JPH11346409A - 着脱・脱落防止装置 - Google Patents

着脱・脱落防止装置

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JPH11346409A
JPH11346409A JP15321098A JP15321098A JPH11346409A JP H11346409 A JPH11346409 A JP H11346409A JP 15321098 A JP15321098 A JP 15321098A JP 15321098 A JP15321098 A JP 15321098A JP H11346409 A JPH11346409 A JP H11346409A
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electric wire
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Masahito Kurata
雅人 倉田
Koichi Ito
広一 伊藤
Junichi Sato
淳一 佐藤
Hiroshi Maeda
廣 前田
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Tohoku Electric Power Co Inc
Daito Denzai Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Daito Denzai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で且つ作業性よく、電線に計測器等を吊
り下げたり、あるいは吊り下げられた計測器等を電線か
ら取り外したりすることができるようにする。 【解決手段】 CTクランプを有する記録電流計Aを脱
落しないように収容して保持するための収容空間11を
有する上下端が開口したボックス状の装置本体10と、
該装置本体10の前後板12,13の外面下端側にそれ
ぞれピン21を介して揺動可能に連結された1対の板状
の係止部材20,20と、装置本体10の一側部(図1
では右側)に装備され、係止部材20,20を操作する
操作部材30と、装置本体10の前板12の上端側にピ
ン41を介して揺動可能に装備された電線感知レバー4
0とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線に計測器等を
吊り下げたり、あるいは吊り下げられた計測器等を電線
から取り外したりするための、着脱・脱落防止装置に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】架空高圧線の保守、点
検等の為に、例えば、架空高圧線にメモリーカード式記
録電流計を吊り下げ、該記録電流計により、所定期間、
架空高圧線に流れる電流値を記録する場合に、安全上の
観点から電線に吊り下げられた記録電流計が脱落しない
ように、脱落防止措置を施すことが要請される。また、
作業性の観点からは、架空高圧線への記録電流計の取り
付け(吊り下げ)、取り外し(撤去)が簡単且つ迅速に
行えることが要請される。さらに、同じく作業性の観点
から、軽量であることが要請される。軽量化は、作業性
の観点以外に、例えば架空高圧線に記録電流計とともに
吊り下げられる場合、架空高圧線にかかる負担を可及的
に少なくするという観点からも要請される。
【0003】本発明は、電線に計測器等を吊り下げた
り、あるいは吊り下げられた計測器等を電線から取り外
したり(撤去したり)する際に、上記安全性及び作業性
の両方の要請を満たす軽量な着脱・脱落防止装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の着脱・脱落防止装置は、電線に計測器等の被吊下物
を取り付け、電線から計測器等の被吊下物を取り外し、
あるいは電線に取り付けられた被吊下物の脱落を防止す
る着脱・脱落防止装置であって、被吊下物を脱落しない
ように収容して保持するための収容空間を有する装置本
体と、該装置本体に揺動可能に装備されて、電線に係脱
自在に係止する係止部材と、前記装置本体に装備され、
前記係止部材を操作する操作部材とを具備し、前記操作
部材は、前記係止部材に係止して該係止部材を前記装置
本体に対して揺動しないようにロックし、電線に計測器
等の被吊下物を取り付け、あるいは電線から計測器等の
被吊下物を取り外しをする際、前記係止部材から外され
て該係止部材のロックを解除することを特徴としてい
る。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の着脱・脱落防止装
置の一実施例を示す全体の正面図、図2は同側面図、図
3は絶縁操作棒の把持爪片を装置本体と操作部材に係止
させた状態を説明する正面図、図4は電線に吊り下げる
ため、記録電流計のCTクランプと係止部材を開いた状
態を説明する正面図、図5は電線に吊り下げるため、記
録電流計のCTクランプと係止部材内に電線を導入する
状態を説明する正面図、図6は記録電流計のCTクラン
プ、係止部材を閉じた状態(操作部材30の係止突起3
2が係止部材20のピン24と係止したロック状態)の
部分正面図、図7は図6に示すロック状態を解除した状
態(係止部材32がピン24から離れている状態)の部
分正面図、図8はCTクランプが開いた状態(操作部材
30の押圧部材34がCTクランプの背面を押圧する状
態)の部分正面図、図9は記録電流計のCTクランプ及
び係止部材内に電線が完全に導入された状態を説明する
正面図、図10は絶縁操作棒の側面図である。
【0006】図1乃至図3に示す本実施例は、記録電流
計を電線に吊り下げ、あるいは記録電流計を電線から取
り外す(撤去する)、記録電流計用着脱・脱落防止装置
に関するものであるが、本発明の着脱・脱落防止装置
は、この実施例にのみ限定されるものではなく、記録電
流計以外の計測器、あるいは計測器以外の電線保守、点
検装置等を電線に吊り下げ、あるいは電線から撤去する
のに利用される。
【0007】図1乃至図3に示すように、本実施例の着
脱・脱落防止装置は、被吊下物であるCTクランプを有
する記録電流計Aを脱落しないように収容して保持する
ための収容空間11を有する上下端が開口したボックス
状の装置本体10と、該装置本体10の前後板12,1
3の外面下端側にそれぞれピン21を介して揺動可能に
連結された1対の板状の係止部材20,20と、装置本
体10の一側部(図1では右側)に装備され、係止部材
20,20を操作する操作部材30と、装置本体10の
前板12の上端側にピン41を介して揺動可能に装備さ
れた電線感知レバー40とを具備して構成される。
【0008】装置本体10は、上述した前後板12,1
3の他に、側板14,15を具備して、これら前後板1
2,13,側板14,15により上述した収容空間11
を区画する。装置本体10の他側部(図1の左側)の前
後板12,13間には保持片16が揺動可能に設けられ
る。この保持片16は、図示しないコイルスプリング等
により収容空間11側に付勢されて、該収容空間11内
に記録電流計Aが収容されたとき、該記録電流計Aの一
側面に係合圧接して記録電流計Aが収容空間11内から
抜け出ないようにするものである。前後板12,13の
上端一側部(図1の右側)には、係止部材20の揺動範
囲を制限するスリット12a,13aがそれぞれ形成さ
れる。前後板12,13の中央部分には、その重量を可
及的に軽くするために略円形状の開口12b,13bが
それぞれ形成される。また、装置本体10の一側板14
側の下端には、絶縁操作棒60の1対の把持爪片61,
61(図3,9参照)のうち一方の把持爪片61が係脱
自在に係止する被係止部としての係止孔17が形成され
る。さらに、装置本体10の一側部の下端には、鎖片1
8を介して取り付けリング19が設けられる。この取り
付けリング19は、作業時に、絶縁操作棒60の上端部
分に引っかけて装置本体10(着脱・脱落防止装置)が
誤って作業者の頭上等に落下しないようにするもので、
安全性の観点から設けられ。
【0009】各係止部材20は、その下端部側が上述し
たピン21を介して前後板12,13の略中央下端に揺
動可能に連結され、その上端部側に電線Wに係止する係
止凹部22がそれぞれ形成される。また、係止部材2
0,20の上端部間には、棒状の保持部材23が架け渡
されており、記録電流計Aを収容空間11内に収容した
とき、該記録電流計AのCTクランプBの背面に係止し
て、上述した保持片16と共に記録電流計Aを収容空間
11内から抜け出ないように保持する。保持部材23
は、CTクランプBを開いたときに、該CTクランプB
によって押圧され、これにより各係止部材20がピン2
1を支点として図4に示すようにCTクランプBと共に
回動する。各係止部材20の上端部側の一側部(図1の
右側)の内面には、前後板12,13に形成したスリッ
ト12a,13aに係止するピン24がそれぞれ突設さ
れる。これにより、各係止部材20の装置本体10に対
する揺動範囲が制限される。各ピン24は、スリット1
2a,13aを介して前後板12,13間の空間内に突
出する。前板12上に位置する一方の係止部材20と電
線感知レバー40との間には、付勢手段としてのコイル
スプリング50が設けられ、該コイルスプリング50の
バネ力により各係止部材20をその閉じ位置(図1に示
すように、各ピン24がスリット12a,13aの他端
側に位置した状態)に付勢する。
【0010】操作部材30は、装置本体10の一側部
(図1の右側)に装備され、その上端側部分がピン31
を介して前後板14,15間に揺動可能に連結される。
操作部材30の上部先端には係止突起32が形成され
る。この係止突起32は、コイルスプリング33のバネ
力により付勢されて、各係止部材20のピン24に係止
する。コイルスプリング33は、ピン31の回りに巻き
付けられ、一端が操作部材30側に引っかけられ、他端
が装置本体10側に引っかけられて、係止突起32をピ
ン24側に付勢する。これにより、操作部材30は、ピ
ン24がスリット12a,13aの他端側に位置する、
係止部材20の閉じ位置(図1参照)に、該係止部材2
0をロックする。これに対し、係止突起32がピン24
から外れるときには、係止部材20は係止突起32(操
作部材30)によるロックが解除されて、図1の時計方
向に回動することが可能となる。また、操作部材30の
中間高さ位置であって装置本体10の一側板14側の箇
所には、該一側板14の切り欠き部(図示せず)を介し
て収容空間11内に臨む円盤状の押圧片34がピン35
を介して回転可能に設けられる。この押圧片34は、操
作部材30を操作して係止突起32を係合ピン24から
外したとき(図3の矢印C方向に操作部材30を回動し
たとき)、CTクランプBの操作部分を押圧して、該C
TクランプBを開くものである。CTクランプBを開く
と、上述したように、該CTクランプBが保持部材23
を押圧して係止部材20を図4に示すように回動させて
開く。さらに、操作部材30の下端部には、絶縁操作棒
60の1対の把持爪片61,61(図3参照)のうち他
方の把持爪片61が係脱自在に係止する被係止部として
の係止段部36が形成される。
【0011】電線感知レバー40は、装置本体10の前
板12の外面上端に装置本体10の一側部(図1の右
側)から他側部(図1の左側)にかけて伸びる板状の部
材で、その一端部(図1の右側)が自由端で、その他端
部が上述した如くピン41を介して前板12に揺動可能
に取り付けられる。電線感知レバー40は、係止部材2
0,20と共に電線W(図4,5参照)を挟持して、装
置本体10が電線Wの軸線方向に沿って移動するのを防
止する。電線感知レバー40の自由端には、例えば赤色
に着色された表示部42が設けられ、電線Wに係止部材
20を係止させる際、電線感知レバー40が電線Wに押
されて回動するのを地上や作業バケット等から目視でき
るようにしてある。また、上述したように前板12上の
係止部材20と電線感知レバー40との間に設けたコイ
ルスプリング50により、電線感知レバー40は電線W
を挟持する方向(図1の反時計方向)に付勢される。
【0012】なお、本実施例では、電線感知レバー40
を前板12上に設けた場合を示したが、後板13上に設
けてもよいことは勿論である。
【0013】本実施例に使用する絶縁操作棒60には、
例えば図10に示すように、主操作棒62の上端に上述
した1対の把持爪片61,61が装備される。また、主
操作棒62と平行に副操作棒63が装備され、該副操作
棒63の上端部分が1対の把持爪片61,61のうちの
一方の把持爪片61に図示しないピンを介して連結され
る。副操作棒63の下端部分は、主操作棒62の下端寄
り部分に装備したレバー64にピン65を介して連結さ
れる。レバー64を把持して主操作棒62側に回動する
と、副操作棒63が下方に移動して一方の把持爪片61
を他方の把持爪片61側に回動させる。これにより、1
対の把持爪片61,61が閉じる。また、レバー64を
主操作棒62から離す方向に回動すると、副操作棒63
が上方に移動して一方の把持爪片61を他方の把持爪片
61から離れる方向に回動させる。これにより、1対の
把持爪片61,61が開く。
【0014】次に、上記実施例の着脱・脱落防止装置に
より記録電流計Aを電線Wに吊り下げたり、あるいは電
線Wから吊り下げた記録電流計Aを取り外す方法につい
て説明する。
【0015】記録電流計Aを電線Wに吊り下げる場合に
は、まず記録電流計Aを装置本体10の収容空間11内
に収容する。このとき,保持片16が記録電流計Aの側
面に形成した凹部に圧接する。記録電流計Aを収容空間
11内に挿入する際には保持部材23がCTクランプB
に引っ掛かるで、係止部材20をピン21を支点とし
て、一旦、図1の時計方向に回動させておき、保持部材
23がCTクランプBの邪魔にならないようにする。記
録電流計Aが収容空間11内に収容されたら係止部材2
0を離すと、コイルスプリング50のバネ力で元の位置
に戻り、保持部材23がCTクランプBの背面に当接す
る。収容空間11内に記録電流計Aを収容した状態で
は、保持片16と保持部材23とにより、記録電流計A
は脱落しないように収容空間11内に保持される。ま
た、操作部材30の係止突起32がコイルスプリング3
3のバネ力で係止部材20のピン24に係止して、該係
止部材20をその閉じ位置(ピン24がスリット12
a,13bの他端側に係止している状態)にロックする
(図6参照)。
【0016】次いで、図3に示すように、係止孔17と
係止段部36に絶縁操作棒60の把持爪片61,61を
引っかけるとともに、取り付けリング19を絶縁操作棒
60の上端部分に引っかける。このようにして装置本体
10を絶縁操作棒60の上端部分に取り付けたら、装置
本体10を電線Wの高さ位置まで持ち上げる。
【0017】次いで、絶縁操作棒60のレバー64を握
り把持爪片61,61を閉じると、図4に示すように、
操作部材30がピン31を支点として装置本体10側に
回動して、係止突起32がピン24から離れて係止部材
20のロック状態を解除する(図7参照)。押圧片34
がCTクランプBの背面を押圧するのにともなってCT
クランプBが開き、この開き過程でCTクランプBが保
持部材23を介して係止部材20をピン21を支点とし
て回動させ、係止部材20を開く。このときピン24は
係止部材20の回動にともなってスリット12a,13
aの一端側に移動する(図8参照)。ピン24がスリッ
ト12a,13aの一端に当接するまで係止部材20が
回動すると、係止部材20はその最大開き位置になる。
【0018】CTクランプB及び係止部材20を開いた
状態に維持しながら、装置本体10を電線W側に持ち上
げると、電線WがCTクランプB及び係止部材20の係
止凹部22内に位置するようになる。さらに、装置本体
10を電線W側に持ち上げると、電線Wが電線感知レバ
ー40に当接し、該電線感知レバー40が図5に示すよ
うにピン41を支点として下方に回動させる。このと
き、地上あるいは作業バケット内等の作業者は表示部4
2の動きを観察することにより、電線WがCTクランプ
B及び係止部材20の係止凹部22内に入ったことを確
認することができる。電線WがCTクランプB及び係止
部材20の係止凹部22内に入ったことが確認された
ら、絶縁操作棒60のレバー64を離す。これにより、
操作部材30は、把持爪片61から解放され、コイルス
プリング33のバネ力でピン31を支点として図1の反
時計方向に回動し、押圧片34がCTクランプBから離
れる。CTクランプBは、押圧片34から解放されて、
その内部等に配置した図示しないスプリング等によって
閉じ状態に復帰する。また、係止部材20は、コイルス
プリング50のバネ力でピン21を支点としてその閉じ
位置(ピン24がスリット12a,13aの他端側に移
動した位置)に復帰する。そして、操作部材30の係止
突起32は、閉じ位置に復帰した係止部材20のピン2
4に係止して、係止部材20の閉じ状態をロックするよ
うになる(図9参照)。
【0019】このようにして、記録電流計Aは、本実施
例の着脱・脱落防止装置により電線Wからの脱落を防止
した状態で電線Wに吊り下げられる。
【0020】次に、電線Wに吊り下げられた装置本体1
0と記録電流計Aを電線Wから取り外す場合には、ま
ず、開いた状態の絶縁操作棒60の1対の把持爪片6
1,61を装置本体10の係止孔17と操作部材30の
係止段部36に係止させる。
【0021】次いで、絶縁操作棒60のレバー64を握
り、1対の把持爪片61,61を閉じるようにすると、
前回と同様に、操作部材30がピン31を支点として装
置本体10側に回動して、係止突起32がピン24から
離れて係止部材20のロック状態を解除する(図7参
照)。押圧片34がCTクランプBの背面を押圧するの
にともなってCTクランプBが開き、この開き過程でC
TクランプBが保持部材23を介して係止部材20をピ
ン21を支点として回動させ、係止部材20を開く(図
8参照)。
【0022】CTクランプB及び係止部材20を開いた
状態に維持しながら、装置本体10を電線Wから降ろす
と、電線WがCTクランプB及び係止部材20の係止凹
部22から外れる。そして、装置本体10を地上等に降
ろしたら、保持片16を回動して記録電流計Aの側面か
ら離す一方、係止部材20をピン21を支点として図1
の時計方向に回動させて保持部材23をCTクランプB
から離して、記録電流計Aを収容空間11から抜き取
る。
【0023】このように、本実施例によれば、特別な工
具を使用せずに、電線工事に通常使用される絶縁操作棒
(通称ヤットコ)60により記録電流計Aを電線Wに吊
り下げたり、電線Wから記録電流計Aを取り外したりす
る作業が出来る上にその作業は極めて簡単なものとな
る。すなわち、絶縁操作棒60の上端部分に装置本体1
0を取り付けたら、レバー64を握って1対の把持爪片
61,61を開閉させるだけで済む。
【0024】また、電線Wに係止部材20が引っ掛かっ
たか否かは電線感知レバー40の動きから判断できる上
に、電線感知レバー40の動きはその表示部42によっ
て地上からでもはっきり見える。
【0025】さらに、操作部材30の係止突起32を係
止部材20のピン24に係止させるだけで、係止部材2
0の閉じ状態を確実に保持することができ、電線Wに吊
り下げられた記録電流計Aが風、雪等の気象条件の変化
で脱落するおそれはない。
【0026】さらにまた、装置本体10を絶縁操作棒6
0の上端部分に取り付ける際には、取り付けリング19
を絶縁操作棒60に引っかけるようにしているので、万
が一把持爪片61,61が係止孔17、係止段部36か
ら外れたとしても、装置本体10は絶縁操作棒60に吊
り下げられ、作業者の頭上等に落下するようなおそれは
なく、安全である。
【0027】装置本体10、係止部材20、操作部材3
0、電線感知レバー40と非常に少ない部品点数により
構成されるため、軽量化することが容易に行える。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の着脱・脱
落防止装置は、被吊下物を脱落しないように収容して保
持するための収容空間を有する装置本体と、装置本体に
揺動可能に装備されて、電線に係脱自在に係止する係止
部材と、装置本体に装備され、前記係止部材を操作する
操作部材とを具備してなるので、電線に計測器等を吊り
下げたり、あるいは吊り下げられた計測器等を電線から
取り外したり(撤去したり)する作業が安全で且つ作業
性良く行うことができ、また、被吊下物の電線からの脱
落を確実に防止することができる。さらに、軽量化する
ことが容易で、特別な工具を使用せずに、従来より電線
工事に通常使用されている絶縁操作棒により吊り下げ、
撤去作業を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の着脱・脱落防止装置の一実施例を示す
全体の正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】絶縁操作棒の把持爪片を装置本体と操作部材に
係止させた状態を説明する正面図である。
【図4】電線に吊り下げるため、記録電流計のCTクラ
ンプと係止部材を開いた状態を説明する正面図である。
【図5】電線に吊り下げるため、記録電流計のCTクラ
ンプと係止部材内に電線を導入する状態を説明する正面
図である。
【図6】記録電流計のCTクランプ、係止部材を閉じた
状態(操作部材30の係止突起32が係止部材20のピ
ン24と係止したロック状態)の部分正面図である。
【図7】図6に示すロック状態を解除した状態(係止部
材32がピン24から離れている状態)の部分正面図で
ある。
【図8】CTクランプが開いた状態(操作部材30の押
圧部材34がCTクランプの背面を押圧する状態)の部
分正面図である。
【図9】記録電流計のCTクランプ及び係止部材内に電
線が完全に導入された状態を説明する正面図である。
【図10】絶縁操作棒の側面図である。
【符号の説明】
10 装置本体 11 収容空間 12,13 前後板 14,15 側板 16 保持片 17 係止孔 20 係止手段 23 保持部材 24 ピン 30 操作部材 32 係止突起 34 押圧片 36 係止段部 40 電線感知レバ
ー 42 表示部 50 コイルスプリ
ング 60 絶縁操作棒 61,61 把持爪
片 A 記録電流計 B CTクランプ W 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 淳一 宮城県仙台市青葉区一番町三丁目7番1号 東北電力株式会社内 (72)発明者 前田 廣 大阪府大阪市北区西天満4丁目11番29号 大東電材株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線に計測器等の被吊下物を取り付け、
    電線から計測器等の被吊下物を取り外し、あるいは電線
    に取り付けられた被吊下物の脱落を防止する着脱・脱落
    防止装置であって、 被吊下物を脱落しないように収容して保持するための収
    容空間を有する装置本体と、 前記装置本体に揺動可能に装備されて、電線に係脱自在
    に係止する係止部材と、 前記装置本体に装備され、前記係止部材を操作する操作
    部材とを具備し、 前記操作部材は、前記係止部材に係止して該係止部材を
    前記装置本体に対して揺動しないようにロックし、電線
    に計測器等の被吊下物を取り付け、あるいは電線から計
    測器等の被吊下物を取り外しをする際、前記係止部材か
    ら外されて該係止部材のロックを解除することを特徴と
    する、着脱・脱落防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の着脱・脱落防止装置に
    して、 前記装置本体に揺動可能に装備されて、前記係止部材と
    共に電線を挟持する電線感知レバーをさらに具備してな
    ることを特徴とする、着脱・脱落防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の着脱・脱落防止装置に
    して、 前記電線感知レバーと前記係止部材に、前記電線感知レ
    バーを電線側に付勢し、また前記係止部材を前記ロック
    位置に付勢する、付勢手段を装備してなることを特徴と
    する着脱・脱落防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の着脱・脱落
    防止装置にして、 前記装置本体と前記操作部材は、絶縁操作棒の把持爪片
    が係脱自在に係止する被係止部が形成されていることを
    特徴とする着脱・脱落防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4に記載の着脱・
    脱落防止装置にして、 被吊下物がCTクランプを有する記録電流計で、前記操
    作部材には、電線に計測器等の被吊下物を取り付け、あ
    るいは電線から計測器等の被吊下物を取り外しをする
    際、CTクランプを押圧して該CTクランプを開く押圧
    部が装備され、前記係止部材は、CTクランプが開く
    時、CTクランプに押圧されて回動することを特徴とす
    る着脱・脱落防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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