JP2000261589A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2000261589A
JP2000261589A JP11057796A JP5779699A JP2000261589A JP 2000261589 A JP2000261589 A JP 2000261589A JP 11057796 A JP11057796 A JP 11057796A JP 5779699 A JP5779699 A JP 5779699A JP 2000261589 A JP2000261589 A JP 2000261589A
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optional
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JP11057796A
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Kenichi Hatakeyama
健一 畠山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は増設されたオプション機構の機能設定
のガイダンスと設定の適否を判別して、機能設定の容易
さと適正化を図るファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置は、オプション増設ボー
ドが増設されると、当該オプション増設ボードの種別を
判断して、当該増設されたオプション増設ボードの機能
設定に必要な機能情報をディスプレイに表示し、ユーザ
に機能設定を促す。ファクシミリ装置は機能情報の設定
登録操作が行われると、当該設定登録操作の内容が適切
であるかを判断して、設定内容が適切であると、設定さ
れた機能設定内容を機能設定情報としてパラメータメモ
リに登録し、上記処理を順次行って、全ての機能情報に
対して設定登録が完了すると、処理を終了する。したが
って、サービスマン等に依頼することなく、ユーザが増
設したオプション増設ボードに必要な機能設定を容易か
つ適切に行うことができ、オプション増設ボードを適切
に動作させることができる(ステップS101〜S10
7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、オプション増設機構の増設時の機能
設定を適切化するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、ファクシミリ通信
機能やコピー機能等の動作において、当該動作状態を設
定する機能設定情報の設定状態に応じて動作する。
【0003】そして、ファクシミリ装置を新規に導入す
ると、ファクシミリ装置の設置環境やユーザの利用形態
に応じて各種機能の動作状態の設定を行う必要があり、
また、オプション機構の増設を行う場合においても、当
該オプション機構の動作状態の設定を行う必要がある
が、新規導入時には、通常、サービスマンがオプション
機構を含めて各種機能の設定の登録を行うため、機能設
定は適切に行われる。
【0004】ところが、ファクシミリ装置を移転した
り、譲渡等によりファクシミリ装置のユーザが変更にな
った場合には、新たな設置環境や新たなユーザの利用形
態等に応じて各種設定の変更を新たなユーザ自身が行う
のが通常である。
【0005】そこで、本出願人は、操作表示部で複数の
機能が選択・指示可能に構成されたファクシミリ装置に
おいて、習熟者向けの第1のモード(通常モード)の他
に、初心者が容易に操作できる第2のモードを備え、こ
れらを切替する手段を有し、かつ、前記第2のモードで
は、目的とする操作の大分類を表示し、該表示された大
分類の選択を行う手段を有することを特徴とするファク
シミリ装置を、先に提案している(特開平8−1679
49号公報参照)。このファクシミリ装置によれば、初
心者は、第2のモードを選択することにより、逐次、操
作しやすい表示画面、ガイダンスにより操作を行うこと
ができ、また、習熟した操作者は、通常モードにより、
迅速な操作を行うことができる。
【0006】また、従来、機能内容を記載した機能内容
記載用紙を原稿読取部で読み取って、当該読み取ったデ
ータから機能内容を解読して機能内容記憶部に記憶さ
せ、当該機脳内用記憶部の記憶内容に基づいて動作を行
うファクシミリ装置が提案されている(特開平8−18
1804号公報参照)。このファクシミリ装置によれ
ば、機能内容を記載した機能内容記載用紙を読み取らせ
るだけで、機能設定することができる。
【0007】さらに、従来、パーソナルコンピュータ等
の外部装置に接続して、外部装置でファクシミリ装置の
機能設定値を書き換えて、設定するファクシミリ装置が
提案されている(特開平8−265468号公報、特開
平9−307669号公報等参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、ファクシミリ
装置が基本的に備えている各種機能の設定の容易さを目
的としており、各種機能の設定操作の容易さを向上させ
ることはできるが、設定された内容が適切であるか否か
は分からず、不適切な設定が行われてしまうことがある
とともに、後で増設されるオプション機構の機能設定に
ついては述べられておらず、このオプション機構の設定
をユーザが適切に行う上で改良の必要があった。
【0009】すなわち、ユーザが各種機能設定の変更を
行う場合、ユーザは、一般に、ファクシミリ装置に付属
のマニュアルを見ながら設定を行うが、適切に設定が行
われるとは限らず、特に、譲渡等の場合にはマニュアル
を紛失していることが多く、各種機能の設定の変更、特
に、後で増設されたオプション機構の機能設定を適切に
行うことが困難となる。
【0010】このように不適切な機能設定を行ってしま
うと、サービスマンに設定を依頼するという不便さを解
消することができないだけでなく、適切にファクシミリ
装置を利用することができなかったり、利用効率が悪い
という問題があった。
【0011】特に、新たに増設したオプション機構の設
定は、その動作状態の設定が基本機構の動作状態の設定
以上に技術的に困難な場合が多く、オプション機構の設
定をユーザが適切に行うことが困難であるという問題が
あった。
【0012】そこで、請求項1記載の発明は、オプショ
ン機構が増設されると、少なくとも各種オプション機構
に対して設定すべき機能情報を記憶する機能情報記憶手
段から増設されたオプション機構に対応する機能情報を
読み出して表示手段に表示し、当該表示されている機能
情報に基づいて機能設定操作が行われると、当該設定操
作された機能設定情報をその適否を判断した後、機能設
定情報記憶手段に記憶させるオプション増設機能設定処
理を行うことにより、サービスマン等に依頼することな
く、ユーザが、増設したオプション機構に必要な機能設
定を容易かつ適切に行い、オプション機構を適切に動作
させることのできるファクシミリ装置を提供することを
目的としている。
【0013】請求項2記載の発明は、オプション機構が
増設されると、少なくとも各種オプション機構に対して
設定すべき機能情報を記憶する機能情報記憶手段から増
設されたオプション機構に対応する機能情報を読み出し
て機能情報レポートとして記録出力し、当該機能情報レ
ポートに記録されている機能情報に基づいて機能設定操
作が行われると、当該設定操作された機能設定情報をそ
の適否を判断した後、機能設定情報記憶手段に記憶させ
るオプション増設機能設定処理を行うことにより、サー
ビスマン等に依頼することなく、また、大きな表示手段
を備えていない場合であっても、ユーザが、増設したオ
プション機構に必要な機能設定を容易かつ適切に行い、
オプション機構を適切に動作させることのできるファク
シミリ装置を提供することを目的としている。
【0014】請求項3記載の発明は、オプション機構が
増設されると、少なくとも各種オプション機構に対して
設定すべき機能情報を記憶する機能情報記憶手段から増
設されたオプション機構に対応する機能情報を読み出し
てオプション増設レポートとして予め設定された宛先に
ファクシミリ送信し、当該オプション増設レポートに応
じて当該宛先からオプション機構に対応する機能設定指
示があり、当該機能設定指示に応じて機能設定操作が行
われると、当該設定操作された機能設定情報を機能設定
情報記憶手段に記憶させるオプション増設機能設定処理
を行うことにより、サービスマン等が直接機能設定操作
を行うことなく、ファクシミリ装置のサービスステーシ
ョン等からの機能設定指示に応じて、ユーザが増設した
オプション機構に必要な機能設定をより一層適切に行
い、オプション機構をより一層適切に動作させることの
できるファクシミリ装置を提供することを目的としてい
る。
【0015】請求項4記載の発明は、機能情報記憶手段
から読み出した増設されたオプション機構に対応する機
能情報のうち自動設定に適した機能情報については、自
動設定して、当該自動設定した機能設定情報を機能設定
情報記憶手段に記憶させることにより、オプション機構
に必要な機能設定にかかるユーザの負担を軽減し、オプ
ション機構を簡単に動作させることのできるファクシミ
リ装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、各種オプション機構が増設可能であ
るとともに、当該オプション機構の機能を含め各種機能
が設定された機能設定情報に応じて動作するファクシミ
リ装置において、少なくとも前記各種オプション機構に
対して設定すべき機能情報を予め記憶する機能情報記憶
手段と、前記各種機能に対して設定された機能設定情報
を記憶する機能設定情報記憶手段と、所定のキー操作を
行う操作手段と、所定の情報を表示する表示手段と、前
記オプション機構が増設されると、前記機能情報記憶手
段から前記増設されたオプション機構に対応する機能情
報を読み出して前記表示手段に表示させ、当該表示され
ている機能情報に基づいて前記操作手段により機能設定
操作が行われると、当該設定操作された機能設定情報を
その適否を判断した後、前記機能設定情報記憶手段に記
憶させるオプション増設機能設定処理を行う制御手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0017】上記構成によれば、オプション機構が増設
されると、少なくとも各種オプション機構に対して設定
すべき機能情報を記憶する機能情報記憶手段から増設さ
れたオプション機構に対応する機能情報を読み出して表
示手段に表示し、当該表示されている機能情報に基づい
て機能設定操作が行われると、当該設定操作された機能
設定情報をその適否を判断した後、機能設定情報記憶手
段に記憶させるオプション増設機能設定処理を行うの
で、サービスマン等に依頼することなく、ユーザが、増
設したオプション機構に必要な機能設定を容易かつ適切
に行うことができ、オプション機構を適切に動作させる
ことができる。
【0018】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
は、各種オプション機構が増設可能であるとともに、当
該オプション機構の機能を含め各種機能が設定された機
能設定情報に応じて動作するファクシミリ装置におい
て、少なくとも前記各種オプション機構に対して設定す
べき機能情報を予め記憶する機能情報記憶手段と、前記
各種機能に対して設定された機能設定情報を記憶する機
能設定情報記憶手段と、所定のキー操作を行う操作手段
と、所定の情報を記録紙に記録出力する記録手段と、前
記オプション機構が増設されると、前記機能情報記憶手
段から前記増設されたオプション機構に対応する機能情
報を読み出して機能情報レポートとして前記記録手段に
記録紙に記録出力させ、当該記録された機能情報レポー
トに基づいて前記操作手段により機能設定操作が行われ
ると、当該設定操作された機能設定情報をその適否を判
断した後、前記機能設定情報記憶手段に記憶させるオプ
ション増設機能設定処理を行う制御手段と、を備えるこ
とにより、上記目的を達成している。
【0019】上記構成によれば、オプション機構が増設
されると、少なくとも各種オプション機構に対して設定
すべき機能情報を記憶する機能情報記憶手段から増設さ
れたオプション機構に対応する機能情報を読み出して機
能情報レポートとして記録出力し、当該機能情報レポー
トに記録されている機能情報に基づいて機能設定操作が
行われると、当該設定操作された機能設定情報をその適
否を判断した後、機能設定情報記憶手段に記憶させるオ
プション増設機能設定処理を行うので、サービスマン等
に依頼することなく、また、大きな表示手段を備えてい
ない場合であっても、ユーザが、増設したオプション機
構に必要な機能設定を容易かつ適切に行うことができ、
オプション機構を適切に動作させることができる。
【0020】請求項3記載の発明のファクシミリ装置
は、各種オプション機構が増設可能であるとともに、当
該オプション機構の機能を含め各種機能が設定された機
能設定情報に応じて動作するファクシミリ装置におい
て、少なくとも前記各種オプション機構に対して設定す
べき機能情報を予め記憶する機能情報記憶手段と、前記
各種機能に対して設定された機能設定情報を記憶する機
能設定情報記憶手段と、所定のキー操作を行う操作手段
と、前記オプション機構が増設されると、前記機能情報
記憶手段から前記増設されたオプション機構に対応する
機能情報を読み出して、当該機能情報を少なくとも前記
オプション機構の種別とともにオプション増設レポート
として予め設定された宛先にファクシミリ送信し、当該
宛先から前記オプション機構に対応する機能設定指示が
あり、当該機能設定指示に応じて前記操作手段により機
能設定操作が行われると、当該設定操作された機能設定
情報を前記機能設定情報記憶手段に記憶させるオプショ
ン増設機能設定処理を行う制御手段と、を備えことによ
り、上記目的を達成している。
【0021】上記構成によれば、オプション機構が増設
されると、少なくとも各種オプション機構に対して設定
すべき機能情報を記憶する機能情報記憶手段から増設さ
れたオプション機構に対応する機能情報を読み出してオ
プション増設レポートとして予め設定された宛先にファ
クシミリ送信し、当該オプション増設レポートに応じて
当該宛先からオプション機構に対応する機能設定指示が
あり、当該機能設定指示に応じて機能設定操作が行われ
ると、当該設定操作された機能設定情報を機能設定情報
記憶手段に記憶させるオプション増設機能設定処理を行
うので、サービスマン等が直接機能設定操作を行うこと
なく、ファクシミリ装置のサービスステーション等から
の機能設定指示に応じて、ユーザが増設したオプション
機構に必要な機能設定をより一層適切に行うことがで
き、オプション機構をより一層適切に動作させることが
できる。
【0022】上記各場合において、例えば、請求項4に
記載するように、前記制御手段は、前記機能情報記憶手
段から読み出した前記増設されたオプション機構に対応
する前記機能情報のうち自動設定に適した機能情報につ
いては、自動設定して、当該自動設定した機能設定情報
を前記機能設定情報記憶手段に記憶させるものであって
もよい。
【0023】上記構成によれば、機能情報記憶手段から
読み出した増設されたオプション機構に対応する機能情
報のうち自動設定に適した機能情報については、自動設
定して、当該自動設定した機能設定情報を機能設定情報
記憶手段に記憶させるので、オプション機構に必要な機
能設定にかかるユーザの負担を軽減することができ、オ
プション機構を簡単に動作させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0025】図1及び図2は、本発明のファクシミリ装
置の第1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、ファクシミリ装置のオプション機構の増設時に当該
オプション機構の機能情報を表示して、機能設定の容易
さと適切さを向上させたもので、請求項1に対応するも
のである。
【0026】図1は、本発明のファクシミリ装置の第1
の実施の形態を適用したファクシミリ装置1の回路ブロ
ック図である。図1において、ファクシミリ装置1は、
オプション増設ポート2、スキャナ3、原稿センサ4、
プロッタ5、用紙センサ6、操作表示部7、画像メモリ
8、パラメータメモリ9、バッテリ10、時計回路部1
1、通信制御部12、モデム13、網制御部14、符号
化・復号化部15、CPU(Central Processing Unit
)16、ROM(Read Only Memory)17、バッファ
メモリ18及びキャラクタジェネレータ19等を備えて
おり、上記各部は、バス20により接続されている。
【0027】オプション増設ポート2には、各種オプシ
ョン増設ボード(オプション機構)が接続可能であり、
オプション増設ボードとしては、例えば、ファクシミリ
装置1がG3の通信機能のみを有している場合に通信機
能を向上させるためのG4通信ボードや拡張メモリカー
ド等がある。
【0028】スキャナ3は、例えば、CCD(Charge Co
upled Device)を利用したラインイメージセンサ等が用
いられており、一般にADFを備えている。ADFに
は、複数枚の原稿がセットされ、ADFは、セットされ
た原稿を1枚ずつスキャナ3の原稿読取位置に送給す
る。スキャナ3は、ADFから搬送されてきた原稿を走
査し、原稿の画像を所定の解像度で読み取る。スキャナ
3には、原稿センサ4が取り付けられており、原稿セン
サ4は、スキャナ3、特に、ADF上にセットされた原
稿の有無及びセットされた原稿サイズを検出して、検出
結果をCPU16に出力する。
【0029】プロッタ(記録手段)5としては、例え
ば、サーマル記録装置、電子写真式記録装置、あるい
は、インク噴射式記録装置等が用いられており、プロッ
タ5は、記録紙に、受信画像、スキャナ3で読み取られ
た原稿の画像等を記録出力するとともに、必要な各種レ
ポート、特に、後述するオプション増設機能設定処理に
おいて生成される機能情報レポートを記録紙に記録出力
する。
【0030】プロッタ5には、用紙センサ6が設けられ
ており、用紙センサ6は、プロッタ5の記録紙カセット
にセットされている記録紙のサイズ及び当該記録紙カセ
ット内の記録紙の有無を検出して、検出結果をCPU1
6に出力する。
【0031】操作表示部(操作手段)6は、テンキーや
スタートキー等の操作キー、各種ファンクションキード
及びメニューキー等を備えるとともに、表示手段として
のディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイ等を備えて
いる。操作表示部7の操作キーからは、送信操作等の各
種命令が入力され、特に、後述するオプション増設機能
設定処理で、増設されたオプション機構(オプション増
設ボード)の機能設定情報の設定・変更操作が行われ
る。ディスプレイには、操作キーやメニューキーから入
力された命令内容や操作内容及びファクシミリ装置1か
らオペレータに通知する各種情報が表示され、特に、後
述するオプション増設機能設定処理での機能情報や機能
設定操作手順等が表示される。
【0032】画像メモリ8は、例えば、RAMあるいは
ハードディスク等で構成され、受信画情報や送信画情報
等を主に記憶する。
【0033】パラメータメモリ(機能設定情報記憶手
段)8は、読み/書き可能な不揮発性メモリで構成さ
れ、メモリ送信の送信先電話番号、ワンタッチダイヤル
及び短縮ダイヤルに対応付けられた送信先電話番号や送
信先名称等のダイヤル情報、自己局の電話番号、名称等
の自局情報び読取濃度情報や記録濃度情報等及びその他
のファクシミリ装置1の各種機能を適切に発揮させるた
めに設定された各種機能設定情報を記憶する。このパラ
メータメモリ9の各種機能設定情報は、操作表示部7の
キー操作により、登録、変更、削除が可能であり、この
機能設定情報には、オプション増設ポート2に増設され
たオプション増設ボードの機能設定情報も含まれる。
【0034】パラメータメモリ9は、バッテリ10によ
り、停電やファクシミリ装置1の電源がオフされている
ときにも、パラメータメモリ9内の各情報が保持される
ように、バックアップされている。
【0035】時計回路部11は、発振回路や分周回路等
を備え、現在時刻を計時するとともに、ファクシミリ装
置1の動作に必要な各種クロックを発生する。
【0036】網制御部14には、回線L、例えば、公衆
電話回線あるいは専用回線等が接続されており、網制御
部14は、CPU16の制御下で動作して、回線Lから
の発呼に対して自動着呼し、また、回線Lへの自動発呼
処理を行う。
【0037】通信制御部12は、回線Lを介して接続さ
れた相手先ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御
信号の交換を行うとともに、データ変換を行って、ファ
クシミリ通信手順を実行する。
【0038】モデム13は、CPU16の制御下で動作
して、送信時、送信信号を回線Lの伝達に適した形態に
変調し、また、受信時、回線Lから送られてきた変調信
号を復調する。
【0039】符号化・復号化部15は、画像メモリ8へ
の画情報の蓄積の効率化及び画情報の電送時間の短縮化
と効率化を図るものであり、送信時には画情報を所定の
符号化方式により圧縮(符号化)し、また、受信時には
符号化された画情報を原情報に再生(復号化)する。
【0040】ROM(機能情報記憶手段)17は、ファ
クシミリ装置1の基本処理プログラム及び後述するオプ
ション増設機能設定処理プログラム等の各種プログラム
を記憶するとともに、各プログラムを実行するのに必要
な各種システムデータやその他のデータ、特に、オプシ
ョン増設機能設定処理で使用する各種機能情報や設定さ
れた機能設定情報の適否を判断するのに必要な情報を記
憶している。
【0041】バッファメモリ18は、CPU16のワー
クメモリとして利用され、各種処理を行う上で必要な各
種データを記憶する。
【0042】CPU(制御手段)16は、ROM17内
のプログラムに基づいてバッファメモリ18をワークメ
モリとして使用しつつ、ファクシミリ装置1の各部を制
御して、ファクシミリ装置1としての基本処理を実行す
るとともに、後述するオプション増設機能設定処理を実
行する。
【0043】キャラクタジェネレータ19は、英字、数
字、カナ字、記号、かな字及び漢字等の各文字フォント
データを記憶し、CPU16の制御下で動作して、送信
時には、通常のミクストモード通信ではキャラクタデー
タブロックをCCITT(国際電信電話諮問委員会)の
勧告に従うキャラクタコードによりデータ変換し、受信
時には、G4ファクシミリ通信等で受信するキャラクタ
コードを所定のキャラクタデータ(文字データ)に変換
する。
【0044】ファクシミリ装置1は、上記構成におい
て、スキャナ3で読み取った原稿の画情報を符号化・復
号化部15で符号化し、画像メモリ8に一旦蓄積した
後、あるいは、そのまま通信制御部12、モデム13及
び網制御部14を介して相手ファクシミリ装置に送信す
るファクシミリ送信機能、回線Lを介して相手先から送
信されてきた画情報を網制御部14、モデム13及び通
信制御部12を介して受信して、一旦画像メモリ8に蓄
積した後、あるいは、そのまま符号化・復号化部15で
復号化してプロッタ5で記録紙に記録出力するファクシ
ミリ受信機能、スキャナ3で読み取った原稿の画像を画
像メモリ8を介して、あるいは、そのままプロッタ5に
転送してプロッタ5で記録紙に記録出力するコピー機能
及び図示しないインターフェイスを介して外部装置、例
えば、パーソナルコンピュータ等から入力されるデータ
を画像メモリ8を介して、あるいは、そのままプロッタ
5に転送してプロッタ5で記録紙に記録出力するプリン
タ機能等の各種機能を実現する。
【0045】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置1は、ファクシミリ装置1の備えている
各種機能、特に、オプション増設ポート2に増設された
オプション増設ボード(オプション機構)に対する機能
設定を容易にするために当該増設されたオプション増設
ボードの機能設定に必要な機能情報を操作表示部7のデ
ィスプレイに表示して、操作表示部7のキー操作により
容易かつ適切に機能設定を行えるようにするところにそ
の特徴がある。
【0046】すなわち、ファクシミリ装置1は、上記フ
ァクシミリ通信機能、コピー機能及びプリンタ機能等の
各種機能を実現するために、パラメータメモリ9に各種
機能設定情報の登録を行う必要があるとともに、オプシ
ョン増設ポート2を備えており、このオプション増設ポ
ート2にオプション増設ボードが増設されると、当該増
設されたオプション増設ボードの機能を適切に活用する
ために、操作表示部7等から各種機能情報の設定を行っ
てパラメータメモリ9に登録する必要がある。このパラ
メータメモリ9への機能設定情報の設定登録が不適切
(誤り)であると、ファクシミリ装置1のユーザの意図
する機能、特に、オプション増設ボードの機能を適切に
発揮させることができない。
【0047】そこで、本実施の形態のファクシミリ装置
1は、オプション増設ポート2にオプション増設ボード
が増設されると、当該増設されたオプション増設ボード
の種別を判別して、増設されたオプション増設ボードに
対応する機能情報をROM17から読み出して操作表示
部7のディスプレイに表示して、機能設定を適切に行え
るようにしている。
【0048】すなわち、ファクシミリ装置1は、図2に
示すように、オプション増設ポート2にオプション増設
ボードが増設されると、CPU16がROM17内の情
報に基づいてオプション増設ポート2に増設されたオプ
ション増設ボードの種別を判断する(ステップS10
1)。
【0049】CPU16は、増設されたオプション増設
ボードの種別を判断すると、当該増設されたオプション
増設ボードの機能設定に必要な機能情報をROM17か
ら読み出して、操作表示部7のディスプレイに必要な機
能情報を表示し、ユーザに機能設定を促す(ステップS
102)。
【0050】上記ディスプレイに表示する機能情報とし
ては、当該機能情報の設定操作に必要な操作表示部7の
ファンクションキーの種別と当該ファンクションキーの
操作内容、あるいは、機能設定を行うための専用の制御
内容の表示等である。具体的には、CPU16は、オプ
ション増設ボードがG4ボードであるときには、当該オ
プション増設ボードを認識させるためのビットスイッ
チ、ファクシミリ装置1自体の基本通信機能であるG3
通信機能と増設されたG4通信機能のいずれを優先させ
た通信を行うかのスイッチ、G4用のTTI(Transmit
ter Terminal Identification)及び自局番号等の設定に
必要な機能情報を順次操作手順に従って、ROM17か
ら読み出して、操作表示部7のディスプレイに表示させ
る。
【0051】なお、このとき、増設されたオプション増
設ボードによっては、機能設定を全く行う必要がない場
合があるが、この場合には、上記機能設定を促す表示を
行うことなく、そのまま処理を終了する。例えば、オプ
ション増設ボードが増設メモリカードであるときには、
増設メモリカードは、一部ページメモリとして利用され
る場合もあるが、一般的には、画像メモリ8の容量を補
うために増設されるので、特別な機能設定を行う必要が
ない。したがって、このような場合には、そのまま処理
を終了する。
【0052】CPU16は、一つの機能情報をディスプ
レイに表示すると、当該機能情報の設定登録操作が行わ
れたかチェックし(ステップS103)、設定登録操作
が行われると、当該設定登録操作の内容が適切であるか
をROM17の情報に基づいて判断する(ステップS1
04)。
【0053】ステップS104で、設定内容が適切でな
いときには、CPU16は、ステップS102に戻っ
て、設定内容が適切でない旨及び再設定を促す旨の表示
を操作表示部7のディスプレイに行うとともに、機能設
定に必要な機能情報をディスプレイに表示する(ステッ
プS102)。この表示に応じて機能設定が行われ(ス
テップS103)、ステップS104で、機能設定が適
切であると、当該設定された機能設定内容を機能設定情
報としてパラメータメモリ9に登録(機能変更内容を登
録)する(ステップS105)。
【0054】次に、CPU16は、当該登録された機能
設定内容(情報)を操作表示部7のディスプレイに表示
させ(ステップS106)、設定登録すべき機能情報が
まだ残っているかチェックする(ステップS107)。
【0055】ステップS107で、まだ登録すべき機能
情報が残っているときには、CPU16は、ステップS
101に戻って、上記同様に処理し(ステップS101
〜S107)、ステップS107で、登録すべき機能情
報が残っていないときには、オプション増設機能設定処
理を終了する。
【0056】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、オプション増設ポート2にオプション増設ボ
ードが増設されると、各種オプション増設ボードに対し
て設定すべき機能情報を記憶するROM17から今回増
設されたオプション増設ボードに対応する機能情報を読
み出して操作表示部7のディスプレイに表示し、当該表
示されている機能情報に基づいて機能設定操作が行われ
ると、当該設定操作された機能設定情報をその適否を判
断した後、パラメータメモリ9に記憶させるオプション
増設機能設定処理を行う。
【0057】したがって、サービスマン等に依頼するこ
となく、ユーザが、増設したオプション増設ボードに必
要な機能設定を容易かつ適切に行うことができ、オプシ
ョン増設ボードを適切に動作させることができる。
【0058】図3は、本発明のファクシミリ装置の第2
の実施の形態を適用したファクシミリ装置によるオプシ
ョン増設機能設定処理を示す図であり、本実施の形態
は、オプション機構が増設されると、当該増設されたオ
プション機構を適切に動作させるために必要な設定情報
に関する情報をレポート出力するもので、請求項2に対
応するものである。
【0059】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のファクシミリ装置と同様のファクシミリ装置に適
用したものであり、本実施の形態の説明においては、上
記第1の実施の形態で用いた符号をそのまま用いて説明
する。
【0060】ファクシミリ装置1は、オプション増設ボ
ード(オプション機構)がオプション増設ポート2に増
設されると、CPU16が、図3に示すように、ROM
17内の情報に基づいてオプション増設ポート2に増設
されたオプション増設ボードの種別を判断する(ステッ
プS201)。
【0061】CPU16は、増設されたオプション増設
ボードの種別を判断すると、当該増設されたオプション
増設ボードの機能設定に必要な機能情報をROM17か
ら読み出し、一時バッファメモリ18に蓄積する(ステ
ップS202)。
【0062】CPU16は、全ての機能情報を蓄積する
と、ROM17に予め登録されている機能情報レポート
のフォーマットに基づいて機能情報を展開した後、プロ
ッタ5に転送し、プロッタ5に当該機能情報レポートを
記録紙に記録出力させる(ステップS203)。CPU
16は、全ての機能情報について機能情報レポートを記
録出力させると、処理を終了する。
【0063】この機能情報レポートには、例えば、増設
されたオプション増設ボードの名称、用途、当該オプシ
ョン増設ボードを適切に動作させるのに必要な機能設定
内容、当該機能設定を行うための操作方法(例えば、何
番のファンクションで何のキーを押すか等)の情報が記
録されている。
【0064】ファクシミリ装置1のオペレータは、この
記録出力された機能情報レポートに記録されている機能
情報レポートを参照して、オプション増設ボードを適切
に動作させるための設定操作を行うことができる。
【0065】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、オプション増設ポート2にオプション増設ボ
ードが増設されると、各種オプション機構に対して設定
すべき機能情報を記憶するROM17から増設されたオ
プション増設ボードに対応する機能情報を読み出して機
能情報レポートとして記録出力し、当該機能情報レポー
トに記録されている機能情報に基づいて機能設定操作が
行われると、当該設定操作された機能設定情報をその適
否を判断した後、パラメータメモリ9に記憶させるオプ
ション増設機能設定処理を行う。
【0066】したがって、サービスマン等に依頼するこ
となく、また、ファクシミリ装置1が大きなディスプレ
イを備えていない場合であっても、ユーザが、増設した
オプション増設ボードに必要な機能設定を容易かつ適切
に行うことができ、オプション増設ボードを適切に動作
させることができる。
【0067】図4は、本発明のファクシミリ装置の第3
の実施の形態を適用したファクシミリ装置による機能設
定処理を示す図であり、本実施の形態は、オプション機
構が増設されると、当該増設されたオプション機構を適
切に動作させるために必要な設定情報を自動で登録可能
な範囲で自動登録し、自動登録できない項目についてユ
ーザに登録操作を案内しつつ行わせるもので、請求項4
に対応するものである。
【0068】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のファクシミリ装置と同様のファクシミリ装置に適
用したものであり、本実施の形態の説明においては、上
記第1の実施の形態で用いた符号をそのまま用いて説明
する。
【0069】本実施の形態のファクシミリ装置1は、そ
のROM17内にオプション増設ポート2に増設された
オプション増設ボードに対応した機能設定項目のうち自
動設定可能な機能設定項目に対して機能設定を自動で行
う機能自動設定プログラムと当該機能自動設定に必要な
機能情報が予め登録されており、CPU16は、オプシ
ョン増設ポート2にオプション増設ボードが増設される
と、当該オプション増設ボードの種別を自動判定して、
当該オプション増設ボードに必要な機能を自動設定す
る。
【0070】すなわち、ファクシミリ装置1は、図4に
示すように、オプション増設ポート2にオプション増設
ボードが増設されると、CPU16がROM17内のデ
ータに基づいてオプション増設ポート2に増設されたオ
プション増設ボードの種別を判断する(ステップS30
1)。
【0071】CPU16は、増設されたオプション増設
ボードの種別を判断すると、当該増設されたオプション
増設ボードの機能設定に必要な機能情報をROM17か
ら読み出して、この時点で自動登録可能な設定項目につ
いては、機能設定情報をパラメータメモリ9に自動登録
する(ステップS302)。
【0072】次に、CPU16は、増設されたオプショ
ン増設ボードに対して必要な機能設定が全て完了したか
判別し(ステップS303)、全て設定が完了している
ときには、そのまま処理を終了する。
【0073】ステップS303で、全ての機能設定が完
了していないときには、操作表示部7のディスプレイに
必要な機能情報を表示し、ユーザに機能設定を促す(ス
テップS304)。なお、このディスプレイへの機能情
報の表示は、上記第1の実施の形態の場合と同様である
が、上記自動登録されている項目があることをユーザに
意識させることなく、登録操作をユーザが行えるような
内容の表示を行う。また、この場合、必要な機能設定に
関する情報を、上記第2の実施の形態と同様に機能情報
レポートとして記録出力して、その後に、ユーザが機能
設定操作を行うようにしてもよい。
【0074】CPU16は、一つの機能情報をディスプ
レイに表示すると、当該機能情報の設定登録操作が行わ
れたかチェックし(ステップS305)、設定登録操作
が行われると、当該設定登録操作の内容が適切であるか
をROM17の情報に基づいて判断する(ステップS3
06)。
【0075】ステップS306で、設定内容が適切でな
いときには、CPU16は、ステップS304に戻っ
て、設定内容が適切でない旨及び再設定を促す旨の表示
を操作表示部7のディスプレイに行うとともに、機能設
定に必要な機能情報をディスプレイに表示する(ステッ
プS304)。この表示に応じて機能設定が行われ(ス
テップS305)、ステップS306で、機能設定が適
切であると、当該設定された機能設定内容を機能設定情
報としてパラメータメモリ9に登録(機能変更内容を登
録)する(ステップS307)。
【0076】次に、CPU16は、当該登録された機能
設定内容(情報)を操作表示部7のディスプレイに表示
させ(ステップS308)、設定登録すべき機能情報が
まだ残っているかチェックする(ステップS309)。
【0077】ステップS309で、まだ登録すべき機能
情報が残っているときには、CPU16は、ステップS
302に戻って、当該ユーザによる機能設定以降に自動
登録可能な機能設定項目があるときには、当該機能設定
項目の機能設定情報の自動設定を行った後(ステップS
302)、全ての機能設定が完了したか判断し(ステッ
プS303)、必要な機能設定が全て完了しているとき
には、そのまま処理を終了する。
【0078】ステップS303で、まだ設定登録すべき
機能設定項目があるときには、CPU16は、上記同様
に、操作表示部7のディスプレイに必要な機能情報を表
示して、ユーザに機能設定を促し、当該表示に応じて機
能の設定操作が行われて、当該設定操作が適切である
と、当該設定内容を機能設定情報としてパラメータメモ
リ9に登録して、設定内容をディスプレイに表示した
後、まだ登録すべき機能情報が残っているかチェックす
る(ステップS304〜S309)。
【0079】ステップS309で、登録すべき機能情報
が残っていないときには、CPU16は、オプション増
設機能設定処理を終了する。
【0080】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、ROM17から読み出した増設されたオプシ
ョン増設ボードに対応する機能設定項目(機能情報)の
うち自動設定に適した機能情報については、自動設定し
て、当該自動設定した機能設定情報をパラメータメモリ
9に記憶させている。
【0081】したがって、増設されたオプション増設ボ
ードに必要な機能設定にかかるユーザの負担を軽減する
ことができ、オプション増設ボードを簡単に動作させる
ことができる。
【0082】図5は、本発明のファクシミリ装置の第4
の実施の形態を適用したファクシミリ装置によるオプシ
ョン増設機能設定処理を示す図であり、本実施の形態
は、オプション機構が増設されると、当該増設されたオ
プション機構を適切に動作させるために必要な設定情報
に関する情報をファクシミリ画像として予め登録された
宛先に自動送信するもので、請求項3に対応するもので
ある。
【0083】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態のファクシミリ装置と同様のファクシミリ装置に適
用したものであり、本実施の形態の説明においては、上
記第1の実施の形態で用いた符号をそのまま用いて説明
する。
【0084】本実施の形態のファクシミリ装置1は、そ
のROM17内にオプション増設ポート2に増設された
オプション増設ボードに対応した機能設定情報をファク
シミリ画像として自動送信する機能情報自動送信プログ
ラムと当該機能情報自動送信に必要な機能情報及び送信
先である宛先に関する宛先情報が予め登録されており、
CPU16は、オプション増設ポート2にオプション増
設ボードが増設されると、当該オプション増設ボードの
種別を自動判定して、当該オプション増設ボードに必要
な機能情報を予め登録された宛先にファクシミリ画像と
して自動送信する。
【0085】この予め登録されている送信宛先は、ファ
クシミリ装置1のサービスステーション等である。
【0086】すなわち、ファクシミリ装置1は、オプシ
ョン増設ボード(オプション機構)がオプション増設ポ
ート2に増設されると、CPU16が、図5に示すよう
に、ROM17内の情報に基づいてオプション増設ポー
ト2に増設されたオプション増設ボードの種別を判断す
る(ステップS401)。
【0087】CPU16は、増設されたオプション増設
ボードの種別を判断すると、当該増設されたオプション
増設ボードの機能設定に必要な機能情報をROM17か
ら読み出し、一時バッファメモリ18に蓄積する(ステ
ップS402)。
【0088】CPU16は、全ての機能情報を蓄積する
と、ROM17に予め登録されているオプション増設レ
ポートのフォーマットに基づいて機能情報をバッファメ
モリ18あるいは画像メモリ8に展開する(ステップS
403)。
【0089】CPU16は、オプション増設レポートを
作成すると、当該オプション増設レポートをファクシミ
リ画像に変換して、予めROM17に登録されている宛
先にメモリ送信し、処理を終了する(ステップS40
4)。
【0090】このオプション増設レポートには、例え
ば、増設されたオプション増設ボードの名称、用途、当
該オプション増設ボードを適切に動作させるのに登録す
べき機能設定項目及びファクシミリ装置1本体のその他
の機能設定情報が記録されている。
【0091】オプション増設レポートの送信されてきた
宛先であるサービスステーションは、送信されてきたオ
プション増設レポートに基づいて増設されたオプション
増設ボードを適切に動作させるのに必要な機能情報を判
断して、当該必要な機能情報の設定を行うのに必要な操
作手順等を記載した機能設定マニュアルを作成し、ファ
クシミリ装置1にファクシミリ送信して、機能設定指示
を行う。
【0092】ファクシミリ装置1のユーザは、サービス
ステーションから送信されてきた機能設定マニュアルに
基づいて操作表示部7のキー操作によりオプション増設
ボードに適切な機能設定を行ったり、既に上記第1の実
施の形態から第3の実施の形態のいずれかの方法で機能
設定が行われていると、当該設定された機能設定情報の
適否を機能設定マニュアルに基づいて判断して、機能設
定情報の変更操作を行うことができる。
【0093】なお、サービスステーションは、機能設定
マニュアルをファクシミリ装置1に送信する代わりに、
遠隔操作によりファクシミリ装置1にオプション増設ボ
ードを適切に動作させるのに必要な機能設定を行うよう
にしてもよい。
【0094】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、オプション増設ポート2にオプション増設ボ
ードが増設されると、各種オプション機構に対して設定
すべき機能情報を記憶するROM17から増設されたオ
プション増設ボードに対応する機能情報を読み出してオ
プション増設レポートとして予め設定された宛先である
サービスステーションにファクシミリ送信し、当該オプ
ション増設レポートに応じてファクシミリ装置1のサー
ビスステーションからオプション増設ボードに対応する
機能設定指示があり、当該機能設定指示に応じて機能設
定操作が行われると、当該設定操作された機能設定情報
をパラメータメモリ9に記憶させるオプション増設機能
設定処理を行う。
【0095】したがって、サービスマン等が直接機能設
定操作を行うことなく、ファクシミリ装置1のサービス
ステーション等からの機能設定指示に応じて、ユーザが
増設したオプション増設ボードに必要な機能設定をより
一層適切に行うことができ、オプション増設ボードをよ
り一層適切に動作させることができる。
【0096】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0097】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、オプション機構が増設されると、少なくとも
各種オプション機構に対して設定すべき機能情報を記憶
する機能情報記憶手段から増設されたオプション機構に
対応する機能情報を読み出して表示手段に表示し、当該
表示されている機能情報に基づいて機能設定操作が行わ
れると、当該設定操作された機能設定情報をその適否を
判断した後、機能設定情報記憶手段に記憶させるオプシ
ョン増設機能設定処理を行うので、サービスマン等に依
頼することなく、ユーザが、増設したオプション機構に
必要な機能設定を容易かつ適切に行うことができ、オプ
ション機構を適切に動作させることができる。
【0098】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、オプション機構が増設されると、少なくとも各
種オプション機構に対して設定すべき機能情報を記憶す
る機能情報記憶手段から増設されたオプション機構に対
応する機能情報を読み出して機能情報レポートとして記
録出力し、当該機能情報レポートに記録されている機能
情報に基づいて機能設定操作が行われると、当該設定操
作された機能設定情報をその適否を判断した後、機能設
定情報記憶手段に記憶させるオプション増設機能設定処
理を行うので、サービスマン等に依頼することなく、ま
た、大きな表示手段を備えていない場合であっても、ユ
ーザが、増設したオプション機構に必要な機能設定を容
易かつ適切に行うことができ、オプション機構を適切に
動作させることができる。
【0099】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、オプション機構が増設されると、少なくとも各
種オプション機構に対して設定すべき機能情報を記憶す
る機能情報記憶手段から増設されたオプション機構に対
応する機能情報を読み出してオプション増設レポートと
して予め設定された宛先にファクシミリ送信し、当該オ
プション増設レポートに応じて当該宛先からオプション
機構に対応する機能設定指示があり、当該機能設定指示
に応じて機能設定操作が行われると、当該設定操作され
た機能設定情報を機能設定情報記憶手段に記憶させるオ
プション増設機能設定処理を行うので、サービスマン等
が直接機能設定操作を行うことなく、ファクシミリ装置
のサービスステーション等からの機能設定指示に応じ
て、ユーザが増設したオプション機構に必要な機能設定
をより一層適切に行うことができ、オプション機構をよ
り一層適切に動作させることができる。
【0100】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、機能情報記憶手段から読み出した増設されたオ
プション機構に対応する機能情報のうち自動設定に適し
た機能情報については、自動設定して、当該自動設定し
た機能設定情報を機能設定情報記憶手段に記憶させるの
で、オプション機構に必要な機能設定にかかるユーザの
負担を軽減することができ、オプション機構を簡単に動
作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の第1の実施の形態
を適用したファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置によるオプション増設
機能設定処理を示すフローチャート。
【図3】本発明のファクシミリ装置の第2の実施の形態
を適用したファクシミリ装置によるオプション増設機能
設定処理を示すフローチャート。
【図4】本発明のファクシミリ装置の第3の実施の形態
を適用したファクシミリ装置によるオプション増設機能
設定処理を示すフローチャート。
【図5】本発明のファクシミリ装置の第4の実施の形態
を適用したファクシミリ装置によるオプション増設機能
設定処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 オプション増設ポート 3 スキャナ 4 原稿センサ 5 プロッタ 6 用紙センサ 7 操作表示部 8 画像メモリ 9 パラメータメモリ 10 バッテリ 11 時計回路部 12 通信制御部 13 モデム 14 網制御部 15 符号化・復号化部 16 CPU 17 ROM 18 バッファメモリ 19 キャラクタジェネレータ 20 バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種オプション機構が増設可能であるとと
    もに、当該オプション機構の機能を含め各種機能が設定
    された機能設定情報に応じて動作するファクシミリ装置
    において、少なくとも前記各種オプション機構に対して
    設定すべき機能情報を予め記憶する機能情報記憶手段
    と、前記各種機能に対して設定された機能設定情報を記
    憶する機能設定情報記憶手段と、所定のキー操作を行う
    操作手段と、所定の情報を表示する表示手段と、前記オ
    プション機構が増設されると、前記機能情報記憶手段か
    ら前記増設されたオプション機構に対応する機能情報を
    読み出して前記表示手段に表示させ、当該表示されてい
    る機能情報に基づいて前記操作手段により機能設定操作
    が行われると、当該設定操作された機能設定情報をその
    適否を判断した後、前記機能設定情報記憶手段に記憶さ
    せるオプション増設機能設定処理を行う制御手段と、を
    備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】各種オプション機構が増設可能であるとと
    もに、当該オプション機構の機能を含め各種機能が設定
    された機能設定情報に応じて動作するファクシミリ装置
    において、少なくとも前記各種オプション機構に対して
    設定すべき機能情報を予め記憶する機能情報記憶手段
    と、前記各種機能に対して設定された機能設定情報を記
    憶する機能設定情報記憶手段と、所定のキー操作を行う
    操作手段と、所定の情報を記録紙に記録出力する記録手
    段と、前記オプション機構が増設されると、前記機能情
    報記憶手段から前記増設されたオプション機構に対応す
    る機能情報を読み出して機能情報レポートとして前記記
    録手段に記録紙に記録出力させ、当該記録された機能情
    報レポートに基づいて前記操作手段により機能設定操作
    が行われると、当該設定操作された機能設定情報をその
    適否を判断した後、前記機能設定情報記憶手段に記憶さ
    せるオプション増設機能設定処理を行う制御手段と、を
    備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】各種オプション機構が増設可能であるとと
    もに、当該オプション機構の機能を含め各種機能が設定
    された機能設定情報に応じて動作するファクシミリ装置
    において、少なくとも前記各種オプション機構に対して
    設定すべき機能情報を予め記憶する機能情報記憶手段
    と、前記各種機能に対して設定された機能設定情報を記
    憶する機能設定情報記憶手段と、所定のキー操作を行う
    操作手段と、前記オプション機構が増設されると、前記
    機能情報記憶手段から前記増設されたオプション機構に
    対応する機能情報を読み出して、当該機能情報を少なく
    とも前記オプション機構の種別とともにオプション増設
    レポートとして予め設定された宛先にファクシミリ送信
    し、当該宛先から前記オプション機構に対応する機能設
    定指示があり、当該機能設定指示に応じて前記操作手段
    により機能設定操作が行われると、当該設定操作された
    機能設定情報を前記機能設定情報記憶手段に記憶させる
    オプション増設機能設定処理を行う制御手段と、を備え
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記機能情報記憶手段か
    ら読み出した前記増設されたオプション機構に対応する
    前記機能情報のうち自動設定に適した機能情報について
    は、自動設定して、当該自動設定した機能設定情報を前
    記機能設定情報記憶手段に記憶させることを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれかに記載のファクシミリ
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008012763A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Murata Mach Ltd 電気機器
JP2018052393A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 飛鳥車体株式会社 車内灯制御システム

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JP2008012763A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Murata Mach Ltd 電気機器
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