JPH1134753A - モニタの収納起立装置 - Google Patents

モニタの収納起立装置

Info

Publication number
JPH1134753A
JPH1134753A JP19027697A JP19027697A JPH1134753A JP H1134753 A JPH1134753 A JP H1134753A JP 19027697 A JP19027697 A JP 19027697A JP 19027697 A JP19027697 A JP 19027697A JP H1134753 A JPH1134753 A JP H1134753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitor
lid
opening
state
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19027697A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Yamamoto
勇雄 山本
Akira Takahashi
昭 高橋
Yoshikazu Omura
義和 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Zero Engineering Co Ltd
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
Zero Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Press Industry Co Ltd, Zero Engineering Co Ltd filed Critical Kojima Press Industry Co Ltd
Priority to JP19027697A priority Critical patent/JPH1134753A/ja
Publication of JPH1134753A publication Critical patent/JPH1134753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニタの視認性やデザイン性を維持した状態
で、モニタが蓋体に干渉することなく起立動作を行うこ
とが困難であった。 【解決手段】 蓋体22は、回転軸20を中心に開動作
を行い、回転軸18を中心に起立回動するモニタ16の
起立動作空間より大きな開口空間56を形成する。モニ
タ16は、蓋体22と干渉することなく開口空間56内
で起立動作を行い、モニタ16の起立動作終了後に前記
蓋体22が閉動作を行い、前記開口空間56を縮小して
モニタ16と蓋体22との間の隙間を縮小して、一連の
動作を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モニタの収納起立
装置、特に自動車等に搭載されたモニタの表示部を収納
状態から使用状態である起立状態にするモニタの収納起
立装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車等には、運転席周辺に空
気調和装置(以下、エアコンという)やラジオやCDプ
レーヤ等のオーディオ機器が備えられており、近年では
これらに加え、テレビ、カーナビゲーションシステム、
電話等も備えられるようになり、自動車乗員が取り扱う
機器が多くなってきている。
【0003】これに伴い、各機器の状況を表示する部分
および操作する部分も多くなり、自動車乗員はどこに何
が取り付けられ、どこをどのように確認すればそれら機
器の状況を認識することができるかを覚えなければなら
ず、使いこなすのが難しくなってきている。
【0004】これを解消する一手段として、ひとつの液
晶表示パネルやブラウン管等にこれらの機器の情報を全
て表示するようにしたマルチディスプレイ(以下、単に
モニタという)が提案されている。自動車乗車状態にお
いて、全ての機器の状況を同時に表示することはほとん
どないことに注目し、前記モニタは選択された単一また
は数種類の機器の状況を表示できるように発案されたも
のである。
【0005】例えばエアコン、オーディオ機器、テレ
ビ、電話等のいずれかを操作する場合には、操作対象以
外の機器の状況を知る必要はなく、モニタには操作の対
象となる機器に関する情報のみを表示すればよい。ま
た、機器の操作終了後はその内容を表示する必要は無
い。もちろん地図表示によるカーナビゲーションおよび
テレビのように常にその機器から発する情報を表示する
必要のある機器と同時に使用することはできないが、こ
のようなケースは少なく、例えばラジオについては一旦
ラジオ局を選択し音量を決定したあとは、ラジオ操作に
関する情報をモニタに表示する必要はなくなるし、エア
コン、テレビ、その他のオーディオ機器、電話について
も同様である。またカーナビゲーションシステムについ
ても音声のみによるナビゲーションを用いればその使用
中にモニタに情報を表示する必要はなくなる。
【0006】以上のように、自動車に備えられた様々な
機器から発する情報を同時に見ることはほとんどなく、
ひとつのモニタで複数の機器の情報を表示することは、
機器の設置スペースの限られた自動車には特に有効であ
る。
【0007】このようなモニタは、運転席および助手席
の両方から見ることができるようにするため、例えば図
8に示すように車室内のインストルメントパネルのセン
ターコンソール100近辺に設置することが多い。
【0008】ところで、常に情報を表示する必要のある
ものは上記のように地図表示を行うカーナビゲーション
およびテレビくらいなものであり、これらについても常
に使用するわけではない。従って、モニタに何も表示す
る必要がないことも多いが、このような時に両面に何も
表示されていないモニタが露出していることは、自動車
室内のデザイン上好ましくはない。
【0009】そこで、表示が不用の場合にモニタをイン
ストルメントパネル内に収納し、使用時のみ回転軸を中
心に回動起立動作して前記インストルメントパネルから
表示面を露出することができるモニタがある。このよう
な、モニタは、その収納状態では、前記モニタを覆う蓋
体がインストルメントパネルの表面と連続した形状とな
っているため、インストルメントパネルと一体感が得ら
れ、自動車室内のデザイン性の向上を行うことが可能に
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記蓋体の開
閉を行い前記モニタを単純に回転させて当該モニタを起
立状態にしようとすると、モニタが回転の途中で蓋体の
内壁面に当ってしまい、モニタの起立動作を阻害してし
まう。これを防ぐためにモニタに接触しないように蓋体
を大きくするとインストルメントパネルとの一体感が無
くなってしまう。また、モニタを小さくすると、モニタ
に表示できる情報量が少なくなるのと同時に、モニタ露
出状態でモニタと蓋体との隙間が大きくなり見栄えが悪
くなるという問題がある。
【0011】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、モニタの視認性やデザイン性を
維持した状態で、モニタが蓋体に干渉することなく起立
動作を行うことのできるモニタの収納起立装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明は、モニタと、前記モニタを収納自在な
開口部を有する収納部と、前記モニタの収納時に収納部
の開口部を覆う蓋体と、前記モニタを回動起立させて前
記収納部から表示部を突出させるモニタ起立手段と、前
記モニタの起立動作より前に前記蓋体を開動作させて前
記モニタの起立動作空間より大きな開口空間を形成し、
前記モニタの起立動作完了後に前記蓋体を閉動作させて
前記開口空間を縮小し前記モニタと前記蓋体との間隔を
縮小する蓋体開閉手段と、を含むことを特徴とする。
【0013】この構成によれば、蓋体はモニタが回動す
るために必要な起立回動空間より大きな開口空間を形成
するように開動作するため、前記モニタの回動起立動作
時に蓋体と干渉することなくスムーズなモニタの起立動
作を行うことができる。また、モニタの起立動作が完了
した後、蓋体が閉動作してモニタと蓋体との隙間を縮小
するため無用な隙間が無くデザイン性を向上することが
できる。
【0014】前記目的を達成するために、第2の発明
は、第1の発明の収納起立装置において、前記モニタ起
立手段と前記蓋体開閉手段とは、単一のカムにより連動
動作することを特徴とする。
【0015】この構成によれば、モニタ起立手段と蓋体
開閉手段とが動作タイミングが所定タイミングに維持さ
れ、開口空間を必要最小限に縮小することが可能で、蓋
体開閉時の動作が効率よくスムーズになる。
【0016】前記目的を達成するために、第3の発明
は、前記収納起立装置において、前記モニタ起立手段
は、前記モニタの起立角度を調整可能であることを特徴
とする。この構成によれば、利用者の視線に応じたモニ
タ角度を任意に決定することができるのでモニタの視認
性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づき説明する。
【0018】図1および図2には、本実施形態のモニタ
の収納起立装置10を自動車のインストルメントパネル
12に適用した例が示されている。前記インストルメン
トパネル12には、箱形の凹状形状を呈する収納部14
が形成され、当該収納部14の内部にモニタ16が配置
されている。このモニタ16は、前述したようにエアコ
ンやオーディオ機器、ナビゲーション装置、TV等の操
作パネルの表示及び操作対象の機器の情報表示等を行
う。また、このモニタ16は前記収納部14に形成され
た回動軸18を中心に回動し、図1の示す収納部14に
おける収納状態と、図2に示す収納部14に形成された
開口部14aから突出した起立状態とをとる。
【0019】また、前記収納部14には前記開口部14
aを覆い、回転軸20を中心に回動する開閉自在な蓋体
22が配置されている。本実施形態の場合、前記蓋体2
2は開口部14aを覆う天板部22aと開動作時(図2
の状態)に側面を覆う側板部22b(図2には一方の側
板部22bのみを図示している)とを有し、前記モニタ
16が起立した状態で開口部14aから突出したモニタ
16の表示面のみを露出するようになっている。モニタ
16を利用する場合、後述する蓋体開閉機構(蓋体開閉
手段)とモニタ起立機構(モニタ起立手段)とによっ
て、図1の状態から図2の状態に状態変化させることに
よって、モニタ16の表示面を認識することができる。
前述したようにモニタ16および蓋体22はそれぞれ回
転軸18および回転軸20を中心に回動可能とされてお
り、それぞれ図1中矢印方向に回転させることにより、
モニタ起立状態およびモニタ収納状態にすることができ
る。
【0020】なお、モニタ収納状態では、蓋体22がイ
ンストルメントパネル12の表面と連続した形状となっ
ているため、インストルメントパネル12との一体感が
得られ、自動車室内のデザイン性を低下させることが無
い。また、モニタ16と蓋体22の回転軸18,22を
分離し互いに反対方向に回転するようにしたため、全体
が少ないスペースで構成されたものとなっている。
【0021】図3は、前記モニタ16を回動起立させる
モニタ起立機構(モニタ起立手段)24の概念図が示さ
れている。モニタ16は回転軸18の部分で第1モニタ
ギヤ26と固定されている。従って、第1モニタギヤ2
6とモニタ16は回転軸18を中心に同時に回転するこ
とになる。さらに、前記第1モニタギヤ26は第2モニ
タギヤ28とかみ合い、第2モニタギヤ28はインスト
ルメントパネル12に摺動自在に配置されたモニタプレ
ート30に設けられたラック30aにかみ合っている。
そして、前記モニタプレート30が図中矢印A方向に移
動すると第1,第2モニタギア26,28がそれぞれ矢
印B1,B2方向に回転し、モニタ16はモニタ起立状態
(図2の状態)に向かって回動することになる。
【0022】一方、図4は蓋体22を回動開閉させる蓋
体開閉機構(蓋体開閉手段)32の概念図が示されてい
る。蓋体22は回転軸20の部分で第1蓋ギヤ34と固
定されている。従って、第1蓋ギヤ34と蓋体22は回
転軸20を中心に同時に回転することになる。第1蓋ギ
ヤ34は第2蓋ギヤ36とかみ合い、第2蓋ギヤ36に
設けられた長孔36aは蓋プレート38に設けられたピ
ン40と係合している。以上のような構造により蓋プレ
ート38が図4中矢印C方向に移動すると第1,第2蓋
ギア34,36は矢印D1,D2方向に回転し、蓋体22
は図2に示すような開動作を行い起立状態のモニタ16
を露出する方向に向かって回動することになる。
【0023】なお、第1,第2モニタギヤ26,28と
第1,第2蓋ギヤ34,36は紙面に対して垂直な方向
にずらした状態で配置されるため、モニタギヤと蓋ギヤ
が当たってしまうことはない。またモニタプレート30
と蓋プレート38は図中上下方向にずらした状態で配置
されるため、モニタプレート30と蓋プレート38が当
たってしまうことはない。
【0024】本実施形態の特徴的事項は、モニタ16の
起立動作に先立ち、蓋体22が開動作を行い、モニタ1
6の起立動作空間(モニタ16の回動半径)より大きな
開口空間を形成し、前記モニタ16の起立動作完了後に
前記蓋体22が閉動作を行い、前記開口空間を縮小し、
モニタ16と蓋体22との隙間を埋めて一連の動作を完
了するところである。
【0025】ここで、前記モニタプレート30と蓋プレ
ート38とがどのような構造により移動して、モニタ1
6の起立動作及び蓋体22の開閉動作を行うかを図5の
概念図を用いて説明する。
【0026】モニタプレート30には長孔30bが設け
られており、この長孔30bにモニタリンク42の一端
に設けられたピン42aが係合している。モニタリンク
42はインストルメントパネル12側に植設された軸4
4を中心に回動可能とされており、その他端にはピン4
2bが設けられている。このピン42bは円板カム46
に設けられたモニタ用溝48に係合している。前記円板
カム46はその外周にギアが形成され、図示しないモー
タのギアと噛合し前記モータの回転がこのギヤを介して
円板カム46に伝えられる。
【0027】一方、蓋プレート38にもモニタプレート
30と同様に長孔38aが設けられており、この長孔3
8aに蓋リンク50の一端に設けられたピン50aが係
合している。前記蓋リンク50は軸52を中心に回動可
能とされており、その他端にはピン52bが設けられて
いる。このピン52bは前記円板カム46に設けられた
蓋用溝54に係合している。
【0028】そして、前記円板カム46が矢印E方向に
回転すると、モニタ用溝48、モニタリンク42を介し
てモニタプレート30に力が伝えられ、モニタプレート
30が図中矢印F1方向に移動する。このモニタプレー
ト42の動きにより図3に示すようにモニタ16がモニ
タ収納状態からモニタ起立状態に回転を開始する。同様
に円板カム46が矢印E方向に回転すると、蓋用溝5
4、蓋リンク50を介して蓋プレート38に力が伝えら
れ、蓋プレート38が矢印F2方向に移動する。この蓋
プレート38の動きにより図4に示す状態から蓋体22
が開動作を開始する。
【0029】次に、前記円板カム46に形成されたモニ
タ用溝48と蓋用溝54の作用について図6を用いて説
明する。前述したように、円板カム46のモニタ用溝4
8にはモニタリンク42のピン42bが係合しており、
蓋用溝54には蓋リンク50のピン50bが係合してい
る。
【0030】モニタ収納状態において、ピン42bは図
6におけるモニタ用溝48内のP11に位置している。
またピン50bは蓋用溝54内のP21に位置してい
る。この状態(図1の状態)から図示しないモータが回
転し、円板カム46が図6において反時計回りに回転す
るとピン42bおよびピン50bはそれぞれモニタ用溝
48および蓋用溝54内を移動する。この時、モニタ用
溝48のP11からP12までは円板カム46の中心か
ら等距離にあるためピン42bは移動しない。従って、
モニタ16も回転しない。一方、蓋用溝54のP21か
らP22までは円板カム46の中心からしだいに遠ざか
るように形成されているため、ピン50bは円板カム4
6の中心から遠ざかる方向に移動する。このため蓋リン
ク50は図5における反時計回りに回転し、蓋体22が
回転を始める。以上の動作によりモニタ16および蓋体
22はモニタ収納状態(図1の状態)から蓋開動作完了
状態(図7(a)の状態)に至り、蓋体22は前記モニ
タ16の起立動作空間を確保する開口空間56を形成す
る。なお、この時、前記開口空間56はモニタ16の起
立動作空間より大きな空間を形成している。円板カム4
6はさらに回転を続けるが、モニタ用溝48のP12か
らP14までは、円板カム46の中心からしだいに遠ざ
かるように形成されているため、モニタ16は図7
(a)の収納状態から図2の起立状態まで回転を続けモ
ニタの表示面が利用者側に露出する状態に至る。
【0031】一方、蓋用溝54のP22からP23まで
は円板カム46の中心から等距離にあるため、蓋体22
は開動作位置を維持する。前述したように、前記開口空
間56はモニタ16の起立動作空間より大きな空間を形
成しているので、図7(b)の状態に至るまでモニタ1
6が回転しても当該モニタ16と蓋体22の内壁面は干
渉しない。そして、モニタ16の起立動作が完了する
と、蓋体22は閉動作を開始して、前記モニタ16の起
立動作をスムーズに行うために形成された当該モニタ1
6と蓋体22との間の隙間を縮小し、図7(c)の状態
に至る。この閉動作は、蓋用溝54のP23からP24
までが円板カム46の中心にしだいに近づくように形成
されることで実現する。なお、前記蓋体22の閉動作
は、当該蓋体22の内壁面とモニタ16の上端面とが接
触する位置まで実行されることが望ましい。
【0032】なお、ピン50bが蓋用溝54のP24に
ある時、ピン42bはモニタ用溝48のP13にある
が、通常の場合、円板カム46はさらに回転を続けピン
42bはP14まで移動し、ピン50bはP24とP2
5の中間位置まで移動する。この状態で円板カム46は
止まり、モニタ16および蓋体22は図2の状態すなわ
ちモニタ16の表示面露出完了状態に至る。
【0033】このように、モニタ16の収納状態からモ
ニタ16の表示面の露出状態に至るまでにモニタ16と
蓋体22とが干渉することがなく、同時に蓋体22をイ
ンストルメントパネル12と一体感のある形状としたま
ま装置をコンパクトに構成することができる。なお、モ
ニタ16の表示面露出状態からモニタ16の収納状態に
至るまでは前述した動作と反対の動作をするだけである
ため、説明を省略する。
【0034】ところで、モニタ16の表示面の露出状態
において、モニタ16をさらに回転させて、モニタ16
の位置を図2において一点鎖線で示す位置N1や位置N2
等で止めることができる。この機能により操作者の目の
位置が変わっても最適な位置にモニタ16を調節するこ
とができる。なお操作者の目の位置は、運転席乗員が操
作するか助手席の乗員が操作するかで変わり、また同じ
座席でも身長の異なる人が座ればやはり変わる。
【0035】このモニタ16の角度調整は、次の構成に
より実現することができる。通常のモニタ16起立状態
ではモニタ16は図2の実線で示す位置N0にあるが、
この時、モニタリンク42のピン42bおよび蓋リンク
50のピン50bは円板カム46のモニタ用溝48およ
び蓋用溝54内で、それぞれP14およびP24とP2
5の中間点にある。この状態で円板カム46を図6にお
いて反時計回りに回転するとピン42bはP14からP
15に至る間しだいに円板カム46の中心から遠ざかる
ため、モニタは図2において反時計回りに回転し位置N
1方向に倒れる。一方、ピン50bは円板カム46の中
心から等距離にあるP25まで移動するだけであるた
め、蓋体は図2の位置から移動しない。
【0036】また円板カム46が時計回りに回転する場
合も同様で、モニタ16は図2の実線位置N0から時計
回りに回転して位置N2方向に倒れるが蓋体22は移動
することなくモニタ16の角度調整が実施される。
【0037】なお、本実施形態において、ステッピング
モータ等を用いて円板カム46の回転を制御すれば、モ
ニタ16の表示面露出状態においてモニタ16の角度調
節を行うことができるため、操作者の目の位置が様々で
あってもその都度調節することにより最適な状態でモニ
タを視認することができる。
【0038】上述したような装置を操作するために基本
的に2つのスイッチが必要となる。ひとつはモニタ16
の収納状態とモニタ起立状態を切り替えるスイッチS
1、もうひとつはモニタ起立状態でモニタの角度調節す
るためのスイッチS2である。これらのスイッチの操作
部としてはそれぞれひとつずつでもよいし、両者をひと
つの操作部で操作できるようにしてもよい。それぞれに
操作部を設ける場合は、例えばスイッチ1としてノンロ
ックスイッチを設け、これを押圧操作する毎にモニタ収
納状態とモニタ起立状態とが切り替わるようにすればよ
いし、スイッチ2としてシーソー型スイッチを設け、こ
のスイッチの操作方向によりモニタがどちらかに回転
し、操作を継続している間だけモニタが回転を続けるよ
うにすればよい。
【0039】またひとつの操作部で両者を制御する場合
は、例えば押圧操作および回転操作の両方が可能なひと
つの操作つまみを設け、それぞれの操作に上記スイッチ
1およびスイッチ2を対応させればよい。
【0040】なお、モニタ起立状態においてスイッチ2
の操作を継続した場合、モニタが図2の一点鎖線で示し
た位置を超えないようにモータを制御することが望まし
い。また、モニタ露出状態でモニタの回転位置を調節し
た時にはその位置を記憶しておき、一旦モニタ収納状態
とした後でも次にモニタ起立状態とした場合には、モニ
タが記憶した位置となるようにマイコン等を用いて制御
することもできる。
【0041】なお、本実施形態では、自動車のインスト
ルメントパネルに配置されるモニタを例にとって説明し
たが、適用対象は任意であり、例えば家電製品や工作機
械工場設備等モニタの配置及び収納を必要とするもので
あれば、適用可能であり同様の効果を得ることができ
る。また、本実施形態で示したカム形状やリンク構成
は、一例であり、モニタの起立動作や蓋体の開口空間形
成のための開閉動作が実施できれば他の構成でも本実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蓋体はモニタが回動するために必要な起立回動空間より
大きな開口空間を形成するように開動作するため、前記
モニタの回動起立動作時に蓋体と干渉することなくスム
ーズなモニタの起立動作を行うことができる。また、モ
ニタの起立動作が完了した後、蓋体が閉動作してモニタ
と蓋体との隙間を縮小するためデザイン性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態のモニタの収納起立装
置のモニタ収納状態を説明する説明図である。
【図2】 本発明に係る実施形態のモニタの収納起立装
置のモニタ起立状態を説明する説明図である。
【図3】 本発明に係る実施形態のモニタの収納起立装
置のモニタ起立機構を説明する説明図である。
【図4】 本発明に係る実施形態のモニタの収納起立装
置の蓋体開閉機構を説明する説明図である。
【図5】 本発明に係る実施形態のモニタの収納起立装
置のリンク構成を説明する説明図である。
【図6】 本発明に係る実施形態のモニタの収納起立装
置の円板カムの形状を説明する説明図である。
【図7】 本発明に係る実施形態のモニタの収納起立装
置の動作状態を説明する説明図である
【図8】 従来のモニタの配置位置を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】 10 モニタの収納起立装置、16 モニタ、18,2
0 回動軸、22 蓋体、56 開口空間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 昭 愛知県名古屋市昭和区川名山町1丁目76番 地 株式会社ゼロエンジニアリング内 (72)発明者 大村 義和 愛知県名古屋市昭和区川名山町1丁目76番 地 株式会社ゼロエンジニアリング内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モニタと、 前記モニタを収納自在な開口部を有する収納部と、 前記モニタの収納時に収納部の開口部を覆う蓋体と、 前記モニタを回動起立させて前記収納部から表示部を突
    出させるモニタ起立手段と、 前記モニタの起立動作より前に前記蓋体を開動作させて
    前記モニタの起立動作空間より大きな開口空間を形成
    し、前記モニタの起立動作完了後に前記蓋体を閉動作さ
    せて前記開口空間を縮小し前記モニタと前記蓋体との間
    隔を縮小する蓋体開閉手段と、 を含むことを特徴とするモニタの収納起立装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記モニタ起立手段と前記蓋体開閉手段とは、 単一のカムにより連動動作することを特徴とするモニタ
    の収納起立装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の装置にお
    いて、 前記モニタ起立手段は、 前記モニタの起立角度を調整可能であることを特徴とす
    るモニタの収納起立装置。
JP19027697A 1997-07-15 1997-07-15 モニタの収納起立装置 Pending JPH1134753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19027697A JPH1134753A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 モニタの収納起立装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19027697A JPH1134753A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 モニタの収納起立装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1134753A true JPH1134753A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16255474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19027697A Pending JPH1134753A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 モニタの収納起立装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1134753A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003929A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Clarion Co., Ltd. パネル駆動装置
JP2006015783A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Clarion Co Ltd パネル駆動装置
JP2006123883A (ja) * 2004-09-28 2006-05-18 Nishikawa Kasei Co Ltd 車両用ディスプレイの収納装置及び車両用収納ボックス
JP2009538774A (ja) * 2006-05-31 2009-11-12 コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 車載モニタ装置
JP2010070124A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Pioneer Electronic Corp ディスプレイ装置、駆動制御方法
JP2010070125A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Pioneer Electronic Corp ディスプレイ装置、駆動制御方法
JP2010070122A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Pioneer Electronic Corp ディスプレイ装置、駆動制御方法
JP2012250650A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Alpine Electronics Inc 車載用表示装置
JP2013043616A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Alpine Electronics Inc 表示装置
KR20160043784A (ko) * 2014-10-14 2016-04-22 현대자동차주식회사 차량용 영상표시장치 및 이를 포함하는 차량

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003929A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Clarion Co., Ltd. パネル駆動装置
JP2006015783A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Clarion Co Ltd パネル駆動装置
JP4549757B2 (ja) * 2004-06-30 2010-09-22 クラリオン株式会社 パネル駆動装置
US8269903B2 (en) 2004-06-30 2012-09-18 Clarion Co., Ltd. Display panel drive apparatus
JP2006123883A (ja) * 2004-09-28 2006-05-18 Nishikawa Kasei Co Ltd 車両用ディスプレイの収納装置及び車両用収納ボックス
JP2009538774A (ja) * 2006-05-31 2009-11-12 コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 車載モニタ装置
JP2010070124A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Pioneer Electronic Corp ディスプレイ装置、駆動制御方法
JP2010070125A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Pioneer Electronic Corp ディスプレイ装置、駆動制御方法
JP2010070122A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Pioneer Electronic Corp ディスプレイ装置、駆動制御方法
JP2012250650A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Alpine Electronics Inc 車載用表示装置
JP2013043616A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Alpine Electronics Inc 表示装置
KR20160043784A (ko) * 2014-10-14 2016-04-22 현대자동차주식회사 차량용 영상표시장치 및 이를 포함하는 차량

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1093973B1 (en) Vehicle-mounted display apparatus and method of controlling the same
EP1083079B1 (en) Display device
US20020135163A1 (en) Vehicle steering device
JP3850619B2 (ja) 車載用入力装置
JPH1134753A (ja) モニタの収納起立装置
US20020043451A1 (en) Function-control device comprising at least one selector
JP3960704B2 (ja) 回転制御装置及び電子機器
JP2715451B2 (ja) 液晶表示装置及び乗用車
JPH11317121A (ja) 開閉装置
JPH0524485A (ja) 車載用デイスプレイの取付構造
JPH0495543A (ja) 車載テレビ格納装置
KR20030016562A (ko) 자동차용 오디오비주얼 모니터 회전장치
JPH1196852A (ja) 車両用操作表示制御装置
JP2001222232A (ja) モニター装置
JPH07285390A (ja) 車載用電子機器収納箱
JPH0512120Y2 (ja)
JPH0648254A (ja) 液晶テレビ
JPH10297381A (ja) 車載用表示装置
JP4598056B2 (ja) 電子機器
JPH09109787A (ja) 自動車用画像装置
JPH10309996A (ja) 表示装置
JP2002052959A (ja) 車載用収納型表示装置
JPH06144084A (ja) 車両の表示装置
JP2555921Y2 (ja) 表示装置
JP2834445B2 (ja) 車載用ディスプレイ装置