JPH1138583A - フィルム供給装置 - Google Patents

フィルム供給装置

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JPH1138583A
JPH1138583A JP19292097A JP19292097A JPH1138583A JP H1138583 A JPH1138583 A JP H1138583A JP 19292097 A JP19292097 A JP 19292097A JP 19292097 A JP19292097 A JP 19292097A JP H1138583 A JPH1138583 A JP H1138583A
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JP
Japan
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film
loading
spool shaft
container
joining
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JP19292097A
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English (en)
Inventor
Toshio Kurokawa
俊夫 黒川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のフィルム収容容器内のフィルムまたは
第2のフィルム収容容器内のフィルムの複数のフィルム
を共通の機構を用いて接合する。 【解決手段】 135サイズのフィルム96を収容した
パトローネ94又はAPS用のカートリッジを装填する
単一で共用の装填部106と,フィルムを搬送する搬送
部128,先行フィルムと後行フィルムとを接合する接
合部130,長尺化されたフィルムを巻取る巻取部13
4を設ける。フィルム96又はAPS内のフィルムを送
出手段によって装填部106から送り出され、接合手段
で先行フィルムと後行フィルムとが接合される。従っ
て、搬送手段,接合手段,及び巻取手段によってフィル
ム同士を接合及びこの接合された長尺化したフィルムを
巻取ることができるため、機械が小型化となると共に、
小さなスペースでも設置できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本のフィルム
をスプライサ(接合器)で接合させて長尺化させるフィ
ルム供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ネガフィルムには、110サイズ,13
5サイズ,及びAPS(「アドバンスト・フォト・シス
テム」の略で、以下この新システムのことを単に「AP
S」という)等のフィルムがある。
【0003】同一種類の複数本のフィルムを接合させて
長尺化させた後、現像処理等させる場合がある。これら
のフィルムを接合させる手段としては、スプライサを用
いる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスプ
ライサにおいて、例えば135サイズのネガフィルムを
接合させるには、その135サイズのネガフィルム専用
のスプライサを使用していた。これは、135サイズの
フィルム収容容器とAPSのフィルム収容容器とではそ
の構成(外形等)が異なり、両者のフィルム収容容器を
同一の容器装填部に装填することができないこと,及び
135サイズのネガフィルムのフィルム幅はAPSのネ
ガフィルムのフィルム幅よりも長く、両者のフィルム幅
が異なること等に起因する。
【0005】そのため、135サイズのネガフィルムを
接合するスプライサとAPSのネガフィルムを接合する
スプライサを別々に設ける必要があり、その分の設置ス
ペースを要すると共に、高価となるという問題がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、第1のフィル
ム収容容器内のフィルムまたは第2のフィルム収容容器
内のフィルムの複数のフィルムを共通の機構を用いて接
合できるフィルム供給装置を提供することが目的であ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1のスプール軸に巻き取られた長尺状の第1のフ
ィルムを収容した第1のフィルム収容容器を装填し前記
第1のフィルム収容容器から前記第1のフィルムを巻き
取り保持し、または第2のスプール軸に巻き取られた前
記第1のフィルムのフィルム幅と異なる長尺状の第2の
フィルムを収容した第2のフィルム収容容器を装填する
単一の共用の装填部と、前記第2のスプール軸と連結す
る連結手段と、前記連結手段を介して前記第2のスプー
ル軸を回転させる回転駆動手段と、前記第1または第2
のフィルムを前記第1または第2のフィルム収容容器か
ら引き出された前記第1または第2の先行フィルムの端
部と前記第1または第2の後行フィルムの端部とを接合
部材によって接合する単一の共用の接合手段と、を有す
ることを特徴としている。
【0008】請求項1に記載のフィルム供給装置では、
例えば未現像の第1または第2のフィルムの収容された
第1または第2のフィルム収容容器を装填部に装填す
る。第1のフィルムが第1のフィルム収容容器から装填
部に巻き取られ、装填部内に保持される。また、第2の
スプール軸が連結手段に連結され、回転駆動手段によっ
て第2のスプール軸が回転する。そのため、第2のフィ
ルムが第2のフィルム収容容器から引き出される。
【0009】請求項1に記載のフィルム供給装置では、
単一の装填部に対して第1のフィルム収容容器を装填可
能とし、または第2のフィルム収容容器を装填可能とし
たので、装填部及び接合手段を共用でき、フィルム供給
装置の小型化を図ることができる。従って、請求項1に
記載のフィルム供給装置によれば、第1のフィルム収容
容器内のフィルムまたは第2のフィルム収容容器内のフ
ィルムの複数のフィルムを共通の機構を用いて接合でき
る。
【0010】ここで、第1のフィルムとは、画面位置が
予め規定されておらず使用の仕方によって異なる135
サイズ等のフィルムである。なお、135サイズのフィ
ルム等においては、撮影の仕方によって標準の画面数
(つまり、露光枚数)より多く用いられることもあり、
その場合にはフィルム上に未露光部分が非常に少なくな
る。
【0011】また、第1のフィルムのフィルム幅と異な
る第2のフィルムとは、画面位置がパーフォレーション
などによって予め規定されているようなAPSフィルム
である。
【0012】即ち、本発明において、第1のフィルムと
第2のフィルムとは、少なくともフィルム幅が異なった
(好ましくは5mm以上,30mm以下異なった)フィ
ルムであり、更に支持体の材質,厚み等が異なっていて
も良い。
【0013】なお、フィルム供給装置には、フィルムの
接合後の現像処理,プリント感材へのプリント等を効率
的に行うためにフィルム接合手段を通常有している。な
お、本発明のフィルム供給装置には、フィルムを巻き取
る巻き取り手段を設けても良い。また、フィルム供給装
置には、通常、現像処理手段が設けられていない。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のフィルム供給装置において、前記連結手段を前記第2
のスプール軸に対応するように移動させて係合させる移
送手段と、前記移送手段に連結され、前記移送手段の移
動によって前記第2のフィルム収容容器を位置決めする
位置決め手段と、を有することを特徴としている。
【0015】請求項2に記載のフィルム供給装置では、
移送手段によって連結手段が移動し、かつ保持手段が移
動する。そのため、保持手段によって第2のフィルム収
容容器が位置決めされ保持される。また、連結手段が第
2のスプール軸と係合する。
【0016】請求項3に記載の発明は、第1のスプール
軸に巻き取られた長尺状の第1のフィルムを収容した第
1のフィルム収容容器を装填し前記第1のフィルム収容
容器から前記第1のフィルムを巻き取り保持する第1の
装填部材と、第2のスプール軸に巻き取られた前記第1
のフィルムのフィルム幅と異なる長尺状の第2のフィル
ムを収容した第2のフィルム収容容器を装填する第2の
装填部材と、前記第2のスプール軸と連結する連結手段
と、前記連結手段を着脱可能に連結して回転させる回転
駆動手段と、前記第1または第2の装填部材を着脱可能
に保持する保持手段と、前記第1または第2のフィルム
を前記第1または第2のフィルム収容容器から引き出さ
れた前記第1または第2の先行フィルムの端部と前記第
1または第2の後行フィルムの端部とを接合部材によっ
て接合する単一の共用の接合手段と、を有することを特
徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載のフィルム供給装置において、前
記装填部または前記第1の装填部材に装填された前記第
1のフィルム収容容器内の前記第1のフィルムを前記装
填部内または前記第1の装填部材内に巻き取った後に、
前記第1のフィルムの長手方向後端を切断する第1の切
断手段と、前記装填部または前記第2の装填部材に装填
された前記第2のフィルム収容容器から前記第1のフィ
ルムの長手方向後端を離間させる分離手段と、前記装填
部または前記第1または第2の装填部材に配置された前
記第1または第2のフィルムを送り出す送出手段と、前
記送出手段によって前記第1または第2のフィルム収容
容器から送り出された前記第1のフィルムを搬送する搬
送手段と、前記搬送手段によって前記第1のフィルム収
容容器から搬送される前記第1のフィルムの長手方向前
端を切断する第2の切断手段と、前記接合手段によって
接合された前記第1または第2のフィルムを巻取る巻取
手段と、を有することを特徴としている。
【0018】請求項4に記載のフィルム供給装置では、
第1の装填部材に第1のフィルム収容容器を装填する。
第1の装填部材に装填された第1のフィルム収容容器内
の第1のフィルムは、第1の装填部材内に巻き取られ
る。第1の装填部材内に巻き取られた第1のフィルムは
送出手段によって送り出され、接合手段によって先行フ
ィルムと後行フィルムとが接合される。
【0019】また、第2の装填部材に第2のフィルム収
容容器を装填する。第2のフィルム収容容器内の第2の
スプール軸に巻き取られた第2のフィルムは送出手段に
よって送り出され、分離手段によって第2のフィルムが
第2のフィルム収容容器から離間される。この後、接合
手段によって先行フィルムと後行フィルムとが接合され
る。
【0020】請求項4に記載のフィルム供給装置によれ
ば、搬送手段,接合手段,及び巻取手段によってフィル
ム同士を接合及びこの接合された長尺化したフィルムを
巻取ることができるため、機械が小型化となると共に、
小さなスペースでも設置できる。なお、請求項4に記載
のフィルム供給装置によれば、複数本のフィルムを順次
結合して長尺化した状態で巻き取ることができるので、
以降の例えば現像処理作業等の処理能率を向上させるこ
とができる。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項に記載のフィルム供給装置において、前
記装填部または前記第1または第2の装填部材から前記
巻取手段に巻取られるまでの前記第1または第2のフィ
ルムを覆い隠す遮光手段を有することを特徴としてい
る。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれか1項に記載のフィルム供給装置において、前
記装填部または前記第1の装填部材に配置され、前記第
1のフィルム収容容器から前記第1のフィルムを巻き取
る中間スプール軸を有することを特徴としている。
【0023】なお、本発明は、前記第1の装填部材また
は前記接合手段のいずれか一方を移動させて前記第1の
装填部材に装填された前記第1のフィルム収容容器の前
記第1の挿通口と前記接合手段とを対向させ、または前
記第2の装填部材または前記接合手段のいずれか一方を
移動させて前記第2の装填部材に装填された前記第2の
フィルム収容容器の前記第2の挿通口と前記接合手段と
を対向させる移動手段を設けるようにしても良い。
【0024】この場合には、第1の装填部材に第1のフ
ィルム収容容器を装填する。第1の装填部材に装填され
た第1のフィルム収容容器内のフィルムは、第1の装填
部材内に巻き取られる。例えば、移動手段によって第1
の装填部材に巻き取られたフィルム収容容器の第1の挿
通口を接合手段に対向するように移動させ、複数のフィ
ルムを接合させる。
【0025】なお、初期位置において、第1の装填部材
に巻き取られた第1のフィルム収容容器の第2の挿通口
が接合手段に対向している場合には、移動手段によって
第1の装填部材を移動させる必要がない。
【0026】または、第2の装填部材に第2のフィルム
収容容器を装填する。移動手段で第2の装填部材に装填
された第2のフィルム収容容器の挿通口を接合手段に対
向させ、複数のフィルムを接合させる。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明に係るフィルム供給装置
としてのプレフィルムスプライサの第1実施形態を図1
乃至図16に基づき説明する。なお、前側を矢印FR
で、右側を矢印RLで、上側を矢印UPでそれぞれ図示
する。
【0028】(プレフィルムスプライサ)図1に示す第
1のフィルム収容容器としてのパトローネ94内に収容
されかつその第1のスプール軸94A(図5参照)に係
止された135サイズの第1のフィルム96同士または
図6に示す第2のフィルム収容容器としてのAPS用カ
ートリッジ(以下、単に「カートリッジ」という)14
内に収容されかつその第2のスプール軸16に係止され
た第2のフィルムFI(図6参照)同士を接合させて巻
き取るプレフィルムスプライサ100は、図1に示すよ
うに、内部を遮光するための箱状の遮光手段としてのケ
ーシング102を備えている。
【0029】ケーシング102の左部には、パトローネ
94またはカートリッジ14を装填する装填部106が
設けられている。
【0030】図5に示すように、装填部106にはパト
ローネ94を載置させる載置部材108が配置されてお
り、この載置部材108は装填部106に配置された支
持部材110に対して左右方向へスライド可能となって
いる。
【0031】なお、この支持部材110と載置部材10
8とには、パトローネ94内のフィルム96の引出し完
了時において後述する中間スプール軸204側(右側)
へスライドした載置部材108を図10に示す初期位置
に引き戻すためのコイルスプリング112が配置されて
いる。
【0032】載置部材108には、この載置部材108
上に載置された図10に示すパトローネ94の出入口9
4B側(右側)に円柱状のストッパ114がパトローネ
94から引き出したフィルム96の長手方向と直交する
方向(前後方向)に向かって2本配置されている。図1
0に示すように、これらのストッパ114は、その軸心
が上下方向において同一線上に位置するように配置さ
れ、パトローネ94の外周面に当接する。
【0033】パトローネ94の出入口94Bに対向する
部位には、円柱状のガイド軸116が一対のストッパ1
14と同一方向に向いて取付けられている。そして、こ
のガイド軸116はフィルム96をガイドするものであ
り、フィルム96はガイド軸116の上側の周面に当接
した状態で送り出される。
【0034】載置部材108と中間スプール軸204が
配置されている装填部としての中間カートリッジ120
との間に仕切り板118が配置されており、この仕切り
板118には切欠118Aがガイド軸116の上側の周
面に対応する部位に形成されている。図5に示すよう
に、この切欠118Aは、仕切り板118の前側端面か
ら連続して形成されており、フィルム96が仕切り板1
18の前側端面から挿入できるようになっている。な
お、切欠118Aは、フィルムの厚みよりも若干だけ長
くなっている。また、切欠118Aの前側端面には、フ
ィルム96を切欠118Aに挿通し易くするためのテー
パ状のガイド面118Bが形成されている。
【0035】図10に示すように、仕切り板118に
は、その載置部材108に対応する部位にスイッチ12
2が配置されている。このスイッチ122は、載置部材
108が中間スプール軸204側へスライドしたときに
載置部材108と当接する。そのため、スイッチ122
に接続された図1に示す制御装置202(マイクロコン
ピュータ)は、パトローネ94内のフィルム96の引出
しが完了したことを制御装置202が判断する。
【0036】また、図5の破線に示すように、仕切り板
118内には、切欠118Aに対向する部位に第1の切
断手段としての一対のカッタ124A,124Bが配置
されている。上側のカッタ124Aは昇降可能となって
おり、下側のカッタ124Bは図3に示す位置に固定さ
れている。
【0037】そして、図11に示すように、中間スプー
ル軸204に対するフィルム96の巻取終了状態におい
ては、パトローネ94がその後端96Bのフィルム96
の張力によって移動するので、ストッパ114を介して
載置部材108が中間スプール軸204側へスライドす
る。そのため、載置部材108で押圧されたスイッチ1
22がオンとなり、制御装置202はフィルム96が巻
取終了されたことを判断する。この制御装置202から
の制御信号によって上部のカッタ124Aが下降し、フ
ィルム96は後端96B(図11参照)で切断される。
【0038】図5に示すように、装填部106には中間
カートリッジ120が配設されており、この中間カート
リッジ120は略直方体をなしている。また、中間カー
トリッジ120は、上部120Aと下部120Bとに区
面されており、その左前側にはフィルム96の厚みより
も若干長いスリット65が形成されている。即ち、この
スリット65は、中間カートリッジ120の前側端面か
ら連続して形成されており、フィルム96が挿入できる
ようになっている。
【0039】下部120Bには、仕切り板118の切欠
118Aに対応して先端66Aを有する突部66が左側
へ向かって突設されている。
【0040】中間カートリッジ120には、その中間ス
プール軸204の左側にフィルム96を中間スプール軸
204側またはその反対側へ送り出す一対のローラ12
5A,125Bがスリット65を挟んだ状態で対向して
配置されている。即ち、ローラ125Aは上部120A
に回転可能に軸支されており、ローラ125Bは下部1
20Bに配置されている。なお、ローラ125Bは、正
逆方向へ回転するモータ123に連結されている。
【0041】また、ローラ125B(モータ123)
は、図示しない昇降手段(例えば、ラックアンドピニオ
ン及びこのピニオンに連結されたモータ等)によって昇
降する(図10参照)。即ち、ローラ125Bは、図示
しないセレクトスイッチが押圧されることによって上昇
し、スイッチ122がオンになることによって下降す
る。
【0042】中間カートリッジ120には、スリット6
5の右側にフィルム96を巻き取って保持するための逃
げとしての孔67が略円状に形成されている。この孔6
7には、その軸心と略同軸上に中間スプール軸204が
配置されている。
【0043】図5及び図8に示すように、中間スプール
軸204は、モータ121のモータ軸121Aに連結さ
れている。また、中間スプール軸204には、その略軸
心を通って外周面上の2点を結ぶ直線状でフィルム96
の厚みようも若干長いスリット204Aが形成されてい
る。このスリット204Aには、フィルム96が挿通さ
れ、かつこの挿通されたフィルム96をスリット204
Aに位置決めして係止するための係止手段が設けられて
いる。
【0044】例えば、この係止手段としては、中間スプ
ール軸204の幅方向略中間にフィルム96を位置決め
する図示しないボールが配置されており、このボールの
一部が図示しないコイルスプリングによって常に外方即
ちフィルム96側へ向うように付勢されている。この係
止手段により、フィルム96はスリット204Aに係止
される。さらに、係止手段としては、板バネ等の構成と
しても良い。
【0045】そして、図10に示すように、フィルム9
6の先端が図示しないボールの付勢力によって中間スプ
ール軸204に位置決めされ、この状態で中間スプール
軸204が回転すると、図11に示すように、中間スプ
ール軸204にフィルム96が巻き取られる。
【0046】本実施形態では、予めフィルム96の先端
96Aを引き出す引出し装置(例えば特開昭55−22
29公報参照)によって先端96Aを引き出した後に、
中間スプール軸204に取付けるものである。なお、本
発明では、中間カートリッジ120内に先端96Aを引
き出す引出し装置を設けるようにしても良い。
【0047】さらに、中間スプール軸204の先端面に
は、その軸心に後述するAPS用のカートリッジ14の
スプール軸16と係合する突部204Pが前側へ向かっ
て突設されている。即ち、中間スプール軸204は、1
35サイズのフィルム96を巻装すると共に、カートリ
ッジ14のスプール軸16を回転させるスプールドライ
バを兼用するものである。
【0048】ここで、カートリッジ14の構成について
説明する。図6に示すように、カートリッジ14には、
その接線方向に突出した突出部22が形成されている。
この突出部22の先端には、スリット状の挿通口28が
形成されている。この挿通口28は、通常、ドア30に
よって閉止されており、これによってカートリッジ14
内が遮光状態となっている。また、カートリッジ14に
はフィルムFIの終端を固定したスプール軸16が配置
されており、このスプール軸16はその軸方向の両端が
回転可能に軸支されている。
【0049】突出部22には、ドアシャフト32が回転
可能に軸支されている。このドアシャフト32は図示し
ないドアと一体的に回転するようになっており、ドアシ
ャフト32と共にドアが回動して挿通口28が開閉され
る。なお、ドアシャフト32の両端には、ドアシャフト
32を回転する手段(図示しないドアドライバ)の係合
用のキー孔34が形成されている。
【0050】なお、カートリッジ14の外周面には、図
示しないラベルが貼り付けられている。このラベルに
は、カートリッジ14を識別するためのカートリッジI
D(識別番号)、フィルム種、撮影枚数(コマ数)情報
等の各種情報の含まれたバーコードが2段印刷されてい
る。
【0051】また、カートリッジ14には、スプール軸
16の端面にキー孔62が形成されており、このキー孔
62に係合した場合にスプール軸16に回転力を伝達す
ることができるようになっている。
【0052】なお、図16に示すフィルムFIには、そ
の画像コマの位置を明示する図示しないパーフォレーシ
ョンが所定間隔で幅方向の一端部に形成されており、こ
のパーフォレーションは、画像の露光やプリント作業を
行うときの画像コマの位置決めに用いられるようになっ
ている。
【0053】また、フィルムFIには、カートリッジの
バーコードに対応する図示しないバーコードが形成され
ている。このバーコードは、画像コマのコマナンバー、
製造メーカー、フィルム種等を表すものであり、フィル
ムFIの製造段階で予め潜像として形成されており、現
像処理することで顕像化されるものである。
【0054】図5に示すように、中間カートリッジ12
0は、ブラケット80を介して回転可能に配置されてい
る。即ち、中間カートリッジ120を回転させるモータ
70のモータ軸70Aの先端には円形の取付板70Bが
配置されており、この取付板70Bには複数本の図示し
ないボルトによって中間カートリッジ120が固定され
ている。
【0055】さらに、このモータ70には矩形のベース
70Cが設けられており、このベース70Cがブラケッ
ト80に複数本(本実施形態では4本)のボルト84に
よって固定されている。なお、図5に示すように、ブラ
ケット80には、取付板70Bよりも径大な孔80Cが
形成されており、この孔80Cを挿通した取付板70B
が中間カートリッジ120に取付けられている。
【0056】図5及び図6に示すように、中間カートリ
ッジ120の上部120A及び下部120Bには保持手
段としての挟持部材230及び232が対向して配置さ
れており、挟持部材230は上部120A側に配置され
ており、挟持部材232は下部120B側に配置されて
いる。これらの挟持部材230及び232は、それぞれ
昇降可能となっており、図10に示すように、中間スプ
ール軸204の軸心を中心にして上下方向の径方向に沿
う部位に設けられている。
【0057】即ち、中間カートリッジ120の孔67は
上部120A,下部120B,及び挟持部材230,2
32で形成され、挟持部材230及び232の対向する
面の形状はカートリッジ14の突出部22(挿通口2
8)が先端66A側に向かうように配置させた場合にそ
のカートリッジ14の外形に対応する形状となってい
る。
【0058】そして、図11に示すように、135サイ
ズのフィルム96を中間スプール軸204に巻装させる
場合には、図5に示す挟持部材230及び232を中間
スプール軸204の軸心と反対側へ移動させる。また、
中間カートリッジ120にカートリッジ14を装着させ
る場合には、図6に示すように、挟持部材230及び2
32を中間スプール軸204の軸心側へ移動させてカー
トリッジ14を挟持部材230及び232で挟持させ
る。
【0059】次に、図7及び図8に基づき、挟持部材2
30及び232に連結される移送手段の構成について説
明する。本実施形態ではリンク機構を用いて挟持部材2
30及び232と中間スプール軸204との移動を同期
させているが、本発明の請求項4においては、必ずしも
同期させる必要はない。なお、本発明の移送手段は、リ
ンク機構の他に、挟持部材230,232及び中間スプ
ール軸204を個別に駆動する駆動源(例えば、モー
タ,リニアモータ,ソレノイド,エアシリンダ,及び油
圧シリンダ等)に連結されて作動させても良い。
【0060】挟持部材230及び232には、その前後
方向の略中央に中間スプール軸204の軸心と反対側に
向かう突部234及び236が形成されている。この突
部234及び236には、その右側側面に円柱状のピン
238及び240が右側に向かって突設されている。
【0061】図8に示すように、ピン238には略L字
状のロッド242の一端に形成された長孔244内に嵌
入されており、この長孔244はその長手方向が前後方
向に沿って形成されている。
【0062】ロッド242の角部には支軸246が固定
されており、この支軸246を中心にしてロッド242
が回転する。支軸246と長孔244との間には、その
支軸246寄りにピン248が右側に向かって突設され
ている。このピン248は角柱状の作動杆250に形成
された長孔252に嵌入されており、この作動杆250
の下部にはネジ部254を介してモータ256が連結さ
れている。
【0063】ピン240には直線状のロッド258の前
端に形成された長孔260内に嵌入されており、この長
孔260はその長手方向が前後方向に沿って形成されて
いる。ロッド258の後端にはピン262が右側へ向か
って突設されており、このピン262は作動杆250の
下側に形成された長孔264内に嵌入されている。
【0064】ピン262と長孔260との間には、その
ピン262寄りに支軸266が連結されている。そし
て、モータ256が駆動して作動杆250が昇降する
と、ロッド242及び258は支軸246及び266を
中心にして回転する。この回転に伴って、挟持部材23
0及び232が昇降する。
【0065】また、ロッド242の他端である下端には
長孔268が形成されており、この長孔268はその長
手方向が下端部の長手方向に沿って形成されている。長
孔268は、モータ121を載置したスライダ270に
形成されたピン272内に嵌入されている。スライダ2
70は、中間カートリッジ120を固定しているベース
274(図8の想像線参照)に対して前後方向に移動可
能となっている。
【0066】従って、モータ256が駆動すると、挟持
部材230及び232が昇降すると共に、スライダ27
0が連動して中間スプール軸204が前後方向へ移動す
る。
【0067】なお、本実施形態では、挟持部材230及
び232が昇降する量と中間スプール軸204が移動す
る量との割合が、略2対1になるように設定されている
が、この割合は任意に変更できる。図8に示すピン24
6に対してモータを連結させてロッド242等を回転さ
せるように構成しても良く、またモータ256の代わり
にエアシリンダ等に変更しても良い。
【0068】本発明においては、図5に示す別体の挟持
部材230及び232を設けずに、中間カートリッジ1
20の上部120A及び下部120Bを2分割させ、こ
れらの上部120A及び下部120を移送手段を介して
昇降させるように構成しても良い。また、本発明の請求
項2においては、一対の挟持部材230又は232(上
部120A及び下部120B)のうち、一方のみを移動
可能としても良い。
【0069】さらに、図示しないドアドライバをスライ
ダ270に連結させて前後方向に移動可能としても良
い。また、図10に示すように、挟持部材230及び2
32には、その左右方向両側にガイド片231及び23
3が突設されている。そして、挟持部材230及び23
2は、ガイド片231及び233に沿って昇降する。
【0070】図6に示す中間カートリッジ120には、
ドアシャフト32に形成されたキー孔34に対向する部
位(前側の部位)にカートリッジ14のドア30を開閉
する図示しないドアドライバが前後方向に対してスライ
ド可能に配置されている。このドアドライバは、図示し
ないモータに連結されている。
【0071】なお、突部204Bを形成したスプールド
ライバは、図示しないが、前側にも設けられ、図示しな
いチャッキング手段によってカートリッジ14をチャッ
キングする。そして、通常は、図示しない前側のスプー
ルドライバがカートリッジ14から所定寸法離れた位置
に退避している。
【0072】図示しないセレクトスイッチ77を押圧す
ると、挟持部材230,232及び中間スプール軸20
4がカートリッジ14側へ向かって所定寸法移動する。
そのため、中間スプール軸204の突部204Bはスプ
ール軸16のキー孔62に係合すると共に、挟持部材2
30及び232はカートリッジ14を挟持する。なお、
突部204B及びドアドライバには、軸側面にキー孔と
係合するキー(突起)が形成されている。
【0073】図3に示すように、中間カートリッジ12
0のガイド板64及び66には、発光素子72と受光素
子74とがフィルム96に対応する仕切り板118側
(左端側)に設けられている。この発光素子72からの
発光が受光素子74に供給されることにより、制御装置
202はフィルム96の後端96B(図10参照)の位
置を判断する。
【0074】図1に示すケーシング102の前パネルに
は押しボタン式の一対のセレクトスイッチ(図示省略)
が配置されており、一方のセレクトスイッチは135サ
イズの第1のフィルム96を現像処理及び乾燥処理の一
連の処理を行わせるものであり、他方のセレクトスイッ
チはAPS用の第2のフィルムFIを現像処理及び乾燥
処理の一連の処理を行わせるものである。
【0075】そして、一方のセレクトスイッチが押圧さ
れると、モータ121,123が回転し中間スプール軸
204に挟持されたフィルム96が中間スプール軸20
4に巻き取られると共に、この巻き取られたフィルム9
6が後述する接合処理及び巻取処理される。
【0076】図5に示すように、中間カートリッジ12
0は本発明の請求項1に記載の回転駆動手段としてのモ
ータ70のモータ軸70Aに連結されており、このモー
タ70が回転することによって図12に示すように中間
カートリッジ120が反時計方向(矢印CCW方向)へ
180度回転する。なお、モータ70は、ステッピング
モータであり、制御装置202がモータ123のパルス
数をカウントすることによって中間カートリッジ120
の回転量を判断する。
【0077】そして、他方のセレクトスイッチが押圧さ
れると、モータ70が回転し、この後モータ121,1
23が回転してフィルムFIをカートリッジ14から引
き出し後述する接合処理及び巻取処理される。
【0078】なお、図1の想像線に示すケーシング10
2の内部には、切断部126,搬送部128,スプライ
ス部130,アキュムレータ(緩衝器)部132,及び
リール部134が設けられている。
【0079】(切断部)以下、請求項4に記載した第2
の切断手段としての切断部126の構成について説明す
る。図14に示すように、切断部126は、パトローネ
94から引き出されたフィルム96の前端(即ちベロの
部分)96Aを切断するものであり、一対のカッタ12
6A,126Bが配置されている。上側のカッタ126
Aは昇降可能となっており、下側のカッタ126Bは図
14に示す位置に固定されている。
【0080】図1及び図2に示すように、装填部106
と切断部126との間には、図6に示すフィルム96の
前端96A(図1及び図5参照)を検出するためのセン
サ127が配置されている。そして、センサ127がフ
ィルム96の前端96Aを検出すると、カッタ126A
が下降し、前端96Aを切断する。
【0081】また、図1に示すように、装填部106と
切断部126との間には、APS用のカートリッジ14
とフィルムFIとを脱着させる脱着装置(例えば特開平
7−261363公報参照)138が配置されている。
即ち、この脱着装置が、請求項4の分離手段である。そ
して、脱着装置138によってフィルムFIがカートリ
ッジ14から離間される。
【0082】(搬送部)切断部126の下流側(フィル
ム96が装填部106からリール部134へ向かって移
動する方向)には、フィルム96を下流側へ向かって搬
送する搬送手段としての搬送部128が配置されてい
る。この搬送部128には、図示しないモータに連結さ
れた搬送ローラ144とこの搬送ローラ144の下部に
対向して配置されたガイド板146が設けられている。
【0083】図2に示すように、このガイド板146
は、略C字状に形成されており、フィルム94の幅方向
両側をガイドするように形成されている。そして、搬送
ローラ144とガイド板146との間にフィルム96が
挟持され、搬送ローラ144が回転することによってフ
ィルム96が搬送される。
【0084】なお、ガイド板146は、図示の部分だけ
でなく、搬送部128の図示しない必要な箇所に設置さ
れている。
【0085】(スプライス部)図15に示すように、搬
送部128の下流側には、先行する先行フィルム94の
後端94Bとこの先行フィルム94に続けて搬送される
後行の後行フィルム94の先端94Aとを接合する接合
手段としてのスプライス部130が配置されている。
【0086】図3に示すように、このスプライス部13
0は、ベース38に固定されたモータ40と,このモー
タ40に連結された略L字状のアーム42と,このアー
ム42に連結されたロッド44及びスプリング46と,
ロッド44を連結しかつ一端がベース38に回転可能に
軸支されたプレスアーム48と、スプリング46を連結
しかつ下端にギヤ歯50Aが形成された昇降可能なラチ
ェットアーム50と、このラチェットアーム50と噛み
合うラチェットギヤ52と、このラチェットギヤ52に
連結された送りローラ54と、この送りローラ54に対
向して配置されたローラ56と、前記プレスアーム48
の先端に回転可能に軸支されたヘッドロッド58と、こ
のヘッドロッド58の前後に配置された一対のガイドロ
ーラ60と、ヘッドロッド58の下部に連結されかつ図
示しないヒータが内蔵された接合ヘッド58Aと、この
接合ヘッド58Aの後側面に固定されたカッタ58B
と、前記接合ヘッド58Aに対向して配置されたプレス
台62と、このプレス台62のカッタ58Bに対応する
部位に配置されたカッタ62Aとで構成されている。
【0087】スプライス部130の構成について、さら
に詳述すると、ラチェットアーム50には、その上部に
連結部50Bが形成されており、この連結部50Bがプ
レスアーム48にボルト等の固定手段によって固定され
ている。そのため、プレスアーム48が一端を支点とし
て回転すると、ラチェットアーム50が昇降する。
【0088】なお、ラチェットアーム50の前後両側に
は、ラチェットアーム50の昇降をガイドする図示しな
いガイド部材が配置されている。そのため、ラチェット
アーム50は、ガイド部材によって昇降がガイドされ
る。
【0089】また、スプリング46は、ラチェットアー
ム50のギヤ歯50Aをラチェットギヤ52側に付勢さ
せるためのものであり、ギヤ歯50Aとラチェットギヤ
52との噛み合いを確実にさせる。
【0090】送りローラ54の後側には、接合部材とし
ての接合テープ136が配置されている。この接合テー
プ136は、送りローラ54とローラ56との間で挟持
され、送りローラ54が回転することによってプレス台
62まで送られる。なお、接合テープ136は、図示し
ないテープリールに取付けられている。
【0091】以下、本実施形態のスプライス部130の
動作について説明する。モータ40が回転すると、アー
ム42が時計方向(図3では矢印CW方向)へ回転す
る。この回転により、プレスアーム48が一端を支点し
て時計方向へ回転し、ラチェットアーム50が下降す
る。そのため、ラチェットギヤ52がラチェットアーム
50の略下降量分(ラチェットギヤ52の1ピッチ分に
相当)回転する。
【0092】ラチェットギヤ52が1ピッチ(歯と歯の
間隔の距離)回転すると、送りローラ54とローラ56
とで挟持された接合テープ136が規定量即ちプレス台
62上のフィルム96のフィルム幅と略対応する長さ分
送り出される。なお、アーム42が一回転すると、ラチ
ェットアーム50が上昇して図3に示す初期位置に復帰
する。
【0093】また、アーム42が回転すると、接合テー
プ136がプレス台62前端まで送り出された後に、ヘ
ッドロッド58が下降し、接合テープ136がカッタ5
8B,62Aで切断されると共に、接合ヘッド58Bが
接合テープ136をフィルム96へ押圧する。そのた
め、図示しないヒータによって加温された接合ヘッド5
8Bが接合テープ136及びフィルム96を所定時間加
温し、接合テープ136がフィルム96に溶着される。
【0094】アーム42がさらに回転してロッド44が
上昇すると、プレスアーム48が反時計方向(図3では
矢印CCW方向)へ回転する。そのため、接合ヘッド5
8Bは、上昇してプレス台62から離間する。
【0095】本発明の接合手段は、接合テープ136を
所定量(フィルム96のフィルム幅に略対応する長さ)
送ることができれば、本実施形態のスプライス部130
の構成に限定されるものではない。また、本発明の接合
手段は、接合テープに限定されるものではなく、接着
材,超音波接合,ビーム接合,ホッチキス接合等も適用
できる。
【0096】なお、図1に示すように、スプライス部1
30と搬送部128との間には、先行フィルム96の先
端部96C(図15参照)または後行フィルム96の後
端96B(図15参照)を検出するセンサ148が配置
されている。搬送部128は先行フィルム96の先端部
96Cまたは後行フィルム96の後端96Bを図15に
示す接合位置で停止させる。
【0097】即ち、このセンサ148が先行フィルム9
6の先端部96Cを検出し、かつ後行フィルム96の後
端96Bを検出すると、図16に示すように、接合ヘッ
ド58Bが下降し、先行フィルム96の先端部96Cと
後行フィルム96の後端96Bとが接合テープ136を
介して接合される。
【0098】(アキュムレータ部)図1に示すように、
スプライス部130の下流側には、フィルム96を定テ
ンション(定張力)でリール部134に巻くためのアキ
ュムレータ部132が配置されている。
【0099】図4に示すように、このアキュムレータ部
132は、その上流側(左側)にローラ182を軸支し
た昇降可能なローラユニット180と、このローラユニ
ット180を昇降させるためのプレスレバー184と、
ローラ182に対向して配置されかつ図示しないモータ
に連結されたローラ186と、このローラ186の上下
方向の位置(高さ)と略同一の高さで所定間隔をもって
配置された複数個(本実施形態では、3個)のガイドロ
ーラ188と、これらのガイドローラ188及びローラ
186の下側に配置され一端が図示しないベースに軸支
されたテンションアーム190と、このテンションアー
ム190の他端側でかつガイド188間に略対応して配
置された複数個(本実施形態では、2個)のガイドロー
ラ192とで構成されている。ローラ186が回転する
ことによってローラ182と186とで挟持されたフィ
ルム96は、下流側へ搬送される。
【0100】ローラ186,188,及び192には、
その幅方向(前後方向)の両端に段部186A,188
A,及び192Aが形成されている。段部186A,1
88A,及び192Aを形成したのは、135サイズの
フィルム96のフィルム幅がAPSのフィルムFIのフ
ィルム幅よりも長く、両者のフィルム幅が異なっている
ゆえ、ローラ186,188,及び192をフィルム9
6またはFIにそれぞれ対応させるためである。
【0101】即ち、フィルム幅がフィルムFIよりも長
いフィルム96では、その幅方向両端がローラ186,
188,及び192の幅方向両端に形成されたツバ部1
86B,188B,及び192Bに対向するようになっ
ている。
【0102】一方、フィルム幅がフィルム96よりも短
いフィルムFIでは、段部186A,188A,及び1
92Aの側壁に対向するようになっている。即ち、フィ
ルムFIまたは96は、段部186A,188A,及び
192Aまたはツバ部186B,188B,及び192
Bによって前後方向の位置が制限される。
【0103】なお、段部186A,188A,及び19
2Aの厚み(ローラ186,188,及び192の径方
向に対する量)は、フィルムFIの厚みよりも若干だけ
長くなっている。また、上述したガイド板146に、ロ
ーラ186の段部186Aと同様な段部を形成しても良
い。
【0104】(リール部)図1に示すように、アキュム
レータ部132の下流側(図1では、上側)には、リー
ル部134が配置されている。このリール部134は、
図示しないモータに連結された図4に示す複数本のフィ
ルム96を巻くリール192と、このリール192を覆
い隠す遮光ボックス194と、この遮光ボックス194
とケーシング102とのフィルム96が最下流側のガイ
ドローラ188からリール192へと巻き取られる部位
にスライド可能に配置されたシャッタ196とで構成さ
れている。
【0105】リール部134の構成について、さらに詳
述すると、図4に示すように、リール192には、その
幅方向両端に形成されたツバ部192Aが形成されてい
る。これらのツバ部192Aによりフィルム96は、そ
の幅方向のズレが防止される。なお、リール192は、
遮光ボックス194の図示しない支軸に対して着脱可能
となっている。
【0106】また、リール192には、そのツバ部19
2Aが135サイズのフィルム96のフィルム幅に対応
したものと、APSのフィルムFIのフィルム幅に対応
したものとがある。従って、フィルムの種類に対応した
リール192を遮光ボックス194の支軸に取付ける。
【0107】さらに、リール192にはフィルム96ま
たはFIよりも剛性が若干高い可撓性を有する合成樹脂
(例えば、セルロイド,セルロース,PET,PEN等
のポリエステル)等で成形された薄肉板状のリーダ19
3が設けられており、このリーダ193は先行フィルム
96の後端96Bと接合され、フィルム96をリール1
92に巻き付けるためのものである。
【0108】なお、リーダ193は、可撓性を有してリ
ール192に巻き取ることができるものであれば例えば
金属製の薄肉板,巻き取り紙,織布等であっても良い。
また、リーダ193の代わりに、フィルム,短尺状のフ
ィルム,タブ,ウェッブ等をリール192に取り付けて
も良い。
【0109】リーダ193とフィルム96の後端96B
とを連結する際には、リーダ193を図4に示すよう
に、ローラ188,192にジクザク状に巻き付けると
共に、プレスレバー184を操作してローラユニット1
80を上昇させローラ186と182との間にリーダ1
93を通した状態でこのリーダ193とフィルム96の
後端96Bとを対向させる。
【0110】そして、リーダ193とフィルム96の後
端96Bとをスプライス部130の接合テープ136で
接合させると共に、プレスレバー184を操作してロー
ラユニット180を下降させてフィルム96またはリー
ダ193をローラ186と182とで挟持させる。
【0111】遮光ボックス194に形成されたシャッタ
196は、遮光ボックス194をケーシング102から
取り外すと、閉止方向(図1では右方向)へスライドし
て遮光ボックス194内が遮光される。そして、この状
態の遮光ボックス194を持ち運び、例えば次工程の現
像処理を行う図示しないプロセッサに装着する。また、
シャッタ196は、遮光ボックス194をケーシング1
02に取付ける際に、開放方向(図1では左方向)へス
ライドするように構成されている。
【0112】なお、リール192に、ローラ186,1
88,及び192に形成された段部186A,188
A,及び192Aに対応する段部を形成し、共用のリー
ル192としても良い。
【0113】(作用)次に、本実施形態の作用を説明す
る。
【0114】まず、135サイズのフィルム96を現像
処理する場合について説明する。ユーザー(顧客及び顧
客からフィルム96を預かった作業者等を含む)は、図
示しないカバーを開放状態とし、未現像のフィルム96
の先端96Aを図示しない引出し装置(例えば特開昭5
5−2229公報参照)によってパトローネ19内から
引き出す(図15参照)。
【0115】図10に示すように、フィルム96の先端
96Aを切欠118A,スリット65,孔67,及び中
間スプール軸204のスリット204Aに挿入して位置
決めすると共に、パトローネ94を載置部材108に載
置させる。なお、ユーザーは、フィルム96を装填部1
06に装填した後、図示しないカバーを閉める。
【0116】そして、図示しない135サイズ用のセレ
クトスイッチをオンにすると、図5に示すモータ12
1,123が回転し中間スプール軸204のスリット2
04Aに挟持されたフィルム96が中間スプール軸20
4に巻き取られる(図11参照)。載置部材108がス
イッチ122を押圧してオンになると、図1に示す制御
装置202はフィルム96が巻取終了されたことを判断
する。この制御装置202からの制御信号により、図1
1に示すように、上部のカッタ124Aが下降し、フィ
ルム96の後端96Bを切断する。
【0117】さらに、発光素子72からの発光が受光素
子74に供給され、制御装置202がフィルム96の後
端96B(図11参照)を検出するまで、フィルム96
が中間スプール軸204に巻き取られる。
【0118】この後、図2に示すモータ70が回転し、
図12に示すように、中間カートリッジ120を時計方
向(図11では矢印CW方向)へ180度回転させる。
すると、図12に示すように、ガイド板66の先端66
Aがカッタ126Aに対向する。この状態で、図13に
示すように、ローラ125A,125Bが回転するの
で、中間カートリッジ120内のフィルム96がガイド
板146へ向かって送り出される。
【0119】さらに、フィルム96はプレス台62上を
経てローラ182及び186側へ搬送され、上述したリ
ーダ193(図4参照)とフィルム96の後端96Bと
を接合テープ136で接合させる。この状態で、リール
192の図示しないモータが回転すると、フィルム96
はリール192に巻取られる。
【0120】そして、図14に示すように、センサ12
7がフィルム96の先端96Aを検出すると、カッタ1
26Aが下降し、フィルム96の先端96Aがカッタ1
26A,126Bによって切断される。また、センサ1
48がフィルム96の先端部96Cを検出すると、フィ
ルム96の先端部96Cを図15に示すプレス板62上
に停止させるように、図1に示す制御装置202がロー
ラ186及びリール192の図示しないモータを停止さ
せる。
【0121】先行フィルム96の切断された先行のパト
ローネ94を載置部材108から取り去った後に、新た
なパトローネ94を載置部材108に載置させ、再び後
行フィルム96を中間スプール軸204に巻き取らせる
と共に、図15に示すように、後行フィルム96の後端
96Bを先行フィルム96の先端部96Cに対応するよ
うにプレス板62上に停止させる。
【0122】この状態で、接合テープ136が後行フィ
ルム96の後端96Bを先行フィルム96の先端部96
Cとの両者を跨がるように送り出されると共に、接合ヘ
ッド58Aが下降する(図16参照)。そのため、後行
フィルム96の後端96Bと先行フィルム96の先端部
96Cとは、接合テープ136を介して加熱溶着されて
接合される。
【0123】即ち、センサ148が先行フィルム96の
先端部96Cを検出すると共に後行フィルム96の後端
96Bを検出すると、接合ヘッド58Bが下降し、所定
時間に亘って先行フィルム96の先端部96C及び後行
フィルム96の後端96Bと,接合テープ136とを押
圧する。
【0124】この後、図示しないモータがリール192
を回転させるので、後行フィルム96もリール192に
巻き取られる(図1参照)。以上の動作を順次繰り返す
ことによって3本目以降のフィルム96も順次接合され
て長尺化されると共に、リール192に巻き取られる。
【0125】従って、本実施形態によれば、複数本のフ
ィルム96を順次結合して長尺化した状態で巻き取るこ
とができるので、以降の例えば現像処理作業等の処理能
率を向上させることができる。
【0126】次に、APSのフィルムFIを現像処理す
る場合について説明する。図7及び図8に示す挟持部材
230及び232が中間スプール軸204の軸心と反対
方向側に位置している状態から図6及び図9に示す中間
スプール軸204の軸心側へ移動させる。
【0127】即ち、カートリッジ14を挟持部材232
上に載置させ、この状態で図示しないAPS用のセレク
トスイッチを操作すると、図6に示すモータ256が駆
動し、作動杆250が下降する。すると、ロッド242
が支軸246を中心にして反時計方向(図8では矢印C
CW方向)へ回転すると共に、ロッド258が支軸26
6を中心にして時計方向(図8では矢印CW方向)へ回
転する。また、図9に示すように、これに連動してスラ
イダ270が後側へスライドするので、中間スプール軸
204が後退する。
【0128】そのため、挟持部材230及び232が中
間スプール軸204の軸心側へ移動してカートリッジ1
4を挟持すると共に、図示しないドアドライバ及び突部
204Bが図6に示すスプール軸16及びドアシャフト
32と係合する。この一連の動作によって、カートリッ
ジ14が中間カートリッジ120の孔67内に装填され
る。この後の動作は、135サイズのフィルム96同士
を接合及び巻取る場合と同様であるので、説明は省略す
る。
【0129】なお、APSのフィルムFIの場合には、
この後端を切断せずに、カートリッジ14とフィルムF
Iとの脱着装置(例えば特開平7−261363公報参
照)138によってフィルムFIがカートリッジ14か
ら離間される。
【0130】そして、フィルムFIが全て引き出された
後は、中間カートリッジ120が図1に示す初期位置に
復帰すると共に、図7に示す中間スプール軸204がカ
ートリッジ14を前側へ押し出すので、カートリッジ1
4を孔67内から摘まみ出す。このカートリッジ14の
取出し手段は、ソレノイド等を設けても良い。
【0131】本実施形態においては、複数本のフィルム
FIを順次結合して長尺化した状態で巻き取ることがで
きるので、以降の例えば現像処理作業等の処理能率を向
上させることができる。
【0132】即ち、本実施形態によれば、単一の中間カ
ートリッジ120に対して135サイズのフィルム96
を装填可能とし、また、APS用のカートリッジ14
(フィルムFI)を装填可能としたので、中間カートリ
ッジ120,ローラ125B,及びモータ121等を共
用でき、フィルム供給装置の小型化を図ることができ
る。
【0133】また、本実施形態によれば、単一の搬送部
128,スプライス部130,アキュームレータ部13
2,及びリール部134で接合及び巻取りを行うため、
複数個のリール部134等が不要となるので、機械が小
型化となると共に、小さなスペースでも設置できる。
【0134】なお、本発明では、フィルムの種類は2種
類のみならず、3種類以上の複数の種類(例えば、12
0サイズのフィルム,110サイズのフィルム等)を装
填し、現像処理できるように構成してもよい。
【0135】(第2実施形態)図17〜図22に示すよ
うに、第2実施形態としては、上述したように、135
サイズのフィルム96のパトローネ94とAPSのフィ
ルムFIのカートリッジ14との外形が異なることか
ら、パトローネ94及びカートリッジ14にそれぞれ対
応した装填部材142,152を設けた例である。な
お、本実施形態は、本発明の請求項3に対応する例であ
る。また、図1に示す第1実施形態と同一構成について
は、同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0136】図17に示すように、装填部106の中間
カートリッジ120は、取付座140とこの取付座14
0に対して着脱可能に配置された第1の装填部材142
または図20に示す第2の装填部材152とを備える。
取付座140と装填部材142または152との係止手
段は、例えば図示しないボルト等の締結手段や,ピンの
固定手段等を適用しても良い。
【0137】図17に示すように、取付座140及び装
填部材142には、その中間スプール軸204の左側に
フィルム96を中間スプール軸204側またはその反対
側へ送り出すローラ125A,125Bがそれぞれ配置
されている。即ち、図18に示すように、ローラ125
Aは装填部材142に回転可能に軸支されており、ロー
ラ125Bは取付座140内に配置されている。
【0138】また、ローラ125Bは、取付座140に
形成された図示しない孔に挿入されると共に、正逆方向
へ回転するモータ123に連結されている。このモータ
123は、図示しない昇降手段(例えば、ラックアンド
ピニオン及びこのピニオンに連結されたモータ等)によ
って昇降する。即ち、モータ123は、図示しないセレ
クトスイッチが押圧されることによって上昇し、スイッ
チ122がオンになることによって下降する。
【0139】図18に示すように、中間スプール軸20
4は、装填部材142に形成された孔142Bに挿入さ
れると共に、モータ121のモータ軸121Aに対して
着脱可能に連結されている。即ち、中間スプール軸20
4の後側には、中間スプール軸204と同一径の連結手
段としてのマグネット204Cが設けられている。
【0140】モータ軸121Aには、その先端に中間ス
プール軸204のマグネット204Cに対応する連結手
段としてのマグネット121Bが取付けられている。マ
グネット204C及び121Bには、周方向の相隣接す
る区分が異極となるようにN極とS極とが着磁されてい
る。そして、マグネット204CのN極とマグネット1
21BのS極とを対向させ、磁気によってマグネット2
04C及び121Bを同軸上に位置決めして固定する。
【0141】即ち、マグネット121Bは、図19に示
すように、取付座140に形成された孔140Bに挿入
されると共に、中間スプール軸204を同軸上に磁気に
よって位置決めして固定する。モータ121は、正逆方
向に回転すると共に、ローラ125Bのモータ123と
同期して回転するようになっている。
【0142】なお、本発明においては、中間スプール軸
204とモータ121Aとを連結する連結手段は、磁気
を利用する磁気手段の他に、例えばボルト等の締結手段
やピン等の手段を用いても良い。
【0143】また、図18に示すように、中間スプール
軸204には、その軸心を通って外周面上の2点を結ぶ
直線状でフィルム96の厚みようも若干長いスリット2
04Aが形成されている。このスリット204Aには、
フィルム96が挿通され、かつこの挿通されたフィルム
96をスリット204Aに位置決めして係止するための
係止手段が設けられている。
【0144】例えば、この係止手段としては、中間スプ
ール軸204の幅方向略中間にフィルム96を位置決め
する図示しないボールが配置されており、このボールの
一部が図示しないコイルスプリングによって常に外方即
ちフィルム96側へ向うように付勢されている。この係
止手段により、フィルム96はスリット204Aに係止
される。さらに、係止手段としては、板バネ等の構成と
しても良い。
【0145】図18に示すように、中間スプール軸20
4の回りには略円状の孔142Aが形成されており、こ
の孔204Cの左側は隙間65に連続して斜状に形成さ
れている。図19に示すように、孔142Aは、フィル
ム96を巻き取り、保持するための逃げである。
【0146】また、図20及び図21に示すように、取
付座140は、APS用のカートリッジ14を装填する
第2の装填部材152を着脱可能に配する。この装填部
材152にはAPS用のカートリッジ14を挿入する凹
部154が設けられており、この凹部154はカートリ
ッジ14の外形と同一の形状に形成されている。
【0147】図21に示すように、装填部材152の凹
部154は、カートリッジ14の突出部22(挿通口2
8)が装填部材152の先端66A側に向かうように形
成されている。また、装填部材152には、その凹部1
54に収容されたカートリッジ14の挿通口28に対向
する部位にカートリッジ14内のフィルム96を出入り
可能とするためのスリット156が設けられている。こ
のスリット156の装填部材152側には、フィルムF
Iを装填部材152の先端66A側またはその反対側へ
送り出すローラ162がローラ152Bに対向して回転
可能に配置されている。
【0148】図20に示すように、装填部材152に
は、ドアシャフト32に形成されたキー孔34に対向す
る部位にカートリッジ14のドア30を開閉するドアド
ライバ158及びスプール軸16を回転させる連結手段
としてのスプールドライバ160を備えている。このス
プールドライバ160には、マグネット121Bに対応
するマグネット164が設けられており、このマグネッ
ト164とモータ121側のマグネット121Bとが磁
気によって同軸上に位置決めされ固定される。また、ド
アドライバ158は、図示しないモータに連結されてい
る。
【0149】なお、ドアドライバ158は、図20では
後側に配置されているが、本来前側にのみ配置されてい
る。また、スプールドライバ160は、図示しないが、
前側にも設けられ、図示しないチャッキング手段によっ
てカートリッジ14をチャッキングする。そして、通常
は、ドアドライバ158及び図示しないスプールドライ
バがカートリッジ14から所定寸法離れた位置に退避し
ている。
【0150】図示しないAPS用のセレクトスイッチが
オンになると、ドアドライバ158及び図示しないスプ
ールドライバがカートリッジ14側に所定寸法移動す
る。そのため、ドアドライバ158はドアシャフト32
のキー孔34に係合すると共に、スプールドライバはス
プール軸16のキー孔62に係合する。
【0151】なお、請求項1の発明においては、中間カ
ートリッジ120に中間スプール軸204を設けなくて
もよく、例えばマグネット121Bから中間スプール軸
204を取り外した状態で孔142A内にフィルム96
を巻き取ってもよい。この場合、フィルム96の巻き癖
によってフィルム96が中間カートリッジ120の孔1
42Aに巻き込まれ係止される。即ち、孔142A内に
巻き込まれたフィルム96は、その後端96Bがローラ
125A,125Bで挟持された状態で保持される。
【0152】(作用)図19に示す中間スプール軸20
4のマグネット204Cをモータ121のマグネット1
21Bに磁気によって連結すると共に、図18に示す装
填部材142を取付座140に挿入して取付ける。その
後の作用効果は、第1実施形態と同様であるので、説明
は省略する。
【0153】次に、APSのフィルムFIを現像処理す
る場合について説明する。図20に示すように、ドアド
ライバ158を図示しないモータに連結すると共に、ス
プールドライバ160のマグネット164をモータ12
1のマグネット121Bに磁気によって連結する。さら
に、図21に示すように、装填部材152を取付座14
0に挿入して取付けると共に、APS用のカートリッジ
14を装填部材152の凹部154内に挿入する(図2
2参照)。
【0154】この後の動作は、第1実施形態と同様であ
るので、説明は省略する。なお、フィルムFIの現像処
理及び乾燥等の処理が全て終了すると、図20に示すス
プールドライバ160がカートリッジ14を前側へ装填
部材152の凹部154から摘まみ出せる位置まで押圧
する。
【0155】本実施形態においては、135サイズのフ
ィルム96をパトローネ94から装填部材142の中間
スプール軸204に巻き付けて装填部材142内に保持
し、かつこの後複数本のフィルム96を順次結合して長
尺化した状態で巻き取ることができると共に、APS用
のカートリッジ14を装填部材152に装填した後複数
本のフィルムFIを順次結合して長尺化した状態で巻き
取ることができる。その他の作用効果は、第1実施形態
と同様である。
【0156】なお、その他の実施形態としては、図示し
ないが、装填部材106及び装填部材152を移動させ
る移動手段を設け、装填部材106及び装填部材152
に配置されたフィルム96またはFIの先端を図2に示
すガイド板146に対応させるようにしても良い。この
実施形態は、請求項7に対応するものである。この場
合、装填部材の数は、2個に限定されず、2個以上の複
数個としても良い。
【0157】なお、本発明においては、フィルム供給装
置内に現像処理できる現像処理部(処理槽,配管,バル
ブ等)を設けても良く、さらにこの場合フィルム供給装
置内にプリンタを設けるようにしても良い。この場合、
フィルム画像をCCD等で読み取り、この画像データを
記録させたり、インクジェット式、感熱式等によるプリ
ンタでプリントさせても良い。
【0158】また、本発明の接合手段は、現像処理後の
フィルムを接合させるいわゆるポストフィルムスプライ
サ等に設けるようにしても良い。
【0159】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に記載のフ
ィルム供給装置は上記の構成としたので、第1のフィル
ム収容容器内のフィルムまたは第2のフィルム収容容器
内のフィルムの複数のフィルムを共通の機構を用いて接
合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のプロセッサの主要
部を示す断面図である。
【図2】図1に示すプロセッサ内の要部を示す斜視図で
ある。
【図3】図1に示す接合部の主要部を示す斜視図であ
る。
【図4】図1に示すリール部の主要部を示す斜視図であ
る。
【図5】図2に示す中間カートリッジの要部を示す斜視
図である。
【図6】図5に示す挟持部材の移送手段の要部を示す斜
視図である。
【図7】図6に示す挟持部材が移動した状態を示す斜視
図である。
【図8】図7に示す挟持部材の移送手段の要部を示す断
面図である。
【図9】図6に示す挟持部材の要部を示す断面図であ
る。
【図10】図5に示す載置部材にパトローネを載置させ
た状態を示す正面図である。
【図11】図9に示す中間スプール軸に巻き取られたフ
ィルムの後端を切断した状態を示す正面図である。
【図12】図11に示す中間カートリッジが180度回
転した状態を示す図である。
【図13】図12に示すフィルムが引き出された状態を
示す図である。
【図14】図13に示すフィルムの先端部と後行のフィ
ルムの後端とが対応している状態を示す図である。
【図15】図14に示す中間カートリッジが若干上昇し
かつ処理槽が密閉された状態を示す図である。
【図16】図13に示すフィルムとリーダとを接合する
状態を示す図である。
【図17】本発明に係る第2実施形態の第1の装填部材
の要部を示す斜視図である。
【図18】図17に示す装填部材を取付座から取り外し
た状態を示す斜視図である。
【図19】図17に示す中間スプール軸にフィルムが巻
き取られた状態を示す断面図である。
【図20】図18に示す取付座に第2の装填部材を取付
ける状態を示す斜視図である。
【図21】図20に示す取付座に第2の装填部材を取付
けた状態を示す斜視図である。
【図22】図21に示す装填部材にカートリッジを装填
した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
14 カートリッジ(第2のフィルム収容容器) 16 スプール軸(第2のスプール軸) 28 挿通口 70 モータ(回転駆動手段) 94 パトローネ(第1のフィルム収容容器) 94A スプール軸(第1のスプール軸) 94B パトローネの挿通口 96 フィルム(第1のフィルム) 96A フィルムの先端 96B フィルムの後端 96C フィルムの先端部 97A モータ(送出手段) 100 プレフィルムスプライサ(フィルム供給装
置) 102 ケーシング(遮光手段) 106 装填部 121 モータ(回転駆動手段) 121A モータ軸(回転駆動手段) 123 モータ(送出手段) 124A カッタ(第1の切断手段) 124B カッタ(第1の切断手段) 125A ローラ(送出手段) 125B ローラ(送出手段) 126 切断部(第2の切断手段) 128 搬送部(搬送手段) 130 スプライス部(接合手段) 132 リール部(巻取手段) 136 接合テープ(接合部材) 138 脱着装置(分離手段) 140 取付座(保持手段) 142 第1の装填部材 144 搬送ローラ(搬送手段) 146 ガイド板(搬送手段) 152 第2の装填部材 160 スプールドライバ(連結手段) 196 遮光ボックス(遮光手段) 204 中間スプール軸(連結手段) 204B 突部(連結手段) 230 挟持部材(保持手段) 232 挟持部材(保持手段) 242 ロッド(移送手段) 250 作動杆(移送手段) 256 モータ(移送手段) 258 ロッド(移送手段) 270 スライダ(移送手段) FI フィルム(第2のフィルム)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のスプール軸に巻き取られた長尺状
    の第1のフィルムを収容した第1のフィルム収容容器を
    装填し前記第1のフィルム収容容器から前記第1のフィ
    ルムを巻き取り保持し、または第2のスプール軸に巻き
    取られた前記第1のフィルムのフィルム幅と異なる長尺
    状の第2のフィルムを収容した第2のフィルム収容容器
    を装填する単一の共用の装填部と、 前記第2のスプール軸と連結する連結手段と、 前記連結手段を介して前記第2のスプール軸を回転させ
    る回転駆動手段と、 前記第1または第2のフィルムを前記第1または第2の
    フィルム収容容器から引き出された前記第1または第2
    の先行フィルムの端部と前記第1または第2の後行フィ
    ルムの端部とを接合部材によって接合する単一の共用の
    接合手段と、 を有することを特徴とするフィルム供給装置。
  2. 【請求項2】 前記連結手段を前記第2のスプール軸に
    対応するように移動させて係合させる移送手段と、 前記移送手段に連結され、前記移送手段の移動によって
    前記第2のフィルム収容容器を位置決めする位置決め手
    段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のフィルム供
    給装置。
  3. 【請求項3】 第1のスプール軸に巻き取られた長尺状
    の第1のフィルムを収容した第1のフィルム収容容器を
    装填し前記第1のフィルム収容容器から前記第1のフィ
    ルムを巻き取り保持する第1の装填部材と、 第2のスプール軸に巻き取られた前記第1のフィルムの
    フィルム幅と異なる長尺状の第2のフィルムを収容した
    第2のフィルム収容容器を装填する第2の装填部材と、 前記第2のスプール軸と連結する連結手段と、 前記連結手段を着脱可能に連結して回転させる回転駆動
    手段と、 前記第1または第2の装填部材を着脱可能に保持する保
    持手段と、 前記第1または第2のフィルムを前記第1または第2の
    フィルム収容容器から引き出された前記第1または第2
    の先行フィルムの端部と前記第1または第2の後行フィ
    ルムの端部とを接合部材によって接合する単一の共用の
    接合手段と、 を有することを特徴とするフィルム供給装置。
  4. 【請求項4】 前記装填部または前記第1の装填部材に
    装填された前記第1のフィルム収容容器内の前記第1の
    フィルムを前記装填部内または前記第1の装填部材内に
    巻き取った後に、前記第1のフィルムの長手方向後端を
    切断する第1の切断手段と、 前記装填部または前記第2の装填部材に装填された前記
    第2のフィルム収容容器から前記第1のフィルムの長手
    方向後端を離間させる分離手段と、 前記装填部または前記第1または第2の装填部材に配置
    された前記第1または第2のフィルムを送り出す送出手
    段と、 前記送出手段によって前記第1または第2のフィルム収
    容容器から送り出された前記第1のフィルムを搬送する
    搬送手段と、 前記搬送手段によって前記第1のフィルム収容容器から
    搬送される前記第1のフィルムの長手方向前端を切断す
    る第2の切断手段と、 前記接合手段によって接合された前記第1または第2の
    フィルムを巻取る巻取手段と、 を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載のフィルム供給装置。
  5. 【請求項5】 前記装填部または前記第1または第2の
    装填部材から前記巻取手段に巻取られるまでの前記第1
    または第2のフィルムを覆い隠す遮光手段を有すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィ
    ルム供給装置。
  6. 【請求項6】 前記装填部または前記第1の装填部材に
    配置され、前記第1のフィルム収容容器から前記第1の
    フィルムを巻き取る中間スプール軸を有することを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のフィルム供
    給装置。
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