JPH11347763A - レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法 - Google Patents

レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法

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JPH11347763A
JPH11347763A JP10157939A JP15793998A JPH11347763A JP H11347763 A JPH11347763 A JP H11347763A JP 10157939 A JP10157939 A JP 10157939A JP 15793998 A JP15793998 A JP 15793998A JP H11347763 A JPH11347763 A JP H11347763A
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卓磨 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚の板材相互が重ね合わされる溶接接合部
を備えた溝の幅寸法を精度よく確保した上で、レーザ溶
接を容易に行えるようにする。 【解決手段】 車体のボディを構成するルーフパネル1
とボディサイドパネル3との相互の重ね合わせ部5に、
車体前後方向に延長される溝7が形成されている。この
溝7内に相互に密着した状態の一対のローラ13,15
を挿入した後、各ローラ13,15を左右の側壁7a,
7bに向けて所定幅の範囲で移動させて押圧し、溝7の
幅を所定に設定した状態で、重ね合わせ部5にレーザビ
ームを照射して仮止め溶接を行う。仮止め溶接後は、一
対のローラ13,15を、側壁7a,7bから離れる方
向へ相互に接近移動させた状態で、溝7内を回転移動さ
せながら、レーザビームを溶接線に沿って照射して本溶
接を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板材相互の溶接
接合部が、その溶接線に沿う左右に側壁を備えた溝内に
設けられ、この溝内の前記溶接接合部に向けてレーザビ
ームを照射するレーザ溶接装置およびレーザ溶接方法に
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、溶接接合
部を備えた溝の幅寸法を精度よく確保した上で、レーザ
溶接を容易に行えるようにすることを目的としている。
【0003】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、板材相互の溶接接合部が、その
溶接線に沿う左右に側壁を備えた溝内に設けられ、前記
溶接接合部に向けてレーザビームを照射するレーザ加工
ヘッドと、前記左右の側壁に対し所定幅の範囲で接近移
動して押圧する一対の押圧部材とを備える構成としてあ
る。
【0004】このような構成のレーザ溶接装置によれ
ば、押圧部材が溝内の左右の側壁を所定幅の範囲で押圧
することで、溝の幅寸法が所定に確保され、この状態で
レーザ加工ヘッドからレーザビームを溶接接合部に向け
て照射する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
において、押圧部材は、溝内にて溶接線に沿って回転移
動可能なローラであってその側面により側壁を押圧する
もので、この一対のローラの所定幅の移動を規制する開
き限ストッパを備える。
【0006】上記構成によれば、ローラを、開き限スト
ッパにより移動が規制される位置まで移動させること
で、ローラが側壁を押圧し溝の幅寸法が所定に確保され
る。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明の構成
において、開き限ストッパは、一対のローラの所定幅の
移動規制位置を調整可能である。
【0008】上記構成によれば、ローラの所定幅の移動
規制位置を調整することで、溝幅の異なるワークに対し
ても対応可能となる。
【0009】請求項4の発明は、請求項2の発明の構成
において、ローラは、回転中心軸に対し半径方向の一方
側の側面で側壁を押圧し、同他方側の側面が、前記側壁
への押圧により発生するモーメントに抗する回転可能な
球体により支持されている。
【0010】上記構成によれば、ローラが、回転中心軸
に対し半径方向の一方側の側面で側壁を押圧すること
で、ローラにモーメントが作用し、これにより同他方側
の側面が、相互に離れる方向に変位しようとするが、こ
の他方側の側面は球体によって支持されて前記変位が抑
制される。
【0011】請求項5の発明は、請求項2の発明の構成
において、一対のローラの相互に接近する方向への移動
を規制する閉じ限ストッパを設け、この閉じ限ストッパ
により規制された状態の前記ローラの位置は、溝幅方向
のほぼ中央部である。
【0012】上記構成によれば、一対のローラは、閉じ
限ストッパにより接近方向への移動が規制されること
で、常に溝内の幅方向ほぼ中央の同一位置に設定され、
この状態でローラが溝内を回転移動しつつ、レーザビー
ムが溶接線に沿って照射される。
【0013】請求項6の発明は、板材相互の溶接接合部
の溶接線に沿う左右に側壁を備えた溝内に、この溝内に
て前記溶接線に沿って回転移動可能な一対のローラを挿
入し、この各ローラを左右の側壁に向けて所定幅の範囲
で移動させて側面により押圧した状態で、前記溶接接合
部にレーザビームを照射して仮止め溶接を行い、前記一
対のローラを、側壁から離れる方向へ相互に接近移動さ
せた状態で前記溝内を回転移動させながら、前記レーザ
ビームを前記溶接線に沿って照射して本溶接を行う。
【0014】上記レーザ溶接方法によれば、一対のロー
ラが左右の側壁を所定幅の範囲で押圧した状態で仮止め
溶接を行うことで、溝幅寸法が高精度に確保され、その
後ローラを相互に接近移動させた状態で、溝内を溶接線
に沿って回転移動させることで、仮止め溶接作業に続い
て本溶接作業が、一つの工程で行え、またローラは、溶
接線に沿って移動するので、レーザビームの邪魔になる
ことがなく、レーザ溶接作業が効率よく行える。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、押圧部材が溝
内の左右の側壁を所定幅の範囲で押圧し、この状態でレ
ーザ加工ヘッドからレーザビームを溶接接合部に向けて
照射するので、溝の幅寸法を精度よく確保することがで
きる。
【0016】請求項2の発明によれば、一対のローラ
は、開き限ストッパによって所定幅の移動範囲が規制さ
れるので、溝幅寸法はより高精度なものとなる。
【0017】請求項3の発明によれば、開き限ストッパ
はローラの移動規制位置を調整可能であるので、溝幅寸
法の異なるものに対しても対応可能となる。
【0018】請求項4の発明によれば、ローラによる側
壁への押圧によって発生するローラのモーメントは、球
体によって支持されるので、ローラの回転中心軸を中心
とした前記モーメントによるローラの変位を抑制するこ
とができる。
【0019】請求項5の発明によれば、一対のローラ
は、閉じ限ストッパによって相互に接近する方向への移
動が規制されることで、常に溝内の幅方向ほぼ中央位置
に設定されるので、次の仮止め溶接の際のローラの側壁
への移動動作が左右対称に効率よくなされるとともに、
ローラが溝内を回転移動しながらのレーザ溶接の際の、
ローラによる板材への押圧動作が効率よくなされる。
【0020】請求項6の発明によれば、ローラが左右の
側壁を所定幅の範囲で押圧した状態で仮止め溶接を行う
ことで、溝幅寸法が精度よく確保され、その後ローラを
相互に接近移動させた状態で溝内を回転移動させること
で、仮止め溶接作業に続く本溶接作業が、一つの工程で
行え、またローラは、溶接線に沿って移動するので、レ
ーザビームの邪魔になることがなく、レーザ溶接作業を
効率よく行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0022】図1は、この発明の実施の一形態を示すレ
ーザ溶接装置の正面図、図2は図1の右側面図、図3は
図1のレーザ溶接装置の全体構成を示す斜視図である。
このレーザ溶接装置は、自動車におけるルーフパネル1
の車幅方向の端部とボディサイドパネル3の上端部との
重ね合わせ部5に対しレーザ溶接を行うことで、これら
2枚の板材としての両パネル1,3相互を溶接接合する
ものであり、この溶接接合部となる重ね合わせ部5に
は、図示しない例えばルーフモールが嵌め込まれる溝7
が、車体前後方向に沿って形成されている。(所謂モヒ
カンタイプのルーフパネル1を示している。)このレー
ザ加工装置は、溝7内の重ね合わせ部5に向けてレーザ
ビーム9を照射するレーザ加工ヘッド11を備えるとと
もに、レーザ溶接時に溝7内に挿入される押圧部材とし
のて一対のローラ13,15を備えている。
【0023】上記レーザ加工ヘッド11およびローラ1
3,15は、ヘッド本体17側に支持されており、ヘッ
ド本体17はロボットアーム19の先端に取り付けられ
ている。ヘッド本体17は、ロボットアーム19が連結
具21を介して取り付けられるベース板23を備え、ベ
ース板23の上端には上板25が固定されるとともに、
ベース板23の連結具21と反対側の面には、ガイド部
材27を介して上下方向に移動可能な支持ブラケット2
9が設けられている。
【0024】支持ブラケット29の下面には、治具ベー
ス31が固定され、治具ベース31の下面には、一対の
直動ガイド33,35を介して左右のローラ支持具3
7,39が、図1中で左右方向に移動可能に装着されて
いる。
【0025】図1中で左側の一方のローラ支持具37
は、図1のA矢視図である図4に示すように、アッパプ
レート41とロアプレート43とが、図4中で左右方向
の両端にて連結具45,47により連結固定されてい
る。この連結具45,47相互間には、アッパプレート
41とロアプレート43との間に挟持されるようにして
シリンダ49が固定配置されている。シリンダ49は、
ローラ13,15を相互に接近離反移動させるべく、図
1中で左右方向に移動させるためのもので、そのピスト
ンロッド51の先端は、他方のローラ支持具39に向け
て突出している。
【0026】他方のローラ支持具39は、ベースプレー
ト53のローラ支持具37側の端部の下面にローラ支持
板55が固定され、このローラ支持板55に上記シリン
ダ49のピストンロッド51の先端が固定されている。
【0027】一方のローラ支持具37のロアプレート4
3の他方のローラ支持具39側の端部の下面には、ロー
ラ支持板57が固定され、このローラ支持板57と前記
ローラ支持板55に、前述したローラ13,15が、回
転中心軸59,61を介してそれぞれ回転可能に装着さ
れている。回転中心軸59,61より上方の各ローラ支
持板57,55には、ローラ13,15のそれぞれの側
面に接触して転動可能な球体63,65を備えたベアリ
ング67,69が、それぞれ2つずつ設けられている。
【0028】前記一方のローラ支持具37の図4に示さ
れている連結具45,47の他方のローラ支持具39に
対向する面には、ロッド71,73の一端が固定されて
いる。各ロッド71,73の他端は、他方のローラ支持
具39のローラ支持板55に形成した貫通孔55a内を
移動可能に挿入され、ローラ支持板55からの各ロッド
71,73の突出端部には、開き限ストッパ75,77
が設けられている。
【0029】すなわち、シリンダ49の駆動によりピス
トンロッド51が進出移動すると、左右のローラ支持具
37,39が互いに離反する方向に移動し、この移動動
作が開き限ストッパ75,77によって規制される。開
き限ストッパ75,77より移動が規制された図1の状
態では、各ローラ13,15は溝7における左右の側壁
7a,7bを押圧した状態にあり、この状態での溝7の
幅があらかじめ設定された溝幅寸法となる。
【0030】また、治具ベース31の図1中で左右方向
中央の下面には、各ローラ支持具37,39の相互に接
近する方向への移動を規制する閉じ限ストッパ79が装
着されている。この閉じ限ストッパ79に、図5に示す
ように、各ローラ支持具37,39のアッパプレート4
1およびベースプレート53が当接した状態で、各ロー
ラ13,15は相互にほぼ接触した状態にあり、このと
きこの接触面は、溝7の幅方向のほぼ中央に位置してい
るものとする。
【0031】前記ヘッド本体17の上板25の下面に
は、加圧シリンダ81が固定され、加圧シリンダ81の
ピストンロッド83の先端は、支持ブラケット29に固
定されている。すなわち、加圧シリンダ81の作動によ
るピストンロッド83の下方への移動により支持ブラケ
ット29が下方へ加圧される。
【0032】上記支持ブラケット29は、図2に示すよ
うに、ベース23や上板25に対し、図2中で右方向に
突出しており、この突出した部位に、前述したレーザ加
工ヘッド11が、レーザビーム9がローラ13,15の
移動方向後方側(図2中で右側)に向けて照射するよう
傾斜した状態で装着されている。
【0033】次に、上記したレーザ溶接装置の動作を説
明する。左右のボディサイドパネル3上にルーフパネル
1が載置されることで、各パネル1,3の端部相互の重
ね合わせ部5に溝7が形成される。この状態で、本発明
におけるレーザ溶接工程の前工程である仮止め工程で、
各パネル1,3相互が車体前後方向両端にて溶接固定さ
れている。
【0034】各ローラ13,15を、相互に接近させた
図5に示す状態で、ロボットアーム19を移動させて、
本発明におけるレーザ溶接工程での仮止め溶接が必要な
部位の溝7内に挿入する。このとき、ローラ13,15
の下端は重ね合わせ部5に接触させない。この状態でシ
リンダ49を作動させてピストンロッド51を前進移動
させる。これにより、左右のローラ支持具37,39
が、直動ガイド33,35にガイドされて相互に離反す
る方向に移動し、これとともにローラ13,15も互い
に離反する方向に移動する。
【0035】上記移動動作は、開き限ストッパ75,7
7が他方のローラ支持具39のローラ支持板55に当接
するまで行われ、この当接時には各ローラ13,15は
溝7の側壁7a,7bをそれぞれ押圧して溝7を押し拡
げ、溝7の幅寸法を、あらかじめ設定した溝幅としてい
る。この状態で、レーザ加工ヘッド11からレーザビー
ム9を重ね合わせ部5に向けて照射し、各パネル1,3
相互の仮止め溶接を行う。
【0036】ローラ13,15の側壁7a,7bへの押
圧動作は、回転中心軸59,61より下方側の側面にて
行っているので、ローラ13については回転中心軸59
を中心として図1中で反時計回りのモーメントが、ロー
ラ15については回転中心軸61を中心として図1中で
時計回りのモーメントが作用する。この各モーメント
は、球体63,65がそれぞれ受けてローラ13,15
の傾きを防止し、これにより、溝幅が所望に確保され
る。
【0037】溝7内における所定部位の仮止め溶接が終
了したら、シリンダ49を作動させてピストンロッド5
1を後退移動させる。これにより、左右のローラ支持具
37,39が、直動ガイド33,35にガイドされて相
互に接近する方向に移動し、これとともにローラ13,
15も互いに接近する方向に移動する。
【0038】上記移動動作は、各ローラ支持具37,3
9のアッパプレート41およびベースプレート53が、
閉じ限ストッパ79に当接するまで行われ、この当接時
には、各ローラ13,15は相互に接近して図5に示す
ようにほぼ接触した状態となる。このときのローラ1
3,15相互の接触面は、溝7の幅方向のほぼ中央に位
置している。
【0039】図5の状態で、加圧シリンダ81を作動さ
せてピストンロッド83を前進移動させると、支持ブラ
ケット29がガイド部材27にガイドされて下方に移動
するので、各ローラ13,15は重ね合わせ部5に対し
て加圧され、各パネル1,3相互が密着する。次に、ロ
ボットアーム19を溝7に沿って移動させることで、ロ
ーラ13,15が溝7内を回転しながら移動し、これと
同時にレーザ加工ヘッド11からレーザビーム9を照射
して、溶接線に沿った本溶接を行う。
【0040】上記本溶接時には、相互に接近状態にある
ローラ13,15が、閉じ限ストッパ79により溝7の
幅方向中央に位置しているので、重ね合わせ部5への押
圧動作が確実になされるとともに、次の仮止め溶接作業
の際のローラ13,15の側壁7a,7bへの移動動作
が左右対称に効率よくなされる。
【0041】上記したレーザ溶接装置によれば、一対の
ローラ13,15の溝7内での幅方向への所定幅範囲内
での移動により、溝7の幅寸法を精度よく確保した状態
で仮止め溶接ができる。この仮止め溶接により溝7の幅
が所定に確保された状態で、ローラ13,15を相互に
接近させた状態での本溶接が、仮止め溶接に続いて一つ
の工程で行え、またこの本溶接では、仮止め溶接にて溝
幅に対する位置決め用治具として使用したローラ13,
15の移動方向後方側をレーザビーム9が照射するの
で、溶接作業が容易である。
【0042】図6および図7は、ローラ13,15の移
動範囲を規制するためのストッパ75,77のローラ支
持板55への当接位置を調整可能な構造としたものであ
る。ここでのローラ支持板55には、スライド溝55a
内を図6中で矢印B方向にスライド移動可能なストッパ
突き当て部材85が設けられている。
【0043】ストッパ突き当て部材85には、一対の第
1のストッパ突き当て凹部85aと、この第1の突き当
て凹部85aより深さの深い一対の第2のストッパ突き
当て凹部85bとがそれぞれ形成されている。一対の第
1のストッパ突き当て凹部85a相互の間隔および、一
対の第2のストッパ突き当て凹部85b相互の間隔は、
ストッパ75,77相互の間隔と同等としてある。そし
て、第1のストッパ突き当て凹部85aおよび第2のス
トッパ突き当て凹部85bには、ストッパ突き当て部材
85のスライド方向と同方向に延長される長孔85cが
形成され、この長孔85c内をロッド71,73が、ス
トッパ突き当て部材85のスライド移動に伴って移動可
能となっている。
【0044】上記図6の構成においては、図7(a)に
示すように、ストッパ75,77が深さの浅い第1のス
トッパ突き当て凹部85aに整合する位置となるよう
に、ストッパ突き当て部材85を設定した場合には、ロ
ーラ支持具37,39の移動範囲が小さくなってローラ
13,15により設定される溝7の幅が狭いものに対応
する。一方、図7(b)に示すように、ストッパ75,
77が深さの深い第2のストッパ突き当て凹部85bに
整合する位置となるように、ストッパ突き当て部材85
を設定した場合には、ローラ支持具37,39の移動範
囲が大きくなってローラ13,15により設定される溝
7の幅が広いものに対応する。これにより、溝7の幅が
異なる車体に対しても対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示すレーザ溶接装置
の正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1のレーザ溶接装置の全体構成を示す斜視図
である。
【図4】図1のA矢視図である。
【図5】図1のレーザ溶接装置におけるローラが閉じた
状態を示す要部の正面図である。
【図6】図1のレーザ溶接装置における開き限ストッパ
のストッパ位置を調整可能な構造を示す斜視図である。
【図7】図6の構造での動作説明図で、(a)はストッ
パが浅いストッパ突き当て凹部に当接した状態を、
(b)はストッパが深いストッパ突き当て凹部に当接し
た状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 ルーフパネル(板材) 3 ボディサイドパネル(板材) 5 重ね合わせ部(溶接接合部) 7 溝 7a,7b 側壁 9 レーザビーム 11 レーザ加工ヘッド 13,15 ローラ(押圧部材) 59,61 回転中心軸 63,65 球体 75,77 開き限ストッパ 79 閉じ限ストッパ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材相互の溶接接合部が、その溶接線に
    沿う左右に側壁を備えた溝内に設けられ、前記溶接接合
    部に向けてレーザビームを照射するレーザ加工ヘッド
    と、前記左右の側壁に対し所定幅の範囲で接近移動して
    押圧する一対の押圧部材とを備えていることを特徴とす
    るレーザ溶接装置。
  2. 【請求項2】 押圧部材は、溝内にて溶接線に沿って回
    転移動可能なローラであってその側面により側壁を押圧
    するもので、この一対のローラの所定幅の移動を規制す
    る開き限ストッパを備えていることを特徴とする請求項
    1記載のレーザ溶接装置。
  3. 【請求項3】 開き限ストッパは、一対のローラの所定
    幅の移動規制位置を調整可能であることを特徴とする請
    求項2記載のレーザ溶接装置。
  4. 【請求項4】 ローラは、回転中心軸に対し半径方向の
    一方側の側面で側壁を押圧し、同他方側の側面が、前記
    側壁への押圧により発生するモーメントに抗する回転可
    能な球体により支持されていることを特徴とする請求項
    2記載のレーザ溶接装置。
  5. 【請求項5】 一対のローラの相互に接近する方向への
    移動を規制する閉じ限ストッパを設け、この閉じ限スト
    ッパにより規制された状態の前記ローラの位置は、溝幅
    方向のほぼ中央部であることを特徴とする請求項2記載
    のレーザ溶接装置。
  6. 【請求項6】 板材相互の溶接接合部の溶接線に沿う左
    右に側壁を備えた溝内に、この溝内にて前記溶接線に沿
    って回転移動可能な一対のローラを挿入し、この各ロー
    ラを左右の側壁に向けて所定幅の範囲で移動させて側面
    により押圧した状態で、前記溶接接合部にレーザビーム
    を照射して仮止め溶接を行い、前記一対のローラを、側
    壁から離れる方向へ相互に接近移動させた状態で前記溝
    内を回転移動させながら、前記レーザビームを前記溶接
    線に沿って照射して本溶接を行うことを特徴とするレー
    ザ溶接方法。
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