JP3596288B2 - レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法 - Google Patents

レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、板材相互の溶接接合部が、その溶接線に沿う左右に側壁を備えた溝内に設けられ、この溝内の前記溶接接合部に向けてレーザビームを照射するレーザ溶接装置およびレーザ溶接方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、溶接接合部を備えた溝の幅寸法を精度よく確保した上で、レーザ溶接を容易に行えるようにすることを目的としている。
【0003】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、板材相互の溶接接合部が、その溶接線に沿う左右に側壁を備えた溝内に設けられ、前記溶接接合部に向けてレーザビームを照射するレーザ加工ヘッドと、前記左右の側壁に対し所定幅の範囲で接近移動して押圧する一対の押圧部材とを備え、この押圧部材は、溝内にて溶接線に沿って回転移動可能なローラであってその側面により側壁を押圧するもので、この一対のローラの所定幅の移動を規制する開き限ストッパを備えている構成としてある。
【0004】
このような構成のレーザ溶接装置によれば、押圧部材が溝内の左右の側壁を所定幅の範囲で押圧することで、溝の幅寸法が所定に確保され、この状態でレーザ加工ヘッドからレーザビームを溶接接合部に向けて照射する。
また、ローラを、開き限ストッパにより移動が規制される位置まで移動させることで、ローラが側壁を押圧し溝の幅寸法が所定に確保される。
【0007】
請求項の発明は、請求項の発明の構成において、開き限ストッパは、一対のローラの所定幅の移動規制位置を調整可能である。
【0008】
上記構成によれば、ローラの所定幅の移動規制位置を調整することで、溝幅の異なるワークに対しても対応可能となる。
【0009】
請求項の発明は、請求項の発明の構成において、ローラは、回転中心軸に対し半径方向の一方側の側面で側壁を押圧し、同他方側の側面が、前記側壁への押圧により発生するモーメントに抗する回転可能な球体により支持されている。
【0010】
上記構成によれば、ローラが、回転中心軸に対し半径方向の一方側の側面で側壁を押圧することで、ローラにモーメントが作用し、これにより同他方側の側面が、相互に離れる方向に変位しようとするが、この他方側の側面は球体によって支持されて前記変位が抑制される。
【0011】
請求項の発明は、請求項の発明の構成において、一対のローラの相互に接近する方向への移動を規制する閉じ限ストッパを設け、この閉じ限ストッパにより規制された状態の前記ローラの位置は、溝幅方向のほぼ中央部である。
【0012】
上記構成によれば、一対のローラは、閉じ限ストッパにより接近方向への移動が規制されることで、常に溝内の幅方向ほぼ中央の同一位置に設定され、この状態でローラが溝内を回転移動しつつ、レーザビームが溶接線に沿って照射される。
【0013】
請求項の発明は、板材相互の溶接接合部の溶接線に沿う左右に側壁を備えた溝内に、この溝内にて前記溶接線に沿って回転移動可能な一対のローラを挿入し、この各ローラを左右の側壁に向けて所定幅の範囲で移動させて側面により押圧した状態で、前記溶接接合部にレーザビームを照射して仮止め溶接を行い、前記一対のローラを、側壁から離れる方向へ相互に接近移動させた状態で前記溝内を回転移動させながら、前記レーザビームを前記溶接線に沿って照射して本溶接を行う。
【0014】
上記レーザ溶接方法によれば、一対のローラが左右の側壁を所定幅の範囲で押圧した状態で仮止め溶接を行うことで、溝幅寸法が高精度に確保され、その後ローラを相互に接近移動させた状態で、溝内を溶接線に沿って回転移動させることで、仮止め溶接作業に続いて本溶接作業が、一つの工程で行え、またローラは、溶接線に沿って移動するので、レーザビームの邪魔になることがなく、レーザ溶接作業が効率よく行える。
【0015】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、押圧部材が溝内の左右の側壁を所定幅の範囲で押圧し、この状態でレーザ加工ヘッドからレーザビームを溶接接合部に向けて照射するので、溝の幅寸法を精度よく確保することができる。
また、一対のローラは、開き限ストッパによって所定幅の移動範囲が規制されるので、溝幅寸法はより高精度なものとなる。
【0017】
請求項の発明によれば、開き限ストッパはローラの移動規制位置を調整可能であるので、溝幅寸法の異なるものに対しても対応可能となる。
【0018】
請求項の発明によれば、ローラによる側壁への押圧によって発生するローラのモーメントは、球体によって支持されるので、ローラの回転中心軸を中心とした前記モーメントによるローラの変位を抑制することができる。
【0019】
請求項の発明によれば、一対のローラは、閉じ限ストッパによって相互に接近する方向への移動が規制されることで、常に溝内の幅方向ほぼ中央位置に設定されるので、次の仮止め溶接の際のローラの側壁への移動動作が左右対称に効率よくなされるとともに、ローラが溝内を回転移動しながらのレーザ溶接の際の、ローラによる板材への押圧動作が効率よくなされる。
【0020】
請求項の発明によれば、ローラが左右の側壁を所定幅の範囲で押圧した状態で仮止め溶接を行うことで、溝幅寸法が精度よく確保され、その後ローラを相互に接近移動させた状態で溝内を回転移動させることで、仮止め溶接作業に続く本溶接作業が、一つの工程で行え、またローラは、溶接線に沿って移動するので、レーザビームの邪魔になることがなく、レーザ溶接作業を効率よく行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0022】
図1は、この発明の実施の一形態を示すレーザ溶接装置の正面図、図2は図1の右側面図、図3は図1のレーザ溶接装置の全体構成を示す斜視図である。このレーザ溶接装置は、自動車におけるルーフパネル1の車幅方向の端部とボディサイドパネル3の上端部との重ね合わせ部5に対しレーザ溶接を行うことで、これら2枚の板材としての両パネル1,3相互を溶接接合するものであり、この溶接接合部となる重ね合わせ部5には、図示しない例えばルーフモールが嵌め込まれる溝7が、車体前後方向に沿って形成されている。(所謂モヒカンタイプのルーフパネル1を示している。)
このレーザ加工装置は、溝7内の重ね合わせ部5に向けてレーザビーム9を照射するレーザ加工ヘッド11を備えるとともに、レーザ溶接時に溝7内に挿入される押圧部材としのて一対のローラ13,15を備えている。
【0023】
上記レーザ加工ヘッド11およびローラ13,15は、ヘッド本体17側に支持されており、ヘッド本体17はロボットアーム19の先端に取り付けられている。ヘッド本体17は、ロボットアーム19が連結具21を介して取り付けられるベース板23を備え、ベース板23の上端には上板25が固定されるとともに、ベース板23の連結具21と反対側の面には、ガイド部材27を介して上下方向に移動可能な支持ブラケット29が設けられている。
【0024】
支持ブラケット29の下面には、治具ベース31が固定され、治具ベース31の下面には、一対の直動ガイド33,35を介して左右のローラ支持具37,39が、図1中で左右方向に移動可能に装着されている。
【0025】
図1中で左側の一方のローラ支持具37は、図1のA矢視図である図4に示すように、アッパプレート41とロアプレート43とが、図4中で左右方向の両端にて連結具45,47により連結固定されている。この連結具45,47相互間には、アッパプレート41とロアプレート43との間に挟持されるようにしてシリンダ49が固定配置されている。シリンダ49は、ローラ13,15を相互に接近離反移動させるべく、図1中で左右方向に移動させるためのもので、そのピストンロッド51の先端は、他方のローラ支持具39に向けて突出している。
【0026】
他方のローラ支持具39は、ベースプレート53のローラ支持具37側の端部の下面にローラ支持板55が固定され、このローラ支持板55に上記シリンダ49のピストンロッド51の先端が固定されている。
【0027】
一方のローラ支持具37のロアプレート43の他方のローラ支持具39側の端部の下面には、ローラ支持板57が固定され、このローラ支持板57と前記ローラ支持板55に、前述したローラ13,15が、回転中心軸59,61を介してそれぞれ回転可能に装着されている。回転中心軸59,61より上方の各ローラ支持板57,55には、ローラ13,15のそれぞれの側面に接触して転動可能な球体63,65を備えたベアリング67,69が、それぞれ2つずつ設けられている。
【0028】
前記一方のローラ支持具37の図4に示されている連結具45,47の他方のローラ支持具39に対向する面には、ロッド71,73の一端が固定されている。各ロッド71,73の他端は、他方のローラ支持具39のローラ支持板55に形成した貫通孔55a内を移動可能に挿入され、ローラ支持板55からの各ロッド71,73の突出端部には、開き限ストッパ75,77が設けられている。
【0029】
すなわち、シリンダ49の駆動によりピストンロッド51が進出移動すると、左右のローラ支持具37,39が互いに離反する方向に移動し、この移動動作が開き限ストッパ75,77によって規制される。開き限ストッパ75,77より移動が規制された図1の状態では、各ローラ13,15は溝7における左右の側壁7a,7bを押圧した状態にあり、この状態での溝7の幅があらかじめ設定された溝幅寸法となる。
【0030】
また、治具ベース31の図1中で左右方向中央の下面には、各ローラ支持具37,39の相互に接近する方向への移動を規制する閉じ限ストッパ79が装着されている。この閉じ限ストッパ79に、図5に示すように、各ローラ支持具37,39のアッパプレート41およびベースプレート53が当接した状態で、各ローラ13,15は相互にほぼ接触した状態にあり、このときこの接触面は、溝7の幅方向のほぼ中央に位置しているものとする。
【0031】
前記ヘッド本体17の上板25の下面には、加圧シリンダ81が固定され、加圧シリンダ81のピストンロッド83の先端は、支持ブラケット29に固定されている。すなわち、加圧シリンダ81の作動によるピストンロッド83の下方への移動により支持ブラケット29が下方へ加圧される。
【0032】
上記支持ブラケット29は、図2に示すように、ベース23や上板25に対し、図2中で右方向に突出しており、この突出した部位に、前述したレーザ加工ヘッド11が、レーザビーム9がローラ13,15の移動方向後方側(図2中で右側)に向けて照射するよう傾斜した状態で装着されている。
【0033】
次に、上記したレーザ溶接装置の動作を説明する。左右のボディサイドパネル3上にルーフパネル1が載置されることで、各パネル1,3の端部相互の重ね合わせ部5に溝7が形成される。この状態で、本発明におけるレーザ溶接工程の前工程である仮止め工程で、各パネル1,3相互が車体前後方向両端にて溶接固定されている。
【0034】
各ローラ13,15を、相互に接近させた図5に示す状態で、ロボットアーム19を移動させて、本発明におけるレーザ溶接工程での仮止め溶接が必要な部位の溝7内に挿入する。このとき、ローラ13,15の下端は重ね合わせ部5に接触させない。この状態でシリンダ49を作動させてピストンロッド51を前進移動させる。これにより、左右のローラ支持具37,39が、直動ガイド33,35にガイドされて相互に離反する方向に移動し、これとともにローラ13,15も互いに離反する方向に移動する。
【0035】
上記移動動作は、開き限ストッパ75,77が他方のローラ支持具39のローラ支持板55に当接するまで行われ、この当接時には各ローラ13,15は溝7の側壁7a,7bをそれぞれ押圧して溝7を押し拡げ、溝7の幅寸法を、あらかじめ設定した溝幅としている。この状態で、レーザ加工ヘッド11からレーザビーム9を重ね合わせ部5に向けて照射し、各パネル1,3相互の仮止め溶接を行う。
【0036】
ローラ13,15の側壁7a,7bへの押圧動作は、回転中心軸59,61より下方側の側面にて行っているので、ローラ13については回転中心軸59を中心として図1中で反時計回りのモーメントが、ローラ15については回転中心軸61を中心として図1中で時計回りのモーメントが作用する。この各モーメントは、球体63,65がそれぞれ受けてローラ13,15の傾きを防止し、これにより、溝幅が所望に確保される。
【0037】
溝7内における所定部位の仮止め溶接が終了したら、シリンダ49を作動させてピストンロッド51を後退移動させる。これにより、左右のローラ支持具37,39が、直動ガイド33,35にガイドされて相互に接近する方向に移動し、これとともにローラ13,15も互いに接近する方向に移動する。
【0038】
上記移動動作は、各ローラ支持具37,39のアッパプレート41およびベースプレート53が、閉じ限ストッパ79に当接するまで行われ、この当接時には、各ローラ13,15は相互に接近して図5に示すようにほぼ接触した状態となる。このときのローラ13,15相互の接触面は、溝7の幅方向のほぼ中央に位置している。
【0039】
図5の状態で、加圧シリンダ81を作動させてピストンロッド83を前進移動させると、支持ブラケット29がガイド部材27にガイドされて下方に移動するので、各ローラ13,15は重ね合わせ部5に対して加圧され、各パネル1,3相互が密着する。次に、ロボットアーム19を溝7に沿って移動させることで、ローラ13,15が溝7内を回転しながら移動し、これと同時にレーザ加工ヘッド11からレーザビーム9を照射して、溶接線に沿った本溶接を行う。
【0040】
上記本溶接時には、相互に接近状態にあるローラ13,15が、閉じ限ストッパ79により溝7の幅方向中央に位置しているので、重ね合わせ部5への押圧動作が確実になされるとともに、次の仮止め溶接作業の際のローラ13,15の側壁7a,7bへの移動動作が左右対称に効率よくなされる。
【0041】
上記したレーザ溶接装置によれば、一対のローラ13,15の溝7内での幅方向への所定幅範囲内での移動により、溝7の幅寸法を精度よく確保した状態で仮止め溶接ができる。この仮止め溶接により溝7の幅が所定に確保された状態で、ローラ13,15を相互に接近させた状態での本溶接が、仮止め溶接に続いて一つの工程で行え、またこの本溶接では、仮止め溶接にて溝幅に対する位置決め用治具として使用したローラ13,15の移動方向後方側をレーザビーム9が照射するので、溶接作業が容易である。
【0042】
図6および図7は、ローラ13,15の移動範囲を規制するためのストッパ75,77のローラ支持板55への当接位置を調整可能な構造としたものである。ここでのローラ支持板55には、スライド溝55a内を図6中で矢印B方向にスライド移動可能なストッパ突き当て部材85が設けられている。
【0043】
ストッパ突き当て部材85には、一対の第1のストッパ突き当て凹部85aと、この第1の突き当て凹部85aより深さの深い一対の第2のストッパ突き当て凹部85bとがそれぞれ形成されている。一対の第1のストッパ突き当て凹部85a相互の間隔および、一対の第2のストッパ突き当て凹部85b相互の間隔は、ストッパ75,77相互の間隔と同等としてある。そして、第1のストッパ突き当て凹部85aおよび第2のストッパ突き当て凹部85bには、ストッパ突き当て部材85のスライド方向と同方向に延長される長孔85cが形成され、この長孔85c内をロッド71,73が、ストッパ突き当て部材85のスライド移動に伴って移動可能となっている。
【0044】
上記図6の構成においては、図7(a)に示すように、ストッパ75,77が深さの浅い第1のストッパ突き当て凹部85aに整合する位置となるように、ストッパ突き当て部材85を設定した場合には、ローラ支持具37,39の移動範囲が小さくなってローラ13,15により設定される溝7の幅が狭いものに対応する。一方、図7(b)に示すように、ストッパ75,77が深さの深い第2のストッパ突き当て凹部85bに整合する位置となるように、ストッパ突き当て部材85を設定した場合には、ローラ支持具37,39の移動範囲が大きくなってローラ13,15により設定される溝7の幅が広いものに対応する。これにより、溝7の幅が異なる車体に対しても対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示すレーザ溶接装置の正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1のレーザ溶接装置の全体構成を示す斜視図である。
【図4】図1のA矢視図である。
【図5】図1のレーザ溶接装置におけるローラが閉じた状態を示す要部の正面図である。
【図6】図1のレーザ溶接装置における開き限ストッパのストッパ位置を調整可能な構造を示す斜視図である。
【図7】図6の構造での動作説明図で、(a)はストッパが浅いストッパ突き当て凹部に当接した状態を、(b)はストッパが深いストッパ突き当て凹部に当接した状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 ルーフパネル(板材)
3 ボディサイドパネル(板材)
5 重ね合わせ部(溶接接合部)
7 溝
7a,7b 側壁
9 レーザビーム
11 レーザ加工ヘッド
13,15 ローラ(押圧部材)
59,61 回転中心軸
63,65 球体
75,77 開き限ストッパ
79 閉じ限ストッパ

Claims (5)

  1. 板材相互の溶接接合部が、その溶接線に沿う左右に側壁を備えた溝内に設けられ、前記溶接接合部に向けてレーザビームを照射するレーザ加工ヘッドと、前記左右の側壁に対し所定幅の範囲で接近移動して押圧する一対の押圧部材とを備え、この押圧部材は、溝内にて溶接線に沿って回転移動可能なローラであってその側面により側壁を押圧するもので、この一対のローラの所定幅の移動を規制する開き限ストッパを備えていることを特徴とするレーザ溶接装置。
  2. 開き限ストッパは、一対のローラの所定幅の移動規制位置を調整可能であることを特徴とする請求項記載のレーザ溶接装置。
  3. ローラは、回転中心軸に対し半径方向の一方側の側面で側壁を押圧し、同他方側の側面が、前記側壁への押圧により発生するモーメントに抗する回転可能な球体により支持されていることを特徴とする請求項記載のレーザ溶接装置。
  4. 一対のローラの相互に接近する方向への移動を規制する閉じ限ストッパを設け、この閉じ限ストッパにより規制された状態の前記ローラの位置は、溝幅方向のほぼ中央部であることを特徴とする請求項記載のレーザ溶接装置。
  5. 板材相互の溶接接合部の溶接線に沿う左右に側壁を備えた溝内に、この溝内にて前記溶接線に沿って回転移動可能な一対のローラを挿入し、この各ローラを左右の側壁に向けて所定幅の範囲で移動させて側面により押圧した状態で、前記溶接接合部にレーザビームを照射して仮止め溶接を行い、前記一対のローラを、側壁から離れる方向へ相互に接近移動させた状態で前記溝内を回転移動させながら、前記レーザビームを前記溶接線に沿って照射して本溶接を行うことを特徴とするレーザ溶接方法。
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