JPH1144945A - フィルムマガジン - Google Patents

フィルムマガジン

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JPH1144945A
JPH1144945A JP20002397A JP20002397A JPH1144945A JP H1144945 A JPH1144945 A JP H1144945A JP 20002397 A JP20002397 A JP 20002397A JP 20002397 A JP20002397 A JP 20002397A JP H1144945 A JPH1144945 A JP H1144945A
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JP
Japan
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piece
film
order
piece film
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JP20002397A
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Junji Yamada
純司 山田
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のコマを担持した複数のピースフィル
ムを保持可能な保持手段を有するフィルムマガジンにお
いて、格納可能なピースフィルムの数量が、ピースフィ
ルムの長さに拘わらず一定で、また、格納した際のシー
ケンスと無関係にピースフィルムを回収して焼き付ける
ことが可能で、比較的に短距離の移動操作でピースフィ
ルムを格納できるフィルムマガジンを提供する。 【解決手段】 保持手段21が、ピースフィルム2をピ
ースフィルム毎に保持する保持部23を有し、この保持
部は同ピースフィルム2をピースフィルム2の長辺側か
ら受け入れる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置を用
いて、ネガフィルム等を基にプリントを行う際に用いる
フィルムマガジンに関し、より具体的には、複数のコマ
を担持した複数のピースフィルムを保持可能な保持手段
を有するフィルムマガジンに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のフィルムマガジンとしては、図8
に示す写真焼付用カートリッジが知られている。この写
真焼付用カートリッジでは、コア201によって一定方
向に巻取られる長尺の格納用テープ203のロール20
6の間に複数のピースフィルム2を順次挟み込んで格納
し、次に、ピースフィルム2を格納した同カートリッジ
をプリンタ装置に取り付けた後は、格納されていたピー
スフィルム2を、巻取られた格納用テープ203を巻戻
しつつ順次抽出しては、プリンタ装置の露光部まで搬送
し、印画紙に焼き付けするように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ピースフィルムの長さ
は、担持しているコマ数が4か6か等で複数種あるとい
う事情があり、上記の従来技術によるフィルムマガジン
では、各ピースフィルムを格納するために必要な格納用
テープの長さも、各ピースフィルムの長さによって異な
るために、一つのフィルムマガジンに格納可能なピース
フィルムの数量が、ピースフィルム一本当たりの長さ、
すなわち、何コマのピースフィルムを格納するのかによ
って大きく異なるので、そのように長さの大きく異なる
ピースフィルムを取り混ぜて格納する場合、何本のピー
スフィルムを格納できるのか事前に予測し難いという不
都合があった。
【0004】さらに、上記の従来技術によるフィルムマ
ガジンでは、格納されているピースフィルムを回収して
焼き付ける場合、格納した際と逆のシーケンスでしかフ
ィルムマガジンから抽出できないという不自由さがあっ
た。そして、上記の従来技術によるフィルムマガジンで
は、格納用テープが形成しているロールに対して、ピー
スフィルムを長手方向に挿入せざるを得ないために、格
納の度にピースフィルムを少なくともその長手方向の寸
法だけ移動操作する必要があり、格納操作に時間がかか
るという問題、それに加えて、ピースフィルムの複数種
ある長さに応じて格納のための前記移動操作のスパンを
変更する必要があるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、上に例示した従来技術の
フィルムマガジンに見られる欠点に鑑みて、一つのフィ
ルムマガジンに格納可能なピースフィルムの数量が、ピ
ースフィルム一本当たりの長さによって基本的に異なら
ず、したがって、長さの大きく異なるピースフィルムを
取り混ぜて格納する場合でも、何本のピースフィルムを
格納できるのか事前に予測し易く、また、格納されてい
るピースフィルムを、格納した際のシーケンスと無関係
に回収して焼き付けることが原理的に可能であり、加え
て、比較的に短距離の移動操作でピースフィルムを格納
でき、複数種有るピースフィルムの長さと無関係に移動
操作のスパンが一定とできるフィルムマガジンを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1によるフィルムマガジンは、保
持手段が、ピースフィルムをピースフィルム毎に保持す
る保持部を有し、この保持部は同ピースフィルムをその
長辺側から受け入れることを特徴構成としている。
【0007】このような構成を特徴とするために、本発
明の請求項1によるフィルムマガジンでは、保持手段が
有する複数の保持部の個々が各ピースフィルムに対応し
ており、個々のピースフィルムの長さと無関係に保持手
段には保持部の数と同数のピースフィルムを格納するこ
とができるので、結果的に、一つのフィルムマガジンに
格納可能なピースフィルムの数量が、ピースフィルム一
本当たりの長さによって異なるということがなく、した
がって、長さの大きく異なるピースフィルムを取り混ぜ
て格納する場合でも、何本のピースフィルムを格納でき
るのか事前に予測し易い。また、保持手段が有する複数
の保持部の個々が各ピースフィルムに対応しているの
で、格納されているピースフィルムを、格納した際のシ
ーケンスと無関係の順番で回収して焼き付けることが原
理的に可能である。さらに、保持部は同ピースフィルム
の長辺側から受け入れる構成なので、複数種有るピース
フィルムの長さと無関係に、比較的に短い一定のスパン
(ピースフィルムの短い側の幅だけで済む)の移動操作
でピースフィルムを格納できる。
【0008】より具体的な構成としては、請求項2の発
明のように、保持手段に、隔壁によって互いに隔離され
た複数の格納室を設け、これら格納室には、同ピースフ
ィルムの長辺側から受け入れる受け入れ用開口部と、ピ
ースフィルムを同ピースフィルムの短辺側から抽出する
抽出用開口部がピースフィルムを設けられている構成と
すれば良い。このように構成すれば、ピースフィルムは
その短辺側から抽出されるので、各コマの順番で処理さ
れる次のプリンタ装置の露光操作が円滑に行われる。
【0009】さらに、請求項3の発明のように、各開口
部を形成するために、隔壁どうしを相対的に変位可能に
設けると、ピースフィルムを出し入れする必要のある時
にのみ隔壁どうしの間隔を一時的に開けて、不要な時は
間隔を詰めておくことができ、結果的にフィルムマガジ
ンをコンパクトなものとすることができる。
【0010】請求項4の発明のように、保持手段に、ピ
ースフィルムを挟み込んで保持する第1状態と、ピース
フィルムを解放する第2状態の間で変位可能な一連のグ
リッパを設けても良い。このように構成すれば、グリッ
パに把持されたピースフィルムは、グリッパの姿勢と無
関係にグリッパから落下することが阻止されるので、保
持手段の姿勢を自由に構成することができる。また、ピ
ースフィルムがその自重に比して高い剛性を有すること
を利用して、グリッパが、ピースフィルムの局部、特に
画像部から離れたパーフォレーションのみを介してピー
スフィルムを把持する構成をとることができ、結果とし
て、コンパクトなグリッパで済む、また、ピースフィル
ムの画像部を損傷し難いという効果が得られる。
【0011】上記の請求項4の発明のさらに具体的な構
成として、請求項5の発明のように、保持手段が無限軌
道状に周回運動されるベルト部材を有し、一連のグリッ
パの各々が、ベルト部材の周面から立設された一対の爪
部材であり、爪部材は、周回運動に応じてベルト部材に
強いられる曲率半径によって、第1または第2状態を示
すように構成しても良い。このように構成し、爪部材が
第2状態を強制される箇所を2箇所設けて、それらの位
置を一定にすれば、その一方でピースフィルムを爪部材
に挟み込み、他方で、爪部材からピースフィルムを受け
取ることができる。
【0012】本発明によるその他の特徴及び利点は、以
下図面を用いた実施例の説明により明らかになるだろ
う。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明によるフィルムマガジンに
ついて、顧客から受けた注文に基づいてプリンタプロセ
ッサー(プリンタ装置の一例)を用いてピースフィルム
から写真のリプリントを行うという状況を前提に、添付
図面を参照しながら解説する。
【0014】(オーダーシールの発行)先ず、本実施形
態の前提では、DPE店が顧客から写真のリプリント注
文を受ける場合、図1に示すように、ピースフィルム2
を収納したネガシート1を受け取ると同時に、顧客名、
受注時刻、焼き増ししたいコマ位置と各焼き増し枚数、
および、店コードと受注番号等の情報を含む注文データ
をバーコードとして印刷したオーダーシール3bを発行
して、このオーダーシール3bをオーダーピース3に貼
り付け、これをネガシート1に挿入しておく。このオー
ダーピース3は、ピースフィルム2と同じ形状を有する
透明フィルム材に不透明層を形成して作られているが、
ピースフィルム2のパーフォレーション2aに対応する
箇所だけは透明エリアとして残されており、この透明エ
リアが疑似パーフォレーション3aを形成している。従
って、このオーダーピース3の搬送状態は疑似パーフォ
レーション3aを光センサーで検出することにより監視
することができる。オーダーピース3はピースフィルム
2と類似する形状や弾力性を有すればよいので、もちろ
ん未露光ネガフィルムや全露光ネガフィルムをカットし
て用いてもよく、その場合には、疑似パーフォレーショ
ン3aはピースフィルム2のパーフォレーション2aと
全く同一となる。
【0015】(フィルムマガジンへの装填)次に、本発
明によるフィルムマガジン10aに、全てのオーダーピ
ース3と各ピースフィルム2を格納する。フィルムマガ
ジン10aは、図2に示されるように、函体状の保持ケ
ース21(保持手段の一例)を有し、ここに複数のオー
ダーピース3またはピースフィルム2を保持可能であ
る。保持ケース21には、水平な隔壁22によって互い
に隔離された、複数の格納室23(保持部の一例)が設
けられている。これらの格納室23は、垂直方向に並設
されており、各格納室23はピースフィルム2を一枚づ
つ保持可能である。格納室23の各々は、6コマの画像
を担持したピースフィルム2またはオーダーピース3
を、その長辺側から受け入れ可能な幅の広い受入れ用開
口部23aと、ピースフィルム2またはオーダーピース
3をその短辺側から排出する幅の狭い抽出用開口部23
bを有する。また、フィルムマガジン10aには、ピー
スフィルム2を、その長辺側から受入れる受け入れ用開
口部23aに供給するための供給用ローラ25,25、
および、ピースフィルム2またはオーダーピース3をそ
の短辺側から抽出用開口部23bを介して抽出するため
の抽出用ローラ26,26が各一対、いずれも軸芯を固
定された状態で設けられている。因みに、抽出用ローラ
26,26による抽出操作を円滑化する目的で、ピース
フィルム2およびオーダーピース3は、抽出用開口部2
3bから5mm前後の長さでピースフィルム2の端部が
はみ出した状態で格納室23に格納される。さらに、フ
ィルムマガジン10aには、保持ケース21を、供給用
ローラ25,25と抽出用ローラ26,26に対して適
宜上下に移動させるために、ラック/ピニオン機構など
の移動機構24が設けられている。格納の際には、移動
機構24によって保持ケース21を一段(一区画の格納
室23の高さ寸法)ずつ上げながら、先ず、オーダーN
o.1のオーダーピース3と各ピースフィルム2、更
に、オーダーNo.2のオーダーピース3と各ピースフ
ィルム2と言った手順で供給用ローラ25,25を介し
て格納すれば良い。
【0016】(フィルムマガジンのピースフィルム供給
装置への装着)次に、これらオーダーピース3とピース
フィルム2を格納したフィルムマガジン10aを、プリ
ンタプロセッサーのピースフィルム供給装置100に装
着する。装着後は、格納した際と同じ順序で、移動機構
24によって保持ケース21を一段ずつ上げながら、先
ず、オーダーNo.1のオーダーピース3と各ピースフ
ィルム2、更に、オーダーNo.2のオーダーピース3
と各ピースフィルム2の手順で抽出用ローラ26,26
を介して引き出し、引き出されたオーダーピース3と各
ピースフィルム2は、プリントプロセッサのピースフィ
ルム供給装置100に搬送されることになる。
【0017】(リプリント操作)図3に、プリンタプロ
セッサーのブロック図が示されている。図3のブロック
図は、ピースフィルム2を処理することによってリプリ
ントを実施する状態を示している。プリンタプロセッサ
ーには、収納している多数のピースフィルム2またはオ
ーダーピース3を1枚づつ送り出すピースフィルム供給
装置100が設けられており、ここに本発明によるフィ
ルムマガジン10aをカセット式に着脱できるようにな
っている。プリンタプロセッサーは、他に、ピースフィ
ルム2の画像を印画紙4に投影露光する露光部8と、露
光済の印画紙4を現像する現像処理部9と、各構成要素
の動作を制御するコントローラ7を有する。
【0018】コントローラ7には各種の制御指示を入力
するための操作卓71とスキャナー30にて読み取った
ピースフィルム2の画像を表示するモニタ72とが接続
されている。焼付対象となるピースフィルム2が、ピー
スフィルム供給装置100によって露光部8に送られる
と、ピースフィルム2の焼付対象コマの画像がスキャナ
ー30によって読み取られ、その画像情報はコントロー
ラ7に送られる。コントローラ7は、得られた画像情報
に基づいて、露光条件を決定する。そして、その決定し
た露光条件によって印画紙4に投影露光した際に得られ
るであろう画像をシミュレートしてモニタ72に表示す
る。
【0019】露光部8には、露光用光源81、露光用光
路に黄、マゼンタ、シアンの各フィルタが出退すること
により露光用光源81からの照射光の色バランスを調整
する調光フィルタ82、調光フィルタ82にて色バラン
スを調整した光を均一に混色するミラートンネル83、
焼付対象コマの画像を印画紙4上に結像する焼付用レン
ズ84、シャッタ85、露光ポイントにピースフィルム
2を搬送する搬送ラインを形成しているオートネガマス
ク86が備えられている。オートネガマスク86には前
述したスキャナー30のほか、ネガ搬送用の駆動ローラ
87やネガ検出センサー31も組み込まれている。印画
紙4は印画紙搬送用の駆動ローラ91によって印画紙マ
ガジン92から引き出され、露光処理後、現像処理部9
に送り込まれる。露光処理においては、コントローラ7
が決定した露光条件に応じて、調光フィルタ82の各フ
ィルタの位置、及び、シャッタ85の開放時間つまり露
光時間が制御される。プリンタプロセッサーの操作員
は、モニタ72の表示をみて、適正な画像が得られてい
なければ、操作卓71から決定した露光条件の修正指示
を入力でき、コントローラ7は、その修正指示に基づい
て露光条件を修正して最終的な露光条件を決定する。そ
してその決定した露光条件に基づいて、露光部8の各部
の作動を制御して、印画紙マガジン92から引き出され
た印画紙4にピースフィルム2の焼付対象コマの画像を
投影露光する。
【0020】ピースフィルム供給装置100は、前述し
た着脱カセット方式のフィルムマガジン10aと、フィ
ルムマガジン10aから引き出したピースフィルム2ま
たはオーダーピース3をオートネガマスク86まで搬送
するネガ搬送機構20を備えている。ネガ搬送機構20
は、フィルムマガジン側に配置された第1搬送部20a
とオートネガマスク86側に配置された第2搬送部20
bとに分割されており、両者の間にピースフィルム2や
オーダーピース3を一時的に搬送ラインから垂れ下がっ
た状態でストレージするループ部50が形成される。ピ
ースフィルム供給装置100には、動作制御のためコン
トローラ7と接続している種々のセンサーが設けられて
いるが、例えば、着脱式のフィルムマガジン10aの装
着を確認する収納部検出センサー32、ピースフィルム
2やオーダーピース3をフィルムマガジン10aの出口
付近で検出する第1ネガ検出センサー33と、ループ部
50の手前で検出する第2ネガ検出センサー34、ルー
プ部50でストレージされているピースフィルム2やオ
ーダーピース3を検出するループセンサー35などが適
当な位置に取り付けられている。コントローラ7内に
は、実質的にプログラムによって構築されたオーダー区
切り認識手段7aが備えられており、コントローラ7に
入力された第1ネガ検出センサー33からの信号を処理
することによってそのオーダーの区切りが認識され、以
後の処理、例えば、仕上がりプリントの仕分けなどに利
用される。オーダー区切り認識手段7aによるオーダー
の区切りの認識は、ピースフィルム2とオーダーピース
3に対する第1ネガ検出センサー33からの検出信号の
パターンあるいは、オーダーピース3の特定検出箇所か
らの信号によって、公知の方法で簡単に実現される。さ
らにコントローラ7内には、同様に実質的にプログラム
によって構築された搬送状態評価手段7bが備えられて
おり、ピースフィルム2やオーダーピース3のパーフォ
レーションを検出するネガ搬送チェックセンサー36か
らの信号により、ピースフィルム2やオーダーピース3
の搬送状態、例えば搬送詰まりを生じているかなどをチ
ェックする。
【0021】ピースフィルム供給装置100から露光部
8に送り出されるピースフィルム2とオーダーピース3
は、図4に示すように、1オーダーの先頭にオーダーピ
ース3が、それに焼き増し対象となるピースフィルム2
が続く配列となっている。つまり、オーダーピース3に
よって焼き増し注文のオーダーが区切られている。オー
ダーピース3に貼り付けられているオーダーシール3b
には焼き増し作業に必要なデータがバーコードで記録さ
れているので、このバーコードを読み取ることにより、
オーダーピース3に続くピースフィルム2のどのコマの
画像を何枚どのように焼き付けるかといった情報をコン
トローラ7が検知することができ、それに合わせて露光
部8の各部材の動作を制御する。
【0022】次にピースフィルム供給装置100の作用
を説明する。オーダーピース3と各ピースフィルム2の
巻き込まれたフィルムマガジン10aが、ピースフィル
ム供給装置100に装着されると、収納部検出センサー
32が前記装着を感知して、コントローラ7にフィルム
マガジン10aの装着を知らせる。オートネガマスク8
6がネガ受け入れ状態にあれば、移動機構24と抽出用
ローラ26,26が作動し、フィルムマガジン10aの
格納室23から、先ずオーダーNo.1のオーダピース
3が抽出されて、第1ネガ検出センサー33によってオ
ーダーシール3bが検出されると、このオーダピース3
はバーコードリーダー40によってバーコードが読み取
られる位置で停止される。バーコードリーダー40を通
じて、このオーダーのもつ焼き増し情報がコントローラ
7に送られると、ループ部50のソレノイドが作動して
オーダピース3の通過が許可される。
【0023】オーダーピース3はそのまま第2搬送部2
0b、オートネガマスク86を通過して、外部に排出さ
れるが、続いてピースフィルム2が抽出用ローラ26,
26から送り出され、第1搬送部20aと第2搬送部2
0bによってオートネガマスク86に送り込まれるが、
その際ピースフィルム2の先端がオートネガマスク86
の最初の駆動ローラ87に達していることがネガ検出セ
ンサー31によって検知されると、オートネガマスク8
6の駆動ローラ87がピースフィルム2を搬送する。こ
れにより、第2搬送部20bとオートネガマスク86と
の搬送速度の違いからくる不都合が回避される。オート
ネガマスク86に送り込まれたピースフィルム2は露光
すべきコマが露光ポイントにくるように位置合わせさ
れ、所定のステップで露光処理され、処理完了後排出さ
れる。このように、順次ピースフィルム2は露光処理さ
れるが、ピースフィルム2やオーダピース3の搬送状況
は、パーフォレーション2aや疑似パーフォレーション
3aを検出するネガ搬送チェックセンサー36によって
監視されており、もしオートネガマスク86内で搬送詰
まりが生じた場合、ループふた(図示されず)が開放さ
れ、後続のピースフィルム2が上方にループを作ること
を許す。
【0024】1オーダーに属するピースフィルム2の全
て露光処理が完了するまでは、次のオーダーのオーダー
ピース3は、バーコードリーダー40の読み取り位置で
待機する。焼き増し情報をバーコードで記録したオーダ
ーシール3bをオーダーピース3に貼り付ける構成に代
えて、バーコードを直接オーダーピース3に記録しても
よい。さらには、バーコード方式に代えて、オーダーピ
ース3自体をマークシートとすることも可能である。こ
の場合、バーコードリーダー40は、マークシートリー
ダーに置き換えられる。その他、記録方式は、磁気的、
光学的など種々の方式を用いることができる。
【0025】〔別実施形態〕 <1>上記実施形態のフィルムマガジン10aでは、
各隔壁22は固定されていて、互いに相対移動せず、各
格納室23の受入れ用開口部23aや抽出用開口部23
bの間口は、常に一定であるが、図5に示された第2実
施形態のフィルムマガジン10bのように、これら隔壁
どうしが相対的に変位して開口部を形成する構成にする
ことも可能である。このフィルムマガジン10bでは、
各隔壁22の中央付近に電磁石27が設けられている。
これら電磁石27は、そのSN各極が上下方向を向いて
おり、且つ、極性を遠隔操作によって逆転可能である。
全ての隔壁22の電磁石27の極性を同じにしておけ
ば、全ての隔壁2どうしが近接し合って、開口部は一つ
も形成されないが、図5に示すように、最上部の二つの
隔壁22の電磁石27の極性のみを上がS、下がNとな
るように逆転させれば(他の全ての隔壁22の電磁石2
7については、上がN、下がSとなっている)、上から
2番目の隔壁22と3番面の隔壁22とは、電磁石27
どうしの反発力によって離間して、ここに開口部23
a,23bが形成される。すなわち、函体状の保持ケー
ス21を一段ずつ上下操作するのに応じて、電磁石27
の極性操作によって、受入れ用開口部23aと抽出用開
口部23bが常に供給用ローラ25,25と抽出用ロー
ラ26,26のレベルに形成されるようにすれば良い。
これによって、受け入れ、または、引き出し操作が容易
に行われ、しかも、他の隔壁22どうしは隣接する電磁
石27どうしの吸着力によって互いに近接し合っている
ので、保持ケース21の全体的な外寸が常にコンパクト
に保たれる。
【0026】<2>上記の各実施形態では、複数の隔壁
22を互いに平行な棚状に設けたが、図6に示す第3実
施形態のフィルムマガジン10cのように、複数の隔壁
22を、互いに揺動可能な蛇腹状に設けても良い。ここ
では、保持ケース28(保持手段の一例)は、3本の支
持ロッド28a,28b,28cを有し、この保持ケー
ス28内には、蛇腹状に伸縮可能な樹脂製または紙製の
膜部材29が収納されている。蛇腹を構成する各矩形の
平面部材29aの3つのコーナー部には、第2実施形態
で用いたのと同じ電磁石27が固定されており、これら
各3個の電磁石27は、それぞれ支持ロッド28a,2
8b,28c上を上下に移動可能に支持されている。各
平面部材29aどうしの間に、ピースフィルム2または
オーダーピース3を保持可能な格納室37が形成されて
おり、上記第2実施形態と同様に、選択された格納室3
7のみ電磁石27の極性の操作によって、その間口を拡
大することができる。格納室23の各々は、6コマの画
像を担持したピースフィルム2またはオーダーピース3
を、その長辺側から受け入れ可能な幅の広い受入れ用開
口部23aと、ピースフィルム2またはオーダーピース
3をその短辺側から排出する幅の狭い抽出用開口部23
bを有する。また、二本の支持ロッド28a,28bの
間には剛性の隔壁が設けられており、その背面には、保
持ケース28を、供給用ローラ (図示されず) と抽出
用ローラ (図示されず) に対して適宜上下に移動させ
るために、ラックピニオン機構などと言った移動機構
(図示されず)が設けられている。
【0027】<3>上記の各実施形態では、保持手段に
複数の格納室を設けたが、図7に示す第4実施形態のフ
ィルムマガジン10dのように、一対のプーリ37a,
37bの周囲を無限軌道状に周回運動されるベルト部材
38を保持手段として設け、ゴムなどの弾性材料で形成
された一連の爪状の突起38aを、ピースフィルム2ま
たはオーダーピース3を挟み込むグリッパとして、ベル
ト部材38の外側に一体的に設けたフィルムマガジン1
0dとしても良い。ベルト部材38は、一対のプーリ3
7a,37bの間の位置では直線状を呈しているが、周
回運動するに応じて、ベルト部材38は、一対のプーリ
37a,37b上を通過する際に小さな曲率半径の曲面
状に変形することを強いられる。したがって、ベルト部
材38が一対のプーリ37a,37bの間にある時は、
ベルト部材38上の突起38aどうしが略平行な姿勢
(第1状態)を示して、隣接する二つの突起38aの間
にピースフィルム2を挟み込んで保持可能であり、ベル
ト部材38が一対のプーリ37a,37bのいずれかの
外周上にある時は、ベルト部材38上の突起38aどう
しは互いに開いた姿勢(第2状態)を示して、突起38
aどうしの間にピースフィルム2またはオーダーピース
3を挟み込むこむことが可能であり、或いは、突起38
aどうしの間に保持されているピースフィルム2または
オーダーピース3は解放される。
【0028】したがって、一対のプーリ37a,37b
の一方に、ピースフィルム2またはオーダーピース3を
その長辺側から突起38a上に引き渡して格納する送り
込みローラ41を設け、他方に、突起38aからピース
フィルム2またはオーダーピース3をその長辺側で受け
取って抽出する抽出ローラ42aと、抽出ローラ42a
が受け取ったピースフィルム2またはオーダーピース3
をその長辺に沿って搬送して、プリンタプロセッサーの
ピースフィルム供給装置100に位置する第1搬送部2
0aに引き渡す供給ローラ42bを設ければ良い。そし
て、このフィルムマガジン10dをプリンタプロセッサ
ーのピースフィルム供給装置100に装着する際には、
送り込みローラ41をプリンタプロセッサーの外部から
アクセス可能とし、一方、抽出ローラ42は、ピースフ
ィルム供給装置100にピースフィルム2またはオーダ
ーピース3を引き渡しできるように、第1搬送部20a
に隣接配置すれば良い。焼付作業の際には、露光部8に
おけるピースフィルム2からの焼付操作の進行に応じ
て、新たなピースフィルム2を送り込みローラ41を介
して突起38aに保持させれば、フィルムマガジンをプ
リンタプロセッサーから着脱し直すことなく、ピースフ
ィルム2を何枚でも連続的に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーダー認識体としてのオーダーピースとピー
スフィルムとを収納したネガシートの平面図
【図2】本発明によるフィルムマガジンの概略斜視図
【図3】ピースフィルム供給装置を採用したプリンタプ
ロセッサーのブロック図
【図4】オーダーピースとピースフィルムの搬送配列を
示す説明図
【図5】図2のフィルムマガジンの別実施形態を示す概
略斜視図
【図6】図2のフィルムマガジンの他の別実施形態を示
す概略斜視図
【図7】図2のフィルムマガジンのさらに他の別実施形
態を示す概略斜視図
【図8】従来技術によるフィルムマガジンの例を示す概
略正面図
【符号の説明】
2 ピースフィルム 3 オーダーピース 7a オーダー区切り認識手段 8 露光部 10 フィルムマガジン 20 ネガ搬送機構 21 保持ケース 22 隔壁 23 格納室 23a 受入れ用開口部 23b 抽出用開口部 25 供給用ローラ 26 抽出用ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコマを担持した複数のピースフィ
    ルムを保持可能な保持手段を有するフィルムマガジンで
    あって、 前記保持手段が、ピースフィルムをピースフィルム毎に
    保持する保持部を有し、この保持部は同ピースフィルム
    の長辺側から受け入れるフィルムマガジン。
  2. 【請求項2】 前記保持手段は、隔壁によって互いに隔
    離された複数の格納室を有し、前記格納室には、前記ピ
    ースフィルムを同ピースフィルムの長辺側から受け入れ
    る受け入れ用開口部と、前記ピースフィルムを同ピース
    フィルムの短辺側から抽出する抽出用開口部が設けられ
    ている請求項1に記載のフィルムマガジン。
  3. 【請求項3】 前記各開口部を形成するために、前記隔
    壁どうしを相対的に変位可能に設けられている請求項2
    に記載のフィルムマガジン。
  4. 【請求項4】 前記保持手段は、前記ピースフィルムを
    挟み込んで保持する第1状態と、前記ピースフィルムを
    解放する第2状態の間で変位可能な一連のグリッパを備
    えている請求項1に記載のフィルムマガジン。
  5. 【請求項5】 前記保持手段は、無限軌道状に周回運動
    されるベルト部材を有し、前記一連のグリッパの各々
    は、前記ベルト部材の周面から立設された一対の爪部材
    であり、前記爪部材は、前記周回運動に応じて前記ベル
    ト部材に強いられる曲率半径によって、前記第1または
    第2状態を示す請求項4に記載のフィルムマガジン。
JP20002397A 1997-07-25 1997-07-25 フィルムマガジン Withdrawn JPH1144945A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1085061C (zh) * 1997-04-14 2002-05-22 四国化工机株式会社 装入容器的无菌豆腐制造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1085061C (zh) * 1997-04-14 2002-05-22 四国化工机株式会社 装入容器的无菌豆腐制造方法

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