JPH11348929A - 繊維製品の袋詰め装置 - Google Patents

繊維製品の袋詰め装置

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JPH11348929A
JPH11348929A JP17407298A JP17407298A JPH11348929A JP H11348929 A JPH11348929 A JP H11348929A JP 17407298 A JP17407298 A JP 17407298A JP 17407298 A JP17407298 A JP 17407298A JP H11348929 A JPH11348929 A JP H11348929A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形軽量のものは勿論のこと、大型重量物で
あっても能率よく袋詰め作業を行うことができる袋詰め
方法および装置を提供することである。 【解決手段】 空の袋16を一つずつその開口部16A
側を吸引して所定位置まで搬送して一旦停止させ、この
停止させた袋の開口縁部を上下方向に離間させて開口部
16Aを大きく開放した後、この開口部16Aが開放さ
れた袋16に対して被収容物18を押し込み、この被収
容物18を収容した状態の袋を、前記空の袋16の搬送
方向と直交する方向に搬送するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、毛布や布団など
の寝装品や、肌着などの衣料品、呉服や洋服などの各種
の繊維製品やその他の各種物品を袋詰めする方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば毛布は、常日頃使用されるもので
はなく、一年のうちでも限られた季節にごく短い期間だ
け使用されることが多く、他の期間は押入やタンスなど
に収納され保管されるのが一般的である。この場合、毛
布は、非常に嵩張るものであり、これを如何にコンパク
トな形態で保管するかが問題となる。このような問題を
解決するものとして、本願出願人は、繊維製品の包装や
その前処理に関する技術について独自に開発し、これら
の技術を、「繊維製品の包装方法および装置」(特公平
8−583号、特許第2098349号)、「繊維製品
の包装前処理方法およびその装置」(特許第27197
67号)、「繊維製品の包装装置」(特許第27543
79号)として特許出願し、権利として保有していると
ころである。
【0003】そして、例えば毛布をコンパクトな形態で
包装するには、例えば、前記特許第2754379号公
報に示されるような包装装置を用いればよいが、その包
装に用いる袋に対して、従来は、包装されるべき物品で
ある毛布を作業者が手作業によって挿入し、その袋を包
装装置に供給するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
毛布はこれを折り畳んで適当な大きさにしても、その重
量や嵩高さからかなり取扱いが困難であり、毛布の袋詰
めに多数の作業者が必要であった。このため、袋詰め作
業の前に行われる前処理作業や袋詰め作業の後に行われ
る包装作業を機械化して生産性を向上させても、袋詰め
作業が従来からの非能率的な作業で行われいるため、包
装作業全体の能率が低下し、生産性が悪いといった不都
合があった。
【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、小形軽量のものは勿論のこと、
大型重量物であっても能率よく袋詰め作業を行うことが
できる袋詰め方法および装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の袋詰め方法は、空の袋を一つずつその開
口部側を吸引して所定位置まで搬送して一旦停止させ、
この停止させた袋の開口縁部を上下方向に離間させて開
口部を大きく開放した後、この開口部が開放された袋に
対して被収容物を押し込み、この被収容物を収容した状
態の袋を、前記空の袋の搬送方向と直交する方向に搬送
するようにしている。
【0007】そして、前記袋詰め方法を実施するための
袋詰め装置は、搬送装置の搬送方向上流側の両側に、複
数の空の袋をストックする袋ストック部と、袋に収容さ
れるべき被収容物をストックする被収容物フィード部と
を対向させて配置するとともに、前記袋ストック部に設
けられた空の袋を一つずつその開口部側を吸引して被収
容物フィード部の送出端まで搬送する袋搬送装置を前記
搬送装置の搬送方向と直交する方向に設け、前記袋搬送
装置によって搬送されてきた袋の開口縁部を上下方向に
離間させて開口部を大きく開放する二つの回転部材から
なる袋開口部開放装置を被収容物フィード部の出口側に
設け、開口した袋内に被収容物を収容した後、この袋
を、前記空の袋の搬送方向と直交する方向に搬送するよ
うに構成されている。
【0008】上記袋詰め装置において、開放された袋に
対して被収容物を押し出す手段を設けてあってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、図面を参照
しながら説明する。図1〜図8は、この発明の一つの実
施の形態を示すもので、図1および図2は、この発明の
袋詰め装置1を前記特許第2754379号に係る繊維
製品の包装装置(以下、包装装置という)2と組み合わ
せた繊維製品包装システムの一例を示すものである。
【0010】図1において、3,4,5,6は床など平
らな設置面7上に一直線状に設けられる架台で、各架台
3〜6は、それらの上面が水平になるように、下部に調
整部材3a〜6aを備えている。そして、袋詰め装置1
は、架台3の上面に設けられており、前記包装装置2
は、架台3に対して架台4を介して設けられる架台5の
上面に設けられている。また、架台4,6の上面にはベ
ルトコンベヤからなる搬送装置8,9が水平な状態に設
けられている。
【0011】前記袋詰め装置1の構成について、図3〜
図7をも参照しながら説明する。図2〜図4において、
10は架台3の上面に水平な状態で設けられる搬送装置
で、例えばベルトコンベヤからなり、11,12はロー
ラ、13はローラ11,12間に掛けわたされる複数の
ベルト、14は駆動モータ、15は駆動伝達手段であ
る。この搬送装置10の搬送方向は図1、図2および図
4において矢印Aで示すように架台3〜6の配列方向と
同じである。この搬送装置10の搬送方向上流側の両側
には、複数の空の袋16をストックする袋ストック部1
7と、袋16に収容されるべき被収容物(例えば毛布な
どの繊維製品)18をストックする被収容物フィード部
19が互いに対向するようにして設けられている。
【0012】前記袋ストック部17は、次のように構成
されている。すなわち、図3および図4に示すように、
三方が側板で囲われ、一方および上方が開放された平面
視矩形状の袋ストック部本体20の内部に、水平な板状
部材21と揺動板22とからなる上載板23を設けたも
ので、揺動板22は板状部材21側に支点24を有し、
送出端がばね25によって常時上方に付勢されている。
ここで、袋16について説明すると、この袋16は、適
度な機械的強度および非通気性が要求され、例えばナイ
ロンとポリエチレンとの複合体、または、ナイロンにア
ルミニウム蒸着を施したものを複数(例えば5〜6層)
重ねて厚みが80〜120μm程度になるように構成し
たものが好ましい。
【0013】前記被収容物フィード部19は、次のよう
に構成されている。すなわち、26は架台3の上面部3
bに固着される被収容物フィード部本体で、底板27
と、この底板27の上面に矢印Aと直交する方向Bにお
いて適宜の間隔をおいて互いに平行に立設される側板2
8,29とからなる。この被収容物フィード部本体26
は、被収容物18としての毛布など大型の繊維製品を適
宜折り畳んだ状態にしたものを収容できる程度の広さと
深さを有している。
【0014】そして、30は被収容物フィード部本体2
6内に一時的に収容される被収容物18を搬送装置10
方向に押し出す被収容物押出装置で、図3に示すよう
に、エアシリンダ31のロッド32に駆動体33を連結
し、この駆動体33に連結されるアーム34の先端に押
出板35を取りつけてなるものである。36は駆動体3
3の往復直線運動をガイドするためのガイドロッド、3
7はストッパである。
【0015】図3および図6において、38は前記袋ス
トック部17にストックされている袋16を被収容物フ
ィード部19の出口端まで搬送する袋搬送装置で、搬送
装置10の搬送方向と直交する方向に、搬送装置10の
搬送方向上流側に設けられている。この袋搬送装置38
は、次のように構成されている。すなわち、39は袋ス
トック部17と被収容物フィード部19との間を、搬送
装置10の搬送方向と直交する方向に往復移動するエア
スライダで、袋ストック部17および被収容物フィード
部19にそれぞれ立設された支柱40,41によって保
持されたレール42に移動自在に係合されている。43
はレール42の上下にこれと平行に横設されたガイドロ
ッドである。
【0016】44は前記エアスライダ39に一端が固着
され、矢印A方向に延設されたアームで、このアーム4
4にはエアシリンダ45が立設され、その下方に延びる
ロッド46にはブラケット47を介して保持部材48が
アーム44と平行に設けられ、この保持部材48の下部
に、それぞればね49を介して二つの吸引部材50aか
らなる袋開口部吸引手段50が適宜の距離をおいて設け
られている。51はエア供給管で、アーム44の移動に
伴って移動できるように構成されている。
【0017】52は前記袋搬送装置38によって被収容
物フィード部19の出口端まで搬送されてきた袋16の
開口部16Aを大きく開口する袋開口部開放装置で、次
のように構成されている。すなわち、図7において、5
3,54は搬送装置10の搬送方向Aと同じ方向に延設
された回転軸55,56にそれぞれ枢支された回転部材
である。
【0018】そして、一方の回転部材(以下、第1回転
部材という)53は、搬送装置10が設けられる架台3
の上面3aに臨むようにして搬送装置10の外側に適宜
の間隔をおいて設けられたエアー吸引口57によって吸
引された袋16の開口部16Aの開口下縁部16aを架
台上面3aに押圧するもので、その回転軸55は、適宜
の保持部材58によって保持されるとともに、エアシリ
ンダ59の上下方向に移動するロッド60に枢着された
レバー61に連結されている。また、他方の回転部材
(以下、第2回転部材という)54は、前記袋開口部吸
引手段50によって上方に吸引された袋16の開口部1
6Aの開口上縁部16bを袋開口部吸引手段50と協働
して吸引・挟持するもので、その回転軸56は、適宜の
保持部材62によって保持されるとともに、エアシリン
ダ63の上下方向に移動するロッド64に枢着されたレ
バー65に固着されている。
【0019】上記第1、第2の回転部材53,54は、
袋16の開口部16Aに対してその内側から作用してこ
れを大きく開口させるものであるが、この実施の形態に
おいては、それぞれ次のような機能をも有している。す
なわち、第1回転部材53は、被収容物押出装置30に
よって搬送装置10方向に押し出される被収容物18を
一時的に停止させるストッパ機能を有している。また、
第2の回転部材54は、被収容物フィード部本体26内
に一時的に収容される被収容物18の一部を上方から被
覆する蓋機能を有している。
【0020】そして、図3〜図6において、66は被収
容物フィード部本体26の一方の側壁28にヒンジ部6
7を介して設けられる開閉蓋で、第2の回転部材54と
ともに、被収容物18の一部を上方から被覆するもので
あり、その一部が支柱68に固定されたエアシリンダ6
9のロッド70に対してブラケット71を介して連結さ
れている。
【0021】上記構成の袋詰め装置1の各部は、図示し
ていないコントロール装置によって所定のプログラムに
したがってシーケンス制御されるように構成されてお
り、図3および図4に示すスイッチ装置72におけるス
イッチ72a,72bによって起動または緊急停止され
る。
【0022】そして、包装装置2の構成について説明す
ると、この包装装置2は、前述のように、特許第275
4379号公報に詳しく構成が記載されているので、詳
細な説明は省略するが、架台5上に水平な状態で架設さ
れ、所定の方向に回転する搬送ベルト73と、この搬送
ベルト73の上部に平行に架設され、これと同方向に同
期して回転し、パンタグラフ機構74を備えた上下動装
置75によって上下動する押圧ベルト76と、前記両ベ
ルト73,76の間に挟持された被収容物18を収容し
た袋16の開口部16Aを封止するヒートシール部77
とからなり、前記両ベルト73,76による前記袋16
に対する押圧の完了後、袋16の開口部16Aをシール
するように構成されている。
【0023】次に、上記構成の繊維製品包装システムの
動作について、図8をも参照しながら説明する。今、袋
詰め装置1の始動前である初期状態において、袋搬送装
置38のアーム44が、図4および図6に示すように、
被収容物フィード部19の出口側(搬送装置10側)近
傍のホームポジションにあるものとする。この状態にお
いては、被収容物フィード部本体26の上部は開放され
ており、また、被収容物押出装置30の押出板35は、
被収容物フィード部本体26の後端部近傍に位置してい
る。
【0024】袋詰め作業に際しては、袋ストック部17
の近傍および被収容物フィード部19の近傍にそれぞれ
一人ずつ作業者を配置する。複数の袋16を、その開口
部16Aが搬送装置10に近くなるようにして、袋スト
ック部17に積層状態でセットする。
【0025】被収容物フィード部19の被収容物フィー
ド部本体26内に、被収容物18としての毛布を適宜折
り畳んだ状態でセットする。
【0026】(1)前記被収容物18のセット後、スイ
ッチ装置72における起動スイッチ72aをオンする。
これにより、ホームポジションにある袋搬送装置38の
アーム44が袋ストック部17方向に移動して、袋16
の開口部16Aの上方において一旦停止する。
【0027】そして、前記位置において、エアシリンダ
45によって袋開口部吸引手段50が下降し(図8
(A)における符号参照)、この下降した袋開口部吸
引手段50によって最上位の袋16がその開口部16A
の上縁部16bにおいて吸引され(図8(A)における
符号参照)、その状態で、アーム44が搬送装置10
を横断するように移動して(図8(A)における符号
参照)、前記ホームポジション付近に停止する。
【0028】そして、上記位置においてエアシリンダ4
5が下降し、袋16は、その開口部16Aがエアー吸引
口57の上部に位置する。このとき、エアー吸引口57
が吸引を開始するので、前記開口部16Aの下縁部16
aがエアー吸引口57によって架台3の上面3aに強く
吸引される(図7(A)および図8(A)における符号
参照)。なお、このとき、袋開口部吸引手段50は、
袋16の開口上縁部16bを吸引したままである。ま
た、第1,第2の回転部材53,54はほぼ垂直状態に
なっており、被収容物18は、被収容物フィード部本体
26内に収容されたままである(図8(A)参照)。
【0029】(2)前記エアー吸引口57によって開口
部16Aの下縁部16aが下方に強く吸引されている状
態で、エアシリンダ45が上昇し、袋開口部吸引手段5
0が上昇することで、袋16の開口上縁部16bが上方
に引っ張られることにより、袋16の開口部16Aは大
きく開放される(図7(A)および図8(B)における
符号参照)。
【0030】そして、前記開口部16Aが大きく開放さ
れると、第1回転部材53が反時計方向に90°回転す
るとともに、第2回転部材54が時計方向に90°回転
し、第1回転部材53は、開口部16Aの下縁部16a
をその内側から下方に押圧し、これを架台上面3aに押
圧する一方、第2回転部材54は、開口部16Aの上縁
部16bをその内側から上方に押圧し、袋開口部吸引手
段50によって上方に吸引された開口上縁部16bを袋
開口部吸引手段50と協働して吸引・挟持する。前記第
1,第2の回転部材53,54の回転により、被収容物
フィード部本体26内に収容されている被収容物18の
前方が開放される(図7(B)および図8(B)参
照)。
【0031】(3)上記袋16の開口部16Aが大きく
開放された状態において、被収容物押出装置30が動作
して、その押出板35が前進して被収容物18を搬送装
置10方向、つまり、開口部16A方向に押し出す。こ
れによって、被収容物18は袋16内に収容される(図
8(C)参照)。
【0032】(4)前記被収容物18の袋16内への袋
詰めが完了すると、エアー吸引口57および開口部吸引
手段50の吸引が停止し、第1回転部材53が時計方向
に90°回転するとともに、第2回転部材54が反時計
方向に90°回転して、これらの部材53,54は再び
垂直状態となる。また、これと同時に、エアシリンダ4
5が上昇し(図8(D)における符号参照)、アーム
44が袋ストック部17方向に移動する(図8(D)に
おける符号参照)一方、被収容物押出装置30の押出
板35は後退し、元の位置に復帰して、それぞれ次の動
作の待機状態となる(図8(D)参照)。
【0033】上記のようにして、袋16内には被収容物
18が袋詰めされるが、この袋16はまだその開口部1
6Aが開放されている。この被収容物18を収容した袋
16は、搬送装置10によって搬送装置8に送られ、さ
らに、この搬送装置8によって包装装置2に送られる。
この包装装置2において、前記袋16は搬送ベルト73
に搬送されている間に押圧ベルト76の押圧を受けて、
その内部に含まれる空気が押し出される。その後、この
袋16は、その開口部16Aをヒートシール部77によ
ってシールされ、内部にほとんど空気を含まない包装状
態の袋16’(図2参照)となる。なお、図2におい
て、16Bはヒートシール処理後の開口部を示す。
【0034】なお、上記構成の繊維製品包装システム
は、全体がエアコンディショニングされたハウジング内
に設けるのが好ましい。
【0035】以上説明したように、上記袋詰め方法およ
び装置によれば、少ない人員で効率よく袋詰め作業を行
うことができ、従来の袋詰め作業に比べて大幅に生産性
が向上する。
【0036】そして、上記袋詰め方法および装置におい
ては、被収容物18が毛布などの大型の繊維製品に特に
好適であるが、下着などの小物の繊維製品の袋詰めにも
好適に適用することができる。また、繊維製品以外の各
種の製品の袋詰めにも利用できることはいうまでもな
い。
【0037】また、上述の実施の形態においては、被収
容物フィード部19に被収容物押出装置30を設けてい
るので、被収容物18が毛布など比較的大型で嵩張るよ
うな場合、確実にこれを搬送装置10方向にフィードす
ることができるとともに、手動で被収容物18を搬送装
置10方向に供給する場合に比べて安全である。さら
に、前記被収容物フィード部19においては、第2回転
部材54と開閉蓋66が設けられているので、被収容物
18の浮き上がりなどを防止することができる。
【0038】なお、被収容物18が下着など小物の繊維
製品や他の製品などの場合、被収容物押出装置30は特
に必要でなく、開閉蓋66も不要であるとともに、第2
回転部材54の構造を簡略化できる。
【0039】
【発明の効果】この発明の袋詰め方法および装置によれ
ば、少ない人員で効率よく袋詰め作業を行うことがで
き、従来の袋詰め作業に比べて大幅に生産性が向上す
る。
【0040】また、被収容物フィード部に被収容物押出
装置を設けてた場合、被収容物毛布など比較的大型で嵩
張るような場合、安全確実にこれを搬送装置方向にフィ
ードすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の袋詰め装置を組み込んだ繊維製品包
装システムの構成の一例を概略的に示す正面図である。
【図2】前記繊維製品包装システムにおける作業状況を
示す斜視図である。
【図3】この発明の袋詰め装置の全体構成を示す正面図
である。
【図4】前記袋詰め装置の平面図である。
【図5】前記袋詰め装置の要部の構成を示す図である。
【図6】前記袋詰め装置の要部の構成を示す一部を省略
した斜視図である。
【図7】袋開口部開放装置の構造を説明するための図で
ある。
【図8】前記袋詰め装置の動作説明図である。
【符号の説明】
10…搬送装置、16…袋、16A…開口部、17…袋
ストック部、18…被収容物、19…被収容物フィード
部、30…被収容物押出装置、38…袋搬送装置、52
…袋開口部開放装置、53,54…回転部材。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 繊維製品の袋詰め装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、毛布や布団など
の寝装品や、肌着などの衣料品、呉服や洋服などの各種
の繊維製品を袋詰めするための繊維製品の袋詰め装置
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば毛布は、常日頃使用されるもので
はなく、一年のうちでも限られた季節にごく短い期間だ
け使用されることが多く、他の期間は押入やタンスなど
に収納され保管されるのが一般的である。この場合、毛
布は、非常に嵩張るものであり、これを如何にコンパク
トな形態で保管するかが問題となる。このような問題を
解決するものとして、本願出願人は、繊維製品の包装や
その前処理に関する技術について独自に開発し、これら
の技術を、「繊維製品の包装方法および装置」(特公平
8−583号、特許第2098349号)、「繊維製品
の包装前処理方法およびその装置」(特許第27197
67号)、「繊維製品の包装装置」(特許第27543
79号)として特許出願し、権利として保有していると
ころである。
【0003】そして、例えば毛布をコンパクトな形態で
包装するには、例えば、前記特許第2754379号公
報に示されるような包装装置を用いればよいが、その包
装に用いる袋に対して、従来は、包装されるべき物品で
ある毛布を作業者が手作業によって挿入し、その袋を包
装装置に供給するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
毛布はこれを折り畳んで適当な大きさにしても、その重
量や嵩高さからかなり取扱いが困難であり、毛布の袋詰
めに多数の作業者が必要であった。このため、袋詰め作
業の前に行われる前処理作業や袋詰め作業の後に行われ
る包装作業を機械化して生産性を向上させても、袋詰め
作業が従来からの非能率的な作業で行われいるため、包
装作業全体の能率が低下し、生産性が悪いといった不都
合があった。
【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、小形軽量の繊維製品は勿論のこ
と、大型で重量のある繊維製品であっても能率よく袋詰
め作業を行うことができる繊維製品の袋詰め装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の繊維製品の袋詰め装置は、搬送装置の搬
送方向上流側の両側に、複数の空の袋をストックする袋
ストック部と、袋に収容されるべき繊維製品を一時的に
収容するとともにこの繊維製品を搬送装置に向けて押し
出す繊維製品押出装置を備えた繊維製品フィード部とを
対向させて配置し、前記袋ストック部に設けられた空の
袋を一つずつその開口部側を吸引して繊維製品フィード
部の送出端まで搬送する袋搬送装置を前記搬送装置の搬
送方向と直交する方向に設け、前記袋搬送装置によって
搬送されてきた袋の開口縁部を上下方向に離間させて開
口部を大きく開放する二つの回転部材からなる袋開口部
開放装置を繊維品フィード部の送出端に設け、前記二
つの回転部材のうちの一方に、前記繊維品押出装置に
よって押し出されてきた繊維製品を一時的に停止させる
ように機能を持たせる一方、前記二つの回転部材のうち
の他方に、繊維製品フィード部に一時的に収容される繊
維製品を上方から被覆する機能を持たせ、前記袋開口部
開放装置によって開口させられた袋内に繊維製品を収容
した後、この袋を、前記空の袋の搬送方向と直交する方
向に搬送するようにしている。
【0007】
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、図面を参照
しながら説明する。図1〜図8は、この発明の一つの実
施の形態を示すもので、図1および図2は、この発明の
繊維製品の袋詰め装置(以下、単に袋詰め装置という)
1を前記特許第2754379号に係る繊維製品の包装
装置(以下、包装装置という)2と組み合わせた繊維製
品包装システムの一例を示すものである。
【0010】図1において、3,4,5,6は床など平
らな設置面7上に一直線状に設けられる架台で、各架台
3〜6は、それらの上面が水平になるように、下部に調
整部材3a〜6aを備えている。そして、袋詰め装置1
は、架台3の上面に設けられており、前記包装装置2
は、架台3に対して架台4を介して設けられる架台5の
上面に設けられている。また、架台4,6の上面にはベ
ルトコンベヤからなる搬送装置8,9が水平な状態に設
けられている。
【0011】前記袋詰め装置1の構成について、図3〜
図7をも参照しながら説明する。図2〜図4において、
10は架台3の上面に水平な状態で設けられる搬送装置
で、例えばベルトコンベヤからなり、11,12はロー
ラ、13はローラ11,12間に掛けわたされる複数の
ベルト、14は駆動モータ、15は駆動伝達手段であ
る。この搬送装置10の搬送方向は図1、図2および図
4において矢印Aで示すように架台3〜6の配列方向と
同じである。この搬送装置10の搬送方向上流側の両側
には、複数の空の袋16をストックする袋ストック部1
7と、袋16に収容されるべき繊維製品(例えば毛布な
どの繊維製品)18をストックする繊維製品フィード部
19が互いに対向するようにして設けられている。
【0012】前記袋ストック部17は、次のように構成
されている。すなわち、図3および図4に示すように、
三方が側板で囲われ、一方および上方が開放された平面
視矩形状の袋ストック部本体20の内部に、水平な板状
部材21と揺動板22とからなる上載板23を設けたも
ので、揺動板22は板状部材21側に支点24を有し、
送出端がばね25によって常時上方に付勢されている。
ここで、袋16について説明すると、この袋16は、適
度な機械的強度および非通気性が要求され、例えばナイ
ロンとポリエチレンとの複合体、または、ナイロンにア
ルミニウム蒸着を施したものを複数(例えば5〜6層)
重ねて厚みが80〜120μm程度になるように構成し
たものが好ましい。
【0013】前記繊維製品フィード部19は、次のよう
に構成されている。すなわち、図6において、26は架
台3の上面部3bに固着される繊維製品フィード部本体
で、底板27と、この底板27の上面に矢印Aと直交す
る方向Bにおいて適宜の間隔をおいて互いに平行に立設
される側板28,29とからなる。この繊維製品フィー
ド部本体26は、毛布など大型の繊維製品18を適宜折
り畳んだ状態にしたものを収容できる程度の広さと深さ
を有している。
【0014】そして、30は繊維製品フィード部本体2
6内に一時的に収容される繊維製品18を搬送装置10
方向に押し出す繊維製品押出装置で、図3に示すよう
に、エアシリンダ31のロッド32に駆動体33を連結
し、この駆動体33に連結されるアーム34の先端に押
出板35を取りつけてなるものである。36は駆動体3
3の往復直線運動をガイドするためのガイドロッド、3
7はストッパである。
【0015】図3および図6において、38は前記袋ス
トック部17にストックされている袋16を繊維製品
ィード部19の出口端まで搬送する袋搬送装置で、搬送
装置10の搬送方向と直交する方向に、搬送装置10の
搬送方向上流側に設けられている。この袋搬送装置38
は、次のように構成されている。すなわち、39は袋ス
トック部17と繊維製品フィード部19との間を、搬送
装置10の搬送方向と直交する方向に往復移動するエア
スライダで、袋ストック部17および繊維製品フィード
部19にそれぞれ立設された支柱40,41によって保
持されたレール42に移動自在に係合されている。43
はレール42の上下にこれと平行に横設されたガイドロ
ッドである。
【0016】44は前記エアスライダ39に一端が固着
され、矢印A方向に延設されたアームで、このアーム4
4にはエアシリンダ45が立設され、その下方に延びる
ロッド46にはブラケット47を介して保持部材48が
アーム44と平行に設けられ、この保持部材48の下部
に、それぞればね49を介して二つの吸引部材50aか
らなる袋開口部吸引手段50が適宜の距離をおいて設け
られている。51はエア供給管で、アーム44の移動に
伴って移動できるように構成されている。
【0017】52は前記袋搬送装置38によって繊維製
フィード部19の出口端まで搬送されてきた袋16の
開口部16Aを大きく開口する袋開口部開放装置で、次
のように構成されている。すなわち、図7において、5
3,54は搬送装置10の搬送方向Aと同じ方向に延設
された回転軸55,56にそれぞれ枢支された回転部材
である。
【0018】そして、一方の回転部材(以下、第1回転
部材という)53は、搬送装置10が設けられる架台3
の上面3aに臨むようにして搬送装置10の外側に適宜
の間隔をおいて設けられたエアー吸引口57によって吸
引された袋16の開口部16Aの開口下縁部16aを架
台上面3aに押圧するもので、その回転軸55は、適宜
の保持部材58によって保持されるとともに、エアシリ
ンダ59の上下方向に移動するロッド60に枢着された
レバー61に連結されている。また、他方の回転部材
(以下、第2回転部材という)54は、前記袋開口部吸
引手段50によって上方に吸引された袋16の開口部1
6Aの開口上縁部16bを袋開口部吸引手段50と協働
して吸引・挟持するもので、その回転軸56は、適宜の
保持部材62によって保持されるとともに、エアシリン
ダ63の上下方向に移動するロッド64に枢着されたレ
バー65に固着されている。
【0019】上記第1、第2の回転部材53,54は、
袋16の開口部16Aに対してその内側から作用してこ
れを大きく開口させるものであるが、この実施の形態に
おいては、それぞれ次のような機能をも有している。す
なわち、第1回転部材53は、繊維製品押出装置30に
よって搬送装置10方向に押し出される繊維製品18を
一時的に停止させるストッパ機能を有している。また、
第2の回転部材54は、繊維製品フィード部本体26内
に一時的に収容される繊維製品18の一部を上方から被
覆する蓋機能を有している。
【0020】そして、図3〜図6において、66は繊維
製品フィード部本体26の一方の側壁28にヒンジ部6
7を介して設けられる開閉蓋で、第2の回転部材54と
ともに、繊維製品18の一部を上方から被覆するもので
あり、その一部が支柱68に固定されたエアシリンダ6
9のロッド70に対してブラケット71を介して連結さ
れている。
【0021】上記構成の袋詰め装置1の各部は、図示し
ていないコントロール装置によって所定のプログラムに
したがってシーケンス制御されるように構成されてお
り、図3および図4に示すスイッチ装置72におけるス
イッチ72a,72bによって起動または緊急停止され
る。
【0022】そして、包装装置2の構成について説明す
ると、この包装装置2は、前述のように、特許第275
4379号公報に詳しく構成が記載されているので、詳
細な説明は省略するが、架台5上に水平な状態で架設さ
れ、所定の方向に回転する搬送ベルト73と、この搬送
ベルト73の上部に平行に架設され、これと同方向に同
期して回転し、パンタグラフ機構74を備えた上下動装
置75によって上下動する押圧ベルト76と、前記両ベ
ルト73,76の間に挟持された繊維製品18を収容し
た袋16の開口部16Aを封止するヒートシール部77
とからなり、前記両ベルト73,76による前記袋16
に対する押圧の完了後、袋16の開口部16Aをシール
するように構成されている。
【0023】次に、上記構成の繊維製品包装システムの
動作について、図8をも参照しながら説明する。今、袋
詰め装置1の始動前である初期状態において、袋搬送装
置38のアーム44が、図4および図6に示すように、
繊維製品フィード部19の出口側(搬送装置10側)近
傍のホームポジションにあるものとする。この状態にお
いては、繊維製品フィード部本体26の上部は開放され
ており、また、繊維製品押出装置30の押出板35は、
繊維製品フィード部本体26の後端部近傍に位置してい
る。
【0024】袋詰め作業に際しては、袋ストック部17
の近傍および繊維製品フィード部19の近傍にそれぞれ
一人ずつ作業者を配置する。複数の袋16を、その開口
部16Aが搬送装置10に近くなるようにして、袋スト
ック部17に積層状態でセットする。
【0025】繊維製品フィード部19の繊維製品フィー
ド部本体26内に、繊維製品18としての毛布を適宜折
り畳んだ状態でセットする。
【0026】(1)前記繊維製品18のセット後、スイ
ッチ装置72における起動スイッチ72aをオンする。
これにより、ホームポジションにある袋搬送装置38の
アーム44が袋ストック部17方向に移動して、袋16
の開口部16Aの上方において一旦停止する。
【0027】そして、前記位置において、エアシリンダ
45によって袋開口部吸引手段50が下降し(図8
(A)における符号参照)、この下降した袋開口部吸
引手段50によって最上位の袋16がその開口部16A
の上縁部16bにおいて吸引され(図8(A)における
符号参照)、その状態で、アーム44が搬送装置10
を横断するように移動して(図8(A)における符号
参照)、前記ホームポジション付近に停止する。
【0028】そして、上記位置においてエアシリンダ4
5が下降し、袋16は、その開口部16Aがエアー吸引
口57の上部に位置する。このとき、エアー吸引口57
が吸引を開始するので、前記開口部16Aの下縁部16
aがエアー吸引口57によって架台3の上面3aに強く
吸引される(図7(A)および図8(A)における符号
参照)。なお、このとき、袋開口部吸引手段50は、
袋16の開口上縁部16bを吸引したままである。ま
た、第1,第2の回転部材53,54はほぼ垂直状態に
なっており、繊維製品18は、繊維製品フィード部本体
26内に収容されたままである(図8(A)参照)。
【0029】(2)前記エアー吸引口57によって開口
部16Aの下縁部16aが下方に強く吸引されている状
態で、エアシリンダ45が上昇し、袋開口部吸引手段5
0が上昇することで、袋16の開口上縁部16bが上方
に引っ張られることにより、袋16の開口部16Aは大
きく開放される(図7(A)および図8(B)における
符号参照)。
【0030】そして、前記開口部16Aが大きく開放さ
れると、第1回転部材53が反時計方向に90°回転す
るとともに、第2回転部材54が時計方向に90°回転
し、第1回転部材53は、開口部16Aの下縁部16a
をその内側から下方に押圧し、これを架台上面3aに押
圧する一方、第2回転部材54は、開口部16Aの上縁
部16bをその内側から上方に押圧し、袋開口部吸引手
段50によって上方に吸引された開口上縁部16bを袋
開口部吸引手段50と協働して吸引・挟持する。前記第
1,第2の回転部材53,54の回転により、繊維製品
フィード部本体26内に収容されている繊維製品18の
前方が開放される(図7(B)および図8(B)参
照)。
【0031】(3)上記袋16の開口部16Aが大きく
開放された状態において、繊維製品押出装置30が動作
して、その押出板35が前進して繊維製品18を搬送装
置10方向、つまり、開口部16A方向に押し出す。こ
れによって、繊維製品18は袋16内に収容される(図
8(C)参照)。
【0032】(4)前記繊維製品18の袋16内への袋
詰めが完了すると、エアー吸引口57および開口部吸引
手段50の吸引が停止し、第1回転部材53が時計方向
に90°回転するとともに、第2回転部材54が反時計
方向に90°回転して、これらの部材53,54は再び
垂直状態となる。また、これと同時に、エアシリンダ4
5が上昇し(図8(D)における符号参照)、アーム
44が袋ストック部17方向に移動する(図8(D)に
おける符号参照)一方、繊維製品押出装置30の押出
板35は後退し、元の位置に復帰して、それぞれ次の動
作の待機状態となる(図8(D)参照)。
【0033】上記のようにして、袋16内には繊維製品
18が袋詰めされるが、この袋16はまだその開口部1
6Aが開放されている。この繊維製品18を収容した袋
16は、搬送装置10によって搬送装置8に送られ、さ
らに、この搬送装置8によって包装装置2に送られる。
この包装装置2において、前記袋16は搬送ベルト73
に搬送されている間に押圧ベルト76の押圧を受けて、
その内部に含まれる空気が押し出される。その後、この
袋16は、その開口部16Aをヒートシール部77によ
ってシールされ、内部にほとんど空気を含まない包装状
態の袋16’(図2参照)となる。なお、図2におい
て、16Bはヒートシール処理後の開口部を示す。
【0034】なお、上記構成の繊維製品包装システム
は、全体がエアコンディショニングされたハウジング内
に設けるのが好ましい。
【0035】以上説明したように、上記袋詰め装置によ
れば、少ない人員で効率よく繊維製品18の袋詰め作業
を行うことができ、従来の袋詰め作業に比べて大幅に生
産性が向上する。
【0036】そして、上記袋詰め装置においては、
などの大型の繊維製品の袋詰めに好適であるが、下着な
どの小物の繊維製品の袋詰めにも好適に適用することが
きる
【0037】また、上述の実施の形態においては、繊維
製品フィード部19に繊維製品押出装置30を設けてい
るので、繊維製品18が毛布など比較的大型で嵩張るよ
うな場合、確実にこれを搬送装置10方向にフィードす
ることができるとともに、手動で繊維製品18を搬送装
置10方向に供給する場合に比べて安全である。さら
に、前記繊維製品フィード部19においては、第2回転
部材54と開閉蓋66が設けられているので、繊維製品
18の浮き上がりなどを防止することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の繊維製
品の袋詰め装置においては、特に、袋に収容されるべき
繊維製品を一時的に収容する繊維製品フィード部に繊維
製品押出装置を設けているので、小物の繊維製品は勿論
のこと、繊維製品が毛布など比較的大型で嵩張るような
場合であっても、これを安全確実に搬送装置方向にフィ
ードすることができる。
【0039】そして、前記繊維製品フィード部の送出端
には、袋搬送装置によって搬送されてきた袋の開口縁部
を上下方向に離間させて開口部を大きく開放する二つの
回転部材からなる袋開口部開放装置を繊維製品フィード
部の送出端に設けるとともに、二つの回転部材のうちの
一方に、前記繊維製品押出装置によって押し出されてき
た繊維製品を一時的に停止させるように機能を持たせ、
前記二つの回転部材のうちの他方に、繊維製品フィード
部に一時的に収容される繊維製品を上方から被覆する機
能を持たせているので、袋に収容される直前の繊維製品
を確実に所定の状態で待機させることができる。
【0040】したがって、この発明の繊維製品の袋詰め
装置によれば、少ない人員で効率よく袋詰め作業を行う
ことができ、従来の袋詰め作業に比べて大幅に生産性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の袋詰め装置を組み込んだ繊維製品包
装システムの構成の一例を概略的に示す正面図である。
【図2】前記繊維製品包装システムにおける作業状況を
示す斜視図である。
【図3】この発明の袋詰め装置の全体構成を示す正面図
である。
【図4】前記袋詰め装置の平面図である。
【図5】前記袋詰め装置の要部の構成を示す図である。
【図6】前記袋詰め装置の要部の構成を示す一部を省略
した斜視図である。
【図7】袋開口部開放装置の構造を説明するための図で
ある。
【図8】前記袋詰め装置の動作説明図である。
【符号の説明】 10…搬送装置、16…袋、16A…開口部、17…袋
ストック部、18…繊維製品、19…繊維製品フィード
部、30…繊維製品押出装置、38…袋搬送装置、52
…袋開口部開放装置、53,54…回転部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空の袋を一つずつその開口部側を吸引し
    て所定位置まで搬送して一旦停止させ、この停止させた
    袋の開口縁部を上下方向に離間させて開口部を大きく開
    放した後、この開口部が開放された袋に対して被収容物
    を押し込み、この被収容物を収容した状態の袋を、前記
    空の袋の搬送方向と直交する方向に搬送するようにした
    ことを特徴とする袋詰め方法。
  2. 【請求項2】 搬送装置の搬送方向上流側の両側に、複
    数の空の袋をストックする袋ストック部と、袋に収容さ
    れるべき被収容物をフィードする被収容物フィード部と
    を対向させて配置するとともに、前記袋ストック部に設
    けられた空の袋を一つずつその開口部側を吸引して被収
    容物フィード部の送出端まで搬送する袋搬送装置を前記
    搬送装置の搬送方向と直交する方向に設け、前記袋搬送
    装置によって搬送されてきた袋の開口縁部を上下方向に
    離間させて開口部を大きく開放する二つの回転部材から
    なる袋開口部開放装置を被収容物フィード部の出口側に
    設け、開口した袋内に被収容物を収容した後、この袋
    を、前記空の袋の搬送方向と直交する方向に搬送するよ
    うにしたことを特徴とする袋詰め装置。
  3. 【請求項3】 開放された袋に対して被収容物を押し出
    す手段を備えてなる請求項2に記載の袋詰め装置。
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