JPH11347503A - 洗浄槽 - Google Patents

洗浄槽

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Publication number
JPH11347503A
JPH11347503A JP15736498A JP15736498A JPH11347503A JP H11347503 A JPH11347503 A JP H11347503A JP 15736498 A JP15736498 A JP 15736498A JP 15736498 A JP15736498 A JP 15736498A JP H11347503 A JPH11347503 A JP H11347503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
side plate
cleaning
pure water
inner tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP15736498A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Yatougo
真之 八藤後
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaijo Corp
Original Assignee
Kaijo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kaijo Corp filed Critical Kaijo Corp
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Publication of JPH11347503A publication Critical patent/JPH11347503A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波振動装置を効果的に併用することので
きるフロー形式の洗浄槽の提供にある。 【解決手段】 被洗浄物を収納する内槽12と、該内槽
12の少なくとも一部を包むように配置された外槽14
との2重槽からなる洗浄槽10であって、内槽の一方の
側面12aに洗浄液の供給口16を設け、かつ該側面近
傍に多数の流通孔18aを有する供給側板18を配置す
る。また、対向する他の側面12bに洗浄液の排出口2
0を設け、かつ該他の側面近傍にも多数の流通孔22a
を有する排出側板22を配置して、供給口16から供給
された洗浄液が供給側板16、排出側板22の流通孔1
8a、22aを介して排出口20から排出されるように
構成する。さらに、外槽14の底面に超音波振動装置2
4を設け、かつ内部に純水を満たして、該純水を介して
前記内槽12に超音波をあてるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板やガラ
ス基板等を洗浄する洗浄槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウエハ等の半導体基板や液晶表示
素子に用いるガラス基板等を洗浄するウエット浸漬処理
において、薬液処理後のウエハのリンスは、純水を満た
した槽にウエハを浸漬させて、槽内下部より純水を吹き
出し、槽上部よりオーバーフローさせるリンス方式が一
般的であった。ところで、IC製造プロセスにおける純
水の使用量の大半は、このリンス時に消費され、200
mmウエハ1枚当たり約3トンにも及んでおり、純水の
使用量がランニングコストに大きなウエイトを占め、そ
の低減が求められてきた。
【0003】そこで、オーバーフロー方式とは逆に、リ
ンス槽内の純水を上方から下方へ流すダウンフロー方式
が提案されている。図2にダウンフローリンスの概念を
示す。この方式は、処理槽30の上部に設けられた給液
室32に純水を供給し、ノズルから噴射させて天井に衝
突させ、整流板34を通して均一の流れのパラレルダウ
ンフローとして処理槽30内に収納されたウエハMに給
水する方式である。また、処理槽30の下部には排水口
36が設けられており、ポンプと繋がっていて、所望の
速度で排水が行われるようになっている。また、処理槽
30内の下部にも整流板38が配置されていて、処理槽
30内の純水の流れを均一化している。
【0004】この方式によれば、一様なダウンフローに
より、処理槽30中央部と周辺部の流速が均一となる槽
流が得られるため、純水リンスにおいては、パーティク
ルの除去や液置換に要する時間が短縮され、純水抵抗値
の回復が早まり、リンス時間が大幅に削減できるので、
純水使用量を軽減することができ、ランニングコストを
下げることができる。なお、上記の処理槽30は純水の
リンス以外にも、他の薬液処理にも使用することができ
る。例えば、DHF液(弗酸水溶液)の場合、供給室3
2に供給する供給量と同等の液を槽下部からポンプで引
いて給液室32に戻す循環方式として用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】パラレルダウンフロー
方式は、上述したような効果を有するが、洗浄効果を高
めるために、槽下部に超音波振動装置を併設しようとし
ても、超音波による効果を発揮させることができない。
なぜなら、パラレルダウンフローは液を上から落として
槽下部からポンプにより吸引して排出するために、排出
側(サクション側)の液内にキャビテーション効果によ
るエアーが発生しやすく、なおかつ発生したエアーはな
かなか抜けないため、超音波振動装置からの超音波が妨
げられることによる。従って、ダウンフロー式の洗浄槽
に超音波振動装置を併用して洗浄効果を高めることは困
難である。
【0006】本発明の目的は、超音波振動装置を効果的
に併用することのできるフロー形式の洗浄槽の提供にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、本発明は、次のような手段を採用した。本発明に係
る洗浄槽は、被洗浄物を収納する内槽と、該内槽の少な
くとも一部を包むように配置された外槽との2重槽から
なる洗浄槽であって、前記内槽の一方の側面に洗浄液の
供給口を設け、かつ該側面近傍に多数の流通孔を有する
供給側板を配置するとともに、対向する他の側面に洗浄
液の排出口を設け、かつ該他の側面近傍にも多数の流通
孔を有する排出側板を配置して、供給口から供給された
洗浄液が供給側板、排出側板の流通孔を介して排出口か
ら排出されるように構成するとともに、前記外槽の底面
に超音波振動装置を設け、かつ内部に液体を満たして、
該液体を介して前記内槽に超音波をあてるように構成し
たことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明は、洗浄槽をサイドフローリンス形式に
して、その下部に超音波振動装置を設けたので、洗浄槽
のサクション側(排出側)にキャビテーション効果によ
るエアーが発生しても、超音波の伝達効率が低下するこ
とがない。このため、被洗浄物に対する洗浄効果を高め
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る洗浄槽の実施の形態について説明する。図1に、本
発明の実施の形態を示す。
【0010】この洗浄槽10は、図1に示すように、サ
イドフローリンス槽として構成されており、被洗浄物を
収納する内槽12と、該内槽12の少なくとも下部を包
むように配置された外槽14との2重槽で構成されてい
る。
【0011】内槽12の一方の側面12aには、洗浄液
の供給口16が設けられており、該側面12a近傍には
多数の流通孔18aを有する供給側板18が配置されて
いる。また、前記側面12aに対向する位置にあたる内
槽12の他の側面12bには洗浄液の排出口20が設け
られていて、該側面12b近傍にも多数の流通孔22a
を有する排出側板22が配置されている。これら供給側
板18及び排出側板22の流通孔18a、22aは直径
5mmほどの細孔からなり規則的な間隔で開けられてい
て、供給口16から供給された洗浄液は供給側板18の
流通孔18aを通って均一の流れとなって内槽12の中
央部に流れ込み、排出側板22の流通孔22aを通って
排出口20から排出される。すなわち、これら供給側板
18、排出側板22は洗浄液の流れを整える整流板の働
きをしている。
【0012】また一方、前記外槽14の底面外側には超
音波振動装置24が取り付けられていて、外槽14内部
には前記内槽12の下部が入り込んでいる。使用時に
は、外槽内に純水26を満し、該純水26中に内槽12
の下部が浸されることになる。このように、外槽14に
満たされた純水26を介して内槽12に超音波をあてる
構造になっているので、内槽12に洗浄液がない状態で
誤って超音波振動装置24を駆動しても、超音波振動装
置24を空焚き状態にするおそれはない。
【0013】この洗浄槽10の純水リンス(洗浄)の方
法は、先ず洗浄槽の10の外槽14に純水を満たす。続
いて、内槽12の上部に設けられた図示せぬ蓋を開け
て、内部にウエハMを収納し、供給口16から純水を供
給して内槽12内に純水を満たす。外槽14に取り付け
られている超音波振動装置24を作動させながら、供給
口16から純水を供給し、かつ排出口20から図示せぬ
ポンプにより、内槽12内の純水量がほぼ一定量となる
ような速度で排水する。
【0014】内槽12の排出側、すなわち排出側板22
の手前近傍に、キャビテーション効果によるエアーが発
生しても、ウエハMへの超音波の伝達効率を低下させる
位置ではないので、超音波振動装置24の取り付けた効
果が発揮できる。このため、ウエハMは、全体に渡って
均一の水流の純水でリンスされるとともに、超音波によ
ってリンス効果の増進が図られる。
【0015】なお、上記例では、純水によるリンスを示
したが、他の薬液処理にも使用することができる。例え
ば、DHF液の場合には、供給口16に供給する供給量
と同等の液を排出口20からポンプで吸引して供給口1
6に戻すというように循環方式として用いることができ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
洗浄槽を内槽と外槽に分け、内槽をサイドフローリンス
形式に構成し、外槽の底面から液体を介して内槽に超音
波をあてるようにしたので、洗浄槽の排出側(サクショ
ン側)にキャビテーション効果によるエアーが発生して
も、超音波の伝達効率を低下させることがない。このた
め、被洗浄物に対する洗浄効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄槽の実施形態を模式的に示す
図である。
【図2】従来のダウンフロー式洗浄槽の構成を模式的に
示す図である。
【符号の説明】
10 洗浄槽 12 内槽 14 外槽 16 供給口 18 供給側板 18a 流通孔 20 排出口 22 排出側板 22a 流通孔 24 超音波振動装置 26 純水 M ウエハ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を収納する内槽と、該内槽の少
    なくとも一部を包むように配置された外槽との2重槽か
    らなる洗浄槽であって、 前記内槽の一方の側面に洗浄液の供給口を設け、かつ該
    側面近傍に多数の流通孔を有する供給側板を配置すると
    ともに、対向する他の側面に洗浄液の排出口を設け、か
    つ該他の側面近傍にも多数の流通孔を有する排出側板を
    配置して、供給口から供給された洗浄液が供給側板、排
    出側板の流通孔を介して排出口から排出されるように構
    成するとともに、前記外槽の底面に超音波振動装置を設
    け、かつ内部に液体を満たして、該液体を介して前記内
    槽に超音波をあてるように構成したことを特徴とする洗
    浄槽。
JP15736498A 1998-06-05 1998-06-05 洗浄槽 Pending JPH11347503A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15736498A JPH11347503A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 洗浄槽

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JP15736498A JPH11347503A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 洗浄槽

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JPH11347503A true JPH11347503A (ja) 1999-12-21

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462995B1 (ko) * 2002-01-30 2004-12-23 윈텍 이엔지(주) 실리콘 캐소드 홀 내면 연마장치
US8707971B2 (en) * 2008-05-16 2014-04-29 Xyratex Corporation Laminated walls for uniform fluid flow
JP2015073009A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 ウエハ洗浄装置およびウエハ洗浄方法
KR20180122554A (ko) * 2017-05-03 2018-11-13 램 리써치 코포레이션 컨디셔닝 챔버 컴포넌트

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KR100462995B1 (ko) * 2002-01-30 2004-12-23 윈텍 이엔지(주) 실리콘 캐소드 홀 내면 연마장치
US8707971B2 (en) * 2008-05-16 2014-04-29 Xyratex Corporation Laminated walls for uniform fluid flow
JP2015073009A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 ウエハ洗浄装置およびウエハ洗浄方法
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