JP2000137299A - ピースネガの識別情報入力装置及び方法並びに識別シール - Google Patents

ピースネガの識別情報入力装置及び方法並びに識別シール

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JP2000137299A
JP2000137299A JP10309759A JP30975998A JP2000137299A JP 2000137299 A JP2000137299 A JP 2000137299A JP 10309759 A JP10309759 A JP 10309759A JP 30975998 A JP30975998 A JP 30975998A JP 2000137299 A JP2000137299 A JP 2000137299A
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Yasuhiro Yagawa
泰宏 矢川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め記録されたメーカ名、DXコード、IS
O感度、コマ番号等の所定のネガ情報を有効に利用可能
な状態で、リオーダされたピースネガを識別可能とする
ための識別情報入力装置を提供する。 【解決手段】 リオーダされたピースネガ2の画像領域
以外に予め記録されていた所定のネガ情報を読み取るネ
ガ情報読取手段7と、その読み取ったネガ情報をピース
ネガ2の識別情報とリンクさせて記録するネガ情報記録
手段8と、ピースネガ2の識別情報を記録した識別シー
ル5を発行する識別シール発行手段6とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状の現像済
ネガフィルムを4コマまたは6コマ等の数コマ単位でカ
ットしてなるピースネガに対する焼き増し処理(リプリ
ント)等のリオーダを処理する際の識別情報入力装置及
び方法並びに識別情報を記録した識別シールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ピースネガのリプリント注文に応
じて行うプリント操作の方法としては、種々の方法が存
在し、或いは、提案されている。それらの従来技術の中
には、先ず、リプリント注文のあった画像コマを含むピ
ースネガをネガシートから取り出してプリントを行い、
プリントを終えたらピースネガを元のネガシートに戻す
方法(従来方法A)がある。この方法の一例は、特公昭
59−34291号公報に開示されており、ピースネガ
が異なる注文客のネガシートに紛れ込む危険が少ない点
で有利であるが、ワンオーダーの露光処理毎にネガシー
トをテーブルから外し、新しいネガシートをテーブルに
載置し直す必要があるので、プリント作業者への負担が
大きい、大量のプリントを行う場合にプリント効率が上
がらない等の問題があった。
【0003】そこで、作業者への負担が比較的小さく、
大量のプリントを行う場合のプリント効率が高い方法と
して、リプリントの注文を受けた画像を含む多数のピー
スネガを、複数の顧客から受けた各注文に関するデータ
を保持した複数のリーダー片と共に長手方向に並べた状
態でプリンタ装置に導入して、注文を受けた画像のリプ
リント処理をプリンタ装置によって連続的に行う方法が
幾つか提案されている。その一つは、複数のピースネガ
を所定の順番(コマ番号順など)でスプライス(継ぎ直
し)してロールネガ状としたものをプリンタ装置に送り
込んで、リプリントの必要な画像をプリントしていく方
法(従来方法B)であり、もう一つは、ピースネガを、
同ピースネガと1対1で対応するリード片と共にネガカ
ートリッジのロールに巻き取っておき、ネガカートリッ
ジのロールから巻き戻しながらプリントする方法(従来
方法C)である。
【0004】前記従来方法Bの一例である実開昭59−
164056号公報は、異なる顧客からの複数のリプリ
ント用のピースネガどうしを継ぎ合わせて一本の長尺状
フィルム状として効率的にプリントする方法をとった場
合に、仕上がったプリントを正しく顧客の手元に届ける
技術に関している。これは、ピースネガどうしを長尺フ
ィルム状に継ぎ合わせる際に、単位写真フィルムの一端
に顧客を示す短冊形のリーダー片を継ぎ、結果として顧
客の異なる単位写真フィルムどうしの間に一枚のリーダ
ー片が必ず挟まれた状態にしてプリンターに導入し、連
続プリントの際には、プリンターに設けられた検知手段
がリーダー片を検知して、長尺印画紙の対応箇所にマー
クを付して、顧客の切り替わり位置を示すという方法で
ある。
【0005】また、同じく前記従来方法Bの例として、
実開昭57−82332号公報があり、ここでは、リー
ダー片は、顧客の切り替わり位置を示す機能だけでな
く、顧客識別用データ、焼付時の色バランス補正用のデ
ータ、焼付枚数をパンチ孔などを書き込むことの出来る
情報カードの役目を兼務しており、リプリントを行う場
合には、プリンタ装置は前記リーダー片から読み出した
データを参考にしながら、長尺フィルム状に継ぎ合わさ
れたピースネガに含まれる一連の画像を自動的にプリン
トできる構成になっている。
【0006】前記従来方法Cの例として、特開昭56−
42227号公報と特開昭56−60428号公報があ
る、これらは、スプールに巻き取られる長尺テープの間
に多数のピースネガを次々に間に挟み込むことによって
ピースネガを所定の順番を維持したまま保管可能な写真
焼付用カートリッジに関し、ピースネガの焼付に必要な
情報を、ピースネガの所定の順番と関連づけられた記憶
媒体に格納しながらカートリッジへの巻き取りを行うの
で、モータを逆回転して、リプリントの必要なピースネ
ガをプリンタ露光部に排出する際には、対応した焼付情
報を読み出して、この情報に基づいたリプリントを実施
することができる。
【0007】上記の、スプライステープでピースネガを
継いでプリンタに導入する従来方法B、或いは、ピース
ネガを長尺テープの間に挟み込みながらカートリッジ内
のスプールに巻き取る従来方法Cのいずれの方法にして
も、確かに従来方法Aに比して、作業者への負担が小さ
くなり、大量のプリントを行う場合のプリント効率も高
まるが、プリント作業中に一部のピースネガがプリンタ
内等で脱落すると、この脱落したピースネガがどの注文
に属するものか、特定できなくなるという不都合があっ
た。
【0008】そこで、上記問題点を解消するために、処
理対象であるピースネガの識別情報を記録した識別シー
ルを各別に貼付する第4の方法が考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピース
ネガの大部分がコマ画像からなる画像領域と長手方向両
側辺部のパーフォレーション領域(パーフォレーション
とその周部)で占められ、前記画像領域及びパーフォレ
ーション領域以外に前記識別シールを貼付できないピー
スネガであることが多く、上記第4の方法が実行できな
い場合がある。また、かかる場合に、前記識別シールを
前記パーフォレーション領域に貼付すると、前記パーフ
ォレーション領域にフィルム製造時に光学的に読み取り
可能に記録された、メーカ名、DXコード、ISO感
度、コマ番号等のネガ情報が光学的に読み取れなくな
り、従来より、これら情報を光学的に読み取って、リプ
リント処理していたものが、従来装置を使用してリプリ
ントできなくなるという問題が発生する。
【0010】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、予め記録されたメーカ名、DXコー
ド、ISO感度、コマ番号等の所定のネガ情報を有効に
利用可能な状態で、リオーダされたピースネガを識別可
能とするための識別情報入力装置及び方法、並びに、ピ
ースネガに貼付する識別シールを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明に係るピースネガの識別情報入力装置の第一
の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載し
た通り、リオーダされたピースネガの画像領域以外に予
め記録されていた所定のネガ情報を読み取るネガ情報読
取手段と、その読み取ったネガ情報を前記ピースネガの
識別情報とリンクさせて記録するネガ情報記録手段と、
前記ピースネガの識別情報を記録した識別シールを発行
する識別シール発行手段とを備えてなる点にある。ここ
で、ピースネガの画像領域以外に予め記録されていた所
定のネガ情報とは、例えば、リオーダを受け取る前にパ
ーフォレーション領域に記録されてあった情報であっ
て、更に具体的には、上述したような、フィルム製造時
にパーフォレーション領域に光学的に読み取り可能に記
録された、メーカ名、DXコード、ISO感度、コマ番
号等のネガ情報を指す。
【0012】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項2に記載した通り、リオーダされたピースネガ
の画像領域以外に予め記録されていた所定のネガ情報を
読み取るネガ情報読取手段と、その読み取ったネガ情報
と前記ピースネガの識別情報とを記録した前記識別シー
ルを発行する識別シール発行手段とを備えてなる点にあ
る。
【0013】また、本発明に係るピースネガの識別情報
入力方法の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請
求項3に記載した通り、リオーダされたピースネガの画
像領域以外に予め記録されていた所定のネガ情報を読み
取り、その読み取ったネガ情報と前記ピースネガの識別
情報とリンクさせて記録し、前記識別情報を記録した識
別シールを発行し、前記ピースネガの所定位置に前記識
別シールを貼付する点にある。
【0014】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項4に記載した通り、リオーダされたピースネガ
の画像領域以外に予め記録されていた所定のネガ情報を
読み取り、その読み取ったネガ情報と前記ピースネガの
識別情報とを記録した識別シールを発行し、前記ピース
ネガの所定位置に前記識別シールを貼付する点にある。
【0015】また、本発明に係るピースネガの識別シー
ルの第一の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項5
に記載した通り、リオーダされたピースネガの画像領域
以外に予め記録されていた所定のネガ情報と、前記ピー
スネガの識別情報とを記録した点にある。
【0016】以下に、上記特徴構成の作用並びに効果を
説明する。上記した本発明に係るピースネガの識別情報
入力装置または方法の第一の特徴構成によれば、読み取
ったピースネガの画像領域以外(通常はパーフォレーシ
ョン領域が相当する。)に予め記録されていたネガ情報
の全部または一部が記録されていた部分に前記識別シー
ルを貼付しても、前記識別シールによって読み取り不能
となったネガ情報が、前記識別シールに記録された識別
情報とリンクして記録されているため、前記識別シール
からピースネガの識別情報を読み取り、その識別情報を
もとに、当該読み取り不能となったネガ情報を知ること
ができ、前記識別シールの貼付による当該ネガ情報の喪
失を免れ、リオーダ処理において有効に利用することが
できるのである。また、前記識別シールの貼付箇所が予
め決められている場合は、前記予め記録されていた所定
のネガ情報は、当該貼付箇所に記録されているネガ情報
が相当する。以上の結果、リオーダ処理途中において搬
送エラー等でピースネガの配列順序が狂っても、その識
別シールの識別情報を読み取ることで、各ピースネガの
識別情報とリオーダ処理に必要なネガ情報が得られるの
で、ピースネガの再配置や、処理に係る情報の再構築等
を行わずとも、そのままピースネガ毎の処理を確実に行
うことができ、処理効率や処理品質の低下を未然に防止
できるのである。
【0017】上記各第二の特徴構成によれば、読み取っ
たネガ情報の全部または一部が記録されていた部分に前
記識別シールを貼付しても、前記識別シールによって読
み取り不能となったネガ情報が、前記識別シールに記録
されているため、前記識別シールからピースネガの識別
情報を読み取る際に、同時に当該読み取り不能となった
ネガ情報を知ることができ、前記識別シールの貼付によ
る当該ネガ情報の喪失を免れ、リオーダ処理において有
効に利用することができるのである。つまり、上記各第
一の特徴構成における前記ネガ情報と前記識別情報のリ
ンクが、本特徴構成において同じ識別シール内で形成さ
れていることを意味しており、結果的に前記各第一の特
徴構成と同じ作用効果を奏することになる。但し、本特
徴構成によれば、前記ネガ情報の記録及びその読み出し
が、前記識別情報の記録等と同時に且つ同じ媒体(識別
シール)に行えるため、別途前記ネガ情報専用の記録媒
体は不要となる。
【0018】上記した本発明に係るピースネガの識別シ
ールの特徴構成によれば、前記識別シールに記録されネ
ガ情報が記録されていたピースネガの画像領域以外の部
分に、前記識別シールを貼付することにより、前記ピー
スネガの識別情報と、前記識別シールの貼付により読み
取り不能となったネガ情報とがそのピースネガに物理的
に対応付けることができ、リオーダ処理途中において搬
送エラー等でピースネガの配列順序が狂っても、その識
別シールの識別情報とネガ情報を読み取ることで、各ピ
ースネガの識別情報とリオーダ処理に必要なネガ情報が
得られるので、ピースネガの再配置や、処理に係る情報
の再構築等を行わずとも、そのままピースネガ毎の処理
を確実に行うことができ、処理効率や処理品質の低下を
未然に防止できるのである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るピースネガの
識別情報入力装置(以下、本発明装置という。)、及
び、ピースネガの識別情報入力方法、並びに、ピースネ
ガに貼付する識別シールの一実施の形態を図面に基づい
て説明する。
【0020】先ず、本実施形態の前提として、DPE店
が顧客から写真のリプリント注文(リオーダ)を受ける
場合、図2に示すように、ピースネガ2を収納したネガ
シート1を受け取ると同時に、顧客名、受注時刻、焼き
増ししたいコマ位置と各焼き増し枚数、および、店コー
ドと受注番号等の情報を含む注文データをバーコードと
して印刷したオーダーシールを発行して、このオーダー
シールを、前記ネガシート1を収納するリオーダ袋に貼
付し、そのリオーダ袋を現像所に送付してリプリント処
理を依頼する。現像所では、受け取ったリオーダ袋に貼
付された前記オーダーシールから前記注文データをバー
コードリーダで読み取り、所定の記憶装置4(図1参
照)に記憶する。
【0021】図1に示すように、本発明装置の第一の実
施形態は、リプリント注文されたピースネガ2に対して
他のピースネガと相互に識別可能なID番号を付与し、
そのID番号をバーコード化して印刷した識別シール5
を発行する識別シール発行手段6と、前記ピースネガ2
のパーフォーレション領域3にフィルム製造時に光学的
に読み取り可能に記録された、メーカ名、DXコード、
ISO感度、コマ番号等のネガ情報を光学的に読み取る
ネガ情報読取手段7と、そのネガ情報を前記ピースネガ
の識別情報である前記ID番号とリンクさせて記録する
ネガ情報記録手段8とから構成されている。尚、前記識
別シール発行手段6は公知のバーコード発生器を応用し
て構成され、前記ネガ情報読取手段7も、通常のプリン
トプロセッサで用いられている公知手段で構成されてい
る。また、前記ネガ情報記録手段8は前記記憶装置4の
一部分に形成されており、各ピースネガ2毎のネガ情報
は、前記ID番号と一義的に関連付けられたアドレス領
域に記憶されている。従って、前記ID番号が特定され
れば、読み出しアドレスが一義的に特定され、そのID
番号に対応するピースネガ2のネガ情報を読み出すこと
ができるのである。また、前記注文データも前記ID番
号とリンクさせて前記記憶装置4に記憶されているた
め、前記ID番号が特定されれば、そのID番号に対応
するピースネガ2の焼き増ししたいコマ位置と各焼き増
し枚数等の情報を読み出すことができるのである。
【0022】次に、リプリント処理を依頼された現像所
が、各ピースネガ2をプリントプロセッサを用いてリプ
リント処理を実行する前に、本発明装置を使用してピー
スネガの識別情報を各ピースネガ2に入力する方法につ
いて説明する。
【0023】先ず、受け取ったリオーダ袋に貼付された
前記オーダーシールから前記注文データをバーコードリ
ーダで読み取る際に、前記ネガシート1に収納された各
ピースネガ2に受け付け順に発行する前記ID番号を付
与し、前記注文データをそのID番号とリンクさせて前
記記憶装置4に記憶する。そして、各ピースネガ2のネ
ガ情報を前記ID番号順に前記ネガ情報読取手段7で読
み取り、前記ネガ情報記録手段8の前記ID番号に対応
するアドレス領域に逐次記憶する。前記付与されたID
番号は前記識別シール発行手段6によってバーコードで
識別シール5に印刷され、前記各ピースネガ2の先頭の
画像コマの上側のパーフォーレション領域3の一部にこ
の識別シール5を貼付する。従って、識別シール5が貼
付された箇所のネガ情報は、リプリント処理中にプリン
トプロセッサに設けられたスキャナによって読み取るこ
とができない。尚、当該識別シールの貼付は手作業であ
っても、前記識別シール発行手段6にシール貼付機構を
設けて機械的に処理しても構わない。
【0024】次に、このように識別シール5を貼付した
前記各ピースネガ2をピースネガ供給装置100を装備
したプリントプロセッサを用いてリプリント処理につい
て説明する。
【0025】前記識別シール5を貼付した前記各ピース
ネガ2を、図3に示す前記ピースネガ供給装置100の
着脱マガジン方式のピースネガ収納部10に収納する。
例えば、図4に示すように、前記ピースネガ収納部10
の上面に形成された装入口から前記各ピースネガ2を同
じリオーダのピースネガを一纏まりとしてコマ番号の大
きい順序で次々に装入する。装入されると前記各ピース
ネガ2は、ピースネガ収納部10内の第1巻取芯体11
に巻き回される長尺テープ13同士の間に挟まれること
により、シーケンシャルに収納される。この結果、前記
各ピースネガ2を前記ピースネガ収納部10から取り出
す場合は、同じリオーダのものがコマ番号の小さいもの
から順番に取り出せる。前記ピースネガ収納部10に収
納された前記ピースネガ2の全てには前記識別シール5
が貼付されているため、リプリント処理の途中で一部の
ピースネガ2が脱落しても、その識別シール5を判読す
るID番号が分かり、そのID番号をもとに、リプリン
ト処理に必要な、注文データ及びネガ情報を前記記憶装
置4及び前記ネガ情報記録手段8から読み出せるため、
任意の処理順序でリプリント操作に復帰させることがで
きる。ここで用いているピースネガ収納部10は、例え
ば、特開昭56−42227号公報などに開示されてい
る公知のものである。もちろん、ピースネガ収納部10
としては、トレーに前記ピースネガ2を順次載置収納す
るようなトレーコンベヤ式のものや、ドラムの周壁面に
形成された多数のスリットに前記ピースネガ2を順次挿
入するドラムカセット式のものなど種々の収納形態を採
用することが可能である。
【0026】図5に示すように、前記ピースネガ供給装
置100を採用したプリントプロセッサは、主として、
収納している多数のピースネガ2を1枚づつ送り出す前
記ピースネガ供給装置100と、前記ピースネガ2のコ
マ画像を印画紙93に投影露光する露光部80と、露光
済の印画紙93を現像する現像処理部90と、各構成要
素の動作を制御するコントローラ70で構成されてい
る。尚、このプリントプロセッサは、同時プリントにお
けるプリント処理にも使用でき、その場合は多数の現像
処理後のネガフィルムをスプライステープにより更に長
尺化してリールに巻き取った長尺フィルムが前記ピース
ネガ供給装置100の代わりに用いられる。
【0027】前記コントローラ70には各種の制御指示
を入力するための操作卓71とスキャナー30にて読み
取ったピースネガ2の画像を表示するモニタ72とが接
続されている。焼付対象となるピースネガ2が、前記ピ
ースネガ供給装置100によって前記露光部80に送ら
れると、前記ピースネガ2の焼付対象コマの画像がスキ
ャナー30によって読み取られ、その画像情報は前記コ
ントローラ70に送られる。前記コントローラ70は、
得られた画像情報に基づいて、露光条件を決定する。そ
して、その決定した露光条件によって前記印画紙93に
投影露光した際に得られるであろうシミュレーション画
像が前記モニタ72に表示される。
【0028】前記露光部80には、露光用光源81、露
光用光路に黄、マゼンタ、シアンの各フィルタが出退す
ることにより露光用光源81からの照射光の色バランス
を調整する調光フィルタ82、調光フィルタ82にて色
バランスを調整した光を均一に混色するミラートンネル
83、焼付対象コマの画像を印画紙93上に結像する焼
付用レンズ84、シャッタ85、露光ポイントにピース
ネガ2を搬送する搬送ラインを形成しているオートネガ
マスク86が備えられている。前記オートネガマスク8
6には前述したスキャナー30のほか、ネガ搬送用の駆
動ローラ87やネガ検出センサー31も組み込まれてい
る。前記印画紙93は印画紙搬送用の駆動ローラ91に
よって印画紙マガジン92から引き出され、露光処理
後、現像処理部90に送り込まれる。露光処理において
は、前記コントローラ70が決定した露光条件に応じ
て、前記調光フィルタ82の各フィルタの位置、及び、
前記シャッタ85の開放時間つまり露光時間が制御され
る。前記プリントプロセッサの操作員は、前記モニタ7
2の表示を見て、適正な画像が得られていなければ、前
記操作卓71から決定した露光条件の修正指示を入力で
き、前記コントローラ70は、その修正指示に基づいて
露光条件を修正して最終的な露光条件を決定する。そし
てその決定した露光条件に基づいて、前記露光部80の
各部の作動を制御して、前記印画紙マガジン92から引
き出された前記印画紙93に前記ピースネガ2の焼付対
象コマの画像を投影露光する。
【0029】図3に示すように、前記ピースネガ供給装
置100は、前述した着脱マガジン方式の前記ピースネ
ガ収納部10と、前記ピースネガ収納部10から引き出
した前記ピースネガ2を前記オートネガマスク86まで
搬送するネガ搬送機構20を備えている。前記ネガ搬送
機構20は、前記ピースネガ収納部10側に配置された
第1搬送部20aと前記オートネガマスク86側に配置
された第2搬送部20bとに分割されており、両者の間
に前記ピースネガ2を一時的に搬送ラインから垂れ下が
った状態でストレージするループ部50が形成される。
【0030】前記ピースネガ供給装置100には、動作
制御のためコントローラ70と接続している種々のセン
サーが設けられているが、例えば、着脱式の前記ピース
ネガ収納部10の装着を確認する収納部検出センサー3
2、前記ピースネガ2を前記ピースネガ収納部10の出
口付近で検出する第1ネガ検出センサー33と、前記ル
ープ部50の手前で検出する第2ネガ検出センサー3
4、前記ループ部50でストレージされている前記ピー
スネガ2を検出するループセンサー35などが適所に取
り付けられている。
【0031】更に、前記第1搬送部20aの上方には、
前記ピースネガ2に貼付された前記識別シール5上のバ
ーコードを読み取るバーコードリーダ40が設けられて
いる。また、前記コントローラ70内には、実質的にプ
ログラムによって構築されたオーダー区切り認識手段7
0aが備えられており、前記コントローラ70に入力さ
れた前記第1ネガ検出センサー33からの信号及び前記
バーコードリーダ40が読み取った前記ID番号を処理
することによってそのオーダーの区切りが認識され、以
後の処理、例えば、仕上がりプリントの仕分け等に利用
される。更に、前記コントローラ70内には、同様に実
質的にプログラムによって構築された搬送状態評価手段
7bが備えられており、前記ピースネガ2のパーフォレ
ーションを検出するネガ搬送チェックセンサー36から
の信号により、前記ピースネガ2の搬送状態、例えば、
搬送詰まりの発生等をチェックする。
【0032】上述したように、前記ピースネガ2は、リ
オーダ単位に纏まってコマ番号の小さい順に、前記ピー
スネガ供給装置100から前記露光部80に搬出され
る。各ネガピースのリプリント処理に必要な前記注文デ
ータ及び前記ネガ情報は、前記記憶装置4及び前記ネガ
情報記録手段8の前記バーコードリーダ40が読み取っ
た前記ID番号に対応するアドレス領域から、前記コン
トローラ70によって読み出され、それらの情報に合わ
せて前記露光部80の各部材の動作が制御される。従っ
て、前記プリントプロセッサがリプリント処理中に逐一
前記ネガ情報を前記各ピースネガ2から光学的に読み取
る必要はないのである。
【0033】〔別実施形態〕 〈1〉本発明装置の第二の実施形態として、上記第一の
実施形態に対して、前記ネガ情報記録手段8を設ける代
わりに、前記識別シール発行手段6が、前記ネガ情報読
取手段7が読み取ったネガ情報の内、当該ピースネガ2
に関連するものと、前記ID番号とをバーコード化して
前記識別シール5に印刷するように構成するのも好まし
い実施の形態である。この場合、リプリント注文された
ピースネガ2の画像領域以外に予め記録されていたネガ
情報を前記ネガ情報読取手段7で読み取り、その読み取
ったネガ情報と前記ピースネガの識別情報である前記I
D番号とを記録した識別シール5を前記識別シール発行
手段6が発行し、前記ピースネガ2のパーフォーレショ
ン領域3の所定位置に前記識別シール5を貼付して、前
記各ピースネガ2に識別情報を入力する。また、前記プ
リントプロセッサ側では、前記コントローラ70が、前
記ID番号と前記ネガ情報の両方を前記識別シール5か
ら前記バーコードリーダ40を通して読み出すことがで
きるのである。ここで、前記識別シール5に使用するバ
ーコードは記憶容量の増加に伴い、1次元バーコードか
ら2次元コードに変更しても構わない。
【0034】〈2〉上記実施形態では、前記注文データ
は、現像所がリプリント処理依頼を受けた際に、リオー
ダ袋に貼付された前記オーダーシールから前記記憶装置
4に転送される形態であったが、顧客からリプリント注
文を受けたDPE店において、前記ピースネガ2に類似
した形状のオーダーピース(未露光ネガフィルムまたは
全露光ネガフィルムをカットしたものでも可。)に前記
オーダーシールを貼付し、そのオーダーピースを前記ピ
ースネガ2とともに前記ピースネガ収納部10に収納す
るようにしても構わない。この場合、前記オーダーピー
スの装入順序は同じリオーダの前記ピースネガ2の最後
に装入することで、前記各ピースネガ2と前記オーダー
ピースを前記ピースネガ収納部10から取り出す場合
に、前記オーダーピースが同じリオーダの前記各ピース
ネガ2に先行して取り出せるため、前記ピースネガ供給
装置100内に、前記オーダーシールに記録されたバー
コードを読み取るためのバーコードリーダを別途設ける
ことにより、前記プリントプロセッサ側では、前記コン
トローラ70がそのバーコードリーダで前記注文データ
をリオーダ毎に読み取ることができる。この結果、多量
のリプリント注文に対する注文データの全てを前記記憶
装置4に記憶しておく必要が無く、処理中の注文データ
のみを一時的に記憶すればよいことから、前記記憶装置
4を小容量のもので済ますことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピースネガの識別情報入力装置の
一実施形態を示すブロック構成図
【図2】ネガシートに収納されたピースネガを示す平面
【図3】ピースネガ供給装置の模式図
【図4】ピースネガの収納操作を示す説明図
【図5】ピースネガ供給装置を採用したプリントプロセ
ッサーのブロック図
【符号の説明】
1 ネガシート 2 ピースネガ 3 パーフォーレション領域 4 記憶装置 5 識別シール 6 識別シール発行手段 7 ネガ情報読取手段 8 ネガ情報記録手段 10 ピースネガ収納部 20 ネガ搬送機構 40 バーコードリーダ 70 コントローラ 70a オーダー区切り認識手段 80 露光部 100 ピースネガ供給装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リオーダされたピースネガの画像領域以
    外に予め記録されていた所定のネガ情報を読み取るネガ
    情報読取手段と、その読み取ったネガ情報を前記ピース
    ネガの識別情報とリンクさせて記録するネガ情報記録手
    段と、前記ピースネガの識別情報を記録した識別シール
    を発行する識別シール発行手段とを備えてなるピースネ
    ガの識別情報入力装置。
  2. 【請求項2】 リオーダされたピースネガの画像領域以
    外に予め記録されていた所定のネガ情報を読み取るネガ
    情報読取手段と、その読み取ったネガ情報と前記ピース
    ネガの識別情報とを記録した前記識別シールを発行する
    識別シール発行手段とを備えてなるピースネガの識別情
    報入力装置。
  3. 【請求項3】 リオーダされたピースネガの画像領域以
    外に予め記録されていた所定のネガ情報を読み取り、そ
    の読み取ったネガ情報と前記ピースネガの識別情報とリ
    ンクさせて記録し、前記識別情報を記録した識別シール
    を発行し、前記ピースネガの所定位置に前記識別シール
    を貼付することを特徴とするピースネガの識別情報入力
    方法。
  4. 【請求項4】 リオーダされたピースネガの画像領域以
    外に予め記録されていた所定のネガ情報を読み取り、そ
    の読み取ったネガ情報と前記ピースネガの識別情報とを
    記録した識別シールを発行し、前記ピースネガの所定位
    置に前記識別シールを貼付することを特徴とするピース
    ネガの識別情報入力方法。
  5. 【請求項5】 リオーダされたピースネガの画像領域以
    外に予め記録されていた所定のネガ情報と、前記ピース
    ネガの識別情報とを記録したピースネガの識別シール。
JP10309759A 1998-10-30 1998-10-30 ピースネガの識別情報入力装置及び方法並びに識別シール Withdrawn JP2000137299A (ja)

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