JP4148561B2 - 着脱・脱落防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線に計測器等を吊り下げたり、あるいは吊り下げられた計測器等を電線から取り外したりするための、着脱・脱落防止装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
架空高圧線の保守、点検等の為に、例えば、架空高圧線にメモリーカード式記録電流計を吊り下げ、該記録電流計により、所定期間、架空高圧線に流れる電流値を記録する場合に、安全上の観点から電線に吊り下げられた記録電流計が脱落しないように、脱落防止措置を施すことが要請される。また、作業性の観点からは、架空高圧線への記録電流計の取り付け(吊り下げ)、取り外し(撤去)が簡単且つ迅速に行えることが要請される。さらに、同じく作業性の観点から、軽量であることが要請される。軽量化は、作業性の観点以外に、例えば架空高圧線に記録電流計とともに吊り下げられる場合、架空高圧線にかかる負担を可及的に少なくするという観点からも要請される。
【0003】
本発明は、電線に計測器等を吊り下げたり、あるいは吊り下げられた計測器等を電線から取り外したり(撤去したり)する際に、上記安全性及び作業性の両方の要請を満たす軽量な着脱・脱落防止装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の着脱・脱落防止装置は、電線にCTクランプを有する計測器等の被吊下物を取り付け、電線から計測器等の被吊下物を取り外し、あるいは電線に取り付けられた被吊下物の脱落を防止する着脱・脱落防止装置であって、被吊下物を脱落しないように収容して保持するための収容空間を有する装置本体と、前記装置本体に揺動可能に装備され、電線に係脱自在に係止するための係止凹部が形成された係止部材と、前記装置本体に揺動可能に設けられた操作部材であって、前記操作部材の上部先端に係止突起及び前記操作部材の中間位置に押圧片がそれぞれ設けられ、該係止突起が前記係止部材に係止して前記係止部材を前記装置本体に対して揺動しないロック状態とすると共に、該押圧片が、前記操作部材の回動によって前記ロック状態が解除されたときに、前記CTクランプの背面を押圧して前記CTクランプを開く操作部材と、前記係止部材の所定位置に配設された保持部材であって、前記CTクランプが開いたときにこのCTクランプの背面によって押圧されて前記係止部材を前記CTクランプと共に回動させる保持部材とを具備することを特徴としている。
好ましくは、前記装置本体に揺動可能に装備された電線感知レバーが該電線感知レバーと前記係止部材との間に設けられた付勢手段によって電線を挟持するように付勢されていることを特徴とする。
また好ましくは、前記装置本体と前記操作部材は、絶縁操作棒の把持爪片が係脱自在に係止する被係止部が形成されていることを特徴とする。
また好ましくは、前記計測器等は、記録電流計であることを特徴とする。
また好ましくは、前記押圧片は、円盤状であり、前記操作部材に回転可能に設けられていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の着脱・脱落防止装置の一実施例を示す全体の正面図、図2は同側面図、図3は絶縁操作棒の把持爪片を装置本体と操作部材に係止させた状態を説明する正面図、図4は電線に吊り下げるため、記録電流計のCTクランプと係止部材を開いた状態を説明する正面図、図5は電線に吊り下げるため、記録電流計のCTクランプと係止部材内に電線を導入する状態を説明する正面図、図6は記録電流計のCTクランプ、係止部材を閉じた状態(操作部材30の係止突起32が係止部材20のピン24と係止したロック状態)の部分正面図、図7は図6に示すロック状態を解除した状態(係止部材32がピン24から離れている状態)の部分正面図、図8はCTクランプが開いた状態(操作部材30の押圧部材34がCTクランプの背面を押圧する状態)の部分正面図、図9は記録電流計のCTクランプ及び係止部材内に電線が完全に導入された状態を説明する正面図、図10は絶縁操作棒の側面図である。
【0006】
図1乃至図3に示す本実施例は、記録電流計を電線に吊り下げ、あるいは記録電流計を電線から取り外す(撤去する)、記録電流計用着脱・脱落防止装置に関するものであるが、本発明の着脱・脱落防止装置は、この実施例にのみ限定されるものではなく、記録電流計以外の計測器、あるいは計測器以外の電線保守、点検装置等を電線に吊り下げ、あるいは電線から撤去するのに利用される。
【0007】
図1乃至図3に示すように、本実施例の着脱・脱落防止装置は、被吊下物であるCTクランプを有する記録電流計Aを脱落しないように収容して保持するための収容空間11を有する上下端が開口したボックス状の装置本体10と、該装置本体10の前後板12,13の外面下端側にそれぞれピン21を介して揺動可能に連結された1対の板状の係止部材20,20と、装置本体10の一側部(図1では右側)に装備され、係止部材20,20を操作する操作部材30と、装置本体10の前板12の上端側にピン41を介して揺動可能に装備された電線感知レバー40とを具備して構成される。
【0008】
装置本体10は、上述した前後板12,13の他に、側板14,15を具備して、これら前後板12,13,側板14,15により上述した収容空間11を区画する。装置本体10の他側部(図1の左側)の前後板12,13間には保持片16が揺動可能に設けられる。この保持片16は、図示しないコイルスプリング等により収容空間11側に付勢されて、該収容空間11内に記録電流計Aが収容されたとき、該記録電流計Aの一側面に係合圧接して記録電流計Aが収容空間11内から抜け出ないようにするものである。前後板12,13の上端一側部(図1の右側)には、係止部材20の揺動範囲を制限するスリット12a,13aがそれぞれ形成される。前後板12,13の中央部分には、その重量を可及的に軽くするために略円形状の開口12b,13bがそれぞれ形成される。また、装置本体10の一側板14側の下端には、絶縁操作棒60の1対の把持爪片61,61(図3,9参照)のうち一方の把持爪片61が係脱自在に係止する被係止部としての係止孔17が形成される。さらに、装置本体10の一側部の下端には、鎖片18を介して取り付けリング19が設けられる。この取り付けリング19は、作業時に、絶縁操作棒60の上端部分に引っかけて装置本体10(着脱・脱落防止装置)が誤って作業者の頭上等に落下しないようにするもので、安全性の観点から設けられ。
【0009】
各係止部材20は、その下端部側が上述したピン21を介して前後板12,13の略中央下端に揺動可能に連結され、その上端部側に電線Wに係止する係止凹部22がそれぞれ形成される。また、係止部材20,20の上端部間には、棒状の保持部材23が架け渡されており、記録電流計Aを収容空間11内に収容したとき、該記録電流計AのCTクランプBの背面に係止して、上述した保持片16と共に記録電流計Aを収容空間11内から抜け出ないように保持する。保持部材23は、CTクランプBを開いたときに、該CTクランプBによって押圧され、これにより各係止部材20がピン21を支点として図4に示すようにCTクランプBと共に回動する。各係止部材20の上端部側の一側部(図1の右側)の内面には、前後板12,13に形成したスリット12a,13aに係止するピン24がそれぞれ突設される。これにより、各係止部材20の装置本体10に対する揺動範囲が制限される。各ピン24は、スリット12a,13aを介して前後板12,13間の空間内に突出する。前板12上に位置する一方の係止部材20と電線感知レバー40との間には、付勢手段としてのコイルスプリング50が設けられ、該コイルスプリング50のバネ力により各係止部材20をその閉じ位置(図1に示すように、各ピン24がスリット12a,13aの他端側に位置した状態)に付勢する。
【0010】
操作部材30は、装置本体10の一側部(図1の右側)に装備され、その上端側部分がピン31を介して前後板14,15間に揺動可能に連結される。操作部材30の上部先端には係止突起32が形成される。この係止突起32は、コイルスプリング33のバネ力により付勢されて、各係止部材20のピン24に係止する。コイルスプリング33は、ピン31の回りに巻き付けられ、一端が操作部材30側に引っかけられ、他端が装置本体10側に引っかけられて、係止突起32をピン24側に付勢する。これにより、操作部材30は、ピン24がスリット12a,13aの他端側に位置する、係止部材20の閉じ位置(図1参照)に、該係止部材20をロックする。これに対し、係止突起32がピン24から外れるときには、係止部材20は係止突起32(操作部材30)によるロックが解除されて、図1の時計方向に回動することが可能となる。また、操作部材30の中間高さ位置であって装置本体10の一側板14側の箇所には、該一側板14の切り欠き部(図示せず)を介して収容空間11内に臨む円盤状の押圧片34がピン35を介して回転可能に設けられる。この押圧片34は、操作部材30を操作して係止突起32を係合ピン24から外したとき(図3の矢印C方向に操作部材30を回動したとき)、CTクランプBの操作部分を押圧して、該CTクランプBを開くものである。CTクランプBを開くと、上述したように、該CTクランプBが保持部材23を押圧して係止部材20を図4に示すように回動させて開く。さらに、操作部材30の下端部には、絶縁操作棒60の1対の把持爪片61,61(図3参照)のうち他方の把持爪片61が係脱自在に係止する被係止部としての係止段部36が形成される。
【0011】
電線感知レバー40は、装置本体10の前板12の外面上端に装置本体10の一側部(図1の右側)から他側部(図1の左側)にかけて伸びる板状の部材で、その一端部(図1の右側)が自由端で、その他端部が上述した如くピン41を介して前板12に揺動可能に取り付けられる。電線感知レバー40は、係止部材20,20と共に電線W(図4,5参照)を挟持して、装置本体10が電線Wの軸線方向に沿って移動するのを防止する。電線感知レバー40の自由端には、例えば赤色に着色された表示部42が設けられ、電線Wに係止部材20を係止させる際、電線感知レバー40が電線Wに押されて回動するのを地上や作業バケット等から目視できるようにしてある。また、上述したように前板12上の係止部材20と電線感知レバー40との間に設けたコイルスプリング50により、電線感知レバー40は電線Wを挟持する方向(図1の反時計方向)に付勢される。
【0012】
なお、本実施例では、電線感知レバー40を前板12上に設けた場合を示したが、後板13上に設けてもよいことは勿論である。
【0013】
本実施例に使用する絶縁操作棒60には、例えば図10に示すように、主操作棒62の上端に上述した1対の把持爪片61,61が装備される。また、主操作棒62と平行に副操作棒63が装備され、該副操作棒63の上端部分が1対の把持爪片61,61のうちの一方の把持爪片61に図示しないピンを介して連結される。副操作棒63の下端部分は、主操作棒62の下端寄り部分に装備したレバー64にピン65を介して連結される。レバー64を把持して主操作棒62側に回動すると、副操作棒63が下方に移動して一方の把持爪片61を他方の把持爪片61側に回動させる。これにより、1対の把持爪片61,61が閉じる。また、レバー64を主操作棒62から離す方向に回動すると、副操作棒63が上方に移動して一方の把持爪片61を他方の把持爪片61から離れる方向に回動させる。これにより、1対の把持爪片61,61が開く。
【0014】
次に、上記実施例の着脱・脱落防止装置により記録電流計Aを電線Wに吊り下げたり、あるいは電線Wから吊り下げた記録電流計Aを取り外す方法について説明する。
【0015】
記録電流計Aを電線Wに吊り下げる場合には、まず記録電流計Aを装置本体10の収容空間11内に収容する。このとき,保持片16が記録電流計Aの側面に形成した凹部に圧接する。記録電流計Aを収容空間11内に挿入する際には保持部材23がCTクランプBに引っ掛かるで、係止部材20をピン21を支点として、一旦、図1の時計方向に回動させておき、保持部材23がCTクランプBの邪魔にならないようにする。記録電流計Aが収容空間11内に収容されたら係止部材20を離すと、コイルスプリング50のバネ力で元の位置に戻り、保持部材23がCTクランプBの背面に当接する。収容空間11内に記録電流計Aを収容した状態では、保持片16と保持部材23とにより、記録電流計Aは脱落しないように収容空間11内に保持される。また、操作部材30の係止突起32がコイルスプリング33のバネ力で係止部材20のピン24に係止して、該係止部材20をその閉じ位置(ピン24がスリット12a,13bの他端側に係止している状態)にロックする(図6参照)。
【0016】
次いで、図3に示すように、係止孔17と係止段部36に絶縁操作棒60の把持爪片61,61を引っかけるとともに、取り付けリング19を絶縁操作棒60の上端部分に引っかける。このようにして装置本体10を絶縁操作棒60の上端部分に取り付けたら、装置本体10を電線Wの高さ位置まで持ち上げる。
【0017】
次いで、絶縁操作棒60のレバー64を握り把持爪片61,61を閉じると、図4に示すように、操作部材30がピン31を支点として装置本体10側に回動して、係止突起32がピン24から離れて係止部材20のロック状態を解除する(図7参照)。押圧片34がCTクランプBの背面を押圧するのにともなってCTクランプBが開き、この開き過程でCTクランプBが保持部材23を介して係止部材20をピン21を支点として回動させ、係止部材20を開く。このときピン24は係止部材20の回動にともなってスリット12a,13aの一端側に移動する(図8参照)。ピン24がスリット12a,13aの一端に当接するまで係止部材20が回動すると、係止部材20はその最大開き位置になる。
【0018】
CTクランプB及び係止部材20を開いた状態に維持しながら、装置本体10を電線W側に持ち上げると、電線WがCTクランプB及び係止部材20の係止凹部22内に位置するようになる。さらに、装置本体10を電線W側に持ち上げると、電線Wが電線感知レバー40に当接し、該電線感知レバー40が図5に示すようにピン41を支点として下方に回動させる。このとき、地上あるいは作業バケット内等の作業者は表示部42の動きを観察することにより、電線WがCTクランプB及び係止部材20の係止凹部22内に入ったことを確認することができる。電線WがCTクランプB及び係止部材20の係止凹部22内に入ったことが確認されたら、絶縁操作棒60のレバー64を離す。これにより、操作部材30は、把持爪片61から解放され、コイルスプリング33のバネ力でピン31を支点として図1の反時計方向に回動し、押圧片34がCTクランプBから離れる。CTクランプBは、押圧片34から解放されて、その内部等に配置した図示しないスプリング等によって閉じ状態に復帰する。また、係止部材20は、コイルスプリング50のバネ力でピン21を支点としてその閉じ位置(ピン24がスリット12a,13aの他端側に移動した位置)に復帰する。そして、操作部材30の係止突起32は、閉じ位置に復帰した係止部材20のピン24に係止して、係止部材20の閉じ状態をロックするようになる(図9参照)。
【0019】
このようにして、記録電流計Aは、本実施例の着脱・脱落防止装置により電線Wからの脱落を防止した状態で電線Wに吊り下げられる。
【0020】
次に、電線Wに吊り下げられた装置本体10と記録電流計Aを電線Wから取り外す場合には、まず、開いた状態の絶縁操作棒60の1対の把持爪片61,61を装置本体10の係止孔17と操作部材30の係止段部36に係止させる。
【0021】
次いで、絶縁操作棒60のレバー64を握り、1対の把持爪片61,61を閉じるようにすると、前回と同様に、操作部材30がピン31を支点として装置本体10側に回動して、係止突起32がピン24から離れて係止部材20のロック状態を解除する(図7参照)。押圧片34がCTクランプBの背面を押圧するのにともなってCTクランプBが開き、この開き過程でCTクランプBが保持部材23を介して係止部材20をピン21を支点として回動させ、係止部材20を開く(図8参照)。
【0022】
CTクランプB及び係止部材20を開いた状態に維持しながら、装置本体10を電線Wから降ろすと、電線WがCTクランプB及び係止部材20の係止凹部22から外れる。そして、装置本体10を地上等に降ろしたら、保持片16を回動して記録電流計Aの側面から離す一方、係止部材20をピン21を支点として図1の時計方向に回動させて保持部材23をCTクランプBから離して、記録電流計Aを収容空間11から抜き取る。
【0023】
このように、本実施例によれば、特別な工具を使用せずに、電線工事に通常使用される絶縁操作棒(通称ヤットコ)60により記録電流計Aを電線Wに吊り下げたり、電線Wから記録電流計Aを取り外したりする作業が出来る上にその作業は極めて簡単なものとなる。すなわち、絶縁操作棒60の上端部分に装置本体10を取り付けたら、レバー64を握って1対の把持爪片61,61を開閉させるだけで済む。
【0024】
また、電線Wに係止部材20が引っ掛かったか否かは電線感知レバー40の動きから判断できる上に、電線感知レバー40の動きはその表示部42によって地上からでもはっきり見える。
【0025】
さらに、操作部材30の係止突起32を係止部材20のピン24に係止させるだけで、係止部材20の閉じ状態を確実に保持することができ、電線Wに吊り下げられた記録電流計Aが風、雪等の気象条件の変化で脱落するおそれはない。
【0026】
さらにまた、装置本体10を絶縁操作棒60の上端部分に取り付ける際には、取り付けリング19を絶縁操作棒60に引っかけるようにしているので、万が一把持爪片61,61が係止孔17、係止段部36から外れたとしても、装置本体10は絶縁操作棒60に吊り下げられ、作業者の頭上等に落下するようなおそれはなく、安全である。
【0027】
装置本体10、係止部材20、操作部材30、電線感知レバー40と非常に少ない部品点数により構成されるため、軽量化することが容易に行える。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の着脱・脱落防止装置は、被吊下物を脱落しないように収容して保持するための収容空間を有する装置本体と、装置本体に揺動可能に装備されて、電線に係脱自在に係止する係止部材と、装置本体に装備され、前記係止部材を操作する操作部材とを具備してなるので、電線に計測器等を吊り下げたり、あるいは吊り下げられた計測器等を電線から取り外したり(撤去したり)する作業が安全で且つ作業性良く行うことができ、また、被吊下物の電線からの脱落を確実に防止することができる。さらに、軽量化することが容易で、特別な工具を使用せずに、従来より電線工事に通常使用されている絶縁操作棒により吊り下げ、撤去作業を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の着脱・脱落防止装置の一実施例を示す全体の正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】絶縁操作棒の把持爪片を装置本体と操作部材に係止させた状態を説明する正面図である。
【図4】電線に吊り下げるため、記録電流計のCTクランプと係止部材を開いた状態を説明する正面図である。
【図5】電線に吊り下げるため、記録電流計のCTクランプと係止部材内に電線を導入する状態を説明する正面図である。
【図6】記録電流計のCTクランプ、係止部材を閉じた状態(操作部材30の係止突起32が係止部材20のピン24と係止したロック状態)の部分正面図である。
【図7】図6に示すロック状態を解除した状態(係止部材32がピン24から離れている状態)の部分正面図である。
【図8】CTクランプが開いた状態(操作部材30の押圧部材34がCTクランプの背面を押圧する状態)の部分正面図である。
【図9】記録電流計のCTクランプ及び係止部材内に電線が完全に導入された状態を説明する正面図である。
【図10】絶縁操作棒の側面図である。
【符号の説明】
10 装置本体 11 収容空間
12,13 前後板 14,15 側板
16 保持片 17 係止孔
20 係止手段 23 保持部材
24 ピン 30 操作部材
32 係止突起 34 押圧片
36 係止段部 40 電線感知レバー
42 表示部 50 コイルスプリング
60 絶縁操作棒 61,61 把持爪片
A 記録電流計 B CTクランプ
W 電線

Claims (5)

  1. 電線にCTクランプを有する計測器等の被吊下物を取り付け、電線から計測器等の被吊下物を取り外し、あるいは電線に取り付けられた被吊下物の脱落を防止する着脱・脱落防止装置であって、
    被吊下物を脱落しないように収容して保持するための収容空間を有する装置本体と、
    前記装置本体に揺動可能に装備され、電線に係脱自在に係止するための係止凹部が形成された係止部材と、
    前記装置本体に揺動可能に設けられた操作部材であって、前記操作部材の上部先端に係止突起及び前記操作部材の中間位置に押圧片がそれぞれ設けられ、該係止突起が前記係止部材に係止して前記係止部材を前記装置本体に対して揺動しないロック状態とすると共に、該押圧片が、前記操作部材の回動によって前記ロック状態が解除されたときに、前記CTクランプの背面を押圧して前記CTクランプを開く操作部材と、
    前記係止部材の所定位置に配設された保持部材であって、前記CTクランプが開いたときにこのCTクランプの背面によって押圧されて前記係止部材を前記CTクランプと共に回動させる保持部材とを具備することを特徴とする着脱・脱落防止装置。
  2. 請求項1に記載の着脱・脱落防止装置にして、前記装置本体に揺動可能に装備された電線感知レバーが該電線感知レバーと前記係止部材との間に設けられた付勢手段によって電線を挟持するように付勢されていることを特徴とする着脱・脱落防止装置。
  3. 請求項1又は2に記載の着脱・脱落防止装置にして、前記装置本体と前記操作部材は、絶縁操作棒の把持爪片が係脱自在に係止する被係止部が形成されていることを特徴とする着脱・脱落防止装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の着脱・脱落防止装置にして、前記計測器等は、記録電流計であることを特徴とする着脱・脱落防止装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の着脱・脱落防止装置にして、前記押圧片は、円盤状であり、前記操作部材に回転可能に設けられていることを特徴とする着脱・脱落防止装置。
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