JPH11350406A - 走行路の発塵防止装置 - Google Patents

走行路の発塵防止装置

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Publication number
JPH11350406A
JPH11350406A JP15873498A JP15873498A JPH11350406A JP H11350406 A JPH11350406 A JP H11350406A JP 15873498 A JP15873498 A JP 15873498A JP 15873498 A JP15873498 A JP 15873498A JP H11350406 A JPH11350406 A JP H11350406A
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JP
Japan
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traveling
rail
fixed
rails
running
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Application number
JP15873498A
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English (en)
Inventor
Ichiro Fukuwatari
一郎 福渡
Hiroshi Chinbe
弘 珍部
Hiroyoshi Yamada
裕善 山田
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Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井などを走行する無人搬送車が、走行路の
分岐・合流部において一旦停止することなく、円滑、か
つ迅速に分岐・合流部を通過することができるようにし
た走行路、特に、走行路の分岐・合流部から、無人搬送
車が走行することにより発生する塵埃が、走行路を敷設
した区域内に拡散することなく、吸引、捕捉して、走行
路を敷設した区域の清浄度を高精度に維持することがで
きるようにした走行路の発塵防止装置を提供すること。 【解決手段】 天井などの固定側に配設した固定走行レ
ール1,2の分岐・合流部に、複数の走行レール32,
33を備えた回転盤31を回転可能に配設し、固定走行
レール1,2と、回転盤31に備えた複数の走行レール
32,33の1つを選択的に接続するようにするととも
に、固定走行レール1,2及び走行レール32,33に
集塵用ダクト5,6を配設するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井などを走行す
る無人搬送車が、分岐・合流部において一旦停止するこ
となく、円滑、かつ迅速にこの分岐・合流部を通過する
ことができるようした走行路、特に、走行路の分岐・合
流部から、無人搬送車が走行することにより発生する塵
埃が、走行路を敷設した区域内に拡散することなく、吸
引、捕捉して、走行路を敷設した区域の清浄度を高精度
に維持することができるようにした走行路の発塵防止装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無人搬送車を天井に沿って走行させるよ
うにした走行路の分岐・合流機構として、図10に示す
ように、天井などの固定側に配設した固定走行レール
1,2の分岐・合流部に、無人搬送車5のホイールベー
ス長以上の長さを有する直線状のレール132を備えた
回転盤131を回転可能に配設し、例えば、図10
(a)に示すように、一方の固定走行レール2と、回転
盤131に備えたレール132を接続することにより、
分岐・合流機構130の回転盤131のレール132の
部に無人搬送車5を一旦停止させた後、回転盤131を
回転して、図10(b)に示すように、他方の固定走行
レール1と、回転盤131に備えたレール132を接続
することにより、無人搬送車5を一方の固定走行レール
2から、これと直交する他方の固定走行レール1に移行
して走行させるようにした分岐・合流機構が用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
走行路の分岐・合流機構においては、無人搬送車5を一
方の固定走行レール2から、これと直交する他方の固定
走行レール1に移行して走行させる場合、分岐・合流機
構130の回転盤131のレール132の位置に無人搬
送車5を一旦停止させた後、回転盤131を回転させる
必要があるため、無人搬送車5が走行路の分岐・合流部
を通過するのに時間を要し、搬送効率が低下するという
問題があった。
【0004】また、無人搬送車5が走行することによ
り、無人搬送車5と固定走行レール1,2及び回転盤1
31に備えたレール132等との接触部、特に、走行路
の分岐・合流部のレールの継目部分から大量の塵埃が発
生し、この塵埃が、走行路を敷設した区域内に拡散され
ることとなるため、走行路を、半導体や液晶の製造工場
等の高い清浄度を維持することが要求される個所に敷設
する場合には、走行路を敷設した区域内にダウンフロー
を形成するようにしただけでは、要求される清浄度を維
持することが困難になるという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の走行路の有する問題
点に鑑み、天井などを走行する無人搬送車が、走行路の
分岐・合流部において一旦停止することなく、円滑、か
つ迅速に分岐・合流部を通過することができるようにし
た走行路、特に、走行路の分岐・合流部から、無人搬送
車が走行することにより発生する塵埃が、走行路を敷設
した区域内に拡散することなく、吸引、捕捉して、走行
路を敷設した区域の清浄度を高精度に維持することがで
きるようにした走行路の発塵防止装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の走行路の発塵防止装置は、天井などの固定
側に配設した固定走行レールの分岐・合流部に、複数の
走行レールを備えた回転盤を回転可能に配設し、前記固
定走行レールと、前記回転盤に備えた複数の走行レール
の1つを選択的に接続するようにするとともに、前記固
定走行レール及び回転盤に備えた複数の走行レールに、
ファンを備えた集塵用ダクトを配設したことを特徴とす
る。
【0007】この走行路の発塵防止装置は、固定走行レ
ールの分岐・合流部に、複数の走行レールを備えた回転
盤を回転可能に配設し、固定走行レールと、回転盤に備
えた複数の走行レールの1つを選択的に接続することに
より、分岐・合流部において、固定走行レールと回転盤
に備えた走行レールとで複数通りの連続した走行路を選
択的に構成することができ、これにより、無人搬送車
を、走行路の分岐・合流部において一旦停止させること
なく、円滑、かつ迅速に分岐・合流部を通過させること
ができるとともに、固定走行レール及び回転盤に備えた
複数の走行レールに、ファンを備えた集塵用ダクトを配
設することにより、走行路、特に、走行路の分岐・合流
部から、無人搬送車が走行することにより発生する塵埃
を、走行路を敷設した区域内に拡散することなく、吸
引、捕捉することができ、これにより、走行路を敷設し
た区域の清浄度を高精度に維持することができる。
【0008】この場合において、集塵用ダクトの先端
を、走行路を敷設した区域外に導出することができる。
【0009】これにより、簡易な構造の集塵用ダクトに
より、走行路を敷設した区域の清浄度をより高精度に維
持することができる。
【0010】また、回転盤に備えた複数の走行レールに
配設する集塵用ダクトを、可撓性を有する部材で以て構
成することができる。
【0011】これにより、基端を回転盤に備えた走行レ
ールに固定した集塵用ダクトの先端を、走行路を敷設し
た区域外に導出するために固定側に固定しても、集塵用
ダクトを、回転盤の回転に追随して変形させることがで
き、これにより、集塵用ダクトの接続構造を簡易に構成
することができる。
【0012】また、回転盤に備えた走行レールを、回転
盤に水平方向に移動可能に配設することができる。
【0013】これにより、回転盤に備えた走行レールの
配置位置を任意に変更することができるため、回転盤に
備えた走行レール間に十分な間隔を確保しながら、回転
盤の形状を小形化することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の走行路の発塵防止
装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】図1〜図4に、本発明の走行路の発塵防止
装置の第1実施例を示す。この走行路の発塵防止装置
は、各種製造装置やストックヤード等に設けたステーシ
ョン(図示省略)間で、物品を搬送するために用いる無
人搬送車を天井Cに沿って走行させるための走行路を構
成するもので、この走行路は、ステーション間を結ぶよ
うに天井Cなどの固定側に配設した固定走行レール1,
2と、固定走行レール1,2の分岐・合流部に配設した
分岐・合流機構3とからなり、天井Cなどを走行する無
人搬送車が、固定走行レール1,2の分岐・合流部にお
いて一旦停止することなく、円滑、かつ迅速にこの分岐
・合流部を通過することができるように構成したもので
ある。
【0016】固定走行レール1,2は、天井Cなどの固
定側に配設される同じ構造のもので、無人搬送車が、こ
の固定走行レール1,2に垂下して支持されながら、所
定の速度で走行できるとともに、無人搬送車が走行する
ことにより発生する塵埃が、走行路を敷設した区域内に
拡散しにくいダクト状のものであれば、その構成は限定
されるものではない。
【0017】本実施例においては、固定走行レール1,
2が十字に直交する分岐・合流部に配設される分岐・合
流機構3を示し、この分岐・合流機構3は、円形をした
回転盤31と、回転盤31に設けた直線走行レール32
及び曲線走行レール33と、回転盤31を回転駆動する
回転駆動機構34とで構成される。
【0018】円形をした回転盤31は、図3〜図4に示
すように、天井Cなどの固定側に取付台35に、摺動ガ
イド36を介して取り付け、これにより、回転盤31
は、取付台35に、回転自在に支持されるようにする。
回転駆動機構34は、天井Cなどの固定側にブラケット
を介して取り付けたモータ34Mと、このモータ34M
に取り付けた駆動用スプロケットホイール37と、回転
盤31側に取り付けた従動用スプロケットホイール38
と、この間に掛け渡したチェン39とからなる。そし
て、モータ34Mを正回転又は正、逆回転させることに
より、駆動用スプロケットホイール37、チェン39及
び従動用スプロケットホイール38を介して、回転盤3
1を所定角度回転することができるようにしている。な
お、回転駆動機構34としては、回転盤31側に、回転
盤31を回転駆動するためのモータ(図示省略)を配設
するように構成したり、チェン39に代えてギヤ群を用
いるように構成したり、さらに、モータ34Mに代えて
アクチュエータを用いることができる。
【0019】回転盤31に設ける直線走行レール32及
び曲線走行レール33は、回転盤31を所定角度回転し
たとき、対向する固定走行レール1,1が、直線走行レ
ール32によって接続されるように、また、回転盤31
をさらに所定角度回転したとき、直交する固定走行レー
ル1と固定走行レール2が、曲線走行レール33によっ
て接続されるように、また、回転盤31をさらに所定角
度回転したとき、対向する固定走行レール2,2が、曲
線走行レール33によって接続されるように、その形状
及び配置位置を考慮して設けるようにする。また、この
直線走行レール32及び曲線走行レール33は、固定走
行レール1,2と同じ構造のもので、無人搬送車が、こ
の直線走行レール32又は曲線走行レール33に垂下し
て支持されながら、所定の速度で走行できるとともに、
無人搬送車が走行することにより発生する塵埃が、走行
路を敷設した区域内に拡散しにくいダクト状のものであ
れば、その構成は限定されるものではない。
【0020】この場合において、固定走行レール1,2
並びに回転盤31に設けた直線走行レール32及び曲線
走行レール33には、それぞれ、吸塵用のファン41,
51とフィルタ42,52を備えた集塵用ダクト4,5
を配設するようにする。この集塵用ダクト4,5は、好
ましくは、無人搬送車が走行する際に、発生した塵埃が
漏洩しやすい固定走行レール1,2と回転盤31に設け
た直線走行レール32及び曲線走行レール33の接続部
の近傍位置に配設するようにする。
【0021】このうち、固定走行レール1,2に配設す
る集塵用ダクト4は、天井Cを貫通して設置し、これに
より、固定走行レール1,2において発生した塵埃を、
走行路を敷設した区域内に拡散することなく、吸引、捕
捉し、清浄化した空気を、天井C裏の空間に放出するよ
うにする。
【0022】一方、回転盤31に設けた直線走行レール
32及び曲線走行レール33に配設する集塵用ダクト5
は、天井Cを貫通して設置し、これにより、固定走行レ
ール1,2において発生した塵埃を、走行路を敷設した
区域内に拡散することなく、吸引、捕捉し、清浄化した
空気を、天井C裏の空間に放出するようにする。この場
合、集塵用ダクト5は、蛇腹管等の可撓性を有する部材
で以て構成するようにし、これにより、基端を回転盤3
1に設けた直線走行レール32及び曲線走行レール33
に固定した集塵用ダクト5の先端を、天井Cを貫通して
固定しても、集塵用ダクト5を、回転盤31の回転に追
随して変形させることができ、これにより、集塵用ダク
ト5の接続構造を簡易に構成することができるものとな
る。
【0023】以下、この走行路の発塵防止装置の動作に
ついて説明する。例えば、図1に示すように、対向する
固定走行レール1,1が、直線走行レール32によって
接続されている状態から、図2に示すように、直交する
固定走行レール1から固定走行レール2に無人搬送車を
走行させる場合について説明する。まず、図1に示す状
態で、固定走行用レール1の所定の位置に無人搬送車が
到達したとき、これをその位置に配設したセンサ等によ
り検知し、無人搬送車を継続して走行させながら、回転
駆動機構34により分岐・合流機構3の回転盤31を回
転駆動(左回転)するようにする。そして、分岐・合流
機構3の回転盤31が45°回転し、図2に示す状態に
なったとき、これをセンサ等により検知し、回転駆動機
構34及び回転盤31の回転を停止するようにする。こ
れにより、直交する固定走行レール1と固定走行レール
2が、曲線走行レール33によって接続されることとな
り、無人搬送車を、走行路の分岐・合流部において一旦
停止させることなく、円滑、かつ迅速にこの分岐・合流
部を通過させることができるものとなる。
【0024】また、この状態から、対向する固定走行レ
ール2から固定走行レール2に無人搬送車を走行させる
場合について説明する。まず、図2に示す状態で、固定
走行用レール1の所定の位置に無人搬送車が到達したと
き、これをその位置に配設したセンサ等により検知し、
無人搬送車を継続して走行させながら、回転駆動機構3
4により分岐・合流機構3の回転盤31を回転駆動(左
回転)するようにする。そして、分岐・合流機構3の回
転盤31がさらに45°(合計90°)回転したとき、
これをセンサ等により検知し、回転駆動機構34及び回
転盤31の回転を停止するようにする。これにより、対
向する固定走行レール2と固定走行レール2が、直線走
行レール32によって接続されることとなり、無人搬送
車を、走行路の分岐・合流部において一旦停止させるこ
となく、円滑、かつ迅速にこの分岐・合流部を通過させ
ることができるものとなる。
【0025】このようにして、固定走行レール1,2
と、分岐・合流機構3の回転盤31に備えた直線走行レ
ール32及び曲線走行レール33とで、複数通りの連続
した走行路を選択的に構成することができ、これによ
り、無人搬送車を、走行路の分岐・合流部において一旦
停止させることなく、円滑、かつ迅速にこの分岐・合流
部を通過させることができるものとなる。
【0026】また、固定走行レール1,2並びに分岐・
合流機構3の回転盤31に備えた直線走行レール32及
び曲線走行レール33に、ファン41,51及びフィル
タ42,52を備えた集塵用ダクト4,5を配設するこ
とにより、走行路、特に、走行路の分岐・合流部から、
無人搬送車が走行することにより発生する塵埃を、走行
路を敷設した区域内に拡散することなく、吸引、捕捉す
ることができ、これにより、走行路を敷設した区域の清
浄度を高精度に維持することができるものとなる。
【0027】なお、本実施例においては、直線走行レー
ル32及び曲線走行レール33を回転盤31に固定して
配設するようにしているため、回転盤31に備えた直線
走行レール32と曲線走行レール33の間に無人搬送車
を走行させることができる十分な間隔を確保するととも
に、無人搬送車を安定して走行させることができる曲線
走行レール33の曲率半径の大きさを確保するために
は、回転盤31の直径を極端に小さくすることができ
ず、このため、回転盤31を含む分岐・合流機構3の形
状を小形化することができない。
【0028】この点を改良し、回転盤31を含む分岐・
合流機構3の形状の小形化に対応することができるよう
にした、本発明の走行路の発塵防止装置の第2実施例
を、図5〜図9に示す。
【0029】この走行路の発塵防止装置は、分岐・合流
機構3の回転盤31に備えた直線走行レール32と曲線
走行レール33を、回転盤31に対してそれぞれ独立し
て水平方向(本実施例においては、直角方向)に移動可
能に配設した走行レール取付台に取り付ける(なお、図
8等には、直線走行レール32を取り付ける走行レール
取付台32Bのみを記載し、以下において、曲線走行レ
ール33と共通する事項については、直線走行レール3
2について説明することとするが、曲線走行レール33
を取り付ける走行レール取付台も同様に構成し、動作さ
せるようにする。)ことにより、回転盤31に水平方向
に移動可能に配設するようにしたもので、その他の基本
的な構造及び動作は、固定走行レール1,2並びに分岐
・合流機構3の回転盤31に備えた直線走行レール32
及び曲線走行レール33に、ファン41,51及びフィ
ルタ42,52を備えた集塵用ダクト4,5を配設する
ようにした点を含め、上記第1実施例の走行路の発塵防
止装置と同様である。この場合、直線走行レール32と
曲線走行レール33を共通の走行レール取付台に取り付
けるように構成することができ、これにより、直線走行
レール32と曲線走行レール33間の間隔を任意に変更
することができなくなるが、後述の走行レール取付台の
移動駆動機構6等の構成を簡略化することができる利点
がある。
【0030】この場合において、回転盤31には、直線
走行レール32の長手方向と直角方向にガイドレール3
2G(なお、このガイドレール32Gは、曲線走行レー
ル33を取り付けた走行レール取付台とで共用すること
ができる。)を配設し、このガイドレール32Gに移動
可能に走行レール取付台32Bを支持し、この走行レー
ル取付台32Bに、直線走行レール32を、無人搬送車
を走行させることができるように曲線走行レール33と
十分な間隔を設けて備えるようにする。この場合、直線
走行レール32は、回転盤31の中心Oに対して、直線
走行レール32の幅方向の中心Lが、距離a(以下、
「変位距離a」という。)変位した位置まで移動できる
ように直線走行レール32及び走行レール取付台32B
を構成するようにする。
【0031】そして、この直線走行レール32は、図5
に示すように、走行レール取付台32Bに備えることに
より回転盤31に水平方向に移動可能に配設した、回転
盤31の直径Rよりも短い長さrに形成した可動部32
Mと、この可動部32Mの両側に位置する回転盤31に
固定して配設した、回転盤31の直径Rから可動部32
Mの長さrを差し引いた長さの半分の長さに形成した固
定部32F,32Fとで構成するようにする。これによ
り、図5に示す状態から、走行レール取付台32Bを、
変位距離a移動(復帰)したとき、図7に示すように、
直線走行レール32の可動部32Mと、その両側に位置
する固定部32F,32Fとで、連続した直線走行レー
ル32を構成することができるようにする。なお、直線
走行レール32の固定部32Fの外側端面は、回転盤3
1の外周面に沿う円弧状に形成し、固定走行レール1,
2と連続して接続できるようにする。また、直線走行レ
ール32の固定部32Fの内側端面は、直線走行レール
32の可動部32Mと摺接するように直線状に形成する
ようにする。
【0032】回転盤31と走行レール取付台32Bの間
には、走行レール取付台32Bの移動駆動機構6を配設
する。この移動駆動機構6は、特に、限定されるもので
はないが、本実施例においては、直線走行レール32を
取り付けた走行レール取付台32Bを移動するアクチュ
エータ62と、曲線走行レール33を取り付けた走行レ
ール取付台を移動するアクチュエータ63とで構成し、
これにより、直線走行レール32及び曲線走行レール3
3を、その走行レール取付台を介して、独立して移動す
ることができるように構成する。この場合、例えば、ア
クチュエータ62による直線走行レール32を取り付け
た走行レール取付台32Bの移動量は、変位距離aに設
定するようにする。
【0033】なお、変位距離aの大きさは、回転盤31
の直径R、回転盤31の回転角度、直線走行レール32
と曲線走行レール33との間隔、固定走行レール1,2
の配置等によって定めるようにするが、この場合、回転
盤31を回転したとき、直線走行レール32及び曲線走
行レール33と、固定走行レール1,2等の固定側と接
触しないようにするとともに、回転盤を回転することに
より、固定走行レール1,2と、回転盤31に備えた走
行レール32及び曲線走行レール33の1つを選択的に
接続することができるようにする。
【0034】以下、この走行路の発塵防止装置の動作に
ついて説明する。例えば、図5に示すように、直交する
固定走行レール1と固定走行レール2とが、曲線走行レ
ール33によって接続され、一方、直線走行レール32
は、その可動部32Mが、固定部32F,32Fから変
位距離a変位した状態にある場合は、直交する固定走行
レール1と固定走行レール2が、曲線走行レール33に
よって接続されているため、無人搬送車を、走行路の分
岐・合流部において一旦停止させることなく、円滑、か
つ迅速にこの分岐・合流部を通過させることができるも
のとなる。
【0035】この状態から、対向する固定走行レール1
から固定走行レール1に無人搬送車を走行させる場合に
ついて説明する。まず、図5に示す状態で、固定走行用
レール1の所定の位置に無人搬送車が到達したとき、こ
れをその位置に配設したセンサ等により検知し、無人搬
送車を継続して走行させながら、回転駆動機構34によ
り分岐・合流機構3の回転盤31を回転駆動(右回転)
するようにする。そして、図6に示すように、分岐・合
流機構3の回転盤31が45°回転したとき、これをセ
ンサ等により検知し、回転駆動機構34及び回転盤31
の回転を停止するようにする。次に、移動駆動機構6の
アクチュエータ62,63を操作することにより、直線
走行レール32を取り付けた走行レール取付台32B及
び曲線走行レール33を取り付けた走行レール取付台を
移動(本実施例においては、直線走行レール32を取り
付けた走行レール取付台32Bを変位距離a、直線走行
レール32を取り付けた走行レール取付台、それより若
干少ない距離、それぞれ移動することにより、図7に示
すように、直線走行レール32の可動部32Mと、その
両側に位置する固定部32F,32Fとで、連続した直
線走行レール32を構成するようにする。これにより、
対向する固定走行レール1と固定走行レール1が、直線
走行レール32によって接続されることとなり、無人搬
送車を、走行路の分岐・合流部において一旦停止させる
ことなく、円滑、かつ迅速にこの分岐・合流部を通過さ
せることができるものとなる。
【0036】このようにして、固定走行レール1,2
と、分岐・合流機構3の回転盤31に備えた直線走行レ
ール32及び曲線走行レール33とで、複数通りの連続
した走行路を選択的に構成することができ、これによ
り、無人搬送車を、走行路の分岐・合流部において一旦
停止させることなく、円滑、かつ迅速にこの分岐・合流
部を通過させることができるものとなる。そして、本実
施例においては、直線走行レール32及び曲線走行レー
ル33を、走行用レール取付台を介して、回転盤31に
対して水平方向に移動可能に配設するようにしているた
め、回転盤31に備えた直線走行レール32と曲線走行
レール33の間に無人搬送車を走行させることができる
十分な間隔を確保するとともに、無人搬送車を安定して
走行させることができる曲線走行レール33の曲率半径
の大きさを確保しながら、回転盤31の直径を小さくす
ることができるため、回転盤31を含む分岐・合流機構
3の形状を小形化することができるものとなる。
【0037】以上、上記実施例においては、固定走行レ
ール1,2が、その分岐・合流部において、十字に直交
する場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、本発明の走行路の発塵防止装置は、その趣旨を
逸脱しない範囲において、例えば、回転盤に設ける走行
レールの形状を変形すること等により、Y字に分岐・合
流する場合等にも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の走行路の走行路の発塵防止装置
によれば、固定走行レールの分岐・合流部に、複数の走
行レールを備えた回転盤を回転可能に配設し、固定走行
レールと、回転盤に備えた複数の走行レールの1つを選
択的に接続することにより、分岐・合流部において、固
定走行レールと回転盤に備えた走行レールとで複数通り
の連続した走行路を選択的に構成することができ、これ
により、無人搬送車を、走行路の分岐・合流部において
一旦停止させることなく、円滑、かつ迅速に分岐・合流
部を通過させることができる、搬送効率を向上すること
ができる。また、固定走行レール及び回転盤に備えた複
数の走行レールに、ファンを備えた集塵用ダクトを配設
することにより、走行路、特に、走行路の分岐・合流部
から、無人搬送車が走行することにより発生する塵埃
を、走行路を敷設した区域内に拡散することなく、吸
引、捕捉することができ、これにより、走行路を敷設し
た区域の清浄度を高精度に維持することができ、分岐・
合流部を有する走行路を、半導体や液晶の製造工場等の
高い清浄度を維持することが要求される個所に敷設する
ことが可能となる。
【0039】また、集塵用ダクトの先端を、走行路を敷
設した区域外に導出することにより、簡易な構造の集塵
用ダクトにより、走行路を敷設した区域の清浄度をより
高精度に維持することができる。
【0040】また、回転盤に備えた複数の走行レールに
配設する集塵用ダクトを、可撓性を有する部材で以て構
成することにより、基端を回転盤に備えた走行レールに
固定した集塵用ダクトの先端を、走行路を敷設した区域
外に導出するために固定側に固定しても、集塵用ダクト
を、回転盤の回転に追随して変形させることができ、こ
れにより、集塵用ダクトの接続構造を簡易に構成するこ
とができる。
【0041】また、回転盤に備えた走行レールを、回転
盤に水平方向に移動可能に配設することにより、回転盤
に備えた走行レールの配置位置を任意に変更することが
できるため、回転盤に備えた走行レール間に十分な間隔
を確保しながら、回転盤の形状を小形化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行路の発塵防止装置の第1実施例を
示し、無人搬送車が直進する場合の走行レールの状態を
示す平面図である。
【図2】同無人搬送車が曲がる場合の走行レールの状態
を示す平面図である。
【図3】同固定走行レールと直線走行レールの関係を示
す概略図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】本発明の走行路の発塵防止装置の第2実施例を
示し、無人搬送車が曲がる場合の走行レールの状態を示
す平面図である。
【図6】同レール取付台の移動動作を示す平面図であ
る。
【図7】同無人搬送車が直進する場合の走行レールの状
態を示す平面図である。
【図8】同固定走行レールと直線走行レールの関係を示
す概略図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】従来の走行路の発塵防止装置を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 固定走行レール 2 固定走行レール 3 分岐・合流機構 31 回転盤 32 直線走行レール 32B 走行レール取付台 33 曲線走行レール 34 回転駆動機構 4 集塵用ダクト 41 ファン 42 フィルタ 5 集塵用ダクト 51 ファン 52 フィルタ 6 移動駆動機構 C 天井
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図5】
【図8】
【図9】
【図10】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井などの固定側に配設した固定走行レ
    ールの分岐・合流部に、複数の走行レールを備えた回転
    盤を回転可能に配設し、前記固定走行レールと、前記回
    転盤に備えた複数の走行レールの1つを選択的に接続す
    るようにするとともに、前記固定走行レール及び回転盤
    に備えた複数の走行レールに、ファンを備えた集塵用ダ
    クトを配設したことを特徴とする走行路の発塵防止装
    置。
  2. 【請求項2】 集塵用ダクトの先端を、走行路を敷設し
    た区域外に導出したことを特徴とする請求項1記載の走
    行路の発塵防止装置。
  3. 【請求項3】 回転盤に備えた複数の走行レールに配設
    する集塵用ダクトを、可撓性を有する部材で以て構成し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の走行路の発塵
    防止装置。
  4. 【請求項4】 回転盤に備えた走行レールを、回転盤に
    水平方向に移動可能に配設したことを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の走行路の発塵防止装置。
JP15873498A 1998-06-08 1998-06-08 走行路の発塵防止装置 Pending JPH11350406A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008119206A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Oaks Kk 物干し装置
JPWO2008012890A1 (ja) * 2006-07-27 2009-12-17 株式会社S&Sエンジニアリング 自走台車の水平分岐装置

Cited By (3)

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JPWO2008012890A1 (ja) * 2006-07-27 2009-12-17 株式会社S&Sエンジニアリング 自走台車の水平分岐装置
JP5009912B2 (ja) * 2006-07-27 2012-08-29 株式会社S&Sエンジニアリング 搬送システム
JP2008119206A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Oaks Kk 物干し装置

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