JPH11354525A - シリコンエピタキシャルウェーハの製造方法 - Google Patents

シリコンエピタキシャルウェーハの製造方法

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JPH11354525A
JPH11354525A JP10163524A JP16352498A JPH11354525A JP H11354525 A JPH11354525 A JP H11354525A JP 10163524 A JP10163524 A JP 10163524A JP 16352498 A JP16352498 A JP 16352498A JP H11354525 A JPH11354525 A JP H11354525A
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heat treatment
wafer
epitaxial growth
temperature
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Hiroshi Takeno
博 竹野
Yoshinori Hayamizu
善範 速水
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    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/322Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to modify their internal properties, e.g. to produce internal imperfections
    • H01L21/3221Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to modify their internal properties, e.g. to produce internal imperfections of silicon bodies, e.g. for gettering
    • H01L21/3225Thermally inducing defects using oxygen present in the silicon body for intrinsic gettering

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CZシリコン鏡面ウェーハと同等のIG能力
を有するシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法を
提供する。 【解決手段】 シリコンウェーハ上にシリコン単結晶を
エピタキシャル成長してシリコンエピタキシャルウェー
ハを製造する方法において、エピタキシャル成長工程前
に、シリコンウェーハ中の格子間酸素の析出核がエピタ
キシャル成長工程後においても残存する大きさまで成長
できる時間以上で、エピタキシャル成長工程後にデバイ
ス製造工程中の熱処理として最初に行われる第1段熱処
理の保持温度±50℃の熱処理を施し、その後にエピタ
キシャル成長を行うか、エピタキシャル成長工程の開始
時における昇温途中で、シリコンウェーハ中の格子間酸
素の析出核がエピタキシャル成長工程後においても残存
する大きさまで成長できる時間以上で、エピタキシャル
成長工程後にデバイス製造工程中の熱処理として最初に
行われる第1段熱処理の保持温度±50℃の温度で保持
し、その後にエピタキシャル成長温度まで昇温してエピ
タキシャル成長を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコンエピタキシ
ャルウェーハの製造方法に関し、特にチョクラルスキー
(CZ)シリコン鏡面ウェーハと同等のインターナルゲ
ッタリング能力を有するシリコンエピタキシャルウェー
ハの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にICやLSI等の半導体装
置を作製する半導体ウェーハとしては、チョクラルスキ
ー法(CZ法)によってシリコン融液から引き上げて育
成したシリコン単結晶からウェーハを切り出し、表面を
鏡面研磨して製造したCZシリコン鏡面ウェーハが用い
られる。CZ法によって育成したシリコン単結晶は過飽
和の格子間酸素を含んでおり、結晶引き上げ工程後に固
化してから室温まで冷却されるまでの間に格子間酸素は
シリコン酸化物として析出され、多数の酸素析出核が形
成される。この酸素析出核が多数形成されたシリコン単
結晶から製造したCZシリコン鏡面ウェーハを用いて上
記IC等を製造する場合、デバイスの製造工程時に熱処
理が施されると、酸素析出核が成長して酸素析出が進行
し、ウェーハ内部に酸素析出核に起因する微小欠陥が多
数発生する。
【0003】このような酸素析出核に起因する微小欠陥
は、ウェーハの内部領域(バルク領域)に存在する場合
には、いわゆるインターナルゲッタリング(Inter
nal Gettering:IG)により重金属不純
物等を捕獲するゲッターサイトとして働き、好適であ
る。しかし、ウェーハの表面近傍の半導体デバイスの作
製領域に存在すると、半導体装置の動作を阻害して、デ
バイス特性の劣化が生じ、歩留りに直接悪影響を及ぼす
ことが知られている。
【0004】近年、ウェーハ表面近傍の半導体デバイス
の作製領域を無欠陥化するために、CZシリコン鏡面ウ
ェーハに替わって、CZシリコン鏡面ウェーハ上に気相
成長(エピタキシャル成長)によってシリコン単結晶を
堆積させたシリコンエピタキシャルウェーハの需要が高
まっている。
【0005】しかし、シリコンエピタキシャルウェーハ
は、CZシリコン鏡面ウェーハと比較してIG能力が低
下するという問題があった。すなわち、CZシリコン鏡
面ウェーハでは、結晶引き上げ工程において結晶が固化
してから室温まで冷却される間に、多数の酸素析出核が
形成されるため、半導体デバイスの製造工程でその析出
核が成長することにより、酸素析出が進行するのに対
し、シリコンエピタキシャルウェーハでは、エピタキシ
ャル成長工程が1100〜1150℃程度の高温である
ために、シリコン単結晶の引き上げ工程で形成された酸
素析出核がエピタキシャル成長工程で溶体化して、半導
体デバイスの製造工程での酸素析出がCZ鏡面ウェーハ
と比較して抑制されてしまう。このため、シリコンエピ
タキシャルウェーハでは、CZシリコン鏡面ウェーハと
比較してIG能力が低下する。
【0006】この問題を解決するため、従来、シリコン
エピタキシャルウェーハの裏面にゲッタリングサイトを
形成するイクスターナルゲッタリング(Externa
lGettering:EG)手法が用いられていた。
例えば、ウェーハの裏面に外部から意図的に欠陥を形成
するサンドブラスト(SB)法やウェーハの裏面にポリ
シリコン膜を堆積させる方法(PBS法)等が挙げられ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
であると、半導体デバイスの作製領域(表面)とゲッタ
リングサイト(裏面)との距離が遠くなり、不純物を捕
獲するのに時間がかかることが問題となる。この事情
は、半導体デバイスの製造工程が低温化すると、不純物
が裏面まで拡散するために必要な時間が長くなるため、
さらに顕著となる。従って、半導体デバイスの作製領域
(表面)とゲッタリングサイト(バルク)との距離が近
いIG手法を用いることが望ましい。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、CZシリコン鏡面ウェーハと同等のIG能力
を有するシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発
明は、シリコンウェーハ上にシリコン単結晶をエピタキ
シャル成長して得られ、その後に複数の熱処理を含むデ
バイス製造工程に投入されるシリコンエピタキシャルウ
ェーハを製造する方法において、エピタキシャル成長工
程前に、シリコンウェーハ中の格子間酸素の析出核がエ
ピタキシャル成長工程後においても残存する大きさまで
成長できる時間以上で、エピタキシャル成長工程後にデ
バイス製造工程中の熱処理として最初に行われる第1段
熱処理の保持温度±50℃の熱処理を施し、その後にエ
ピタキシャル成長を行うことを特徴とするシリコンエピ
タキシャルウェーハの製造方法を提供する。
【0010】本願の請求項2記載の発明は、請求項1に
おいて、前記第1段熱処理が酸化膜形成熱処理であるこ
とを特徴とするシリコンエピタキシャルウェーハの製造
方法を提供する。
【0011】本願の請求項3記載の発明は、請求項1又
は請求項2において、前記エピタキシャル成長工程前に
施す熱処理の保持時間が1時間以上であることを特徴と
するシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法を提供
する。
【0012】本願の請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3のいずれか1項において、前記エピタキシ
ャル成長工程前に施す熱処理を700〜1000℃で行
うことを特徴とするシリコンエピタキシャルウェーハの
製造方法を提供する。
【0013】本願の請求項5記載の発明は、シリコンウ
ェーハ上にシリコン単結晶をエピタキシャル成長して得
られ、その後に複数の熱処理を含むデバイス製造工程に
投入されるシリコンエピタキシャルウェーハを製造する
方法において、エピタキシャル成長工程の開始時におけ
る昇温途中で、シリコンウェーハ中の格子間酸素の析出
核がエピタキシャル成長工程後においても残存する大き
さまで成長できる時間以上で、エピタキシャル成長工程
後にデバイス製造工程中の熱処理として最初に行われる
第1段熱処理の保持温度±50℃で保持し、その後にエ
ピタキシャル成長温度まで昇温してエピタキシャル成長
を行うことを特徴とするシリコンエピタキシャルウェー
ハの製造方法を提供する。
【0014】本願の請求項6記載の発明は、請求項5に
おいて、前記第1段熱処理が酸化膜形成熱処理であるこ
とを特徴とするシリコンエピタキシャルウェーハの製造
方法を提供する。
【0015】本願の請求項7記載の発明は、請求項5又
は請求項6において、前記エピタキシャル成長工程の開
始時における昇温途中での前記一定温度保持の保持時間
が1時間以上であることを特徴とするシリコンエピタキ
シャルウェーハの製造方法を提供する。
【0016】本願の請求項8記載の発明は、請求項5な
いし請求項7のいずれか1項において、前記エピタキシ
ャル成長工程の開始時における昇温途中での前記一定温
度保持が700〜1000℃で行うことを特徴とするシ
リコンエピタキシャルウェーハの製造方法を提供する。
【0017】本願の請求項1記載の発明においては、エ
ピタキシャル成長工程前に、シリコンウェーハ中の格子
間酸素の析出核がエピタキシャル成長工程後においても
残存する大きさまで成長できる時間以上で、エピタキシ
ャル成長工程後にデバイス製造工程中の熱処理として最
初に行われる第1段熱処理の保持温度±50℃の熱処理
を施す。これは、単結晶引き上げ時の熱履歴によって形
成された酸素析出核が、デバイス製造工程でどの程度析
出するかはデバイス製造工程の第1段目の熱処理温度に
依存することを利用して、酸素析出を制御しようとする
ものである。すなわち、エピタキシャル成長工程後のデ
バイス製造工程中の熱処理として最初に行われる第1段
熱処理による酸素析出挙動を予測し、エピタキシャル成
長工程前に同等の熱処理を施すものである。このように
エピタキシャル成長工程前に熱処理を予め施しておくこ
とにより、その後にエピタキシャル成長を行っても、酸
素析出核がエピタキシャル成長工程で溶体化せずに残存
し、半導体デバイスの製造工程での酸素析出が抑制され
ない。このため、本発明により製造したシリコンエピタ
キシャルウェーハは、CZシリコン鏡面ウェーハと同等
のIG能力を有する。
【0018】また、本願の請求項4記載の発明において
は、エピタキシャル成長工程の開始時における昇温途中
で、シリコンウェーハ中の格子間酸素の析出核がエピタ
キシャル成長工程後においても残存する大きさまで成長
できる時間以上で、エピタキシャル成長工程後にデバイ
ス製造工程中の熱処理として最初に行われる第1段熱処
理の保持温度±50℃の温度で保持することにより、上
記と同様にその後にエピタキシャル成長温度まで昇温し
てエピタキシャル成長を行っても、酸素析出核がエピタ
キシャル成長工程で溶体化せずに残存し、半導体デバイ
スの製造工程での酸素析出が抑制されない。このため、
本発明により製造したシリコンエピタキシャルウェーハ
は、CZシリコン鏡面ウェーハと同等のIG能力を有す
る。
【0019】デバイス製造工程中の熱処理として最初に
行われる第1段熱処理としては、一般的には酸化膜形成
熱処理である。また、シリコンウェーハ中の格子間酸素
の析出核がエピタキシャル成長工程後においても残存す
る大きさまで成長できる時間以上とは、好ましくは1時
間以上である。さらに、エピタキシャル成長工程前の熱
処理又はエピタキシャル成長工程の開始時における昇温
途中での一定温度保持の保持温度は、好ましくは700
〜1000℃である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態の一
例を示す。CZシリコン鏡面ウェーハを、デバイス製造
工程の第1段熱処理の保持温度±50℃で例えば3時間
熱処理した後、例えば1150℃のエピタキシャル成長
でシリコン単結晶を堆積させ、シリコンエピタキシャル
ウェーハを作製する。この後、半導体デバイスの製造プ
ロセスに投入することにより、半導体デバイスがウェー
ハの表面近傍に形成される。なお、半導体デバイスの製
造プロセスにおいては、例えば図2に示すような熱プロ
セスが行われる。
【0021】図3は、本発明の実施形態の他の例を示
す。CZシリコン鏡面ウェーハ上にシリコン単結晶をエ
ピタキシャル成長するために、昇温を開始し、デバイス
製造工程の第1段熱処理の保持温度±50℃まで昇温し
た時に例えば3時間この温度で保持した後、例えば11
50℃のエピタキシャル成長温度まで昇温し、エピタキ
シャル成長によりシリコン単結晶を堆積させ、シリコン
エピタキシャルウェーハを作製する。この後、半導体デ
バイスの製造プロセスに投入することにより、半導体デ
バイスがウェーハの表面近傍に形成される。
【0022】
【実施例】(実施例1)初期格子間酸素濃度が16pp
maのCZシリコン鏡面ウェーハを、850℃で3時間
熱処理した後、1150℃のエピタキシャル成長でシリ
コン単結晶を約5μm厚で堆積させ、シリコンエピタキ
シャルウェーハを作製した。その後、図2に示したよう
なデバイス製造工程を模擬した熱プロセスを経た後、内
部欠陥密度を赤外散乱トモグラフ法で測定した。赤外散
乱トモグラフ法は、赤外線レーザー光を結晶中に入射さ
せ、結晶中の欠陥による散乱光を検出することにより欠
陥を検出する方法である。その結果、内部欠陥密度は
1.5×10/cmであった。
【0023】(実施例2)実施例1と同じCZシリコン
鏡面ウェーハを、エピタキシャル成長工程のために昇温
し、850℃まで昇温した時に3時間この温度で保持し
た後、さらに1150℃まで昇温し、エピタキシャル成
長によりシリコン単結晶を5μm厚で堆積させ、シリコ
ンエピタキシャルウェーハを作製した。その後、図2に
示した熱プロセスを経た後、内部欠陥密度を赤外散乱ト
モグラフ法で測定した。その結果、内部欠陥密度は1.
3×10/cmであった。
【0024】(比較例1)実施例1と同じCZシリコン
鏡面ウェーハに、図2に示した熱プロセスを施した後、
内部欠陥密度を赤外散乱トモグラフ法で測定した。その
結果、内部欠陥密度は1.8×10/cmであっ
た。
【0025】(比較例2)実施例1と同じCZシリコン
鏡面ウェーハ上に、前熱処理をすることなく1150℃
のエピタキシャル成長でシリコン単結晶を約5μm厚で
堆積させ、シリコンエピタキシャルウェーハを作製し
た。その後、図2に示した熱プロセスを経た後、内部欠
陥密度を赤外散乱トモグラフ法で測定した。その結果、
内部欠陥密度は4×10/cm(検出下限)以下で
あった。
【0026】(その他の実施例及び比較例)CZシリコ
ン鏡面ウェーハに熱プロセスの第1段目の熱処理と同じ
温度の熱処理を複数の異なる温度条件で施し、その後に
エピタキシャル成長してシリコンエピタキシャルウェー
ハを作製した。具体的には、複数のCZシリコン鏡面ウ
ェーハを7グループに分け、エピタキシャル成長の前熱
処理として、図2に示したような熱プロセスの第1段目
の熱処理温度に対応する700℃、750℃、800
℃、850℃、900℃、950℃及び1000℃の各
温度を各グループに割り当てて熱処理を施した。熱処理
時間は1〜8時間とした。その後、1150℃でエピタ
キシャル成長し、上記各温度の前熱処理を施したCZシ
リコン鏡面ウェーハ上にシリコン単結晶を約5μm厚で
堆積させ、シリコンエピタキシャルウェーハを作製し
た。これら7グループのシリコンエピタキシャルウェー
ハについて、それぞれ図2に示した熱プロセスを施し、
実施例のウェーハとした。但し、第1段の熱処理は前処
理温度と同じ温度とした。一方、上記実施例で用いたの
と同じCZシリコン鏡面ウェーハで、前熱処理及びエピ
タキシャル成長を経ていない複数のウェーハを7グルー
プに分け、実施例と同様に図2に示した熱プロセスを施
した。但し、第1段目の熱処理は実施例の各温度に対応
する温度で行った。これら実施例及び比較例のウェーハ
の内部欠陥密度を、赤外散乱トモグラフ法で測定した。
その結果を図4に示す。実施例のウェーハは、いずれの
温度の熱処理を施した場合においても比較例のウェーハ
とほぼ同程度の内部欠陥密度を有することが分かった。
すなわち、エピタキシャル成長前に行う前熱処理の温度
が少なくとも700〜1000℃の範囲内においては、
エピタキシャル成長後においてもIG能力が低下しない
ことが確認できた。
【0027】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、CZ
シリコン鏡面ウェーハと同等のIG能力を有するシリコ
ンエピタキシャルウェーハを製造することができる。従
って、デバイスの製造工程において使用するウェーハ
を、CZシリコン鏡面ウェーハからシリコンエピタキシ
ャルウェーハに変更した場合にも、IG能力の劣化を懸
念することなく、安心してシリコンエピタキシャルウェ
ーハを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す工程図である。
【図2】熱プロセスの一例を示すグラフである。
【図3】本発明の実施形態の他の例を示す工程図であ
る。
【図4】熱処理温度と内部欠陥密度との関係を示すグラ
フである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンウェーハ上にシリコン単結晶を
    エピタキシャル成長して得られ、その後に複数の熱処理
    を含むデバイス製造工程に投入されるシリコンエピタキ
    シャルウェーハを製造する方法において、エピタキシャ
    ル成長工程前に、シリコンウェーハ中の格子間酸素の析
    出核がエピタキシャル成長工程後においても残存する大
    きさまで成長できる時間以上で、エピタキシャル成長工
    程後にデバイス製造工程中の熱処理として最初に行われ
    る第1段熱処理の保持温度±50℃の熱処理を施し、そ
    の後にエピタキシャル成長を行うことを特徴とするシリ
    コンエピタキシャルウェーハの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1段熱処理は酸化膜形成熱処理で
    あることを特徴とする請求項1記載のシリコンエピタキ
    シャルウェーハの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記エピタキシャル成長工程前に施す熱
    処理の保持時間は1時間以上であることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載のシリコンエピタキシャルウェ
    ーハの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記エピタキシャル成長工程前に施す熱
    処理は700〜1000℃で行うことを特徴とする請求
    項1ないし請求項3のいずれか1項記載のシリコンエピ
    タキシャルウェーハの製造方法。
  5. 【請求項5】 シリコンウェーハ上にシリコン単結晶を
    エピタキシャル成長して得られ、その後に複数の熱処理
    を含むデバイス製造工程に投入されるシリコンエピタキ
    シャルウェーハを製造する方法において、エピタキシャ
    ル成長工程の開始時における昇温途中で、シリコンウェ
    ーハ中の格子間酸素の析出核がエピタキシャル成長工程
    後においても残存する大きさまで成長できる時間以上
    で、エピタキシャル成長工程後にデバイス製造工程中の
    熱処理として最初に行われる第1段熱処理の保持温度±
    50℃で保持し、その後にエピタキシャル成長温度まで
    昇温してエピタキシャル成長を行うことを特徴とするシ
    リコンエピタキシャルウェーハの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1段熱処理は酸化膜形成熱処理で
    あることを特徴とする請求項5記載のシリコンエピタキ
    シャルウェーハの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記エピタキシャル成長工程の開始時に
    おける昇温途中での前記一定温度保持の保持時間は1時
    間以上であることを特徴とする請求項5又は請求項6記
    載のシリコンエピタキシャルウェーハの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記エピタキシャル成長工程の開始時に
    おける昇温途中での前記一定温度保持は700〜100
    0℃で行うことを特徴とする請求項5ないし請求項7の
    いずれか1項記載のシリコンエピタキシャルウェーハの
    製造方法。
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