップ38のエミッタ電極に
対する圧接構造を除けば、全て図2又は図11に示すI
GBTモジュ−ルの構成と同じである。
ジュ−ルの構成は、半導体チップ38のエミッタ電極に
対する圧接構造を除けば、全て図2又は図11に示すI
GBTモジュ−ルの構成と同じである。
【0082】即ち、本実施の形態では、エミッタ端子4
4に接続される方形状の金属片40cを用い、半導体チ
ップ38のエミッタ電極を圧接し、エミッタ端子44と
半導体チップ38のエミッタ電極との電気的接続を確保
している。
4に接続される方形状の金属片40cを用い、半導体チ
ップ38のエミッタ電極を圧接し、エミッタ端子44と
半導体チップ38のエミッタ電極との電気的接続を確保
している。
【0083】このようなコンタクトプロ−ブにおいて
は、面圧接による内部圧接を可能とし、かつ、半導体チ
ップ38にかかる総圧力を支柱で支えることも可能であ
る。図17は、本発明の第6実施の形態に関わる内部圧
接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを示すもの
で、図1のA−A線に沿う断面に対応している。
は、面圧接による内部圧接を可能とし、かつ、半導体チ
ップ38にかかる総圧力を支柱で支えることも可能であ
る。図17は、本発明の第6実施の形態に関わる内部圧
接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを示すもの
で、図1のA−A線に沿う断面に対応している。
【0084】本実施の形態におけるIGBTモジュ−ル
は、図12に示す第3実施の形態に関わるIGBTモジ
ュ−ルの変形例であり、コレクタ端子の構成に特徴を有
するものである。つまり、本実施の形態におけるIGB
Tモジュ−ルの構成は、コレクタ端子の構成を除けば、
全て図12に示すIGBTモジュ−ルの構成と同じであ
る。
は、図12に示す第3実施の形態に関わるIGBTモジ
ュ−ルの変形例であり、コレクタ端子の構成に特徴を有
するものである。つまり、本実施の形態におけるIGB
Tモジュ−ルの構成は、コレクタ端子の構成を除けば、
全て図12に示すIGBTモジュ−ルの構成と同じであ
る。
【0085】即ち、本実施の形態におけるコレクタ端子
43aは、金属支柱34bと同様に、ヒ−トシンク(セ
ラミック複合材料)31の表面に形成される金属層34
a,34a´と一体成型されるものである。ヒ−トシン
ク31がセラミック−アルミ複合材料である場合、金属
層34a,34a´、金属支柱34b及びコレクタ端子
43aは、それぞれアルミニウムにより構成されるのが
よい。
43aは、金属支柱34bと同様に、ヒ−トシンク(セ
ラミック複合材料)31の表面に形成される金属層34
a,34a´と一体成型されるものである。ヒ−トシン
ク31がセラミック−アルミ複合材料である場合、金属
層34a,34a´、金属支柱34b及びコレクタ端子
43aは、それぞれアルミニウムにより構成されるのが
よい。
【0086】本実施の形態は、図12に示すように、絶
縁セラミック基板35が金属層34a,34a´により
覆われ、ヒ−トシンクと一体化されているものに適用さ
れ、この場合、コレクタ端子43aは、金属層34a´
及び半田37bを介して半導体チップ38の裏面電極
(コレクタ電極)に電気的に接続される。
縁セラミック基板35が金属層34a,34a´により
覆われ、ヒ−トシンクと一体化されているものに適用さ
れ、この場合、コレクタ端子43aは、金属層34a´
及び半田37bを介して半導体チップ38の裏面電極
(コレクタ電極)に電気的に接続される。
【0087】但し、本実施の形態は、図2(第1実施の
形態)に示すような絶縁セラミック基板35がヒ−トシ
ンク31に一体化されていないものにも適用可能であ
る。この場合、コレクタ端子と半導体チップのコレクタ
電極の接続には、ワイヤボンディングが必要となる。
形態)に示すような絶縁セラミック基板35がヒ−トシ
ンク31に一体化されていないものにも適用可能であ
る。この場合、コレクタ端子と半導体チップのコレクタ
電極の接続には、ワイヤボンディングが必要となる。
【0088】図18は、図17のIGBTモジュ−ルを
主要部ごとに分割して示したものである。本発明では、
主として真空ダイキャスト方式で製造される高強度、低
熱膨張のセラミック複合材料をヒ−トシンク31として
用い、かつ、内部圧接型の電極構造の達成に必要な圧接
力を支持する手段としてヒ−トシンク31の表面に形成
される金属層34a,34a´と一体成型される金属支
柱34bを設けている。
主要部ごとに分割して示したものである。本発明では、
主として真空ダイキャスト方式で製造される高強度、低
熱膨張のセラミック複合材料をヒ−トシンク31として
用い、かつ、内部圧接型の電極構造の達成に必要な圧接
力を支持する手段としてヒ−トシンク31の表面に形成
される金属層34a,34a´と一体成型される金属支
柱34bを設けている。
【0089】また、圧接力を加える手段としては、プロ
−ブホルダ49とこのプロ−ブホルダ49に結合された
コンタクトプロ−ブ40とを設けている。つまり、金属
支柱34bをプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入
し、ネジ51によりプロ−ブホルダ49をヒ−トシンク
31に締め付ける。
−ブホルダ49とこのプロ−ブホルダ49に結合された
コンタクトプロ−ブ40とを設けている。つまり、金属
支柱34bをプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入
し、ネジ51によりプロ−ブホルダ49をヒ−トシンク
31に締め付ける。
【0090】また、本発明では、コレクタ端子43a
を、金属支柱34bと同様に、金属層34a,34a´
と一体成型することで形成するようにしている。半導体
チップ38の裏面は、半田37bによって金属層34a
´に結合されるため、コレクタ端子43aと半導体チッ
プの裏面電極(コレクタ電極)の電気的接続が確保され
る。
を、金属支柱34bと同様に、金属層34a,34a´
と一体成型することで形成するようにしている。半導体
チップ38の裏面は、半田37bによって金属層34a
´に結合されるため、コレクタ端子43aと半導体チッ
プの裏面電極(コレクタ電極)の電気的接続が確保され
る。
【0091】なお、同図では、図17の樹脂52を省略
している。樹脂52は、図18の各部品を組み立てた
後、タ−ミナルキャップ33を組み立てる前に形成され
る。上記構成のIGBTモジュ−ルにおいても、鉄道車
両用のスペックを十分に満たす高信頼性のプラスチック
モジュ−ルとすることができる。また、使い勝手の良い
プラスチックモジュ−ルの外形であり、パワ−サイクル
モ−ド及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が得られ、か
つ、内部圧接型の電極構造を採用できるため、低コスト
でIGBTモジュ−ルを製造できる。
している。樹脂52は、図18の各部品を組み立てた
後、タ−ミナルキャップ33を組み立てる前に形成され
る。上記構成のIGBTモジュ−ルにおいても、鉄道車
両用のスペックを十分に満たす高信頼性のプラスチック
モジュ−ルとすることができる。また、使い勝手の良い
プラスチックモジュ−ルの外形であり、パワ−サイクル
モ−ド及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が得られ、か
つ、内部圧接型の電極構造を採用できるため、低コスト
でIGBTモジュ−ルを製造できる。
【0092】また、コレクタ端子が、金属層及び金属支
柱との一体成型で形成できるため、コレクタ端子の形状
の自由度及び精度が高く、かつ、簡易にコレクタ端子を
設けることができる。
柱との一体成型で形成できるため、コレクタ端子の形状
の自由度及び精度が高く、かつ、簡易にコレクタ端子を
設けることができる。
【0093】図19は、本発明の第7実施の形態に関わ
る内部圧接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを
示すもので、図1のA−A線に沿う断面に対応してい
る。本実施の形態におけるIGBTモジュ−ルは、図1
2に示す第3実施の形態に関わるIGBTモジュ−ルの
変形例であり、ゲ−ト端子、エミッタ端子及びコレクタ
端子の構成に特徴を有するものである。
る内部圧接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを
示すもので、図1のA−A線に沿う断面に対応してい
る。本実施の形態におけるIGBTモジュ−ルは、図1
2に示す第3実施の形態に関わるIGBTモジュ−ルの
変形例であり、ゲ−ト端子、エミッタ端子及びコレクタ
端子の構成に特徴を有するものである。
【0094】ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミ
ナルキャップ33により箱体が構成されている。枠状の
ケ−ス32及び板状のタ−ミナルキャップ33は、それ
ぞれ樹脂から構成されている。
ナルキャップ33により箱体が構成されている。枠状の
ケ−ス32及び板状のタ−ミナルキャップ33は、それ
ぞれ樹脂から構成されている。
【0095】ヒ−トシンク31は、セラミック複合材料
(例えば、セラミック−アルミ複合材料)から構成され
ている。また、ヒ−トシンク31の表面には、金属層3
4a,34a´がコ−ティングされ、かつ、金属層34
a,34a´と一体成型される金属支柱34b、コレク
タ端子43a、エミッタ端子44a及びゲ−ト端子45
aが設けられている。つまり、金属支柱34b、コレク
タ端子43a、エミッタ端子44a及びゲ−ト端子45
aは、それぞれヒ−トシンク31に一体化されている。
(例えば、セラミック−アルミ複合材料)から構成され
ている。また、ヒ−トシンク31の表面には、金属層3
4a,34a´がコ−ティングされ、かつ、金属層34
a,34a´と一体成型される金属支柱34b、コレク
タ端子43a、エミッタ端子44a及びゲ−ト端子45
aが設けられている。つまり、金属支柱34b、コレク
タ端子43a、エミッタ端子44a及びゲ−ト端子45
aは、それぞれヒ−トシンク31に一体化されている。
【0096】また、本実施の形態では、絶縁セラミック
基板(例えば窒化アルミ)35は、ヒ−トシンク(セラ
ミック複合材料)31に一体化されている。即ち、絶縁
セラミック基板35は、ヒ−トシンク31上に搭載さ
れ、絶縁セラミック基板35は、金属層34a,34a
´により覆われている。
基板(例えば窒化アルミ)35は、ヒ−トシンク(セラ
ミック複合材料)31に一体化されている。即ち、絶縁
セラミック基板35は、ヒ−トシンク31上に搭載さ
れ、絶縁セラミック基板35は、金属層34a,34a
´により覆われている。
【0097】金属支柱34bは、内部圧接構造により生
じる圧接力を支持するためのものである。金属支柱34
bの形状としては、円柱状や角柱状のものが選択され、
金属支柱34bの先端部は、ネジ止めできるようにネジ
溝が形成されている。
じる圧接力を支持するためのものである。金属支柱34
bの形状としては、円柱状や角柱状のものが選択され、
金属支柱34bの先端部は、ネジ止めできるようにネジ
溝が形成されている。
【0098】ヒ−トシンク31がセラミック−アルミニ
ウム複合材料により構成される場合、金属層34a,3
4a´、金属支柱34b、コレクタ端子43a、エミッ
タ端子44a及びゲ−ト端子45aは、共にアルミニウ
ムから構成されるのがよい。高強度、低熱膨脹のセラミ
ック複合材料は、例えば、真空ダイキャスト方式で製造
することができる。
ウム複合材料により構成される場合、金属層34a,3
4a´、金属支柱34b、コレクタ端子43a、エミッ
タ端子44a及びゲ−ト端子45aは、共にアルミニウ
ムから構成されるのがよい。高強度、低熱膨脹のセラミ
ック複合材料は、例えば、真空ダイキャスト方式で製造
することができる。
【0099】ヒ−トシンク31には、箱体を鉄道車両な
どのシステムに取り付けるためのネジ穴が設けられてい
る。ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミナルキャ
ップ33から構成される箱体内において、金属層34a
´上には、半導体チップ38が搭載されている。半導体
チップ38には、パワ−デバイスの一種であるIGBT
が形成されている。半導体チップ38の裏面は、IGB
Tのコレクタ電極になっており、半田37bによって金
属層34a´に接続されている。半導体チップ38の周
囲には、半導体チップを保護するためのチップフレ−ム
39が形成されている。チップフレ−ム39は、樹脂か
ら構成される。
どのシステムに取り付けるためのネジ穴が設けられてい
る。ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミナルキャ
ップ33から構成される箱体内において、金属層34a
´上には、半導体チップ38が搭載されている。半導体
チップ38には、パワ−デバイスの一種であるIGBT
が形成されている。半導体チップ38の裏面は、IGB
Tのコレクタ電極になっており、半田37bによって金
属層34a´に接続されている。半導体チップ38の周
囲には、半導体チップを保護するためのチップフレ−ム
39が形成されている。チップフレ−ム39は、樹脂か
ら構成される。
【0100】本実施の形態では、内部圧接型の電極構造
を達成するためにコンタクトプロ−ブ40を用いてい
る。コンタクトプロ−ブ40としては、例えば図3に示
すものを用いることができる。
を達成するためにコンタクトプロ−ブ40を用いてい
る。コンタクトプロ−ブ40としては、例えば図3に示
すものを用いることができる。
【0101】コレクタ端子43aの一端は、金属層34
a´及び半田37bを介して半導体チップ38の裏面電
極(コレクタ電極)に電気的に接続される。コレクタ端
子43aの他端は、タ−ミナルキャップ33を貫通して
箱体の外部に導出されている。コレクタ端子43aの他
端は、例えば、折り曲げられ、かつ、穴が設けられる。
a´及び半田37bを介して半導体チップ38の裏面電
極(コレクタ電極)に電気的に接続される。コレクタ端
子43aの他端は、タ−ミナルキャップ33を貫通して
箱体の外部に導出されている。コレクタ端子43aの他
端は、例えば、折り曲げられ、かつ、穴が設けられる。
【0102】エミッタ端子44aには、金属板60が接
続される。金属板60には、アレイ状のコンタクトプロ
−ブ40が結合されており、これらコンタクトプロ−ブ
40は、半導体チップ38のエミッタ電極を一定圧力で
圧接する。エミッタ端子44aと金属板60は、ネジ5
1を絞め終えた後に結合部C1において互いに結合され
る。エミッタ端子44aの他端は、タ−ミナルキャップ
33を貫通して箱体の外部に導出されている。エミッタ
端子44aの他端は、例えば、折り曲げられ、かつ、穴
が設けられる。
続される。金属板60には、アレイ状のコンタクトプロ
−ブ40が結合されており、これらコンタクトプロ−ブ
40は、半導体チップ38のエミッタ電極を一定圧力で
圧接する。エミッタ端子44aと金属板60は、ネジ5
1を絞め終えた後に結合部C1において互いに結合され
る。エミッタ端子44aの他端は、タ−ミナルキャップ
33を貫通して箱体の外部に導出されている。エミッタ
端子44aの他端は、例えば、折り曲げられ、かつ、穴
が設けられる。
【0103】ゲ−ト端子45aには、金属板61が接続
される。金属板61には、例えば1本のコンタクトプロ
−ブ40が結合されており、この1本のコンタクトプロ
−ブ40は、半導体チップ38のゲ−ト電極を一定圧力
で圧接する。ゲ−ト端子45aと金属板61は、ネジ5
1を絞め終えた後に結合部C2において互いに結合され
る。ゲ−ト端子45aの他端は、タ−ミナルキャップ3
3を貫通して箱体の外部に導出されている。ゲ−ト端子
45aの他端は、例えば、折り曲げられ、かつ、穴が設
けられる。
される。金属板61には、例えば1本のコンタクトプロ
−ブ40が結合されており、この1本のコンタクトプロ
−ブ40は、半導体チップ38のゲ−ト電極を一定圧力
で圧接する。ゲ−ト端子45aと金属板61は、ネジ5
1を絞め終えた後に結合部C2において互いに結合され
る。ゲ−ト端子45aの他端は、タ−ミナルキャップ3
3を貫通して箱体の外部に導出されている。ゲ−ト端子
45aの他端は、例えば、折り曲げられ、かつ、穴が設
けられる。
【0104】半導体チップ38の表面には、ゲ−ト電極
及びエミッタ電極が設けられている。エミッタ電極の数
は、エミッタ端子44aに接続されるプロ−ブの数に対
応し、ゲ−ト電極の数は、ゲ−ト端子45aに接続され
るプロ−ブの数に対応している。
及びエミッタ電極が設けられている。エミッタ電極の数
は、エミッタ端子44aに接続されるプロ−ブの数に対
応し、ゲ−ト電極の数は、ゲ−ト端子45aに接続され
るプロ−ブの数に対応している。
【0105】全てのコンタクトプロ−ブ40は、図20
に示すように、板状のプロ−ブホルダ49に固定されて
いる。プロ−ブホルダ49には、ヒ−トシンク31に取
り付けられた金属支柱34bに対応する位置にネジ穴5
0が設けられている。図21に示す金属支柱34bを図
20に示すプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入し、
かつ、ネジ51によってプロ−ブホルダ49を締め付け
ると、その力は、コンタクトプロ−ブ40を経由して半
導体チップ38のエミッタ電極及びゲ−ト電極に圧接力
として印加される。
に示すように、板状のプロ−ブホルダ49に固定されて
いる。プロ−ブホルダ49には、ヒ−トシンク31に取
り付けられた金属支柱34bに対応する位置にネジ穴5
0が設けられている。図21に示す金属支柱34bを図
20に示すプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入し、
かつ、ネジ51によってプロ−ブホルダ49を締め付け
ると、その力は、コンタクトプロ−ブ40を経由して半
導体チップ38のエミッタ電極及びゲ−ト電極に圧接力
として印加される。
【0106】本発明では、ヒ−トシンク31の表面を覆
う金属層34aと一体成型された金属支柱34bにより
この圧接力を支持している。つまり、金属支柱34b
は、セラミック複合材料から構成される強固なヒ−トシ
ンク31に一体化されており、また、金属支柱34bを
適当な本数に設定し得ることにより、圧接力を十分に支
持することができる。
う金属層34aと一体成型された金属支柱34bにより
この圧接力を支持している。つまり、金属支柱34b
は、セラミック複合材料から構成される強固なヒ−トシ
ンク31に一体化されており、また、金属支柱34bを
適当な本数に設定し得ることにより、圧接力を十分に支
持することができる。
【0107】また、圧接の際、コレクタ端子43a、エ
ミッタ端子44a及びゲ−ト端子45aは、それぞれプ
ロ−ブホルダ49に設けられた穴62,63,64を通
り抜けることになる。
ミッタ端子44a及びゲ−ト端子45aは、それぞれプ
ロ−ブホルダ49に設けられた穴62,63,64を通
り抜けることになる。
【0108】プロ−ブホルダ49上には、樹脂52が形
成されている。樹脂52は、ネジ51によって半導体チ
ップ38に所定の圧接力を印加し終わった後に形成され
る。樹脂52は、箱体の内部に水分などが進入するのを
防ぐ役割を有する。
成されている。樹脂52は、ネジ51によって半導体チ
ップ38に所定の圧接力を印加し終わった後に形成され
る。樹脂52は、箱体の内部に水分などが進入するのを
防ぐ役割を有する。
【0109】図22は、図19のIGBTモジュ−ルを
主要部ごとに分割して示したものである。本発明では、
主として真空ダイキャスト方式で製造される高強度、低
熱膨張のセラミック複合材料をヒ−トシンク31として
用い、かつ、内部圧接型の電極構造の達成に必要な圧接
力を支持する手段としてヒ−トシンク31の表面に形成
される金属層34a,34a´と一体成型される金属支
柱34bを設けている。
主要部ごとに分割して示したものである。本発明では、
主として真空ダイキャスト方式で製造される高強度、低
熱膨張のセラミック複合材料をヒ−トシンク31として
用い、かつ、内部圧接型の電極構造の達成に必要な圧接
力を支持する手段としてヒ−トシンク31の表面に形成
される金属層34a,34a´と一体成型される金属支
柱34bを設けている。
【0110】また、圧接力を加える手段としては、プロ
−ブホルダ49とこのプロ−ブホルダ49に結合された
コンタクトプロ−ブ40とを設けている。つまり、金属
支柱34bをプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入
し、ネジ51によりプロ−ブホルダ49をヒ−トシンク
31に締め付ける。
−ブホルダ49とこのプロ−ブホルダ49に結合された
コンタクトプロ−ブ40とを設けている。つまり、金属
支柱34bをプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入
し、ネジ51によりプロ−ブホルダ49をヒ−トシンク
31に締め付ける。
【0111】また、本発明では、コレクタ端子43a、
エミッタ端子44a及びゲ−ト端子45aを、金属支柱
34bと同様に、金属層34a,34a´と一体成型す
ることで形成するようにしている。半導体チップ38の
裏面は、半田37bによって金属層34a´に結合され
るため、コレクタ端子43aと半導体チップの裏面電極
(コレクタ電極)の電気的接続が確保される。
エミッタ端子44a及びゲ−ト端子45aを、金属支柱
34bと同様に、金属層34a,34a´と一体成型す
ることで形成するようにしている。半導体チップ38の
裏面は、半田37bによって金属層34a´に結合され
るため、コレクタ端子43aと半導体チップの裏面電極
(コレクタ電極)の電気的接続が確保される。
【0112】また、エミッタ端子44aは、金属板60
及びコンタクトプロ−ブ40を介して半導体チップ38
のエミッタ電極に接続され、ゲ−ト端子45aは、金属
板61及びコンタクトプロ−ブ40を介して半導体チッ
プ38のゲ−ト電極に接続される。
及びコンタクトプロ−ブ40を介して半導体チップ38
のエミッタ電極に接続され、ゲ−ト端子45aは、金属
板61及びコンタクトプロ−ブ40を介して半導体チッ
プ38のゲ−ト電極に接続される。
【0113】なお、同図では、図19の樹脂52を省略
している。樹脂52は、図22の各主要部を組み立てた
後、タ−ミナルキャップ33を組み立てる前に形成され
るものである。
している。樹脂52は、図22の各主要部を組み立てた
後、タ−ミナルキャップ33を組み立てる前に形成され
るものである。
【0114】上記構成のIGBTモジュ−ルにおいて
も、鉄道車両用のスペックを十分に満たす高信頼性のプ
ラスチックモジュ−ルとすることができる。また、使い
勝手の良いプラスチックモジュ−ルの外形であり、パワ
−サイクルモ−ド及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が
得られ、かつ、内部圧接型の電極構造を採用できるた
め、低コストでIGBTモジュ−ルを製造できる。
も、鉄道車両用のスペックを十分に満たす高信頼性のプ
ラスチックモジュ−ルとすることができる。また、使い
勝手の良いプラスチックモジュ−ルの外形であり、パワ
−サイクルモ−ド及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が
得られ、かつ、内部圧接型の電極構造を採用できるた
め、低コストでIGBTモジュ−ルを製造できる。
【0115】図23は、本発明の第8実施の形態に関わ
る内部圧接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを
示すもので、図1のA−A線に沿う断面に対応してい
る。本実施の形態におけるIGBTモジュ−ルは、図1
2に示す第3実施の形態に関わるIGBTモジュ−ルの
変形例であり、ゲ−ト端子、エミッタ端子及びコレクタ
端子の構成に特徴を有するものである。
る内部圧接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを
示すもので、図1のA−A線に沿う断面に対応してい
る。本実施の形態におけるIGBTモジュ−ルは、図1
2に示す第3実施の形態に関わるIGBTモジュ−ルの
変形例であり、ゲ−ト端子、エミッタ端子及びコレクタ
端子の構成に特徴を有するものである。
【0116】ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミ
ナルキャップ33により箱体が構成されている。枠状の
ケ−ス32及び板状のタ−ミナルキャップ33は、それ
ぞれ樹脂から構成されている。
ナルキャップ33により箱体が構成されている。枠状の
ケ−ス32及び板状のタ−ミナルキャップ33は、それ
ぞれ樹脂から構成されている。
【0117】ヒ−トシンク31は、セラミック複合材料
(例えば、セラミック−アルミ複合材料)から構成され
ている。また、ヒ−トシンク31の表面には、金属層3
4a,34a´がコ−ティングされ、かつ、金属層34
a,34a´と一体成型される金属支柱34b,43
b,44b,45bが設けられている。つまり、金属支
柱34b,43b,44b,45bは、ヒ−トシンク3
1に一体化されている。
(例えば、セラミック−アルミ複合材料)から構成され
ている。また、ヒ−トシンク31の表面には、金属層3
4a,34a´がコ−ティングされ、かつ、金属層34
a,34a´と一体成型される金属支柱34b,43
b,44b,45bが設けられている。つまり、金属支
柱34b,43b,44b,45bは、ヒ−トシンク3
1に一体化されている。
【0118】また、本実施の形態では、絶縁セラミック
基板(例えば窒化アルミ)35は、ヒ−トシンク(セラ
ミック複合材料)31に一体化されている。即ち、絶縁
セラミック基板35は、ヒ−トシンク31上に搭載さ
れ、絶縁セラミック基板35は、金属層34a,34a
´により覆われている。
基板(例えば窒化アルミ)35は、ヒ−トシンク(セラ
ミック複合材料)31に一体化されている。即ち、絶縁
セラミック基板35は、ヒ−トシンク31上に搭載さ
れ、絶縁セラミック基板35は、金属層34a,34a
´により覆われている。
【0119】金属支柱34bは、内部圧接構造により生
じる圧接力を支持するためのものである。金属支柱34
bの形状としては、円柱状や角柱状のものが選択され、
金属支柱34bの先端部は、ネジ止めできるようにネジ
溝が形成されている。
じる圧接力を支持するためのものである。金属支柱34
bの形状としては、円柱状や角柱状のものが選択され、
金属支柱34bの先端部は、ネジ止めできるようにネジ
溝が形成されている。
【0120】ヒ−トシンク31がセラミック−アルミニ
ウム複合材料により構成される場合、金属層34a,3
4a´、金属支柱34b,43b,44b,45bは、
共にアルミニウムから構成されるのがよい。高強度、低
熱膨脹のセラミック複合材料は、例えば、真空ダイキャ
スト方式で製造することができる。
ウム複合材料により構成される場合、金属層34a,3
4a´、金属支柱34b,43b,44b,45bは、
共にアルミニウムから構成されるのがよい。高強度、低
熱膨脹のセラミック複合材料は、例えば、真空ダイキャ
スト方式で製造することができる。
【0121】ヒ−トシンク31には、箱体を鉄道車両な
どのシステムに取り付けるためのネジ穴が設けられてい
る。ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミナルキャ
ップ33から構成される箱体内において、金属層34a
´上には、半導体チップ38が搭載されている。半導体
チップ38には、パワ−デバイスの一種であるIGBT
が形成されている。半導体チップ38の裏面は、IGB
Tのコレクタ電極になっており、半田37bによって金
属層34a´に接続されている。半導体チップ38の周
囲には、半導体チップを保護するためのチップフレ−ム
39が形成されている。チップフレ−ム39は、樹脂か
ら構成される。
どのシステムに取り付けるためのネジ穴が設けられてい
る。ヒ−トシンク31、ケ−ス32及びタ−ミナルキャ
ップ33から構成される箱体内において、金属層34a
´上には、半導体チップ38が搭載されている。半導体
チップ38には、パワ−デバイスの一種であるIGBT
が形成されている。半導体チップ38の裏面は、IGB
Tのコレクタ電極になっており、半田37bによって金
属層34a´に接続されている。半導体チップ38の周
囲には、半導体チップを保護するためのチップフレ−ム
39が形成されている。チップフレ−ム39は、樹脂か
ら構成される。
【0122】本実施の形態では、内部圧接型の電極構造
を達成するためにコンタクトプロ−ブ40を用いてい
る。コンタクトプロ−ブ40としては、例えば図3に示
すものを用いることができる。
を達成するためにコンタクトプロ−ブ40を用いてい
る。コンタクトプロ−ブ40としては、例えば図3に示
すものを用いることができる。
【0123】コレクタ端子43aの一端は、金属支柱4
3bに接続されている。よって、コレクタ端子43a
は、金属支柱43b、金属層34a´及び半田37bを
介して半導体チップ38の裏面電極(コレクタ電極)に
電気的に接続される。コレクタ端子43aと金属支柱4
3bは、ネジ51を絞め終えた後に結合部C3において
互いに結合される。コレクタ端子43aの他端は、タ−
ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導出されて
いる。コレクタ端子43aの他端は、例えば、折り曲げ
られ、かつ、穴が設けられる。
3bに接続されている。よって、コレクタ端子43a
は、金属支柱43b、金属層34a´及び半田37bを
介して半導体チップ38の裏面電極(コレクタ電極)に
電気的に接続される。コレクタ端子43aと金属支柱4
3bは、ネジ51を絞め終えた後に結合部C3において
互いに結合される。コレクタ端子43aの他端は、タ−
ミナルキャップ33を貫通して箱体の外部に導出されて
いる。コレクタ端子43aの他端は、例えば、折り曲げ
られ、かつ、穴が設けられる。
【0124】エミッタ端子44aには、金属板60が接
続される。即ち、金属板60は、エミッタ端子44aと
金属支柱44bの間に挟み込まれる。金属板60には、
アレイ状のコンタクトプロ−ブ40が結合されており、
これらコンタクトプロ−ブ40は、半導体チップ38の
エミッタ電極を一定圧力で圧接する。エミッタ端子44
a、金属支柱44b及び金属板60は、ネジ51を絞め
終えた後に結合部C1において互いに結合される。エミ
ッタ端子44aの他端は、タ−ミナルキャップ33を貫
通して箱体の外部に導出されている。エミッタ端子44
aの他端は、例えば、折り曲げられ、かつ、穴が設けら
れる。
続される。即ち、金属板60は、エミッタ端子44aと
金属支柱44bの間に挟み込まれる。金属板60には、
アレイ状のコンタクトプロ−ブ40が結合されており、
これらコンタクトプロ−ブ40は、半導体チップ38の
エミッタ電極を一定圧力で圧接する。エミッタ端子44
a、金属支柱44b及び金属板60は、ネジ51を絞め
終えた後に結合部C1において互いに結合される。エミ
ッタ端子44aの他端は、タ−ミナルキャップ33を貫
通して箱体の外部に導出されている。エミッタ端子44
aの他端は、例えば、折り曲げられ、かつ、穴が設けら
れる。
【0125】ゲ−ト端子45aには、金属板61が接続
される。即ち、金属板61は、ゲ−ト端子45aと金属
支柱45bの間に挟み込まれる。金属板61には、例え
ば1本のコンタクトプロ−ブ40が結合されており、こ
の1本のコンタクトプロ−ブ40は、半導体チップ38
のゲ−ト電極を一定圧力で圧接する。ゲ−ト端子45
a、金属支柱45b及び金属板61は、ネジ51を絞め
終えた後に結合部C2において互いに結合される。ゲ−
ト端子45aの他端は、タ−ミナルキャップ33を貫通
して箱体の外部に導出されている。ゲ−ト端子45aの
他端は、例えば、折り曲げられ、かつ、穴が設けられ
る。
される。即ち、金属板61は、ゲ−ト端子45aと金属
支柱45bの間に挟み込まれる。金属板61には、例え
ば1本のコンタクトプロ−ブ40が結合されており、こ
の1本のコンタクトプロ−ブ40は、半導体チップ38
のゲ−ト電極を一定圧力で圧接する。ゲ−ト端子45
a、金属支柱45b及び金属板61は、ネジ51を絞め
終えた後に結合部C2において互いに結合される。ゲ−
ト端子45aの他端は、タ−ミナルキャップ33を貫通
して箱体の外部に導出されている。ゲ−ト端子45aの
他端は、例えば、折り曲げられ、かつ、穴が設けられ
る。
【0126】半導体チップ38の表面には、ゲ−ト電極
及びエミッタ電極が設けられている。エミッタ電極の数
は、エミッタ端子44aに接続されるプロ−ブの数に対
応し、ゲ−ト電極の数は、ゲ−ト端子45aに接続され
るプロ−ブの数に対応している。
及びエミッタ電極が設けられている。エミッタ電極の数
は、エミッタ端子44aに接続されるプロ−ブの数に対
応し、ゲ−ト電極の数は、ゲ−ト端子45aに接続され
るプロ−ブの数に対応している。
【0127】全てのコンタクトプロ−ブ40は、図24
に示すように、板状のプロ−ブホルダ49に固定されて
いる。プロ−ブホルダ49には、ヒ−トシンク31に取
り付けられた金属支柱34bに対応する位置にネジ穴5
0が設けられている。図25に示す金属支柱34bを図
24に示すプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入し、
かつ、ネジ51によってプロ−ブホルダ49を締め付け
ると、その力は、コンタクトプロ−ブ40を経由して半
導体チップ38のエミッタ電極及びゲ−ト電極に圧接力
として印加される。
に示すように、板状のプロ−ブホルダ49に固定されて
いる。プロ−ブホルダ49には、ヒ−トシンク31に取
り付けられた金属支柱34bに対応する位置にネジ穴5
0が設けられている。図25に示す金属支柱34bを図
24に示すプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入し、
かつ、ネジ51によってプロ−ブホルダ49を締め付け
ると、その力は、コンタクトプロ−ブ40を経由して半
導体チップ38のエミッタ電極及びゲ−ト電極に圧接力
として印加される。
【0128】本発明では、ヒ−トシンク31の表面を覆
う金属層34aと一体成型された金属支柱34bにより
この圧接力を支持している。つまり、金属支柱34b
は、セラミック複合材料から構成される強固なヒ−トシ
ンク31と一体化されており、また、金属支柱34bを
適当な本数に設定し得ることにより、圧接力を十分に支
持することができる。
う金属層34aと一体成型された金属支柱34bにより
この圧接力を支持している。つまり、金属支柱34b
は、セラミック複合材料から構成される強固なヒ−トシ
ンク31と一体化されており、また、金属支柱34bを
適当な本数に設定し得ることにより、圧接力を十分に支
持することができる。
【0129】また、圧接の際、金属支柱43b,44
b,45bは、それぞれプロ−ブホルダ49に設けられ
た穴62,63,64を通り抜けることになる。プロ−
ブホルダ49上には、樹脂52が形成されている。樹脂
52は、ネジ51によって半導体チップ38に所定の圧
接力を印加し終わった後に形成される。樹脂52は、箱
体の内部に水分などが進入するのを防ぐ役割を有する。
b,45bは、それぞれプロ−ブホルダ49に設けられ
た穴62,63,64を通り抜けることになる。プロ−
ブホルダ49上には、樹脂52が形成されている。樹脂
52は、ネジ51によって半導体チップ38に所定の圧
接力を印加し終わった後に形成される。樹脂52は、箱
体の内部に水分などが進入するのを防ぐ役割を有する。
【0130】図26は、図23のIGBTモジュ−ルを
主要部ごとに分割して示したものである。本発明では、
主として真空ダイキャスト方式で製造される高強度、低
熱膨張のセラミック複合材料をヒ−トシンク31として
用い、かつ、内部圧接型の電極構造の達成に必要な圧接
力を支持する手段としてヒ−トシンク31の表面に形成
される金属層34a,34a´と一体成型される金属支
柱34bを設けている。
主要部ごとに分割して示したものである。本発明では、
主として真空ダイキャスト方式で製造される高強度、低
熱膨張のセラミック複合材料をヒ−トシンク31として
用い、かつ、内部圧接型の電極構造の達成に必要な圧接
力を支持する手段としてヒ−トシンク31の表面に形成
される金属層34a,34a´と一体成型される金属支
柱34bを設けている。
【0131】また、圧接力を加える手段としては、プロ
−ブホルダ49とこのプロ−ブホルダ49に結合された
コンタクトプロ−ブ40とを設けている。つまり、金属
支柱34bをプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入
し、ネジ51によりプロ−ブホルダ49をヒ−トシンク
31に締め付ける。
−ブホルダ49とこのプロ−ブホルダ49に結合された
コンタクトプロ−ブ40とを設けている。つまり、金属
支柱34bをプロ−ブホルダ49のネジ穴50に挿入
し、ネジ51によりプロ−ブホルダ49をヒ−トシンク
31に締め付ける。
【0132】また、本発明では、金属支柱43b,44
b,45bを、金属支柱34bと同様に、金属層34
a,34a´と一体成型することで形成するようにして
いる。コレクタ端子43a、エミッタ端子44a及びゲ
−ト端子45aは、それぞれ金属支柱43b,44b,
45bに対応して設けられる。
b,45bを、金属支柱34bと同様に、金属層34
a,34a´と一体成型することで形成するようにして
いる。コレクタ端子43a、エミッタ端子44a及びゲ
−ト端子45aは、それぞれ金属支柱43b,44b,
45bに対応して設けられる。
【0133】なお、同図では、図23の樹脂52を省略
している。樹脂52は、図26の各主要部を組み立てた
後、タ−ミナルキャップ33を組み立てる前に形成され
るものである。
している。樹脂52は、図26の各主要部を組み立てた
後、タ−ミナルキャップ33を組み立てる前に形成され
るものである。
【0134】上記構成のIGBTモジュ−ルにおいて
も、鉄道車両用のスペックを十分に満たす高信頼性のプ
ラスチックモジュ−ルとすることができる。また、使い
勝手の良いプラスチックモジュ−ルの外形であり、パワ
−サイクルモ−ド及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が
得られ、かつ、内部圧接型の電極構造を採用できるた
め、低コストでIGBTモジュ−ルを製造できる。
も、鉄道車両用のスペックを十分に満たす高信頼性のプ
ラスチックモジュ−ルとすることができる。また、使い
勝手の良いプラスチックモジュ−ルの外形であり、パワ
−サイクルモ−ド及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が
得られ、かつ、内部圧接型の電極構造を採用できるた
め、低コストでIGBTモジュ−ルを製造できる。
【0135】図27は、本発明の第9実施の形態に関わ
る内部圧接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを
示すものである。図28は、図27のC−C線に沿う断
面を示している。
る内部圧接型の電極構造を有するIGBTモジュ−ルを
示すものである。図28は、図27のC−C線に沿う断
面を示している。
【0136】本実施の形態におけるIGBTモジュ−ル
は、内部圧接型の電極構造を有する上述の第1乃至第8
実施の形態に関わるIGBTモジュ−ルとは異なり、ワ
イヤボンディングにより半導体チップと各端子の接続を
行うプラスチックモジュ−ルに関する。
は、内部圧接型の電極構造を有する上述の第1乃至第8
実施の形態に関わるIGBTモジュ−ルとは異なり、ワ
イヤボンディングにより半導体チップと各端子の接続を
行うプラスチックモジュ−ルに関する。
【0137】本実施の形態のプラスチックモジュ−ルの
特徴は、ヒ−トシンク(セラミック複合材料)31の表
面には、金属層34a´がコ−ティングされ、かつ、金
属層34a´と一体成型されるコレクタ端子43a、エ
ミッタ端子44a及びゲ−ト端子45aが設けられてい
る点にある。
特徴は、ヒ−トシンク(セラミック複合材料)31の表
面には、金属層34a´がコ−ティングされ、かつ、金
属層34a´と一体成型されるコレクタ端子43a、エ
ミッタ端子44a及びゲ−ト端子45aが設けられてい
る点にある。
【0138】即ち、ヒ−トシンク31上には、16個の
半導体チップ(IGBT)38が搭載されている。コレ
クタ端子43aは、金属層34a´を経由して半導体チ
ップ38の裏面電極(コレクタ電極)に接続される。エ
ミッタ端子44aは、金属層34c´及びボンディング
ワイヤ34cを経由して半導体チップ38のエミッタ電
極に接続される。ゲ−ト端子45aは、金属層34d´
及びボンディングワイヤ34dを経由して半導体チップ
38のゲ−ト電極に接続される。
半導体チップ(IGBT)38が搭載されている。コレ
クタ端子43aは、金属層34a´を経由して半導体チ
ップ38の裏面電極(コレクタ電極)に接続される。エ
ミッタ端子44aは、金属層34c´及びボンディング
ワイヤ34cを経由して半導体チップ38のエミッタ電
極に接続される。ゲ−ト端子45aは、金属層34d´
及びボンディングワイヤ34dを経由して半導体チップ
38のゲ−ト電極に接続される。
【0139】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の半導体
装置によれば、次のような効果を奏する。鉄道車両用の
スペックを十分に満たす高信頼性のプラスチックモジュ
−ルとすることができる。また、使い勝手の良いプラス
チックモジュ−ルの外形であり、パワ−サイクルモ−ド
及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が得られる。さら
に、内部圧接型の電極構造を採用しても、強度的に十分
であり、かつ、低コストでIGBTモジュ−ルを製造で
きる。
装置によれば、次のような効果を奏する。鉄道車両用の
スペックを十分に満たす高信頼性のプラスチックモジュ
−ルとすることができる。また、使い勝手の良いプラス
チックモジュ−ルの外形であり、パワ−サイクルモ−ド
及び熱疲労モ−ドに対して良い結果が得られる。さら
に、内部圧接型の電極構造を採用しても、強度的に十分
であり、かつ、低コストでIGBTモジュ−ルを製造で
きる。
【図1】本発明のモジュ−ルの外観を示す図。
【図2】本発明の第1実施の形態に関わるモジュ−ルを
示す図。
示す図。
【図3】図2のコンタクトプロ−ブを詳細に示す図。
【図4】図2のコレクタ端子を詳細に示す図。
【図5】図2のエミッタ端子を詳細に示す図。
【図6】図2のゲ−ト端子を詳細に示す図。
【図7】図2の半導体チップ及びその近傍を示す図。
【図8】図2のプロ−ブホルダの構成を詳細に示す図。
【図9】図2のヒ−トシンク側の構成を詳細に示す図。
【図10】図2のモジュ−ルを分解して示す図。
【図11】本発明の第2実施の形態に関わるモジュ−ル
を示す図。
を示す図。
【図12】本発明の第3実施の形態に関わるモジュ−ル
を示す図。
を示す図。
【図13】本発明の第4実施の形態に関わるモジュ−ル
を示す図。
を示す図。
【図14】本発明の第4実施の形態に関わるモジュ−ル
を示す図。
を示す図。
【図15】本発明の第5実施の形態に関わるモジュ−ル
を示す図。
を示す図。
【図16】本発明の第5実施の形態に関わるモジュ−ル
を示す図。
を示す図。
【図17】本発明の第6実施の形態に関わるモジュ−ル
を示す図。
を示す図。
【図18】図17のモジュ−ルを分解して示す図。
【図19】本発明の第7実施の形態に関わるモジュ−ル
を示す図。
を示す図。
【図20】図19のプロ−ブホルダの構成を詳細に示す
図。
図。
【図21】図19の半導体チップ側の構成を詳細に示す
図。
図。
【図22】図19のモジュ−ルを分解して示す図。
【図23】本発明の第8実施の形態に関わるモジュ−ル
を示す図。
を示す図。
【図24】図23のプロ−ブホルダの構成を詳細に示す
図。
図。
【図25】図23の半導体チップ側の構成を詳細に示す
図。
図。
【図26】図23のモジュ−ルを分解して示す図。
【図27】本発明の第9実施の形態に関わるモジュ−ル
を示す図。
を示す図。
【図28】図27のB−B線に沿う断面図。
【図29】従来のモジュ−ルを示す図。
【図30】図29のC−C線に沿う断面図。
【図31】図29のC−C線に沿う断面図。
11,31 :ヒ−トシンク、 12,32 :ケ−ス、 13,33 :タ−ミナルキャッ
プ、 14 :ネジ穴、 15,35 :絶縁セラミック基
板、 16a〜16d,25,36a,36b :銅板、 17a〜17d,24,37a,37b :半田、 18,38 :半導体チップ、 19,43,43a :コレクタ端子、 20a,20b :ボンディングワイ
ヤ、 21,44,44a :エミッタ端子、 22,45,45a :ゲ−ト端子、 23 :シリコン樹脂、 34a,34a´ :金属層、 34b,43b,44b,45b :金属支柱、 39 :チップフレ−ム、 40 :コンタクトプロ−
ブ、 41 :プロ−ブ本体、 42 :圧接部、 46 :ゲ−ト電極、 47 :エミッタ電極、 48 :バネ、 49 :プロ−ブホルダ、 50 :ネジ穴、 51 :ネジ、 52 :樹脂、 60,61 :金属板、 62〜64 :穴、 C1〜C3 :結合部。
プ、 14 :ネジ穴、 15,35 :絶縁セラミック基
板、 16a〜16d,25,36a,36b :銅板、 17a〜17d,24,37a,37b :半田、 18,38 :半導体チップ、 19,43,43a :コレクタ端子、 20a,20b :ボンディングワイ
ヤ、 21,44,44a :エミッタ端子、 22,45,45a :ゲ−ト端子、 23 :シリコン樹脂、 34a,34a´ :金属層、 34b,43b,44b,45b :金属支柱、 39 :チップフレ−ム、 40 :コンタクトプロ−
ブ、 41 :プロ−ブ本体、 42 :圧接部、 46 :ゲ−ト電極、 47 :エミッタ電極、 48 :バネ、 49 :プロ−ブホルダ、 50 :ネジ穴、 51 :ネジ、 52 :樹脂、 60,61 :金属板、 62〜64 :穴、 C1〜C3 :結合部。
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体チップの電極を所定の圧接力で圧
接する手段と、前記半導体チップが搭載される電気的に
絶縁機能を有するヒ−トシンクと、前記ヒ−トシンクと
一体化されると共に前記所定の圧接力を支持する支柱と
を具備することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 半導体チップが搭載される電気的に絶縁
機能を有するヒ−トシンクと、前記ヒ−トシンクと一体
化され、前記半導体チップの電極に電気的に接続される
と共に先端部が電極取り出し用の端子となっている支柱
とを具備することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 半導体チップが搭載される電気的に絶縁
機能を有するヒ−トシンクと、前記ヒ−トシンクと一体
化され、前記半導体チップの電極に電気的に接続される
支柱と、前記支柱の先端部に取り付けられる電極取り出
し用の端子とを具備することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 前記手段は、前記半導体チップの電極を
圧接する部材と、前記所定の圧接力を発生させるネジと
を含み、前記部材は、前記ネジにより前記支柱に固定さ
れることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記半導体チップと前記ヒ−トシンクの
間には、絶縁セラミック基板が配置されていることを特
徴とする請求項1又は2又は3記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記半導体チップと前記ヒ−トシンクの
間には、絶縁セラミック基板が配置され、前記絶縁セラ
ミック基板は、前記ヒ−トシンクに一体化されているこ
とを特徴とする請求項1又は2又は3記載の半導体装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15545797A JPH113995A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15545797A JPH113995A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH113995A true JPH113995A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15606473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15545797A Pending JPH113995A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH113995A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003243611A (ja) * | 2002-02-21 | 2003-08-29 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体モジュール及び半導体装置 |
US7208833B2 (en) | 2001-01-17 | 2007-04-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electronic circuit device having circuit board electrically connected to semiconductor element via metallic plate |
JP2007116172A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Semikron Elektronik Gmbh & Co Kg | パワー半導体モジュール |
DE102006006424A1 (de) * | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Semikron Elektronik Gmbh & Co. Kg | Anordnung mit mindestens einem Leistungshalbleitermodul und einem Kühlbauteil und zugehöriges Herstellungsverfahren |
JP2007287833A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Mitsubishi Electric Corp | 電力用半導体装置 |
WO2013172291A1 (ja) * | 2012-05-15 | 2013-11-21 | ローム株式会社 | パワーモジュール半導体装置 |
JP2014216543A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 株式会社豊田中央研究所 | 半導体モジュール |
WO2015174158A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2015-11-19 | 富士電機株式会社 | パワー半導体モジュールおよび複合モジュール |
CN107634042A (zh) * | 2016-07-18 | 2018-01-26 | 赛米控电子股份有限公司 | 功率电子开关装置及其功率半导体模块 |
JP2018056244A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 日本発條株式会社 | 圧接ユニットおよび電力用半導体装置 |
DE102022209559A1 (de) | 2022-09-13 | 2024-02-15 | Zf Friedrichshafen Ag | Halbbrückenmodul |
-
1997
- 1997-06-12 JP JP15545797A patent/JPH113995A/ja active Pending
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7208833B2 (en) | 2001-01-17 | 2007-04-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electronic circuit device having circuit board electrically connected to semiconductor element via metallic plate |
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JP4637784B2 (ja) * | 2006-04-14 | 2011-02-23 | 三菱電機株式会社 | 電力用半導体装置 |
US9691673B2 (en) | 2012-05-15 | 2017-06-27 | Rohm Co., Ltd. | Power module semiconductor device |
WO2013172291A1 (ja) * | 2012-05-15 | 2013-11-21 | ローム株式会社 | パワーモジュール半導体装置 |
US9147622B2 (en) | 2012-05-15 | 2015-09-29 | Rohm Co., Ltd. | Power module semiconductor device |
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CN105765716A (zh) * | 2014-05-15 | 2016-07-13 | 富士电机株式会社 | 功率半导体模块和复合模块 |
JPWO2015174158A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2017-04-20 | 富士電機株式会社 | パワー半導体モジュールおよび複合モジュール |
WO2015174158A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2015-11-19 | 富士電機株式会社 | パワー半導体モジュールおよび複合モジュール |
US9761567B2 (en) | 2014-05-15 | 2017-09-12 | Fuji Electric Co., Ltd. | Power semiconductor module and composite module |
CN107634042A (zh) * | 2016-07-18 | 2018-01-26 | 赛米控电子股份有限公司 | 功率电子开关装置及其功率半导体模块 |
JP2018056244A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 日本発條株式会社 | 圧接ユニットおよび電力用半導体装置 |
DE102022209559A1 (de) | 2022-09-13 | 2024-02-15 | Zf Friedrichshafen Ag | Halbbrückenmodul |
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