JP2001302965A - 下塗り剤及び粘着テープ - Google Patents
下塗り剤及び粘着テープInfo
- Publication number
- JP2001302965A JP2001302965A JP2000120722A JP2000120722A JP2001302965A JP 2001302965 A JP2001302965 A JP 2001302965A JP 2000120722 A JP2000120722 A JP 2000120722A JP 2000120722 A JP2000120722 A JP 2000120722A JP 2001302965 A JP2001302965 A JP 2001302965A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solvent
- undercoatings
- substrate
- undercoating
- undercoating agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】溶剤系の下塗り剤は、その塗工時、特に巻出時
や基材のロール接触時には、基材の静電気によって溶剤
が発火し、火災の原因になった。作業者が粘着テープ製
造時において揮発される溶剤を吸引したり皮膚から吸収
したりすると、溶剤が脂肪を溶かす性質を持っているた
め、溶剤が人体に内臓障害や精神障害を引き起こすとい
う原因になった。下塗り剤を溶剤系から水系に転換する
ことが考えられるが、単に水系の下塗り剤を用いた場合
には下塗り剤が基材及び／又は粘着剤と密着しないとい
う課題があった。 【解決手段】ＰＶＣ又はＥＥＡを主材とするフイルム基
材に積層される下塗り剤において、下塗り剤が、ＭＭＡ
グラフト化天然ゴム１００重量部（ｄｒｙ換算）と、Ｎ
ＢＲ２５〜４００重量部（ｄｒｙ換算）を有する。
や基材のロール接触時には、基材の静電気によって溶剤
が発火し、火災の原因になった。作業者が粘着テープ製
造時において揮発される溶剤を吸引したり皮膚から吸収
したりすると、溶剤が脂肪を溶かす性質を持っているた
め、溶剤が人体に内臓障害や精神障害を引き起こすとい
う原因になった。下塗り剤を溶剤系から水系に転換する
ことが考えられるが、単に水系の下塗り剤を用いた場合
には下塗り剤が基材及び／又は粘着剤と密着しないとい
う課題があった。 【解決手段】ＰＶＣ又はＥＥＡを主材とするフイルム基
材に積層される下塗り剤において、下塗り剤が、ＭＭＡ
グラフト化天然ゴム１００重量部（ｄｒｙ換算）と、Ｎ
ＢＲ２５〜４００重量部（ｄｒｙ換算）を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器や自動車
等で使用される電線を巻き付ける電気絶縁用粘着テープ
の基材に粘着剤を積層する前に積層される下塗り剤及び
この下塗り剤を使用した粘着テープに係り、特に、該基
材を軟質ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）又はＥＥＡ（エチレ
ンエチルアクリレート）とした際の下塗り剤及びこの下
塗り剤を使用した粘着テープに関する。
等で使用される電線を巻き付ける電気絶縁用粘着テープ
の基材に粘着剤を積層する前に積層される下塗り剤及び
この下塗り剤を使用した粘着テープに係り、特に、該基
材を軟質ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）又はＥＥＡ（エチレ
ンエチルアクリレート）とした際の下塗り剤及びこの下
塗り剤を使用した粘着テープに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＰＶＣやＥＥＡのシート状の基材
に積層される下塗り剤は、ＭＭＡグラフト化天然ゴム
（天然ゴムにＭＭＡ（メチルメタアクリレート）をグラ
フト化したもの）が用いられ、その基材に塗工される際
には該下塗り剤が溶剤（トルエン、ＭＥＫ（メチルエチ
ルケトン）、酢酸エチル等）で希釈されてから行われ
る。すなわち、該下塗り剤としては、溶剤で希釈される
溶剤系のものが従来用いられている。
に積層される下塗り剤は、ＭＭＡグラフト化天然ゴム
（天然ゴムにＭＭＡ（メチルメタアクリレート）をグラ
フト化したもの）が用いられ、その基材に塗工される際
には該下塗り剤が溶剤（トルエン、ＭＥＫ（メチルエチ
ルケトン）、酢酸エチル等）で希釈されてから行われ
る。すなわち、該下塗り剤としては、溶剤で希釈される
溶剤系のものが従来用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、該溶剤系で
は、下塗り剤塗工時、特に巻出時や基材のロール接触時
には、該基材の静電気によって該溶剤が発火し、火災の
原因になるという課題があった。また、作業者が粘着テ
ープ製造時において揮発される溶剤を吸引したり皮膚か
ら吸収したりすると、溶剤が脂肪を溶かす性質を持って
いるため、溶剤系下塗り剤を用いることは人体に内臓障
害や精神障害を引き起こすという原因であった。
は、下塗り剤塗工時、特に巻出時や基材のロール接触時
には、該基材の静電気によって該溶剤が発火し、火災の
原因になるという課題があった。また、作業者が粘着テ
ープ製造時において揮発される溶剤を吸引したり皮膚か
ら吸収したりすると、溶剤が脂肪を溶かす性質を持って
いるため、溶剤系下塗り剤を用いることは人体に内臓障
害や精神障害を引き起こすという原因であった。
【０００４】そこで、下塗り剤において、溶剤系の下塗
り剤から水系の下塗り剤に転換することが考えられる。
しかしながら、単に水系の下塗り剤を用いた場合には下
塗り剤が基材及び／又は粘着剤と密着しないという課題
があった。
り剤から水系の下塗り剤に転換することが考えられる。
しかしながら、単に水系の下塗り剤を用いた場合には下
塗り剤が基材及び／又は粘着剤と密着しないという課題
があった。
【０００５】したがって、本発明の目的は、従来の溶剤
系下塗り剤が有する密着性及び耐水性をそなえつつ安全
性や衛生性が高い水系の下塗り剤及びこの下塗り剤を用
いた粘着テープを提供することにある。
系下塗り剤が有する密着性及び耐水性をそなえつつ安全
性や衛生性が高い水系の下塗り剤及びこの下塗り剤を用
いた粘着テープを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
る下塗り剤は、ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）又はＥＥＡ
（エチレンエチルアクリレート）を主材とするフイルム
基材に積層される下塗り剤において、該下塗り剤が、Ｍ
ＭＡ（メチルメタアクリレート）グラフト化天然ゴム１
００重量部（ｄｒｙ換算）と、ＮＢＲ（アクリロニトリ
ルブタジエンラバー）２５〜４００重量部（ｄｒｙ換
算）を有することを特徴とするものである。
る下塗り剤は、ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）又はＥＥＡ
（エチレンエチルアクリレート）を主材とするフイルム
基材に積層される下塗り剤において、該下塗り剤が、Ｍ
ＭＡ（メチルメタアクリレート）グラフト化天然ゴム１
００重量部（ｄｒｙ換算）と、ＮＢＲ（アクリロニトリ
ルブタジエンラバー）２５〜４００重量部（ｄｒｙ換
算）を有することを特徴とするものである。
【０００７】また、他の発明にあっては、ＰＶＣ（ポリ
塩化ビニル）又はＥＥＡ（エチレンエチルアクリレー
ト）フイルム基材と、該フイルム基材の片面又は両面に
積層した粘着剤層と、該フイルム基材と該粘着剤層の間
に積層された上記下塗り剤を介装したことを特徴とする
粘着テープである。
塩化ビニル）又はＥＥＡ（エチレンエチルアクリレー
ト）フイルム基材と、該フイルム基材の片面又は両面に
積層した粘着剤層と、該フイルム基材と該粘着剤層の間
に積層された上記下塗り剤を介装したことを特徴とする
粘着テープである。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明において、下塗り剤として
ＮＢＲ（アクリロニトリルブタジエンラバー）を配合す
るのは、水に希釈させても均一に分散すると共に下塗り
剤とＰＶＣ製基材やＥＥＡ製基材との密着性があるため
であり、さらには軟質ＰＶＣ基材中に含まれる可塑剤の
移行を防止させるためでもある。該ＮＢＲの配合比は、
あまりにも多く配合すると粘着剤との密着性が低下し、
あまりにも少ないと基材との密着性が低下してしまうた
め、ＭＭＡ（メチルメタアクリレート）グラフト化天然
ゴム１００重量部に対し、２５〜４００重量部（ｄｒｙ
換算）がよく、好ましくは３０〜３００重量部（ｄｒｙ
換算）が良い。
ＮＢＲ（アクリロニトリルブタジエンラバー）を配合す
るのは、水に希釈させても均一に分散すると共に下塗り
剤とＰＶＣ製基材やＥＥＡ製基材との密着性があるため
であり、さらには軟質ＰＶＣ基材中に含まれる可塑剤の
移行を防止させるためでもある。該ＮＢＲの配合比は、
あまりにも多く配合すると粘着剤との密着性が低下し、
あまりにも少ないと基材との密着性が低下してしまうた
め、ＭＭＡ（メチルメタアクリレート）グラフト化天然
ゴム１００重量部に対し、２５〜４００重量部（ｄｒｙ
換算）がよく、好ましくは３０〜３００重量部（ｄｒｙ
換算）が良い。
【０００９】該ＮＢＲとしては、従来公知のＮＢＲを適
宜選択して採用でき、低ニトリルタイプ（ニトリル含有
量２４％以下）、中ニトリルタイプ（ニトリル含有量２
５〜３０％）、中高ニトリルタイプ（ニトリル含有量３
１〜３５％）、高ニトリルタイプ（ニトリル含有量３６
〜４２％）、極高ニトリルタイプ（ニトリル含有量４３
％以上）等がある。
宜選択して採用でき、低ニトリルタイプ（ニトリル含有
量２４％以下）、中ニトリルタイプ（ニトリル含有量２
５〜３０％）、中高ニトリルタイプ（ニトリル含有量３
１〜３５％）、高ニトリルタイプ（ニトリル含有量３６
〜４２％）、極高ニトリルタイプ（ニトリル含有量４３
％以上）等がある。
【００１０】本発明において、下塗り剤としてＭＭＡグ
ラフト化天然ゴムを配合するのは、下塗り剤と粘着剤と
の密着性を維持するためである。該ＭＭＡグラフト化天
然ゴムとしては、従来公知のＭＭＡグラフト化天然ゴム
を適宜選択して採用でき、ＭＧ−２３（ＭＭＡ含有量２
３％）、ＭＧ−３０（ＭＭＡ含有量３０％）、ＭＧ−４
０（ＭＭＡ含有量４０％）、ＭＧ−４９（ＭＭＡ含有量
４９％）、ＭＧ−５０（ＭＭＡ含有量５０％）等があ
る。
ラフト化天然ゴムを配合するのは、下塗り剤と粘着剤と
の密着性を維持するためである。該ＭＭＡグラフト化天
然ゴムとしては、従来公知のＭＭＡグラフト化天然ゴム
を適宜選択して採用でき、ＭＧ−２３（ＭＭＡ含有量２
３％）、ＭＧ−３０（ＭＭＡ含有量３０％）、ＭＧ−４
０（ＭＭＡ含有量４０％）、ＭＧ−４９（ＭＭＡ含有量
４９％）、ＭＧ−５０（ＭＭＡ含有量５０％）等があ
る。
【００１１】上記下塗り剤を塗工する際の濃度は、塗工
性及び塗工量の関係上、５〜２０％が適当である。
性及び塗工量の関係上、５〜２０％が適当である。
【００１２】該下塗り剤は、必要に応じて湿潤剤を添加
することもできる。該湿潤剤としては、陰イオン性界面
活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性
剤、両性界面活性剤等がある。添加量（ｄｒｙ換算）と
しては主剤１００重量部に対して２〜１５重量部が好ま
しい。
することもできる。該湿潤剤としては、陰イオン性界面
活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性
剤、両性界面活性剤等がある。添加量（ｄｒｙ換算）と
しては主剤１００重量部に対して２〜１５重量部が好ま
しい。
【００１３】本発明にかかる下塗り剤は、粘着テープに
用いられる際、ＰＶＣ系又はＥＥＡ系のフイルム基材の
片面又は両面に積層される。この下塗り剤の上に粘着剤
が積層されることにより、粘着テープが完成する。該粘
着剤としては、一般に用いられている粘着剤を適宜使用
することができ、例えばゴム系粘着剤、アクリル系粘着
剤等がある。粘着剤の厚みは５〜４０μｍが適当であ
る。
用いられる際、ＰＶＣ系又はＥＥＡ系のフイルム基材の
片面又は両面に積層される。この下塗り剤の上に粘着剤
が積層されることにより、粘着テープが完成する。該粘
着剤としては、一般に用いられている粘着剤を適宜使用
することができ、例えばゴム系粘着剤、アクリル系粘着
剤等がある。粘着剤の厚みは５〜４０μｍが適当であ
る。
【００１４】粘着テープの製造工程について説明する。
基材の片面に上記配合の下塗り剤を水で希釈して分散さ
せてから塗工し乾燥させる。乾燥させた下塗り剤の上に
粘着剤を塗工して乾燥させてから巻き取ることにより粘
着テープが完成する。完成した粘着テープを巻き取る
際、必要に応じ基材の背面に剥離剤を積層したり粘着剤
に剥離シートを積層する場合がある。該粘着テープ粘着
剤を基材の両面に塗工する場合には、下塗り剤と粘着剤
の塗工工程をその背面にも行えばよい。
基材の片面に上記配合の下塗り剤を水で希釈して分散さ
せてから塗工し乾燥させる。乾燥させた下塗り剤の上に
粘着剤を塗工して乾燥させてから巻き取ることにより粘
着テープが完成する。完成した粘着テープを巻き取る
際、必要に応じ基材の背面に剥離剤を積層したり粘着剤
に剥離シートを積層する場合がある。該粘着テープ粘着
剤を基材の両面に塗工する場合には、下塗り剤と粘着剤
の塗工工程をその背面にも行えばよい。
【００１５】
【実施例】以下、本発明にかかる実施例について、表１
を参照しつつ比較例と対比しながら、より詳細に説明す
る。
を参照しつつ比較例と対比しながら、より詳細に説明す
る。
【００１６】
【表１】
【００１７】実施例１について説明する。本実施例にお
ける粘着テープは、基材に軟質ＰＶＣ（ポリ塩化ビニ
ル）を使用し、下塗り剤としてはＭＭＡ（メチルメタア
クリレート）グラフト化天然ゴム１００重量部（ｄｒｙ
換算）、ＮＢＲ（アクリロニトリルブタジエンラバー）
３３重量部（ｄｒｙ換算）配合されたもの使用し、粘着
剤として天然ゴム系粘着剤を厚さ２５μｍで塗布したも
のである。なお、以下に説明する他の実施例及び比較例
は、特段の説明をしない限り、本実施例と同様のもので
ある。
ける粘着テープは、基材に軟質ＰＶＣ（ポリ塩化ビニ
ル）を使用し、下塗り剤としてはＭＭＡ（メチルメタア
クリレート）グラフト化天然ゴム１００重量部（ｄｒｙ
換算）、ＮＢＲ（アクリロニトリルブタジエンラバー）
３３重量部（ｄｒｙ換算）配合されたもの使用し、粘着
剤として天然ゴム系粘着剤を厚さ２５μｍで塗布したも
のである。なお、以下に説明する他の実施例及び比較例
は、特段の説明をしない限り、本実施例と同様のもので
ある。
【００１８】表１の「下塗り剤・基材密着性」は、基材
に塗工した下塗り剤表面をプラスチック製消しゴム（ト
ンボ鉛筆社製ＰＥ−０１Ａ）でこすり（押圧５ｋｇ／ｃ
ｍ2、移動速度１５ｍ／分）、脱落するまでの回数をみ
たものであり、２回行っても脱落しないことが必要であ
る。なお、表１において、「＞１０」は１０回行っても
脱落しなかったことを表す。
に塗工した下塗り剤表面をプラスチック製消しゴム（ト
ンボ鉛筆社製ＰＥ−０１Ａ）でこすり（押圧５ｋｇ／ｃ
ｍ2、移動速度１５ｍ／分）、脱落するまでの回数をみ
たものであり、２回行っても脱落しないことが必要であ
る。なお、表１において、「＞１０」は１０回行っても
脱落しなかったことを表す。
【００１９】表１の「下塗り剤・粘着剤密着性／水浸漬
前」は、２枚の粘着テープの粘着面同士を貼り合わせて
から剥がし、粘着剤が脱落するまでの回数をみたもので
あり、２回行っても脱落しないことが必要である。
前」は、２枚の粘着テープの粘着面同士を貼り合わせて
から剥がし、粘着剤が脱落するまでの回数をみたもので
あり、２回行っても脱落しないことが必要である。
【００２０】表１の「基材・粘着剤密着性／水浸漬後」
は、粘着剤表面を露出させた粘着テープを２日間水に浸
けた後、粘着剤表面に付着した水を拭き取ってから３０
秒後に該粘着剤表面同士を貼り合わせてから剥がし、粘
着剤が脱落するまでの回数をみるものであり、２回行っ
ても脱落しないことが必要である。
は、粘着剤表面を露出させた粘着テープを２日間水に浸
けた後、粘着剤表面に付着した水を拭き取ってから３０
秒後に該粘着剤表面同士を貼り合わせてから剥がし、粘
着剤が脱落するまでの回数をみるものであり、２回行っ
ても脱落しないことが必要である。
【００２１】ＮＢＲの配合比を変化させた表１の比較例
１、実施例１、実施例２、実施例３及び比較例２（ＮＢ
Ｒの配合比１１、３３、１００、３００及び９００重量
部）を比べると、ＮＢＲが少すぎる比較例１は粘着剤と
の密着性は良くなるものの、基材との密着性が悪くなっ
た。逆に、ＮＢＲが多すぎる比較例２は基材との密着性
は良くなるものの、粘着剤との密着性が悪くなった。
１、実施例１、実施例２、実施例３及び比較例２（ＮＢ
Ｒの配合比１１、３３、１００、３００及び９００重量
部）を比べると、ＮＢＲが少すぎる比較例１は粘着剤と
の密着性は良くなるものの、基材との密着性が悪くなっ
た。逆に、ＮＢＲが多すぎる比較例２は基材との密着性
は良くなるものの、粘着剤との密着性が悪くなった。
【００２２】
【発明の効果】本発明は、ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）又
はＥＥＡ（エチレンエチルアクリレート）を主材とする
フイルム基材に積層される下塗り剤において、該下塗り
剤が、ＭＭＡ（メチルメタアクリレート）グラフト化天
然ゴム１００重量部（ｄｒｙ換算）と、ＮＢＲ（アクリ
ロニトリルブタジエンラバー）２５〜４００重量部（ｄ
ｒｙ換算）を有することを特徴とし、これにより従来の
溶剤系下塗り剤が有する密着性及び耐水性をそなえつつ
安全性や衛生性が高いものである。
はＥＥＡ（エチレンエチルアクリレート）を主材とする
フイルム基材に積層される下塗り剤において、該下塗り
剤が、ＭＭＡ（メチルメタアクリレート）グラフト化天
然ゴム１００重量部（ｄｒｙ換算）と、ＮＢＲ（アクリ
ロニトリルブタジエンラバー）２５〜４００重量部（ｄ
ｒｙ換算）を有することを特徴とし、これにより従来の
溶剤系下塗り剤が有する密着性及び耐水性をそなえつつ
安全性や衛生性が高いものである。
【００２３】また、他の発明は、ＰＶＣ又はＥＥＡフイ
ルム基材と、該フイルム基材の片面又は両面に積層した
粘着剤層と、該フイルム基材と該粘着剤層の間に積層さ
れた上記下塗り剤を介装した粘着テープであって、これ
により従来の溶剤系下塗り剤が有する密着性及び耐水性
をそなえつつ製造時の安全性や衛生性が高いものであ
る。
ルム基材と、該フイルム基材の片面又は両面に積層した
粘着剤層と、該フイルム基材と該粘着剤層の間に積層さ
れた上記下塗り剤を介装した粘着テープであって、これ
により従来の溶剤系下塗り剤が有する密着性及び耐水性
をそなえつつ製造時の安全性や衛生性が高いものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4J004 AA05 AB01 CA04 CA05 CB03 CC02 EA06 FA05 4J038 CA071 CA072 CP011 CP012 LA03 MA06 MA09 NA12 NA21 PA07 PB07 PB09 PC08
Claims (2)
- 【請求項１】 ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）又はＥＥＡ
（エチレンエチルアクリレート）を主材とするフイルム
基材に積層される下塗り剤において、該下塗り剤が、Ｍ
ＭＡ（メチルメタアクリレート）グラフト化天然ゴム１
００重量部（ｄｒｙ換算）と、ＮＢＲ（アクリロニトリ
ルブタジエンラバー）２５〜４００重量部（ｄｒｙ換
算）を有することを特徴とする下塗り剤。 - 【請求項２】 ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）又はＥＥＡ
（エチレンエチルアクリレート）フイルム基材と、該フ
イルム基材の片面又は両面に積層した粘着剤層と、該フ
イルム基材と該粘着剤層の間に積層された請求項１記載
の下塗り剤を介装したことを特徴とする粘着テープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000120722A JP2001302965A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 下塗り剤及び粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000120722A JP2001302965A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 下塗り剤及び粘着テープ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001302965A true JP2001302965A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18631483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000120722A Pending JP2001302965A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 下塗り剤及び粘着テープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001302965A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006002102A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-05 | Denki Kagaku Kogyo Kk | エマルジョン型粘着剤及び粘着テープ |
| WO2012165449A1 (ja) | 2011-05-31 | 2012-12-06 | 電気化学工業株式会社 | プライマー組成物及び粘着テープ |
| CN109627502A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-04-16 | 中国热带农业科学院农产品加工研究所 | 一种天甲橡胶和天然橡胶复合材料及其制备方法 |
| WO2020071194A1 (ja) * | 2018-10-01 | 2020-04-09 | デンカ株式会社 | 粘着性シート |
| CN112662322A (zh) * | 2020-12-17 | 2021-04-16 | 四川大学 | 利用溶剂促进胶带或粘接剂在水下进行粘接的方法 |
-
2000
- 2000-04-21 JP JP2000120722A patent/JP2001302965A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006002102A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-05 | Denki Kagaku Kogyo Kk | エマルジョン型粘着剤及び粘着テープ |
| JP4643181B2 (ja) * | 2004-06-21 | 2011-03-02 | 電気化学工業株式会社 | エマルジョン型粘着剤及び粘着テープ |
| KR101982886B1 (ko) | 2011-05-31 | 2019-05-27 | 덴카 주식회사 | 프라이머 조성물 및 점착 테이프 |
| US10435592B2 (en) | 2011-05-31 | 2019-10-08 | Denka Company Limited | Primer composition and adhesive tape |
| KR20140025511A (ko) | 2011-05-31 | 2014-03-04 | 덴키 가가쿠 고교 가부시기가이샤 | 프라이머 조성물 및 점착 테이프 |
| JPWO2012165449A1 (ja) * | 2011-05-31 | 2015-02-23 | 電気化学工業株式会社 | プライマー組成物及び粘着テープ |
| US9879158B2 (en) | 2011-05-31 | 2018-01-30 | Denka Company Limited | Primer composition and adhesive tape |
| CN103562327A (zh) * | 2011-05-31 | 2014-02-05 | 电气化学工业株式会社 | 底涂剂组合物及粘合带 |
| WO2012165449A1 (ja) | 2011-05-31 | 2012-12-06 | 電気化学工業株式会社 | プライマー組成物及び粘着テープ |
| WO2020071194A1 (ja) * | 2018-10-01 | 2020-04-09 | デンカ株式会社 | 粘着性シート |
| JPWO2020071194A1 (ja) * | 2018-10-01 | 2021-09-02 | デンカ株式会社 | 粘着性シート |
| US11920061B2 (en) | 2018-10-01 | 2024-03-05 | Denka Company Limited | Adhesive sheet |
| CN109627502A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-04-16 | 中国热带农业科学院农产品加工研究所 | 一种天甲橡胶和天然橡胶复合材料及其制备方法 |
| CN109627502B (zh) * | 2018-11-12 | 2021-03-19 | 中国热带农业科学院农产品加工研究所 | 一种天甲橡胶和天然橡胶复合材料及其制备方法 |
| CN112662322A (zh) * | 2020-12-17 | 2021-04-16 | 四川大学 | 利用溶剂促进胶带或粘接剂在水下进行粘接的方法 |
| CN112662322B (zh) * | 2020-12-17 | 2023-03-21 | 四川大学 | 利用溶剂促进胶带或粘接剂在水下进行粘接的方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7645355B2 (en) | Method of making a microsphere transfer adhesive | |
| WO2010042155A1 (en) | Multilayer adhesive tape | |
| JP2001302965A (ja) | 下塗り剤及び粘着テープ | |
| JP5684341B2 (ja) | 感圧転写粘着テープ | |
| JP2000008094A (ja) | 剥離剤、セパレータ及び粘着部材 | |
| TWI499639B (zh) | A release agent composition, a release film, and a subsequent film using the same | |
| JPH04220481A (ja) | 両面粘着テープ | |
| JP2002146274A (ja) | プライマ及び粘着テープ | |
| JP3729331B2 (ja) | プライマ及び粘着テープ | |
| JPH10316944A (ja) | 粘着テープまたはシート | |
| JPH11217548A (ja) | 再剥離可能な接着シート | |
| JPH05117605A (ja) | 剥離性処理層、粘着部材及びセパレータ | |
| JP2001200218A (ja) | 水はく離性両面テープ | |
| JP2000177059A (ja) | 多層表面保護フィルム | |
| GB2344061A (en) | Repositionable/slippable self-adhesive articles | |
| JP4249442B2 (ja) | 両面粘着テープ | |
| JP2856421B2 (ja) | 再剥離性粘着体 | |
| JPH09143436A (ja) | マスキング用紙粘着テープ | |
| JP2004255699A (ja) | 粘着シート用離型シート | |
| JP2001354919A (ja) | 両面粘着テープ | |
| JP2000169804A (ja) | 両面粘着テープ及びその製造方法 | |
| JP2000129224A (ja) | 装飾用粘着シート | |
| JPH10265746A (ja) | 感圧性粘着テープ | |
| JP3163406U (ja) | 固定用テープの巻物 | |
| JP6082773B2 (ja) | 感圧転写粘着テープ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050912 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050920 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051114 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071127 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080325 |