JPH1135899A - 両面粘着テープ巻重体 - Google Patents
両面粘着テープ巻重体Info
- Publication number
- JPH1135899A JPH1135899A JP19113497A JP19113497A JPH1135899A JP H1135899 A JPH1135899 A JP H1135899A JP 19113497 A JP19113497 A JP 19113497A JP 19113497 A JP19113497 A JP 19113497A JP H1135899 A JPH1135899 A JP H1135899A
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- JP
- Japan
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- tacky agent
- tacky
- sensitive adhesive
- pressure
- urethane
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 剥離紙を使用せずにロール状の巻重体とした
ものを容易に展開することができ、巻重体の状態で長期
間保存しても粘着力が低下しない両面粘着テープ巻重体
を提供する。 【解決手段】 基材の両面に粘着剤層が設けられてなる
両面粘着テープにおいて、少なくとも一方の粘着剤が6
0重量%以上のゲル分率を有するウレタン系粘着剤であ
り、ロール状の巻重体となされている。
ものを容易に展開することができ、巻重体の状態で長期
間保存しても粘着力が低下しない両面粘着テープ巻重体
を提供する。 【解決手段】 基材の両面に粘着剤層が設けられてなる
両面粘着テープにおいて、少なくとも一方の粘着剤が6
0重量%以上のゲル分率を有するウレタン系粘着剤であ
り、ロール状の巻重体となされている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウレタン系粘着剤
を用いて剥離紙を必要としない両面粘着テープ巻重体に
関する。
を用いて剥離紙を必要としない両面粘着テープ巻重体に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護を目的として産業廃棄物
や一般廃棄物の削減に各産業分野で検討が進められてい
る。両面粘着テープは各種部材の接着固定用として、作
業能率や仕上げの外観などの面から接着剤やビス止めよ
りも優れているので、あらゆる分野で使用されている。
しかしながら、両面粘着テープは剥離紙が積層されてお
り、多量に使用する工場や現場ではその処理が問題にな
ってきている。
や一般廃棄物の削減に各産業分野で検討が進められてい
る。両面粘着テープは各種部材の接着固定用として、作
業能率や仕上げの外観などの面から接着剤やビス止めよ
りも優れているので、あらゆる分野で使用されている。
しかしながら、両面粘着テープは剥離紙が積層されてお
り、多量に使用する工場や現場ではその処理が問題にな
ってきている。
【0003】剥離紙を用いない両面粘着テープとして
は、特開平5−70745号公報に記載されているよう
な、基材の両面に設けられる粘着剤層のいずれか一方に
シリコーン系ポリマーを配合することにより巻重体から
の展開ができるようにしたものが知られている。
は、特開平5−70745号公報に記載されているよう
な、基材の両面に設けられる粘着剤層のいずれか一方に
シリコーン系ポリマーを配合することにより巻重体から
の展開ができるようにしたものが知られている。
【0004】上記公報に記載のシリコーン系ポリマーを
配合する方法は、粘着剤の種類や特性によりシリコーン
系ポリマーの配合量を変更しなければならないという設
計や製造上の煩雑さがあったり、シリコーン系ポリマー
が含有する低分子量物が粘着剤層表面へブリードするこ
とによる品質の変動や、長期間保存後の粘着力低下など
の問題がある。
配合する方法は、粘着剤の種類や特性によりシリコーン
系ポリマーの配合量を変更しなければならないという設
計や製造上の煩雑さがあったり、シリコーン系ポリマー
が含有する低分子量物が粘着剤層表面へブリードするこ
とによる品質の変動や、長期間保存後の粘着力低下など
の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解消し、剥離紙を使用せずにロール状の巻重体とした
ものを容易に展開することができ、巻重体の状態で長期
間保存しても粘着力が低下しない両面粘着テープ巻重体
を提供することを目的とする。
を解消し、剥離紙を使用せずにロール状の巻重体とした
ものを容易に展開することができ、巻重体の状態で長期
間保存しても粘着力が低下しない両面粘着テープ巻重体
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の両面粘着テープ
巻重体は、基材の両面に粘着剤層が設けられてなる両面
粘着テープにおいて、少なくとも一方の粘着剤が60重
量%以上のゲル分率を有するウレタン系粘着剤であり、
ロール状の巻重体となされていることを特徴とするもの
である。
巻重体は、基材の両面に粘着剤層が設けられてなる両面
粘着テープにおいて、少なくとも一方の粘着剤が60重
量%以上のゲル分率を有するウレタン系粘着剤であり、
ロール状の巻重体となされていることを特徴とするもの
である。
【0007】本発明で使用する基材としては従来から両
面粘着テープの基材として使用されているものでよく、
例えば、レーヨンや麻などの繊維からなる不織布、和
紙、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリエステル等の
合成樹脂フィルム、ウレタンやポリエチレン等の発泡体
などが挙げられる。
面粘着テープの基材として使用されているものでよく、
例えば、レーヨンや麻などの繊維からなる不織布、和
紙、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリエステル等の
合成樹脂フィルム、ウレタンやポリエチレン等の発泡体
などが挙げられる。
【0008】基材の両面に設けられる粘着剤層の少なく
とも一方を60重量%以上のゲル分率を有するウレタン
系粘着剤とすることにより、他方の粘着剤がウレタン系
以外のものであっても両面の粘着剤層が巻重体とした際
に重なっても容易に分離して粘着テープが展開できる。
とも一方を60重量%以上のゲル分率を有するウレタン
系粘着剤とすることにより、他方の粘着剤がウレタン系
以外のものであっても両面の粘着剤層が巻重体とした際
に重なっても容易に分離して粘着テープが展開できる。
【0009】上記ウレタン系粘着剤のゲル分率は、低く
なると凝集力が低下し、ウレタン系粘着剤層の層間で破
壊することがあるため60重量%以上であり、好ましく
は70重量%以上である。
なると凝集力が低下し、ウレタン系粘着剤層の層間で破
壊することがあるため60重量%以上であり、好ましく
は70重量%以上である。
【0010】ウレタン系粘着剤以外の粘着剤としては、
従来から公知のものが使用できる。例えば、天然ゴム、
スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴムなどのゴム
系粘着剤、ポリアクリル酸エステル共重合体、ポリメタ
クリル酸エステル共重合体等のアクリル系粘着剤が挙げ
られる。
従来から公知のものが使用できる。例えば、天然ゴム、
スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴムなどのゴム
系粘着剤、ポリアクリル酸エステル共重合体、ポリメタ
クリル酸エステル共重合体等のアクリル系粘着剤が挙げ
られる。
【0011】(作用)ゲル分率が60重量%以上である
ウレタン系粘着剤は、他の粘着剤に比べて弾性率が高
く、粘着剤層の厚み方向への強度も高い。そのため他方
の粘着剤層と接触しても両者を剥がす際に粘着剤層が破
壊せず、容易に界面で分離する。従って、この両面粘着
テープ巻重体を粘着剤層同士の界面で剥離しながら展開
することができる。
ウレタン系粘着剤は、他の粘着剤に比べて弾性率が高
く、粘着剤層の厚み方向への強度も高い。そのため他方
の粘着剤層と接触しても両者を剥がす際に粘着剤層が破
壊せず、容易に界面で分離する。従って、この両面粘着
テープ巻重体を粘着剤層同士の界面で剥離しながら展開
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を説明す
る。
る。
【実施例】粘着剤として表1に示す配合のものを用い
た。
た。
【0013】
【表1】 ※1,※2:武田薬品社製,商品名 ※3:綜研化学社製,商品名 ※4:日本ポリウレタン社製,商品名 ※5:東洋インキ製造社製,商品名
【0014】表1の配合物をポリエステルフィルム基材
(ダイヤホイルヘキスト社製,商品名「PET#2
5」)の両面に、表2に示す組合せでそれぞれ乾燥後の
厚みが20μmとなるように塗布し、乾燥した後ロール
状に巻き取った。上記実施例1〜3及び比較例1、2の
両面粘着テープ巻重体の展開性と、3ケ月経過後の粘着
力を評価した。その結果を表2に示す。
(ダイヤホイルヘキスト社製,商品名「PET#2
5」)の両面に、表2に示す組合せでそれぞれ乾燥後の
厚みが20μmとなるように塗布し、乾燥した後ロール
状に巻き取った。上記実施例1〜3及び比較例1、2の
両面粘着テープ巻重体の展開性と、3ケ月経過後の粘着
力を評価した。その結果を表2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】
【発明の効果】本発明の両面粘着テープ巻重体は以上の
通りであり、ウレタン系粘着剤と他方の粘着剤層とが接
触しても両者を剥がす際に粘着剤層が破壊せず、容易に
界面で分離するので、剥離紙を使用せずにロール状の巻
重体としたものを容易に展開することができ、また、巻
重体の状態で長期間保存しても粘着力が低下しない。
通りであり、ウレタン系粘着剤と他方の粘着剤層とが接
触しても両者を剥がす際に粘着剤層が破壊せず、容易に
界面で分離するので、剥離紙を使用せずにロール状の巻
重体としたものを容易に展開することができ、また、巻
重体の状態で長期間保存しても粘着力が低下しない。
Claims (1)
- 【請求項1】 基材の両面に粘着剤層が設けられてなる
両面粘着テープにおいて、少なくとも一方の粘着剤が6
0重量%以上のゲル分率を有するウレタン系粘着剤であ
り、ロール状の巻重体となされていることを特徴とする
両面粘着テープ巻重体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19113497A JPH1135899A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 両面粘着テープ巻重体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19113497A JPH1135899A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 両面粘着テープ巻重体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1135899A true JPH1135899A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16269455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19113497A Withdrawn JPH1135899A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 両面粘着テープ巻重体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1135899A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7931958B2 (en) | 2006-08-07 | 2011-04-26 | Toray Industries, Inc. | Prepreg and carbon fiber reinforced composite materials |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP19113497A patent/JPH1135899A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7931958B2 (en) | 2006-08-07 | 2011-04-26 | Toray Industries, Inc. | Prepreg and carbon fiber reinforced composite materials |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040217 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20050704 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |