JPH11345834A - 半導体素子とそれを用いた半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents
半導体素子とそれを用いた半導体装置の製造方法および半導体装置Info
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- JPH11345834A JPH11345834A JP10151364A JP15136498A JPH11345834A JP H11345834 A JPH11345834 A JP H11345834A JP 10151364 A JP10151364 A JP 10151364A JP 15136498 A JP15136498 A JP 15136498A JP H11345834 A JPH11345834 A JP H11345834A
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- H01L2224/16151—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
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- H01L2924/10155—Shape being other than a cuboid
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特にフリップチップ実装技術に用いる半導体
装置の製造方法に関し、封止樹脂注入時のボイドの発生
を防止し、かつ回路基板のサイズを半導体素子のサイズ
に近づけることが可能な半導体素子とその半導体素子を
用いた半導体装置の製造方法および半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 裏面側端部に傾斜面を有する半導体素子
を回路基板に実装し、半導体素子の傾斜面を介して封止
樹脂を注入する。
装置の製造方法に関し、封止樹脂注入時のボイドの発生
を防止し、かつ回路基板のサイズを半導体素子のサイズ
に近づけることが可能な半導体素子とその半導体素子を
用いた半導体装置の製造方法および半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 裏面側端部に傾斜面を有する半導体素子
を回路基板に実装し、半導体素子の傾斜面を介して封止
樹脂を注入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子をフェ
ースダウンで実装するフィリップチップ実装技術に関
し、それに用いる半導体素子と、該半導体素子を回路基
板上に実装する半導体装置の製造方法と、半導体装置に
関するものである。
ースダウンで実装するフィリップチップ実装技術に関
し、それに用いる半導体素子と、該半導体素子を回路基
板上に実装する半導体装置の製造方法と、半導体装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高集積化に伴い、半
導体装置の小型化および接続端子の狭ピッチ化が進み、
半導体素子をバンプを介して回路基板に実装するフリッ
プ実装技術が多く用いられるようになり、この技術を応
用したCSP(Chip Size Package)が注目されてい
る。CSPは、従来のパッケージの1/4〜1/10の面積比
で、チップに近いサイズで基板に搭載できるため、大幅
な小型、軽量化が図れるので、携帯機器などに多く使用
されている。今後は、よりチップに近いサイズのCSP
が期待されている。
導体装置の小型化および接続端子の狭ピッチ化が進み、
半導体素子をバンプを介して回路基板に実装するフリッ
プ実装技術が多く用いられるようになり、この技術を応
用したCSP(Chip Size Package)が注目されてい
る。CSPは、従来のパッケージの1/4〜1/10の面積比
で、チップに近いサイズで基板に搭載できるため、大幅
な小型、軽量化が図れるので、携帯機器などに多く使用
されている。今後は、よりチップに近いサイズのCSP
が期待されている。
【0003】図4は、従来のフリップチップ実装技術を
用いて作製したCSP用半導体装置の概略構造を示した
図であって、(a)は一部断面図、(b)は(a)のA
部の拡大断面図である。
用いて作製したCSP用半導体装置の概略構造を示した
図であって、(a)は一部断面図、(b)は(a)のA
部の拡大断面図である。
【0004】図示したように、半導体素子1の下面には
アルミ電極端子2が形成され、アルミ電極端子2以外の
部分はSi酸化膜あるいは窒化膜等からなる絶縁膜3で
覆われている。アルミ電極端子2上には、Au、Cu等
の導電性金属材料からなるバンプ(突起電極)4が形成
されている。
アルミ電極端子2が形成され、アルミ電極端子2以外の
部分はSi酸化膜あるいは窒化膜等からなる絶縁膜3で
覆われている。アルミ電極端子2上には、Au、Cu等
の導電性金属材料からなるバンプ(突起電極)4が形成
されている。
【0005】一方、回路基板5上には、回路パターンお
よび電極端子6が形成され、スルホール10を介して下
部電極端子11と接続されている。
よび電極端子6が形成され、スルホール10を介して下
部電極端子11と接続されている。
【0006】半導体素子1のバンプ4と回路基板5の電
極端子6とは、Ag、Cu、Ni等の導電性金属材料の
粉体を含んだ導電性接着剤7により電気的に接続され、
回路基板5上に半導体素子1がフェースダウンで実装さ
れている。
極端子6とは、Ag、Cu、Ni等の導電性金属材料の
粉体を含んだ導電性接着剤7により電気的に接続され、
回路基板5上に半導体素子1がフェースダウンで実装さ
れている。
【0007】また、半導体素子1と回路基板5との間の
隙間部には、絶縁性の封止樹脂8が充填されている。封
止樹脂8としては、シリカ(SiO2)やアルミナ(A
l2O 3)などの無機物フィラーを含有したエポキシ系の
液状の樹脂が用いられる。この液状の封止樹脂8を封止
機を用いて、半導体素子1と回路基板5との間の隙間部
に注入した後硬化させる。
隙間部には、絶縁性の封止樹脂8が充填されている。封
止樹脂8としては、シリカ(SiO2)やアルミナ(A
l2O 3)などの無機物フィラーを含有したエポキシ系の
液状の樹脂が用いられる。この液状の封止樹脂8を封止
機を用いて、半導体素子1と回路基板5との間の隙間部
に注入した後硬化させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以下に、図面を参照し
ながら封止樹脂の注入方法について述べる。
ながら封止樹脂の注入方法について述べる。
【0009】図5は、従来の封止樹脂の注入方法を説明
するための概略図であり、(a)は一部断面図、(b)
は一部平面図である。なお、(b)において、図面を簡
略化するためにディスペンサーのノズル13は省略して
ある。
するための概略図であり、(a)は一部断面図、(b)
は一部平面図である。なお、(b)において、図面を簡
略化するためにディスペンサーのノズル13は省略して
ある。
【0010】半導体素子1を実装した回路基板5をホッ
トプレート12の上に置き50〜60℃の温度で加熱す
る。ホットプレートで加熱するのは封止樹脂8の注入性
を良くするためである。
トプレート12の上に置き50〜60℃の温度で加熱す
る。ホットプレートで加熱するのは封止樹脂8の注入性
を良くするためである。
【0011】加熱後、封止機のディスペンサーのノズル
13の先端から封止樹脂8を、回路基板5の封止樹脂注
入辺5a上に滴らし、隙間部9の端部に注入する。ディ
スペンサーのノズル13の先端の開口径は封止樹脂8の
粘度によって選択されるが、あまり小径では封止樹脂8
中の無機物フィラーがノズル内に取り残されて組成ずれ
が生じるので、内径がφ0.2〜φ0.3mm(外形がφ0.4
〜φ0.5mm)のものが一般に用いられる。隙間部9は
40〜80μmの隙間であるため、封止樹脂8は毛細管
の原理で内部に浸透する。
13の先端から封止樹脂8を、回路基板5の封止樹脂注
入辺5a上に滴らし、隙間部9の端部に注入する。ディ
スペンサーのノズル13の先端の開口径は封止樹脂8の
粘度によって選択されるが、あまり小径では封止樹脂8
中の無機物フィラーがノズル内に取り残されて組成ずれ
が生じるので、内径がφ0.2〜φ0.3mm(外形がφ0.4
〜φ0.5mm)のものが一般に用いられる。隙間部9は
40〜80μmの隙間であるため、封止樹脂8は毛細管
の原理で内部に浸透する。
【0012】この際、封止樹脂8の供給量が少ないと隙
間部9の内部にボイドが発生し、このボイドが信頼性に
悪影響を及ぼす。また、封止樹脂8の供給量が多いと回
路基板5の端面から封止樹脂8がこぼれ落ちて、回路基
板5の裏面に設けた下部電極端子11が絶縁性の封止樹
脂8で被覆され、導通不良となる。従って、十分な供給
量を確保しながら、回路基板5の端部から封止樹脂をこ
ぼすことなく常に安定供給する必要がある。このために
は、封止樹脂注入辺5aはある程度以上の領域を有して
いる必要がある。
間部9の内部にボイドが発生し、このボイドが信頼性に
悪影響を及ぼす。また、封止樹脂8の供給量が多いと回
路基板5の端面から封止樹脂8がこぼれ落ちて、回路基
板5の裏面に設けた下部電極端子11が絶縁性の封止樹
脂8で被覆され、導通不良となる。従って、十分な供給
量を確保しながら、回路基板5の端部から封止樹脂をこ
ぼすことなく常に安定供給する必要がある。このために
は、封止樹脂注入辺5aはある程度以上の領域を有して
いる必要がある。
【0013】また、封止樹脂注入辺5aが狭いと封止樹
脂8を安定して供給するのは困難で、特に量産化で半導
体素子1を実装した回路基板5を複数個一度に封止する
場合はさらに困難となる。なぜならば、最初に注入する
サンプルと最後に注入するサンプルとの間で時間的な差
が生じ、この時間的な差を補うためには、封止樹脂注入
辺5aにできるだけ多量の封止樹脂8を溜めて置く必要
があるが、封止樹脂注入辺5aの幅が狭いと封止樹脂8
がこぼれ落ちてしまうからである。
脂8を安定して供給するのは困難で、特に量産化で半導
体素子1を実装した回路基板5を複数個一度に封止する
場合はさらに困難となる。なぜならば、最初に注入する
サンプルと最後に注入するサンプルとの間で時間的な差
が生じ、この時間的な差を補うためには、封止樹脂注入
辺5aにできるだけ多量の封止樹脂8を溜めて置く必要
があるが、封止樹脂注入辺5aの幅が狭いと封止樹脂8
がこぼれ落ちてしまうからである。
【0014】他方において、封止樹脂注入辺5aの狭い
領域で、できるだけ多量の封止樹脂8を溜めるために、
ホットプレート12を傾斜させて回路基板5の封止樹脂
注入辺5a側を高くし、デイスペンサのノズル13の角
度を傾けて注入する方法が採用されている。
領域で、できるだけ多量の封止樹脂8を溜めるために、
ホットプレート12を傾斜させて回路基板5の封止樹脂
注入辺5a側を高くし、デイスペンサのノズル13の角
度を傾けて注入する方法が採用されている。
【0015】しかしながら、回路基板5の封止樹脂注入
辺5aを介して、半導体素子1と回路基板5との間の隙
間部9に封止樹脂8を注入する方法ではいずれも限界が
有り、回路基板5の封止樹脂注入辺5aの幅は0.5m
m以上は必要となる。さらに、封止樹脂8の硬化収縮に
よる応力のバランスを考慮すると、回路基板5のサイズ
は半導体素子1の周辺より0.5mm以上は大きくする
必要がある。
辺5aを介して、半導体素子1と回路基板5との間の隙
間部9に封止樹脂8を注入する方法ではいずれも限界が
有り、回路基板5の封止樹脂注入辺5aの幅は0.5m
m以上は必要となる。さらに、封止樹脂8の硬化収縮に
よる応力のバランスを考慮すると、回路基板5のサイズ
は半導体素子1の周辺より0.5mm以上は大きくする
必要がある。
【0016】本発明は、より半導体素子のサイズに近
く、封止樹脂内にボイドがない半導体装置の実現が可能
な半導体素子と該半導体素子を用いた半導体装置の製造
方法および半導体装置を提供することを目的とする。
く、封止樹脂内にボイドがない半導体装置の実現が可能
な半導体素子と該半導体素子を用いた半導体装置の製造
方法および半導体装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は以下の構成とする。
め、本発明は以下の構成とする。
【0018】本発明に係る半導体素子は、フェースダウ
ンで実装される半導体素子であって、前記半導体素子の
裏面の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成されている
ことを特徴とする。上記の構成によれば、半導体素子を
回路基板にフェースダウンで実装後、封止樹脂を注入す
る際、半導体素子の傾斜面に封止樹脂を滴らすことによ
って、封止樹脂は傾斜面上を流れてその下の半導体素子
と回路基板の隙間部の開口端に到達し、毛細管現象によ
り隙間部内部に浸透していく。従って、回路基板の封止
樹脂注入辺(図5の5a)が小さくても、十分な量の封
止樹脂を回路基板の端面からこぼすことなく供給でき
る。その結果、上記構成の半導体素子を用いれば、半導
体素子のサイズにより近い小型の半導体装置であって、
封止樹脂内にボイドがなく、信頼性の高い半導体装置を
得ることが可能になる。
ンで実装される半導体素子であって、前記半導体素子の
裏面の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成されている
ことを特徴とする。上記の構成によれば、半導体素子を
回路基板にフェースダウンで実装後、封止樹脂を注入す
る際、半導体素子の傾斜面に封止樹脂を滴らすことによ
って、封止樹脂は傾斜面上を流れてその下の半導体素子
と回路基板の隙間部の開口端に到達し、毛細管現象によ
り隙間部内部に浸透していく。従って、回路基板の封止
樹脂注入辺(図5の5a)が小さくても、十分な量の封
止樹脂を回路基板の端面からこぼすことなく供給でき
る。その結果、上記構成の半導体素子を用いれば、半導
体素子のサイズにより近い小型の半導体装置であって、
封止樹脂内にボイドがなく、信頼性の高い半導体装置を
得ることが可能になる。
【0019】上記の構成において、前記傾斜面が封止樹
脂の注入側の辺に形成されていることが好ましい。かか
る構成とすることにより、上記の効果を得ることができ
る。
脂の注入側の辺に形成されていることが好ましい。かか
る構成とすることにより、上記の効果を得ることができ
る。
【0020】また、上記の構成において、前記傾斜面が
前記半導体素子の裏面に対して30〜60度の角度を有
することが好ましい。かかる好ましい構成によれば、傾
斜面上の封止樹脂の流動性がより良好になるので、封止
樹脂の一層の安定供給が可能になる。
前記半導体素子の裏面に対して30〜60度の角度を有
することが好ましい。かかる好ましい構成によれば、傾
斜面上の封止樹脂の流動性がより良好になるので、封止
樹脂の一層の安定供給が可能になる。
【0021】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、半導体素子を回路基板上にフェースダウンで実装し
た後、前記半導体素子と回路基板との隙間部に封止樹脂
を注入する半導体装置の製造方法であって、前記半導体
素子の裏面の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成され
ており、前記封止樹脂を前記傾斜面を介して注入するこ
とを特徴とする。上記の構成によれば、封止樹脂は傾斜
面上を流れてその下の半導体素子と回路基板の隙間部の
開口端に到達し、毛細管現象により隙間部内部に浸透し
ていくので、回路基板の封止樹脂注入辺(図5の5a)
が小さくても、十分な量の封止樹脂を回路基板の端面か
らこぼすことなく供給できる。その結果、回路基板の封
止樹脂注入辺を介して封止樹脂を注入する従来の方法で
は成し得なかった、半導体素子のサイズにより近い半導
体装置を得ることが可能になる。しかも、封止樹脂内の
ボイドの発生を抑えることができるので、信頼性の高い
半導体装置を得ることが可能になる。
は、半導体素子を回路基板上にフェースダウンで実装し
た後、前記半導体素子と回路基板との隙間部に封止樹脂
を注入する半導体装置の製造方法であって、前記半導体
素子の裏面の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成され
ており、前記封止樹脂を前記傾斜面を介して注入するこ
とを特徴とする。上記の構成によれば、封止樹脂は傾斜
面上を流れてその下の半導体素子と回路基板の隙間部の
開口端に到達し、毛細管現象により隙間部内部に浸透し
ていくので、回路基板の封止樹脂注入辺(図5の5a)
が小さくても、十分な量の封止樹脂を回路基板の端面か
らこぼすことなく供給できる。その結果、回路基板の封
止樹脂注入辺を介して封止樹脂を注入する従来の方法で
は成し得なかった、半導体素子のサイズにより近い半導
体装置を得ることが可能になる。しかも、封止樹脂内の
ボイドの発生を抑えることができるので、信頼性の高い
半導体装置を得ることが可能になる。
【0022】即ち、従来の方法では回路基板の封止樹脂
注入辺に封止樹脂の液溜め部を設ける必要があったため
に、半導体装置の小型化には限界があった。これに対し
て、本発明の方法は、回路基板ではなく、半導体素子の
端部に設けた傾斜面に封止樹脂の液溜部を設けた構成で
あるので、回路基板の注入辺を小さくしても封止樹脂の
安定供給が図れる。これによって半導体装置の小型化が
可能となる。しかも、回路基板の注入辺が小さくなって
も、封止樹脂の液溜部は半導体素子の裏面側端部の傾斜
面に確保されているから、封止樹脂は必要十分な量だけ
供給可能である。これによって、供給量の不足に起因す
る封止樹脂内のボイドの発生を防止でき、信頼性の高い
半導体装置が得られる。
注入辺に封止樹脂の液溜め部を設ける必要があったため
に、半導体装置の小型化には限界があった。これに対し
て、本発明の方法は、回路基板ではなく、半導体素子の
端部に設けた傾斜面に封止樹脂の液溜部を設けた構成で
あるので、回路基板の注入辺を小さくしても封止樹脂の
安定供給が図れる。これによって半導体装置の小型化が
可能となる。しかも、回路基板の注入辺が小さくなって
も、封止樹脂の液溜部は半導体素子の裏面側端部の傾斜
面に確保されているから、封止樹脂は必要十分な量だけ
供給可能である。これによって、供給量の不足に起因す
る封止樹脂内のボイドの発生を防止でき、信頼性の高い
半導体装置が得られる。
【0023】上記の構成において、前記封止樹脂を供給
する封止機のデイスペンサーのノズルの中心軸と前記半
導体素子の裏面とは略垂直で、かつ前記ノズルの先端切
り口面と前記傾斜面とが略平行であることが好ましい。
かかる好ましい構成によれば、半導体素子端部の傾斜面
の近くまでノズルを近付けることができる。これによ
り、封止樹脂のノズル開口部から傾斜面上への供給が安
定するので、封止樹脂をより安定して半導体素子と回路
基板の隙間部の開口端に供給することができる。
する封止機のデイスペンサーのノズルの中心軸と前記半
導体素子の裏面とは略垂直で、かつ前記ノズルの先端切
り口面と前記傾斜面とが略平行であることが好ましい。
かかる好ましい構成によれば、半導体素子端部の傾斜面
の近くまでノズルを近付けることができる。これによ
り、封止樹脂のノズル開口部から傾斜面上への供給が安
定するので、封止樹脂をより安定して半導体素子と回路
基板の隙間部の開口端に供給することができる。
【0024】上記の構成において、前記封止樹脂を供給
するデイスペンサーのノズルの先端切り口面の角度が3
0〜60度であることが好ましい。かかる好ましい構成
によれば、同時に半導体素子の傾斜面を半導体素子の裏
面に対して30〜60度の角度にすることにより、ノズ
ルの先端切り口面と傾斜面とを略平行とすることが可能
になり、半導体素子端部の傾斜面の近くまでノズルを近
付けることができるので、上述の通り封止樹脂をより安
定して半導体素子と回路基板の隙間部の開口端に供給す
ることができる。
するデイスペンサーのノズルの先端切り口面の角度が3
0〜60度であることが好ましい。かかる好ましい構成
によれば、同時に半導体素子の傾斜面を半導体素子の裏
面に対して30〜60度の角度にすることにより、ノズ
ルの先端切り口面と傾斜面とを略平行とすることが可能
になり、半導体素子端部の傾斜面の近くまでノズルを近
付けることができるので、上述の通り封止樹脂をより安
定して半導体素子と回路基板の隙間部の開口端に供給す
ることができる。
【0025】また、半導体素子の電極端子と回路基板の
電極端子とが突起電極及び接合層を介して電気的に接続
され、前記半導体素子と前記回路基板との隙間部に封止
樹脂を有する半導体装置であって、前記半導体素子の裏
面の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成されているこ
とを特徴とする。上記の構成によれば、半導体素子と回
路基板との隙間部に封止樹脂を有するので、封止樹脂の
硬化収縮の働きにより、突起電極と電極端子とが接合層
(例えば導電性接着剤)を介して確実に電気的接続され
る。
電極端子とが突起電極及び接合層を介して電気的に接続
され、前記半導体素子と前記回路基板との隙間部に封止
樹脂を有する半導体装置であって、前記半導体素子の裏
面の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成されているこ
とを特徴とする。上記の構成によれば、半導体素子と回
路基板との隙間部に封止樹脂を有するので、封止樹脂の
硬化収縮の働きにより、突起電極と電極端子とが接合層
(例えば導電性接着剤)を介して確実に電気的接続され
る。
【0026】上記の構成において、前記傾斜面の少なく
とも一部が封止樹脂で被覆されているのが好ましい。か
かる好ましい構成によれば、封止樹脂による半導体素子
と回路基板との接着がより強固なものとなるので、より
信頼性の高い半導体装置が得られる。
とも一部が封止樹脂で被覆されているのが好ましい。か
かる好ましい構成によれば、封止樹脂による半導体素子
と回路基板との接着がより強固なものとなるので、より
信頼性の高い半導体装置が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に関して、図
1〜図3を参照しながら説明する。
1〜図3を参照しながら説明する。
【0028】図1は、本発明の実施の形態にかかる半導
体素子の一例の構造を説明するための図であって、
(a)は断面図、(b)は底面図である。
体素子の一例の構造を説明するための図であって、
(a)は断面図、(b)は底面図である。
【0029】本発明の実施の形態にかかる半導体素子
は、半導体素子1の裏面の対向する2辺の端部に傾斜面
1aが形成されており、半導体素子1の表面(実装時に
回路基板に対向する側の面であり、図1(a)では上側
の面)にはアルミ電極端子2が形成され、アルミ電極端
子2以外の部分は絶縁膜3で覆われている。また、アル
ミ電極端子2上には2段突起形状を有するAuバンプ
(突起電極)4が形成されている。
は、半導体素子1の裏面の対向する2辺の端部に傾斜面
1aが形成されており、半導体素子1の表面(実装時に
回路基板に対向する側の面であり、図1(a)では上側
の面)にはアルミ電極端子2が形成され、アルミ電極端
子2以外の部分は絶縁膜3で覆われている。また、アル
ミ電極端子2上には2段突起形状を有するAuバンプ
(突起電極)4が形成されている。
【0030】半導体素子1の傾斜面1aは、半導体ウエ
ハを個片に分割する際にダイアモンドの砥石でV溝加工
を施し形成した。分割後の半導体素子1の寸法は、厚み
が0.5mmで、傾斜面1aの裏面となす角度θ1が3
0度で、端面の垂直面1cの幅(図1(aの上下方向長
さ)が0.1mmである。ここで、本例では傾斜面1a
の角度θ1を30度にしたが、これに限定されず、30
〜60度の範囲であるのが好ましい。また、端面の垂直
面1cの幅を0.1mmにしたが、ハンドリングでの半
導体素子の欠けが起こらなければ、垂直面1cは特に必
要はない。
ハを個片に分割する際にダイアモンドの砥石でV溝加工
を施し形成した。分割後の半導体素子1の寸法は、厚み
が0.5mmで、傾斜面1aの裏面となす角度θ1が3
0度で、端面の垂直面1cの幅(図1(aの上下方向長
さ)が0.1mmである。ここで、本例では傾斜面1a
の角度θ1を30度にしたが、これに限定されず、30
〜60度の範囲であるのが好ましい。また、端面の垂直
面1cの幅を0.1mmにしたが、ハンドリングでの半
導体素子の欠けが起こらなければ、垂直面1cは特に必
要はない。
【0031】また、アルミ電極端子2上のAuバンプ4
は、分割後の半導体素子にバンプボンディング装置を用
いて形成した。
は、分割後の半導体素子にバンプボンディング装置を用
いて形成した。
【0032】上記半導体素子をフェースダウンで回路基
板上に実装した後に、半導体素子と回路基板の隙間に封
止樹脂を注入した。
板上に実装した後に、半導体素子と回路基板の隙間に封
止樹脂を注入した。
【0033】以下に封止樹脂の注入方法について説明す
る。
る。
【0034】図2は、本発明の実施の形態にかかる封止
樹脂の注入方法を説明するための概略図であり、(a)
は一部断面図、(b)は一部平面図である。なお、
(b)において、図面を簡略化するためにディスペンサ
ーのノズル13は省略してある。
樹脂の注入方法を説明するための概略図であり、(a)
は一部断面図、(b)は一部平面図である。なお、
(b)において、図面を簡略化するためにディスペンサ
ーのノズル13は省略してある。
【0035】半導体素子1を実装した回路基板5をホッ
トプレート12の上に置き、50〜60℃の温度で加熱
する。加熱後、封止機のディスペンサーのノズル13先
端から封止樹脂8を、半導体素子1の端部に設けた傾斜
面1a上に滴らす。
トプレート12の上に置き、50〜60℃の温度で加熱
する。加熱後、封止機のディスペンサーのノズル13先
端から封止樹脂8を、半導体素子1の端部に設けた傾斜
面1a上に滴らす。
【0036】ディスペンサーのノズル13は、ノズル先
端の開口径がφ0.2mm(外径φ0.4mm)のものを用い
た。また、ディスペンサーのノズル13の先端に設けた
切り口面がノズルの中心軸となす角θ2は60度とし
た。そして、ディスペンサーのノズル13の中心軸と半
導体素子1の裏面とは垂直で、ディスペンサーのノズル
13の先端に設けた切り口面と半導体素子1の端部に設
けた傾斜面1aとが面平行になるようにセットした。こ
こで、ディスペンサーのノズル13の切り口面が、ノズ
ル13の中心軸に対して直角(θ2=90度)でも良い
が、ノズル13の先端切り口面が半導体素子1の傾斜面
1aに対して面平行になるように斜めに形成した方が、
ノズル13の先端切り口面を傾斜面1aにより近づける
ことができるので、より安定した封止樹脂8の供給がで
きる。
端の開口径がφ0.2mm(外径φ0.4mm)のものを用い
た。また、ディスペンサーのノズル13の先端に設けた
切り口面がノズルの中心軸となす角θ2は60度とし
た。そして、ディスペンサーのノズル13の中心軸と半
導体素子1の裏面とは垂直で、ディスペンサーのノズル
13の先端に設けた切り口面と半導体素子1の端部に設
けた傾斜面1aとが面平行になるようにセットした。こ
こで、ディスペンサーのノズル13の切り口面が、ノズ
ル13の中心軸に対して直角(θ2=90度)でも良い
が、ノズル13の先端切り口面が半導体素子1の傾斜面
1aに対して面平行になるように斜めに形成した方が、
ノズル13の先端切り口面を傾斜面1aにより近づける
ことができるので、より安定した封止樹脂8の供給がで
きる。
【0037】なお、上記において、ノズル13の先端切
り口面がノズルの中心軸となす角θ2は60度とした
が、これは先端切り口面を半導体素子1の傾斜面1a
(角度θ1=30度)と面平行にするためである。従っ
て、角度θ2はこれに限定されず、半導体素子1の傾斜
面1aの傾斜の程度に応じて適宜変更するのが好まし
い。
り口面がノズルの中心軸となす角θ2は60度とした
が、これは先端切り口面を半導体素子1の傾斜面1a
(角度θ1=30度)と面平行にするためである。従っ
て、角度θ2はこれに限定されず、半導体素子1の傾斜
面1aの傾斜の程度に応じて適宜変更するのが好まし
い。
【0038】半導体素子1の傾斜面1a上に滴らした封
止樹脂8は、傾斜面1aを伝わって半導体素子1と回路
基板5との隙間部9の開口端に到達し、毛細管現象によ
って隙間部9の内部に浸透する。
止樹脂8は、傾斜面1aを伝わって半導体素子1と回路
基板5との隙間部9の開口端に到達し、毛細管現象によ
って隙間部9の内部に浸透する。
【0039】従来の封止樹脂注入方法(図5)では、回
路基板5に設けた封止樹脂注入辺5a上に封止樹脂8を
滴らし、封止樹脂注入辺5aを介して隙間部9に封止樹
脂8を注入するので、封止樹脂8を安定供給するために
は封止樹脂注入辺5aの領域を大きく取る必要があり、
その分、回路基板5のサイズが半導体素子1より大きく
なる。
路基板5に設けた封止樹脂注入辺5a上に封止樹脂8を
滴らし、封止樹脂注入辺5aを介して隙間部9に封止樹
脂8を注入するので、封止樹脂8を安定供給するために
は封止樹脂注入辺5aの領域を大きく取る必要があり、
その分、回路基板5のサイズが半導体素子1より大きく
なる。
【0040】これに対して、本発明の実施の形態にかか
る封止樹脂の注入方法は、半導体素子1の裏面側端部に
設けた傾斜面1aを介して封止樹脂8を注入するので、
回路基板5の封止樹脂注入辺5aを大きくとる必要がな
い。したがって、回路基板5のサイズを小さくすること
ができるので、半導体装置の小型化が可能となる。
る封止樹脂の注入方法は、半導体素子1の裏面側端部に
設けた傾斜面1aを介して封止樹脂8を注入するので、
回路基板5の封止樹脂注入辺5aを大きくとる必要がな
い。したがって、回路基板5のサイズを小さくすること
ができるので、半導体装置の小型化が可能となる。
【0041】封止樹脂注入後に、130℃のオーブンで
封止樹脂を硬化した。
封止樹脂を硬化した。
【0042】図3は、本実施の形態に係る半導体装置の
封止樹脂硬化後の概略構造を示した断面図である。
封止樹脂硬化後の概略構造を示した断面図である。
【0043】半導体素子1と回路基板5との隙間に注入
された封止樹脂8の硬化収縮によって、半導体素子1上
に形成されたバンプ4と回路基板5上の電極端子6とが
導電性接着剤7を介して電気的な接続が確保される。さ
らに半導体素子1の傾斜面1aの一部が封止樹脂で被覆
されているので、封止樹脂による半導体素子と回路基板
との接着がより強固なものとなり、信頼性の高い半導体
装置が得られる。
された封止樹脂8の硬化収縮によって、半導体素子1上
に形成されたバンプ4と回路基板5上の電極端子6とが
導電性接着剤7を介して電気的な接続が確保される。さ
らに半導体素子1の傾斜面1aの一部が封止樹脂で被覆
されているので、封止樹脂による半導体素子と回路基板
との接着がより強固なものとなり、信頼性の高い半導体
装置が得られる。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る半導体素子によれば、半導
体素子の裏面の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成さ
れているので、回路基板にフェースダウンで実装後、封
止樹脂を注入する際、半導体素子の傾斜面に封止樹脂を
滴らすことによって、回路基板の封止樹脂注入辺を小さ
くしても、十分な量の封止樹脂を回路基板の端面からこ
ぼすことなく供給できる。その結果、本発明の半導体素
子を用いれば、半導体素子のサイズにより近い小型の半
導体装置であって、封止樹脂内にボイドがなく、信頼性
の高い半導体装置を得ることが可能になる。
体素子の裏面の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成さ
れているので、回路基板にフェースダウンで実装後、封
止樹脂を注入する際、半導体素子の傾斜面に封止樹脂を
滴らすことによって、回路基板の封止樹脂注入辺を小さ
くしても、十分な量の封止樹脂を回路基板の端面からこ
ぼすことなく供給できる。その結果、本発明の半導体素
子を用いれば、半導体素子のサイズにより近い小型の半
導体装置であって、封止樹脂内にボイドがなく、信頼性
の高い半導体装置を得ることが可能になる。
【0045】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
によれば、裏面の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成
された半導体素子を回路基板上にフェースダウンで実装
した後、封止樹脂を傾斜面を介して注入するので、回路
基板の封止樹脂注入辺が小さくても、十分な量の封止樹
脂を回路基板の端面からこぼすことなく供給できる。そ
の結果、半導体素子のサイズにより近い半導体装置を得
ることが可能になる。しかも、封止樹脂内のボイドの発
生を抑えることができるので、信頼性の高い半導体装置
を得ることが可能になる。
によれば、裏面の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成
された半導体素子を回路基板上にフェースダウンで実装
した後、封止樹脂を傾斜面を介して注入するので、回路
基板の封止樹脂注入辺が小さくても、十分な量の封止樹
脂を回路基板の端面からこぼすことなく供給できる。そ
の結果、半導体素子のサイズにより近い半導体装置を得
ることが可能になる。しかも、封止樹脂内のボイドの発
生を抑えることができるので、信頼性の高い半導体装置
を得ることが可能になる。
【0046】更に、本発明に係る半導体装置によれば、
半導体素子の電極端子と回路基板の電極端子とが突起電
極及び接合層を介して電気的に接続され、半導体素子と
回路基板との隙間部に封止樹脂を有し、半導体素子の裏
面の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成されているの
で、封止樹脂の硬化収縮の働きにより、突起電極と電極
端子とが接合層を介して確実に電気的接続される。
半導体素子の電極端子と回路基板の電極端子とが突起電
極及び接合層を介して電気的に接続され、半導体素子と
回路基板との隙間部に封止樹脂を有し、半導体素子の裏
面の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成されているの
で、封止樹脂の硬化収縮の働きにより、突起電極と電極
端子とが接合層を介して確実に電気的接続される。
【図1】 本発明の実施の形態にかかる半導体素子の一
例の構造を説明するための図であって、(a)は断面
図、(b)は底面図である。
例の構造を説明するための図であって、(a)は断面
図、(b)は底面図である。
【図2】 本発明の実施の形態にかかる封止樹脂の注入
方法を説明するための概略図であり、(a)は一部断面
図、(b)は一部平面図である。
方法を説明するための概略図であり、(a)は一部断面
図、(b)は一部平面図である。
【図3】 本発明の実施の形態にかかる半導体装置の封
止樹脂硬化後の概略構造を示した断面図である。
止樹脂硬化後の概略構造を示した断面図である。
【図4】 従来のフリップチップ実装技術を用いて作製
したCSP用半導体装置の概略構造を示した図であっ
て、(a)は一部断面図、(b)は(a)のA部の拡大
断面図である。
したCSP用半導体装置の概略構造を示した図であっ
て、(a)は一部断面図、(b)は(a)のA部の拡大
断面図である。
【図5】 従来の封止樹脂の注入方法を説明するための
概略図であり、(a)は一部断面図、(b)は一部平面
図である。
概略図であり、(a)は一部断面図、(b)は一部平面
図である。
1 半導体素子 1a 傾斜面 1c 垂直面 2 アルミ電極端子 3 絶縁膜 4 突起電極(バンプ) 5 回路基板 5a 封止樹脂注入辺 6 電極端子 7 導電性接着剤 8 封止樹脂 9 隙間部 10 スルホール 11 下部電極端子 12 ホットプレート 13 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 別所 芳宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 フェースダウンで実装される半導体素子
であって、前記半導体素子の裏面の少なくとも一辺の端
部に傾斜面が形成されていることを特徴とする半導体素
子。 - 【請求項2】 前記傾斜面が封止樹脂の注入側の辺に形
成されている請求項1に記載の半導体素子。 - 【請求項3】 前記傾斜面が前記半導体素子の裏面に対
して30〜60度の角度を有する請求項1に記載の半導
体素子。 - 【請求項4】 半導体素子を回路基板上にフェースダウ
ンで実装した後、前記半導体素子と回路基板との隙間部
に封止樹脂を注入する半導体装置の製造方法であって、
前記半導体素子の裏面の少なくとも一辺の端部に傾斜面
が形成されており、前記封止樹脂を前記傾斜面を介して
注入することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記封止樹脂を供給するデイスペンサー
のノズルの中心軸と前記半導体素子の裏面とは略垂直
で、かつ前記ノズルの先端切り口面と前記傾斜面とが略
平行である請求項4に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記封止樹脂を供給するデイスペンサー
のノズルの先端切り口面の角度が30〜60度である請
求項4又は5に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 半導体素子の電極端子と回路基板の電極
端子とが突起電極及び接合層を介して電気的に接続さ
れ、前記半導体素子と前記回路基板との隙間部に封止樹
脂を有する半導体装置であって、前記半導体素子の裏面
の少なくとも一辺の端部に傾斜面が形成されていること
を特徴とする半導体装置。 - 【請求項8】 前記傾斜面の少なくとも一部が封止樹脂
で被覆されている請求項7に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10151364A JPH11345834A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 半導体素子とそれを用いた半導体装置の製造方法および半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10151364A JPH11345834A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 半導体素子とそれを用いた半導体装置の製造方法および半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11345834A true JPH11345834A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15516935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10151364A Pending JPH11345834A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 半導体素子とそれを用いた半導体装置の製造方法および半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11345834A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001230041A (ja) * | 1999-12-15 | 2001-08-24 | Xerox Corp | 接着剤を用いてデバイスを相互接続するための方法 |
WO2002069401A1 (fr) * | 2001-02-28 | 2002-09-06 | Sony Corporation | Appareil semi-conducteur, procede de fabrication et appareil electronique |
JP2003060120A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-02-28 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2006073843A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Nec Electronics Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2006237397A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Kyocera Kinseki Corp | ノズル |
JP2008177617A (ja) * | 2008-04-09 | 2008-07-31 | Sharp Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
CN100414336C (zh) * | 2006-01-12 | 2008-08-27 | 群光电子股份有限公司 | 镜头座的防止溢胶结构 |
US7768136B2 (en) | 2005-02-02 | 2010-08-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Sealed-by-resin type semiconductor device |
US11195774B2 (en) | 2019-08-23 | 2021-12-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor packages |
-
1998
- 1998-06-01 JP JP10151364A patent/JPH11345834A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001230041A (ja) * | 1999-12-15 | 2001-08-24 | Xerox Corp | 接着剤を用いてデバイスを相互接続するための方法 |
JP4516205B2 (ja) * | 1999-12-15 | 2010-08-04 | ゼロックス コーポレイション | 接着剤を用いてデバイスを相互接続するための方法 |
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JP4499584B2 (ja) * | 2005-02-25 | 2010-07-07 | 京セラキンセキ株式会社 | ノズル |
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US11195774B2 (en) | 2019-08-23 | 2021-12-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor packages |
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