JPH11348783A - 走行路の分岐・合流装置 - Google Patents

走行路の分岐・合流装置

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JPH11348783A
JPH11348783A JP15869998A JP15869998A JPH11348783A JP H11348783 A JPH11348783 A JP H11348783A JP 15869998 A JP15869998 A JP 15869998A JP 15869998 A JP15869998 A JP 15869998A JP H11348783 A JPH11348783 A JP H11348783A
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JP
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traveling
rail
branching
fixed
turntable
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JP15869998A
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English (en)
Inventor
Ichiro Fukuwatari
一郎 福渡
Hiroshi Chinbe
弘 珍部
Hiroyoshi Yamada
裕善 山田
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Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井などを走行する無人搬送車が、走行路の
分岐・合流部において一旦停止することなく、円滑、か
つ迅速に分岐・合流部を通過することができるようにし
た走行路の分岐・合流装置を提供すること。 【解決手段】 天井などの固定側に配設した固定走行レ
ール1,2の分岐・合流部に、複数の走行レール32,
33を備えた回転盤31を回転可能に配設し、固定走行
レール1,2と、回転盤31に備えた複数の走行レール
32,33の1つを選択的に接続するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行路の分岐・合
流装置に関し、特に、天井などを走行する無人搬送車
が、分岐・合流部において一旦停止することなく、円
滑、かつ迅速にこの分岐・合流部を通過することができ
るようにした走行路の分岐・合流装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】無人搬送車を天井に沿って走行させるよ
うにした走行路の分岐・合流装置として、図10に示す
ように、天井などの固定側に配設した固定走行レール
1,2の分岐・合流部に、無人搬送車5のホイールベー
ス長以上の長さを有する直線状のレール132を備えた
回転盤131を回転可能に配設し、例えば、図10
(a)に示すように、一方の固定走行レール2と、回転
盤131に備えたレール132を接続することにより、
分岐・合流装置130の回転盤131のレール132の
部に無人搬送車5を一旦停止させた後、回転盤131を
回転して、図10(b)に示すように、他方の固定走行
レール1と、回転盤131に備えたレール132を接続
することにより、無人搬送車5を一方の固定走行レール
2から、これと直交する他方の固定走行レール1に移行
して走行させるようにした分岐・合流装置が用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
走行路の分岐・合流装置においては、無人搬送車5を一
方の固定走行レール2から、これと直交する他方の固定
走行レール1に移行して走行させる場合、分岐・合流装
置130の回転盤131のレール132の位置に無人搬
送車5を一旦停止させた後、回転盤131を回転させる
必要があるため、無人搬送車5が走行路の分岐・合流部
を通過するのに時間を要し、搬送効率が低下するという
問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の走行路の分岐・合流
装置の有する問題点に鑑み、天井などを走行する無人搬
送車が、走行路の分岐・合流部において一旦停止するこ
となく、円滑、かつ迅速に分岐・合流部を通過すること
ができるようにした走行路の分岐・合流装置を提供する
ことを第1の目的とする。
【0005】また、本発明は、分岐・合流装置の形状を
小形化して、込み入った分岐・合流部において、複数の
分岐・合流装置を近接して設置することができるように
した走行路の分岐・合流装置を提供することを第2の目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の走行路の分岐・合流装置は、天井など
の固定側に配設した固定走行レールの分岐・合流部に、
複数の走行レールを備えた回転盤を回転可能に配設し、
前記固定走行レールと、前記回転盤に備えた複数の走行
レールの1つを選択的に接続するようにしたことを特徴
とする。
【0007】この走行路の分岐・合流装置は、固定走行
レールの分岐・合流部に、複数の走行レールを備えた回
転盤を回転可能に配設し、固定走行レールと、回転盤に
備えた複数の走行レールの1つを選択的に接続すること
により、分岐・合流部において、固定走行レールと回転
盤に備えた走行レールとで複数通りの連続した走行路を
選択的に構成することができ、これにより、無人搬送車
を、走行路の分岐・合流部において一旦停止させること
なく、円滑、かつ迅速に分岐・合流部を通過させること
ができる。
【0008】さらに、上記第2の目的を達成するため、
上記の構成に加え、回転盤に備えた走行レールを、回転
盤に水平方向に移動可能に配設したことを特徴とする。
【0009】この走行路の分岐・合流装置は、回転盤に
備えた走行レールの配置位置を任意に変更することがで
きるため、回転盤に備えた走行レール間に十分な間隔を
確保しながら、回転盤を含む分岐・合流装置の形状を小
形化することができる。
【0010】この場合において、回転盤に備えた走行レ
ールを、直線走行レールと曲線走行レールにより構成す
ることができる。
【0011】これにより、分岐・合流部に、直進路と屈
曲路を選択的に簡易に構成することができる。
【0012】また、回転盤に備えた走行レールを、回転
盤に水平方向に移動可能に配設した可動部と、該可動部
の両側に位置する回転盤に固定して配設した固定部とで
構成することができる。
【0013】これにより、走行レールを中立位置から水
平方向に移動した状態で回転盤を回転させた場合に、移
動した走行レールが、固定走行レール等の固定側に接触
することを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の走行路の分岐・合
流装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】図1〜図4に、本発明の走行路の分岐・合
流装置の第1実施例を示す。この走行路の分岐・合流装
置3は、各種製造装置やストックヤード等に設けたステ
ーション(図示省略)間で、物品を搬送するために用い
る無人搬送車を天井に沿って走行させるための走行路を
構成するもので、この走行路は、ステーション間を結ぶ
ように天井などの固定側に配設した固定走行レール1,
2と、固定走行レール1,2の分岐・合流部に配設した
分岐・合流装置3とからなり、天井などを走行する無人
搬送車が、固定走行レール1,2の分岐・合流部におい
て一旦停止することなく、円滑、かつ迅速にこの分岐・
合流部を通過することができるように構成したものであ
る。
【0016】固定走行レール1,2は、天井などの固定
側に配設される同じ構造のもので、無人搬送車が、この
固定走行レール1,2に垂下して支持されながら、所定
の速度で走行できるものであれば、その構成は限定され
るものではない。
【0017】本実施例においては、固定走行レール1,
2が十字に直交する分岐・合流部に配設される分岐・合
流装置3を示し、この分岐・合流装置3は、円形をした
回転盤31と、回転盤31に設けた直線走行レール32
及び曲線走行レール33と、回転盤31を回転駆動する
回転駆動機構34とで構成される。
【0018】円形をした回転盤31は、図3〜図4に示
すように、天井などの固定側に取付台35に、摺動ガイ
ド36を介して取り付け、これにより、回転盤31は、
取付台35に、回転自在に支持されるようにする。回転
駆動機構34は、天井などの固定側にブラケットを介し
て取り付けたモータ34Mと、このモータ34Mに取り
付けた駆動用スプロケットホイール37と、回転盤31
側に取り付けた従動用スプロケットホイール38と、こ
の間に掛け渡したチェン39とからなる。そして、モー
タ34Mを正回転又は正、逆回転させることにより、駆
動用スプロケットホイール37、チェン39及び従動用
スプロケットホイール38を介して、回転盤31を所定
角度回転することができるようにしている。なお、回転
駆動機構34としては、回転盤31側に、回転盤31を
回転駆動するためのモータ(図示省略)を配設するよう
に構成したり、チェン39に代えてギヤ群を用いるよう
に構成したり、さらに、モータ34Mに代えてアクチュ
エータを用いることができる。
【0019】回転盤31に設ける直線走行レール32及
び曲線走行レール33は、回転盤31を所定角度回転し
たとき、対向する固定走行レール1,1が、直線走行レ
ール32によって接続されるように、また、回転盤31
をさらに所定角度回転したとき、直交する固定走行レー
ル1と固定走行レール2が、曲線走行レール33によっ
て接続されるように、また、回転盤31をさらに所定角
度回転したとき、対向する固定走行レール2,2が、曲
線走行レール33によって接続されるように、その形状
及び配置位置を考慮して設けるようにする。
【0020】以下、この走行路の分岐・合流装置の動作
について説明する。例えば、図1に示すように、対向す
る固定走行レール1,1が、直線走行レール32によっ
て接続されている状態から、図2に示すように、直交す
る固定走行レール1から固定走行レール2に無人搬送車
を走行させる場合について説明する。まず、図1に示す
状態で、固定走行用レール1の所定の位置に無人搬送車
が到達したとき、これをその位置に配設したセンサ等に
より検知し、無人搬送車を継続して走行させながら、回
転駆動機構34により分岐・合流装置3の回転盤31を
回転駆動(左回転)するようにする。そして、分岐・合
流装置3の回転盤31が45°回転し、図2に示す状態
になったとき、これをセンサ等により検知し、回転駆動
機構34及び回転盤31の回転を停止するようにする。
これにより、直交する固定走行レール1と固定走行レー
ル2が、曲線走行レール33によって接続されることと
なり、無人搬送車を、走行路の分岐・合流部において一
旦停止させることなく、円滑、かつ迅速にこの分岐・合
流部を通過させることができるものとなる。
【0021】また、この状態から、対向する固定走行レ
ール2から固定走行レール2に無人搬送車を走行させる
場合について説明する。まず、図2に示す状態で、固定
走行用レール1の所定の位置に無人搬送車が到達したと
き、これをその位置に配設したセンサ等により検知し、
無人搬送車を継続して走行させながら、回転駆動機構3
4により分岐・合流装置3の回転盤31を回転駆動(左
回転)するようにする。そして、分岐・合流装置3の回
転盤31がさらに45°(合計90°)回転したとき、
これをセンサ等により検知し、回転駆動機構34及び回
転盤31の回転を停止するようにする。これにより、対
向する固定走行レール2と固定走行レール2が、直線走
行レール32によって接続されることとなり、無人搬送
車を、走行路の分岐・合流部において一旦停止させるこ
となく、円滑、かつ迅速にこの分岐・合流部を通過させ
ることができるものとなる。
【0022】このようにして、固定走行レール1,2
と、分岐・合流装置3の回転盤31に備えた直線走行レ
ール32及び曲線走行レール33とで、複数通りの連続
した走行路を選択的に構成することができ、これによ
り、無人搬送車を、走行路の分岐・合流部において一旦
停止させることなく、円滑、かつ迅速にこの分岐・合流
部を通過させることができるものとなる。
【0023】なお、本実施例においては、直線走行レー
ル32及び曲線走行レール33を回転盤31に固定して
配設するようにしているため、回転盤31に備えた直線
走行レール32と曲線走行レール33の間に無人搬送車
を走行させることができる十分な間隔を確保するととも
に、無人搬送車を安定して走行させることができる曲線
走行レール33の曲率半径の大きさを確保するために
は、回転盤31の直径を極端に小さくすることができ
ず、このため、回転盤31を含む分岐・合流装置3の形
状を小形化することができない。
【0024】この点を改良し、回転盤31を含む分岐・
合流装置3の形状の小形化に対応することができるよう
にした、本発明の走行路の分岐・合流装置の第2実施例
を、図5〜図9に示す。
【0025】この走行路の分岐・合流装置3は、分岐・
合流装置3の回転盤31に備えた直線走行レール32と
曲線走行レール33を、回転盤31に対してそれぞれ独
立して水平方向(本実施例においては、直角方向)に移
動可能に配設した走行レール取付台に取り付ける(な
お、図8等には、直線走行レール32を取り付ける走行
レール取付台32Bのみを記載し、以下において、曲線
走行レール33と共通する事項については、直線走行レ
ール32について説明することとするが、曲線走行レー
ル33を取り付ける走行レール取付台も同様に構成し、
動作させるようにする。)ことにより、回転盤31に水
平方向に移動可能に配設するようにしたもので、その他
の基本的な構造及び動作は、上記第1実施例の走行路の
分岐・合流装置3と同様である。この場合、直線走行レ
ール32と曲線走行レール33を共通の走行レール取付
台に取り付けるように構成することができ、これによ
り、直線走行レール32と曲線走行レール33間の間隔
を任意に変更することができなくなるが、後述の走行レ
ール取付台の移動駆動機構4等の構成を簡略化すること
ができる利点がある。
【0026】この場合において、回転盤31には、直線
走行レール32の長手方向と直角方向にガイドレール3
2G(なお、このガイドレール32Gは、曲線走行レー
ル33を取り付けた走行レール取付台とで共用すること
ができる。)を配設し、このガイドレール32Gに移動
可能に走行レール取付台32Bを支持し、この走行レー
ル取付台32Bに、直線走行レール32を、無人搬送車
を走行させることができるように曲線走行レール33と
十分な間隔を設けて備えるようにする。この場合、直線
走行レール32は、回転盤31の中心Oに対して、直線
走行レール32の幅方向の中心Lが、距離a(以下、
「変位距離a」という。)変位した位置まで移動できる
ように直線走行レール32及び走行レール取付台32B
を構成するようにする。
【0027】そして、この直線走行レール32は、図5
に示すように、走行レール取付台32Bに備えることに
より回転盤31に水平方向に移動可能に配設した、回転
盤31の直径Rよりも短い長さrに形成した可動部32
Mと、この可動部32Mの両側に位置する回転盤31に
固定して配設した、回転盤31の直径Rから可動部32
Mの長さrを差し引いた長さの半分の長さに形成した固
定部32F,32Fとで構成するようにする。これによ
り、図5に示す状態から、走行レール取付台32Bを、
変位距離a移動(復帰)したとき、図7に示すように、
直線走行レール32の可動部32Mと、その両側に位置
する固定部32F,32Fとで、連続した直線走行レー
ル32を構成することができるようにする。なお、直線
走行レール32の固定部32Fの外側端面は、回転盤3
1の外周面に沿う円弧状に形成し、固定走行レール1,
2と連続して接続できるようにする。また、直線走行レ
ール32の固定部32Fの内側端面は、直線走行レール
32の可動部32Mと摺接するように直線状に形成する
ようにする。
【0028】回転盤31と走行レール取付台32Bの間
には、走行レール取付台32Bの移動駆動機構4を配設
する。この移動駆動機構4は、特に、限定されるもので
はないが、本実施例においては、直線走行レール32を
取り付けた走行レール取付台32Bを移動するアクチュ
エータ42と、曲線走行レール33を取り付けた走行レ
ール取付台を移動するアクチュエータ43とで構成し、
これにより、直線走行レール32及び曲線走行レール3
3を、その走行レール取付台を介して、独立して移動す
ることができるように構成する。この場合、例えば、ア
クチュエータ42による直線走行レール32を取り付け
た走行レール取付台32Bの移動量は、変位距離aに設
定するようにする。
【0029】なお、変位距離aの大きさは、回転盤31
の直径R、回転盤31の回転角度、直線走行レール32
と曲線走行レール33との間隔、固定走行レール1,2
の配置等によって定めるようにするが、この場合、回転
盤31を回転したとき、直線走行レール32及び曲線走
行レール33と、固定走行レール1,2等の固定側と接
触しないようにするとともに、回転盤を回転することに
より、固定走行レール1,2と、回転盤31に備えた走
行レール32及び曲線走行レール33の1つを選択的に
接続することができるようにする。
【0030】以下、この走行路の分岐・合流装置の動作
について説明する。例えば、図5に示すように、直交す
る固定走行レール1と固定走行レール2とが、曲線走行
レール33によって接続され、一方、直線走行レール3
2は、その可動部32Mが、固定部32F,32Fから
変位距離a変位した状態にある場合は、直交する固定走
行レール1と固定走行レール2が、曲線走行レール33
によって接続されているため、無人搬送車を、走行路の
分岐・合流部において一旦停止させることなく、円滑、
かつ迅速にこの分岐・合流部を通過させることができる
ものとなる。
【0031】この状態から、対向する固定走行レール1
から固定走行レール1に無人搬送車を走行させる場合に
ついて説明する。まず、図5に示す状態で、固定走行用
レール1の所定の位置に無人搬送車が到達したとき、こ
れをその位置に配設したセンサ等により検知し、無人搬
送車を継続して走行させながら、回転駆動機構34によ
り分岐・合流装置3の回転盤31を回転駆動(右回転)
するようにする。そして、図6に示すように、分岐・合
流装置3の回転盤31が45°回転したとき、これをセ
ンサ等により検知し、回転駆動機構34及び回転盤31
の回転を停止するようにする。次に、移動駆動機構4の
アクチュエータ42,43を操作することにより、直線
走行レール32を取り付けた走行レール取付台32B及
び曲線走行レール33を取り付けた走行レール取付台を
移動(本実施例においては、直線走行レール32を取り
付けた走行レール取付台32Bを変位距離a、直線走行
レール32を取り付けた走行レール取付台、それより若
干少ない距離、それぞれ移動することにより、図7に示
すように、直線走行レール32の可動部32Mと、その
両側に位置する固定部32F,32Fとで、連続した直
線走行レール32を構成するようにする。これにより、
対向する固定走行レール1と固定走行レール1が、直線
走行レール32によって接続されることとなり、無人搬
送車を、走行路の分岐・合流部において一旦停止させる
ことなく、円滑、かつ迅速にこの分岐・合流部を通過さ
せることができるものとなる。
【0032】このようにして、固定走行レール1,2
と、分岐・合流装置3の回転盤31に備えた直線走行レ
ール32及び曲線走行レール33とで、複数通りの連続
した走行路を選択的に構成することができ、これによ
り、無人搬送車を、走行路の分岐・合流部において一旦
停止させることなく、円滑、かつ迅速にこの分岐・合流
部を通過させることができるものとなる。そして、本実
施例においては、直線走行レール32及び曲線走行レー
ル33を、走行用レール取付台を介して、回転盤31に
対して水平方向に移動可能に配設するようにしているた
め、回転盤31に備えた直線走行レール32と曲線走行
レール33の間に無人搬送車を走行させることができる
十分な間隔を確保するとともに、無人搬送車を安定して
走行させることができる曲線走行レール33の曲率半径
の大きさを確保しながら、回転盤31の直径を小さくす
ることができるため、回転盤31を含む分岐・合流装置
3の形状を小形化することができるものとなる。
【0033】以上、上記実施例においては、固定走行レ
ール1,2が、その分岐・合流部において、十字に直交
する場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、本発明の走行路の分岐・合流装置は、その趣旨
を逸脱しない範囲において、例えば、回転盤に設ける走
行レールの形状を変形すること等により、Y字に分岐・
合流する場合等にも適用することができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載した発明の走行路の分岐
・合流装置によれば、固定走行レールの分岐・合流部
に、複数の走行レールを備えた回転盤を回転可能に配設
し、固定走行レールと、回転盤に備えた複数の走行レー
ルの1つを選択的に接続することにより、分岐・合流部
において、固定走行レールと回転盤に備えた走行レール
とで複数通りの連続した走行路を選択的に構成すること
ができ、これにより、無人搬送車を、走行路の分岐・合
流部において一旦停止させることなく、円滑、かつ迅速
に分岐・合流部を通過させることができ、搬送効率を向
上することができる。
【0035】また、請求項2に記載した発明の走行路の
分岐・合流装置によれば、回転盤に備えた複数の走行レ
ールの配置位置を任意に変更することができるため、回
転盤に備えた複数の走行レール間に十分な間隔を確保し
ながら、回転盤を含む分岐・合流装置の形状を小形化す
ることができ、込み入った分岐・合流部においても、複
数の分岐・合流装置を近接して設置することができる。
【0036】また、請求項3に記載した発明の走行路の
分岐・合流装置によれば、回転盤に備えた走行レール
を、直線走行レールと曲線走行レールにより構成するこ
とにより、分岐・合流部に、直進路と屈曲路を選択的に
簡易に構成することができる。
【0037】また、請求項4に記載した発明の走行路の
分岐・合流装置によれば、回転盤に備えた走行レール
を、回転盤に水平方向に移動可能に配設した可動部と、
該可動部の両側に位置する回転盤に固定して配設した固
定部とで構成することにより、走行レールを中立位置か
ら水平方向に移動した状態で回転盤を回転させた場合
に、移動した走行レールが、固定走行レール等の固定側
に接触することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行路の分岐・合流装置の第1実施例
を示し、無人搬送車が直進する場合の走行レールの状態
を示す平面図である。
【図2】同無人搬送車が曲がる場合の走行レールの状態
を示す平面図である。
【図3】同固定走行レールと直線走行レールの関係を示
す概略図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】本発明の走行路の分岐・合流装置の第2実施例
を示し、無人搬送車が曲がる場合の走行レールの状態を
示す平面図である。
【図6】同レール取付台の移動動作を示す平面図であ
る。
【図7】同無人搬送車が直進する場合の走行レールの状
態を示す平面図である。
【図8】同固定走行レールと直線走行レールの関係を示
す概略図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】従来の走行路の分岐・合流装置を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 固定走行レール 2 固定走行レール 3 分岐・合流装置 31 回転盤 32 直線走行レール 32B 走行レール取付台 33 曲線走行レール 34 回転駆動機構 4 移動駆動機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井などの固定側に配設した固定走行レ
    ールの分岐・合流部に、複数の走行レールを備えた回転
    盤を回転可能に配設し、前記固定走行レールと、前記回
    転盤に備えた複数の走行レールの1つを選択的に接続す
    るようにしたことを特徴とする走行路の分岐・合流装
    置。
  2. 【請求項2】 回転盤に備えた走行レールを、回転盤に
    水平方向に移動可能に配設したことを特徴とする請求項
    1又は2記載の走行路の分岐・合流装置。
  3. 【請求項3】 回転盤に備えた走行レールを、直線走行
    レールと曲線走行レールにより構成したことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の走行路の分岐・合流装置。
  4. 【請求項4】 回転盤に備えた走行レールを、回転盤に
    水平方向に移動可能に配設した可動部と、該可動部の両
    側に位置する回転盤に固定して配設した固定部とで構成
    したことを特徴とする請求項3記載の走行路の分岐・合
    流装置。
JP15869998A 1998-06-08 1998-06-08 走行路の分岐・合流装置 Pending JPH11348783A (ja)

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