JPH1139281A - ディジタル演算装置 - Google Patents

ディジタル演算装置

Info

Publication number
JPH1139281A
JPH1139281A JP19170597A JP19170597A JPH1139281A JP H1139281 A JPH1139281 A JP H1139281A JP 19170597 A JP19170597 A JP 19170597A JP 19170597 A JP19170597 A JP 19170597A JP H1139281 A JPH1139281 A JP H1139281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital
signal
cycle
arithmetic
clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19170597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Ootomo
尉央 大友
Yutaka Awata
豊 粟田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP19170597A priority Critical patent/JPH1139281A/ja
Publication of JPH1139281A publication Critical patent/JPH1139281A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リセット時に初期値を安定化させ、演算処理
開始時間から定常状態になるまでの時間を短縮したディ
ジタル演算装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ディジタル演算手段1a〜1nは、多段
接続されてディジタル演算を行う。制御手段10は、外
部入力信号2を受信し、外部入力信号2の変化時の第1
の演算サイクル以降の第2の演算サイクルからディジタ
ル演算手段1a〜1nのディジタル演算の動作制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル演算装置
に関し、特にディジタル演算を直列に行うディジタル演
算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル的にフィルタ処理を行うディ
ジタルフィルタでは、アナログ技術よりも有利な点がい
くつかある。ディジタルフィルタの特徴としては、高精
度で安定な動作をすること、プログラムが可能であるた
め伝達関数の変更が容易であること、などである。
【0003】また、現在はLSI技術が進歩し集積度が
増して価格が低下するにつれ、ディジタルフィルタの応
用が急速に広がっている。ディジタルフィルタは遅延
器、加算器及び乗算器などの要素で構成される。そし
て、このようなディジタルフィルタを組み合わせて各種
のディジタル演算回路を実現する。
【0004】図11はディジタルフィルタ1a〜1nで
構成されたビットシリアル演算回路を示すブロック図で
ある。ディジタルフィルタ1a〜1nは多段接続する。
すなわち、ディジタルフィルタ1aはディジタルフィル
タ1bに接続し、ディジタルフィルタ1bはディジタル
フィルタ1cに接続し、さらにディジタルフィルタ1n
−1はディジタルフィルタ1nに接続する。そして、制
御回路100はディジタルフィルタ1a〜1nに接続す
る。
【0005】制御回路100は、ディジタルフィルタ1
a〜1nの動作制御をするための動作制御信号4a〜4
nを出力する。動作制御信号4a〜4nはクロックと演
算制御信号からなる。そして、ディジタルフィルタ1a
〜1nは動作制御信号4a〜4nにもとづいて、主信号
3をディジタルフィルタ1a〜1nでシリアルに演算処
理していく。
【0006】また、リセットに関しては、外部からのリ
セット信号2により動作制御信号4a〜4nはリセット
されて、ディジタルフィルタ1a〜1nもリセットされ
る。そして、リセット直後にディジタルフィルタ1a〜
1nは、再び演算処理を開始する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
多段接続されたディジタルフィルタ1a〜1nで構成さ
れたビットシリアル演算回路では、各ディジタルフィル
タでの回路遅延が発生するため、各ディジタルフィルタ
で演算を開始するLSBの時間的な位置は異なってく
る。
【0008】また、各ディジタルフィルタで使用してい
る演算制御信号とクロックを共通のリセット信号2で制
御して、このリセット直後にディジタルフィルタ1a〜
1nでそれぞれ演算処理を開始している。
【0009】このため、最終段のディジタルフィルタn
から出力される有効データは、リセット信号2によりデ
ィジタルフィルタ1a〜1n内部のレジスタ値が変動し
た際に生成した無効データの出力後に出力されることに
なる。したがって、リセット時は初期値が不定となり、
演算処理開始時間から定常状態になるまで時間がかかる
といった問題があった。
【0010】また、回路検証(シミュレーション)にお
いてもリセット信号2を考慮して期待値を作成する必要
がある。ところが、リセット信号2は外部から入力され
る非同期な信号であるため、演算処理開始時間から定常
状態になるまでの時間が予測がつかず、テストパターン
の作成が困難であるといった問題があった。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、リセット時に初期値を安定化させ、演算処理
開始時間から定常状態になるまでの時間を短縮したディ
ジタル演算装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すようにディジタル演算を直列
に行うディジタル演算装置において、多段接続され、デ
ィジタル演算を行う複数のディジタル演算手段1a〜1
nと、外部入力信号2を受信し、外部入力信号2の変化
時の第1の演算サイクル以降の外部入力信号2の変化が
ない第2の演算サイクルからディジタル演算手段1a〜
1nのディジタル演算の動作制御を行う制御手段10
と、を有することを特徴とするディジタル演算装置が提
供される。
【0013】ここで、複数のディジタル演算手段1a〜
1nは、多段接続されてディジタル演算を行う。制御手
段10は、外部入力信号2を受信し、外部入力信号2の
変化時の第1の演算サイクル以降の外部入力信号2の変
化がない第2の演算サイクルからディジタル演算手段1
a〜1nのディジタル演算の動作制御を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のディジタル演算装
置の原理図である。ディジタル演算装置は、ディジタル
演算を直列(シリアル)に行う。
【0015】複数のディジタル演算手段1a〜1nは、
多段接続されて主信号3のディジタル演算を行う。制御
手段10は、外部入力信号2を受信し、外部入力信号2
の変化時の第1の演算サイクル以降の外部入力信号2の
変化がない第2の演算サイクルからディジタル演算手段
1a〜1nのディジタル演算の動作制御を行う。例え
ば、動作制御としては、制御手段10が出力する動作制
御信号4a〜4nを第1の演算サイクルでは出力を停止
し、第2の演算サイクルから出力させる。
【0016】次に動作について説明する。図2は本発明
のディジタル演算装置の動作手順を示すフローチャート
である。 〔S1〕ディジタル演算手段1aに主信号3が入力す
る。 〔S2〕制御手段10からの動作制御を受けて、ディジ
タル演算手段1a〜1nでシリアルに主信号3の演算処
理を行う。 〔S3〕ディジタル演算手段1a〜1nでのシリアル演
算中に、外部入力信号2が変化した場合はステップS4
へ、外部入力信号2が変化しない場合はステップS2へ
戻る。 〔S4〕制御手段10は、外部入力信号2の変化時の第
1の演算サイクル以降の外部入力信号2の変化がない第
2の演算サイクルから、ディジタル演算手段1a〜1n
のディジタル演算の動作制御を行う。そしてステップS
2へ戻る。
【0017】なお、以降の説明ではディジタル演算手段
をディジタルフィルタ、外部入力信号をリセット信号と
して説明する。次に図1で示した構成にしたがって、デ
ィジタルフィルタの出力について、タイムチャートを用
いて説明する。ただし、簡単のためディジタルフィルタ
はディジタルフィルタ1a、1bの2個で構成し、制御
手段10はディジタルフィルタ1a、1bの動作制御を
するものとする。
【0018】図3は通常時のタイムチャートである。通
常時とは、リセット信号2が変化しない場合である。リ
セット信号2はHで固定である。主信号3は8ビットデ
ータであり、ディジタルフィルタ1aに入力する。制御
手段10は、ディジタルフィルタ1aの動作制御を行う
動作制御信号4aを出力する。動作制御信号4aは、ク
ロック4a−1と演算制御信号4a−2からなり、図に
示す位相で出力される。
【0019】ディジタルフィルタ1aは、クロック4a
−1と演算制御信号4a−2を受信して、主信号3の演
算を行う。この演算結果データがディジタルフィルタ1
aの出力データとなり、ディジタルフィルタ1bに入力
される。
【0020】制御手段10は、ディジタルフィルタ1b
の動作制御を行う動作制御信号4bを出力する。動作制
御信号4bは、クロック4b−1と演算制御信号4b−
2からなり、図に示す位相で出力される。
【0021】ディジタルフィルタ1bは、クロック4b
−1と演算制御信号4b−2を受信してディジタルフィ
ルタ1aの出力データの演算を行う。この演算結果デー
タがディジタルフィルタ1bの出力データとなる。
【0022】次に本発明の動作を適用しない場合に、リ
セット時に初期値が不定となり演算処理開始時間から定
常状態になるまでのタイミングについて説明する。図4
は本発明の動作を適用しない場合のリセット時のタイム
チャートである。
【0023】リセット信号2はリセット時にLに変化し
た後、H固定となる。主信号3は8ビットデータであ
り、ディジタルフィルタ1aに入力する。制御手段10
は、ディジタルフィルタ1aの動作制御を行う動作制御
信号4aを出力する。動作制御信号4aは、クロック4
a−1と演算制御信号4a−2からなる。また、リセッ
ト信号2のL期間では、制御手段10はリセットされる
ため、クロック4a−1と演算制御信号4a−2は一定
値(例えばH)となり、リセット信号2がHとなった後
で図に示す位相で出力される。
【0024】ディジタルフィルタ1aは、クロック4a
−1と演算制御信号4a−2を受信して主信号3の演算
を行う。この演算結果データがディジタルフィルタ1a
の出力データとなる。ただし、演算サイクルC0では正
常なクロック4a−1及び演算制御信号4a−2ではな
いので、演算されたデータも無効データD1である。
【0025】制御手段10は、ディジタルフィルタ1b
の動作制御を行う動作制御信号4bを出力する。動作制
御信号4bは、クロック4b−1と演算制御信号4b−
2からなる。また、リセット信号2のL期間では、制御
手段10はリセットされるため、クロック4b−1と演
算制御信号4b−2は一定値(例えばH)となり、リセ
ット信号2がHとなった後で図に示す位相で出力され
る。
【0026】ディジタルフィルタ1bは、演算サイクル
C0では正常ではないクロック4b−1及び演算制御信
号4b−2を受信して、ディジタルフィルタ1aの出力
データである無効データD1の演算を行う。この演算結
果データがディジタルフィルタ1bの出力データとな
り、これも無効データD1である。
【0027】このように、リセット信号2がLとなる演
算サイクルC0(第1の演算サイクル)では、位置P0
から演算を開始しているため無効データD1が出力さ
れ、リセット信号2がHとなる演算サイクルC1(第2
の演算サイクル)以降では、有効データD2が出力され
る。さらに、位置P0から演算を開始しているため、演
算開始時間から有効データD2が出力されるまでの時間
はT0かかっている。
【0028】以上説明したように、リセット直後(位置
P0)にディジタルフィルタ1a、1bの演算処理を開
始すると、最初に演算した初期値は無効データとなるの
で不定となる。さらに、演算処理開始時間から定常状態
になるまで時間がかかる。
【0029】次に本発明を適用した場合の動作波形につ
いて説明する。図5は本発明のディジタル演算装置のリ
セット時のタイムチャートである。リセット信号2はリ
セット時にLに変化した後、H固定となる。主信号3は
8ビットデータであり、ディジタルフィルタ1aに入力
する。
【0030】制御手段10は、ディジタルフィルタ1a
の動作制御を行う動作制御信号4aを出力する。動作制
御信号4aは、クロック4a−1と演算制御信号4a−
2からなる。また、リセット信号2がL期間となる演算
サイクルC0では、制御手段10はクロック4a−1と
演算制御信号4a−2の出力を停止する。
【0031】また、同様に制御手段10は、ディジタル
フィルタ1bの動作制御を行う動作制御信号4bを出力
する。動作制御信号4bは、クロック4b−1と演算制
御信号4b−2からなる。リセット信号2がL期間とな
る演算サイクルC0では、制御手段10はクロック4b
−1と演算制御信号4b−2の出力を停止する。
【0032】リセット信号2がHとなる演算サイクルC
1以降では、ディジタルフィルタ1aは、クロック4a
−1と演算制御信号4a−2を受信して主信号3の演算
を行う。この演算結果データがディジタルフィルタ1a
の出力データとなり、ディジタルフィルタ1bに入力さ
れる。
【0033】また、ディジタルフィルタ1bは、クロッ
ク4b−1と演算制御信号4b−2を受信してディジタ
ルフィルタ1aの出力データの演算を行う。この演算結
果データがディジタルフィルタ1bの出力データとな
る。
【0034】このように、リセット信号2がL期間とな
る演算サイクルC0では、クロック4a−1、4b−1
と演算制御信号4b−1、4b−2を停止し、リセット
信号2がHとなる演算サイクルC1以降では、クロック
4a−1、4b−1と演算制御信号4b−1、4b−2
を出力して動作制御する構成とした。
【0035】これにより、最初に演算した初期値が有効
データとなるため、初期値が安定化する。さらに、位置
P1から演算を開始しているため、演算開始時間から有
効データD2が出力されるまでの時間T1は、図4で説
明した時間T0よりも短縮される。
【0036】以上説明したように、リセット信号2の変
化時の演算サイクルC0以降の演算サイクルC1で、デ
ィジタル演算の動作制御を行う構成とした。これによ
り、初期値を安定化させ、演算処理開始時間から定常状
態になるまでの時間を短縮することが可能になる。
【0037】次に制御手段10の内部構成と動作制御に
ついて説明する。なお、説明の簡略化のために1つのデ
ィジタルフィルタの動作制御を行う場合について、以降
説明する。
【0038】図6は制御手段10の第1の実施の形態の
構成を示す図である。第1の実施の形態の制御手段10
aは、ディジタルフィルタ1a〜1nの動作制御とし
て、リセット信号が変化する第1の演算サイクルで演算
制御信号を停止し、第2の演算サイクルから演算制御信
号を出力するものである。
【0039】第1の実施の形態の制御手段10aは、ク
ロック発生回路11aとカウンタ/デコード回路12a
と出力制御回路13aとから構成される。クロック発生
回路11aのCLKiはマスタクロック5を受信して、
クロック4−1を生成し、CLKoからクロック4−1
を出力する。また、RSTにリセット信号2が入力する
ことによりリセットされる。
【0040】カウンタ/デコード回路12aのCLK
は、マスタクロック5を受信し、LDは主信号3と同期
したマスタフレーム6を受信する。そして、カウンタ/
デコード回路12aは既定の値をカウントする。また、
RSTにリセット信号2が入力することにより、カウン
ト値はリセットされる。
【0041】このカウント値によって、演算制御信号の
イネーブルを示す演算制御イネーブル信号12a−1と
LSBの位置を示すLSB制御信号12a−2といった
デコード出力が決定する。カウンタ/デコード回路12
aのCNTは演算制御イネーブル信号12a−1を出力
し、LSBCNToはLSB制御信号12a−2を出力
する。
【0042】出力制御回路13aのイネーブルは、演算
制御イネーブル信号12a−1を受信し、LSBCNT
iはLSB制御信号12a−2を受信する。ここで、リ
セット信号2がLの時には、演算制御イネーブル信号1
2a−1が演算制御信号4−2を停止するためのデコー
ド値を示す。そして、リセット信号2がHの時は、演算
制御イネーブル信号12a−1が演算制御信号4−2を
出力するためのデコード値を示し、LSB制御信号12
a−2が第2の演算サイクルのLSBの位置を示す。
【0043】このため、出力制御回路13aは第1の演
算サイクルでは演算制御信号4−2を停止し、第2の演
算サイクルのLSBの位置から演算制御信号4−2を出
力する。
【0044】以上説明したように、本発明のディジタル
演算装置の第1の実施の形態では、第1の演算サイクル
では演算制御信号4−2を停止し、第2の演算サイクル
のLSBの位置から演算制御信号4−2を出力する構成
とした。これにより、ディジタルフィルタ1nから出力
される初期値を安定化させ、演算処理開始時間から定常
状態になるまでの時間を短縮することが可能になる。
【0045】次に制御手段10の第2の実施の形態につ
いて説明する。図7は制御手段10の第2の実施の形態
の構成を示す図である。第2の実施の形態の制御手段1
0bは、ディジタルフィルタ1a〜1nの動作制御とし
て、リセット信号が変化する第1の演算サイクルでクロ
ックを停止し、第2の演算サイクルからクロックを出力
するものである。
【0046】第2の実施の形態の制御手段10bは、ク
ロック発生回路11bとカウンタ/デコード回路12b
と出力制御回路13bとから構成される。クロック発生
回路11bのCLKiはマスタクロック5を受信して、
クロック11b−1を生成し、CLKoからクロック1
1b−1を出力する。また、RSTにリセット信号2が
入力することによりリセットされる。
【0047】カウンタ/デコード回路12bのCLK
は、マスタクロック5を受信し、LDは主信号3と同期
したマスタフレーム6を受信する。そして、カウンタ/
デコード回路12bは既定の値をカウントする。また、
RSTにリセット信号2が入力することによりカウント
値はリセットされる。
【0048】このカウント値によって、デコード出力と
して演算制御信号4−2を生成し、さらにLSBの位置
を示すLSB制御信号12b−2を生成する。そして、
カウンタ/デコード回路12bのCNTは演算制御信号
4−2を出力し、LSBCNToはLSB制御信号12
b−2を出力する。
【0049】出力制御回路13bのイネーブルは、クロ
ック11b−1を受信し、LSBCNTiはLSB制御
信号12b−2を受信する。ここでリセット信号2がL
の時には、クロック発生回路11bからクロック11b
−1の出力が停止するため、出力制御回路13bからの
クロック4−1も出力が停止する。
【0050】そして、リセット信号2がHの時は、LS
B制御信号12b−2が第2の演算サイクルのLSBの
位置を示す値となり、さらにクロック発生回路11bか
らクロック11b−1が出力される。
【0051】このため、出力制御回路13bは第1の演
算サイクルではクロック4−1を停止し、第2の演算サ
イクルのLSBの位置からクロック4−1を出力する。
以上説明したように、本発明のディジタル演算装置の第
2の実施の形態では、第1の演算サイクルではクロック
4−1を停止し、第2の演算サイクルのLSBの位置か
らクロック4−1を出力する構成とした。これにより、
ディジタルフィルタ1nから出力される初期値を安定化
させ、演算処理開始時間から定常状態になるまでの時間
を短縮することが可能になる。
【0052】次に制御手段10の第3の実施の形態につ
いて説明する。図8は制御手段10の第3の実施の形態
の構成を示す図である。第3の実施の形態の制御手段1
0cは、ディジタルフィルタ1a〜1nの動作制御とし
て、ディジタルフィルタ1a〜1nがディジタル演算を
正常に行う位置にリセット信号をそれぞれに分配出力す
るものである。
【0053】第3の実施の形態の制御手段10cは、ク
ロック発生回路11cとカウンタ/デコード回路12c
と出力制御回路13cとから構成される。クロック発生
回路11cのCLKiはマスタクロック5を受信して、
クロック4−1を生成し、CLKoからクロック4−1
を出力する。また、RSTにリセット信号2が入力する
ことによりリセットされる。
【0054】カウンタ/デコード回路12cのCLK
は、マスタクロック5を受信し、LDは主信号3と同期
したマスタフレーム6を受信する。そして、カウンタ/
デコード回路12cは既定の値をカウントする。また、
RSTにリセット信号2が入力することによりカウント
値はリセットされる。
【0055】このカウント値によって、デコード出力と
して演算制御信号4−2を生成し、LSB制御信号12
c−2を生成する。そして、カウンタ/デコード回路1
2cのCNTは演算制御信号4−2を出力し、LSBC
NToはLSB制御信号12c−2を出力する。
【0056】出力制御回路13cのイネーブルは、リセ
ット信号2を受信し、LSBCNTiはLSB制御信号
12c−2を受信する。ここで、リセット信号2がLの
時には、LSB制御信号12c−2は、ディジタルフィ
ルタ1a〜1nへリセット信号7を分配させるための位
置を示すデコード値を出力する。そして、この位置にく
るように出力制御回路13cからリセット信号7が出力
する。
【0057】以上説明したように、本発明のディジタル
演算装置の第3の実施の形態では、ディジタルフィルタ
1a〜1nがディジタル演算を正常に行う位置にリセッ
ト信号7をそれぞれに分配出力する構成とした。これに
より、ディジタルフィルタ1nから出力される初期値を
安定化させ、演算処理開始時間から定常状態になるまで
の時間を短縮することが可能になる。
【0058】次に制御手段10の第4の実施の形態につ
いて説明する。図9は制御手段10の第4の実施の形態
の構成を示す図である。第4の実施の形態の制御手段1
0dは、ディジタルフィルタ1a〜1nの動作制御とし
て、リセット信号が変化する第1の演算サイクル時は、
ディジタルフィルタ1a〜1nに入力する信号を一定値
に固定するものである。
【0059】第4の実施の形態の制御手段10dは、ク
ロック発生回路11dとカウンタ/デコード回路12d
とから構成される。クロック発生回路11dのCLKi
はマスタクロック5を受信して、クロック4−1を生成
し、CLKoからクロック4−1を出力する。また、R
STにリセット信号2が入力することによりリセットさ
れる。
【0060】カウンタ/デコード回路12dのCLK
は、マスタクロック5を受信し、LDは主信号3と同期
したマスタフレーム6を受信する。そして、カウンタ/
デコード回路12dは既定の値をカウントする。また、
RSTにリセット信号2が入力することによりカウント
値はリセットされる。
【0061】このカウント値によって、デコード出力と
して演算制御信号4−2を生成し、第1の演算サイクル
区間を示すデータイネーブル信号8を生成する。そし
て、カウンタ/デコード回路12dのCNTは演算制御
信号4−2を出力し、LSBCNToはデータイネーブ
ル信号8を出力する。
【0062】ここで、リセット信号2がLの時には、デ
ータイネーブル信号8は、リセット信号2が変化する第
1の演算サイクル時に一定の値となる。したがって、こ
のデータイネーブル信号8を用いて、第1の演算サイク
ル時にはディジタルフィルタ1a〜1nに入力する信号
を一定値に固定することができる。
【0063】図10は第4の実施の形態の構成例を示す
図である。ディジタルフィルタ1a〜1nの入力部に2
入力ANDゲートIC1〜ICnを設置する。ANDゲ
ートIC1の一方の入力端子には主信号3を接続し、他
方の入力端子にはデータイネーブル信号8aを接続す
る。そして、出力端子はディジタルフィルタ1aの入力
部に接続する。
【0064】また、ANDゲートIC2の一方の入力端
子にはディジタルフィルタ1aの出力を接続し、他方の
入力端子にはデータイネーブル信号8bを接続する。そ
して、出力端子はディジタルフィルタ1bの入力部に接
続する。以下同様なので省略する。
【0065】このような構成で第1の演算サイクル時
に、データイネーブル信号8a〜8nをLとなるように
すれば、第1の演算サイクル時にはディジタルフィルタ
1a〜1nに入力する信号を一定値(この例ではL)に
固定することができる。なお、上記の例ではディジタル
フィルタ1a〜1nすべての入力部にANDゲートを設
けたが、ディジタルフィルタ1aの入力部にだけAND
ゲートを設けて制御してもよい。
【0066】以上説明したように、本発明のディジタル
演算装置の第4の実施の形態では、第1の演算サイクル
時にはディジタルフィルタ1a〜1nに入力する信号を
一定値に固定する構成とした。これにより、ディジタル
フィルタ1nから出力される初期値を安定化させ、演算
処理開始時間から定常状態になるまでの時間を短縮する
ことが可能になる。
【0067】以上説明したように、本発明のディジタル
演算装置は、リセット信号2の変化時の第1の演算サイ
クル以降の第2の演算サイクルで、ディジタル演算の動
作制御を行う構成とした。これにより、ディジタルフィ
ルタ1nから出力される初期値を安定化させ、演算処理
開始時間から定常状態になるまでの時間を短縮すること
が可能になる。また、演算処理開始時間から定常状態に
なるまでの時間が予測がつくため、回路検証等に用いる
テストパターンの作成が容易になる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディジタ
ル演算装置は、外部入力信号の変化時の第1の演算サイ
クル以降の外部入力信号の変化がない第2の演算サイク
ルからディジタル演算の動作制御を行う構成とした。こ
れにより、ディジタル演算手段から出力される初期値を
安定化させ、演算処理開始時間から定常状態になるまで
の時間を短縮することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル演算装置の原理図である。
【図2】本発明のディジタル演算装置の動作手順を示す
フローチャートである。
【図3】通常時のタイムチャートである。
【図4】本発明の動作を適用しない場合のリセット時の
タイムチャートである。
【図5】本発明のディジタル演算装置のリセット時のタ
イムチャートである。
【図6】制御手段の第1の実施の形態の構成を示す図で
ある。
【図7】制御手段の第2の実施の形態の構成を示す図で
ある。
【図8】制御手段の第3の実施の形態の構成を示す図で
ある。
【図9】制御手段の第4の実施の形態の構成を示す図で
ある。
【図10】第4の実施の形態の構成例を示す図である。
【図11】ディジタルフィルタで構成されたビットシリ
アル演算回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a〜1n ディジタル演算手段 2 外部入力信号 3 主信号 4a〜4b 動作制御信号 10 制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル演算を直列に行うディジタル
    演算装置において、 多段接続され、ディジタル演算を行う複数のディジタル
    演算手段と、 外部入力信号を受信し、前記外部入力信号の変化時の第
    1の演算サイクル以降の前記外部入力信号の変化がない
    第2の演算サイクルから、前記ディジタル演算手段の前
    記ディジタル演算の動作制御を行う制御手段と、 を有することを特徴とするディジタル演算装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1の演算サイク
    ル時は、前記ディジタル演算手段の動作制御を行う演算
    制御信号の出力を停止し、前記第2の演算サイクルから
    前記演算制御信号を出力することを特徴とする請求項1
    記載のディジタル演算装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1の演算サイク
    ル時は、前記ディジタル演算手段の動作制御を行うクロ
    ックの出力を停止し、前記第2の演算サイクルから前記
    クロックを出力することを特徴とする請求項1記載のデ
    ィジタル演算装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記ディジタル演算手
    段が前記ディジタル演算を正常に行う位置に前記外部入
    力信号を分配出力することを特徴とする請求項1記載の
    ディジタル演算装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記第1の演算サイク
    ル時は、前記ディジタル演算手段に入力する信号を一定
    値に固定することを特徴とする請求項1記載のディジタ
    ル演算装置。
JP19170597A 1997-07-17 1997-07-17 ディジタル演算装置 Withdrawn JPH1139281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19170597A JPH1139281A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 ディジタル演算装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19170597A JPH1139281A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 ディジタル演算装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1139281A true JPH1139281A (ja) 1999-02-12

Family

ID=16279115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19170597A Withdrawn JPH1139281A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 ディジタル演算装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1139281A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3487533B2 (ja) 逓倍回路及び半導体集積回路装置
KR950012379B1 (ko) 직렬 비트 디지털 신호 처리 장치
JP2006148807A (ja) クロック分周回路
WO2010004747A1 (ja) 多相クロック分周回路
JP2005157883A (ja) リセット回路
JPH1139281A (ja) ディジタル演算装置
JP4666462B2 (ja) カウンタ回路と、それを含む半導体装置
JPH07131346A (ja) Adコンバータ
US6760798B1 (en) Interface mechanism and method for interfacing a real-time clock with a data processing circuit
US11949358B2 (en) Semiconductor device and motor control device
JP3155026B2 (ja) 累算器
JP2000236062A (ja) 半導体集積回路
JPH0621790A (ja) パルス幅変調回路
JP3268116B2 (ja) 半導体集積回路
JPH1188128A (ja) 信号生成方法および装置、電圧生成方法および装置
JP2001142681A (ja) デジタル除算回路、および被除数と除数とから商を計算するための方法
JPH03187544A (ja) 同期処理lsiインタフェース方式
JPH1084277A (ja) クロック生成回路
JPH09145803A (ja) テストモード設定回路
JP2004357201A (ja) パルス信号の波形整形回路
JPH06110582A (ja) 信号同期回路
JPH11214970A (ja) Pwm信号生成回路
JPH1141065A (ja) デシメーションフィルタ
JP2001101155A (ja) 演算装置および方法
JPH0387903A (ja) プログラマブルコントローラ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041005