JPH1134763A - ドアハーネスの配索構造 - Google Patents
ドアハーネスの配索構造Info
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- JPH1134763A JPH1134763A JP19694197A JP19694197A JPH1134763A JP H1134763 A JPH1134763 A JP H1134763A JP 19694197 A JP19694197 A JP 19694197A JP 19694197 A JP19694197 A JP 19694197A JP H1134763 A JPH1134763 A JP H1134763A
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Abstract
ネス配索部における浸水防止を図る。 【解決手段】 ドア側からドアヒンジにかけて樋状プロ
テクタ4を設け、ドアヒンジに筒状プロテクタ8を回動
自在に設け、ワイヤハーネス2aをドア側から各プロテ
クタを経て本体側へ配索するもので、ドア側から樋状プ
ロテクタ4を下向きに傾斜して設け、樋状プロテクタの
底部に水抜き孔10を設けた。樋状プロテクタ4が、ド
ア側に続く傾斜部4aと筒状プロテクタ8に続く水平部
4bとで成る。筒状プロテクタ8の回動中心軸に沿って
ワイヤハーネスを真直に配索した。筒状プロテクタの上
部にキャップ15を本体とは独立して回動自在に設け、
ワイヤハーネスをキャップから導出し、且つキャップに
固定した。
Description
アから車体側にかけてプロテクタを介してワイヤハーネ
スを配索するドアハーネスの配索構造に関するものであ
る。
記載された従来のドアハーネスの配索構造を示すもので
ある。この構造は、自動車の観音開き式のバックドア等
に適用され、ワイヤハーネス30を車体31側からヒン
ジ部32内を通してドア33側に配索したものである。
筒状部35とを備え、上側の筒状部34はアーム36を
介して車体31側に連結し、下側の筒状部35はアーム
37を介してドア33側に連結している。上下の筒状部
34,35は軸38で回動自在に連結されている。
通用の樋状プロテクタ39,40が設けられ、一方のプ
ロテクタ39から筒状部34,35内を経て他方のプロ
テクタ40へワイヤハーネス30が挿通されている。筒
状部34,35もプロテクタとして作用する。筒状部3
4,35内でワイヤハーネス30はコイル状に屈曲され
て、ドア33の開閉に伴うワイヤハーネス30の引張を
吸収可能としている。
来の構造にあっては、プロテクタ39,40,35内部
に雨水等が溜り、その水が車体31やドア33の内部に
流入してショート等の原因となるという懸念があった。
また、ワイヤハーネス30の引張力を吸収するために、
筒状部34,35内にコイル状にワイヤハーネス30を
配索することで、カールコード等の特殊な回路体が必要
となったり、配索に手間がかかったりするという問題も
あった。
からドアや車体内への水の浸入を防止すると共に、特殊
な回路体が不要で配索も容易なドアハーネスの配索構造
を提供することを特徴とする。
に、本発明は、ドア側からドアヒンジにかけて樋状プロ
テクタを設け、該ドアヒンジに筒状プロテクタを回動自
在に設け、ワイヤハーネスをドア側から該樋状プロテク
タと該筒状プロテクタとを経て本体側へ配索するドアハ
ーネスの配索構造において、ドア側から前記樋状プロテ
クタが下向きに傾斜して設けられ、該樋状プロテクタの
底部に水抜き孔が設けられたことを特徴とする(請求項
1)。前記樋状プロテクタが、ドア側に続く傾斜部と筒
状プロテクタに続く水平部とで構成されることも有効で
ある(請求項2)。また、前記筒状プロテクタの回動中
心軸に沿って前記ワイヤハーネスが真直に配索されたこ
とも有効である(請求項3)。また、前記筒状プロテク
タの上部にキャップが前記本体とは独立して回動自在に
設けられ、前記ワイヤハーネスが該キャップから導出さ
れ、且つ該キャップに固定されることも有効である(請
求項4)。
を図面を用いて詳細に説明する。図1の如く、ドア(回
転体)1側にワイヤハーネス2が水平に配索(配線)さ
れ、ドア1の端部1aでほぼ直角な基板3に続いてい
る。基板3には樋状(断面凹字状)のプロテクタ4が斜
め下向きに傾斜して設けられている(図3参照)。この
樋状プロテクタ4は中間部でほぼ直角に屈曲してドアヒ
ンジ7の上側の筒状プロテクタ8に続いている。
部4a及び水平部4bの底壁9には水抜き孔10が複数
設けられている。水抜き孔10はプロテクタ4の長手方
向に沿って細長矩形状に形成されている。プロテクタ4
内に浸入した水11(図3)は、傾斜部4aに沿って下
向きに流れつつ、水抜き孔10から外部に落下するよう
になっている。傾斜部4aによりドア1内部への水の浸
入が防止され、且つ水抜き孔10により、筒状プロテク
タ8内すなわち車体12側(本体側)への水の浸入が防
止されている。
5と車体側ヒンジ6とで構成され、車体側ヒンジ6の軸
13の延長部(中心軸)14に筒状プロテクタ8が回動
自在に支持されている(図4参照)。中心軸14はヒン
ジ7の軸13と同心であり、その中心軸14を中心とし
て前記樋状プロテクタ4が揺動するから、ドア1の開閉
に際して樋状プロテクタ4やプロテクタ4内のワイヤハ
ーネス2aに何ら無理な力が加わることがない。
プ15が回動自在に設けられている。キャップ15の中
央のボス部16(図4)と筒状プロテクタ8の中央の筒
状軸受17とに前記中心軸14が挿通されている。軸受
17は筒状プロテクタ8に一体に設けられている。
(図2)に続く電線挿通用のスリット18が垂直方向に
設けられている。また、キャップ15の周壁19には電
線導出用の開口20が設けられ、開口20から電線固定
板21が突設され、電線固定板21にテープ巻き部22
が切欠形成されている。
束された状態(2a)で樋状プロテクタ4内に挿通さ
れ、スリット18から筒状プロテクタ8内に挿通され、
キャップ15の開口20(図2)から車体12側へ導出
される。
内でワイヤハーネス2aは中心軸14(軸受17)に沿
って直線的に配索されている。従来例のような特殊な回
路体は用いず、通常の電線によるワイヤハーネス2aを
使用可能である。また、電線導出用の開口20が筒状プ
ロテクタ8の上部に位置しているから、前記樋状プロテ
クタ4の水平部4bから水がワイヤハーネス2aに沿っ
て車体12側に浸入することは不可能である。
bは電線固定板21にテープ巻きで固定される。ワイヤ
ハーネス2bは車体12側でコネクタ接続されて固定さ
れる。
ロテクタ4は軸14を中心として筒状プロテクタ8と一
体に回動する。この際、筒状プロテクタ8内で垂直方向
に真直に延びたワイヤハーネス2aは回動方向に捩じら
れる。それによりワイヤハーネス2aの引張力が吸収さ
れる。上部キャップ15は車体12側のワイヤハーネス
2bによってほぼ定位置に保持されている。なお、車体
側のコネクタ(図示せず)を回動式とした場合には、キ
ャップ15は筒状プロテクタ8の回動に伴って従動す
る。
ャップ15が車体12とは独立して回動することとによ
り、ワイヤハーネス2aに引張等の無理な力がかから
ず、従来のような特殊な回路体が不要となる。
バックドアのみならず、前席及び後席側のドアにおいて
も適用可能であり、さらには自動車以外でも防水用にド
アを用いる構造においては広く適用可能である。
れば、樋状プロテクタの傾斜に沿って水が流れ落ち、且
つ水抜き孔から外部に落下するから、ドア側や本体側
(車体側)への水の浸入が確実に防止される。また、請
求項2記載の発明によれば、万一、樋状プロテクタの傾
斜部で落ちきらずに加速された水が水平部で減速され、
水平部の水抜き孔から確実に落下するから、水の浸入が
一層確実に防止される。また、請求項3記載の発明によ
れば、筒状プロテクタ内でワイヤハーネスを真直に配索
すればよいから、配索作業が容易化する。また、請求項
4記載の発明によれば、筒状プロテクタの上部からワイ
ヤハーネスが導出されるから、万一筒状プロテクタ内に
水が浸入した場合でも、水がワイヤハーネスに沿って本
体側に浸入することがない。また、キャップが本体とは
独立して回動するから、ワイヤハーネスに引張等の無理
な力がかからず、それにより特殊な回路体を用いる必要
がなく、コスト的にも有利となる。
例を示す斜視図である。
状態を示す縦断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ドア側からドアヒンジにかけて樋状プロ
テクタを設け、該ドアヒンジに筒状プロテクタを回動自
在に設け、ワイヤハーネスをドア側から該樋状プロテク
タと該筒状プロテクタとを経て本体側へ配索するドアハ
ーネスの配索構造において、前記ドア側から前記樋状プ
ロテクタが下向きに傾斜して設けられ、該樋状プロテク
タの底部に水抜き孔が設けられたことを特徴とするドア
ハーネスの配索構造。 - 【請求項2】 前記樋状プロテクタが、ドア側に続く傾
斜部と前記筒状プロテクタに続く水平部とで構成される
ことを特徴とする請求項1記載のドアハーネスの配索構
造。 - 【請求項3】 前記筒状プロテクタの回動中心軸に沿っ
て前記ワイヤハーネスが真直に配索されたことを特徴と
する請求項1又は2記載のドアハーネスの配索構造。 - 【請求項4】 前記筒状プロテクタの上部にキャップが
前記本体とは独立して回動自在に設けられ、前記ワイヤ
ハーネスが該キャップから導出され、且つ該キャップに
固定されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
載のドアハーネスの配索構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP19694197A JP3424795B2 (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | ドアハーネスの配索構造 |
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Publications (2)
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JPH1134763A true JPH1134763A (ja) | 1999-02-09 |
JP3424795B2 JP3424795B2 (ja) | 2003-07-07 |
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JP19694197A Expired - Fee Related JP3424795B2 (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | ドアハーネスの配索構造 |
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-
1997
- 1997-07-23 JP JP19694197A patent/JP3424795B2/ja not_active Expired - Fee Related
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