JPH06308622A - 写真プリント作成装置 - Google Patents

写真プリント作成装置

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Publication number
JPH06308622A
JPH06308622A JP12045293A JP12045293A JPH06308622A JP H06308622 A JPH06308622 A JP H06308622A JP 12045293 A JP12045293 A JP 12045293A JP 12045293 A JP12045293 A JP 12045293A JP H06308622 A JPH06308622 A JP H06308622A
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JP
Japan
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print
negative film
film
negative
printing
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Application number
JP12045293A
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English (en)
Inventor
Satoshi Morita
悟示 森田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネガフィルム中の焼き増しに必要なコマを確
実且つ容易に選定し得る写真プリント作成装置を提供す
る。 【構成】 ネガフィルム12について仕上がりプリント
を行う主露光部2aとは別に、搬送中のネガフィルム1
2を透過した透過光を主露光部よりも小倍率でプリント
ステージAに導く副露光部2bを設けるとともに、印画
紙6の位置決めを行うプリントステージAをネガフィル
ム12の搬送及び副露光部2bの作動に同期して、通常
の印画紙搬送方向及び該搬送方向と直交する幅方向に移
動するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネガフィルムの画像を
印画紙に焼き付けて写真プリントを作成する写真プリン
ト作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のユーザーが写真撮影を行うと、撮
影済の写真フィルムを写真店に持ち込み、ネガフィルム
とプリント済の写真とを受け取る。そして、焼き増しの
必要がある場合は、ネガフィルムと焼き増しする写真を
再度写真店に持ち込むか、或いはネガフィルムのコマを
指定して焼き増しを依頼していた。したがって、焼き増
しを行う場合は、写真店かユーザーのいずれかがプリン
ト写真とネガフィルムのコマとを照合し、焼き増しに相
当するコマを選定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ネガフィルム
とプリント写真とを照合して必要なコマを選び出すのは
時として困難な場合があり、しばしば違うコマを選んで
しまうことがあった。すなわち、ネガフィルムのコマは
小さく、多数の人物が並んでいる写真や、風景の中の人
物が入れ替わっている写真などでは、見分けがつきにく
い。そして、間違ったコマを焼き増しした場合は、焼き
増しに要した手間、材料が一切無駄になってしまう。こ
のような無駄は、写真処理が集中して多忙な時期、例え
ば連休後等に起きやすく、焼き増しに必要なコマを容易
に且つ確実に選定する方式が望まれていた。本発明の目
的は、焼き増しに必要なコマの画像を確実且つ容易に選
定し得る写真プリント作成装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前記目的
は、ネガフィルムを透過した透過光によりプリントステ
ージ上に位置決めされた印画紙を露光する露光部を備
え、露光後の印画紙を現像処理して写真プリントを作成
する写真プリント作成装置において、前記露光部による
投影倍率より小さい倍率で前記ネガフィルムの透過光を
前記印画紙に案内して露光する副露光部を設けるととも
に、前記ネガフィルムの搬送及び前記副露光部の作動に
同期して前記プリントステージを印画紙搬送方向及び該
搬送方向と直交する方向に移動させ前記副露光部による
光に対して前記印画紙を相対走査させる駆動手段を設け
たことを特徴とする写真プリント作成装置によって達成
される。
【0005】
【作用】すなわち、副露光部を設けることによって、搬
送中のネガフィルムを透過した光によりプリントステー
ジ上の印画紙を露光することができる。そして、プリン
トステージは、前記ネガフィルムの搬送に対応して印画
紙搬送方向及び該搬送方向と直交する方向に移動するよ
うに構成されているので、印画紙の所定範囲内にネガフ
ィルムの複数コマの画像を露光することができる。した
がって、印画紙の所定範囲内に露光した画像を現像する
ことにより、焼き増しプリントの対象となる画像を容易
に選定することができ、焼き増し画像の選定ミスと、選
定に要する手間の節減を図ることができる。
【0006】
【実施例】次に、図1〜図4を参照して本発明の第1実
施例を説明する。図1は写真プリント作成装置の基本的
構成を示す斜視図、図2は要部の拡大斜視図、図3は見
出しプリントを説明するフローチャート、図4はブロッ
ク図である。なお、実施例の説明にあたっては、発明の
理解を容易にするため写真プリント作成装置の全体構成
を説明し、次に要部の構成及び作用等を説明する。写真
プリント作成装置1の構成を大別すると、主露光部2a
及び副露光部2bを備えた光学系2、ネガフィルム現像
処理系3、印画紙現像処理系4、各種処理液の補充液と
廃液とをそれぞれ貯留するタンク5、印画紙6を供給す
るマガジン7等により構成されている。
【0007】ネガフィルム現像処理系3は、フィルムカ
ートリッジ11から供給される撮影済のフィルム12に
ついてネガ画像を形成するものであり、現像槽13、漂
白槽14、定着槽15、水洗槽16、更に乾燥部17に
より構成されている。そして、フィルム12は図示を省
略した搬送手段により現像槽13に搬送され、現像液に
浸漬処理された後、搬送手段により漂白槽14、定着槽
15、水洗槽16に順次搬送され、各槽において漂白
液、定着液、水洗水に浸漬されて処理が施される。次
に、水洗槽16により水洗した後、乾燥部17により乾
燥してフィルム反転部に設けた巻き取り用サブカートリ
ッジ18にフィルム先端部から巻き取られる。したがっ
て、巻き取り用サブカートリッジ18からフィルム12
を引き出そうとすれば、後端部から引き出されることに
なる。
【0008】光学系2は、同時プリント及び焼き増しプ
リント等の仕上がりプリントを行う主露光部2aと見出
しプリントを行う副露光部2bにより構成されている。
主露光部2aは、ネガフィルム12の各コマに対応した
プリントを行うものであり、主露光部2a内に光源20
やレンズ等を備えている。副露光部2bはネガフィルム
12の複数のコマの画像を一枚、又は複数枚の印画紙に
等倍等の小倍率でプリントする際に使用されるものであ
り、プリント写真の焼き増しを指定するための見出しプ
リントの作成に用いるものである。このとき、一本のネ
ガフィルム12の全コマの画像を一枚の仕上がりプリン
トサイズの印画紙にプリントすることが好ましい。副露
光部2bは、光源21、スリット板22、反射ミラー2
3、レンズ24等により構成され、反射ミラー23はハ
ーフミラーにより構成してもよいが、主露光部2aによ
る露光を行う際に光路Lから取り外すように構成しても
よい。なお、副露光部2bには各種センサーも設けられ
ているが、これらについては後に見出しプリントの動作
とともに詳細に説明する。また、レンズ24は図示を省
略したターレットに装着され、見出しプリントの大きさ
や枚数に対応して等倍、縮小倍率等に簡単に交換できる
ようになっている。
【0009】印画紙現像処理系4は、露光された印画紙
6について現像処理を行うものであり、現像槽31、漂
白定着槽32、水洗槽33、乾燥部34により構成され
ている。マガジン7は印画紙6をロール状にして収納
し、必要に応じて引き出し得るように構成されている。
引き出された印画紙6は、図示を省略した搬送ローラに
より印画紙現像処理系4に搬送されるのであるが、その
途中に設定されたプリントステージAにおいてネガフィ
ルム12を透過した光により露光され、次に印画紙現像
処理系4に搬送されるようになっている。
【0010】次に、ネガフィルム12の現像から仕上が
りプリントを行うまでの作用について説明する。フィル
ムカートリッジ11をセットすると図示を省略したロー
ディング機構によりフィルム12が先端から引き出さ
れ、搬送ローラによりネガフィルム現像処理系3に搬送
される。そして、前記のように現像槽13、漂白槽1
4、定着槽15に順次搬送され、各槽において処理液に
浸漬されて処理された後、水洗槽16において水洗され
る。次に乾燥部17により乾燥され、搬送ローラにより
サブカートリッジ18まで搬送されて巻き取られる。巻
き取ったネガフィルム12について、仕上がりプリント
及び見出しプリントが行われるのであるが、先ず仕上が
りプリントについて説明する。
【0011】仕上がりプリントを行う場合、反射ミラー
23がハーフミラーであればそのまま配設され、反射ミ
ラーであれば光路Lから外される。レンズ24について
は、ネガフィルム12の画像をプリントステージAに結
像し得るものに交換される。また、副露光部2bの光源
21は点灯しない。この状態で、サブカートリッジ18
に巻き取ったネガフィルム12を引き出し、主露光部2
aの下部を通過するように搬送させる。そして、ネガフ
ィルム12の各コマが主露光部2aの下部を通過する速
度に同期させて、マガジン7から引き出した印画紙6を
プリントステージAに通過させる。この結果、印画紙6
はネガフィルム12の透過光により露光される。
【0012】露光された印画紙6は、印画紙現像処理系
4の現像槽31、漂白定着槽32に順次搬送され、各槽
において現像液や漂白定着液に浸漬されて処理された
後、水洗槽33において水洗される。次いで乾燥部34
において乾燥された後、カッターにより所定サイズに切
断され、通常の写真の形態になって排出部35に排出さ
れる。ここで、カッターによる所定サイズの切断は印画
紙6が現像槽31に入る前に行われてもよい。
【0013】次に、図2〜図4を参照して見出しプリン
ト時の作用を説明する。なお、見出しプリントの作成方
法としては、現像処理に連続してネガフィルム12をサ
ブカートリッジ18に巻き取りながら副露光部2bにネ
ガフィルム12を搬送して行う方法、乾燥部17の近傍
にリザーバーを装着してこのリザーバーから副露光部2
bにネガフィルム12を搬送して行う方法、ネガフィル
ム12を巻き取ったカートリッジ11aを図1に符号1
1で示した位置に装着して現像時と同様に繰り出しプリ
ントステージAの下側にあるバイパスを通って副露光部
2aに搬送して行う方法等の種々の方法がある。要はネ
ガフィルム12をできるだけ簡単な構造で副露光部2b
に搬送する構造が望ましい。そこで本実施例は、カート
リッジ11内のフィルムを現像処理した後に、連続して
見出しプリントを行う場合について説明する。
【0014】カートリッジ11内の未現像のネガフィル
ム12は前記工程に従ってネガフィルム現像処理系3で
現像処理される。副露光部2bを構成するスリット22
の直前には、図2に示すようにセンサー41が設けら
れ、乾燥処理後に搬送されてきたネガフィルム12の先
端を検出するようになっている。そして、ネガフィルム
12が搬送されて先端がセンサー41に懸かると、図3
のステップS1に示すように検出され、次いでステップ
S2に示すように反射ミラー23を光路L上に配設し、
光源21から発光し且つスリット22を通過した光がプ
リントステージA上に反射するように設定する。次にス
テップS3に示すように、レンズ24を見出しプリント
用の小倍率のレンズに交換する。この結果、ネガフィル
ム12とスリット22を透過した光は、反射ミラー23
によりプリントステージA方向に反射されるとともに、
レンズ24によりプリントステージA上に集光されて印
画紙6を露光するようになる。
【0015】ところで、見出しプリントは一枚の印画紙
6に所望コマ数の画像をプリントするものであり、プリ
ント開始にあたってはネガフィルム12の矢印d方向の
送りに対応して例えば図2のa位置から矢印b方向に露
光する。しかし、矢印b方向への露光は光軸を移動させ
るのではなく、プリントステージAを移動させて行う。
プリントステージAは、X及びY方向に往復動するよう
に構成され、最大移動位置がセンサー42、43によっ
て検出されるようになっている。プリントステージA
は、露光開始時点では図2に想像線で示すように位置決
めされ、この位置はセンサー43により検出される。こ
の位置からプリントステージAをX方向に移動させる
と、ネガフィルム12の送りに対応して矢印b方向にス
リット走査露光が行われる(ステップS4)。
【0016】この結果、ネガフィルム12の送りに対応
して印画紙6に第1列L1の露光が行われる。1列の範
囲に露光されるコマ数はあらかじめ設定され、そのコマ
数はステップS5に示すようにセンサー41により検出
される。そして、所定コマ数を検出した時点で終端cま
での露光が行われ、この露光が行われる間にプリントス
テージAがX軸方向に最大量移動してセンサー42によ
り検出される。このように第1列の露光が行われた後、
第2列L2の露光に移行するのであるが、この時点で次
のような動作が行われる。すなわち、第1列L1から第
2列L2への露光位置の移動は、印画紙12を所定量だ
け搬送させて行う。この搬送は、仕上がりプリントを行
う際の搬送手段を援用して行うことができる。
【0017】ところで、印画紙6の移動時にネガフィル
ム12の搬送を停止しておかないと移動中に露光が行わ
れてしまう。そこで、センサー42によりプリントステ
ージAの位置検出が行われると、ステップS6に示すよ
うに副露光部2bにおけるネガフィルム12の搬送を一
時停止に制御する。しかし、ネガフィルム12全体を搬
送停止にするのではないので、副露光部2bの手前にフ
ィルムたわみによるバッファ44が形成される。また、
第2列L2の最初の写真を終端cの写真に連続させるた
め、プリントステージAをY方向に移動させる。そし
て、ステップS8に示すように、センサー43によって
プリントステージAの所定位置までの移動を検出し、次
のスリット露光に移行する。
【0018】次のスリット露光は、副露光部2bで停止
していたネガフィルム12を再搬送するとともに、プリ
ントステージAを矢印X方向に移動させることにより、
前記同様に行われる。この動作は、センサー41により
ネガフィルム12の終端が検出されるまで繰り返し行わ
れる。そして、ステップS11に示すようにネガフィル
ム12の終端がセンサー41により検出されると、見出
しプリントのための露光が終了し、ステップS12に示
すように印画紙6を印画紙現像処理系4に搬送する。印
画紙現像処理系4は前記同様に現像動作を行い、あらか
じめ設定されたコマ数の見出しプリントを行った写真が
排出される。本実施例の場合、見出しプリントされた写
真は、ネガフィルム12のコマの順序に対応して左から
右に配列しているので、その順番を指定することにより
焼き増しするネガのコマを容易に選択することができ
る。また、見出しプリント作成後の、ネガフィルム12
はサブカートリッジ18に一旦巻き取られて反転して後
端から繰り出された後、主露光部2aに搬送されて同時
プリントが行われる。同時プリント後は、カートリッジ
11a内に後端から巻き取られていくので、カートリッ
ジ11a内のネガフィルム12は常に先端から繰り出さ
れ、次に焼き増しするときなどにコマ番号の対応等に便
利である。
【0019】次に、図4を参照して制御系について説明
する。制御回路100は処理装置1の統括制御を行うも
のであるが、図4には前記見出しプリントに関連する部
材と後述する第2実施例に関連する部材とを図示してい
る。また、メモリ回路102には、ネガフィルム12の
現像を行うためのデータや印画紙6の現像処理を行うデ
ータ、更に見出しプリントを行う際のコマ数等のデータ
が記憶されている。
【0020】センサー41によりネガフィルム12の先
端を検出した場合は、検出信号が制御回路101に供給
され、制御回路101から駆動回路103、104に駆
動信号が供給されて反射ミラー23、レンズ24を前記
のように駆動する。また、センサー43によりプリント
ステージAの位置を検出した場合は、検出信号が制御回
路101に供給され、制御回路101から駆動回路10
5に駆動信号が供給され、プリントステージAを矢印X
方向に移動させる。この移動時に、前記のように見出し
プリントが行われる。更に、センサー42によりプリン
トステージAの位置を検出した場合は、検出信号が制御
回路101に供給され、制御回路101から駆動回路1
05に駆動信号が供給され、プリントステージAを矢印
Y方向に移動させる。この移動は、次のプリント列への
位置合わせを行うためのものである。なお、センサー5
6a〜56g、59、駆動回路106、可動ガイド58
a〜58gは、後述する第2実施例に関わるものであ
る。
【0021】以上に本発明の第1実施例を説明したが、
焼き増しは一本のネガフィルムについて行われるだけで
なく、所定コマ数毎に切断されたピースネガについて行
われることも多い。このような場合、ピースネガを副露
光部2bに一枚ずつ供給せざるを得ないが、この作業が
煩わしい。以下に説明する第2実施例は、このような問
題点を解消するものである。
【0022】次に、図5〜図7を参照して第2実施例を
説明するものである。なお、図5はリザーバーの構造を
示す断面図、図6は要部の構成を示す説明図、図7はピ
ースネガの収納と引き出しを示すフローチャートであ
る。先ず、図5を参照してリザーバー51の構成を説明
すると、外観形状は長手状の箱体であり、その内部には
長手方向にスリット状のピースネガ搬送路52が設けら
れ、このピースネガ搬送路52の両端部にピースネガを
挟み付けて搬送するためのニップローラ対53、54が
設けられている。また、ピースネガ搬送路52の左方に
は、このピースネガ搬送路52に対し所定角度で連通す
るスリット状のフィルムステージ55a〜55gが設け
られている。なお、フィルムステージの段数は特に限定
されるものではない。
【0023】各フィルムステージ55a〜55gの構成
は同一であるので、フィルムステージ55aについて構
成を説明すると、図5に示すようにネガピース搬送路5
2との連通位置にセンサー56a、ニップローラ対57
a、可動ガイド58aが設けられている。センサー56
aは各フィルムステージ55a〜55gにピースネガを
収納する際にその後端を検出するものであり、ニップロ
ーラ対57aはピースネガの収納と排出を行うものであ
る。また、可動ガイド58aは図6に実線で示す位置か
ら点線で示す位置に回動するように構成され、ピースネ
ガをフィルムステージに収納する際に点線で示す位置に
駆動される。ニップローラ対57a、可動ガイド58a
の駆動は、図4を参照して説明した制御回路101によ
って行われる。
【0024】前記構成のリザーバー51を第1実施例に
示した写真プリント作成装置に適用する場合は、副露光
部2bの手前である副露光部2bの下方位置に取り付け
られる。そして、ピースネガのプリントに先立って、各
フィルムステージ55a〜55gへの収納が行われる。
ピースネガは図1におけるカートリッジ11aの装着部
から挿入され、装置からの排出時とは逆方向に搬送され
る。ピースネガの収納前は、可動ガイド58aは図5に
実線で示すようにピースネガ搬送路52の右側に位置決
めされ、ピースネガ搬送路52が挿入口52aから出入
口52bまで連通状態になる。この状態で出入口52b
から下方に向けて最初のピースネガ(図示せず)を挿入
すると、ステップS21に示すようにセンサー59によ
ってピースネガの先端が検出される。この検出に基づい
て、ステップS22に示すようにフィルムステージ55
aに対応する可動ガイド58aを図5及び図6に実線で
示す位置から点線で示す位置に回動させ、且つフィルム
ステージ55aに設けたニップローラ57aをピースネ
ガを巻き込む方向に回転駆動する。この結果、最初のネ
ガピースは出入口52bからニップローラ対54により
ピースネガ搬送路52内に引きこまれ、次いで回動ガイ
ド58aによってフィルムステージ55a側にガイドさ
れるようになる。
【0025】ピースネガが前記のように構成された搬送
路によりフィルムステージ55aに搬送される間、ピー
スネガはセンサー59の近傍を走行する。センサー59
はピースネガの走行にともなって、ステップS23に示
すようにネガフィルム12に付されたフレームナンバ
ー、すなわちコマの順番を表示するバーコードを読み取
り、読み取ったデータをメモリ回路に記憶する。そし
て、ピースネガがフィルムステージ55aに収納される
と、ステップS24に示すようにその後端がセンサー5
6aによって検出される。この検出結果に基づき、ステ
ップ25に示すように可動ガイド58aを元の位置に復
動させるとともに、ニップローラ対57aを回転停止に
する。このようにして、最初のピースネガの収納とコマ
データの読み取りとが行われる。
【0026】次に、2番目のピースネガの収納について
説明すると、ピースネガを出入口52bから挿入する
と、ステップS31に示すようにセンサー59によって
その先端が検出される。この検出に基づき、2番目のフ
ィルムステージ55bに対応した可動ガイド58bとニ
ップローラ対57bとがステップS32に示すように駆
動される。この結果、ピースネガ搬送路52に2番目の
フィルムステージ55bにピースネガをガイドする搬送
路が形成される。ピースネガが2番目のフィルムステー
ジ55bに収納される間に、ステップS33に示すよう
にセンサー59によってコマの順番を表示するバーコー
ドを読み取りメモリ回路に記憶する。そして、ピースネ
ガが2番目のフィルムステージ55bに収納されると、
その後端がステップS34に示すようにセンサー56b
により検出され、この検出に基づいて可動ガイド58b
を復動させ、フィルムステージ55bのニップローラ対
57bを回転停止にする。以上に説明したピースネガの
収納は、フィルムステージ55c〜55gについて繰り
返し行われ、所望枚数のピースネガが収納される。
【0027】収納したピースネガについてプリントを行
う場合は、収納したピースネガを一枚ずつ抜き出して行
うのであるが、抜き出しは各フィルムステージ55a〜
55gのニップローラ対57a〜57gを収納時とは逆
方向に回転させるとともに、抜き出し対象となるフィル
ムステージ55a〜55gに対応した可動ローラ58a
〜58gを点線で示す位置に駆動し、抜き出したピース
ネガが円滑に搬送されるようにする。なお、焼き増しを
行う場合は、ピースネガのコマに関するデータがメモリ
回路に記憶されているので、コマを指定することによ
り、そのコマを有しているピースネガの抜き出しを簡単
に行うことができ、焼き増しプリントの作業効率を向上
させることができる。リザーバー51がプリント作成装
置内に常設した場合には、長尺ネガフィルム12が挿入
口52aから出入口52bへ通過可能となるので問題は
ないが、リザーバー51を着脱可能に構成して、プリン
ト作成装置外でピースネガを収納してもよい。
【0028】以上に本発明の実施例を説明したが、本発
明は前記に限定されず種々変形することができる。例え
ば、見出しプリントを行う場合、プリント列の先頭を揃
えることなく、第1列の後端から第2列の後端に移行
し、第2の先頭方向にプリントしてもよい。また、本発
明はネガフィルムの現像系を有していない装置にも適用
できる。更に、見出しプリントは仕上がりプリントの前
後に連続して行ってもよく、単独で行ってもよい。上記
実施例は副露光部によるスリット露光により見出しプリ
ントを作成するものであるが、副露光部においても主露
光部と同様にワンショットで印画紙を露光するように構
成し、副露光部においてワンショット露光を繰り返しな
がら印画紙を通常の搬送方向及び該搬送方向と直交する
幅方向に移動させて、通常のプリントサイズ内に多数コ
マの画像を露光してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る写
真プリント作成装置は、ネガフィルムについて仕上がり
プリントを行う露光部とは別に、この露光部より小倍率
でネガフィルムの透過光を印画紙に案内して露光する副
露光部を設けるとともに、印画紙の位置決めを行うプリ
ントステージを前記ネガフィルムの搬送及び副露光部の
作動に同期して通常の印画紙搬送方向及び該搬送方向と
直交する方向に移動するように構成したものである。し
たがって、印画紙には幅方向にわたってもネガフィルム
の数コマに対応した画像が露光され、この露光を搬送方
向に繰り返してから現像することにより、一枚の写真プ
リントに多数のコマの画像をプリントすることができる
から、焼き増しプリントする画像を簡単に選定すること
ができ、焼き増しミスの低減と作業効率の向上とを図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である写真プリント作成装
置の基本的構成を示す斜視図である。
【図2】要部の拡大斜視図である。
【図3】見出しプリントを説明するフローチャートであ
る。
【図4】制御動作を説明するブロック図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すリザーバーの断面図
である。
【図6】ピースネガの収納を説明する説明図である。
【図7】ピースネガの収納を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 写真プリント作成装置 2 光学系 2a 主露光部 2b 副露光部 3 ネガフィルム現像処理系 4 印画紙現像処理系 6 印画紙 12 ネガフィルム 13、31 現像槽 14 漂白槽 15 定着槽 16、33 水洗槽 11 カートリッジ 18 サブカートリッジ 21 光源 22 スリット 23 反射ミラー 24 レンズ 32 漂白定着槽 41、42、56、59 センサー 51 リザーバー A プリントステージ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネガフィルムを透過した透過光によりプ
    リントステージ上に位置決めされた印画紙を露光する露
    光部を備え、露光後の印画紙を現像処理して写真プリン
    トを作成する写真プリント作成装置において、 前記露光部による投影倍率より小さい倍率で前記ネガフ
    ィルムの透過光を前記印画紙に案内して露光する副露光
    部を設けるとともに、前記ネガフィルムの搬送及び前記
    副露光部の作動に同期して前記プリントステージを印画
    紙搬送方向及び該搬送方向と直交する方向に移動させ前
    記副露光部による光に対して前記印画紙を相対走査させ
    る駆動手段を設けたことを特徴とする写真プリント作成
    装置。
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