JPH11350573A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JPH11350573A
JPH11350573A JP17067598A JP17067598A JPH11350573A JP H11350573 A JPH11350573 A JP H11350573A JP 17067598 A JP17067598 A JP 17067598A JP 17067598 A JP17067598 A JP 17067598A JP H11350573 A JPH11350573 A JP H11350573A
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JP
Japan
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temperature
washing
hot water
washing water
control
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Application number
JP17067598A
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English (en)
Inventor
Hironori Yamazaki
洋式 山崎
Toshinobu Ozawa
敏亘 小澤
Hidehiro Yamagata
英廣 山縣
Minoru Matsui
実 松井
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Toto Ltd
Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Aichi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力で使用可能な衛生洗浄装置を提供
する。 【解決手段】 局部へ向けて洗浄水を噴射するノズル装
置15と、前記洗浄水を適温に加熱する温水タンク14
と、衛生洗浄装置11(21,31)を設置した室内の
使用者を検出する人体検出手段K1 (K2 ,K3 )と、
前記人体検出手段K1 (K2 ,K3 )からの人体検出信
号を受けて、温水タンク14への通電制御を行うように
した制御手段16とを備え、使用者の検出後から、温水
タンク14内の洗浄水を保温設定温度まで加熱する保温
制御を行うようにしたので、使用頻度の低い時間帯に洗
浄水の保温制御を行うことによる電力消費を抑制して、
低消費電力での使用を可能とした衛生洗浄装置11(2
1,31)を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄水の温度制御
を良好に行い、ノズル装置から適温の洗浄水を噴射して
人体の局部を円滑に洗浄するようにした衛生洗浄装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、一般に、ノズル装置から洗浄
水を噴出させて人体の局部を洗浄するようにした衛生洗
浄装置は、例えば、図16で示すように構成されてい
る。図16で示す衛生洗浄装置1は、図示しない給水源
に接続した電磁弁2と、局部に向けて噴射する洗浄水の
流量を調節する流量調節弁3と、前記洗浄水を適温に加
熱するための加熱手段4a及び洗浄水温度検出用の温度
センサ4bとを備えた温水タンク4と、洗浄水を局部に
向けて噴射するノズル装置5とを備えて構成されてい
る。
【0003】6はマイクロコンピュータ等からなる衛生
洗浄装置1の制御装置を示し、図示しない停止スイッ
チ,おしり洗浄スイッチ,ビデ洗浄スイッチ等からなる
操作手段7からの入力信号により前記衛生洗浄装置1の
電磁弁2,ノズル装置5等を駆動制御したり、洗浄水温
度設定手段(例えば、ボリューム等)8による設定温度
と、温度センサ4bによる検出温度とを比較して、温水
タンク4の加熱手段4aへの通電制御を行うように構成
されている。
【0004】そして、前記衛生洗浄装置1において局部
洗浄を行う場合は、前記操作手段7の図示しないおしり
洗浄スイッチを操作することにより、ノズル装置5の洗
浄ノズル5aを、電動機5bを駆動して所定位置まで前
進させるとともに、洗浄ノズル5aが所定位置まで前進
したら、電磁弁2を開放して温水タンク4内の洗浄水を
ノズル装置5に供給し、前記洗浄水を洗浄ノズル5aか
ら局部に向けて噴射することにより、局部洗浄を行うよ
うにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようにして局部洗浄を行う場合、前記ノズル装置5に供
給される洗浄水が、温水タンク4においてあらかじめ適
温まで加熱されていないと、例えば、冬期等においては
冷たい洗浄水が洗浄ノズル5aから局部に向けて噴射さ
れることとなり、この結果、使用者に不快感を与える問
題があった。
【0006】このため、この種衛生洗浄装置1において
は、一般に、温度センサ4bによる検出温度と、洗浄水
温度設定手段8による設定温度とを比較し、温水タンク
4内の洗浄水を、あらかじめ設定温度まで加熱しておく
ことにより、適温の状態で保温するように構成されてい
る。
【0007】しかし、前記のように温水タンク4内の洗
浄水を常に適温の状態となるように保温制御を行う場
合、深夜から早朝にかけての比較的使用頻度の低い時間
帯においては、前記洗浄水の保温制御が無駄となり、消
費電力が嵩むという問題があった。
【0008】特に、冷え込みが厳しい冬期の夜間等には
放熱量も多くなり、この結果、衛生洗浄装置1の使用頻
度が低いにもかかわらず、前記加熱手段4aには洗浄水
の保温のために頻繁に通電が行われていたため、非常に
不経済であった。
【0009】本発明は、前記の種々な問題点に鑑み、使
用者に不快感を与えることなく、かつ、低消費電力での
使用を可能とした、エネルギーロスの少ない衛生洗浄装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載した発明は、適温の洗浄水を噴射
して局部を衛生的に洗浄するようにした衛生洗浄装置に
おいて、洗浄水を局部洗浄に適した温度に加熱する加熱
手段及び洗浄水の温度を検出する温度センサを具備した
温水タンクと、局部に向けて洗浄水を噴射するノズル装
置と、前記衛生洗浄装置を操作する操作手段と、洗浄水
の温度を設定する洗浄水温度設定手段と、前記衛生洗浄
装置の設置室内に使用者が入室したことを検出する人体
検出手段と、前記人体検出手段からの入室検出信号を受
けて、前記温水タンクへの通電制御を行う制御手段とを
備えて構成したことを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載した発明は、適温の
洗浄水を噴射して局部を衛生的に洗浄するようにした衛
生洗浄装置において、洗浄水を局部洗浄に適した温度に
加熱する加熱手段及び洗浄水の温度を検出する温度セン
サを具備した温水タンクと、局部に向けて洗浄水を噴射
するノズル装置と、前記衛生洗浄装置を操作する操作手
段と、洗浄水の温度を設定する洗浄水温度設定手段と、
前記衛生洗浄装置に設けた便座に使用者が着座したこと
を検出する人体検出手段と、前記人体検出手段からの着
座検出信号を受けて、前記温水タンクへの通電制御を行
う制御手段とを備えて構成したことを特徴とする。
【0012】更に、請求項3に記載した発明は、適温の
洗浄水を噴射して局部を衛生的に洗浄するようにした衛
生洗浄装置において、洗浄水を局部洗浄に適した温度に
加熱する加熱手段及び洗浄水の温度を検出する温度セン
サを具備した温水タンクと、局部に向けて洗浄水を噴射
するノズル装置と、前記衛生洗浄装置を操作する操作手
段と、洗浄水の温度を設定する洗浄水温度設定手段と、
前記衛生洗浄装置の設置室内に使用者が入室したことを
検出する入室センサ及び衛生洗浄装置に設けた便座に使
用者が着座したことを検出する着座センサからなる人体
検出手段と、前記人体検出手段からの入室検出信号及び
着座検出信号を受けて、前記温水タンクへの通電制御を
行う制御手段とを備えて構成したことを特徴とする。
【0013】また、請求項1において、前記制御手段
は、入室検出信号の入力により温水タンクへの通電制御
を開始するとともに、前記温水タンク内の洗浄水が保温
設定温度まで加熱されると通電制御を停止し、前記通電
制御の停止後は、操作手段からの入力がない限り、前記
温水タンクへの通電制御を行わないようにしたことを特
徴とする。
【0014】更に、請求項3において、前記制御手段
は、入室検出信号の入力により所定時間温水タンクへの
通電制御を行い、前記所定時間が経過しても着座検出信
号が入力されないときは、一旦前記通電制御を停止する
とともに、前記通電制御の停止後、着座検出信号が入力
されたときは、再度通電制御を行って、洗浄水を保温設
定温度まで加熱するようにしたことを特徴とする。
【0015】また、請求項1ないし3において、前記制
御手段は、人体検出手段からの検出信号を受けることに
より温水タンク内の洗浄水を、吐水設定温度より低い保
温設定温度に加熱するとともに、操作手段からの入力信
号を受けることにより前記保温設定温度まで加熱した洗
浄水を、吐水設定温度まで加熱するようにしたことを特
徴とする。
【0016】更に、請求項1ないし3において、前記制
御手段には、あらかじめ加熱時間を設定しておき、検出
温度に対応して、前記加熱時間内に洗浄水を設定温度ま
で加熱するのに必要な通電量を演算処理し、前記演算処
理した通電量でもって温水タンクへの通電を行うように
したことを特徴とする。
【0017】本発明は、衛生洗浄装置を設置したトイレ
内に使用者が入室した直後、あるいは、使用者が便座に
着座した直後から加熱手段に通電を行って洗浄水を保温
設定温度まで加熱するようにしたので、衛生洗浄装置の
使用時以外に加熱手段に通電が行われることによる無駄
な電力消費を確実に抑制することができる。また、前記
洗浄水の保温設定温度を吐水設定温度より低く設定する
ことにより、局部洗浄後に加熱手段への通電が行われな
いので、衛生洗浄装置の使用後の電力消費を良好に低減
できる。更に、加熱時間及び検出温度に対応して加熱手
段への通電量を可変可能としたので、特に、設定温度と
検出温度との差が小さいときは、加熱手段への通電量を
良好に抑えることができる。その上、使用者の検出直後
から加熱手段に通電を行うことにより、衛生洗浄装置を
使用するまでに確実に洗浄水を保温設定温度まで加熱で
きるので、使用者に不快感を与えることなく、局部洗浄
を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、本発明と従来技術との相違点は、ト
イレ内の使用者を検出する人体検出手段を設け、前記人
体検出手段が使用者を検出したときにのみ、洗浄水の保
温制御を行うようにした点にある。
【0019】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1ないし図5により説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態に係る衛生洗浄装置11
の概略構成図である。図1において、12は一方を図示
しない給水源に接続した電磁弁であり、その他方は、局
部に向けて噴射する洗浄水の流量を調節する流量調節弁
13を介して温水タンク14(例えば、瞬間加熱方式)
に接続されている。前記温水タンク14は、加熱特性に
優れたセラミックヒータ等からなる加熱手段14aと、
前記洗浄水の温度を検出するサーミスタ等からなる温度
センサ14bとを具備し、温水タンク14内の洗浄水及
び給水源から流入する洗浄水を使用可能な温度で瞬時に
加熱して後述するノズル装置15に供給するように構成
されている。15は前記温水タンク14から供給される
洗浄水を局部に向けて噴射するノズル装置で、前記洗浄
水を噴射する洗浄ノズル15aと、洗浄ノズル15aを
前後動させる電動機15bとを具備して構成されてい
る。
【0020】次に、K1 はトイレ内の使用者を検出する
人体検出手段で、例えば、トイレの入口付近、あるい
は、便器近傍の天井面,側壁面,床面等に設置した、光
電式,超音波式,感圧式等のセンサ(以下、入室センサ
という)を使用し、使用者がトイレ内に入室したことを
検出すると、入室検出信号を後述する制御装置16に出
力する。
【0021】16はマイクロコンピュータ等からなる制
御装置(制御手段)で、図示しない停止スイッチ,おし
り洗浄スイッチ,ビデ洗浄スイッチ等からなる操作手段
17からの入力信号により、前記電磁弁12,ノズル装
置15等を駆動制御したり、前記入室センサK1 から入
室検出信号が入力されたときに、洗浄水温度設定手段
(例えば、ボリューム等)18により事前に設定した設
定温度と温度センサ14bによる検出温度とを比較し
て、加熱手段14aへの通電制御を行ったり(洗浄水の
保温制御)、更に、局部洗浄中に、設定温度と検出温度
とを比較して、加熱手段14aへの通電制御を行ったり
(吐水する洗浄水の温度制御)する。
【0022】つづいて、図2ないし図5を参照しなが
ら、第1の実施の形態の動作について説明する。まず、
図2のステップS1 において、マイコンの初期化処理
(I/O,RAMの初期化)を行った後、ステップS2
において、温度センサ14bによる検出温度,洗浄水温
度設定手段18による設定温度等を複数回A/D変換
し、更に、前記A/D変換の結果を平均化処理する。
【0023】次に、ステップS3 において、操作手段1
7からのスイッチ入力信号を複数回取り込むことによ
り、スイッチ入力が行われたか否かを判断するスイッチ
入力処理を実行する(例えば、スイッチ入力信号がつづ
けて4回以上入力された場合は「スイッチ受付」の処理
を行い、スイッチ入力信号が入力されていない場合は
「スイッチ入力なし」の処理を行う)。
【0024】また、ステップS4 において入室検出処理
を実行する。前記入室検出処理は、図3のステップS41
において、入室センサK1 からの入室検出信号の入力の
有無を判断し、入力があればステップS42に進んでON
カウンタ≧4か否かを判断する。ONカウンタ≧4でな
ければ、ステップS43に進みONカウンタに1を加算す
る。そして、前記ステップS41〜S43を繰り返すことに
より、ステップS42においてONカウンタ≧4となる
と、ステップS44に進み入室検知ONとする。この後、
ステップS45においてOFFカウンタをクリアする。
【0025】なお、ステップS41において入室検出信号
の入力がなければ、ステップS46に進みOFFカウンタ
≧4か否かを判断する。OFFカウンタ≧4でなければ
ステップS47に進みOFFカウンタに1を加算する。そ
して、前記ステップS41,S46,S47を繰り返すことに
より、ステップS46においてOFFカウンタ≧4となる
と、ステップS48に進み入力検知OFFとする。この
後、ステップS49においてONカウンタをクリアする。
【0026】つづいて、ステップS5 において洗浄水の
温度制御、即ち、温水制御処理を実行する。前記温水制
御処理は、まず、図4のステップS51において衛生洗浄
装置11が待機中であるか否かを判断する。図2のステ
ップS3 (スイッチ入力処理)において「スイッチ入力
なし」となっている場合は、前記ステップS51において
衛生洗浄装置11が待機中であると判断してステップS
52に進み、使用者の入室が検知されているか否かを判断
する。
【0027】前記ステップS52において入室検知ONと
判断されると、ステップS53に進んで温水保温制御を実
行する。また、ステップS52において入室検知OFFと
判断されると、ステップS54に進んで加熱手段14aの
OFF状態を維持する。
【0028】前記温水保温制御は、まず、図5のステッ
プS531 において洗浄水の保温設定温度を計算する。前
記保温設定温度は、前記温度センサ14bの応答遅れ等
に起因する洗浄水の過昇防止の目的で、あらかじめ洗浄
水温度設定手段18による吐水設定温度よりも低く設定
するものである。そして、前記保温設定温度は、次式に
より求められる温度変化を考慮して決定する(但し、1
[cal]=4.2[J]で、かつ、1[cal]で1
[ml]の水が1[K]温度上昇すると定義する)。
【0029】
【数1】
【0030】ここで、Δθは、温度変化 W は、加熱手段14aの容量 tL は、温度センサ14bの応答遅れ時間 A は、温水タンク14の容積 をそれぞれ示す。
【0031】そして、例えば、加熱手段14aの容量W
を1200[W]、温度センサ14bの応答遅れ時間t
L を1[s]、温水タンク14の容積Aを80[ml]
とすると、温度変化Δθは、
【0032】
【数2】
【0033】となり、温度センサ14bの応答遅れ時間
L が1[s]の場合、この1[s]の間に約3.6
[℃]の温度変化が生じることになる。従って、前記保
温設定温度は、吐水設定温度(例えば、40[℃])か
ら温度変化(3.6[℃])を差し引いた温度(即ち、
40[℃]−3.6[℃]=36.4[℃])より低い
温度(例えば、36[℃])に設定する。
【0034】つづいて、ステップS532 において前記保
温設定温度と温度センサ14bの検出温度とを比較し、
検出温度が保温設定温度より低い場合は、ステップS53
3 に進んで加熱手段14aをONして、洗浄水を前記保
温設定温度まで加熱する。また、ステップS532 におい
て、検出温度が保温設定温度より高くなると、ステップ
S534 に進んで加熱手段14aをOFFするとともに、
ステップS535 において入室検知OFFとし、洗浄水の
保温制御を終了する。
【0035】前記のように、ステップS535 において入
室検知OFFとすることにより、温水タンク14内の洗
浄水が保温設定温度まで加熱された後は、図4のステッ
プS52において入室検知OFFと判断されるため、ステ
ップS54に進んで加熱手段14aのOFF状態を保持す
る。
【0036】次に、例えば、操作手段17の図示しない
おしり洗浄スイッチがONされることにより、図2のス
テップS3 においておしり洗浄スイッチ受付処理が行わ
れると、制御装置16はノズル装置15の電動機15b
を駆動して洗浄ノズル15aを前進させるとともに、電
磁弁12を開放して温水タンク14内の洗浄水をノズル
装置15に供給し、前記洗浄水を洗浄ノズル14aから
局部へ向けて噴射する。また、これと同時に、図4のス
テップS51において衛生洗浄装置11は待機中でないと
判断してステップS55に進み、洗浄水の吐水温度制御を
行う。
【0037】つづいて、所定時間局部洗浄を行った後、
操作手段17の図示しない停止スイッチをONすること
により、図2のステップS3 において停止スイッチ受付
処理が行われると、制御装置16は衛生洗浄装置11の
動作を停止させるため、図4のステップS51において衛
生洗浄装置11が待機中であると判断し、吐水温度制御
を終了する。この後、図5のステップS535 において入
室検知OFFとしたことにより、図4のステップS52に
おいて入室検知OFFと判断してステップS54に進み、
加熱手段14aのOFF状態を保持する。
【0038】なお、使用者がトイレ内から退室する際、
入室センサK1 が使用者を検出すると、図2のステップ
S4 (入室検出処理)において入室検知と判断するが、
図4のステップS52において入室検知ONと判断して、
ステップS53の温水保温制御を実行しても、図5のステ
ップS532 において温度センサ14bによる検出温度が
保温設定温度より高くなっている(保温設定温度は吐水
設定温度より低く設定されている)ので、加熱手段14
aへは通電が行われない。
【0039】このように、第1の実施の形態において
は、トイレ内に使用者が入室したことを入室センサK1
により検出した後、温水タンク14の加熱手段14aに
通電を行って、前記温水タンク14内の洗浄水を所定の
保温設定温度まで加熱し、保温設定温度まで加熱された
ら、加熱手段14aへの通電を断ち、かつ、入室検知O
FFとすることによって、洗浄水が保温設定温度まで加
熱された後は、操作手段17が操作されない限り、加熱
手段14aに通電を行わないようにしたので、深夜から
早朝にかけての比較的使用頻度の低い時間帯に、必要以
上に加熱手段14aに通電を行って洗浄水の保温を行う
ことによる無駄な電力消費を抑制することができる。
【0040】しかも、使用者の入室直後から洗浄水の保
温制御を行うようにしたので、使用者が衛生洗浄装置1
1を使用するまでの間に、確実に保温設定温度まで洗浄
水を加熱することが可能であり、この結果、加熱される
前の冷たい洗浄水が局部に向けて噴射されるようなこと
は全くなくなり、使用者に不快感を与えることなく局部
洗浄を円滑・良好に行うことができる。
【0041】更に、洗浄水が一旦保温設定温度まで加熱
された後は、操作手段17が操作されない限り、加熱手
段14aに通電を行わないようにしてあるので、掃除や
男子の小用時等のように、使用者が衛生洗浄装置11を
使用しなかった場合には、加熱手段14aに通電が行わ
れないため、良好に消費電力を低減することができる。
【0042】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図6ないし図10により説明する。図6
は、本発明の第2の実施の形態に係る衛生洗浄装置21
の概略構成図である。なお、第1の実施の形態と第2の
実施の形態との相違点は、入室センサK1 の代わりに着
座センサK2 を使用するようにした点にある。従って、
第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と同一
部分の説明は省略し、異なる部分のみ説明する。
【0043】図6において、K2 はトイレ内の使用者を
検出する人体検出手段で、例えば、衛生洗浄装置21の
ケーシング壁面、あるいは、前記衛生洗浄装置21に開
閉自在に取付けた便座(図示せず)に設けた、例えば、
静電容量式,感圧式,光電式,超音波式等のセンサ(以
下、着座センサという)を使用し、使用者が便座に着座
したことを検出すると、着座検出信号を制御装置16に
出力する。
【0044】つづいて、図7ないし図10を参照しなが
ら、第2の実施の形態の動作について説明する。なお、
前述した第1の実施の形態の動作とは、図7のステップ
S14の着座検出処理と、ステップS15の温水制御処理の
部分が異なるのみで、他のステップS11,S12,S13に
ついては、第1の実施の形態のステップS1 ,S2 ,S
3 (図2参照)と同様であるため、ここでは、前記着座
検出処理(ステップS14)と温水制御処理(ステップS
15)についてのみ説明する。
【0045】まず、着座検出処理は、図8のステップS
141 において、着座センサK2 からの着座検出信号の入
力の有無を判断し、入力されていればステップS142 に
進んでOFFカウンタをクリアする。つづいて、ステッ
プS143 においてONカウンタ≧4か否かを判断する。
ONカウンタ≧4でなければ、ステップS144 に進んで
ONカウンタに1を加算する。そして、前記ステップS
141 〜S144 を繰り返すことにより、ステップS143 に
おいてONカウンタ≧4となると、ステップS145 に進
んで着座検知ONとする。
【0046】なお、ステップS141 において着座検出信
号が入力されていない場合は、ステップS146 に進みO
Nカウンタをクリアする。つづいて、ステップS147 に
おいてOFFカウンタ≧4か否かを判断する。OFFカ
ウンタ≧4でなければステップS148 に進んでOFFカ
ウンタに1を加算する。そして、前記ステップS141,
S146 ,S147 ,S148 を繰り返すことにより、ステッ
プS147 においてOFFカウンタ≧4となると、ステッ
プS149 に進んで着座検知OFFとする。
【0047】次に、洗浄水の温度制御、即ち、温水制御
処理について説明すると、図9のステップS151 におい
て衛生洗浄装置21が待機中か否かを判断する。図7の
ステップS13において「スイッチ入力なし」となってい
れば、図9のステップS151において衛生洗浄装置21
が待機中と判断してステップS152 に進み、着座検知が
行われているか否かを判断する。また、図7のステップ
S13において「スイッチ受付」処理が行われていれば、
図9のステップS151 において衛生洗浄装置21が動作
中と判断してステップS155 に進み、洗浄水の吐水温度
制御を行う。
【0048】つづいて、図9のステップS152 において
着座検知ONと判断されると、ステップS153 に進んで
温水保温制御を行う。また、前記ステップS152 におい
て着座検知OFFと判断されると、ステップS154 に進
んで加熱手段14aのOFF状態を保持する。
【0049】前記温水保温制御は、図10で示すよう
に、ステップS1531において洗浄水の保温設定温度を計
算する(その計算法は、第1の実施の形態における計算
法と同様であるので、その説明は省略する)。つづい
て、ステップS1532において前記保温設定温度と温度セ
ンサ14bの検出温度とを比較し、検出温度が保温設定
温度より低い場合は、ステップS1533に進んで加熱手段
14aをONして、洗浄水を前記保温設定温度まで加熱
する。また、前記ステップS1532において検出温度が保
温設定温度より高くなると、ステップS1534に進んで加
熱手段14aをOFFして洗浄水の保温制御を終了す
る。
【0050】なお、洗浄水を保温設定温度まで加熱した
後も、図9のステップS152 において着座検知ONと判
断されると、温水保温制御が実行されるものの、温度セ
ンサ14bによる検出温度(保温温度)が保温設定温度
より低くならない限りは、加熱手段14aに通電は行わ
れない。また、局部洗浄後(吐水温度制御終了後)、図
9のステップS152 において着座検知ONと判断する
と、ステップS153 で温水保温制御が実行されるが、前
記温水保温制御のステップS1532において、温度センサ
14bによる検出温度(吐水温度)が保温設定温度より
高くなっているので、加熱手段14aへの通電は行われ
ない。
【0051】なお、使用者が離座したことを着座センサ
K2 が検出すると、図9のステップS152 において着座
検知OFFと判断し、加熱手段14aのOFF状態を保
持する。
【0052】このように、第2の実施の形態において
は、使用者が便座に着座した後から加熱手段14aへの
通電を行うようにしたので、深夜から早朝にかけての比
較的使用頻度の低い時間帯に、加熱手段14aに通電を
行って洗浄水の保温を行う場合に比べ、良好に消費電力
を低減できる。
【0053】また、使用者が便座へ着座しているときの
み加熱手段14aに通電を行うように構成されているの
で、掃除や男子の小用時等、衛生洗浄装置21を使用し
ない場合には、全く加熱手段14aへ通電が行われない
ので、無駄な電力消費を抑制することができる。
【0054】更に、使用者が便座に着座した直後から加
熱手段14aに通電を行うようにしても、加熱手段14
aとして加熱特性に優れたセラミックヒータ等を使用し
ているため、使用者が衛生洗浄装置21を使用するまで
の間に、確実に洗浄水を保温設定温度まで加熱すること
ができるので、使用者に不快感を与えることなく、局部
洗浄を行うことができる。
【0055】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図11ないし図14により説明する。図
11は、第3の実施の形態に係る衛生洗浄装置31の概
略構成図である。第3の実施の形態は、人体検出手段と
して、入室センサ及び着座センサを使用するようにした
点に特徴がある。なお、第1,第2の実施の形態と同一
部品は同一符号により説明する。
【0056】図11において、K3 はトイレ内の使用者
の有無を検出する人体検出手段で、トイレの入口付近、
あるいは、便器近傍の天井面,側壁面,床面等に設置し
た、光電式,超音波式,感圧式等のセンサ(以下、入室
センサという)K1 及び衛生洗浄装置31のケーシング
壁面、あるいは、前記衛生洗浄装置31に開閉自在に取
付けた便座(図示せず)に設けた、例えば、静電容量
式,感圧式,光電式,超音波式等のセンサ(以下、着座
センサという)K2 とを使用し、入室センサK1からは
使用者が入室すると入室検出信号が、着座センサK2 か
らは使用者が便座に着座すると着座検出信号がそれぞれ
制御装置16に出力される。
【0057】つづいて、図12ないし図14を参照しな
がら、第3の実施の形態の動作について説明する。な
お、第3の実施の形態の動作において、着座検出処理
(ステップS25)は第2の実施の形態と同様であり(図
8参照)、また、ステップS21,S22,S23も第1の実
施の形態のステップS1 ,S2 ,S3 (図2参照)と同
様であるので、ここでは、入室検出処理(ステップS2
4),温水制御処理(ステップS26)についてのみ説明
する。
【0058】まず、入室検出処理は、図13のステップ
S241 において、入室センサK1 からの入室検出信号の
入力の有無を判断し、入力があればステップS242 に進
んでONカウンタ≧4か否かを判断する。ONカウンタ
≧4でなければ、ステップS243 に進み、ONカウンタ
に1を加算する。そして、前記ステップS241 〜S243
を繰り返すことにより、ステップS242 においてONカ
ウンタ≧4となると、ステップS244 に進み入室タイマ
に、例えば、10[s]をセットする。この後、ステッ
プS245 においてOFFカウンタをクリアする。
【0059】なお、ステップS241 において入室検出信
号の入力がなければ、ステップS246 に進み、OFFカ
ウンタ≧4か否かを判断する。OFFカウンタ≧4でな
ければステップS247 に進みOFFカウンタに1を加算
する。そして、前記ステップS241 ,S246 ,S247 を
繰り返すことにより、ステップS246 においてOFFカ
ウンタ≧4となると、ステップS248 に進みONカウン
タをクリアする。
【0060】次に、洗浄水の温度制御、即ち、温水制御
処理について説明すると、図14で示すように、ステッ
プS261 において衛生洗浄装置31が待機中か否かを判
断する。図12のステップS23において「スイッチ入力
なし」となっていれば、図14のステップS261 におい
て衛生洗浄装置31が待機中と判断し、ステップS262
に進んで入室タイマ=0か否かを判断する。また、前記
ステップS23において「スイッチ受付」処理が行われて
いれば、図14のステップS261 において衛生洗浄装置
31が待機中でないと判断し、ステップS266 に進んで
洗浄水の吐水温度制御を行う。
【0061】そして、前記ステップS262 において入室
タイマ=0でなければ、ステップS264 に進んで温水保
温制御を行う。また、入室タイマ=0であっても、ステ
ップS263 において着座検知ONと判断されれば、ステ
ップS264 に進んで温水保温制御を行う。更に、入室タ
イマ=0で、かつ、ステップS263 において着座検知O
FFと判断された場合は、ステップS265 に進んで加熱
手段14aのOFF状態を保持する。
【0062】なお、前記温水保温制御は、第2の実施の
形態と同様であるため(図10参照)、その説明は省略
する。
【0063】そして、洗浄水を保温設定温度まで加熱し
た後も、ステップS263 において着座検知ONと判断さ
れると、温水保温制御が実行されるものの、温度センサ
14bによる検出温度が保温設定温度より低くならない
限りは、加熱手段14aに通電は行われない。
【0064】また、局部洗浄後(吐水温度制御終了
後)、ステップS262 において入室タイマ=0であるた
めステップS263 に進み、使用者が便座に着座している
ことより、前記ステップS263 において着座検知ONと
判断すると、ステップS264 で温水保温制御が実行され
るが、温度センサ14bによる検出温度が保温設定温度
より高くなっているので、加熱手段14aへの通電は行
われない。
【0065】このように、第3の実施の形態において
は、使用者がトイレ内に入室した直後から加熱手段14
aに通電を行って、温水タンク14内の洗浄水を保温設
定温度まで加熱するようにしたので、衛生洗浄装置31
の不使用時や、使用頻度の比較的低い時間帯に洗浄水を
常に一定の温度に保つために、加熱手段14aへ頻繁に
通電が行われるようなことは全くなく、良好に消費電力
を低減することができる。
【0066】また、使用者がトイレ内に入室してから1
0秒間、加熱手段14aに通電を行って温水保温制御を
行い、10秒経過後に使用者の便座への着座が検知され
なかった場合は、一旦加熱手段14aへの通電を停止す
るようにしたので、掃除や男子小用時等の入室者を検知
した場合の温水保温制御における消費電力を確実に抑制
することができる。
【0067】しかも、入室から10秒経過した後であっ
ても、使用者の便座への着座が検知されると、温度セン
サ14bによる検出温度が保温設定温度より低い場合
は、再度加熱手段14aに通電を行って温水保温制御が
行われるので、確実に温水タンク14内の洗浄水を保温
設定温度まで加熱することが可能であり、この結果、使
用者に不快感を与えることなく、局部の洗浄を行うこと
ができる。
【0068】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態
は、前記第1〜第3の実施の形態において行う、温水保
温制御の改良に関するものである。即ち、あらかじめ洗
浄水の加熱時間を設定しておき、この時間内に洗浄水を
設定温度まで加熱するために必要な加熱手段14aへの
通電量を、検出温度に対応して演算処理し、その通電量
でもって加熱手段14aに通電するようにしたものであ
る。
【0069】そして、前記加熱手段14aへの通電量
は、1[cal]=4.2[J]で、かつ、1[ca
l]で1[ml]の水が1[K]温度上昇すると定義し
た場合、次式により求めることができる。
【0070】
【数3】
【0071】ここで、P は加熱手段14aへの通電量 t は加熱時間 A は温水タンク14の容積 θS は設定温度 θK は検出温度 をそれぞれ示す。
【0072】そして、温水タンク14の容積Aを80
[ml]、設定温度θS を40[℃]とし、更に、前記
加熱時間tに10[s],20[s],30[s],4
0[s],50[s],60[s]をそれぞれ代入し、
かつ、検出温度θK に5[℃],15[℃],30
[℃]をそれぞれ代入することにより、それぞれの場合
に必要な加熱手段14aへの通電量P[W]を求める
と、図15(a)で示すようになる。
【0073】つづいて、加熱手段14aの容量(フル通
電時)を1200[W]としたときの、通電量[%]を
求めると、図15(b)で示すようになる。
【0074】更に、前記のように求めた通電量[%]を
基に、実際に加熱手段14aへ通電する場合の通電量
[%]を図15(c)で示すように設定する。
【0075】この結果、例えば、使用者がトイレ内に入
室してから(あるいは、便座に着座してから)局部洗浄
を行うまでに必要な時間を20[s]〜30[s]程度
として考えた場合、この第4の実施の形態においては、
加熱手段14aへの通電量を、フル通電を行う場合に比
べ、50%以下(フル通電を1200[W]とした場
合、600[W]以下)に抑えることができることが確
認できる。
【0076】このように、第4の実施の形態において
は、加熱手段14aへの通電量を、加熱時間及び検出温
度に適宜対応させて可変することにより、その時の検出
温度に応じて加熱手段14aにフル通電を行うことな
く、洗浄水を設定温度まで加熱することができるので、
良好に消費電力を抑制することが可能となる。
【0077】なお、本発明の実施の形態においては、洗
浄水を加熱する加熱手段への通電制御について説明した
が、例えば、便座暖房機能,室内暖房機能等を備えた衛
生洗浄装置において、便座暖房用のヒータ(加熱手
段),室内暖房用の暖房装置等への通電制御を、本発明
と同様に行うようにしてもよいことはいうまでもない。
【0078】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、使用者
のトイレ内への入室直後、あるいは、使用者が便座に着
座した直後から加熱手段に通電を行って洗浄水の保温制
御を行うようにしたので、従来のように、深夜から早朝
にかけての比較的使用頻度の低い時間帯に、洗浄水を保
温するために加熱手段に通電を行う場合に比べ、格段に
消費電力を低減させることができる。
【0079】また、使用者が衛生洗浄装置を使用するま
での間に、確実に保温設定温度まで洗浄水を加熱するこ
とが可能であり、この結果、使用者に不快感を与えるこ
となく局部洗浄を行うことができる。
【0080】更に、第1の実施の形態においては、洗浄
水が一旦保温設定温度まで加熱された後は、操作手段か
らの入力がない限り、加熱手段に通電を行わないように
構成してあるので、掃除や男子の小用時等のように、使
用者が衛生洗浄装置を使用しなかった場合に、加熱手段
に無駄な通電が行われるのを防ぐことができる。
【0081】また、第2の実施の形態においては、使用
者が便座へ着座したときのみ加熱手段に通電を行うよう
に構成されているので、掃除や男子の小用時等、衛生洗
浄装置を使用しない場合には、全く加熱手段へ通電が行
われないので、無駄な電力消費を確実に抑制することが
できる。
【0082】更に、第3の実施の形態においては、使用
者が入室から所定時間経過するまでに着座しないときは
一旦温水保温制御を停止するようにしたので、掃除や男
子の小用時等、衛生洗浄装置を使用しない場合の通電制
御を抑制することができる。その上、所定時間経過後に
着座したときは、検出温度が保温設定温度よりも低い場
合に限り温水保温制御を行うようにしたので、確実に温
水タンク内の洗浄水を保温設定温度まで加熱することが
できる。
【0083】また、第4の実施の形態においては、あら
かじめ加熱時間を設定しておき、前記加熱時間内に洗浄
水を設定温度まで加熱するのに必要な加熱手段への通電
量を、検出温度に適宜対応させて可変するようにしたの
で、その時の検出温度に応じて加熱手段にフル通電を行
うことなく、洗浄水を設定温度まで加熱することができ
るので、利便である。
【0084】更に、第1〜第3の実施の形態において、
保温設定温度を吐水設定温度より低く設定することによ
り、洗浄水の保温時における過昇を防ぐことができると
ともに、使用者の局部洗浄後や、退室時に入室センサが
使用者を検出した場合でも、温度センサによる検出温度
(吐水設定温度)が保温設定温度より高くなっているこ
とにより、温水保温制御を行わないようにすることが可
能なので、衛生洗浄装置の使用後の電力消費を抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る衛生洗浄装置
の概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る衛生洗浄装置
の動作(メインルーチン)を示すフローチャートであ
る。
【図3】同じく、入室検出処理(サブルーチン)のフロ
ーチャートである。
【図4】同じく、温水制御処理(サブルーチン)のフロ
ーチャートである。
【図5】同じく、温水保温制御(サブルーチン)のフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る衛生洗浄装置
の概略構成図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る衛生洗浄装置
の動作(メインルーチン)を示すフローチャートであ
る。
【図8】同じく、着座検出処理(サブルーチン)のフロ
ーチャートである。
【図9】同じく、温水制御処理(サブルーチン)のフロ
ーチャートである。
【図10】同じく、温水保温制御(サブルーチン)のフ
ローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る衛生洗浄装
置の概略構成図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る衛生洗浄装
置の動作(メインルーチン)を示すフローチャートであ
る。
【図13】同じく、入室検出処理(サブルーチン)のフ
ローチャートである。
【図14】同じく、温水制御処理(サブルーチン)のフ
ローチャートである。
【図15】(a)〜(c)は、本発明の第4の実施の形
態において、加熱時間と検出温度に対応した加熱手段へ
の通電量を求める手順を説明する説明図である。
【図16】従来の衛生洗浄装置を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
11,21,31 衛生洗浄装置 14 温水タンク 14a 加熱手段 14b 温度センサ 15 ノズル装置 16 制御装置(制御手段) 17 操作手段 18 洗浄水温度設定手段 K1 〜K3 人体検出手段(入室センサ,着座センサ)
フロントページの続き (72)発明者 山縣 英廣 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (72)発明者 松井 実 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適温の洗浄水を噴射して局部を衛生的に
    洗浄するようにした衛生洗浄装置において、洗浄水を局
    部洗浄に適した温度に加熱する加熱手段及び洗浄水の温
    度を検出する温度センサを具備した温水タンクと、局部
    に向けて洗浄水を噴射するノズル装置と、前記衛生洗浄
    装置を操作する操作手段と、洗浄水の温度を設定する洗
    浄水温度設定手段と、前記衛生洗浄装置の設置室内に使
    用者が入室したことを検出する人体検出手段と、前記人
    体検出手段からの入室検出信号を受けて、前記温水タン
    クへの通電制御を行う制御手段とを備えて構成したこと
    を特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 適温の洗浄水を噴射して局部を衛生的に
    洗浄するようにした衛生洗浄装置において、洗浄水を局
    部洗浄に適した温度に加熱する加熱手段及び洗浄水の温
    度を検出する温度センサを具備した温水タンクと、局部
    に向けて洗浄水を噴射するノズル装置と、前記衛生洗浄
    装置を操作する操作手段と、洗浄水の温度を設定する洗
    浄水温度設定手段と、前記衛生洗浄装置に設けた便座に
    使用者が着座したことを検出する人体検出手段と、前記
    人体検出手段からの着座検出信号を受けて、前記温水タ
    ンクへの通電制御を行う制御手段とを備えて構成したこ
    とを特徴とする衛生洗浄装置。
  3. 【請求項3】 適温の洗浄水を噴射して局部を衛生的に
    洗浄するようにした衛生洗浄装置において、洗浄水を局
    部洗浄に適した温度に加熱する加熱手段及び洗浄水の温
    度を検出する温度センサを具備した温水タンクと、局部
    に向けて洗浄水を噴射するノズル装置と、前記衛生洗浄
    装置を操作する操作手段と、洗浄水の温度を設定する洗
    浄水温度設定手段と、前記衛生洗浄装置の設置室内に使
    用者が入室したことを検出する入室センサ及び衛生洗浄
    装置に設けた便座に使用者が着座したことを検出する着
    座センサからなる人体検出手段と、前記人体検出手段か
    らの入室検出信号及び着座検出信号を受けて、前記温水
    タンクへの通電制御を行う制御手段とを備えて構成した
    ことを特徴とする衛生洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、入室検出信号の入力に
    より温水タンクへの通電制御を開始するとともに、前記
    温水タンク内の洗浄水が保温設定温度まで加熱されると
    通電制御を停止し、前記通電制御の停止後は、操作手段
    からの入力がない限り、前記温水タンクへの通電制御を
    行わないようにしたことを特徴とする請求項1記載の衛
    生洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、入室検出信号の入力に
    より所定時間温水タンクへの通電制御を行い、前記所定
    時間が経過しても着座検出信号が入力されないときは、
    一旦前記通電制御を停止するとともに、前記通電制御の
    停止後、着座検出信号が入力されたときは、再度通電制
    御を行って、洗浄水を保温設定温度まで加熱するように
    したことを特徴とする請求項3記載の衛生洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、人体検出手段からの検
    出信号を受けることにより温水タンク内の洗浄水を、吐
    水設定温度より低い保温設定温度に加熱するとともに、
    操作手段からの入力信号を受けることにより前記保温設
    定温度まで加熱した洗浄水を、吐水設定温度まで加熱す
    るようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいづ
    れかに記載の衛生洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段には、あらかじめ加熱時間
    を設定しておき、検出温度に対応して、前記加熱時間内
    に洗浄水を設定温度まで加熱するのに必要な通電量を演
    算処理し、前記演算処理した通電量でもって温水タンク
    への通電を行うようにしたことを特徴とする請求項1な
    いし3のいづれかに記載の衛生洗浄装置。
JP17067598A 1998-06-02 1998-06-02 衛生洗浄装置 Withdrawn JPH11350573A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7886373B2 (en) 2006-05-03 2011-02-15 Novita Co., Ltd. Method of controlling temperature of warm water of bidet

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7886373B2 (en) 2006-05-03 2011-02-15 Novita Co., Ltd. Method of controlling temperature of warm water of bidet

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