JP3296920B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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    • H04N2201/0074Arrangements for the control of a still picture apparatus by the connected apparatus

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、RC−232Cインタ
ーフェースを介してパーソナルコンピュータ等の通信装
置が接続可能なファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ上のデー
タを電話回線を通じて遠隔地のファクシミリ装置に伝送
することのできる、いわゆるFAXモデムが商品化さ
れ、該FAXモデムを介してパーソナルコンピュータを
電話回線に接続することによりパーソナルコンピュータ
通信(以下、パソコン通信という)にファクシミリ機能
を付加することができるようになっている。
【0003】一方、ファクシミリ装置においては、送受
信データを記憶するメモリを備え、該メモリによる代行
受信が可能なファクシミリ装置が商品化されている。従
来のファクシミリ装置は、受信データはリアルタイムで
記録紙に出力されていたので、受信データの利用が限ら
れていたが、上記メモリを備えたファクシミリ装置は、
送受信データをメモリに保存できるので、送受信データ
の利用性が向上し、ファクシミリ装置の拡張機能を充実
させる可能性を有している。
【0004】特にファクシミリ装置に通信機能を装備
し、パーソナルコンピュータを通信可能に接続すれば、
ファクシミリ装置をパーソナルコンピュータに対して上
記FAXモデムやプリンタとして機能させることも可能
になるが、従来、かかる通信機能を備えたファクシミリ
装置は、知られておらず、商品化もされていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ファクシミ
リ装置に、例えばRC−232CインターフェースとA
Tコマンドに対応したソフトウェアとを装備することに
より、上記RC−232Cインターフェースを介してフ
ァクシミリ装置にパーソナルコンピュータを通信可能に
接続する方法が考えられる。
【0006】また、かかる方法でファクシミリ装置に上
記通信機能を付加する場合、ファクシミリの機能と上記
パーソナルコンピュータとのパソコン通信機能とは互い
に独立した機能であるから、例えばファクシミリ装置の
操作部に通常のファクシミリ機能を果たすモード(以
下、ファクシミリモードという)と上記パソコン通信を
行うモード(以下、通信モードという)とを切り換える
モード切換スイッチを設けることが好ましい。
【0007】しかし、操作スイッチのみでファクシミリ
モードと通信モードとの切換設定を行うようにすると、
ユーザが常にいずれかのモードを設定しなければなら
ず、処理内容によっては操作が煩雑になることがある。
【0008】上記通信モードにおいては、ファクシミリ
装置はパーソナルコンピュータから送信されるATコマ
ンドにより制御され、パーソナルコンピュータの周辺器
機として機能することになるから、パーソナルコンピュ
ータは、ファクシミリ装置を、例えばプリンタとして機
能させることができる。上記通信モードにおけるファク
シミリ装置のプリンタ機能は、通常、ファクシミリモー
ドに設定されているファクシミリ装置を一時的に通信モ
ードに切り換えてプリント処理を割り込ませる場合に利
用されることが多いと考えられるから、プリント機能を
利用するためにプリント処理の前後で操作スイッチによ
りファクシミリモードと通信モードとのモード切換えを
行わなければならない。
【0009】一般に、パーソナルコンピュータとファク
シミリ装置とは離れて設置されていることが多いから、
上記ファクシミリ装置によりデータのプリントアウトを
行う毎に離れた位置にあるファクシミリ装置のモード切
換スイッチを2回操作しなければならないとすると、ス
イッチ操作が煩わしく、上記プリント機能を有効に活用
することが困難となる。
【0010】また、操作者がプリント処理終了後のファ
クシミリ装置のファクシミリモードへの切換操作を怠る
と、ファクシミリ装置のモードが通信モードに保持さ
れ、この間に他のファクシミリ装置から送信されたデー
タが受信できなくなる。
【0011】従って、ファクシミリモードに通信モード
を割り込ませて一時的に通信処理を行うような場合は、
当該処理が終了すると、モードをファクシミリモードに
自動的に切り換えるようにする方が便利であり、操作性
も向上することになる。
【0012】その一方、全ての通信処理について、処理
が終了する毎にモードがファクシミリモードに自動切換
されると、複数の通信処理を連続して行いたい場合は、
頻繁にモード切換が行われ、却って上記モードの自動切
換機能が迅速かつ円滑な通信処理の障害となる。
【0013】本発明は、上記背景及び課題に鑑みてなさ
れたものであり、簡単な操作でファクシミリ機能とパソ
コン通信機能とをそれぞれ有効に活用することのできる
パソコン通信可能なファクシミリ装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信装置が接
続可能になされ、単独でファクシミリ機能を果たすファ
クシミリモードと上記通信装置から送信されるコマンド
に基づいて所定の処理を行なう通信モードとを備えたフ
ァクシミリ装置であって、上記ファクシミリ装置を上記
ファクシミリモード又は上記通信モードの何れかにマニ
ュアル設定するモード設定手段と、上記通信モードにお
いて、上記通信装置から送信されるコマンドに含まれる
モード切換に関するコマンドの内容を判別する判別手段
と、上記モード切換に関するコマンドの内容が上記所定
の処理の終了後に通信モードからファクシミリモードへ
モード切換えを指示するものであると、上記通信装置か
ら送信されたコマンドに基づいて所定の処理を行なった
後、通信モードをファクシミリモードに切り換えるモー
ド切換手段とを備えたものである(請求項1)。
【0015】なお、上記ファクシミリ装置でおいて、上
記通信装置から送信されたコマンドに基づいて行なわれ
る所定の処理はプリント処理にするとよい(請求項
2)。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ファクシミリ装
置は、通信モードにおいて通信装置から送信されるコマ
ンド及びデータを受信すると、コマンドに従って受信デ
ータの処理を行う。また、通信装置から送信されるコマ
ンドに含まれるモード切換に関するコマンドの内容が判
別される。そして、モード切換に関するコマンドの内容
が所定の処理の終了後に通信モードからファクシミリモ
ードへモード切換えを指示するものであると、受信デー
タの処理が行なわれた後、モードが通信モードからファ
クシミリモードに自動的に切り換えられ、そのようなモ
ードの切換えを指示するものでなければ、受信データの
処理が終了してもモードは通信モードに保持される。
【0017】請求項2記載の発明によれば、通信装置か
ら送信されるプリント処理のコマンドに含まれるモード
切換に関するコマンドの内容が判別され、そのコマンド
の内容がプリント処理の終了後に通信モードからファイ
クシミリモードへモード切換を指示するものであると、
受信データのプリント処理が行なわれた後、モードが通
信モードからファクシミリモードに自動的に切り換えら
れ、そのようなモードの切換えを指示するものでなけれ
ば、受信データのプリント処理が終了してもモードは通
信モードに保持される。
【0018】
【実施例】図1は、本発明に係るファクシミリ装置のブ
ロック構成図である。ファクシミリ装置1は、暗号化し
たデータの送受信(以下、暗号通信という)が可能、か
つ、高速伝送が可能なG3タイプのファクシミリであ
る。また、ファクシミリ装置1は、パーソナルコンピュ
ータ12(以下、パソコン12という)が外部接続可能
になされ、通常のファクシミリ機能のほか、接続された
パソコン12からのコマンドに従って処理を行うパソコ
ン通信機能を備えている。なお、ファクシミリ装置は、
G3タイプのものに限定されるものではなく、本発明
は、G4タイプその他任意の規格に対応したタイプのフ
ァクシミリに適用することができる。
【0019】ファクシミリ装置1は、送信相手のファク
シミリ(FAX(Facsimile))14に送信すべき原稿
を読み取るスキャナ部2、上記スキャナ部2で読み取ら
れたデータ(以下、送信データ)、FAX14からFA
X送信されたデータ(以下、受信データという)及び外
部接続されたパソコン12から送信されたデータ(以
下、通信データという)等を記録紙にプリントするプリ
ンタ部3、上記送受信データ及び通信データに所定のデ
ータ処理を施すデータ処理部4、電話回線13を介して
上記送受信データの送受信を行うデータ伝送部5、上記
スキャナ部2〜データ伝送部5の駆動を制御する制御部
6から構成されている。
【0020】上記制御部6はRS−232Cインターフ
ェース7を備え、上記パソコン12は、該RS−232
Cインターフェース7を介してファクシミリ装置1に接
続される。なお、インターフェースは、パソコン12が
通信可能に接続できるものであれば、上記RS−232
C規格のインターフェースに限定されるものではない。
【0021】制御部6には上記パソコン12から送信さ
れるデータを受信するためのデータバッファ601が内
蔵されるとともに、上記ファクシミリ機能及びパソコン
通信機能を行うための処理プログラムや各種の処理用デ
ータ(例えばスキャナ部2の光源の発光量やプリンタ部
3の現像濃度等の駆動条件に関するデータ、警告、操作
手順等のメッセージに関するデータ等)が記録されたR
OM(Read Only Memory)602及び上記処理プログラ
ムに従って所定の演算処理を行うためのRAM(Random
Access Memory)603が内蔵されている。
【0022】上記ROM602にはATコマンド体系及
びEIA(アメリカ電子工業会)により規格化され、ク
ラス1コマンド体系,クラス2コマンド体系として勧告
されているコマンド体系を解釈し得る通信プログラムが
搭載され、ファクシミリ装置1は、上記パソコン12か
らのATコマンド体系、クラス1コマンド体系及びクラ
ス2コマンド体系のいずれかのコマンド体系により制御
されるようになっている。なお、コマンド体系は、上記
のものに限定されるものではない。ファクシミリ装置1
の通信機能の汎用性を考慮して新規にコマンド体系が標
準化される毎に当該コマンド体系を装備するようにする
とよい。
【0023】ファクシミリ装置1には上記コマンド体系
選択用のコマンドスイッチ(SW)8が設けられ、該コ
マンドSW8を操作することにより所望のコマンド体系
にセットできるようになっている。コマンドSW8は、
例えばディップスイッチからなり、該ディップスイッチ
の構成ビットを上記各コマンド体系に対応するコードに
セットすると、このコード情報が上記制御部6に入力さ
れ、パソコン12との通信コマンド体系がコマンドSW
8により指定されたコマンド体系に設定される。
【0024】また、ファクシミリ装置1は、テンキー、
ワンタッチキー等のキースイッチからなる操作部9、L
CD(Liquid Crystal Display)及びLED(Light Em
itted Diode)からなる表示部10及びスピーカ11を
備え、上記操作部9、表示部10及びスピーカ11の制
御信号は、上記制御部6に入出力されるようになってい
る。
【0025】上記スキャナ部2は、セットされた原稿を
搬送する自動原稿搬送部、CCD(Charge Coupled Dev
ice)ラインイメージセンサからなる撮像部及び画像処
理部を備え、上記撮像部を原稿に対し相対走査(スキャ
ン)させて原稿像をライン単位で搬送方向(原稿の行方
向)に読み取り、読み取ったデータをレベル補正、γ補
正、A/D変換等の所定の画像処理を行った後、データ
処理部4に出力する。
【0026】上記プリンタ部3は、プリントすべき画像
(以下、プリント画像という)の構成データに基づいて
生成された変調信号をレーザ光に変換して出力する発光
部、上記発光部から照射されるレーザ光によりプリント
画像の潜像を形成する感光部、該感光部に形成されたプ
リント画像の潜像を顕在化する現像部、顕在化されたプ
リント画像を記録紙に転写して像形成する転写部及び記
録紙に転写形成されたプリント画像を定着する定着部を
備えたレーザプリンタから構成されている。
【0027】上記データ処理部4は、送受信データを記
憶するメモリ401、データの圧縮及び伸長を行う圧縮
/伸長回路402、送信データの暗号化及び受信データ
の平文化を行う暗号化/平文化回路403、送受信デー
タに必要に応じて上記圧縮/伸長、送受信データの上記
圧縮/伸長、符号化/復号化及び暗号化/平文化の処理
を制御するデータ処理回路404から構成されている。
【0028】メモリ401は、例えばA4サイズの標準
原稿が略100枚程度記憶可能な大容量メモリで、送受
信中の同時受信、親展受信及び予約送信等を可能にする
ためのものである。圧縮/伸長回路402は、CCIT
T(国際電信電話諮問委員会)のV.42bis勧告のデ
ータ圧縮方式に基づいて送信データの圧縮及び受信デー
タの伸長を行うものである。
【0029】暗号化/平文化回路403は、予め設定さ
れた所定の暗号鍵を用いてデータの暗号化及び平文化を
行うものである。ファクシミリ装置1は、換字式暗号形
式によりデータを暗号化して送受信する暗号通信機能を
有している。上記暗号化/平文化回路403は、暗号通
信すべくデータ処理回路44から送受信データ及び暗号
鍵が入力されると、該暗号鍵を用いて送信データを単語
単位で暗号に変換し、また、単語単位で暗号化された受
信データを平文に変換する。
【0030】上記暗号鍵は、ユーザにより制御部6内の
RAM603に設けられた暗号鍵テーブルに登録される
ようになっている。表1は、上記暗号鍵テーブルの一例
を示すものである。暗号鍵テーブルは、暗号No.と1
0桁の数値からなる暗号鍵から構成されている。暗号N
o.は、暗号テーブルのインデックスNo.に相当し、
同表においては、10個の暗号鍵が登録できることを示
している。ユーザは、いずれかの暗号No.に10桁の
任意の数値を暗号鍵として登録することができ、必要に
応じて暗号鍵の変更及び削除ができるようになってい
る。なお、同表において、暗号No.3,9は、未登録
状態になっている。
【0031】
【表1】
【0032】データ処理回路404は、上記制御部6の
制御信号に基づき送受信データ及び通信データに所定の
データ処理を施し、当該データのデータ伝送又は記録紙
へのプリントアウトを行う。
【0033】例えば原稿内容をファクシミリ送信する場
合、データ処理回路404は、上記スキャナ部2により
読み取られた原稿像のデータを一旦、メモリ401に記
憶する。制御部6により送信開始のタイミング信号が入
力されると、データ処理回路404は、メモリ401か
ら送信データを読み出し、圧縮/伸長回路402により
所定の圧縮率で圧縮した後、制御部6からの暗号指示に
応じて符号化されたデータを暗号化/平文化回路403
により暗号化した後、データ伝送部5に出力する。
【0034】パソコン12から送信された通信データを
ファクシミリ送信する場合は、上記通信データは制御部
6を介してデータ処理回路404に送出され、データ処
理回路404は、制御部6からの暗号化指示に応じてこ
の通信データを暗号化/平文化回路403により暗号化
した後、データ伝送部5に出力する。
【0035】また、ファクシミリ受信を行う場合、デー
タ処理回路404は、上記データ伝送部5により受信さ
れたデータを一旦、メモリ401に記憶する。制御部6
により記録開始のタイミング信号が入力されると、デー
タ処理回路404は、メモリ401から受信データを読
み出し、制御部6からの平文化指示に応じてこの受信デ
ータが暗号化/平文化回路403により平文化した後、
圧縮/伸長回路402により所定の伸長率で伸長した
後、プリンタ部3に出力される。
【0036】パソコン12から送信された通信データを
記録紙にプリントアウトする場合は、上記通信データは
制御部6及びデータ処理回路404を介してプリンタ部
3に出力する。
【0037】上記データ伝送部5は、デジタルデータを
アナログデータに相互変換するモデム(MODEM(mo
dulator/demodulator)501と相手局の選択、回線接
続等を行うNCU(network control unit)502とか
ら構成されている。
【0038】上記操作部9は、ファクシミリ送信を行う
際の送信相手のFAX No.の入力、ファクシミリ送
信の開始/停止の指示、上記暗号鍵の登録/変更/削
除、ワンタッチキー又は短縮No.の登録、親展受信の
設定及びその他各種のモードや条件の設定を行うもので
ある。
【0039】上記ワンタッチキー又は短縮No.の登録
は、特定の送信相手を予めワンタッチキーNo.又は短
縮No.に登録しておき、登録された送信相手について
はワンタッチキーNo.又は短縮No.を入力すること
により簡単かつ迅速にファクシミリ送信ができるように
するためのものである。ワンタッチキー又は短縮No.
の登録(以下、通信相手登録という)においては、ワン
タッチキーNo.又は短縮No.に対応して送信相手の
名称、FAX No.及び暗号No.が登録され、登録
内容は、制御部6に内蔵されたRAM603の通信先テ
ーブルに記憶される。
【0040】表2は、通信先テーブルの一例を示したも
のである。同表のワンタッチキーNo.は、操作部9に
設けられたワンタッチキー16(図2、参照)の番号
(ファクシミリ送信時の操作番号)に対応し、本実施例
では10個のワンタッチキーに送信相手が登録できるよ
うになっている。同表において、ワンタッチキーNo.
2,4,7,8は未登録状態であり、ワンタッチキーN
o.1,5,6,9は暗号通信を指定して登録され、ワ
ンタッチキーNo.3,10は、暗号通信を指定するこ
となく登録されている。
【0041】暗号鍵No.は、上述した暗号鍵テーブル
(表1、参照)の暗号No.に対応し、例えばワンタッ
チキーNo.1の送信相手「ABCD」に対してはデー
タが暗号No.1に対応する暗号鍵(=0123456
789)により暗号化されて送受信される。なお、短縮
No.も表2のテーブルと同様に登録され、この場合
は、ワンタッチキーNo.に代えて短縮ダイヤルNo.
に対応して送信相手の名称、FAX No.及び暗号N
o.が登録される。
【0042】
【表2】
【0043】上記表示部10は、ファクシミリ送信にお
ける送信相手の名称、FAX No.、暗号通信の有
無、回線接続状態及び送信状態の情報、暗号鍵登録や通
信相手登録における入力内容、暗号通信によるファクシ
ミリ受信における暗号鍵の未登録状態及びパソコン12
との通信状態等の各種情報を文字情報で表示するととも
に、通信エラーの有無、設定モード、受信画質、メモリ
代行受信及びメンテナンスの要否等をインジケータで表
示するものである。
【0044】また、スピーカ11は、警報を発したり、
上記文字情報の一部を音声で伝えるものである。例えば
ファクシミリ送信の終了時やファクシミリ受信の開始時
に警報音が発生される。また、暗号通信によるファクシ
ミリ送信時又はファクシミリ受信時に対応する暗号鍵が
登録されていない場合、暗号鍵未登録の警笛音又は警告
メッセージが発音される。
【0045】図2は、ファクシミリ装置の操作パネルに
設けられた操作部及び表示部の一例を示す図である。
【0046】操作パネル15の右辺部に10個のワンタ
ッチキー16が配置されている。各ワンタッチキー16
に付された番号は、ワンタッチキーNo.を示してい
る。操作パネル15の左辺上部に文字情報を表示するL
CDからなる表示板18が配置され、該表示版18の上
下部にLEDからなる複数の表示灯17及びスピーカの
発音窓19が配置されている。更にこれらの下部に選択
キー20、テンキー21、機能キー22及びスタート/
ストップキー23等のキーが配置されている。
【0047】上記ワンタッチキー16は、多機能キーで
あり、ワンタッチキーNo.の入力のほか、ワンタッチ
キー又は短縮No.の登録における相手先名称等の文字
情報を入力することができるようになっている。文字情
報は、上記選択キー20内のファクションキー203に
よりワンタッチキー16の入力モードを変更することに
より入力可能になっている。
【0048】上記表示灯17は、例えば通信エラー、メ
モリ受信、親展受信、メンテナンス時期等に対応して複
数個のLED表示が設けられ、該当する状態になると、
点灯される。また、選択キー201,202の選択内容
に対応して複数個のLED表示が設けられ、該選択キー
201,202により選択された内容に対応するLED
が点灯される。
【0049】上記表示板18は、数十文字分の情報が2
行に亘って表示可能になされている。各文字位置には複
数個のドットがマトリックス状に配列され、所定のドッ
トを点灯させて任意の文字が表示されるようになってい
る。
【0050】上記選択キー201,202は、例えば受
信画質の濃度や中間調の階調等のレベル選択、各種モー
ドの設定、多機能キーの入力モードの変更等を行うため
のものである。例えば選択キー201,202により、
例えば線密度や写真等の中間調の階調レベルが調節され
る。また、ファンクションキー203により暗号鍵を登
録するためのモード(以下、暗号鍵登録モードとい
う)、通信相手登録を行うためのモード(以下、通信相
手登録モードという)、通信モードからファクシミリモ
ード間への自動モード切換等の各種モードが設定され
る。
【0051】通信モードからファクシミリモードへの自
動モード切換は、通信モードにおけるパソコン通信処理
において一時的な処理(例えばファクシミリ装置1をプ
リンタとして使用する処理)が終了すると、通信モード
からファクシミリモードに自動切換を行うもので、通信
モードからファクシミリモードへの切換ミスによるファ
クシミリ受信の失敗を防止するためのものである。ファ
ンクションキー203により自動モード切換が指示され
ると、通信モードからファクシミリモードへの自動切換
がセットされる。
【0052】テンキー21は、送信相手のFAX N
o.、暗号No.、暗号鍵及び短縮No.等の数値やコ
ード番号を入力するためのものである。
【0053】機能キー22は、例えばメモリ401によ
る代行受信、通常のファクシミリによる送受信を行うモ
ード(以下、ファクシミリモードという)又はパソコン
12間で通信を行うモード(以下、通信モードという)
の設定及びポーズ/リダイヤル等の各種機能を行うため
のキーである。
【0054】スタート/ストップキー23は、テンキー
21によりFAX No.を入力してファクシミリ送信
をする場合に、送信開始及び送信中止を指示するもので
ある。ワンタッチキー又は短縮No.により送信相手を
指定された場合は、スタートキー23を操作することな
く自動的に送信相手のFAX No.が入力され、回線
が接続されると、自動的にファクシミリ送信が開始され
る。
【0055】図1に戻り、RS−232Cインターフェ
ース7は、RS−232Cケーブルによりパソコン12
を接続するためのものである。制御部6内には通信モー
ドの設定時及び設定中におけるパソコン12との接続状
態(通信が可能か否かの状態)をチェックする接続チェ
ック回路が設けられ、パソコン12との接続異常が検出
されると、表示部10及びスピーカ11に警告が発せら
れるようになっている。
【0056】図3は、上記接続チェック回路の一例を示
す回路図である。同図に示す接続チェック回路は、RS
−232Cインターフェース7におけるRC−232C
コネクタ71の/DTR端子から入力される信号(以
下、/DTR信号という)をチェックすることによりパ
ソコン12との接続状態の異常を検出するものである。
【0057】RC−232Cコネクタ71の/DTR端
子は、常時、抵抗R1を介してハイレベルにプルアップ
されており、このRC−232Cコネクタ71にRS−
232Cケーブルを介してパソコン12が接続され、か
つ、パソコン12が起動すると、上記/DTR端子がロ
ーレベルに反転されるようになっている。すなわち、/
DTR信号は、パソコン12との通信が可能になると、
ローレベルになり、パソコン12との通信が不能になる
と、ハイレベルになるようになっている。従って、/D
TR信号のレベル変化をチェックすることによりパソコ
ン12との接続状態の異常が検出される。なお、/DT
R信号の状態は、ローレベルとハイレベルとが逆になっ
ていてもよい。
【0058】同図において、RSレシーバ25は、上記
/DTR信号のレベルを変換するもので、その出力信号
は、実質的に/DTR信号と等価である。ゲート回路2
6は、上記RSレシーバ25から出力される/DTR信
号を通信モード設定時に制御部6の中央演算回路(以
下、CPUという)28のDATA端子に取り込むため
の回路である。ゲート回路26は、ゲート端子Gにタイ
ミング信号が入力されると、入力端子INに入力された
/DTR信号を出力端子OUTに出力する。
【0059】上記ゲート端子GにはCPU28のRD−
RS端子から/DTR信号の取込タイミング信号が入力
されるようになされている。CPU28は、上記モード
切換キー221により通信モードが設定されると、RD
−RS端子から取込タイミング信号を送出して/DTR
信号を取り込み、この/DTR信号のレベルからパソコ
ン12の接続状態が正常か否かを判別する。そして、パ
ソコン12との接続状態が異常と判別されると、表示部
10にパソコン12の接続異常を示す警告メッセージを
表示させ、スピーカ11から接続異常の警報を発生させ
る。
【0060】図5は、通信モードが設定されたときのパ
ソコン12の接続異常チェックを行うフローチャートで
ある。
【0061】ファクシミリ装置1がファクシミリモード
に設定されている状態において、モード切換キー221
により通信モードが指示されると(ステップS1でYE
S)、ゲート回路26のゲート端子Gに取込タイミング
信号が入力され、/DTR信号が取り込まれる(ステッ
プS2)。
【0062】そして、/DTR信号のレベルからパソコ
ン12の接続状態が判別され(ステップS3)、パソコ
ン12の接続状態が正常であれば(ステップS3でYE
S)、通信モードが設定されてリターンする(ステップ
S4)。パソコン12の接続状態が異常であれば(ステ
ップS3でNO)、表示板18に、例えば図6に示す警
告メッセージを表示するとともに、スピーカ11から警
笛音を発生してパソコン12の接続状態の異常の警告が
行われた後、リターンする(ステップS5)。なお、上
記接続異常警告は、音声又は表示のいずれか一方のみを
行うようにしてもよい。
【0063】Dフリップフロップ(以下、D−FFとい
う)27は、通信モード設定期間中に上記RSレシーバ
25から出力される/DTR信号のレベル変化をCPU
28の/INT端子に入力し、通信モード設定期間中に
おけるパソコン12との接続状態をチェックするための
回路である。RSレシーバ25の出力信号はD−FF2
7のCLK端子に入力され、D−FF27の/Q端子の
出力信号がCPU28の/INT端子に入力され、D−
FF27のD端子及びPR端子はハイレベルに設定され
ている。また、CPU28の/RESET端子から出力
される/RESET信号(D−FF27の/Q端子出力
をリセットする信号)が反転されてD−FF27のCL
R端子に入力されるようになっている。
【0064】図4は、上記D−FF27の動作を説明す
るためのタイムチャートである。まず、CPU28から
D−FF27に/RESET信号が出力され(図4、A
点)、D−FF27の/Q端子出力をリセットした後、
通信モード設定期間中におけるパソコン12との接続状
態のチェックが開始される。通信モード設定期間中にお
いて、パソコン12の電源がオフになったり、通信ケー
ブルの断線等によりパソコン12との通信が不能状態に
なると、/DTR信号がローレベルからハイレベルに変
化し、この/DTR信号の立上りタイミング(図4、B
点)におけるD端子入力の反転信号(ローレベル)が/
Q端子から出力され、CPU28の/INT端子に入力
される。CPU28は、/INT端子の入力信号がハイ
レベルからローレベルに反転したことによりパソコン1
2が通信可能状態から通信不能状態に変化したことを検
出し、表示部10及びスピーカ11に警告を発する。
【0065】図7は、通信モード設定中におけるパソコ
ン12の接続異常のチェックを行うフローチャートであ
る。
【0066】モード切換キー221により通信モードが
指示され、通信モードがセットされると(ステップS1
0でYES)、D−FF26に/RESET信号を入力
して/Q端子出力がリセットされた後、該/Q端子から
出力される/DTR信号のチェックが開始される(ステ
ップS11)。
【0067】続いて、/DTR信号のレベル変化からパ
ソコン12の接続異常が発生したか否かが判別され(ス
テップS12)、接続異常が発生していると(ステップ
S12でYES)、上述の表示板18への警告メッセー
ジの表示及びスピーカ5からの警笛音によりパソコン1
2の接続状態の異常の警告が行われた後(ステップS1
3)、ステップS14に移行する。接続異常が発生して
いなければ(ステップS12でNO)、上記ステップS
13をスキップしてステップS14に移行する。
【0068】続いて、モード切換キー221によりファ
クシミリモードが指示されているか否かが判別され(ス
テップS14)、ファクシミリモードが指示されている
と(ステップS14でYES)、ファクシミリモードを
セットして終了する(ステップS15)。ファクシミリ
モードが指示されていなければ(ステップS14でN
O)、/DTR信号のレベル状態から接続異常が解消さ
れているか否かが判別され(ステップS16)、接続異
常が解消されていなければ(ステップS16でNO)、
ステップS13に戻り、接続状態異常の警告が継続され
る。
【0069】一方、接続異常が解消されていれば(ステ
ップS16でYES)、接続状態異常の警告が停止され
(ステップS17)、ステップS10に戻り、上述の通
信モード設定中におけるパソコン12の接続異常チェッ
クが行われる。
【0070】上記実施例では通信モードの設定期間中、
常時、/DTR信号を監視してパソコン12の接続状態
の異常をチェックしていたが、定期的に/DTR信号を
チェックしてパソコン12の接続状態の異常をチェック
するようにしてもよい。この場合は、図3において、通
信モードの設定後、所定の周期でゲート回路26のゲー
ト端子Gに取込タイミング信号を入力して/DTR信号
をCPU28のDATA端子に取り込み、該/DTR信
号のレベルを確認するようにするとよい。この方法で
は、図3において、D−FF27が不要になるので、接
続チェック回路が簡単になる利点がある。
【0071】図8は、通信モードの設定期間中におい
て、定期的にパソコン12の接続異常のチェックを行う
フローチャートである。
【0072】同図は、図7において、ステップS11の
「/DTR信号チェック開始」を「/DTR信号のチェ
ック」(ステップS11′)に変更するとともに、ステ
ップS10とステップS11′間に所定の周期をカウン
トするステップS10-1〜S10-4を挿入したもので
ある。
【0073】モード切換キー221により通信モードが
指示され、通信モードがセットされると(ステップS1
0でYES)、CPU28に内蔵されたタイマーTmが
リセットされるとともに、カウント値Tcがセットされ
た後(ステップS10-1,S10-2)、タイマーTm
のカウントが開始される(ステップS10-3)。
【0074】そして、タイマーTmにより時間Tcが計
時されると(ステップS10-4でYES)、ゲート回
路26のゲート端子Gに取込タイミング信号が入力さ
れ、/DTR信号が取り込まれ(ステップS11′)、
該/DTR信号のレベルからパソコン12の接続異常が
発生したか否かが判別される(ステップS12)。
【0075】パソコン12の接続異常が発生していると
(ステップS12でYES)、接続異常が解消されるま
でパソコン12の接続状態の異常の警告が行われ(ステ
ップS12〜D16のループ)、接続異常が解消すると
(ステップS16でYES)、接続異常の警告が停止さ
れ(ステップS17)、ステップS10に戻り、上述の
通信モード設定中におけるパソコン12の接続異常チェ
ックが行われる。また、接続異常の警告中にファクシミ
リモードが指示されると、ファクシミリモードがセット
されて(ステップS15)、終了する。
【0076】次に、通信相手登録モードにおける登録処
理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0077】ファンクションキー203により通信相手
登録モードが指示されると(ステップS20でYE
S)、通信相手登録モードがセットされる(ステップS
21)。続いて、ワンタッチキーNo.又は短縮No.
が入力されたか否が判別され(ステップS22,S2
3)、ワンタッチキーNo.又は短縮No.が入力され
ると(ステップS22又はステップS23でYES)、
RAM603の通信先テーブルを検索して入力されたN
o.が既に登録されているか否かが判別される(ステッ
プS24)。
【0078】入力されたNo.が未登録であれば(ステ
ップS24でYES)、ステップ26に移行し、新規登
録の処理を行う。すなわち、操作者に相手先の名称、F
AXNo.、暗号No.及び親展Box No.等の入
力が順次、要求され、これらの入力が終了すると(ステ
ップS26〜S29でYES)、確認のため入力内容が
表示部10に表示される(ステップS30)。なお、暗
号No.及び親展Box No.は、必要に応じて設定
される内容であるから、No.が無指定で入力される
と、暗号通信及び親展受信を行わないものと判断して登
録内容が設定される。
【0079】上記内容表示は、操作者から登録指示があ
るまで継続され、この間は修正可能状態となっている
(ステップS26〜S31のループ)。そして、操作者
から登録指示が入力されると、設定された相手先等の内
容がRAM603の通信先テーブルの対応するNo.に
登録された後(ステップS32)、ステップS36に移
行する。
【0080】一方、入力されたNo.が登録済みであれ
ば(ステップS24でYES)、ステップS33に移行
し、登録内容の変更又は削除の処理を行う。すなわち、
登録内容が表示部10に表示された後(ステップS3
3)、操作者に登録内容の変更又は削除の処理内容が要
求され、ファンクションキー203により登録内容の変
更が指示されると、ステップS26に移行し、新規登録
時と同様の処理を行って変更内容がRAM603の通信
先テーブルの対応するNo.に登録される(ステップS
26〜S32)。また、ファンクションキー203によ
り登録内容の削除が指示されると、登録内容が全て削除
された後(ステップS35)、ステップS36に移行す
る。
【0081】続いて、通信相手登録モードの解除が指示
されているか否かが判別され(ステップS36)、通信
相手登録モードの解除が指示されていれば(ステップS
36でYES)、通信相手登録モードが解除された後
(ステップS37)、ステップS20に戻る。通信相手
登録モードの解除が指示されていなければ(ステップS
36でNO)、ステップS22に戻り、上述の通信相手
登録モードにおける登録処理を継続する。
【0082】次に、暗号鍵登録モードにおける登録処理
について、図10のフローチャートを用いて説明する。
ファンクションキー203により暗号鍵登録モードが指
示されると(ステップS40でYES)、暗号鍵登録モ
ードがセットされる(ステップS41)。続いて、操作
者にパスワードの入力が要求され、操作者から正しいパ
スワードが入力されると(ステップS42及びステップ
S43でYES)、暗号鍵登録が可能となり、続いて、
操作者に暗号No.の入力が要求され、暗号No.が入
力されると(ステップS44でYES)、RAM603
の暗号鍵テーブルを検索して入力された暗号No.が既
に登録されているか否かが判別される(ステップS4
5)。
【0083】入力された暗号No.が未登録であれば
(ステップS45でYES)、ステップ46に移行し、
新規登録の処理を行う。すなわち、操作者に暗号鍵の入
力が要求され、暗号鍵が入力されると(ステップS46
でYES)、該暗号鍵がRAM603の暗号鍵テーブル
の対応する暗号No.に登録された後(ステップS4
7)、ステップS51に移行する。
【0084】一方、入力された暗号No.が登録済みで
あれば(ステップS45でYES)、ステップS33に
移行し、登録内容の変更又は削除の処理を行う。すなわ
ち、登録内容が表示部10に表示された後(ステップS
48)、操作者に登録内容の変更又は削除の処理内容が
要求され(ステップS49)、ファンクションキー20
3により登録内容の変更が指示されると、ステップS4
6に移行し、新たに入力された暗号鍵がRAM603の
暗号鍵テーブルの対応する暗号No.に登録される(ス
テップS46,S47)。また、ファンクションキー2
03により登録内容の削除が指示されると、既登録の暗
号鍵が削除された後(ステップS50)、ステップS5
1に移行する。
【0085】続いて、暗号鍵登録モードの解除が指示さ
れているか否かが判別され(ステップS51)、暗号鍵
登録モードの解除が指示されていれば(ステップS51
でYES)、暗号鍵登録モードが解除された後(ステッ
プS52)、ステップS40に戻る。暗号鍵登録モード
の解除が指示されていなければ(ステップS51でN
O)、ステップS44に戻り、上述の暗号鍵の登録処理
を継続する。
【0086】上記のように、通信相手の登録、変更及び
削除の操作が暗号鍵の登録、変更及び削除の操作と独立
して行われるようになっているので、通信相手登録モー
ド及び暗号鍵登録モードの操作が容易かつ簡単に行え
る。
【0087】例えばワンタッチキー又は短縮No.の登
録又は変更において、入力した暗号No.に対応する暗
号鍵が登録されていない場合にも当該暗号No.に対す
る暗号鍵を登録することなく暗号No.の登録ができ
る。また、暗号鍵の削除において、削除指定した暗号N
o.がワンタッチキー又は短縮No.に登録されている
場合にも当該ワンタッチキー又は短縮No.に登録され
ている暗号No.を削除することなく指定された暗号N
o.の暗号鍵を削除することができる。
【0088】なお、ワンタッチキー又は短縮No.によ
り暗号通信を行う場合、暗号No.に対応する暗号鍵が
登録されていない場合、後述するように当該暗号通信時
に暗号鍵未登録の警告がなされ、操作者の選択に応じて
暗号登録が可能になっている。
【0089】次に、ファクシミリモードにおけるデータ
の送受信処理について、図11及び図12のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0090】ファクシミリ装置1は、起動時の初期設定
ではファクシミリモードが設定され、必要に応じて通信
モードが設定される。図11及び図12は、ファクシミ
リ装置1がファクシミリモードに設定されている場合の
処理である。
【0091】ファクシミリモードにおいて、原稿がセッ
トされると(ステップS60でYES)、ステップ62
に移行し、ファクシミリ送信の処理が行われ、自己のF
AXNo.がコールされると(ステップS61でYE
S)、ステップS90に移行し、ファクシミリ受信の処
理が行われる。
【0092】ファクシミリ送信においては、操作者に相
手先の入力が要求され(ステップS62)、相手先が入
力されると(ステップS62でYES)、ワンタッチキ
ーNo.又は短縮No.による入力か否かが判別され
(ステップS63)、ワンタッチキーNo.又は短縮N
o.による入力でないとき、すなわち、テンキー21に
より相手先のFAX No.が入力されているときは
(ステップS63でNO)、データを暗号化しない通常
の通信(以下、通常通信という)がセットされ(ステッ
プS68)、ステップS70に移行する。
【0093】ワンタッチキーNo.又は短縮No.が入
力されたときは(ステップS63でYES)、RAM6
03内のワンタッチキー又は短縮No.の登録テーブル
を検索して通信相手が登録されているか否かが判別され
る(ステップS64)。通信信相手が登録されていなけ
れば(ステップS64でNO)、ステップS77に移行
し、通信相手未登録の処理が行われる。
【0094】ステップS77に移行すると、まず、通信
相手未登録の警告が行われる。この警告は、例えばスピ
ーカ5から警笛音を発生させるとともに、表示部9に
「ツウシンアイテガセッテイサレテイマセン」等のメッ
セージを表示することにより行われる。続いて、操作者
からファンクションキー203により通信相手登録モー
ドが指示されたか否かが判別され(ステップS78)、
通信相手登録モードの指示がなければ(ステップS78
でNO)、ステップ62に戻る。
【0095】通信相手登録モードの指示があれば(ステ
ップS78でYES)、通信相手登録モードが設定され
(ステップS79)、上述した通信相手登録モードにお
ける登録処理が行われた後(ステップS80)、ステッ
プ64に戻る。
【0096】通信相手が登録されていれば(ステップS
64でYES)、更に暗号No.が設定されているか否
かが判別され(ステップS65)、暗号No.が設定さ
れていなければ(ステップS65でNO)、ステップS
69に移行し、通常通信がセットされる。暗号No.が
設定されていれば(ステップS65でYES)、RAM
603内の暗号鍵テーブルを検索して暗号鍵が登録され
ているか否かが確認される(ステップS66)。
【0097】そして、暗号鍵が登録されていれば(ステ
ップS67でYES)、暗号通信がセットされて(ステ
ップS68)、ステップ70に移行し、暗号鍵が登録さ
れていなければ(ステップS67でNO)、ステップS
81に移行し、暗号鍵未登録の処理が行われる。
【0098】ステップS81に移行すると、まず、暗号
鍵未登録の警告が行われる。この警告は、例えばスピー
カ5から警笛音を発生させるとともに、表示部9に「ア
ンゴウカギガセッテイサレテイマセン」等のメッセージ
を表示することにより行われる。続いて、操作者からフ
ァンクションキー203により通常通信が指示されたか
否かが判別され(ステップS82)、通常通信が指示さ
れると(ステップS82でYES)、通常通信がセット
された後(ステップS83)、ステップ70に移行し、
ファクシミリ送信処理が行われる。
【0099】通常通信が指示されなければ(ステップS
82でNO)、更に操作者からファンクションキー20
3により暗号鍵登録モードが指示されたか否かが判別さ
れ(ステップS84)、暗号鍵登録モードの指示がなけ
れば(ステップS84でNO)、ステップ62に戻り、
暗号鍵登録モードの指示があれば(ステップS84でY
ES)、暗号鍵登録モードが設定され(ステップS8
5)、上述した暗号鍵登録モードにおける登録処理が行
われた後(ステップS86)、暗号通信がセットされて
(ステップS87)、ステップ70に移行し、ファクシ
ミリ送信処理が行われる。
【0100】ステップS70に移行すると、NCU50
2が電話回線13を介して送信相手のFAX14に接続
され(ステップS70)、原稿のファクシミリ送信が開
始される。すなわち、スキャナ部2により原稿画像が読
み取られ(ステップS71)、データ処理部4により読
取データ(送信データ)の符号化が行われる(ステップ
S72)。続いて、暗号通信がセットされているか否か
が判別され(ステップS73)、暗号通信がセットがさ
れていると(ステップS73でYES)、設定されてい
る暗号No.に対応する暗号鍵を用いて送信データが所
定の暗号アルゴリズムに従って暗号化され(ステップS
74)、データ伝送部5及び電話回線13を介して相手
先のFAX14に送信される(ステップS75)。暗号
通信がセットがされていなければ(ステップS73でN
O)、上記暗号化処理を行うことなく送信データが相手
先のFAX14に送信される(ステップS75)。
【0101】続いて、送信すべき原稿があるか否かが判
別され(ステップS76)、原稿があれば(ステップS
76でYES)、ステップS71に戻り、次の原稿の送
信処理が行われる。そして、原稿がなくなると(ステッ
プS76でNO)、ファクシミリ送信の処理が終了した
としてステップ60に戻る。
【0102】ファクシミリ受信においては、NCU50
2が電話回線13を介して受信相手のFAX14に接続
され(ステップS90)、該FAX14から送信される
データの受信が行われ(ステップS91)、受信された
データは一旦、メモリ401に記憶される(ステップS
92)。
【0103】続いて、受信相手から受信データが暗号通
信によるものか否かが判別され(ステップS93)、暗
号通信でなければ(ステップS93でNO)、通常通信
がセットされて(ステップS97)、ステップS98に
移行し、受信データのプリント処理が行われる。暗号通
信であれば(ステップS93でYES)、RAM603
内の暗号鍵テーブルを検索して暗号鍵が登録されている
か否かが確認される(ステップS94)。
【0104】そして、暗号鍵が登録されていれば(ステ
ップS95でYES)、暗号通信がセットされて(ステ
ップS96)、ステップ98に移行して受信データのプ
リント処理が行われ、暗号鍵が登録されていなければ
(ステップS92でNO)、ステップS104に移行
し、暗号鍵未登録の処理が行われる。
【0105】ステップS104に移行すると、まず、暗
号鍵未登録の警告が行われる。この警告は、例えばスピ
ーカ5から警笛音を発生させるとともに、表示部9に
「アンゴウカギガセッテイサレテイマセン」等のメッセ
ージを表示することにより行われる。続いて、操作者か
らファンクションキー203により暗号鍵登録モードが
指示されたか否かが判別され(ステップS105)、暗
号鍵登録モードの指示がなければ(ステップS105で
NO)、受信データのプリント処理を行うことなくステ
ップ60に戻る。
【0106】暗号鍵登録モードの指示があれば(ステッ
プS105でYES)、暗号鍵登録モードが設定され
(ステップS106)、上述した暗号鍵登録モードにお
ける登録処理が行われた後(ステップS107)、操作
者からファンクションキー203により受信データのプ
リントが指示されたか否かが判別される(ステップS1
08)。プリント指示がなければ(ステップS108で
NO)、受信データのプリント処理を行うことなくステ
ップ62に戻り、プリント指示があれば(ステップS1
08でYES)、暗号通信がセットされて(ステップS
109)、ステップ98に移行し、受信データのプリン
ト処理が行われる。
【0107】ステップS98に移行すると、メモリ40
1から受信データが読み出される。続いて、暗号通信が
セットされているか否かが判別され(ステップS9
9)、暗号通信がセットされていると(ステップS99
でYES)、データ処理部4により受信データの平文化
が行われた後(ステップS100)、データに復号化が
行われる(ステップS101)。暗号通信がセットされ
ていなければ(ステップS99でNO)、上記平文化処
理が行われることなくデータの復号化が行われる(ステ
ップS101)。
【0108】続いて、受信データがプリンタ部3に出力
され、記録紙にプリントされる(ステップS102)。
1ページ分の受信データのプリントアウトが終了する
と、受信データが終了しているか否かが判別され(ステ
ップS103)、受信データが終了していなければ(ス
テップS103でNO)、ステップS102に戻り、次
のページの受信データのプリントアウトが行われる。そ
して、全受信データのプリントアウトが終了すると(ス
テップS103でYES)、ファクシミリ受信処理が終
了したとしてステップ62に戻る。
【0109】上記のように、ファクシミリモードにおけ
るデータの送受信時にワンタッチキー又は短縮No.に
通信相手が登録されていない状態でファクシミリ送信が
行われたときは、通信相手未登録の警告が行われ、当該
ファクシミリ送信時に通信相手が登録できるようになっ
ているので、予めワンタッチキー又は短縮No.に通信
相手が登録されていなくても簡単な操作でファクシミリ
送信が容易に行える。
【0110】また、暗号通信においても暗号鍵が登録さ
れていない状態でファクシミリモードによるデータの送
受信が行われたときは、暗号鍵未登録の警告が行われ、
当該データの送受信時に暗号鍵が登録できるようになっ
ているので、予め暗号鍵が登録されていなくても簡単な
操作で暗号通信によるデータの送受信が行える。
【0111】また、暗号鍵が登録されていない状態で暗
号通信よるファクシミリ送信を行った場合は、通常通信
に切り換えてファクシミリ送信ができるようにもなって
いるので、より簡単な操作でファクシミリ送信が行え
る。
【0112】次に、ファクシミリモードと通信モード間
のモード切換えについて説明する。図13は、通信モー
ドによるプリント機能終了後におけるファクシミリモー
ドへの切換制御の第1実施例を示すフローチャートであ
る。
【0113】プリント機能は、例えばファクシミリ装置
1に特定のFAX No.を予め設定しておき、ファク
シミリ装置1が該FAX No.に対する通信データを
受信すると、当該通信データをファクシミリモードにお
ける受信データと同様に扱って記録紙にプリントアウト
させる機能である。なお、ATコマンドを拡張して通信
データをプリントさせるAT拡張コマンドを作成し、該
AT拡張コマンドによりファクシミリ装置1に送信した
通信データを記録紙にプリントアウトさせることもでき
る。
【0114】通信モードおいては、ファクシミリ装置1
は、パソコン12の制御下におかれ、パソコン12から
入力されるコマンドに従って処理を行うことになる。従
って、ファクシミリ装置1は、ファクシミリモードにお
いてはパソコン12と独立した機器となるが、通信モー
ドにおいてはパソコン12に従属した機器となる。
【0115】ファクシミリ装置1は、設定されたモード
により機器の性格が異なるが、通信モードはパソコン1
2をサポートするための補助的な機能であり、ファクシ
ミリモードをメインモードするのが基本であると考えら
れる。特に通信モードにおいて上記プリント機能を利用
する場合は、ファクシミリモードにおいて一時的に通信
モードに入ってプリント機能を利用するのが通常と考え
られるから、本実施例ではファクシミリ装置1のプリン
ト機能を利用するときは、以下に説明するように、プリ
ント機能終了後にモードを通信モードからファクシミリ
モードに自動的に切り換え、メインモードであるファク
シミリモードの利用性の向上を図っている。
【0116】モード切換キー221により通信モードの
指示があると(ステップS110でYES)、モードが
通信モードにセットされ(ステップS111)、パソコ
ン通信の待機状態となる(ステップS112)。
【0117】パソコン12から送信されたATコマンド
が受信されると(ステップS112でYES)、受信し
たATコマンドからプリント処理であるか否かが判別さ
れ(ステップS113)、プリント処理であれば(ステ
ップS113でYES)、プリント処理に関する一群の
ATコマンド及びデータが受信され(ステップS11
4)、当該データが順次、プリンタ部3に出力されて記
録紙にプリントアウトされる(ステップS115,S1
16のループ)。そして、プリント処理が終了すると
(ステップS116でYES)、モードがファクシミリ
モードに切り換えられて(ステップS117)、ステッ
プS110に戻る。
【0118】ステップS113でプリント処理でなけれ
ば(ステップS113でNO)、一群のATコマンド及
びデータが受信され(ステップS118)、受信したA
Tコマンドに従って所定の通信処理が行われる(ステッ
プS119)。続いて、モード切換キー221によりフ
ァクシミリモードが指示されるか否かが判別され(ステ
ップS120)、ファクシミリモードが指示されていれ
ば(ステップS120でYES)、ステップS117に
移行し、モードがファクシミリモードに切り換えられて
ステップS110に戻り、ファクシミリモードが指示さ
れていなければ(ステップS120でNO)、モードが
通信モードに保持され、ステップS112に戻り、次の
コマンドの受信待機状態となる。
【0119】上記のように、本実施例は、通信モードの
プリント処理においては、プリント処理が終了した時点
でモードが直ちにファクシミリモードに切り換えられる
ようにしているので、プリント処理終了後に不必要に通
信モードが保持され、当該通信モード設定期間に送信さ
れたファクシミリデータが受信できなくなるという不都
合がなくなる。
【0120】図14は、通信モードによるプリント機能
終了後におけるファクシミリモードへの切換制御の第2
実施例を示すフローチャートである。
【0121】通信モードからファクシミリモードへの切
換制御の第1実施例は、プリント処理が終了すると無条
件にファクシミリモードへモード切換えを行うものであ
ったが、第2実施例は、上記モードの自動切換処理を操
作者が選択できるようにしたものである。
【0122】図14は、図13のフローチャートにおい
て、ステップS116の後にAT拡張コマンドの判別処
理(ステップS116-1)を追加したものである。
【0123】上記AT拡張コマンドは、操作者が定義し
たATコマンドで、標準のATコマンド体系を拡張する
コマンドである。ステップ116-1におけるAT拡張
コマンドは、プリント処理終了時の通信モードからファ
クシミリモードへの自動切換を選択するコマンドで、例
えば「ATY9(自動切換有り)」及び「ATY8(自
動切換無し)」である。このAT拡張コマンドは、プリ
ント処理に関する一群のATコマンドの最後に付してフ
ァクシミリ装置1に送信される。
【0124】なお、ファクシミリ装置1の機能キー22
にプリント処理終了時の通信モードからファクシミリモ
ードへの自動切換を選択する選択キーを設け、或いはフ
ァンクションキー203による選択内容に上記通信モー
ドからファクシミリモードへの自動切換の選択事項を設
け、これらのキーにより上記モードの自動切換処理を選
択できるようにしてもよい。この場合は、上記ステップ
S116-1の処理は、選択キーにより自動切換が選択
されているか否かの判別処理となる。
【0125】同図において、通信モードに設定され、プ
リント処理に関する一群のATコマンド及びデータが受
信され(ステップS110〜S114)、該データの記
録紙へのプリントアウトが終了すると(ステップS11
5,S116)、上記AT拡張コマンドよりモードの自
動切換が選択されているか否か(「ATY8」を受信し
た否か)が判別される(ステップS116-1)。
【0126】そして、モードの自動切換が選択されてい
れば(ステップS116-1でYES)、モードがファ
クシミリモードに切り換えられて(ステップS11
7)、ステップS110に戻り、モードの自動切換が選
択されていなければ(ステップS116-1でNO)、
モードが通信モードに保持され、ステップS112に戻
り、次のコマンドの受信待機状態となる。
【0127】なお、図13及び図14のフローチャート
においては、ATコマンド体系の場合について説明した
が、他のコマンド体系でも同様の通信処理を行うことが
可能である。
【0128】上記のように、通信モードからファクシミ
リモードへの切換制御の第2実施例は、プリント処理終
了時の通信モードからファクシミリモードへの自動切換
を選択し得るようにしているので、パソコン12の制御
下においてファクシミリ装置1を利用する場合のモード
切換の操作性が容易となる。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信装置が接続可能になされ、単独でファクシミリ機能
を果たすファクシミリモードと上記通信装置から送信さ
れるコマンドに基づいて所定の処理を行なう通信モード
とを備えたファクシミリ装置であって、通信モードにお
いて、所定の処理を行なった後のファクシミリモードへ
の自動切換えを通信装置からのコマンドにより指示でき
るようにしたので、所定の処理終了時にファクシミリモ
ードへの自動切換えをするか否かの選択操作が容易かつ
簡単に行える。特に通信装置に対して隔れた位置にファ
クシミリ装置が配置されている場合、通信装置からファ
クシミリ装置のモード設定を遠隔操作できるので、上記
選択操作を効率よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置のブロック構成
図である。
【図2】本発明に係るファクシミリ装置の操作パネルに
設けられた操作部及び表示部の一例を示す図である。
【図3】パーソナルコンピュータの接続状態を確認する
接続チェック回路の回路図である。
【図4】接続チェック回路の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図5】通信モードが設定されたときのパソコン12の
接続異常チェックを行うフローチャートである。
【図6】接続異常の警告メッセージの表示例を示す図で
ある。
【図7】通信モード設定中におけるパソコンの接続異常
のチェックを行うフローチャートである。
【図8】通信モードの設定期間中において、定期的にパ
ソコンの接続異常のチェックを行うフローチャートであ
る。
【図9】通信相手登録モードにおける登録処理を示すフ
ローチャートである。
【図10】暗号鍵登録モードにおける登録処理を示すフ
ローチャートである。
【図11】ファクシミリモードにおけるデータの送信処
理を示すフローチャートである。
【図12】ファクシミリモードにおけるデータの受信処
理を示すフローチャートである。
【図13】通信モードによるプリント機能終了後におけ
るファクシミリモードへの切換制御の第1実施例を示す
フローチャートである。
【図14】通信モードによるプリント機能終了後におけ
るファクシミリモードへの切換制御の第2実施例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 スキャナ部 3 プリンタ部 4 データ処理部 401 メモリ 402 圧縮/伸長回路 403 暗号化/平文化回路 404 データ処理回路 5 データ伝送部 501 モデム 502 NCU 6 制御部 601 データバッファ 602 ROM 603 RAM 7 RS−232Cインターフェース 8 コマンドスイッチ 9 操作部 10 表示部 11 スピーカ 12 パーソナルコンピュータ 13 電話回線 14 ファクシミリ(FAX) 15 操作パネル 16 ワンタッチキー 17 表示灯 18 表示板 19 スピーカ窓 20 選択キー 21 テンキー 22 機能キー 23 スタート/ストップキー 25 RSレシーバ 26 ゲート回路 27 D−FF 28 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04N 1/00 107 H04N 1/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信装置が接続可能になされ、単独でフ
    ァクシミリ機能を果たすファクシミリモードと上記通信
    装置から送信されるコマンドに基づいて所定の処理を行
    なう通信モードとを備えたファクシミリ装置であって、
    上記ファクシミリ装置を上記ファクシミリモード又は
    記通信モードの何れかにマニュアル設定するモード設定
    手段と、上記通信モードにおいて、上記通信装置から送
    信されるコマンドに含まれるモード切換に関するコマン
    ドの内容を判別する判別手段と、上記モード切換に関す
    るコマンドの内容が上記所定の処理の終了後に通信モー
    ドからファクシミリモードへモード切換えを指示するも
    のであると、上記通信装置から送信されたコマンドに基
    づいて所定の処理を行なった後、通信モードをファクシ
    ミリモードに切り換えるモード切換手段とを備えたこと
    を特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のファクシミリ装置におい
    て、上記通信装置から送信されたコマンドに基づいて行
    なわれる所定の処理はプリント処理であることを特徴と
    するファクシミリ装置。
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