JPH11346279A - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents

通信装置および記憶媒体

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JPH11346279A
JPH11346279A JP11077983A JP7798399A JPH11346279A JP H11346279 A JPH11346279 A JP H11346279A JP 11077983 A JP11077983 A JP 11077983A JP 7798399 A JP7798399 A JP 7798399A JP H11346279 A JPH11346279 A JP H11346279A
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JP
Japan
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communication
transmission source
signal
identification information
start signal
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JP11077983A
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English (en)
Inventor
Junji Hatamura
淳史 畑村
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発呼側識別情報を受信する前に通信モデムを
駆動状態にすることにより、発呼側識別情報を受信でき
る通信装置および記憶媒体を実現する。 【解決手段】 CPUは、ステップ10で相手電話機か
ら送信された呼出信号の受信を検出すると、ステップ1
2で駆動回路に対してトリガ出力命令を出す。これによ
り、駆動回路からトリガが通信モデムに出力され、通信
モデムの主電源が立上がり、通信モデムが駆動される。
そして、CPUは、ステップ14で発呼側識別情報を受
信し、ステップ16で発呼側識別情報をRAMに記憶
し、ステップ18で液晶表示部に発呼側識別情報を表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信元から発呼が
あった場合に、その送信元の電話番号などの識別情報を
表示する機能を備えた通信装置およびその通信装置を制
御するコンピュータプログラムが格納された記憶媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記通信装置として、たとえば、
送信元から発呼があった場合に、その送信元から送信さ
れる電話番号を示すデータを受信し、その受信したデー
タを送信元の電話番号として液晶表示部に表示する機能
を備えた電話機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電話機の機
能を備えたファクシミリ装置では、画像データを受信し
ない間は、内蔵されている通信モデムの主電源を遮断し
て省電力化を図る構成を採用していた。しかし、このよ
うな装置に前述の送信元の電話番号を表示する機能を付
加しようとすると、通信モデムの主電源を遮断した状態
では、電話番号のデータを受信することができないた
め、常に通信モデムを駆動状態にしておく必要があり、
せっかくの省電力の機能を十分に活用することができな
いという問題が生じる。
【0004】そこで、本発明は、発呼側識別情報を受信
する前に通信モデムを駆動状態にすることにより、発呼
側識別情報を受信できる通信装置および記憶媒体を実現
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、送信元から通
信手段を介して送信される、通信の開始を示す通信開始
信号を検出する通信開始信号検出手段と、この通信開始
信号検出手段によって前記通信開始信号が検出された際
に、駆動信号を出力する駆動信号出力手段と、この駆動
信号出力手段によって出力された駆動信号によって駆動
された後に、前記送信元を特定する送信元特定情報を受
信する通信手段と、が備えられたという技術的手段を採
用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、送信元から通
信手段を介して送信される、通信の開始を示す通信開始
信号を検出するとともに、検出信号を出力する通信開始
信号検出手段と、この通信開始信号検出手段から出力さ
れる検出信号によって駆動されるとともに、駆動後に、
前記送信元を特定する送信元特定情報を受信する受信手
段と、を有する通信手段、が備えられたという技術的手
段を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、送信元から通
信手段を介して送信される、通信の開始を示す通信開始
信号によって受信可能状態になり、その受信可能状態に
なった後に、前記送信元を特定する送信元特定情報を受
信する通信手段が備えられたという技術的手段を採用す
る。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の通信装置において、
前記通信開始信号は、発呼信号であるという技術的手段
を採用する。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の通信装置において、
前記通信開始信号は、この通信装置と交換機との間に接
続された通信回線の極性を反転させる極性反転信号であ
るという技術的手段を採用する。
【0010】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載の通信装置において、
前記受信された送信元特定情報を表示する送信元特定情
報表示手段が備えられたという技術的手段を採用する。
【0011】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し請求項6のいずれか1つに記載の通信装置において、
前記通信手段は、前記通信手段を介して画像情報を受信
するという技術的手段を採用する。
【0012】請求項8に記載の発明では、通信手段を制
御するコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体に
おいて、送信元から通信手段を介して送信される、通信
の開始を示す通信開始信号を検出した際に、駆動信号を
前記通信手段に出力し、この出力された駆動信号によっ
て前記通信手段が駆動された後に、その通信手段によっ
て、前記送信元を特定する送信元特定情報が受信される
ように制御する制御プログラムを含むコンピュータプロ
グラムが記憶されたという技術的手段を採用する。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明では、上記通信開始信号
検出手段は、送信元から通信手段を介して送信される、
通信の開始を示す通信開始信号を検出し、上記駆動信号
出力手段は、上記通信開始信号検出手段によって上記通
信開始信号が検出された際に、駆動信号を出力し、上記
通信手段は、上記駆動信号出力手段によって出力された
駆動信号によって駆動された後に、上記送信元を特定す
る送信元特定情報を受信する。
【0014】つまり、通信手段は、送信元識別情報を受
信する前に駆動され、その駆動後に送信元識別情報を受
信する。
【0015】したがって、請求項1に記載の発明を従来
提案されているファクシミリ装置に適用すれば、通信手
段の省電力化を行う機能および発呼側識別情報を受信す
る機能を両立できるファクシミリ装置を実現できる。
【0016】また、請求項2に記載の発明では、通信手
段に備えられた通信開始信号検出手段は、送信元から通
信手段を介して送信される、通信の開始を示す通信開始
信号を検出するとともに、検出信号を出力し、受信手段
は、その通信開始信号検出手段から出力される検出信号
によって駆動されるとともに、駆動後に、上記送信元を
特定する送信元特定情報を受信する。
【0017】つまり、請求項2に記載の発明は、上記通
信開始信号検出手段および受信手段が備えられた通信手
段の発明であり、この通信手段は、送信元識別情報を受
信する前に駆動され、その駆動後に送信元識別情報を受
信する。
【0018】したがって、請求項2に記載の発明を従来
提案されているファクシミリ装置に適用すれば、通信手
段の省電力化を行う機能および発呼側識別情報を受信す
る機能を両立できるファクシミリ装置を実現できる。
【0019】さらに、請求項3に記載の発明では、上記
通信手段は、送信元から通信手段を介して送信される、
通信の開始を示す通信開始信号によって受信可能状態に
なり、その受信可能状態になった後に、上記送信元を特
定する送信元特定情報を受信する。
【0020】つまり、上記通信手段は、送信元から最初
に送信される通信開始信号そのもので受信可能状態にな
ることができるため、通信手段を駆動する駆動信号を出
力するための手段が不要である。
【0021】また、請求項1ないし請求項3に記載の技
術的手段は、請求項4に記載の発明のように、上記通信
開始信号が、発呼信号である場合に好適に採用される。
【0022】呼出信号、つまり発呼信号を送信した後に
発呼側識別情報(送信元特定情報)を送信する通信方式
が採用されている場合は、上記発呼側識別情報(送信元
特定情報)が送信される前に送信される発呼信号を検出
したタイミングで通信手段を駆動する必要があるが、上
記請求項1ないし請求項3に記載の技術的手段を用いれ
ば、それが可能となるからである。
【0023】さらに、請求項1ないし請求項3に記載の
技術的手段は、請求項5に記載の発明のように、上記通
信開始信号が、この通信装置と交換機との間に接続され
た通信回線の極性を反転させる極性反転信号である場合
に好適に採用される。
【0024】つまり、極反信号(極性反転信号)を送信
した次に発呼側識別情報(送信元特定情報)を送信する
通信方式が採用されている場合は、上記発呼側識別情報
(送信元特定情報)が送信される前に送信される極反信
号を検出したタイミングで通信手段を駆動する必要があ
るが、上記請求項1ないし請求項3に記載の技術的手段
を用いれば、それが可能となるからである。
【0025】また、請求項6に記載の発明では、上記送
信元特定情報表示手段は、上記受信された送信元特定情
報を表示する。
【0026】したがって、上記表示された送信元特定情
報を見ることにより、送信元を知ることができる。
【0027】さらに、請求項1ないし請求項6に記載の
技術的手段は、請求項7に記載の発明のように、上記通
信手段が、通信手段を介して画像情報を受信するもので
ある場合に好適に採用される。
【0028】つまり、従来の技術の欄で述べたように、
従来提案されているファクシミリ装置には、画像情報を
受信する通信手段に前述の問題があるが、上述のよう
に、請求項1ないし請求項6に記載の技術的手段を採用
することにより、前述の問題を解決できるからである。
【0029】そして、請求項8に記載の発明のように、
送信元から通信手段を介して送信される、通信の開始を
示す通信開始信号を検出した際に、駆動信号を通信手段
に出力し、この出力された駆動信号によって通信手段が
駆動された後に、その通信手段によって、送信元を特定
する送信元特定情報が受信されるように制御する制御プ
ログラムを含むコンピュータプログラムが記憶された記
憶媒体を用いることにより、上記請求項1に記載の通信
装置を実現できる。
【0030】つまり、請求項1に記載の通信装置は、た
とえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、
通信装置に内蔵されたCPU、あるいは、通信装置に接
続されたコンピュータによって制御されることから、上
記記憶媒体としてのROMを設け、もしくは、上記記憶
媒体に格納されているコンピュータプログラムをコンピ
ュータにインストールすることによって、請求項1に記
載の発明を実施できるからである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の通信装置および記
憶媒体の一実施形態について図を参照して説明する。
【0032】なお、以下の実施形態では、本発明の通信
装置として、ファクシミリ機能、電話機能、プリンタ機
能、コピー機能、イメージスキャナ機能、PCファクス
機能および留守録メモリ機能などの複数の機能を有す
る、いわゆるマルチファンクションタイプのファクシミ
リ装置を代表に説明する。
【0033】最初に、本実施形態のファクシミリ装置の
電気的構成について、それをブロックで示す図1を参照
して説明する。
【0034】ファクシミリ装置3には、通信ユニットT
UおよびプリンタユニットPUが備えられており、両ユ
ニットは、インターフェース42によって相互接続され
ている。
【0035】通信ユニットTUには、相手ファクシミリ
装置61および相手電話機62との通信制御、イメージ
スキャナ37の動作制御、PC(Personal C
omputer)2間での各種データの入出力制御など
を実行するCPU30が備えられている。
【0036】CPU30は、通信制御回路41に接続さ
れており、通信制御回路41には、CPU30が上記各
種制御を行うための制御プログラム31aが記憶された
ROM31と、このROM31から読出された制御プロ
グラム、イメージスキャナ37によって読取られた画像
情報などを一時的に記憶するRAM32と、相手ファク
シミリ装置61のFAX番号および相手電話機62の電
話番号などを書換可能に記憶するEEPROM33とが
接続されている。
【0037】また、通信制御回路40には、本発明の通
信手段たる電話回線5が接続されたNCU(Netwo
rk Control Unit)34と、通信モデム
60と、この通信モデム60に駆動信号を出力する駆動
回路52とが接続されている。
【0038】ここで、通信モデム60の主な構成につい
てそれを示す図2(A)を参照して説明する。
【0039】通信モデム60には、相手電話機62、ま
たは、相手ファクシミリ装置61との間で通信を行うた
めの通信回路60aと、通信モデム60を駆動状態にす
るための主電源60bと、通信モデム60をスタンバイ
状態に維持するための副電源60cとが内蔵されてい
る。
【0040】そして、CPU30から駆動回路52に駆
動命令が送出されると、駆動回路52からトリガが主電
源60bに出力され、主電源60bが立ち上がり、通信
回路60aが駆動される。 なお、通信モデム60が、
本発明の通信手段として機能、駆動回路52が、本発明
の駆動信号出力手段として機能する。また、トリガが駆
動信号に対応する。
【0041】ここで、図1の説明に戻り、さらに、通信
制御回路41には、イメージスキャナ37によって読取
られた画像情報を圧縮されたデータに変換するために符
号化する符号器35と、受信された画像情報の符号化さ
れたデータを復号化する復号器36と、この通信制御回
路41およびプリンタ制御回路43に各種指示を与える
ためのボタン類が設けられた操作パネル20と、液晶表
示部(LCDディスプレイ)38と、原稿がセットされ
たことを検出する原稿センサ40とが接続されている。
【0042】また、液晶表示部38は、本発明の送信元
特定情報、つまり、相手電話機62から送信される相手
電話機62の電話番号や相手ファクシミリ装置61から
送信される相手ファクシミリ装置61のFAX番号(以
下、発呼側識別情報と称する)の表示、ファクシミリ装
置3の機能および動作状態などを表示する。
【0043】さらに、操作パネル20に設けられたボタ
ン類には、イメージスキャナ37による原稿の読取開
始、または、画像情報の手動受信の開始を指示するため
のスタートボタン21が含まれている。
【0044】また、NCU34には、受話器50が接続
されており、その受話器50をセットする部分に設けら
れたフックスイッチ51は、通信制御回路41に接続さ
れている。
【0045】ところで、液晶表示部38が、請求項6に
記載の送信元特定情報表示手段として機能する。
【0046】プリンタユニットPUには、インクジェッ
トプリンタ49を制御するプリンタ制御回路43が備え
られており、このプリンタ制御回路43には、インクジ
ェットプリンタ50を制御するプログラムを実行するC
PU44が接続されている。また、プリンタ制御回路4
3には、CPU44により実行されるプログラムなどが
記憶されたROM45と、CPU44の実行時に使用さ
れるワークメモリや印刷用データを記憶するプリントメ
モリなどを有するRAM46と、PC2が接続されるP
C用インターフェース47と、印刷用の文字などのベク
トルフォントが記憶されたキャラクタジェネレータ(C
G)48とが接続されている。
【0047】次に、本実施形態のファクシミリ装置3の
特徴である、相手電話機62から発呼があった場合にC
PU30が実行する受信制御の内容について、図3ない
し図5を参照して説明する。
【0048】図3は、発呼側から送信される信号、駆動
回路52から出力されるトリガおよび通信モデム60が
駆動状態になるタイミングを示す説明図であり、図3
(A)は、呼出信号を数回送信した後に、本発明の送信
元特定情報たる発呼側識別情報を送信する方式が採用さ
れている場合の説明図であり、図3(B)は、極反信号
を送信した次に発呼側識別情報を送信する方式が採用さ
れている場合の説明図である。
【0049】図4は、図3(A)に示す通信方式が採用
されている場合にCPU30が実行する受信制御(以
下、受信制御1と称する)の内容を示すフローチャート
であり、図5は、図3(B)に示す通信方式が採用され
ている場合にCPU30が実行する受信制御(以下、受
信制御2と称する)の内容を示すフローチャートであ
り、る。
【0050】なお、本実施形態では、相手電話機61か
ら発呼があるものとする。
【0051】最初に、CPU30が実行する受信制御1
の内容について図4を参照して説明する。
【0052】CPU30は、相手電話機61から電話交
換機6を介して送信される呼出信号の受信を検出すると
(ステップ10:Yes)、駆動回路52に対してトリ
ガ出力命令を出す(ステップ12)。これにより、駆動
回路52からトリガが通信モデム60の主電源60b
(図2(A))に出力され(図3(A)のタイミングt
1)、主電源60bが立上がり、通信回路60aが駆動
状態になる(図3(A)のタイミングt2)。続いて、
CPU30は、相手電話機62から呼出信号の次に送信
される発呼側識別情報を受信し(ステップ14、タイミ
ングt3)、RAM32に一時的に記憶する(ステップ
16)。
【0053】続いて、CPU30は、RAM32から発
呼側識別情報を読出して液晶表示部38に表示する(ス
テップ18)。この表示により、ファクシミリ装置3の
使用者は、相手電話機62の電話番号を知ることがで
き、電話に出るか否かを判断できる。
【0054】そして、使用者が受話器50を取り上げて
オフフックすると、CPU30は、そのオフフックによ
って回線が開放されたことを検出し(ステップ20:Y
es)、相手電話機62との通信が終了したことを検出
すると(ステップ22:Yes)、駆動回路52に対し
て主電源遮断信号の出力命令を行う(ステップ24)。
これにより、駆動回路52は、主電源遮断信号を通信モ
デム60へ出力し、通信モデム60の主電源60bが遮
断され、通信モデム60は、副電源60cによって通電
しているスタンバイ状態に戻る。
【0055】以上のように、CPU30による受信制御
1を用いれば、発呼側識別情報が送信される前に送信さ
れる呼出信号を受信したことを検出したタイミングで通
信モデム60を駆動状態にすることができるため、その
通信モデム60によって発呼側識別情報を受信すること
ができる。
【0056】しかも、通信を終了した後は、通信モデム
60をスタンバイ状態に戻すことができるため、通信モ
デム60の省電力化の機能を失うことがない。
【0057】なお、本実施形態では、図3(A)に示す
1番目の呼出信号のパルス幅A1および2番目の呼出信
号のパルス幅A3は、それぞれ400msであり、呼出
信号の間隔A2は、200msである。また、2番目の
呼出信号と発呼側識別情報との間隔B1は、500ms
であり、発呼側識別情報の送出時間C1は、400ms
(または、400msを超える)であり、発呼側識別情
報と次の呼出信号との間隔D1は、200ms(また
は、200msを超える)である。
【0058】また、上記呼出信号が、本発明の発呼信号
に対応する。
【0059】次に、CPU30が実行する受信制御2の
内容について図5を参照して説明する。
【0060】なお、ステップ20以降の制御は、上述の
受信制御1と同じであるため、説明を簡略化する。
【0061】CPU30は、電話交換機6から送信され
る極反信号の受信を検出すると(ステップ10:Ye
s)、駆動回路52に対してトリガの出力命令を出して
(タイミングt1)通信モデム60を受信可能状態にし
(ステップ12、タイミングt2)、極反信号の次に送
信される発呼側識別情報を受信し(ステップ14、タイ
ミングt3)、RAM32に一時的に記憶する(ステッ
プ16)。
【0062】続いて、CPU30は、RAM32から発
呼側識別情報を読出して液晶表示部38に表示し(ステ
ップ18)、受話器50のオフフックによる回線開放を
検出すると(ステップ20:Yes)、通信が終了する
まで待機し(ステップ22)、通信終了を検出すると
(ステップ22:Yes)、通信モデム60を受信スタ
ンバイ状態にする(ステップ24)。
【0063】以上のように、受信制御2を用いれば、発
呼側識別情報が送信される前に送信される極反信号を受
信したことを検出したタイミングで通信モデム60を駆
動状態にすることができるため、その通信モデム60に
よって発呼側識別情報を受信することができる。
【0064】しかも、通信を終了した後は、通信モデム
60をスタンバイ状態に戻すことができるため、通信モ
デム60の省電力化の機能を失うことがない。
【0065】なお、本実施形態では、図3(B)に示す
極反信号から発呼側識別情報までの間隔Aは、300〜
800msであり、発呼側識別情報と最初の呼出信号と
の間隔C2は、0〜1sであり、(A+B2+C2)
は、4.5s〜5.0sである。
【0066】また、上記実施形態では、図2(A)に示
したように、通信モデム60と、この通信モデム60の
主電源60bにトリガを出力する駆動回路52とを別個
に備えた構成を用いたが、図2(B)に示すように、通
信回路60aによって受信された呼出信号を検出すると
ともに検出信号を出力する検出回路60dと、駆動回路
52とを内蔵した通信モデム60を用いることもでき
る。
【0067】この通信モデム60では、検出回路60d
は、呼出信号を検出したときに検出信号を駆動回路52
へ出力し、駆動回路52から主電源60cにトリガが出
力され、通信回路60aが駆動される。
【0068】さらに、上記実施形態では、駆動回路52
から主電源60bにトリガを出力して通信モデム60を
駆動状態にする構成を用いたが、駆動回路52に呼出信
号、または、極反信号を検出する回路を備え、駆動回路
52がそれら信号を検出したタイミングでトリガを主電
源へ出力する構成を用いることもできる。このように構
成した場合のファクシミリ装置3が、請求項3に記載の
ファクシミリ装置に対応する。
【0069】また、上記実施形態では、相手電話機62
から発呼された場合を説明したが、相手ファクシミリ装
置61から画像情報を送信するために発呼された場合
に、相手ファクシミリ装置61から送信される発呼側識
別情報を受信して相手FAX番号を液晶表示部38に表
示するようにファクシミリ装置3を構成することもでき
る。
【0070】なお、上記実施形態では、図4の受信制御
1および図5の受信制御2をファクシミリ装置3に内蔵
されたCPU30が実行する場合を説明したが、ファク
シミリ装置3に接続されたPC2(図1)に実行させる
こともできる。この場合、ファクシミリ装置3およびP
C2が、本発明の通信装置として機能する。
【0071】上記のように、PC2に受信制御1および
受信制御2を実行させる場合、それら各受信制御を実行
するためのコンピュータプログラムは、CD−ROMや
FDなどの記憶媒体に記憶され、その記憶媒体に記憶さ
れたコンピュータプログラムは、PCに備えられたドラ
イブを用いてインストールされる。
【0072】この場合、上記コンピュータプログラム
が、請求項8に記載の制御プログラムに対応し、上記C
D−ROMやFDなどの記憶媒体が、請求項8に記載の
記憶媒体として機能する。
【0073】また、上記実施形態では、本発明の通信装
置としてファクシミリ装置を代表に説明したが、ハンズ
フリーの受話器などの電話機能を備えており、画像情報
を受信できるPCなど、電話機およびファクシミリ装置
の機能を備えている他の通信装置にも本発明を適用する
ことができる。
【0074】ところで、CPU30により実行されるス
テップ10が、本発明の通信開始信号検出手段として機
能し、ステップ12が、駆動信号出力手段として機能す
る。また、図2(B)に示す通信モデム60が、請求項
2に記載の通信手段に対応しており、その通信モデム6
0を備えたファクシミリ装置3が、請求項2に記載の通
信装置に対応する。この場合、図2(B)に示す検出回
路60dが、請求項2に記載の通信開始信号検出手段と
して機能し、通信回路60aが受信手段として機能す
る。
【0075】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、送信元から通信手段を介して送信される、通信
の開始を示す通信開始信号を検出する通信開始信号検出
手段と、この通信開始信号検出手段によって通信開始信
号が検出された際に駆動信号を出力する駆動信号出力手
段と、この駆動信号出力手段によって出力された駆動信
号によって駆動された後に送信元を特定する送信元特定
情報を受信する通信手段とを備えるため、送信元識別情
報を受信することができる。
【0076】したがって、請求項1に記載の発明をファ
クシミリ装置に適用すれば、通信手段の省電力化を行う
機能および発呼側識別情報を受信する機能を両立できる
ファクシミリ装置を実現できる。
【0077】また、請求項2に記載の発明によれば、送
信元から通信手段を介して送信される、通信の開始を示
す通信開始信号を検出するとともに、検出信号を出力す
る通信開始信号検出手段と、この通信開始信号検出手段
から出力される検出信号によって駆動されるとともに、
駆動後に 送信元を特定する送信元特定情報を受信する
受信手段とを有する通信手段を備えるため、送信元識別
情報を受信することができる。
【0078】したがって、請求項2に記載の発明をファ
クシミリ装置に適用すれば、通信手段の省電力化を行う
機能および発呼側識別情報を受信する機能を両立できる
ファクシミリ装置を実現できる。
【0079】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
送信元から通信手段を介して送信される、通信の開始を
示す通信開始信号によって受信可能状態になり、その受
信可能状態になった後に、送信元を特定する送信元特定
情報を受信する通信手段を備えることから、送信元から
最初に送信される通信開始信号そのもので受信可能状態
になって送信元特定情報を受信することができるため、
通信手段を駆動する駆動信号を出力するための手段が不
要である。
【0080】また、請求項1ないし請求項3に記載の発
明は、請求項4に記載のように、上記通信開始信号が、
発呼信号である場合に好適に採用される。
【0081】つまり、発呼信号を送信した後に送信元特
定情報を送信する通信方式が採用されている場合は、上
記送信元特定情報が送信される前に送信される発呼信号
を検出したタイミングで通信手段を駆動する必要がある
が、上記請求項1ないし請求項3に記載の技術的手段を
用いれば、それが可能となるからである。
【0082】さらに、請求項1ないし請求項3に記載の
発明は、請求項5に記載のように、上記通信開始信号
が、この通信装置と交換機との間に接続された通信回線
の極性を反転させる極性反転信号である場合に好適に採
用される。
【0083】つまり、極反信号を送信した次に送信元特
定情報を送信する通信方式が採用されている場合は、送
信元特定情報が送信される前に送信される極反信号を検
出したタイミングで通信手段を駆動する必要があるが、
上記請求項1ないし請求項3に記載の技術的手段を用い
れば、それが可能となるからである。
【0084】また、請求項6に記載の発明によれば、上
記受信された送信元特定情報を表示する送信元特定情報
表示手段を備えるため、その送信元特定情報表示手段に
よって表示された送信元特定情報を見ることにより、送
信元を知ることができる。
【0085】さらに、請求項1ないし請求項6に記載の
発明は、請求項7に記載のように、上記通信手段が、通
信手段を介して画像情報を受信するものである場合に好
適に採用される。
【0086】つまり、画像情報を受信するファクシミリ
装置の多くは、画像情報を受信する通信手段の省電力化
を図るために、通常は、主電源を遮断したスタンバイ状
態になっているため、発呼の後に送信される送信元特定
情報を受信できないという問題があるが、上述のよう
に、請求項1ないし請求項6に記載の技術的手段を採用
することにより、送信元特定情報を受信する前に通信手
段を駆動状態にして送信元特定情報を受信できるように
することができるからである。
【0087】そして、請求項8に記載の発明によれば、
送信元から通信手段を介して送信される、通信の開始を
示す通信開始信号を検出した際に、駆動信号を通信手段
に出力し、この出力された駆動信号によって通信手段が
駆動された後に、その通信手段によって、送信元を特定
する送信元特定情報が受信されるように制御する制御プ
ログラムを含むコンピュータプログラムが記憶された記
憶媒体という構成であるため、その記憶媒体を通信装置
内のROMとして設け、もしくは、その記憶媒体に格納
されているコンピュータプログラムをコンピュータにイ
ンストールすることによって請求項1に記載の通信装置
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のファクシミリ装置の電気的構
成をブロックで示す説明図である。
【図2】図2(A)は、図1に示すファクシミリ装置3
に備えられた通信モデム60の構成を示す説明図であ
り、図2(B)は、通信モデム60の他の構成を示す説
明図である。
【図3】図3は、発呼側から送信される信号、駆動回路
52から出力されるトリガおよび通信モデム60が駆動
状態になるタイミングを示す説明図であり、図3(A)
は、呼出信号を数回送信した後に送信元特定情報たる発
呼側識別情報を送信する方式が採用されている場合の説
明図であり、図3(B)は、極反信号を送信した次に発
呼側識別情報を送信する方式が採用されている場合の説
明図である。
【図4】図1に示すCPU30により実行される受信制
御1の内容を示すフローチャートである。
【図5】図1に示すCPU30により実行される受信制
御2の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 ファクシミリ装置 30 CPU 50 受話器(通話手段) 52 駆動回路(駆動信号出力手段) 60 通信モデム(通信手段) 61 相手ファクシミリ装置(送信元) 62 相手電話機(送信元)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信元から通信手段を介して送信され
    る、通信の開始を示す通信開始信号を検出する通信開始
    信号検出手段と、この通信開始信号検出手段によって前
    記通信開始信号が検出された際に、駆動信号を出力する
    駆動信号出力手段と、この駆動信号出力手段によって出
    力された駆動信号によって駆動された後に、前記送信元
    を特定する送信元特定情報を受信する通信手段と、が備
    えられたことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 送信元から通信手段を介して送信され
    る、通信の開始を示す通信開始信号を検出するととも
    に、検出信号を出力する通信開始信号検出手段と、この
    通信開始信号検出手段から出力される検出信号によって
    駆動されるとともに、駆動後に、前記送信元を特定する
    送信元特定情報を受信する受信手段と、を有する通信手
    段、が備えられたことを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 送信元から通信手段を介して送信され
    る、通信の開始を示す通信開始信号によって受信可能状
    態になり、その受信可能状態になった後に、前記送信元
    を特定する送信元特定情報を受信する通信手段が備えら
    れたことを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 前記通信開始信号は、発呼信号であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つ
    に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記通信開始信号は、この通信装置と交
    換機との間に接続された通信回線の極性を反転させる極
    性反転信号であることを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれか1つに記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記受信された送信元特定情報を表示す
    る送信元特定情報表示手段が備えられたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の通信
    装置。
  7. 【請求項7】 前記通信手段は、前記通信手段を介して
    画像情報を受信することを特徴とする請求項1ないし請
    求項6のいずれか1つに記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 通信手段を制御するコンピュータプログ
    ラムが記憶された記憶媒体において、送信元から通信手
    段を介して送信される、通信の開始を示す通信開始信号
    を検出した際に、駆動信号を前記通信手段に出力し、こ
    の出力された駆動信号によって前記通信手段が駆動され
    た後に、その通信手段によって、前記送信元を特定する
    送信元特定情報が受信されるように制御する制御プログ
    ラムを含むコンピュータプログラムが記憶されたことを
    特徴とする記憶媒体。
JP11077983A 1998-03-31 1999-03-23 通信装置および記憶媒体 Pending JPH11346279A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2197186A1 (en) * 2008-12-09 2010-06-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha communication device

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