JP2015073009A - ウエハ洗浄装置およびウエハ洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエハに付着したスラッジ等を確実に除去することを目的とする。【解決手段】ウエハ5に気体を噴射後、洗浄槽7内を減圧することで洗浄液6内およびスラッジ13内の気泡を膨張させることにより、ウエハ5間の隙間を大きくし、また、スラッジ13を粉砕することができるので、その後のシャワー洗浄や超音波洗浄においてスラッジ13の除去が容易となり、スライス後のウエハ5に付着したスラッジ13を十分に除去することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、スライスベースに接着剤で接着されたウエハを洗浄するウエハ洗浄装置、およびウエハ洗浄方法に関する。
従来のシリコンウエハなどのウエハの製造工程について、図11〜図13を用いて説明する。
図11は従来のウエハ製造方法およびウエハ洗浄方法を示す工程図、図12は従来のウエハの分離方法を説明する図、図13は従来の洗浄液の噴射と超音波洗浄とを同時に行うウエハ洗浄装置を説明する図である。
まず、図11(a)に示すように、インゴット1と称される塊状物を、スライスベース2と称される保持体に接着剤3を介して固定する。次に、図11(b)に示すように、このスライスベース2に固定されたインゴット1を、ワイヤソー4などでスライスすることでウエハ状態にする。ワイヤソー4にてスライスした場合、ウエハ5には切削油やスラッジ(切り屑)13が付着する。そのため、図11(c),図11(d)に示すように、スライスベース2に固定された状態にて、ウエハ5を予備的に洗浄する。このとき従来の構成では、図11(c)に示すように、まず、洗浄液6で満たされた洗浄槽7にウエハ5を浸し、噴射機構8より洗浄液6を噴射してウエハ5をシャワー洗浄する。このとき、必ずしも洗浄槽7は洗浄液6で満たされていなくても良く、洗浄槽7内でウエハ5を洗浄液6から露出させ、その状態でウエハ5に洗浄液6を噴射しても良い。その場合、シャワー洗浄後、ウエハ5を洗浄液6に浸漬させる。次に、図11(d)に示すように、洗浄液6で満たされた洗浄槽7にウエハ5を浸漬した状態で、ウエハ5を超音波装置9により超音波洗浄する。
次に、図12(a)および図12(b)に示すように、薬液もしくは熱水10で満たされた水槽29にスライスベース2に固定されたウエハ5を浸漬し、ウエハ5をスライスベース2に固定している接着剤3を薬液もしくは熱水10で軟化もしくは溶解させ、ウエハ5をスライスベース2から分離する。
次に、図12(c)および図12(d)に示すように、スライスベース2から分離されたウエハ5は、トレイ12に横方向(図12(c))もしくは縦方向(図12(d))に積層された後、図示されない枚葉装置を用いて一枚ずつ搬送アームを用いて搬送され、洗浄用のカセットに収納される。
次に、洗浄用カセットに収納されたウエハ5は、仕上げ洗浄、乾燥、ウエハ検査を経て製品ウエハとなる。
また、図13に示すように、スライスベース2に固定されたウエハ5を予備的に洗浄する他の手法として、洗浄槽7に噴射機構8および超音波装置9を有した装置を用いる場合もあった。このウエハ洗浄装置は、洗浄槽7内に超音波装置9と複数の噴射機構8とを備える構成であり、噴射機構8はウエハ5の間に洗浄液6を噴射できる位置に向かい合い、且つ向かい合う噴射機構8からの流れが反対方向になるように配置される。このようなウエハ洗浄装置により、超音波を印加しながら洗浄液6を噴射することにより、超音波で緩んだスラッジ13等を洗い流していた(例えば、特許文献1参照)。
特表2009−529781号公報
しかしながら、前記従来のウエハ洗浄装置およびウエハ洗浄方法において、シャワー洗浄だけではウエハ表面に固着したスラッジ13等を十分に除去することができない場合があった。また、超音波洗浄だけでも、隣接したウエハの隙間にばらつきがあり十分な隙間が生じない場合に、ウエハ表面のスラッジ13等が十分に除去できないという課題を有していた。
また、超音波洗浄とシャワー洗浄を同時に行う構成についても、洗浄槽7内において、噴射機構8から噴射された洗浄液6の噴流により超音波が減衰してウエハ5の隙間の奥まで届かないことがあり、十分な超音波洗浄の効果が得られず、ウエハ5表面のスラッジ13等が十分に除去できないという課題を有していた。
次に、スラッジ等がウエハに残った場合に生ずる不具合について、図14を用いて説明する。
図14はスラッジ等による不具合を説明する図である。
前記従来のウエハ洗浄装置およびウエハ洗浄方法においては、図14(a)に示すように、特にスライスベース2とウエハ5との接着領域の近傍のウエハ5表面(以下、ウエハトップ部という)の洗浄性が低く、ウエハトップ部にスラッジ13が固着したまま後工程に流れる場合があった。
通常、一本のインゴット1からは1000枚以上のウエハ5が得られるため、ウエハトップ部に厚み方向に20μmのスラッジ13が固着したままになると、20μm×1000枚×2(表裏)=40mmの厚み差が生じることになる。したがって、図14(b)および図14(c)に示すように、トレイ12にウエハ5を横方向(図14(b))もしくは縦方向(図14(c))に積層する際、ウエハトップ部にスラッジ13が残ってウエハ5の一部の厚みが厚くなるため、ウエハ5の整列性が悪くなり、枚葉装置で搬送ができなくなる場合があった。または、図14(d)に示すように、積層されたウエハ5の下部に偏荷重が生じ、ウエハ5が割れてしまう(符号Xで示す領域参照)などの品質課題をも有していた。
更に、仕上げ洗浄工程においては、スラッジ13を除去するのに多大な時間を要してしまうなど生産性の低下や、スラッジ13を完全には除去できないためウエハ検査機にて不良と判断されウエハの歩留低下の要因にもなっていた。
上記問題点を解決するため、本発明は、ウエハに付着したスラッジ等を確実に除去することを目的とする。
本発明のウエハ洗浄装置は、スライスベースに固定された複数のウエハを洗浄するウエハ洗浄装置であって、洗浄液を貯留する洗浄槽と、前記洗浄槽を密閉する洗浄蓋と、前記洗浄槽内を減圧する減圧装置と、前記スライスベースを保持して前記複数のウエハを前記洗浄槽の前記洗浄液に浸漬させる保持台と、前記ウエハを超音波洗浄する超音波装置と、前記洗浄槽内に配置されて前記ウエハに気体および前記洗浄液を含む複数の流体の内1または2以上の前記流体を組み合わせた流体を噴射する複数の噴射機構と、前記複数の噴射機構から少なくとも気体を噴射した後に前記洗浄槽内を減圧し、減圧した状態で前記超音波洗浄を行うように前記減圧装置,前記超音波装置および前記噴射機構を制御する制御装置とを有することを特徴とする。
本発明の洗浄方法は、スライスベースに固定された複数のウエハを洗浄する際に、前記ウエハを洗浄液に浸漬させる工程と、互いに隣り合う前記ウエハ間の隙間に気体を噴射する工程と、前記洗浄液内を減圧する工程と、減圧した状態で前記ウエハに超音波を照射して超音波洗浄を行う工程とを有することを特徴とする。
以上のように、ウエハに気体を噴射後、洗浄槽内を減圧することで洗浄液内およびスラッジ内の気泡を膨張させることにより、ウエハ間の隙間を大きくし、また、スラッジを粉砕することができるので、その後のシャワー洗浄や超音波洗浄においてスラッジの除去が容易となり、スライス後のウエハに付着したスラッジを十分に除去することができる。
本発明のウエハ洗浄装置の構成を示す図 本発明のウエハ洗浄方法を説明するフロー図 本発明におけるウエハを洗浄液に浸漬させた状態を説明する図 本発明の流体噴射の制御と流体によりウエハ間の間隔が広がる様子とを説明する図 本発明の気泡が発生する様子を説明する図 本発明の減圧により膨張した気泡の作用を説明する図 本発明の超音波洗浄を説明する図 本発明の整流板を供える吸引ユニットによる流動を説明する図 本発明の保持台に固定されたウエハを傾斜させる構成を説明する図 本発明のヒーターにより気泡を発生させるウエハ洗浄装置の構成を示す図 従来のウエハ製造方法およびウエハ洗浄方法を示す工程図 従来のウエハの分離方法を説明する図 従来の洗浄液の噴射と超音波洗浄とを同時に行うウエハ洗浄装置を説明する図 スラッジ等による不具合を説明する図
一般的に、ウエハは、スライスベースに接着剤を介して接着されるインゴットをスライスして、スライス面を表面とする平板状のウエハとして形成される。各ウエハは、隣り合うウエハのスライス面である表面が向かい合うように並んでおり、向かい合う表面の間には、スライスの際に生じる隙間が形成されている。スライスの際に、ウエハには切削油やスラッジ(切り屑)等の汚れが付着する。そのため、スライスベースに固定された状態にて、ウエハを予備的に洗浄している。その後、ウエハは、仕上げ洗浄、乾燥、ウエハ検査を経て製品ウエハとなる。
本発明は、スライスベースに固定された状態のウエハに対する予備的な洗浄を行うウエハ洗浄装置およびウエハ洗浄方法に関するものである。
予備的な洗浄は、ウエハを洗浄液に浸漬させた状態で、ウエハに洗浄液を噴射するシャワー洗浄と超音波を印加する超音波洗浄を行うことにより実施する。本発明では、シャワー洗浄の際、あるいはシャワー洗浄と前後して、ウエハに気体を噴射し、その後、洗浄液内を減圧し、減圧状態で、超音波洗浄、シャワー洗浄、あるいはその両方を行うことを特徴とする。
このように、気体を噴射することによりウエハに気泡を付着させ、その後、減圧することにより、気泡が膨張し、ウエハ間の隙間を大きくして洗浄効果を向上させるとともに、スラッジ内部の気泡も膨張することによりスラッジを破砕し、これによっても洗浄効果を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態として具体例について、図1から図10を用いて説明をする。
(実施の形態1)
図1は本発明のウエハ洗浄装置の構成を示す図、図2は本発明のウエハ洗浄方法を説明するフロー図、図3は本発明におけるウエハを洗浄液に浸漬させた状態を説明する図、図4は本発明の流体噴射の制御と流体によりウエハ間の間隔が広がる様子とを説明する図、図5は本発明の気泡が発生する様子を説明する図、図6は本発明の減圧により膨張した気泡の作用を説明する図、図7は本発明の超音波洗浄を説明する図、図8は本発明の整流板を供える吸引ユニットによる流動を説明する図、図9は本発明の保持台に固定されたウエハを傾斜させる構成を説明する図、図10は本発明のヒーターにより気泡を発生させるウエハ洗浄装置の構成を示す図である。
図1に示すように本発明の実施の形態1におけるウエハ洗浄装置は、スライスベース2に接着剤3で接着された複数のウエハ5を洗浄する洗浄装置であって、洗浄液6を貯留する洗浄槽7と、洗浄槽7を密閉する洗浄蓋11と、洗浄槽7内を減圧する減圧装置24と、洗浄槽7の洗浄液6にウエハ5を下向きに浸漬させることが可能なように複数のウエハ5を保持する保持台16と、複数の隣接したウエハ5の隙間に、2種類の流体18、19を噴射可能である複数のノズルである噴射機構8と、噴射機構8からの噴射を制御する噴射ユニット14と、噴射ユニット14から噴射された流体の流道を強制的に調整できる機構であり、噴射機構8とウエハ5を挟んで向かい合う位置に配置された吸引排出ユニット15と、複数のウエハ5に超音波洗浄を実施する超音波装置9を有している。
流体18は気体、流体19は洗浄液6や洗浄液6を含む複数の液体であるが、実施の形態1では、流体18として空気を使用する。
複数の噴射機構8は、洗浄液6である流体19の単独噴射を行う場合と、もしくは流体19と空気である流体18の同時噴射を行う場合とを切替えることが可能である。
また、複数の噴射機構8は、水平方向すなわちウエハ5のスライス面である表面と直交する方向にかつ等間隔に、ウエハ5の隙間と向かい合いウエハ5の隙間内に流体を噴射できる位置に配置されることが好ましく、水平方向に揺動する機構を有することもできる。また、噴射機構8は、垂直方向に揺動する機構を有することもでき、更に水平方向に揺動すると共に垂直方向に揺動する機構を有することもできる。すなわち、噴射機構8が、流体の出射方向を水平方向または垂直方向、その両方の方向に可変する構成とすることができる。また、噴射機構8の位置を出射方向に移動可能とする機構を設け、ウエハ5と噴射機構8との距離を任意に調整可能としても良い。噴射機構8の位置を出射方向に移動させることにより、流体18の噴射によるウエハ5の開閉に自由度を持たすことができ、また、噴流を減衰させずに流体19をウエハ5の遠方まで届かせることを可能とすることから、よりスラッジの除去効果が向上する。
また、複数の噴射機構8は1列に並べて配置しても良いが、上下方向に2列以上あってもよく、上下列に分かれて流体18用の噴射機構8と流体19用の噴射機構8とが配置されてもよい。ここで、ウエハ5のスライス面である表面およびスライスベース2と接着された面に隣接するウエハ5の面を側面とし、噴射機構8はウエハ5の側面と向かい合って配置される。また、ウエハ5のスライス面と直交し、スライスベース2のウエハ5が接着された面と平行な面を水平面とする。また、ウエハ5の配列方向であり、ウエハの表面と直行する方向を水平方向とし、ウエハ5から見て、ウエハ5が接着されたスライスベース2の接着面の方向を上方向、その逆方向を下方向とする。また、水平方向と直交し、スライスベース2のウエハ5が接着された接着面と直交する方向を垂直方向とする。
更に、本発明のウエハ洗浄装置は、噴射機構8および噴射ユニット14の動作を制御する制御装置(図示せず)を備える。また、制御装置(図示せず)は、超音波洗浄装置9や減圧装置24の動作や動作のタイミングを制御する。
次に、本発明の実施の形態1における洗浄装置を用いた洗浄方法について説明する。
まず、図3に示すように、スライスベース2に固定された複数のウエハ5を保持台16で保持した状態において、洗浄液6で満たされた洗浄槽7に、ウエハ5を完全に浸漬させる(図2のステップ1)。
次に、複数のウエハ5に向かって、複数の噴射機構8より洗浄液6である流体19を単独噴射してシャワー洗浄する(図2のステップ2)。この時、複数の噴射機構8を水平方向や垂直方向に揺動させても良い。これにより、複数のウエハ5にわたって流体19を噴射できると共に、複数の隣接したウエハ5の隙間および外周部に付着したスラッジ13を効率的に除去することができる。
ここで、複数の噴射機構8より噴射される流体19の流量および圧力は、特に限定されないものの、洗浄効率を考慮して、それぞれ、1.5L/分以上5.0L/分以下、および0.2MPa以上0.5MPa以下が望ましい。
また、複数の噴射機構8の揺動する速度は、複数の隣接したウエハ5を一枚ずつ確実に洗浄させるため、低速であるほうが好ましく、特に限定されないものの、0.3mm/秒以上3.0mm/秒以下が望ましい。速度が0.3mm/秒未満になると、全てのウエハ5の隙間に噴射するための時間が長くなりすぎ、3.0mm/秒より早くなると、ウエハ5を洗浄する前に移動してしまい、洗浄性が低下する。
更に、複数のウエハ5に向かって洗浄液6である流体19の単独噴射もしくは、流体19と空気である流体18との同時噴射を行う(図2のステップ3)。ここで、図4(a)に示すように、各噴射機構8は噴射ユニット14と接続され、制御装置(図示せず)による制御に基づいて噴射ユニット14の配管25は導入される流体18および流体19の量を調整できる構成である。すなわち、各噴射機構8は、それぞれ個別の配管25と接続され、各配管25には流体18および流体19の両方が導入される。更に、各配管25に導入される流体18および流体19の量は調整可能な構成であり、更に、流体18および流体19の両方の導入量を独立して計測可能な圧力計23が設けられている。このような配管25を経由して、洗浄液6である液体19と空気である流体18の割合を個別に調整し、噴射ユニット14を介して、噴射機構8から2種類の流体を噴射する。なお、流体18専用の噴射機構8と、流体19専用の噴射機構8とを別個設け、配管25に導入される流体18および流体19の流量を調整し、別個の噴射機構8から2種類の流体を噴射しても良い。
また、噴射された流体18および流体19を、ウエハ5を挟んで噴射機構8と向かい合う位置に配備された吸引排出ユニット15を設けて吸引することもできる。吸引排出ユニット15を設けることにより、流体を強制的に均等に吸引することができ、図4(b)で示すように、流体18および流体19は、吸引ユニット15の方向へ複数のウエハ5間を水平且つ均一に通る為、複数のウエハ5は、互いにウエハ5の隙間が大きくなるように広がる。つまり、図4(c)に示す状態から、図4(d)に示すような、満遍なく広がった状態になる。
この時の噴射機構8から噴出される流体18および流体19の流量および圧力は、図4(a)で示すように、個別に圧力計23を用いて調整できるが、それぞれの流量は1.5L/分以上5.0L/分以下、圧力は0.2MPa以上0.5MPa以下とすることが望ましい。
次に、この複数のウエハ5の開いた隙間に、空気である流体18を単独で、もしくは洗浄液6である流体19と共に噴射する(図2のステップ4)。同時噴射した場合、流体中の空気は水より比重が軽い為、図5(a)で示すように、ウエハ5間の上側である接着剤3により接続されたウエハトップ部26近傍に満遍なく気泡17を滞在させる事ができる。
次に、図5(b)に示すように洗浄槽7に洗浄蓋11を被せ密閉状態にする。
更に、密閉された洗浄槽7を減圧装置24を用いて減圧をおこなう(図2のステップ5)。減圧後の洗浄槽7内の圧力は気泡17の発生、膨張を考慮して定めればよく、特に指定はないものの、−0.3 MPa以上0MPa以下とし、−0.1MPa以上0MPa以下とすることが望ましい。
減圧開始から時間が経過すると洗浄槽7内は真空状態へと変化する。このとき、図6(a)で示すように、減圧により複数のウエハ5の隙間に滞在していた気泡17は、徐々に膨張していきウエハ5間の隙間を更に広げる。
更に、図6(b)に示すように、スラッジ13の中に存在していた気泡17も減圧により膨張し、塊であったスラッジ13が爆発する事により細分化される。そして、図6(c)に示すように、細分化されたスラッジ13は、開かれたウエハ5の隙間より容易に排出されるようになる。そのため、流体18と同時に照射される流体19によるシャワー洗浄効果、あるいは後出の超音波洗浄効果により、細分化されたスラッジ13は容易に排出され、洗浄効果の向上を図ることができる。
また、減圧することにより、洗浄液6中の気体が飽和し、洗浄液6は無気状態に整えられ脱気水へと変わる。
次に、減圧状態において超音波装置9より超音波を発振して超音波洗浄する(図2のステップ6)。
減圧により無気状態に整えられた洗浄液6は、図7で示すように、超音波装置9から印加される超音波を阻害する原因の一つである気泡17(図5参照)あるいは溶存酸素が少ない脱気水であるので、超音波のキャビテーション効果を最大限に発揮し、強力な洗浄効果を得る事ができる。
この超音波9の効果により、細分化されたスラッジ13は、図6(c)で示したように複数のウエハ5より容易に剥離され排出される。
この時の周波数は、特に限定されないものの、低周波(40kHz)、高周波(100kHz)の単独出力または低周波、高周波の同時出力が望ましい。また、減圧と超音波の連動時間は特に限定されないものの1秒以上60秒以内が望ましい。
ここで、超音波装置9は、図1に示すように洗浄槽7の外側に配置しても良いし、洗浄槽7の内側に配置しても良い。洗浄によりスラッジ13が剥がれ落ち、洗浄液6内を滞留し、堆積する。超音波装置9を洗浄槽7の内側に配置した場合は、超音波装置9にスラッジ13が堆積して超音波装置9の性能を劣化させる場合があるが、洗浄槽7の外側に超音波装置9を配置した場合は、洗浄液6内のスラッジ13が超音波装置9に堆積することによる超音波装置9の性能劣化を防止することができる。
また、超音波洗浄と同時に、噴射機構8より洗浄液6からなる流体19を噴射してシャワー洗浄を行っても良い。これにより、より効果的にスラッジ13の排出を行うことができる。
次に、洗浄時間終了後、または気泡17が無くなり次第洗浄槽7内を大気開放する(図2のステップ7)。更に、ウエハ5の隙間を広げる噴射(図2のステップ3)から大気開放(図2のステップ7)のサイクルを複数回繰り返しても良く、繰り返すことにより複数のウエハ5に滞在していたスラッジ13は次第に無くなり、より効果的な洗浄を行うことができる。
最後に、大気開放後に、噴射ユニット14と吸引排出ユニット15を連動して揺動させ、噴射機構8から流体18または流体19、あるいはその両方を噴出しながら、吸引排出ユニット15から流体18や流体19を吸引する(図2のステップ8)。これにより、図4(d)に示すように、ウエハ5を開いた状態を保ち、洗浄液6内に残ったスラッジ13を容易に排出て吸引排出ユニット15で回収し、洗浄槽7内の洗浄液6の清浄化を行うことができる。
なお、図8に示すように、吸引排出ユニット15に整流板21を設置しても良い。吸引排出ユニット15に整流板21を設けることにより、吸引排出ユニット15の中に盛り込まれた整流板21が流体18,19の流道28を強制的に作り、流体18,19をほぼ均等に直線的に矯正することができる。そのため、図4(d)に示すように、ウエハ5を開いた状態を保つことができ、ウエハ5からスラッジ13をより確実に除去することができると共に、スラッジ13を容易に排出し洗浄槽7内の洗浄液6の清浄化をより効率的に行うことができる。
また、図9(a),図9(b)に示すように、気体の流体18を噴射して気泡を注入する際、保持台16を、前記複数のウエハ5がスライス面に沿った方向に移動するように傾斜(図の+の方向)させても良く、これにより、ウエハ5が接着されるスライスベース2の接着面が傾斜する。
傾斜角度Aは特に限定はされないものの、気泡17が効率的に排出できるように、Aを0度より大きく45度以下とし、例えば10度以上30度以下とすることが望ましい。
このような傾斜を設けることにより、気体の流体18により生じた気泡17は、図9(b)に示すように、傾斜の角度に応じて液面方向へ流れ出る。その際、ウエハ5に付着しているスラッジ13も同時に排出できる為、更に洗浄性を向上することができる。
また、上記説明では、気泡17を発生させるために、気体の流体18を噴出して加圧していたが(図5参照)、図10に示すように、流体18の噴出機構8および減圧装置に代わり、洗浄槽7内または外にヒーター22を設けても良い。この場合、洗浄槽の気密性を高めるための洗浄蓋は、必ずしも設けることを要しない。また、ヒーター22の動作および動作のタイミングも制御装置(図示せず)にて制御する。
まず、洗浄槽7に搭載しているヒーター22により、洗浄槽7内の水温を40度〜90度に加熱する。これにより、洗浄槽7内では、シリコンのウエハ5またはスラッジ13と洗浄液6は、化学反応式(2)に示すように酸化反応をおこし水素が発生する。
Si + 2HO → SiO +2H ・・・・(2)
発生した水素は、前記洗浄方法における複数のウエハ5の間の気泡17(図5参照)と同じ作用を有する気泡27となり、気泡27の膨張収縮を利用した減圧洗浄が可能となる。
以上のように、気泡17を注入して膨張させる減圧洗浄や、酸化反応などにより気泡27を発生させる減圧洗浄方法を組み合わせる事により、複数のウエハ5の表面に付着したスラッジ13を効率よく除去でき、製品ウエハの品質を向上するとともに、後工程の生産性を向上して歩留まりを向上することができる。その為、本発明のウエハ洗浄装置およびウエハ洗浄方法は、例えば太陽電池などのウエハ製造に好適に用いられる。
本発明は、スライス後のウエハに付着したスラッジ等を確実に除去することができ、スライスベースに接着剤で接着されたウエハを洗浄するウエハ洗浄装置、およびウエハ洗浄方法等に有用である。
1 インゴット
2 スライスベース
3 接着剤
4 ワイヤソー
5 ウエハ
6 洗浄液
7 洗浄槽
8 噴射機構(ノズル)
9 超音波装置
10 薬液もしくは熱水
11 洗浄蓋
12 トレイ
13 スラッジ
14 噴流ユニット
15 吸引排出ユニット
16 保持台
17 気泡
18 流体(気体)
19 流体(液体)
21 整流板
22 ヒーター
23 圧力計
24 減圧装置
25 配管
26 ウエハトップ部
27 気泡
28 流動
29 水槽

Claims (12)

  1. スライスベースに固定された複数のウエハを洗浄するウエハ洗浄装置であって、
    洗浄液を貯留する洗浄槽と、
    前記洗浄槽を密閉する洗浄蓋と、
    前記洗浄槽内を減圧する減圧装置と、
    前記スライスベースを保持して前記複数のウエハを前記洗浄槽の前記洗浄液に浸漬させる保持台と、
    前記ウエハを超音波洗浄する超音波装置と、
    前記洗浄槽内に配置されて前記ウエハに気体および前記洗浄液を含む複数の流体の内1または2以上の前記流体を組み合わせた流体を噴射する複数の噴射機構と、
    前記複数の噴射機構から少なくとも気体を噴射した後に前記洗浄槽内を減圧し、減圧した状態で前記超音波洗浄を行うように前記減圧装置,前記超音波装置および前記噴射機構を制御する制御装置と
    を有することを特徴とするウエハ洗浄装置。
  2. 前記複数の噴射機構から噴射する前記気体および前記洗浄液の噴射圧および流量を制御する噴射ユニットを更に有することを特徴とする請求項1記載のウエハ洗浄装置。
  3. 前記複数の噴射機構と前記ウエハを挟んで向かい合う位置に配置された吸引排出ユニットをさらに有し、前記複数の噴射機構が揺動し、前記複数の噴射機構の揺動に連動して前記吸引排出ユニットが揺動することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウエハ洗浄装置。
  4. 前記吸引排出ユニットが整流板を備えることを特徴とする請求項3記載のウエハ洗浄装置。
  5. 前記複数の噴射機構は、前記ウエハの表面と直交する水平方向にかつ等間隔に少なくとも一列に配置され、出射方向を前記水平方向、または前記水平方向と直行し、かつ前記ウエハの表面と平行な垂直方向、もしくはその両方の方向に可変であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のウエハ洗浄装置。
  6. 前記複数の噴射機構は、液体の単独噴射、もしくは前記気体を含む2種類以上の流体の同時噴射の切替えが可能であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のウエハ洗浄装置。
  7. 前記複数の噴射機構が移動可能であり、前記複数の噴射機構と前記複数のウエハとの距離を任意に調整できることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のウエハ洗浄装置。
  8. 減圧して前記洗浄液を含む流体の噴射および前記超音波洗浄を行った後、前記洗浄槽内を大気開放し、減圧から大気開放の動作を複数回繰り返すことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のウエハ洗浄装置。
  9. スライスベースに固定された複数のウエハを洗浄するウエハ洗浄装置であって、
    洗浄液を貯留する洗浄槽と、
    前記洗浄液を加熱するヒーターと、
    前記スライスベースを保持して前記複数のウエハを前記洗浄槽の前記洗浄液に浸漬させる保持台と、
    前記ウエハを超音波洗浄する超音波装置と、
    前記洗浄槽内に配置されて前記ウエハに気体および前記洗浄液を含む複数の流体の内1または2以上の前記流体を組み合わせた流体を噴射する複数の噴射機構と、
    前記複数の噴射機構から少なくとも気体を噴射した後に前記洗浄槽内を加熱し、加熱した状態で前記超音波洗浄を行うように前記ヒーター,前記超音波装置および前記噴射機構を制御する制御装置と
    を有することを特徴とするウエハ洗浄装置。
  10. 前記保持台は、前記複数のウエハがスライス面に沿った方向に移動するように傾斜可能であることを特徴とする請求項1記載のウエハ洗浄装置。
  11. スライスベースに固定された複数のウエハを洗浄する際に、
    前記ウエハを洗浄液に浸漬させる工程と、
    互いに隣り合う前記ウエハ間の隙間に気体を噴射する工程と、
    前記洗浄液内を減圧する工程と、
    減圧した状態で前記ウエハに超音波を照射して超音波洗浄を行う工程と
    を有することを特徴とするウエハ洗浄方法。
  12. スライスベースに固定された複数のウエハを洗浄する際に、
    前記ウエハを洗浄液に浸漬させる工程と、
    互いに隣り合う前記ウエハ間の隙間に気体を噴射する工程と、
    前記洗浄液内を加熱する工程と、
    加熱した状態で前記ウエハに超音波を照射して超音波洗浄を行う工程と
    を有することを特徴とするウエハ洗浄方法。
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