JPH11227538A - パネル開閉装置付電子機器 - Google Patents

パネル開閉装置付電子機器

Info

Publication number
JPH11227538A
JPH11227538A JP3717598A JP3717598A JPH11227538A JP H11227538 A JPH11227538 A JP H11227538A JP 3717598 A JP3717598 A JP 3717598A JP 3717598 A JP3717598 A JP 3717598A JP H11227538 A JPH11227538 A JP H11227538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
display
operation panel
opening
closing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3717598A
Other languages
English (en)
Inventor
Terunobu Chiba
照信 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP3717598A priority Critical patent/JPH11227538A/ja
Publication of JPH11227538A publication Critical patent/JPH11227538A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置を備えたパネルを適正角度に調整す
ることによって、表示視野角を改善できるパネル開閉装
置付電子機器を提供する。 【解決手段】 ケース1の内底部側に、ローディング機
構、光学ピックアップ及びターンテーブル等の機構部1
0、上部側に電子回路が構成されたPWB11等を内蔵
する。機構部10に対応して、エスカッション2に、水
平方向のディスク挿入口3を形成する。エスカッション
2の枠の左右の内側面における上部に、表示・操作パネ
ル5の左右の側面における上部を、軸5aを中心に回動
可能に設ける。表示・操作パネル5とエスカッション2
の枠との間における軸5aの周囲に、表示・操作パネル
5が任意の角度で停止する程度の摩擦抵抗が加わるよう
に、ゴムやフェルト等の保持手段12を挿入する。表示
・操作パネル5の下縁部に、円弧状の切欠き部5bを形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、LCD等
の表示装置を備えたパネルを有する電子機器に係り、特
に、電子機器の筐体に対してパネルを回動可能に支持す
る開閉装置が設けられたパネル開閉装置付電子機器に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、車載用電子機器の普及は著しく、
旧来のラジオやテーププレーヤばかりでなく、音響用の
CDプレーヤやMDプレーヤ、ナビゲーション用のCD
−ROM装置などのように、再生用や記録用の媒体とし
てディスクを用いるディスクプレーヤが広く使用されて
いる。これらの車載用電子機器は、通常、直方体形状の
ケース内に構成され、その前面側が露出するように、車
内に装着されている。そして、露出したケース前面に
は、ディスク等の記録媒体を挿入する挿入口と、操作ボ
タン等を備えた操作パネルが設けられている。この操作
パネルは、最近では、テレビ画像やナビゲーション画像
等を表示するための液晶表示装置(LCD)を備えた表
示・操作パネルとして構成される場合も多い。さらに、
かかるLCD上の表示画面に触れることによって、操作
ボタンと同様の機能を実現できるタッチパネル式のもの
も開発されている。
【0003】以上のような車載用音響機器におけるケー
ス前面は、非常に狭く限定されたスペースであり、ここ
にLCDを備えた表示・操作パネルと、ディスク挿入口
とを設けるには制約が多い。そこで、これに対処するた
め、表示・操作パネルを開閉するパネル開閉装置を設け
た車載用機器が提案されている。このようなパネル開閉
装置付のディスクプレーヤの従来例を、図7及び図8に
従って説明する。なお、図7及び図8は、表示・操作パ
ネルを開状態とした場合の斜視図である。
【0004】まず、第1の従来例は、図7に示すよう
に、直方体形状のケース1の前面に対して、周囲に矩形
の枠を備えたエスカッション2が取り付けられている。
このエスカッション2には、ディスク挿入口3が水平方
向に形成されている。そして、エスカッション2の枠の
左右の内側面における下部には、支持プレート4が設け
られている。
【0005】一方、表示・操作パネル5は、エスカッシ
ョン2の枠内に収まる薄い直方体形状であり、その前面
に、LCD6及び操作ボタン7が設けられている。そし
て、表示・操作パネル5の左右の側面における下部は、
支持プレート4の先端に回動可能に取り付けられてい
る。従って、表示・操作パネル5は、その下側を支点と
して回動可能に構成されている。
【0006】以上のようなパネル開閉装置は、初期状態
においては、表示・操作パネル5が直立し、エスカッシ
ョン2の枠内に装着されている。そして、ディスク挿入
時には、図中の矢印で示すように、表示・操作パネル5
を前方に倒すように回動させてディスク挿入口3を露出
し、このディスク挿入口3からディスクを挿入して記録
再生を行う。LCD6の表示画面を見る場合には、表示
・操作パネル5を立ち上げるように回動し、再びエスカ
ッション2の枠内に装着する。ディスクを排出する際に
も、同様に表示・操作パネル5を前方に倒し、ディスク
排出後は、表示・操作パネル5を立ち上げて元の位置に
復帰させる。
【0007】また、第2の従来例として、スライド機構
方式のものの一例を説明する。すなわち、図8に示すよ
うに、エスカッション2の枠の左右の内側面には、垂直
方向のガイド溝2aが形成されている。そして、このガ
イド溝2aの下部には、スライドプレート8が設けられ
ている。このスライドプレート8は、ケース1内に設け
られたスライド機構(図示せず)によって、前後に(図
中、太矢印で示す方向に)スライド移動可能に構成され
ている。
【0008】一方、表示・操作パネル5の左右の側面に
おける上部には、ガイド溝2aにスライド移動可能に挿
通されたスライドピン9が設けられている。そして、表
示・操作パネル5の左右の側面における下部は、スライ
ドプレート8の先端に、回動可能に取り付けられてい
る。
【0009】以上のようなパネル開閉装置においては、
ディスク挿入・排出時には、スライド機構を作動してス
ライドプレート8を前方に突出するように移動させる。
すると、表示・操作パネル5の下部が前方に付勢される
とともに、スライドピン9がガイド溝2aに沿って下方
に移動するので、図中の細矢印で示すように、表示・操
作パネル5は後方に倒れるように回動し、ディスク挿入
口3が露出する。表示・操作パネル5の収納時には、ス
ライド機構を作動してスライドプレート8を後方に移動
させる。すると、表示・操作パネル5の下部が後方に付
勢されるとともに、スライドピン9がガイド溝2aに沿
って上方に移動するので、表示・操作パネル5は立ち上
がるように回動し、エスカッション2の枠内に収容され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な表示・操作パネルに設けられるLCD6は、表示コン
トラストが見る方向に依存することが多いために、視野
角が制約される。従って、観者にとって適正な視野角を
確保できるように、表示・操作パネル5の角度を調節で
きれば便利である。しかし、第1の従来例は、表示・操
作パネル5がその下部側を支点として回動するので、回
動時にはLCD6が常に下方を向いていて視野角を確保
できない。このため、第1の従来例の構造では、表示・
操作パネル5の回動角度を変化させて視野角を調節する
ことに適さない。
【0011】また、第2の従来例は、表示・操作パネル
5がその上部側を支点として回動するので、回動時には
LCD6が正面若しくは上方を向いていて視野角を確保
できる。従って、角度調整することに適する構造といえ
る。この場合、例えば、スライド機構によって、スライ
ドプレート8の突出量を変化させれば、表示・操作パネ
ル5の角度が変化するので、LCD6の視野角を調節す
ることができる。しかし、かかる構成では、スライド機
構にモータ駆動によるギヤー減速装置等が必要となり、
製造コストが高くなる。その他、スライド機構の代わり
にリンク機構を設ける方式によることも可能であるが、
かかる場合にもコスト高になる。
【0012】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
表示装置を備えたパネルを適正角度に調整することによ
り、表示視野角を改善できるパネル開閉装置付電子機器
を提供することにある。また、本発明の他の目的は、安
価な機構で、パネルの角度調整が可能なパネル開閉装置
付電子機器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決するために、本発明は、電子機器の筐体と、表示装置
を備えたパネルと、前記筐体の前面に前記パネルを回動
可能に支持するパネル開閉装置とを備えたパネル開閉装
置付電子機器において、以下のような技術的特徴を有す
る。
【0014】すなわち、請求項1記載の発明は、前記パ
ネル開閉装置における前記パネルの回動支点が、前記パ
ネルの上部側に設けられ、前記パネル開閉装置には、前
記パネルを任意の角度に保持する保持手段が設けられて
いることを特徴とする。以上のような請求項1記載の発
明では、パネルの回動支点がパネル上部側にあるので、
回動時には表示装置が正面側若しくは上側を向いてい
て、視野角を調節できる構造となっている。そして、保
持手段によってパネルが任意の角度に保持可能に設けら
れているので、ユーザがパネルを所望の角度に回動させ
ると、保持手段によってその角度に保持され、表示装置
の画面を最も見易い角度で見ることができる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のパ
ネル開閉装置付電子機器において、前記筐体の前面にお
ける下側には、記録媒体が挿入可能な挿入口が形成さ
れ、前記パネルは、その回動に従って前記挿入口を開放
及び閉鎖する位置に設けられていることを特徴とする。
以上のような請求項2記載の発明では、パネルの回動に
従って記録媒体の挿入口が出現する構造とすることによ
り、筐体前面のスペースを有効に活用することができ
る。また、挿入口は、筐体前面における下側に設けられ
ているので、記録媒体の挿入・排出時に、上部側を支点
として回動するパネルが障害となり難い。さらに、挿入
口に対応させて、筐体の内底側に記録媒体のローディン
グ、記録再生等を行うための機構部を設けることができ
るので、機構部の温度上昇を抑制することができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載のパネル開閉装置付電子機器において、前記パ
ネル開閉装置は、駆動機構によって回動する回動部を有
し、前記回動部と前記パネルとの間に前記保持手段が設
けられ、前記保持手段による前記パネルの保持力は、前
記パネルに対して加わる外力に応じて、前記パネルが前
記回動部と共に回動する状態から、前記パネルが前記回
動部から独立して回動する状態へと移行可能な程度に設
定されていることを特徴とする。以上のような請求項3
記載の発明では、駆動機構を作動させると、保持手段の
保持力によって、パネルが回動部と共に自動的に回動す
る。また、パネルに対して、ユーザが保持手段の保持力
を超える外力を指で加えると、パネルが回動部から独立
して回動する。従って、自動によっても、手動によって
も、パネルの角度を調節して表示装置の視野角を確保す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施の形態 (構成)請求項1及び請求項2記載の発明に対応する実
施の形態を、図1及び図2を参照して以下に説明する。
なお、図7及び図8に示した従来技術と同様の部材は同
一の符号を付し、説明は省略する。すなわち、図1に示
すように、ケース1の内部には、その底部側に、ローデ
ィング機構、光学ピックアップ及びターンテーブル等の
機構部10、上部側に電子回路が構成されたPWB(プ
リント配線板)11等が内蔵されている。そして、エス
カッション2の前面における下側には、底部側に設けら
れた機構部10に対応して、水平方向のディスク挿入口
3が形成されている。
【0018】また、エスカッション2の枠の左右の内側
面における上部には、表示・操作パネル5の左右の側面
における上部が、軸5aを中心に回動可能に設けられて
いる。従って、表示・操作パネル5は、その上部側を支
点として回動可能に構成されている。そして、表示・操
作パネル5とエスカッション2の枠との間における軸5
aの周囲には、表示・操作パネル5が任意の角度で停止
する程度の摩擦抵抗が加わるように、ゴムやフェルト等
の保持手段12が挿入されている。さらに、表示・操作
パネル5の下縁部には、円弧状の切欠き部5bが形成さ
れている。
【0019】(作用)以上のような本実施の形態は、初
期状態においては、表示・操作パネル5が直立し、エス
カッション2の枠内に装着されている。ディスク挿入時
には、図2に示すように、表示・操作パネル5の下端の
切欠き部5bを上方に持ち上げるように回動させてディ
スク挿入口3を露出し、このディスク挿入口3からディ
スクを挿入して再生を行う。そして、視聴時にはユーザ
がLCD6の視野角を確保できるように、表示・操作パ
ネル5の回動角度を調節して指を離すと、保持手段12
の摩擦力によって、表示・操作パネル5がその角度で停
止する。さらに、再生終了後は、ディスク挿入口3から
ディスクを排出し、表示・操作パネル5を下方に押し下
げることにより回動させて、再びエスカッション2の枠
内に装着する。
【0020】(効果)以上のような本実施の形態によれ
ば、ユーザがLCD6の表示画面を見やすいように、表
示・操作パネル5の角度を調整することができるので、
常に適切な視野角を確保することができる。特に、切欠
き部5bがあるために、指による持ち上げ操作がしやす
い。また、角度調整に複雑な機構を要しないので、製造
コストを節約できる。そして、ディスク挿入口3は、ケ
ース1の前面における下側に設けられているので、ディ
スクの挿入・排出時に、上側を支点として回動する表示
・操作パネル5が障害となり難く、ディスクの取扱が容
易となる。さらに、機構部10がケース1の内底部側に
設けられているので、機構部10の温度上昇を低下させ
ることができる。
【0021】(2)第2の実施の形態 (構成)請求項1〜3記載の発明に対応する実施の形態
を図3〜図7を参照して以下に説明する。すなわち、本
実施の形態は、図3に示すように、第1の実施の形態と
同様に、表示・操作パネル5の上部側がエスカッション
2に回動可能に設けられている。そして、表示・操作パ
ネル5の回動軸であるシャフト14の周囲には、回転ト
ルクリミッター機構13が設けられている。この回転ト
ルクリミッター機構13は、以下のように構成されてい
る。まず、図4に示すように、シャフト14は円筒形状
のスリーブ15内に挿通され、スリーブ15の先端に
は、ドーナツ形状のブッシュ19が取り付けられてい
る。
【0022】そして、スリーブ15の周囲には、リミッ
ターギア16が設けられている。このリミッターギア1
6は、円筒部16aの長手方向の中間に、鍔部16bが
設けられるとともに、鍔部16bを境界として、図中上
方側における円筒部16aの周囲にギア溝16cが形成
された部材である。そして、リミッターギア16は、円
筒部16a内にスリーブ15が挿通されることによっ
て、シャフト14と同軸に回動可能に設けられている。
【0023】また、鍔部16bを境界として、図中下方
側における円筒部16aの周囲には、リミッタープレー
ト17が設けられている。このリミッタープレート16
は、ドーナツ形状の部材であり、その中心穴に円筒部1
6aが挿通されることによって、シャフト14と同軸に
回動可能に設けられている。リミッタープレート17の
外径は、リミッターギア16の鍔部16bの外径よりも
大きいため、リミッタープレート17の外周は鍔部16
bの外周の外側に位置し、表示・操作プレート5に固定
されている。
【0024】そして、リミッターギア16の円筒部16
aの図中下端には、スリッププレート18が設けられて
いる。このスリッププレート18は、筒状部18aとフ
ランジ部18bとを有する部材であり、筒状部18a内
に円筒部16aの端部が挿通されることによって、シャ
フト14と同軸に回動可能に設けられている。
【0025】さらに、リミッターギア16の鍔部16b
とリミッタープレート17との間、リミッタープレート
17とスリッププレート18のフランジ部18bとの間
には、それぞれドーナツ形状のフェルト20が挟持され
ている。そして、スリッププレート18のフランジ部1
8bと、シャフト14の先端のリミッターブッシュ19
との間には、円錐形の圧縮コイルばね21が設けられて
いる。
【0026】以上のような回転トルクリミッター機構1
3は、次のような駆動機構22によって駆動され、表示
・操作パネル5が自動的に回動する構成となっている。
すなわち、図5に示すように、ケース1の内底部には、
モータ23が垂直方向に固定されている。このモータ2
3は、図示しない制御回路に接続されている。また、モ
ータ23のシャフトには、ウォーム24が取り付けられ
ている。そして、ケース1内部のモータ23近傍には、
水平方向の軸を中心として回動可能に設けられた第1の
伝達ギア25、スイッチギア26及び第2の伝達ギア2
7が設けられている。
【0027】第1の伝達ギア25は、大径のウォームホ
イール25aと平歯車の小ギア25bから成り、ウォー
ムホイール25aは、モータ23のウォーム24に係合
している。スイッチギア26は平歯車であり、第1の伝
達ギア25の小ギア25bに係合している。また、第2
の伝達ギア27は平歯車であり、スイッチギア26に係
合するとともに、リミッターギア16のギア溝16c
(図4参照)に係合している。
【0028】また、スイッチギア26には、これと同軸
に且つ同期して回動するスイッチプレート28が設けら
れている。スイッチプレート28は扇形のプレートであ
り、その端部(図5中の右端)に、突起28aが形成さ
れている。一方、ケース1の内部のスイッチプレート2
8近傍には、奥側(図5中の右側)に全閉検知スイッチ
29が設けられ、手前側(図5中の左側)に全開検知ス
イッチ30が設けられている。そして、スイッチプレー
ト28は、表示・操作パネル5が完全に閉じているとき
には、突起28aが全閉検知スイッチ29を押圧し、表
示・操作パネル5が完全に開いているときには、突起2
8aが全開検知スイッチ30を押圧する位置に設定され
ている。これらの全閉検知スイッチ29及び全開検知ス
イッチ30は、モータ23の制御回路に接続されてい
る。
【0029】(作用)以上のような構成を有する本実施
の形態では、表示・操作パネル5が垂直方向にある初期
状態から、コントロール指令によりモータ23を作動さ
せると、シャフトの回転がウォーム24を介してウォー
ムホイール25aに減速して伝わるので、第1の伝達ギ
ア25が図3における反時計方向に回転する。第1の伝
達ギア25の回転は、小ギア25b及びスイッチギア2
6を介して第2の伝達ギア27に伝わるので、第2の伝
達ギア27が反時計方向に回転する。第2の伝達ギア2
7の回転は、ギア溝16cを介してリミッターギア16
に伝わり、リミッターギア16が時計方向に回動する。
【0030】ここで、回転リミッター機構13における
圧縮コイルばね21は、スリッププレート18bを図4
における上方に押圧しているので、リミッタープレート
17は、フェルト20を介してフランジ部18bと鍔部
16bとによって強く挟持されている。従って、リミッ
ターギア16の時計方向の回動とともに、リミッタープ
レート17が同方向に回動し、リミッタープレート17
の外周に固定された表示・操作パネル5が上方に回動を
開始する。
【0031】そして、表示・操作パネル5が、ケース1
の前面のディスク挿入口3が露出する角度となると、図
6に示すように、回動したスイッチプレート28の突起
28aが全開検知スイッチ30を押圧する。すると、モ
ータ23が停止し、リミッタープレート17の回動が停
止するので、表示・操作パネル17がその角度を保って
停止する。停止した表示・操作パネル5を、第1の実施
の形態と同様に、指で引上げ又は押し下げると、リミッ
タープレート17が、フェルト20との摩擦力に抗して
リミッターギア16から独立して回動する。そして、所
望の角度で指を離すと、その位置で表示・操作パネル5
が停止するので、手動の角度調整によって、LCD6の
最適な視野角を確保できる。
【0032】表示・操作パネル5の収納時には、コント
ロール指令により、開放時とモータ23を逆方向に回動
させる。すると、第1の伝達ギア25が時計方向に回転
し、この回転が小ギア25b及びスイッチギア26を介
して第2の伝達ギア27に伝わるので、第2の伝達ギア
27が時計方向に回転する。第2の伝達ギア27の回転
は、ギア溝16cを介してリミッターギア16に伝わ
り、リミッターギア16が反時計方向に回動する。この
リミッターギア16の反時計方向の回動とともに、リミ
ッタープレート17が同方向に回動し、リミッタープレ
ート17の外周に固定された表示・操作パネル5が下方
に回動を開始する。
【0033】そして、表示・操作パネル5が、ディスク
挿入口3を塞いで垂直方向になると、図5に示すよう
に、回動したスイッチプレート28の突起28aが全閉
検知スイッチ29を押圧する。すると、モータ23が停
止し、リミッタープレート17の回動が停止するので、
表示・操作パネル17がその角度を保って停止する。
【0034】(効果)以上のような本実施の形態によれ
ば、第1の実施の形態と同様の効果が得られるととも
に、簡易な構成で、自動によっても、手動によっても表
示・操作パネル5の角度調整ができるので、より一層便
利となる。特に、ディスク挿入・排出時には、自動的に
モータ23が起動し、表示・操作パネル5が回動してデ
ィスク挿入口3を開放するように設定すれば、ディスク
が表示・操作パネル5に接触して破損する危険性を防止
できる。
【0035】(3)他の実施の形態 本発明は以上のような実施の形態に限定されるものでは
なく、各部材の形状、配置、数等は適宜変更可能であ
る。例えば、第2の実施の形態において、表示・操作パ
ネル5を強く押すと、モータ23が起動して、表示・操
作パネル5が自動的に閉じる構造とすることもできる。
また、本発明は、表示装置を備えたパネルを使用する装
置であれば、CD,MD、カセットプレーヤ、テレビ、
ビデオ、ナビゲーションシステム、コンピュータ等、ど
の様な装置にも適用可能である。さらに、表示装置のみ
を備えたパネルにも適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、表
示装置を備えたパネルを適正角度に調整することによっ
て、表示視野角を改善できるパネル開閉装置付電子機器
を提供することができる。また、本発明によれば、安価
な機構で、パネルの角度調整が可能なパネル開閉装置付
電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネル開閉装置付電子機器の第1の実
施の形態を示す側面断面図である。
【図2】図1の実施の形態の正面側斜視図である。
【図3】本発明のパネル開閉装置付電子機器の第2の実
施の形態を示す一部透視側面図である。
【図4】図3の実施の形態における回転トルクリミッタ
ー機構を示す一部水平断面図である。
【図5】図3の実施の形態における表示・操作パネルの
閉状態を示す透視側面図である。
【図6】図3の実施の形態における表示・操作パネルの
開状態を示す透視側面図である。
【図7】パネル開閉装置付電子機器の第1の従来例を示
す正面側斜視図である。
【図8】パネル開閉装置付電子機器の第2の従来例を示
す正面側斜視図である。
【符号の説明】
1…ケース 2…エスカッション 3…ディスク挿入口 4…支持プレート 5…表示・操作パネル 5a…軸 5b…切欠き部 6…LCD 7…操作ボタン 8…スライドプレート 9…スライドピン 10…機構部 11…PWB 12…保持手段 13…回転トルクリミッター機構 14…シャフト 15…スリーブ 16…リミッターギア 16a…円筒部 16b…鍔部 17…リミッタープレート 18…スリッププレート 18a…筒状部 18b…フランジ部 19…ブッシュ 20…フェルト 21…圧縮コイルばね 22…駆動機構 23…モータ 24…ウォーム 25…第1の伝達ギア 25a…ウォームホイール 25b…小ギア 26…スイッチギア 27…第2の伝達ギア 28…スイッチプレート 28a…突起 29…全閉検知スイッチ 30…全開検知スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の筐体と、表示装置を備えたパ
    ネルと、前記筐体の前面に前記パネルを回動可能に支持
    するパネル開閉装置とを備えたパネル開閉装置付電子機
    器において、 前記パネル開閉装置における前記パネルの回動支点が、
    前記パネルの上部側に設けられ、 前記パネル開閉装置には、前記パネルを任意の角度に保
    持する保持手段が設けられていることを特徴とするパネ
    ル開閉装置付電子機器。
  2. 【請求項2】 前記筐体の前面における下側には、記録
    媒体が挿入可能な挿入口が形成され、 前記パネルは、その回動に従って前記挿入口を開放及び
    閉鎖する位置に設けられていることを特徴とする請求項
    1記載のパネル開閉装置付電子機器。
  3. 【請求項3】 前記パネル開閉装置は、駆動機構によっ
    て回動する回動部を有し、 前記回動部と前記パネルとの間に前記保持手段が設けら
    れ、 前記保持手段による前記パネルの保持力は、前記パネル
    に対して加わる外力に応じて、前記パネルが前記回動部
    と共に回動する状態から、前記パネルが前記回動部から
    独立して回動する状態へと移行可能な程度に設定されて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパネ
    ル開閉装置付電子機器。
JP3717598A 1998-02-19 1998-02-19 パネル開閉装置付電子機器 Pending JPH11227538A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3717598A JPH11227538A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 パネル開閉装置付電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3717598A JPH11227538A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 パネル開閉装置付電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11227538A true JPH11227538A (ja) 1999-08-24

Family

ID=12490269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3717598A Pending JPH11227538A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 パネル開閉装置付電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11227538A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1310958A2 (en) * 2001-11-08 2003-05-14 Pioneer Corporation Electronic appliance
JP2008186005A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Atsushi Matsuzaki 表示装置
JP2009271217A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Mitsubishi Electric Corp 表示装置用回動台
JP2010096935A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Mitsubishi Electric Corp 表示装置用回動台
US11920730B2 (en) 2020-01-30 2024-03-05 Canon Kabushiki Kaisha Head mounted device

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1310958A2 (en) * 2001-11-08 2003-05-14 Pioneer Corporation Electronic appliance
EP1310958A3 (en) * 2001-11-08 2004-07-07 Pioneer Corporation Electronic appliance
US7137676B2 (en) 2001-11-08 2006-11-21 Pioneer Corporation Electronic appliance
JP2008186005A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Atsushi Matsuzaki 表示装置
JP4665254B2 (ja) * 2007-01-30 2011-04-06 敦志 松崎 表示装置
JP2009271217A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Mitsubishi Electric Corp 表示装置用回動台
JP2010096935A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Mitsubishi Electric Corp 表示装置用回動台
US11920730B2 (en) 2020-01-30 2024-03-05 Canon Kabushiki Kaisha Head mounted device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0869491B1 (en) Disc clamper and disc drive provided with the disc clamper
JPH10106111A (ja) ディスク装置及びディスク装置におけるローディングモータの駆動方法
US4733387A (en) Disc loading/unloading apparatus
JPH11227538A (ja) パネル開閉装置付電子機器
JPH10283740A (ja) ディスク駆動装置におけるピックアップ用フレキシブルプリント基板の取付構造及びディスク駆動装置におけるピックアップ組立体
JPH03280257A (ja) ディスクローディング装置
JP3011847B2 (ja) 光ディスクローディング機構
JP3435750B2 (ja) フロントパネル
JP3433502B2 (ja) ディスク装置
JPS6226837Y2 (ja)
JPH05198068A (ja) ディスク再生装置
JP3433501B2 (ja) ディスク装置
JP3001070B2 (ja) ディスク装置
JP2505129B2 (ja) 音響機器の開閉パネル移動装置
JP3653432B2 (ja) ディスク装置
JP3873447B2 (ja) ディスク記録及び/又は再生装置
JP3033535B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP3607090B2 (ja) 薄型ディスク録音再生装置
JP4136816B2 (ja) ディスク装置
JP2595953Y2 (ja) テープレコーダ
JP2636701B2 (ja) ディスク装置
JP3749057B2 (ja) ディスク装置
KR100281879B1 (ko) 휴대용 컴퓨터
JP3765746B2 (ja) ディスク再生装置
JP3620535B2 (ja) 記録及び/又は再生装置