JP3163406U - 固定用テープの巻物 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定用テープを剥離紙を介して巻回した巻物において、巻き戻したときに粘着層と剥離紙とが分離し、先に粘着層を露出させ床面等に固定用テープを貼着した後に、発泡吸着層から剥離紙を剥離できるようにした固定用テープの巻物を提供する。【解決手段】固定用テープは、粘着層3、支持体1、発泡吸着層2、剥離紙4の順で積層されてなる。固定用テープの巻物は、粘着層3が内側になるように巻回され、外側には剥離紙4が位置する。剥離紙4は、その表面と裏面とが異なる離型剤で離型加工されており、発泡吸着層2と剥離紙4との剥離強さの方が、粘着層3と剥離紙4との剥離強さよりも高い。したがって、この固定用テープの巻物を巻き戻すと、粘着層3と剥離紙4の界面で分離するので、床面等に固定用テープを貼着した後に、発泡吸着層2から剥離紙4を剥離できる。【選択図】図1

Description

本考案は、タイルカーペット等の被固定物品を床面等に固定する際に用いるテープの巻物に関するものである。
従来より、幅広のカーペット又はタイルカーペットを床面に敷設する際、カーペットがずれないように、接着剤を床面に塗布して、カーペットを床面に固定している。また、接着剤に代えて両面粘着テープを用いて、カーペットを床面に固定することも行われている。しかしながら、接着剤や両面粘着テープで床面に固定すると、カーペットの取り替え時に、床面に塗布又は貼着された接着剤や両面粘着テープを除去しなければならず、取り替え作業が煩わしいという欠点があった。
このため、支持体の片面に粘着剤層が設けられ、他の片面に発泡吸着層が設けられてなる固定用テープの巻物が市販されている(非特許文献1)。この固定用テープの巻物は、内側から、発泡吸着層、支持体、粘着層、剥離紙の順で積層されてなるものである。この巻物を巻き戻すと、発泡吸着層と剥離紙との間が剥がれる。そして、発泡吸着層を床面に当接し固定用テープを圧着する。この後、固定用テープの剥離紙を剥がして粘着層を露出させ、この粘着層表面にカーペットの裏面を貼着して、カーペットを固定するのである。
しかしながら、かかる方法では、剥離紙を剥がしにくいという欠点があった。この理由は、剥離紙と粘着層との粘着力が高いのに対し、発泡吸着層と床面との圧着力が低く、剥離紙を粘着層から剥がすときに、発泡吸着層と床面との圧着がずれやすいからである。
ニトムズ社製の吸着カーペットテープ40 品番T266
そこで、本考案は、固定用テープの巻物を巻き戻したとき、粘着層と剥離紙との間が剥がれるようにして粘着層を先に露出させ、粘着層を床面又はカーペットの裏面に貼着した後、剥離紙を剥がして発泡吸着層が露出するようにして、剥離紙を剥がしやすくしたものである。
すなわち、本考案は、内側から、粘着層、支持体、発泡吸着層、剥離紙の順で積層されてなる固定用テープが巻回されてなる巻物であって、剥離紙の表面と裏面とは異なる離型剤が塗工されており、発泡吸着層と剥離紙との剥離強さの方が、粘着層と剥離紙との剥離強さよりも高いことを特徴とする固定用テープの巻物に関するものである。
本考案に用いる固定用テープは、図1に示す如く、粘着層3、支持体1、発泡吸着層2、剥離紙4の順で積層されてなるものである。粘着層3は、従来公知の粘着剤よりなるもので、たとえばアクリル系粘着剤又は合成ゴム系粘着剤等を主成分とするものである。粘着層3の厚さは、10〜100μm程度である。支持体1としても、従来公知のものが用いられ、たとえば織物、編物、不織布、合成樹脂製フィルム等が用いられる。本考案においては、手切れ性のよい織物や合成樹脂製フィルムを用いるのが好ましい。支持体1の厚さは10〜200μm程度である。発泡吸着層2としても、従来公知のものが用いられ、たとえば、多数の気泡を有する樹脂よりなるものである。
発泡吸着層2は、この気泡が微小吸盤となって、本考案ではカーペット等の裏面又は床面に圧着される。多数の気泡を有する樹脂としては、アクリル酸エステル系重合体、未架橋のスチレンブタジエン共重合体、架橋されたアクリル酸エステル系重合体、架橋されたスチレンブタジエン系共重合体又はこれらの混合物よりなるものである。特に、本考案においては、架橋されたアクリル酸エステル系重合体と架橋されたスチレンブタジエン系共重合体との混合物を用いるのが好ましい。この理由は、架橋されたアクリル酸エステル系重合体により粘着性を発現させ、架橋されたスチレンブタジエン系共重合体により耐久性を発現させうるからである。また、架橋されたアクリル酸エステル系重合体及びスチレンブタジエン系共重合体は、カルボキシル基を含有するアクリル酸エステル系重合体及びスチレンブタジエン共重合体を用い、架橋剤としてアジリジン系架橋剤又はエポキシ系架橋剤を用いて架橋されているのが好ましい。この理由は、その他の架橋剤に比べて、アジリジン系架橋剤又はエポキシ系架橋剤を使用すると、架橋されたアクリル酸エステル系重合体及びスチレンブタジエン系共重合体の耐久性をより向上させうるからである。なお、発泡吸着層2の厚さは、50〜300μm程度である。
剥離紙4としては、表面と裏面とで異なる離型剤が塗工されてなるものであり、表面と裏面で剥離性の異なるものである。具体的には、紙等の基材の表面に剥離性の良好な離型剤を用いて離型加工を行い、基材の裏面には前者に比べて剥離性に劣る離型剤を用いて離型加工を施したものである。離型剤としては、シリコーン系離型剤やフッ素系離型剤等の従来公知の離型剤が用いられる。どのような離型剤を用いても差し支えないが、要するに、表面は剥離性を良好にし、裏面は表面に比べて剥離性に劣るようにすればよい。表面と裏面とで異なる離型剤が塗工され、表面と裏面で剥離性が異なる剥離紙としては、住化加工紙社製のSLB−50BDY2HD、SLB−80WD(♯9867)及びSLB−80W(♯1570)等が挙げられる。
剥離紙4は、剥離性に劣る面(これを剥離紙4の裏面とする。)が発泡吸着層2に当接するように配置され、固定用テープとなる。この固定用テープを、粘着層3を内側にして巻回し巻物の形態にすると、剥離紙4の剥離性に優れた面(これが剥離紙4の表面となる。)が粘着層3に当接する。したがって、固定用テープの巻物において、剥離紙4は、その裏面で発泡吸着層2と当接しており、その表面で粘着層3と当接していることになる。剥離紙4の裏面は剥離性に劣るため、発泡吸着層2と剥離紙4との剥離強さは高くなる。一方、剥離紙4の表面は剥離性に優れているため、粘着層3と剥離紙4との剥離強さは低くなる。よって、この巻物を巻き戻すと、粘着層3と剥離紙4との間で剥離し、粘着層3が露出した状態で巻き戻され、巻き戻した後の残余の巻物の表面は常に剥離紙が存在することになる(図2)。
本考案に係る固定用テープの巻物の使用方法に関して、カーペットを固定する場合について説明すれば、以下のとおりである。まず、巻物を巻き戻すと、前記したように、粘着層3が露出した状態の固定用テープが取り出される。すなわち、粘着層3、支持体1、発泡吸着層2、剥離紙4の順で積層された固定用テープが取り出される。この状態で、固定用テープの粘着層3を床面に貼着する。床面に貼着した状態で、剥離紙4を剥離するのであるが、粘着層3は床面に強固に貼着しているため、剥離紙4はスムースに剥離しうる。剥離紙4を剥離すると発泡吸着層2が露出するので、この発泡吸着層2にカーペットの裏面を圧着する。圧着すると、発泡吸着層2に設けられている気泡が微小吸盤となって、カーペットに吸着し、カーペットが固定されるのである。なお、上記した使用方法では、固定用テープの粘着層3を先に床面に貼着したが、粘着層3をカーペットの裏面に先に貼着してもよい。この場合には、粘着層3をカーペットの裏面に貼着した後に、剥離紙4を剥離し、露出した発泡吸着層2を床面に当接し圧着して吸着させると、カーペットが固定される。
カーペットには各種のものがあるが、タイルカーペットは、一般的に、裏面に塩化ビニル樹脂製等の合成樹脂製バッキング材が設けられている。合成樹脂製バッキング材は、その表面が平滑なので、発泡吸着層2の微小吸盤が良好に吸着する。したがって、本考案に係る固定用テープの巻物は、床面に粘着層3を貼着し、タイルカーペットの合成樹脂製バッキング材に発泡吸着層2を吸着させて、タイルカーペットを敷設固定のに有用である。
本考案に係る固定用テープの巻物は、内側から、粘着層、支持体、発泡吸着層、剥離紙の順で積層されてなる固定用テープが巻回されてなるものである。したがって、剥離紙の表面(発泡吸着層と当接していない面)には粘着層が当接しており、剥離紙の裏面には発泡吸着層が当接している。そして、剥離紙の表面は剥離性に優れる離型加工が施されており、剥離紙の裏面は剥離性に劣る離型加工が施されている。したがって、本考案に係る固定用テープの巻物を巻き戻すと、剥離性に優れる離型加工が施された剥離紙の表面と粘着層との界面で分離され、粘着層が露出することになる。粘着層が先に露出することにより、この粘着層を床面等に貼着すると強固な貼着が得られる。そして、強固に貼着された状態で、発泡吸着層に当接している剥離紙を剥離するので剥離しやすく、しかも剥離時に固定用テープがずれることを防止しうる。
以下の組成よりなる混合エマルジョンを準備した。
カルボキシル基を含有するスチレンブタジエン共重合体ラテックス(日本エイアンドエル社製、商品名「NSA−23」、固形分48質量%、ガラス転移点−58℃)
50質量部
カルボキシル基を含有するアクリル酸エステル系重合体エマルジョン(新中村化学工業社製、商品名「RB−500HN」、固形分59質量%、ガラス転移点−20℃)
50質量部
ジフェニルメタン−4,4’−ビス(1−アジリジンカーボキサミド)(明成化学工業社製、商品名「SU−125F」) 1.25質量部
整泡剤(サンノプコ社製、商品名「DC100A」) 4質量部
この混合エマルジョンを均一に撹拌混合した後、発泡機を使用して発泡倍率2.0倍に機械発泡させた後、剥離紙(住化加工紙社製、品番「SLB−80BDY2HD」)の裏面全面に塗布し、加熱乾燥して発泡吸着層を得た。この発泡吸着層の厚さは約200μmであった。発泡吸着層上に支持体であるポリエチレンクロス(萩原工業社製、商品名「PEラミクロスNATURAL(25U/35WK)」)を積層し、剥離紙/発泡吸着層/支持体の順に積層された三層構造物を得た。ここで用いた剥離紙(住化加工紙社製、品番「SLB−80BDY2HD」)は、紙基材の表裏面に各々異なるシリコーン系離型剤を用いて離型加工したものであり、裏面が剥離性に劣り表面が剥離性に優れるものである。
一方、工程紙である剥離ライナー上に、アクリル系粘着剤(コニシ社製、商品名「ボンドKH80」)を塗布し、加熱乾燥して厚さ約30μmの粘着層を得た。この粘着層を、前記三層構造物の支持体面(発泡吸着層が積層されていない面)に、工程紙である剥離ライナーを剥離しながら転写して、剥離紙の表面が外側になるようにして巻き取りながら、幅2cmにスリットして、固定用テープの巻物を得た。この固定用テープの巻物を巻き戻したところ、剥離紙と粘着層の界面で分離して巻き戻せるものであった。
本考案の固定用テープの断面図である。 本考案の一例に係る固定用テープの巻物を巻き戻した状態を示した斜視図である。
1 支持体
2 吸着発泡層
3 粘着層
4 剥離紙

Claims (5)

  1. 内側から、粘着層、支持体、発泡吸着層、剥離紙の順で積層されてなる固定用テープが巻回されてなる巻物であって、
    剥離紙の表面と裏面とは異なる離型剤が塗工されており、発泡吸着層と剥離紙との剥離強さの方が、粘着層と剥離紙との剥離強さよりも高いことを特徴とする固定用テープの巻物。
  2. 粘着層がアクリル系粘着剤層であり、発泡吸着層が架橋されたアクリル酸エステル系重合体と架橋されたスチレンブタジエン系共重合体との混合物である請求項1記載の固定用テープの巻物。
  3. 架橋されたアクリル酸エステル系重合体及びスチレンブタジエン系共重合体が、アジリジン系架橋剤又はエポキシ系架橋剤で架橋されている請求項2記載の固定用テープの巻物。
  4. タイルカーペットを固定するための請求項1記載の固定用テープの巻物。
  5. 粘着層が床面に貼着され、発泡吸着層がタイルカーペットのバッキング材に当接される請求項4記載の固定用テープの巻物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012254543A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Ishiyama Seisakusho:Kk 多層吸着シート
JP2021139160A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 株式会社イノアック住環境 フリーアクセスフロアパネル及びその製造方法及びその施工方法

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