JP2555921Y2 - 表示装置 - Google Patents
表示装置Info
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- JP2555921Y2 JP2555921Y2 JP90892U JP90892U JP2555921Y2 JP 2555921 Y2 JP2555921 Y2 JP 2555921Y2 JP 90892 U JP90892 U JP 90892U JP 90892 U JP90892 U JP 90892U JP 2555921 Y2 JP2555921 Y2 JP 2555921Y2
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- JP
- Japan
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- movable body
- lid
- standing
- switch
- standing position
- Prior art date
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は表示装置に係り、特に車
載TVなどのように移動体内で用いる場合に好適な表示
装置に関する。
載TVなどのように移動体内で用いる場合に好適な表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速道路網の整備が進んだために
家族や友人同士で長距離ドライブに出掛ける機会も多く
なってきており、自動車の居住性の向上が大きなテーマ
となっている。殆どの自動車には、FMラジオとテープ
デッキを組み合わせたカーステレオが搭載してあり、車
室内で音楽を楽しめるようにしてある。そして、ハイパ
ワー化やCDプレーヤ,CDチェンジャ,DAT等のデ
ィジタルオーディオ機器の利用による高音質化も進んで
きている。
家族や友人同士で長距離ドライブに出掛ける機会も多く
なってきており、自動車の居住性の向上が大きなテーマ
となっている。殆どの自動車には、FMラジオとテープ
デッキを組み合わせたカーステレオが搭載してあり、車
室内で音楽を楽しめるようにしてある。そして、ハイパ
ワー化やCDプレーヤ,CDチェンジャ,DAT等のデ
ィジタルオーディオ機器の利用による高音質化も進んで
きている。
【0003】また、最近は、音楽の演奏に加えて、TV
などの映像も見られるようにし、より娯楽性を高める傾
向もある。TV等の映像は、渋滞時のイライラ解消に役
立つ上、ニュース番組やテロップにより緊急情報をいち
早く入手できるという利点もある。従来、車載TVは車
室内の天井に設置される場合が殆どで、後部座席の乗員
しか見ることができなかったが、休憩時に運転者や助手
席乗員が見たい場合も多い。車載TVを運転席または助
手席で見られるようにする場合、フロントパネルの上に
車載TVを置くことになる。このとき、CRTを表示器
とした車載TVでは場所をとるためフロントパネルの上
への設置が困難であるが、LCDマトリクス表示器を用
いた車載TVとすれば、表示器のスペースが小さいので
設置が容易である。
などの映像も見られるようにし、より娯楽性を高める傾
向もある。TV等の映像は、渋滞時のイライラ解消に役
立つ上、ニュース番組やテロップにより緊急情報をいち
早く入手できるという利点もある。従来、車載TVは車
室内の天井に設置される場合が殆どで、後部座席の乗員
しか見ることができなかったが、休憩時に運転者や助手
席乗員が見たい場合も多い。車載TVを運転席または助
手席で見られるようにする場合、フロントパネルの上に
車載TVを置くことになる。このとき、CRTを表示器
とした車載TVでは場所をとるためフロントパネルの上
への設置が困難であるが、LCDマトリクス表示器を用
いた車載TVとすれば、表示器のスペースが小さいので
設置が容易である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、フロン
トパネルの上に車載TVを設置すると、太陽光が直接車
載TVの表示器に当たる可能性があり、LCDマトリク
ス表示器のように熱に弱い表示器では、劣化が速くなっ
てしまう問題があった。
トパネルの上に車載TVを設置すると、太陽光が直接車
載TVの表示器に当たる可能性があり、LCDマトリク
ス表示器のように熱に弱い表示器では、劣化が速くなっ
てしまう問題があった。
【0005】以上から本考案の目的は、表示器を起倒で
きるようにして太陽光の直接入射による劣化を減らし、
かつ、表示器の起立中に外力で起立位置が変動しても所
定位置に自動復帰させることのできる表示装置を提供す
ることである。また、表示器の起立位置を任意に設定で
きる表示装置を提供することである。
きるようにして太陽光の直接入射による劣化を減らし、
かつ、表示器の起立中に外力で起立位置が変動しても所
定位置に自動復帰させることのできる表示装置を提供す
ることである。また、表示器の起立位置を任意に設定で
きる表示装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は本考案の1つ
においては、基台と、表示器を支持し、基台に対し起倒
自在に設けられた可動体と、可動体の起立及び倒置を指
示する起倒操作手段と、可動体の起倒動作を行わせる回
動機構と、回動機構を駆動するモータと、モータを駆動
するドライバと、可動体の回動位置を検出する検出手段
と、起倒操作手段での指示に従い検出手段の検出出力を
監視しながらドライバを制御し、モータにより回動機構
を駆動させて、可動体を所定の起立位置まで回動させた
り、所定の倒置位置まで回動させる制御手段とを設け、
該制御手段は、可動体の起立完了後、検出手段の検出出
力を監視し、所定の起立位置から変動したとき、ドライ
バを制御して所定の起立位置まで可動体を復帰させるよ
うにしたことにより達成される。
においては、基台と、表示器を支持し、基台に対し起倒
自在に設けられた可動体と、可動体の起立及び倒置を指
示する起倒操作手段と、可動体の起倒動作を行わせる回
動機構と、回動機構を駆動するモータと、モータを駆動
するドライバと、可動体の回動位置を検出する検出手段
と、起倒操作手段での指示に従い検出手段の検出出力を
監視しながらドライバを制御し、モータにより回動機構
を駆動させて、可動体を所定の起立位置まで回動させた
り、所定の倒置位置まで回動させる制御手段とを設け、
該制御手段は、可動体の起立完了後、検出手段の検出出
力を監視し、所定の起立位置から変動したとき、ドライ
バを制御して所定の起立位置まで可動体を復帰させるよ
うにしたことにより達成される。
【0007】また、本考案の他の1つにおいては、可動
体の起立位置を設定する設定手段を設け、前記制御手段
は、可動体の起立が指示されたとき、設定手段で設定さ
れた起立位置を目標に可動体の回動を行わせるようにし
たことにより達成される。
体の起立位置を設定する設定手段を設け、前記制御手段
は、可動体の起立が指示されたとき、設定手段で設定さ
れた起立位置を目標に可動体の回動を行わせるようにし
たことにより達成される。
【0008】
【作用】本考案の1つによれば、起立指示操作がなされ
ると、制御手段が検出手段の検出出力を監視しながらド
ライバを制御し、モータにより回動機構を駆動させて可
動体を基台から所定の起立位置まで回動させ、倒置指示
操作がなされると、制御手段が検出手段の検出出力を監
視しながらモータドライバを制御し、モータにより回動
機構を駆動させて可動体を所定の倒置位置まで回動させ
る。また、起立完了後に検出手段の検出出力を監視し、
可動体が所定の起立位置から変動したとき、ドライバを
制御して、可動体を所定の起立位置まで復帰させる。こ
れにより、表示装置を使用する際は可動体を基台から所
定の起立位置まで自動的に起立させて表示器に映し出さ
れた映像を見ることができ、ユーザが手で可動体を起立
させる手間が要らず、また、使用を終えたあとは可動体
を基台に自動的に倒置することができ、ユーザが手で可
動体を倒置させる手間が要らず、しかも、太陽光線が直
接表示器に入射する恐れがなくなるので、劣化が遅くな
り、寿命を延ばすことができる。更に、起立完了後、誤
ってユーザの手や物で可動体に触たり、振動が加わるな
どして可動体の位置が変わっても、自動的に元の起立位
置に復帰するので、起立位置を調整し直す手間が省け
る。
ると、制御手段が検出手段の検出出力を監視しながらド
ライバを制御し、モータにより回動機構を駆動させて可
動体を基台から所定の起立位置まで回動させ、倒置指示
操作がなされると、制御手段が検出手段の検出出力を監
視しながらモータドライバを制御し、モータにより回動
機構を駆動させて可動体を所定の倒置位置まで回動させ
る。また、起立完了後に検出手段の検出出力を監視し、
可動体が所定の起立位置から変動したとき、ドライバを
制御して、可動体を所定の起立位置まで復帰させる。こ
れにより、表示装置を使用する際は可動体を基台から所
定の起立位置まで自動的に起立させて表示器に映し出さ
れた映像を見ることができ、ユーザが手で可動体を起立
させる手間が要らず、また、使用を終えたあとは可動体
を基台に自動的に倒置することができ、ユーザが手で可
動体を倒置させる手間が要らず、しかも、太陽光線が直
接表示器に入射する恐れがなくなるので、劣化が遅くな
り、寿命を延ばすことができる。更に、起立完了後、誤
ってユーザの手や物で可動体に触たり、振動が加わるな
どして可動体の位置が変わっても、自動的に元の起立位
置に復帰するので、起立位置を調整し直す手間が省け
る。
【0009】また本考案の他の1つによれば、可動体の
起立が指示されたとき、設定手段で設定された起立位置
を目標にして、制御手段が可動体の回動を行わせる。こ
れにより、ユーザの好みの起立位置で表示器の映像を見
ることができ、映像を見易くなる。
起立が指示されたとき、設定手段で設定された起立位置
を目標にして、制御手段が可動体の回動を行わせる。こ
れにより、ユーザの好みの起立位置で表示器の映像を見
ることができ、映像を見易くなる。
【0010】
【実施例】図2は本考案の一実施例に係わる車載TVの
使用状態を示す外観斜視図である。図において、10は
基台としての装置本体であり、TVチューナ、映像回
路、音声回路等が内蔵されている。12は起立指示キ
ー、14は倒置指示キー、16は起立位置設定モードキ
ー、18と20は各々チャンネルアップ/ダウンキーと
ボリュームアップ/ダウンキーであり、これらのキーが
装置本体10の上面に設けられている。起立指示キー1
2は電源オンキーを兼ねており、倒置指示キー14は電
源オフキーを兼ねている。
使用状態を示す外観斜視図である。図において、10は
基台としての装置本体であり、TVチューナ、映像回
路、音声回路等が内蔵されている。12は起立指示キ
ー、14は倒置指示キー、16は起立位置設定モードキ
ー、18と20は各々チャンネルアップ/ダウンキーと
ボリュームアップ/ダウンキーであり、これらのキーが
装置本体10の上面に設けられている。起立指示キー1
2は電源オンキーを兼ねており、倒置指示キー14は電
源オフキーを兼ねている。
【0011】22は可動体としての蓋であり、装置本体
10の端部に起倒自在に設けられている。24は蓋22
のケース、26はケースに断熱部材(ウッド、コルク
等)27を介して固定されたLCDマトリクス表示器で
あり、該マトリクス表示器26は蓋22の下面側に配置
されて、蓋22の起立時に手前を向くようになってい
る。断熱部材27はLCDマトリクス表示器26の裏面
及び側面を囲むように設けられており、蓋22が起立状
態にあるときまたは倒置状態にあるときのいずれにおい
ても、蓋22の背面に当たる直射日光の熱がLCDマト
リクス表示器26に伝達するのを防ぎ、もって、LCD
マトリクス表示器26の劣化を抑えるためのものであ
る。
10の端部に起倒自在に設けられている。24は蓋22
のケース、26はケースに断熱部材(ウッド、コルク
等)27を介して固定されたLCDマトリクス表示器で
あり、該マトリクス表示器26は蓋22の下面側に配置
されて、蓋22の起立時に手前を向くようになってい
る。断熱部材27はLCDマトリクス表示器26の裏面
及び側面を囲むように設けられており、蓋22が起立状
態にあるときまたは倒置状態にあるときのいずれにおい
ても、蓋22の背面に当たる直射日光の熱がLCDマト
リクス表示器26に伝達するのを防ぎ、もって、LCD
マトリクス表示器26の劣化を抑えるためのものであ
る。
【0012】28は装置本体10に対し蓋22の起倒動
作を行わしめる回動部である。この回動部28は図3に
示す如く構成を有している。30は蓋22の端部でケー
ス24が円筒状に形成された円筒部、32は円筒部30
の左端側に設けた円形の開口、34は円筒部30の右端
側に設けた円形の凹部、36は円筒部30の真ん中やや
右寄りに設けた仕切板である。38と40は装置本体1
0の端部の両端から突設された支持部であり、開口32
に左側の支持部38が回動自在に勘合し、凹部34に右
側の支持部40が回動自在に勘合している。
作を行わしめる回動部である。この回動部28は図3に
示す如く構成を有している。30は蓋22の端部でケー
ス24が円筒状に形成された円筒部、32は円筒部30
の左端側に設けた円形の開口、34は円筒部30の右端
側に設けた円形の凹部、36は円筒部30の真ん中やや
右寄りに設けた仕切板である。38と40は装置本体1
0の端部の両端から突設された支持部であり、開口32
に左側の支持部38が回動自在に勘合し、凹部34に右
側の支持部40が回動自在に勘合している。
【0013】円筒部30の内側の左半部には、モータ4
2と該モータの回転軸に結合されて減速を行うギアボッ
クス44が一体化されて内蔵されており、モータ42の
左端が支持部38に固定されている。ギアボックス44
の出力軸46は仕切板36を貫通し右方へ延びている。
48は出力軸46の端部に結合された駆動側クラッチ
板、50は従動側クラッチ板であり、右端が円筒部30
の右端に固着された回転軸52に軸方向へ摺動自在に嵌
合されている。なお、従動側クラッチ板50の場所では
回転軸52は角型断面に形成されており、従動側クラッ
チ板50の回転力が回転軸52に伝達するようになって
いる。54は回転軸52の中央やや右寄りに形成された
中間膨大部、56は回転軸52の右端近くに設けた端部
膨大部であり、円筒部30の右端に固着されている。5
8は中間膨大部54と従動側クラッチ板50の間に介装
された圧縮コイルバネであり、従動側クラッチ板50を
常時駆動側クラッチ板48の方向へ付勢している。
2と該モータの回転軸に結合されて減速を行うギアボッ
クス44が一体化されて内蔵されており、モータ42の
左端が支持部38に固定されている。ギアボックス44
の出力軸46は仕切板36を貫通し右方へ延びている。
48は出力軸46の端部に結合された駆動側クラッチ
板、50は従動側クラッチ板であり、右端が円筒部30
の右端に固着された回転軸52に軸方向へ摺動自在に嵌
合されている。なお、従動側クラッチ板50の場所では
回転軸52は角型断面に形成されており、従動側クラッ
チ板50の回転力が回転軸52に伝達するようになって
いる。54は回転軸52の中央やや右寄りに形成された
中間膨大部、56は回転軸52の右端近くに設けた端部
膨大部であり、円筒部30の右端に固着されている。5
8は中間膨大部54と従動側クラッチ板50の間に介装
された圧縮コイルバネであり、従動側クラッチ板50を
常時駆動側クラッチ板48の方向へ付勢している。
【0014】この結果、ギアボックス44の出力軸46
の駆動力は駆動側クラッチ板48、従動側クラッチ板5
0を介して回転軸52に伝達され、支持部38,40を
中心にして蓋22を回動できるようになっている。ま
た、ユーザの手や物が誤って蓋22に触れたり、振動が
生じたりして、蓋22に過大な外力が加わったときは、
駆動側クラッチ板48に対し従動側クラッチ板50が滑
ることで、蓋22の位置だけが変動し、ギアボックス4
4の出力軸46の側に過大な力が掛からないようになっ
ている。なお、モータ42の正転時には、蓋22が起立
方向へ回動し、逆転時には倒置方向へ回動するものとす
る。
の駆動力は駆動側クラッチ板48、従動側クラッチ板5
0を介して回転軸52に伝達され、支持部38,40を
中心にして蓋22を回動できるようになっている。ま
た、ユーザの手や物が誤って蓋22に触れたり、振動が
生じたりして、蓋22に過大な外力が加わったときは、
駆動側クラッチ板48に対し従動側クラッチ板50が滑
ることで、蓋22の位置だけが変動し、ギアボックス4
4の出力軸46の側に過大な力が掛からないようになっ
ている。なお、モータ42の正転時には、蓋22が起立
方向へ回動し、逆転時には倒置方向へ回動するものとす
る。
【0015】60は周方向に多数のスリットが等間隔で
形成されたリング状のスリット板であり、従動側クラッ
チ板50の右側に、回転軸52及び圧縮コイルバネ56
を内側の開口に遊挿するようにして、回転軸52と同軸
上に配置されている。スリット板60は下側の一部がケ
ース24の円筒部30を貫通して装置本体側に延設さ
れ、該装置本体10の内部に固定されている。スリット
板60は円筒部30より少し大きな半径を有しており、
円筒部30の一部に凹部62が設けられて、凹部62の
中にスリット板60の周端部が遊挿されている。凹部6
2には発光素子,受光素子がスリット板60を挟んで対
向されたセンサ64が設置されている。スリット板60
とセンサ64は、装置本体10に対する蓋22の相対的
な変位量を検出するためのものである。
形成されたリング状のスリット板であり、従動側クラッ
チ板50の右側に、回転軸52及び圧縮コイルバネ56
を内側の開口に遊挿するようにして、回転軸52と同軸
上に配置されている。スリット板60は下側の一部がケ
ース24の円筒部30を貫通して装置本体側に延設さ
れ、該装置本体10の内部に固定されている。スリット
板60は円筒部30より少し大きな半径を有しており、
円筒部30の一部に凹部62が設けられて、凹部62の
中にスリット板60の周端部が遊挿されている。凹部6
2には発光素子,受光素子がスリット板60を挟んで対
向されたセンサ64が設置されている。スリット板60
とセンサ64は、装置本体10に対する蓋22の相対的
な変位量を検出するためのものである。
【0016】66はレバー板であり、中間膨大部54に
右側から当接するようにして、回転軸52に軸周りに摺
動自在に嵌合されている。68は端部膨大部56とレバ
ー板66の間に介装された圧縮コイルバネであり、レバ
ー板66を常時中間膨大部54の方向へ付勢している。
68はレバー板66の一部が円筒部30を貫通して装置
本体10の内部に延設された延設部、70と72は、各
々装置本体10の内部に設けられて、レバー板66の延
設部69が上方へ移動しようとすると閉じて起立方向回
転検出信号を出力する第1スイッチと延設部69が下方
へ移動しようとすると閉じて倒置方向回転検出信号を出
力する第2スイッチである。第1スイッチ70が閉じた
ことにより、蓋22が倒置方向へ回動していることが判
り(図4(2)参照)、第2スイッチ72が閉じたこと
により蓋22が起立方向へ回動していることが判る(図
4(1)参照)。回転軸52の回転で延設部68が第1
スイッチ70または第2スイッチ72に当接したあとま
だ回転軸52の同一方向への回転が続いているとき、レ
バー板66は回転軸52上で軸周りに摺動する。
右側から当接するようにして、回転軸52に軸周りに摺
動自在に嵌合されている。68は端部膨大部56とレバ
ー板66の間に介装された圧縮コイルバネであり、レバ
ー板66を常時中間膨大部54の方向へ付勢している。
68はレバー板66の一部が円筒部30を貫通して装置
本体10の内部に延設された延設部、70と72は、各
々装置本体10の内部に設けられて、レバー板66の延
設部69が上方へ移動しようとすると閉じて起立方向回
転検出信号を出力する第1スイッチと延設部69が下方
へ移動しようとすると閉じて倒置方向回転検出信号を出
力する第2スイッチである。第1スイッチ70が閉じた
ことにより、蓋22が倒置方向へ回動していることが判
り(図4(2)参照)、第2スイッチ72が閉じたこと
により蓋22が起立方向へ回動していることが判る(図
4(1)参照)。回転軸52の回転で延設部68が第1
スイッチ70または第2スイッチ72に当接したあとま
だ回転軸52の同一方向への回転が続いているとき、レ
バー板66は回転軸52上で軸周りに摺動する。
【0017】ギアボックス44、出力軸46、駆動側ク
ラッチ板48、従動側クラッチ板50、回転軸52、中
間膨大部54、圧縮コイルバネ58により回動機構74
が構成されている。なお、図5に示す如く、蓋22が装
置本体10の上に倒置されても、起立指示キー12、倒
置指示キー14、起立位置設定モードキー16は外面に
出るようになっている。
ラッチ板48、従動側クラッチ板50、回転軸52、中
間膨大部54、圧縮コイルバネ58により回動機構74
が構成されている。なお、図5に示す如く、蓋22が装
置本体10の上に倒置されても、起立指示キー12、倒
置指示キー14、起立位置設定モードキー16は外面に
出るようになっている。
【0018】図2に戻って、76は蓋22に設けた突
起、78は装置本体10の上面近くに設けた第3スイッ
チであり、蓋22が倒置されて突起76が当たるとスイ
ッチが閉じ、倒置完了検出信号を出力する。
起、78は装置本体10の上面近くに設けた第3スイッ
チであり、蓋22が倒置されて突起76が当たるとスイ
ッチが閉じ、倒置完了検出信号を出力する。
【0019】図1は蓋22の起倒を行わしめるため車載
TVに内蔵された起倒装置の全体構成図であり、82は
モータ42を駆動するドライバ、84はセンサ64の検
出出力と第1スイッチ70及び第2スイッチ72の検出
出力から装置本体10に対する蓋22の回動位置を求め
て回動位置データを出力する計数部である。スリット板
60とセンサ64、レバー板68と第1スイッチ70及
び第2スイッチ72、第3スイッチ78、計数部84に
より、蓋22の回動位置を検出する回動位置検出手段8
6が構成されている。
TVに内蔵された起倒装置の全体構成図であり、82は
モータ42を駆動するドライバ、84はセンサ64の検
出出力と第1スイッチ70及び第2スイッチ72の検出
出力から装置本体10に対する蓋22の回動位置を求め
て回動位置データを出力する計数部である。スリット板
60とセンサ64、レバー板68と第1スイッチ70及
び第2スイッチ72、第3スイッチ78、計数部84に
より、蓋22の回動位置を検出する回動位置検出手段8
6が構成されている。
【0020】計数部84はアップ/ダウンカウンタで構
成されており、第1スイッチ70から起立方向回転検出
信号が入力されている状態で、センサ64からパルスが
入力されるとカウントアップし、逆に、第2スイッチ7
2から倒置方向回転検出信号が入力されている状態で、
センサ64からパルスが入力されるとカウントダウン
し、計数値を回動位置データとして出力する。なお、計
数部84は、第3スイッチ78から倒置完了検出信号を
入力すると回動位置データを零に初期化し、蓋22の起
倒が繰り返されたときに累積誤差が生じないようになっ
ている。
成されており、第1スイッチ70から起立方向回転検出
信号が入力されている状態で、センサ64からパルスが
入力されるとカウントアップし、逆に、第2スイッチ7
2から倒置方向回転検出信号が入力されている状態で、
センサ64からパルスが入力されるとカウントダウン
し、計数値を回動位置データとして出力する。なお、計
数部84は、第3スイッチ78から倒置完了検出信号を
入力すると回動位置データを零に初期化し、蓋22の起
倒が繰り返されたときに累積誤差が生じないようになっ
ている。
【0021】88はマイクロコンピュータであり、起立
指示キー12や倒置指示キー14の操作に従い、回動位
置検出手段86の検出出力を監視しながら、ドライバ8
2の駆動制御をしてモータ42により回動機構74を駆
動させ、蓋22を所定の起立位置に起立させたり、装置
本体10の上に倒置させたりする。また、マイクロコン
ピュータ88は、起立位置設定モードキー16が押圧さ
れて起立位置設定モードオンの指示がなされたあと、起
立指示キー12や倒置指示キー14が押圧されると、こ
れら起立指示キー12や倒置指示キー14の押圧継続時
間に応じてドライバ82の駆動制御をして蓋22を起立
方向または倒置方向へ継続的に回動させる。そして、再
度、起立位置設定モードキー16が押圧されて起立位置
設定モードオフの指示がなされたとき、その時点で回動
位置検出手段86から出力されている回動位置データを
目標起立位置データとして内部のメモリ90に設定登録
する。
指示キー12や倒置指示キー14の操作に従い、回動位
置検出手段86の検出出力を監視しながら、ドライバ8
2の駆動制御をしてモータ42により回動機構74を駆
動させ、蓋22を所定の起立位置に起立させたり、装置
本体10の上に倒置させたりする。また、マイクロコン
ピュータ88は、起立位置設定モードキー16が押圧さ
れて起立位置設定モードオンの指示がなされたあと、起
立指示キー12や倒置指示キー14が押圧されると、こ
れら起立指示キー12や倒置指示キー14の押圧継続時
間に応じてドライバ82の駆動制御をして蓋22を起立
方向または倒置方向へ継続的に回動させる。そして、再
度、起立位置設定モードキー16が押圧されて起立位置
設定モードオフの指示がなされたとき、その時点で回動
位置検出手段86から出力されている回動位置データを
目標起立位置データとして内部のメモリ90に設定登録
する。
【0022】また、マイクロコンピュータ88は起立指
示キー12で起立指示が与えられて蓋22の起立を完了
したあと、回動位置検出手段86の出力を監視し、所定
の起立位置から蓋22が変動したとき、ドライバ82を
制御して正常な起立位置に復帰させる。
示キー12で起立指示が与えられて蓋22の起立を完了
したあと、回動位置検出手段86の出力を監視し、所定
の起立位置から蓋22が変動したとき、ドライバ82を
制御して正常な起立位置に復帰させる。
【0023】図6〜図8はマイクロコンピュータ88に
よる起倒処理を示す流れ図であり、以下、これらの図に
従って説明する。
よる起倒処理を示す流れ図であり、以下、これらの図に
従って説明する。
【0024】起立位置設定 予め、蓋22が倒置状態にあり、第3スイッチ78から
倒置完了検出信号が出力されており、第2スイッチ72
から倒置方向回転検出信号が出力されているものとする
(図4(1)参照)。このとき、計数部84は回動位置
データとして零をマイクロコンピュータ88へ出力して
いる。また、起立位置設定モードはオフ状態となってい
るものとする。
倒置完了検出信号が出力されており、第2スイッチ72
から倒置方向回転検出信号が出力されているものとする
(図4(1)参照)。このとき、計数部84は回動位置
データとして零をマイクロコンピュータ88へ出力して
いる。また、起立位置設定モードはオフ状態となってい
るものとする。
【0025】ユーザが蓋22の起立位置を好みの角度
(装置本体10と蓋22のなす角度)に設定したいと
き、まず、起立位置設定モードキー16を押圧する。す
ると、マイクロコンピュータ88は起立位置設定モード
をオンする(図6のステップ101、102)。最初、
蓋22が倒置状態にあるので、起立指示キー12を継続
して押圧すると、マイクロコンピュータ88は起立指示
キー12が押圧されている間、ドライバ82に対する駆
動制御をしてモータ42を連続的に正転させる。モータ
42の回転はギアボックス44で減速されたのち、出力
軸46、駆動側クラッチ板48、従動側クラッチ板50
を介して回転軸52に伝達され、蓋22が起立方向へ回
動していく(ステップ103、104)。
(装置本体10と蓋22のなす角度)に設定したいと
き、まず、起立位置設定モードキー16を押圧する。す
ると、マイクロコンピュータ88は起立位置設定モード
をオンする(図6のステップ101、102)。最初、
蓋22が倒置状態にあるので、起立指示キー12を継続
して押圧すると、マイクロコンピュータ88は起立指示
キー12が押圧されている間、ドライバ82に対する駆
動制御をしてモータ42を連続的に正転させる。モータ
42の回転はギアボックス44で減速されたのち、出力
軸46、駆動側クラッチ板48、従動側クラッチ板50
を介して回転軸52に伝達され、蓋22が起立方向へ回
動していく(ステップ103、104)。
【0026】この際、蓋22の突起76が第3スイッチ
78から離れるので、該第3スイッチ78が開き、倒置
完了検出信号の出力が止まる。回転軸52が起立方向へ
回転することで、レバー板66の延設部69は第2スイ
ッチ72から離れて該第2スイッチ72が開き、倒置方
向回転検出信号出力が止まるとともに、延設部69が第
1スイッチ70に当たって該第1スイッチ70が閉じ、
起立方向回転検出信号が出力される。また、回転軸52
が一定角度回転する毎に、センサ64からパルスが出力
される。計数部84は、第3スイッチ78から倒置完了
検出信号が入力されなくなるとカウント動作が可能とな
り、第1スイッチ70から起立方向回転検出信号が入力
されている状態で、センサ64からパルスが入力される
と零からカウントアップしていき、計数値を蓋22の回
動位置データとしてマイクロコンピュータ88へ出力す
る。
78から離れるので、該第3スイッチ78が開き、倒置
完了検出信号の出力が止まる。回転軸52が起立方向へ
回転することで、レバー板66の延設部69は第2スイ
ッチ72から離れて該第2スイッチ72が開き、倒置方
向回転検出信号出力が止まるとともに、延設部69が第
1スイッチ70に当たって該第1スイッチ70が閉じ、
起立方向回転検出信号が出力される。また、回転軸52
が一定角度回転する毎に、センサ64からパルスが出力
される。計数部84は、第3スイッチ78から倒置完了
検出信号が入力されなくなるとカウント動作が可能とな
り、第1スイッチ70から起立方向回転検出信号が入力
されている状態で、センサ64からパルスが入力される
と零からカウントアップしていき、計数値を蓋22の回
動位置データとしてマイクロコンピュータ88へ出力す
る。
【0027】起立指示キー12の押圧を続けている間に
蓋22が所望の起立位置を通過してしまったならば、起
立指示キー12の押圧を止める。すると、マイクロコン
ピュータ88はドライバ82に対する駆動制御を止め、
モータ42を停止させる(ステップ105)。このと
き、蓋22の回動が止まり、センサ64からのパルス出
力が止まる(但し、レバー板66の延設部69は第1ス
イッチ70に当接したままなので、起立方向回転検出信
号出力は継続する)。
蓋22が所望の起立位置を通過してしまったならば、起
立指示キー12の押圧を止める。すると、マイクロコン
ピュータ88はドライバ82に対する駆動制御を止め、
モータ42を停止させる(ステップ105)。このと
き、蓋22の回動が止まり、センサ64からのパルス出
力が止まる(但し、レバー板66の延設部69は第1ス
イッチ70に当接したままなので、起立方向回転検出信
号出力は継続する)。
【0028】そして、今度は、倒置指示キー14を押圧
すると、マイクロコンピュータ88は倒置指示キー14
が押圧されている間、ドライバ82の駆動制御をしてモ
ータ42を連続的に逆転させる。モータ42の回転はギ
アボックス44で減速されたのち、出力軸46、駆動側
クラッチ板48、従動側クラッチ板50を介して回転軸
52に伝達され、蓋22が倒置方向へ回動していく(ス
テップ106、107)。
すると、マイクロコンピュータ88は倒置指示キー14
が押圧されている間、ドライバ82の駆動制御をしてモ
ータ42を連続的に逆転させる。モータ42の回転はギ
アボックス44で減速されたのち、出力軸46、駆動側
クラッチ板48、従動側クラッチ板50を介して回転軸
52に伝達され、蓋22が倒置方向へ回動していく(ス
テップ106、107)。
【0029】回転軸52が倒置方向へ回転することで、
レバー板66の延設部69は第1スイッチ70から離れ
て該第1スイッチ70が開き、起立方向回転検出信号出
力が止まるとともに、延設部69が第2スイッチ72に
当たって該第2スイッチ72が閉じ、倒置方向回転検出
信号が出力される。また、回転軸52が一定角度回転す
る毎に、センサ64からパルスが出力される。計数部8
4は、第2スイッチ72から倒置方向回転検出信号が入
力されている状態で、センサ64からパルスが入力され
るとカウントダウンしていき、計数値を蓋22の回動位
置データとしてマイクロコンピュータ88へ出力する。
レバー板66の延設部69は第1スイッチ70から離れ
て該第1スイッチ70が開き、起立方向回転検出信号出
力が止まるとともに、延設部69が第2スイッチ72に
当たって該第2スイッチ72が閉じ、倒置方向回転検出
信号が出力される。また、回転軸52が一定角度回転す
る毎に、センサ64からパルスが出力される。計数部8
4は、第2スイッチ72から倒置方向回転検出信号が入
力されている状態で、センサ64からパルスが入力され
るとカウントダウンしていき、計数値を蓋22の回動位
置データとしてマイクロコンピュータ88へ出力する。
【0030】倒置指示キー14の押圧を続けている間に
蓋22が所望の起立位置となったならば、倒置指示キー
14の押圧を止める。すると、マイクロコンピュータ8
8はドライバ82に対する駆動制御を止め、モータ42
を停止させる(ステップ105)。このとき、蓋22の
回動が止まり、センサ64からのパルス出力が止まる
(但し、レバー板66の延設部69は第2スイッチ72
に当接したままなので、倒置方向回転検出信号出力は継
続する)。
蓋22が所望の起立位置となったならば、倒置指示キー
14の押圧を止める。すると、マイクロコンピュータ8
8はドライバ82に対する駆動制御を止め、モータ42
を停止させる(ステップ105)。このとき、蓋22の
回動が止まり、センサ64からのパルス出力が止まる
(但し、レバー板66の延設部69は第2スイッチ72
に当接したままなので、倒置方向回転検出信号出力は継
続する)。
【0031】このようにして蓋22を所望の起立位置と
したあと、起立位置設定モードキー16を押圧すると、
マイクロコンピュータ88はその時点で回動位置検出手
段86の計数部84から出力されている回動位置データ
を目標起立位置データとしてメモリ90に設定登録し、
起立位置設定モードをオフする(ステップ108〜11
0)。このあと、続けてTVを試聴したいとき、起立指
示キー12を押圧すれば、マイクロコンピュータ88は
第3スイッチ78から倒置完了検出信号が出力されてい
ないので、電源オン処理を行い、LCDマトリクス表示
器26にTV映像を映し出させる(図9のステップ20
1〜203)。これにより、ユーザは好みの起立位置で
TV映像を見ることができる。蓋22に設けられたLC
Dマトリクス表示器26とケース24の間に断熱材27
が介装されているので、車両前方からフロントガラスを
通して蓋22のケース24に太陽光が直接当たっても、
LCDマトリクス表示器26にはほとんど熱が伝わら
ず、劣化が抑えられる。
したあと、起立位置設定モードキー16を押圧すると、
マイクロコンピュータ88はその時点で回動位置検出手
段86の計数部84から出力されている回動位置データ
を目標起立位置データとしてメモリ90に設定登録し、
起立位置設定モードをオフする(ステップ108〜11
0)。このあと、続けてTVを試聴したいとき、起立指
示キー12を押圧すれば、マイクロコンピュータ88は
第3スイッチ78から倒置完了検出信号が出力されてい
ないので、電源オン処理を行い、LCDマトリクス表示
器26にTV映像を映し出させる(図9のステップ20
1〜203)。これにより、ユーザは好みの起立位置で
TV映像を見ることができる。蓋22に設けられたLC
Dマトリクス表示器26とケース24の間に断熱材27
が介装されているので、車両前方からフロントガラスを
通して蓋22のケース24に太陽光が直接当たっても、
LCDマトリクス表示器26にはほとんど熱が伝わら
ず、劣化が抑えられる。
【0032】倒置処理 ユーザがTVを試聴し終わったあと、蓋22を倒置した
い場合、倒置指示キー14を1回押圧して、倒置を指示
する。すると、マイクロコンピュータ88は、第3スイ
ッチ78から倒置完了検出信号が入力されていないこと
を確認したあと(図8のステップ301、302)、電
源をオフしてTV映像を消すとともに(ステップ30
3)、ドライバ82の駆動制御をしてモータを継続的に
逆転させる。モータ42の回転はギアボックス44で減
速されたのち、出力軸46、駆動側クラッチ板48、従
動側クラッチ板50を介して回転軸52に伝達され、蓋
22が倒置方向へ回動していく(ステップ304)。
い場合、倒置指示キー14を1回押圧して、倒置を指示
する。すると、マイクロコンピュータ88は、第3スイ
ッチ78から倒置完了検出信号が入力されていないこと
を確認したあと(図8のステップ301、302)、電
源をオフしてTV映像を消すとともに(ステップ30
3)、ドライバ82の駆動制御をしてモータを継続的に
逆転させる。モータ42の回転はギアボックス44で減
速されたのち、出力軸46、駆動側クラッチ板48、従
動側クラッチ板50を介して回転軸52に伝達され、蓋
22が倒置方向へ回動していく(ステップ304)。
【0033】回転軸52が倒置方向へ回転することで、
レバー板66の延設部69は第2スイッチ72に当たっ
て該第2スイッチ72が閉じ、倒置方向回転検出信号が
出力される。また、回転軸52が一定角度回転する毎
に、センサ64からパルスが出力される。計数部84
は、第2スイッチ72から倒置方向回転検出信号が入力
されている状態で、センサ64からパルスが入力される
とカウントダウンしていき、計数値を蓋22の回動位置
データとしてマイクロコンピュータ88へ出力する。
レバー板66の延設部69は第2スイッチ72に当たっ
て該第2スイッチ72が閉じ、倒置方向回転検出信号が
出力される。また、回転軸52が一定角度回転する毎
に、センサ64からパルスが出力される。計数部84
は、第2スイッチ72から倒置方向回転検出信号が入力
されている状態で、センサ64からパルスが入力される
とカウントダウンしていき、計数値を蓋22の回動位置
データとしてマイクロコンピュータ88へ出力する。
【0034】蓋22の倒置方向への回動が継続し、蓋2
2の突起76が装置本体10に設けられた第3スイッチ
78に当たると、該第3スイッチ78が閉じて倒置完了
検出信号をマイクロコンピュータ88へ出力する。この
倒置完了検出信号を入力したマイクロコンピュータ88
はドライバ82の駆動制御を止め、モータ42を停止さ
せる(ステップ305、306)。この際、回動位置検
出手段86の計数部84は倒置完了検出信号の入力によ
り、計数値が零に初期化される。
2の突起76が装置本体10に設けられた第3スイッチ
78に当たると、該第3スイッチ78が閉じて倒置完了
検出信号をマイクロコンピュータ88へ出力する。この
倒置完了検出信号を入力したマイクロコンピュータ88
はドライバ82の駆動制御を止め、モータ42を停止さ
せる(ステップ305、306)。この際、回動位置検
出手段86の計数部84は倒置完了検出信号の入力によ
り、計数値が零に初期化される。
【0035】このようにして、TVを見終わったあと倒
置指示キー14を押圧するだけで、自動的に蓋22が倒
置するので、ユーザが手で蓋22を倒置する手間が省け
る。また、倒置完了後、フロントガラスまたはサイドガ
ラスを通して車室内に入射した太陽光線が直接、LCD
マトリクス表示器26の表示面に当たる恐れがなくなる
ので、LCDマトリクス表示器26の劣化が遅くなり、
寿命を延ばすことができる。
置指示キー14を押圧するだけで、自動的に蓋22が倒
置するので、ユーザが手で蓋22を倒置する手間が省け
る。また、倒置完了後、フロントガラスまたはサイドガ
ラスを通して車室内に入射した太陽光線が直接、LCD
マトリクス表示器26の表示面に当たる恐れがなくなる
ので、LCDマトリクス表示器26の劣化が遅くなり、
寿命を延ばすことができる。
【0036】起立処理 その後、ユーザが再びTVを試聴したいとき、前回と同
一の起立位置で良ければ、起立指示キー12を1回押圧
して、倒置を指示する。すると、マイクロコンピュータ
88は、第3スイッチ78から倒置完了検出信号が入力
されていることを確認したあと、電源をオンしてTV映
像を映し出させるとともに(図7のステップ201、2
02、204)、ドライバ82の駆動制御をしてモータ
を継続的に正転させる。モータ42の回転はギアボック
ス44で減速されたのち、出力軸46、駆動側クラッチ
板48、従動側クラッチ板50を介して回転軸52に伝
達され、蓋22が倒置方向へ回動していく(ステップ2
05)。
一の起立位置で良ければ、起立指示キー12を1回押圧
して、倒置を指示する。すると、マイクロコンピュータ
88は、第3スイッチ78から倒置完了検出信号が入力
されていることを確認したあと、電源をオンしてTV映
像を映し出させるとともに(図7のステップ201、2
02、204)、ドライバ82の駆動制御をしてモータ
を継続的に正転させる。モータ42の回転はギアボック
ス44で減速されたのち、出力軸46、駆動側クラッチ
板48、従動側クラッチ板50を介して回転軸52に伝
達され、蓋22が倒置方向へ回動していく(ステップ2
05)。
【0037】回転軸52が起立方向へ回転することで、
レバー板66の延設部69は第1スイッチ70に当たっ
て該第1スイッチ70が閉じ、起立方向回転検出信号が
出力される。また、回転軸52が一定角度回転する毎
に、センサ64からパルスが出力される。計数部84
は、第1スイッチ70から起立方向回転検出信号が入力
されている状態で、センサ64からパルスが入力される
と零からカウントアップしていき、計数値を蓋22の回
動位置データとしてマイクロコンピュータ88へ出力す
る。
レバー板66の延設部69は第1スイッチ70に当たっ
て該第1スイッチ70が閉じ、起立方向回転検出信号が
出力される。また、回転軸52が一定角度回転する毎
に、センサ64からパルスが出力される。計数部84
は、第1スイッチ70から起立方向回転検出信号が入力
されている状態で、センサ64からパルスが入力される
と零からカウントアップしていき、計数値を蓋22の回
動位置データとしてマイクロコンピュータ88へ出力す
る。
【0038】マイクロコンピュータ88は計数部84か
ら入力した回動位置データを監視しながら、ドライバ8
2の駆動制御を継続し、回動位置データがメモリ90に
登録してある目標起立位置データと一致したところで、
駆動制御を停止し、モータ42を止める(ステップ20
6、207)。これにより、ユーザが手で起立させなく
ても蓋22は自動的にユーザ所望の起立位置となり、見
易い位置からTV映像を見ることができるようになる。
ら入力した回動位置データを監視しながら、ドライバ8
2の駆動制御を継続し、回動位置データがメモリ90に
登録してある目標起立位置データと一致したところで、
駆動制御を停止し、モータ42を止める(ステップ20
6、207)。これにより、ユーザが手で起立させなく
ても蓋22は自動的にユーザ所望の起立位置となり、見
易い位置からTV映像を見ることができるようになる。
【0039】なお、蓋22が起立動作を行っている途中
で、ユーザの手や物が誤って蓋22に当たり、倒置方向
への押し下げ力が働き、回動機構74の従動側クラッチ
板50が駆動側クラッチ板48に対し滑りながら蓋22
が倒置方向に回動すると、回転軸52が倒置方向に回転
するので、レバー板66の延設部69が第2スイッチ7
2に当たって該第2スイッチ72が閉じ、倒置方向回転
検出信号が出力されるとともに、センサ64からパルス
が出力される。このとき、計数部84は、センサ64か
ら入力したパルスで計数値をカウントダウンし、蓋22
の正確な回動位置を検出して回動位置データを出力す
る。また、押し下げ力が比較的弱く、蓋22の回動が止
まった状態となったときは、センサ64からパルスが出
力されないので、計数部84から出力される回動位置デ
ータはそのときの蓋22の回動位置を示したまま変化し
ない。
で、ユーザの手や物が誤って蓋22に当たり、倒置方向
への押し下げ力が働き、回動機構74の従動側クラッチ
板50が駆動側クラッチ板48に対し滑りながら蓋22
が倒置方向に回動すると、回転軸52が倒置方向に回転
するので、レバー板66の延設部69が第2スイッチ7
2に当たって該第2スイッチ72が閉じ、倒置方向回転
検出信号が出力されるとともに、センサ64からパルス
が出力される。このとき、計数部84は、センサ64か
ら入力したパルスで計数値をカウントダウンし、蓋22
の正確な回動位置を検出して回動位置データを出力す
る。また、押し下げ力が比較的弱く、蓋22の回動が止
まった状態となったときは、センサ64からパルスが出
力されないので、計数部84から出力される回動位置デ
ータはそのときの蓋22の回動位置を示したまま変化し
ない。
【0040】その後、外力がなくなると、モータ42の
回転力が回転軸52の側に伝達されて再び蓋22が起立
方向へ回動し始め、この際、レバー板66の延設部69
が第1スイッチ70に当たって該第1スイッチ70が閉
じ、起立方向回転検出信号が出力されるとともに、セン
サ64からパルスが出力される。よって、計数部84
は、センサ64からパルスを入力する度にカウントアッ
プし、蓋22の正確な回動位置を検出する。その後、計
数部84で検出された回動位置データが目標起立位置デ
ータと一致すれば、マイクロコンピュータ88がモータ
42を停止させるので、蓋22は正しく所望位置に起立
されることになる。
回転力が回転軸52の側に伝達されて再び蓋22が起立
方向へ回動し始め、この際、レバー板66の延設部69
が第1スイッチ70に当たって該第1スイッチ70が閉
じ、起立方向回転検出信号が出力されるとともに、セン
サ64からパルスが出力される。よって、計数部84
は、センサ64からパルスを入力する度にカウントアッ
プし、蓋22の正確な回動位置を検出する。その後、計
数部84で検出された回動位置データが目標起立位置デ
ータと一致すれば、マイクロコンピュータ88がモータ
42を停止させるので、蓋22は正しく所望位置に起立
されることになる。
【0041】起立位置の変動修正 蓋22の起立が完了し、モータ42を停止させたあと、
マイクロコンピュータ88は回動位置検出手段86から
出力される回動位置データが目標起立位置データから外
れていないか監視している(ステップ208)。若し、
ユーザの手や物が誤って蓋22に当たったり、振動が加
わるなどして、起立方向に押し上げ力が働くかまたは倒
置方向に押し下げ力が働き、回動機構74の従動側クラ
ッチ板50が駆動側クラッチ板48に対し滑るなどし
て、蓋22が起立方向または倒置方向に回動して位置が
変動すると、回転軸52が起立方向または倒置方向に回
転するので、レバー板66の延設部69が第1スイッチ
70または第2スイッチ72に当たって該第1スイッチ
70または第2スイッチ72が閉じ、起立方向回転検出
信号または倒置方向回転検出信号が出力されるととも
に、センサ64からパルスが出力される。このとき、計
数部84は、センサ64から入力したパルスで計数値を
カウントアップまたはカウントダウンし、蓋22の正確
な回動位置データを出力する。
マイクロコンピュータ88は回動位置検出手段86から
出力される回動位置データが目標起立位置データから外
れていないか監視している(ステップ208)。若し、
ユーザの手や物が誤って蓋22に当たったり、振動が加
わるなどして、起立方向に押し上げ力が働くかまたは倒
置方向に押し下げ力が働き、回動機構74の従動側クラ
ッチ板50が駆動側クラッチ板48に対し滑るなどし
て、蓋22が起立方向または倒置方向に回動して位置が
変動すると、回転軸52が起立方向または倒置方向に回
転するので、レバー板66の延設部69が第1スイッチ
70または第2スイッチ72に当たって該第1スイッチ
70または第2スイッチ72が閉じ、起立方向回転検出
信号または倒置方向回転検出信号が出力されるととも
に、センサ64からパルスが出力される。このとき、計
数部84は、センサ64から入力したパルスで計数値を
カウントアップまたはカウントダウンし、蓋22の正確
な回動位置データを出力する。
【0042】マイクロコンピュータ88は、回動位置デ
ータが目標起立位置データから外れると、目標起立位置
に対する蓋22の変動方向に応じてドライバ82の駆動
制御を行い、目標起立位置に対し蓋22の起立角度が大
きくなっていたときはモータ42を逆転し(ステップ2
09、210)、起立角度が小さくなっていたときはモ
ータ42を正転させる(ステップ209、211)。但
し、大きな外力が継続して働いているときは、駆動側ク
ラッチ板48が従動側クラッチ板50に対し滑るだけ
で、モータ42の回転力が回転軸52に伝わらない。
ータが目標起立位置データから外れると、目標起立位置
に対する蓋22の変動方向に応じてドライバ82の駆動
制御を行い、目標起立位置に対し蓋22の起立角度が大
きくなっていたときはモータ42を逆転し(ステップ2
09、210)、起立角度が小さくなっていたときはモ
ータ42を正転させる(ステップ209、211)。但
し、大きな外力が継続して働いているときは、駆動側ク
ラッチ板48が従動側クラッチ板50に対し滑るだけ
で、モータ42の回転力が回転軸52に伝わらない。
【0043】その後、外力がなくなると、モータ42の
回転力が回転軸52に伝わり、蓋22が倒置方向(目標
起立位置から起立角度が大きくなる方向に変動していた
とき)または起立方向(目標起立位置から起立角度が小
さくなる方向に変動していたとき)に回動していく。モ
ータ42が蓋22を倒置方向へ回動させるとき、第2ス
イッチ72が閉じるので回転軸52が一定角度回転する
毎にセンサ64から出力されるパルスに基づき計数部8
4は計数値をカウントダウンしていき、蓋22の回動位
置を検出する。反対に、モータ42が蓋22を起立方向
へ回動させるとき、第1スイッチ70が閉じるので回転
軸52が一定角度回転する毎にセンサ64から出力され
るパルスに基づき計数部84は計数値をカウントアップ
していき、蓋22の回動位置を検出する。
回転力が回転軸52に伝わり、蓋22が倒置方向(目標
起立位置から起立角度が大きくなる方向に変動していた
とき)または起立方向(目標起立位置から起立角度が小
さくなる方向に変動していたとき)に回動していく。モ
ータ42が蓋22を倒置方向へ回動させるとき、第2ス
イッチ72が閉じるので回転軸52が一定角度回転する
毎にセンサ64から出力されるパルスに基づき計数部8
4は計数値をカウントダウンしていき、蓋22の回動位
置を検出する。反対に、モータ42が蓋22を起立方向
へ回動させるとき、第1スイッチ70が閉じるので回転
軸52が一定角度回転する毎にセンサ64から出力され
るパルスに基づき計数部84は計数値をカウントアップ
していき、蓋22の回動位置を検出する。
【0044】そして、計数部84から出力された回動位
置データが目標起立位置データと一致したところで、マ
イクロコンピュータ88はドライバ82の駆動制御を停
止し、モータ42を止める(ステップ208、21
2)。この結果、起立完了後、誤ってユーザの手や物で
蓋22に触たり、振動が加わるなどして蓋22の位置が
変わっても、自動的に元の所定の起立位置に復帰するの
で、起立位置を調整し直す手間が省ける。
置データが目標起立位置データと一致したところで、マ
イクロコンピュータ88はドライバ82の駆動制御を停
止し、モータ42を止める(ステップ208、21
2)。この結果、起立完了後、誤ってユーザの手や物で
蓋22に触たり、振動が加わるなどして蓋22の位置が
変わっても、自動的に元の所定の起立位置に復帰するの
で、起立位置を調整し直す手間が省ける。
【0045】なお、目標起立位置を一度設定したあとで
も、蓋22が倒置状態にあるとき、または、起立状態に
あるときに、起立位置設定モードキー16を押圧して起
立位置設定モードオン状態としたあと(図6のステップ
101、102。または図7のステップ213、図6の
ステップ102)、前述と同様にして起立指示キー12
または倒置指示キー14の持続的押圧により蓋22を所
望の起立位置としたあと、起立位置設定モードキー16
を再度、押圧して起立位置設定モードをオフすれば、そ
の時点で回動位置計数部84から出力されている回動位
置データでメモリ90の目標起立位置データが書き換え
設定されるので、任意に、目標起立位置を変更すること
ができる。
も、蓋22が倒置状態にあるとき、または、起立状態に
あるときに、起立位置設定モードキー16を押圧して起
立位置設定モードオン状態としたあと(図6のステップ
101、102。または図7のステップ213、図6の
ステップ102)、前述と同様にして起立指示キー12
または倒置指示キー14の持続的押圧により蓋22を所
望の起立位置としたあと、起立位置設定モードキー16
を再度、押圧して起立位置設定モードをオフすれば、そ
の時点で回動位置計数部84から出力されている回動位
置データでメモリ90の目標起立位置データが書き換え
設定されるので、任意に、目標起立位置を変更すること
ができる。
【0046】上記した実施例では、車載TVを例に挙げ
たが、ナビゲーション装置など他の表示装置に適用する
こともできる。また、LCDマトリクス表示器(26)
を用いる場合を例に挙げたが、LED表示器など、直射
日光に弱い他の種類の表示器にも同様に適用することが
できる。更に、計数部(84)の機能をマイクロコンピ
ュータで果たすようにしてもよく、また、蓋(22)の
回動位置の検出を、スリット板(60),センサ(6
4),レバー板(66),第1スイッチ(70),第2
スイッチ(72),第3スイッチ(78),計数部(8
4)を含む回動位置検出手段(86)で行うようにした
が、回転軸(52)に結合したA,B2相出力のロータ
リエンコーダ,方向判別器,アップダウンカウンタの組
み合わせで回動位置検出手段を構成するようにしたり、
回転軸(52)に結合したアブソリュートエンコーダで
回動位置検出手段を構成するようにしてもよい。
たが、ナビゲーション装置など他の表示装置に適用する
こともできる。また、LCDマトリクス表示器(26)
を用いる場合を例に挙げたが、LED表示器など、直射
日光に弱い他の種類の表示器にも同様に適用することが
できる。更に、計数部(84)の機能をマイクロコンピ
ュータで果たすようにしてもよく、また、蓋(22)の
回動位置の検出を、スリット板(60),センサ(6
4),レバー板(66),第1スイッチ(70),第2
スイッチ(72),第3スイッチ(78),計数部(8
4)を含む回動位置検出手段(86)で行うようにした
が、回転軸(52)に結合したA,B2相出力のロータ
リエンコーダ,方向判別器,アップダウンカウンタの組
み合わせで回動位置検出手段を構成するようにしたり、
回転軸(52)に結合したアブソリュートエンコーダで
回動位置検出手段を構成するようにしてもよい。
【0047】
【考案の効果】以上本考案の1つによれば、起立指示操
作がなされると、制御手段が検出手段の検出出力を監視
しながらドライバを制御し、モータにより回動機構を駆
動させて可動体を基台から所定の起立位置まで回動さ
せ、倒置指示操作がなされると、制御手段が検出手段の
検出出力を監視しながらモータドライバを制御し、モー
タにより回動機構を駆動させて可動体を所定の倒置位置
まで回動させ、また、起立完了後に検出手段の検出出力
を監視し、可動体が所定の起立位置から変動したとき、
ドライバを制御して、可動体を所定の起立位置まで復帰
させるように構成したから、表示装置を使用する際は可
動体を基台から所定の起立位置まで自動的に起立させて
表示器に映し出された映像を見ることができ、ユーザが
手で可動体を起立させる手間が要らず、また、使用を終
えたあとは可動体を基台に自動的に倒置することがで
き、ユーザが手で可動体を倒置させる手間が要らず、し
かも、太陽光線が直接表示器に入射する恐れがなくなる
ので、劣化が遅くなり、寿命を延ばすことができる。更
に、起立完了後、誤ってユーザの手や物で可動体に触た
り、振動が加わるなどして可動体の位置が変わっても、
自動的に元の起立位置に復帰するので、起立位置を調整
し直す手間が省ける。
作がなされると、制御手段が検出手段の検出出力を監視
しながらドライバを制御し、モータにより回動機構を駆
動させて可動体を基台から所定の起立位置まで回動さ
せ、倒置指示操作がなされると、制御手段が検出手段の
検出出力を監視しながらモータドライバを制御し、モー
タにより回動機構を駆動させて可動体を所定の倒置位置
まで回動させ、また、起立完了後に検出手段の検出出力
を監視し、可動体が所定の起立位置から変動したとき、
ドライバを制御して、可動体を所定の起立位置まで復帰
させるように構成したから、表示装置を使用する際は可
動体を基台から所定の起立位置まで自動的に起立させて
表示器に映し出された映像を見ることができ、ユーザが
手で可動体を起立させる手間が要らず、また、使用を終
えたあとは可動体を基台に自動的に倒置することがで
き、ユーザが手で可動体を倒置させる手間が要らず、し
かも、太陽光線が直接表示器に入射する恐れがなくなる
ので、劣化が遅くなり、寿命を延ばすことができる。更
に、起立完了後、誤ってユーザの手や物で可動体に触た
り、振動が加わるなどして可動体の位置が変わっても、
自動的に元の起立位置に復帰するので、起立位置を調整
し直す手間が省ける。
【0048】また本考案の他の1つによれば、可動体の
起立が指示されたとき、設定手段で設定された起立位置
を目標にして、制御手段が可動体の回動を行わせるよう
に構成したから、ユーザの好みの起立位置で表示器の映
像を見ることができ、映像を見易くなる。
起立が指示されたとき、設定手段で設定された起立位置
を目標にして、制御手段が可動体の回動を行わせるよう
に構成したから、ユーザの好みの起立位置で表示器の映
像を見ることができ、映像を見易くなる。
【図1】本考案の一実施例に係る車載TVの起倒装置の
全体構成図である。
全体構成図である。
【図2】本考案の一実施例に係る車載TVの使用状態を
示す外観斜視図である。
示す外観斜視図である。
【図3】回動部の構成を示す一部省略した部分断面図で
ある。
ある。
【図4】レバー板の動作を示す説明図である。
【図5】車載TVの非使用状態を示す外観斜視図であ
る。
る。
【図6】マイクロコンピュータによる起倒処理を示す第
1の説明図である。
1の説明図である。
【図7】マイクロコンピュータによる起倒処理を示す第
2の説明図である。
2の説明図である。
【図8】マイクロコンピュータによる起倒処理を示す第
3の説明図である。
3の説明図である。
10 装置本体 12 起立指示キー 14 倒置指示キー 16 起立位置設定モードキー 22 蓋 26 LCDマトリクス表示器 27 断熱部材 42 ドラスバ 74 回動機構 78 第3スイッチ 82 ドライバ 86 回動位置検出手段 88 マイクロコンピュータ 90 メモリ
Claims (2)
- 【請求項1】基台と、表 示器を支持し、基台に対し起倒自在に設けられた可動
体と、 可動体の起立及び倒置を指示する起倒操作手段と、 可動体の起倒動作を行わせる回動機構と、 回動機構を駆動するモータと、 モータを駆動するドライバと、 可動体の回動位置を検出する検出手段と、 起倒操作手段での指示に従い検出手段の検出出力を監視
しながらドライバを制御し、モータにより回動機構を駆
動させて、可動体を所定の起立位置まで回動させたり、
所定の倒置位置まで回動させる制御手段とを設け、 該制御手段は、可動体の起立完了後、検出手段の検出出
力を監視し、所定の起立位置から変動したとき、ドライ
バを制御して所定の起立位置まで可動体を復帰させるよ
うにしたこと、 を特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 可動体の起立位置を設定する設定手段を
設け、前記制御手段は、可動体の起立が指示されたと
き、設定手段で設定された起立位置を目標に可動体の回
動を行わせるようにしたこと、 を特徴とする請求項1記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP90892U JP2555921Y2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP90892U JP2555921Y2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0556655U JPH0556655U (ja) | 1993-07-27 |
JP2555921Y2 true JP2555921Y2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=11486780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP90892U Expired - Fee Related JP2555921Y2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555921Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011073572A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Kojima Press Industry Co Ltd | 車載用ポップアップディスプレイ装置 |
JP6677582B2 (ja) * | 2016-06-15 | 2020-04-08 | ケイテック株式会社 | 回転部材開閉装置 |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP90892U patent/JP2555921Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0556655U (ja) | 1993-07-27 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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